2002.8.15(木) 46回目 五十音テーマ 「 る 」

今週の一曲 『 なごり雪 』 イルカ


其の壱 『 宮迫のその後 ・ 芸能人の日 』

松 どーも、こんばんは。
高 こんばんは。
松 え〜〜〜〜、そんなことでね、
高 はい。
松 あのー、もうほんとにタイムリーさのかけらもない話なんですけど、
高 はい。
松 宮迫に電話してみました。
高 おおっ!そしたら?
松 えーーーとーー、留守電にもなってません。
高 え?切ってある?
松 電波の届かないところにおられるか、
高 か、隠れてんねや(笑)
松 ははは。珍しいよな、今日び留守電にもなってない。
高 はあー。そうなんかあ。
松 うん。
高 どないしたんかなあ。
松 どないしたんやろね。多分、えーーーー、あ、ドラマ?
高 あ、そうか。
松 にしても留守電にはなってるからな。
高 ああ、そうやな。別にな。
松 ええ。
高 嫌なんや。
松 嫌なんやな。
高 嫌なんや。うん。
松 くしくもこれ、「探偵家族」。
高 ああーーー!ははは。
松 ははは。
高 ああー!ほんまや〜。「探偵家族」や〜。
松 ほんとにねー。


松 ほんまは、俺、電車乗りたいもん。
高 あ、確かにな、あの昔、とう、まだ「ガキ」始まった当時なんかは、
松 うん。
高 あのー、東京駅から「電車で行こうやー」電車で行ってたもんな。よく。
松 うーん。
高 「タクシーやなくて、電車で行こうやー」
松 だから、俺、思うんやけど、そのーなんかこう、年に、なんなん、何とかの日とかあるやんか。
高 あるある。
松 それ、まあまあ祭日もあるけど。年に一日ぐらい、その、芸能人を一切関知しない日。
高 うん。
松 作ってくれへんかなー。
高 あー、周りが意識しない、と。
松 うん。
高 意識すると、なんやったら罰せられるぐらいの勢いで。
松 もう、死刑のちょい手前ぐらいの、罪になんねん。
高 ツライなー。それ、声かけるのも。どの辺までええの?その、目ぇちらっと合う、
松 いや、あかんねん。それもあかんねん。
高 「あっ!」もあかんの?
松 あかんねんあかんねん。絶対あかんねん。
高 それで、死刑ちょい手前?
松 ははは。
高 うそおーー(笑)ははは。それなんかな〜。
松 いや、それぐらい作ってくれてもええんちゃうの?
高 いやまあ、そらそうやろな。自分らはそうなんやろな。

松 もう、祭りとか行きたいわ。
高 あー、祭りな。
松 花火大会とか。
高 あー。行かれへんか?怖いか。
松 うーーん。怖いかなあ。
高 こないだ、ちょっと宇多田ヒカル、さんが行ったとか言ってたね。こないだちょっと。
松 屋形船やろ?
高 うん。屋形船や。
松 GLAYとや。
高 GLAYと?
松 そうやねん。
高 あーそう。
松 あの、そう。GLAYと宇多田が、貸しきってこないだの、その、東京のそのなんだっけ、そのー、
高 隅田川。
松 隅田川。で、宮迫も行きよったんや。宮迫呼ばれてて。
高 格好ええな。おい。
松 なんや、GLAYとなんか、交流があって、GLAYちゃうわ、PUFFYや。
高 うん。
松 PUFFY繋がりで、なんかそんなん来て、宮迫も家族で、
高 お呼ばれや。
松 お呼ばれ。で、あのー何?こう、宮迫も自分一人でちょっといややったんか、
   嫁と陸つれていかなあかんから、で、ちょっといややったんか知らんかったんけど、俺も誘われて。
高 おお。
松 俺、其の日なんもなかったんや。
高 行きゃえーやんか。
松 あー、どーしよーかな。思てんけど、なぁんかちょっとちゃうぞ、これ〜。
高 びみょーーなメンツがちょっとちゃうな。これ。
松 なんかちょっとちゃうぞー、と思て。

