２００１．１１．２９（木）　９回目　「け」
　今週の一曲　『　ヘッドライト・テールライト　』　中島みゆき

　其の壱　『　「け」は携帯電話の「け」 　』
　
　松本　頑張って、一生懸命待ちうけ画面も変えたけど、
　高須　うん。
　松本　最初買うた時なんか、ものっすごいかわいい動物とか出てくるやろ？
　高須　意味無いなあ。
　松本　誰やねん！お前は。
　高須　ははは（笑）
　松本　やったらなんか、パンダみたいな奴に「鳴ってるよ」みたいな感じで・・、
　高須　ことされる。
　松本　いや、俺はなあ・・ちょっと・・パンダになあ・・
　高須　いや、でも、でも、これは別に変えれるからええやん。それは。その中のものなんかは別に。
　松本　うーん、でもそれが又、元々がパンダやったと思ったらさあ、
　　　　　俺は消したよ、そんなん出てけえへんようにしたよ。
　　　　　したけど、中にパンダは潜んどるがな。
　高須　ははは（笑）まだやったら・・
　松本　完全にこの携帯から、あのパンダは消えたわけやないやんか。
　高須　消えてへん。
　松本　それを考えると、この薄〜い中に
　高須　そのデータが残ってると思うと、
　松本　パンダが隠れてんねや、と思ったら、もうごっつ腹立つねん。
　高須　ええやんか。
　松本　怖いねん。なんか。
　高須　何が怖いねん。出てけえへんやからええやんか。
　松本　聞いとるねんで？
　高須　はは（笑）聞いてへんわ、んなもん。
　松本　ははは（笑）
　高須　なんも聞いてへんわ、んなもん。　　　　　　
　
　其の弐　『　「け」は、結婚の「け」　』
　
　松本　えーとー、
　高須　「け」ですよ。
　松本　「け」ね。
　高須　"結婚"。
　松本　うん。
　高須　どないしますか？
　松本　結婚？
　高須　うん。
　松本　結婚なあ。
　高須　せえへん？
　松本　あ、えっとーーーー、どうかなあ？あのー５０くらいで、
　高須　うん。
　松本　３０ぐらいの
　高須　あー、なるほど。
　松本　女貰うか。
　高須　なるほどね。
　松本　どう、これ？
　高須　いや、えーんちゃう？
　松本　なっ？
　高須　うん。いいと思うよ。
　松本　うん。
　高須　それはありやと思う。
　松本　あるよな。
　
　高須　只、俺はほら、子供が好・・ちょっと好きやから、自分よりは好きやと思うから、
　松本　いやいや、俺かて別に、子供嫌いじゃないよ。
　高須　じゃあじゃあ、子供ができるわな。
　松本　うん。
　高須　大体、大体、ほら、まあ自分の子供が生まれると多分、反抗する子供が生まれると思うねん。
　松本　うん。
　高須　自分のＤＮＡを持って生まれると。
　松本　うんうん。
　高須　さあ、反抗期。
　松本　うん。
　高須　えー、１０・・いくつ？１２、１３、４歳。中学１、２年。
　松本　うん。
　高須　６０？さあ、６４、５？
　松本　４、５。うん。
　高須　「おいっ、ォオラーッ！」言われた時に、ボッコボコやで。
　松本　はははは（笑）
　高須　はははは（笑）負けるで。
　松本　いや〜。
　
　高須　それとな、１つ思うのは、まあ、大丈夫と思うけど、
　松本　うん。
　高須　たまたまこないだ、浜田と一緒にメシ食ってたのよ。
　松本　うん。
　高須　本当は、１時間半とか２時間くらいで終わるはずが、もう２０過ぎまで喋ってて、
　松本　・・２０過ぎ？？
　高須　２時過ぎ（笑）まで喋ってて、まあ、４時間ちょっと喋ってて、
　松本　うん。
　高須　おう、な、４時間近く喋ってて、２時間近く喋って、ほいで、そん時にまあ、子供の話しになったのよ。
　　　　　「自分、結婚せえへんのかいな〜。」「いや、せなアカン思てんねん。それより、あんたの相方やがな」
　　　　　って、話になって、自分の話になったんや。
　松本　うん。
　高須　なっ？で、あのあれ、「大変やと思うで。」言うて。「うちの子でも・・。」あ、浜田の子供な、
　　　　　もう、ほら、中学生になろうとしてるやろ？これ、今高学年やし。
　松本　あっ！そうなんや。
　高須　もう、それぐらいの年なってきてんねんな。そしたらな、えらいもんで、
　松本　うん。
　高須　その、今迄は、子供を連れてどっか行くやんか。
　　　　　ほんだら、「お父さんは、なんや・・芸能人・・やけども、お父さんやし・・。」っていう、
　　　　　ちょっと微妙な感じやったのよ。
　松本　うんうん。
　高須　でも、ある時からちょっと「行こか〜？」って言うと、どっか映画とか見に行くやんか。
　　　　　したら、「あ、行きたくない。」
　松本　うん。