松 結構、今年言うててんで。みんなに。
高 うん。俺行くで。
松 屋形船。なんかもうー、ちゃうねんあいつら。
  今田とかでも「何言うてんねん、このオッサン」みたいな顔やねん。
高 ええー?
松 分かってへんねん。
高 楽しげな、なあ?
松 そこがね、いかに楽しいかイマイチぴんときてへんみたいなとこあんねん。「ああ、そうですかー。」
高 えええっ?楽しいやんか〜。
松 いやいやいや、違うやんか。これは、絶対楽しいやんか〜。
高 楽しい楽しい。いい思い出や。
松 うん。で、誰が動くの?みたいな。
高 ええやんか、一回電話したら、しまいの話やんか。なあ?
松 そうそう。
高 ・・・行こうよ。
松 行きたいよなあ。
高 行きたいよ〜。
松 まだ今年あるで。あと一回ぐらい。
高 あるけど、もう予約一杯やろ。どこも。
松 なんとかなるやろ。その高須ちゃんのそのー、手腕で。そこは。
高 そら、まっちゃんの手腕のほうが全然俺より・・。
松 ははは。いや、俺別に、屋形船になんにもないもん。
高 だから「松本ですけども」っていう顔ひとつで・・無理矢理、ねじこむがな。
松 ははは。
高 そこは。

松 ほんま携帯うっとうしいで。あのー、ヤクザがな、どっかメシ食うてたら、ばーって電話してな、
高 うん。
松 「まっちゃん、まっちゃーん。」言うて、「で、ちょっと嫁と喋ったってくれ」って言うんやで。
高 キツイ話やで、これ。
松 キツイやんか。
高 「あ、どうも、初めまして松本ですぅー。」
松 やったがな。
高 やったんや?!
松 だってヤクザやもん。そんなもん。
高 キツイ、自分。キツイなー。
松 「あ〜、まっちゃあん〜〜!」とか言うて「あ、あーどうも。」
高 またちょっとおかしな人や。ちょっとテンションの高い。
松 ははは。そうそうそう。
高 「あ、どーもどーも。」
松 なんで俺、知らんおばはんと喋らなあかんねん、思てねぇ(泣)
高 それキツイなー。
松 うん。キツイよ。
高 怖いなー。

松 そうそう、昔な、大阪ん時な、
高 ああ。
松 なんかな、えーとーーー、がーって、ウィンカーも出さんと入ったのよ。俺。
高 うん。
松 なんか急いでて。
高 注意せなあかんでぇ。自分―。
松 ガッて入ったんや。まあ、確かにちょっと強引な入り方したなー、とは思たのね?
高 うん。
松 ほんであのー、ぱっと入った瞬間、やっぱ気になるやんか。
高 うん。
松 で、ぱっと、こうルームミラーを、ぱっと見たら、まあ、多分、
高 あ。
松 やねんな。
高 ああ。
松 ほいで、もうもう、ごっつキレてんねやんか。
高 うん。向こうが。
松 で、ごっつキレて、で、もうがーーっと降りてこようとしてんねん。ドアも半分開いてあんねん。
高 うわ、怖い。うわー。
松 で、ごっつい身体してんねやんか。
高 怖い怖い。
松 で、横におった助手席の女が、「やめときっ、あんたぁっ!」って言うて、ガッて止めてんねやんか。
高 頑張ってくれー。
松 ごっっつい「女、頑張れ!」と。
高 ははは。
松 「これ、何があっても、お前がどつかれようが、お前が止めなあかん」と。
高 「お前が、頑張らな、お前が頑張らなあかんぞ!」(笑)
松 「お前が少々ビンタされても、それは痴話げんかやろ」と。
高 ははは。そらそうやわなあ。こっちは、死を、死を覚悟せんとあかんからな(笑)
松 ははは。「お前の命まではとらんやろ、お前のその、男は。」
高 それは、女に頑張ってもらわなあかんわ。
松 あれはね、で、女頑張ったんや。
高 うわー良かったなあ。
松 「やめとき、あんた、アホかっ!」みたいなって。
高 良かったなあ〜。
松 "また、何々したいんかっ!"
高 あ、その言葉や。
松 的なこと言われて、
高 その一言や。ははは。決め文句や。
松 はははは。で、もう青なったから、「うわー」言うて。
高 あーー良かったなあ。

其の弐 『 吉本一ケンカ強い? 』

高 今さあ、そのー、ケンカするとするやん。自分がな。
松 うん。
高 「ガキ」でも話するけど。
松 うん。
高 かなり負けるで、自分。
松 はははは。「かなり負ける」ってどういうことよ。
高 かなりの人に負けてる。
松 あー、みんななんかやっとるからなーほいで。
高 やっとるやろ?芸人さんとかがなあ。
松 そうそうそうそう。
高 自分、なんもやってへんやろ?
松 あのねえ、それは俺は、あのー飲んだ席で、あのーよう言うねんけどぉ、
高 うん。
松 「お前らは、そうやってまあなんかいろんなもの習て、調子に乗ってるかしらんけど、」
高 うん。
松 じゃあ、「俺を殺せるのか。」と。
   じゃあ、俺がちょっと理不尽なこと言ったところじゃあ、お前らは一体俺に何ができんねや、と。
高 うん。
松 「結局そーやってしょーもない技を身につけたところで、
   俺には勝たれへんねや」ってことをこんこんと言うてやる。
高 自分、いやらしいなあ。
松 ははは。
高 そんなん関係ないやん。習ってんのは。
松 そーいうことやんか。ただまあ、俺は吉本で多分、一番強いけどな。
高 なわきゃあれへんがな。俺が見ても多分、下から何番目や。
松 はははは!
高 こりゃどー考えても、体力的にもこれ、そんな・・
松 違う。俺は多分、吉本で・・(笑)
高 そんな・・そんな・・もう、何を言うてんねん。聞いてる人に申し訳無いわ。
松 吉本でね、えーあれが、あれやから、あいつがもう、今はあかんからぁ、
高 どーいうこと・・
松 4番や。
高 ははは。上、誰や。下、誰や(笑)3番目誰や、じゃあ、上から3番目誰入ってんの?
松 えっ?
高 上から、上から。
松 ええーーっとおーー。
高 巨人さんか?
松 まあ、そうやな。まあまあそうやな。
高 入るなあ。
松 の、次が俺ぐらいちゃう?
高 ・・自分、自分・・まあええけど?笑いにしたかったら、そのままで。
松 ははは。
高 でも、・・でも、
松 違う違う、ケンカやろ?
高 勿論ケンカ。
松 ケンカやろ?
高 ケンカ。
松 リングで戦うちゃうやろ?
高 違う。マウンドとるんじゃないよ。それはもう全然、
松 ケンカってことは自分わかってるか?なんでもありやで。
高 なんでもありです。
松 じゃあ、今、ぱっとこのポット使って、このポットの熱湯を使うこともケンカの中に入ってんで。
高 入ってんな。
松 そしたら俺は、誰にも負けへん。
高 ははは。
松 アイデアマン。
高 はははは!
松 はははは。
高 ポットの熱湯を使うことも出きるし(笑)
松 できるし。いかに、
高 アイデアで乗りきるか。
松 アイデアで乗りきるか。
高 ケンカをアイデアで乗りきる、
松 アイデアとノリ。
高 ・・ノリ?!
松 うん。ははは。
高 ははは。アイデアマンでケンカ強いって、聞いたことないで、そんなん。
松 いや、そうやって。だって。
高 いや、そらそう。
松 いや、そう、例えばやで?雅、雅に、
高 うん。
松 トミーズ雅に、
高 うん。トミーズの雅さんに、
松 「おぉい、松本コラァ」言われて、な?
高 うん。
松 その場でボッコ〜しばかれたら、多分もう立たれへん。
高 うん。
松 これで、この時点では俺の負けやわ。でも、でどうでしょう?
高 「この時点」ってそれで負けやがな。
松 どうでしょう?
高 ジ・エンドやん。
松 でも、これはボクシングじゃないんですよ。ボクシングなら、
   もうタイトルマッチを組んでもらわれへんから、そら負けになりますよ。
高 うん。さあ、次ですわ。
松 ケンカっていうのはあ、
高 仕返し。
松 死ぬまでがケンカです。
高 ほう。
松 どうでしょう?
高 ほう、どうでしょう?
松 この日、
高 負けました。
松 今日の木曜日は負けました。明日の金曜日はどうなんねん、と。
高 負けるやろ。
松 いや、それは真正面からもういったらあかんやんか。
高 なるほど。
松 次は俺、
高 迎えうつ!
松 後ろから消火器で行くからね。
高 かぽーん!と。
松 かぽーん!て。・・これは絶対誰にも負けへん。その日はもうええやん。
高 (笑)わっるぅう〜〜。
松 ははは。
高 全然、正々堂々としてへん(笑)
松 でも、ケンカってそういうことやからなっ。それができるか、だから、躊躇なく相手を後ろから殴れるかどうかなのよ。
高 ・・まあなあ・・。
松 結局は。で、それができへんかったら、なんぼボクシングやろーが、空手やろーがあかんねん。だから、
高 だから!
松 俺は吉本で、
高 4番目。・・・ははは。まあまあ、分かったようなわからんような、もう別にええけど。
松 それを俺は言うねん。