　高須　「お父さんと行くと、特別視されるから嫌や。」だから、芸能人の子であることを、
　　　　　ちょっと嫌がりだしてんのよ。
　松本　うん。
　高須　ほんなら、浜田的にはなんか、ちょっと・・今までの・・
　松本　寂しいな。
　高須　うん、寂しいやろ？だから難しいのは、そーいう風に思春期を迎えると、
　　　　　じゃあ、そのテレビに映ってるのが、『浜田雅功』っていう自分本来の姿もあるし、
　松本　うん。
　高須　『ダウンタウンの浜田雅功』っていう、お笑い・・芸人としてのスタイルもあるし、
　松本　うん。
　高須　『親父』？
　松本　うん。
　高須　子供の親父、っていうのもあるから、
　　　　　「３つの立場で喋らなアカンていうのは、これ、大変やな〜」言うとったんや。
　松本　へえ〜。
　高須　いや、でも、「芸人の時は芸人で喋るけど〜、そりゃもうしょうがない、それはほら、あれや〜」
　　　　　言うてたけど。
　松本　うーん・・。
　
　高須　４０（歳）かあ〜。浜田もずっと「４０かあ、４０かあ」言うてたわ。
　松本　（笑）
　高須　だってな、自分とはさあ、
　松本　うん。
　高須　あのー、小学校ぐらいから、小学校から一緒や。１年からな。
　　　　　浜田は、俺、幼稚園から一緒やからな。・・５歳やで。
　松本　幼稚園ちがかったんよな。
　高須　幼稚園、自分は
　松本　潮（うしお）幼稚園や。
　高須　俺は浜（はま）幼稚園や。全然違うもんな。
　松本　あっちの方か・・。
　高須　あっちの方？自分らが、あっちの方やんか。
　松本　（笑）
　高須　いや、ほいで、考えたら、「もう何十年、おかしな関係やで〜」いう話してて、
　松本　おう。
　高須　で、浜田と喋った４時間くらいの中に、仕事の話があんねんな、昔話がある、
　　　　　んで、まあ、「４０なったで〜」っていう普通の話もある。
　松本　うん。
　高須　「なんや、この会話のこのー、変な三段重ね！」と思って、
　松本　うん。
　高須　色んな立場で、喋ってんのよ。
　松本　うんうんうん。
　高須　不思議な関係やな〜と思って、
　松本　うん。
　高須　いや〜・・。
　松本　な〜んでも知ってるわな。
　高須　な〜んでも知ってるで。
　松本　うん。
　
　高須　もう、改めてそんなこと思ってもうて、で、あいつが親父としての悩みを俺に言うわけ。
　　　　　悩みじゃないけど、そんな子供の話とか。「なんや、この関係。」と思って。気持ち悪〜〜。
　松本　まあ、俺は、あいつの家の事とか、聞いた事がないから。
　高須　そやろ？
　松本　うーん。
　高須　俺もそんな聞いた事ないもん。初めてやから、そんなこと。とうとうと喋り出したから。
　　　　　「えらい喋り出すな〜」思って聞いてて。
　松本　いや、それはなあ、あいつは喋る相手がおらんと思うで。子供の事に関して言えば。
　高須　うん。
　松本　自分と同じ状況の奴っておれへんやん。
　高須　うーん、まあ、そうやな。
　松本　普通な、３８のオッサンの子供おる家庭やったら、大体友達もそんな感じやし、
　高須　そうやなあ。
　松本　環境は大体似てるから、
　高須　そうやな。
　松本　「お前のとこなんか、どうしてんの？」ってなるけど、
　高須　うんうん。
　松本　浜田の場合、まあ、おらんやろなあ。
　高須　うん。あのーベタなこと言うてたけど、ほんまにそう思う言うてたけど、
　　　　　自分の親父は、浜田憲五郎いうて、普通のペンキ屋のオッサンやんか。
　松本　うん。
　高須　で、これはこれで、「こういうのが親父や」って「親父と子供の関係は、こんなもんや」って思ってた。
　松本　うんうん。
　高須　「"芸能人が親"って思う、子供の感覚がわからんねん・・。」って言うた。
　松本　わからんな、それは。
　高須　おう。で、それを、多分、自分の子供は思ってるから、「どー俺のことを理解してんのかなあ・・。」
　　　　　ってそれをずーっと、こう、考えてたわ、あいつ。「どう思てんねやろ・・。」と。
　松本　だから、今が一番中途半端な時期やから・・。
　高須　そやねん、そやねん。小学校から中学上がるっていう、その辺の時期って、
　　　　　ちょっとこう・・色々変わってくる時期やから。うん、「考えものや。」言うてたな。
　松本　うん。・・・まあ、あと５年、
　高須　たったら、もう、また変わってるやろ。
　松本　なっ？
　高須　うん。もう普通になって、
　松本　なんや、「デビューしたい。」とか言い出すかもしれへんで。
　高須　うわっ、最悪やな、それ。
　松本　うん。