松 俺に言わしたら、大丈夫。
高 いや、これ意外や意外、山崎の調子いい日に当たったらこれ、
松 ははは。
高 ははは。意外に山崎が体調がよくて、調子いい日、
松 だからねえ、もう分かってないな〜〜。もうそういうことじゃないねん。
高 ははは。
松 じゃあ、山崎が俺を殴れるか、と。今田がなんぼパンクラスやろうが、
高 やろうが。
松 今田が俺を殴れるか、と。殴られへんやろ?じゃあ、俺の勝ちやんか。
高 まあ、そらそうやな。
松 でしょ?そーいうことやんか。だから、我々はこの世界で頑張ってきたんや。
高 そらそうだよ。
松 だから、俺は吉本で、ある種、一番強い。
高 あれっ?変わってきた。
松 ははは。

松 でもアキ(水玉れっぷう隊・強いことで有名)言うたって、大したことないで。こないだも、もう〜
   性感つれてったら、もう〜最悪や、あれもう。
高 どうしたん?
松 もう、前立腺が発達しすぎて「ひーひー」言うとんねん。
高 (笑)
松 あんなもん。
高 それとは別やけど(笑)
松 3分で倒せたって。
高 お前が倒されて、
松 お仕置き、お仕置きを、・・すごかってんで?「お仕置きをしてやろうか!」言われてんで?行った時から。
高 ははは。なんで自分知ってんねん。
松 聞こえてくるねん。狭い店で。
高 うんうん。
松 「お前は、お仕置きをしてやろうか!」言われてぇ、
高 言われてぇ、
松 「・・はぁい。」
高 はははは。
松 はははは。
高 所詮、なんぼ強いかしらんけど、あかんなあ〜「はい〜」言うとったんや。
松 ほいで、それ終わった後に、それついた女の子が、「あれ、なんなんあれ?」
高 うんうん。
松 「いやいや、あの人凄いですねー。あの、でもその、一緒にきた人かなりのMだと思う。」
高 ははは。
松 「じゃないとあそこまでやらないもん。」
高 あいつ・・あいつアホやなあ(笑)でも、そーいうとこあるんやろな。強い人間て、逆に、
松 うん。
高 ちょっと精神的には、Mかもしれんで。

其の参 『 千と千尋の神隠し 』

松 あ、「る」全然言うてなかったね。
高 ああ。
松 「ルパン3世」。
高 ようできてるやろ?
松 ・・そう?
高 またや、また。ちょっとは、ようできてると思ってるはずや。
松 あのねえ、僕ねえ、それで思い出した、こないだねえ、あのー、
高 うん。
松 ちょっとわけあってねえ、観たんです。
高 何を?
松 「千と千尋」
高 おお〜観ましたか。
松 初めて。
高 うん。どうでした?
松 あのねえ、
高 うん。
松 いいっすか?
高 何?またけちょんけちょんに言うの?
松 なんやねん、あれ。
高 ええやないの。あれはあれで。ねえ?
松 山崎なんか、「神が降りてきた」とかいうて。宮崎駿に。
高 はあ〜神とまでは、言えへんけどぉ、
松 ほんまにごめん。俺、そんなな、最初からな、
   最初から「そんなもん、おもろいわけあるか〜」って思って観たわけじゃないねん。
高 いや、違う。
松 「多分、あんだけみんながええ、ええ言うんやから、ええんやろな。」
高 「なんか、」
松 いや「なんか」どころか、俺は「ええんやろな」って思たの。
高 ほう〜〜。
松 で「多分、観たらええと思うんやろな〜」って思ったの。
高 思って、うん。
松 だから、もう「それはそれでええわ〜」
高 「ええわ〜」と。
松 と思って、観たの。
高 うん。
松 なのに、全っっ然おもんなかったし。
高 あーそう。
松 なんなん?
高 ・・なんなんやろな。
松 何が言いたいの?あれ。
高 「何が言いたい」?
松 「何が言いたい」いうか、その、何もないやん。
高 あーだから、ある種アニメのメルヘンみたいなもんやなあ。
   「ハリーポッター」みたいなもんちゃうの?日本、和製。
松 だから、俺は、あのー、ずっと言うてたやん。
   「宮崎駿なんて、おもろない、あんなもんロリコンや〜」とか言うて。
高 うん。
松 「あんなもんしょーもない、しょーもない」って言うてたやんか。
高 うん。
松 でも、それはどっかであのー、もう認められてるし、ちゃんとしたものを作ってるから、
   俺ぐらいが、俺一人が言ったってええやろ、って、
高 思ってたんや。
松 「俺がちょっとぐらいこう、パンチ、なんか、放ってもええやろ」と思ってたんやけど、
   俺、あれ観て、ごっついなんやろ、カウンターにパンチ入ってもうたっていうか、
高 うん。
松 なんか、思てた以上に何も無かったんで、「ごめんな」
高 逆に?
松 逆に。なんか、「ごめんな」って。
高 あーそう。
松 なんか、弱いものいじめしてたみたいな。
高 俺は、そんなに。まあまあ、観れるかな、と思うけどな。

高 いや、別に、なんかええやんか。観てなーんとも思えへんことなかったで。俺は。
  「あ、これはこれでこーいう世界観もええなあ」と。オリジナリティもるしやなあ、一応キャラも出てくる奴も。
松 えーじゃあ、ここにいる人たちはみんな、あれをありとしてんの?
高 まあ、みんながではないけど、まあ好きな人はおるやろな。何人か。聞いてる人に。
松 1ミリたりとも、
高 聞いてる人にも何人かおるで。だって、あれ全国であれだけ入れへん。

松 1ミリたりともええと思えへんかってん。俺。ほんまーに。
高 そら、キャラも何もかも?
松 うん。
高 ここのストーリー、じゃあストーリーはええわ。「ここのこれだけはええ!」っていうのもない?
松 だって、まず最初にあの親子が、あのおとんとおかんが、なんであっこ、あの穴の方に、
  トンネルのほうにどんどん、娘をおいてでも行くのか、 あっこから俺もう、なんかもう、取り残された感じ?
高 うん。何?ちょっとおかしい?
松 引越しなんやろぉ?
高 うん。だから、きっちりして観たあかんねん。自分みたいに、きっちりしてるから。
松 その、あの女、主役のあの女やってさ、なんか段々成長していく過程みたいなのが、全然ないやんか。別に。
高 ちょっとあるやん。

松 だるいしさ〜。あんな長い、20分くらいでまとめろよ、いう話やがな。
高 いやいや、もう、あれは観れる観れる。観れるっていうか、
松 あんなんでええの?あんなむちゃくちゃでええの?
高 いや、あんなもんやて。
松 ・・・。
高 あんなんやって。「あんなんや」っていうのもおかしいけど、あんなんはあんなんであるって。
松 じゃあ、俺はみんなに聞きたいけど、じゃあ説明できる奴、誰もおらへんと思うで。
高 うん。おらへんやろな。
松 「面白かった」って言うてるやつでも。
高 うん。
松 あの男、あれなんや、あれ白の竜になってあれ、なんやの?あれは。だから。
高 ハク。
松 なんやの?あれ。
高 あれは、川かなんかで、
松 ハンコがやれどーしたこーした、なんや〜言うて。
高 それはあ、子供の、
松 なんのハンコやねん。
高 子供の頃の、寝ててなんか夢見心地で思ってるようなことと、昔話とかいろんな、
松 そんなんでええの?
高 そんなようなもので、物語作ってしまってんねん。そんなんでええねんで。
   多分、そんなんを、あの人は、多分作ろうとしとったんや。
松 ババアも、なんでカラスみたいなってどこ行ってるかもようわからんし、
高 あれーー、
松 あのババアに、なんであんなデッカイ赤ん坊がおんのかもよう分からんし。
  もう、なんやねん。・・なんやねん。
高 いや、それは、
松 "なんやねん"の連続やねんもん。
高 あんねんでええんやわ。それは。
松 あんなんでええんや。・・そうなんやったらようせんわ。
高 しいな。
松 なんやねん。あんなんがええ言われたら。
高 いや、俺はでも、ええと思うで。そら全部が全部説明はつかんし、
   なんとなく子供が見そうな、つじつま合えへんのも、
松 「神降ってきた」言われたらキツイわ。
高 多分、つじつまが合えへんのは、子供の、子供がつじつま合えへんと同じくらいのはずしかたになってると思うで。

松 俺は逆やと思うねん。子供って、もっと、
高 残酷。
松 残酷やし、なんかこう、自分勝手やし、それが子供の心の筈なのよ。
高 うん。
松 それを、あーいうのを見て、「子供の心がわかった。」「子供の心に戻った」って言うのは、もう、真逆の話で、
高 うん。
松 あんなもん、大人が見た勝手な子供の、
高 まあーそうかもしれん。まあ、そうかもしれん。
松 全然、童心やないよ、あれ。
高 一回、大人のフィルター通って、「子供の頃はこうやったん違うか」と思ってんのかもしれん。
松 そうやねん。
高 多分そうや。
松 だから、捻じ曲がった、なんか子供の心やねん。

松 だから、俺はもっと子供の心で観てるから、意味がわかれへん。・・でしょ?
高 うん。
松 なんであんな危険までおかして、し、白い竜を助けようとするのかもわかれへんし、
高 うん。
松 子供ってそんなんじゃないからね。
高 うん。だから、そこのきっちり感はないねん。ないねん。あえて。

高 納得できへんか?
松 納得できへんなあーー。
高 合わさらんねんな。
松 そう、なんにも納得できへんなあー。
高 あーそう。
松 うん。どの人間の立場から見ても、ちゃんとつじつまが合ってへんと、俺、気持ち悪いねん。
高 うん。なるほど。うん。だから、そーいう意味じゃ、つじつまあわしてないねん。そんなに。
松 やろ?
高 うん。

松 あのー、顔のない、カオナシがね、ずっとついてきたやんか。
高 ついてきた、ついてきた。
松 なんでついてきて、
高 うん。
松 あの、最後、ババアのところにおるのかがわからへん。
もんすごい好きやったんちゃうの?千、千尋のことが。
高 うんうんうん。
松 あれ、なんであっこで、もう、なんか、なってんのかもようわからんしぃ。あの、赤ん坊―が、なんかあのー、ねずみにされて、
   あいつがなんで千尋にあんななついてんのかも、なんか「急にえらいなついたな、おえ」と言う・・
高 うんうんうん。
松 のもようわからんしぃ。んーまず、あのおかんが「千尋早くしなさい」言うて、
  トンネルの中になんであんなおびき寄せるように入っていくのかが、 まずついていかれへん。
高 うーん。まあな。

松 何から何までめちゃくちゃなんで、どれを言うてええかわからんぐらいめちゃくちゃやわ。
高 どれが通ってるかっていうのが、まずないから。
松 そうやねん。
高 なんでまずあそこで働き出すのかようわからんしな。
松 そうやろ?

松 そんなことを言い出したらさ、そんなものを作るっていうのとかさ、
   一つの作品を仕上げるっていうのをさ、その「夢」でいいの?そんな、なんとなくで物作っていいの?
高 だからその、「なんとなく」っていうのを大切にするために、
   多分、ストーリー逆に、つけずにはずすっていう作業をしてると思うで。
松 ところがな、山崎なんかはな、あのー何?"「トトロ」は良かった。"
高 うん。俺も「トトロ」良かった。
松 "「魔女の宅急便」は最悪"
高 おー、一緒や。
松 でも、どっちも一緒やん。知らんけど。
高 うん。似てるけどな。

高 あれは、宮崎さんやないよな?あの「ほたるの墓」は。
   あれジブリはジブリやけどな。あれはどう?
松 でも、あれはな、俺もうちゃうねん。あれ、野坂さんやろ?
高 うん。
松 あの、駅で倒れてたん。
高 うんうん。
松 この子が大きなって、結局、浜田と殴り合いすると思ったら、おっかしーてしゃーない。
高 ははは。
松 うん。はははは。「ガキ」の企画で。
高 ほんーま殴りあっとったからなあ。ははは。浜田すぐ熱なるからなあ、あーいう時。
松 ははは。最後なんか知らんけど、二人、握手してたけどな。意味がわからん。
高 意味がわからん。
松 なあ。
高 意味がわからん意味がわからん。でも、あーなるような気もしたわ。
   殴り合ったあとに、あーせななんか終わられへん。
松 なんか終わられへんからな。で、あれ、始まる前に「あーどうも」って来て、んでなんか、あのー俺の本を読んでくれて、
高 うん。
松 えらいあのー、誉めてくれはったのよ。
高 うん。野坂さんが。
松 だから、そんなんもあるやんか。
高 そんなんもね。
松 「あーいやいやいや。」ちょっと恐縮してたとこもあって、
   ほいで、本番スタートしたら、その、俺の本をえらい誉めてくれた人と、
高 うん。
松 俺が小学校から知ってる奴が、殴り合いしてる、ってなって、
高 ははは。
松 俺はどーしたらええかな、と思って。ははは。
高 ははは。まあ、客観視したら面白いわな。
松 うん。で、「あらあらあらあらー」思て、でまあまあ、「ちゃんと使えるようにせなあかんわ」と思って、
   むちゃくちゃ、「これ以上むちゃくちゃなってもあかんな」と俺は、
高 うん。
松 俺なりに頑張って、使えるようにして、で、終わったらなんや二人で握手してて。
高 おっかしいで、あれ(笑)
松 ちょっと楽しかった的なことも言うてはるのよ。
高 いや、おかしい。
松 よう分からんな。
高 おかしい。途中は絶対マジで、ケンカしてたもん。
松 うん。
高 ちょっときつかった。
松 せやろ?
高 うん。
松 で、そんなんもあるから、「ほたるの墓」見ると、おっかしなってくんのよ。
高 まあ・・まあ・・それは違う見方やけどな(笑)
松 (笑)
高 「こいつが・・そののち、これになんのかえ」と思ったらな。ははは。

松 そーかあ、だから俺はやっぱり、あのーあれかな、
高 何?
松 そのー、そーいうとこ、真逆の人間やから分からんわ。
高 そうやわ。
松 絶対無理やわ。

松 ワールドカップでも、タレントで「ワールドカップて、何がおもろいねん」って言うて奴おるかぁ?
高 まあーそれはあれやろ、おたくの相方くらいやろ。
松 あーー、あいつも言うてたなあ。
高 んなん言いながらな、でも、なんやチケットもろたりとかしてたで。なんか。
松 えっ?
高 ま、行ってはしてないやろけどな。
松 チッ(舌打ち)
高 いや、シャレで言うてたわ。ゴルフかなんかで。
松 どないやねん(笑)いや、俺はもう、ほんまに。
高 自分そんなん嫌いやなあ。

其の四 『 シャイの特権 』

高 あのさあ、こないだね、
松 うん。
高 飲み屋のねーちゃんとかがね、24,5ぐらいのねーちゃんらしいねんけど、
松 うん。
高 「誰が格好ええ?」っていう話してたんやて。
松 うん。
高 で、その時に「松ちゃん格好良い」って言うねんて。
   「ええぇっ?!」って、まあ、ある奴が言うて、「マジでぇ?」って言うて。
松 ・・腹立つわ、そいつ(笑)
高 で、「誰?なんで?」って言うたら、「色気がある」
松 うん。
高 なんやその色気って。

松 多分な、
高 うん。
松 あのー、シャイやからやと思う。
高 あー・・あるなー・・。
松 これは、
高 シャイだけが持つ、
松 シャイをちょっと俺も利用してるとこがあって。
高 いやらしいなぁ〜自分はぁーー。
松 いやでもほんまに、シャイやから、「やろう」と思って、シャイやないんやけど。
高 あ、そうそう。じゃないねんな。
松 なんかね、そのシャイがええように働く時が、ちょいちょいはあるね。
高 このシャイが、意外とええように転がる。
松 シャイは、やっぱりその母性本能というなの、・・あれを、やるのよ。
高 全然分からん。
松 はははは。
高 ははは。
松 ええねん!今から、本題やろ!
高 うん。だから、言うねん。みんな。
松 いやいや、そぉーーんな大したことはないですが。

高 あのね、そん時、いや、窪塚は全然いいと思うし、それhそれで格好良いと思うけど、
松 うん。
高 そのクラブで、「窪塚は松本の真似してる」って。「それ、坊主だけちゃうんかい」と思うんやけどぉ。
松 ははは。
高 「あーそう。」
松 ・・それはないと思うわ・・(笑)
高 いや、俺もそう思うねんけど、でもそのそーの作家が、クラブ行ったねーちゃんは、そう言ってたって。
松 んーー。
高 なんやねん、その色気って。特やなあー。

松 今田がよう言うねんけど、あいつが、俺は、俺のことをね、
高 うん。
松 あのーーー、女どうこうじゃないねんけど、
高 うん。
松 男に、ちょっと惚れられるみたいなとこがあって、
高 うんうん。
松 あのー、松本さんに近よってくる男って、みんな、その、まあ、有り得へんけどぉ、
   「松本さんが"掘らせ"言うたら、多分断れへん奴ばっかりなんですよ」
高 あーそう。
松 気持ち悪い話やねんけど。
高 気持ち悪い話やなあ。
松 ははは。
高 たとえが気持ち悪すぎるわ。
松 たとえが気持ち悪いけど、
高 なんで今ちゃんがそんなこと言い出すのか、分からん。
松 なんで、「俺は、カカせへんで」ってことなんかもしれへんけど。
高 ははは。
松 ははは。
高 でも、そこが分かれへんわ。ははは。なんでそんな例え。
松 それはよう言うわ。
高 あーそう。
松 うん。

高 "掘らせ"言うたら掘らしよる。
松 "掘らせ"言うたら、結構・・
高 あいつも掘らせる、
松 あいつも掘らせる、
高 こいつも掘らせる。
松 はははは!
高 ははは。何を言うとんねん。ははは。
松 でも、それは大切なことやろ。
高 まあそうや。
松 じゃあ、考えてみ、自分。誰が掘らす?
高 ・・・誰も掘らせへんやろ。
松 ははは。
高 掘りたないし。堀らない、言うねん、俺は!
松 違う、掘りたない、俺かて掘りたないわ!そんなもん!
高 「自分、考えてみ。誰が掘らす?」言うから。
松 ははは。
高 俺は、掘りたない!言うて。
松 でもね、でもね、これ聞いてる、男の人たち、考えてください、と。
   あなたたちに、掘らす人はいますか?これは大切なことよ。
高 だから、掘りたない!言うてんの。
松 ははは。
高 ははは。そんなん、だから、いらないねん。掘りたない。
松 いんねんて!
高 掘らさんでもええと思うし、掘る必要もないけど。・・でもまあ、惚れられるのは、
松 俺ね、でもね、あのちょいちょいあんのは、「あたしはそんな好きじゃなかってんけど、彼氏がえらい好きで、」
高 ああー。
松 「"これを見ろ"って言われて、それで見てるうちに段々好きになった」っていうのは、
高 それ嬉しいなあ。
松 結構多いよ。
高 ・・嬉しいなあ・・それ。
松 で、その彼氏は掘らしよるわな。
高 ははは!だから、掘らんでええがな、別に。
松 で、そのタレもカカしよるからな、これ。
高 おぉーこれ、両刀や、これ。
松 もう、両刀ですよ。
高 ははは。
松 ははは。
高 何を言うとんねん。
松 うん。だからそのーーね、大切なことなのよ。
高 うん。
松 よく言うでしょ。「あなたには、なんか、悩みを打ち明けられる人がいますか?」とか、
高 うん。
松 「親友って呼べる人は、何人いますか?」とか。
高 うん。
松 そんなことどーでもええねん。
高 「あなたには、」(笑)
松 「何人、掘らす人が・・・」
高 ははは。
松 俺、挙げ出したらきりない。もう、あいつも掘らす、
高 あいつも掘らす、こいつも掘らす、こいつなんか毎日掘らす。
松 毎〜日、掘らす。
高 ははは。気持ち悪いわ。ははは。
松 はははは。

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