2002.7.4(木)40回目 五十音テーマ 『 や 』

今週の一曲 『 横須賀ストーリー 』 山口百恵


其の壱 『 夏休みの予定は? 』

松 こんばんはー。
高 こんばんはー。
松 ねえ。
高 さてとぉ。やっていきますか。
松 今日もやっていきましょうよ。
高 ばしばしとね。
松 今日はもう、7月ですよ。
高 あらっ。
松 はい。
高 早いなー。
松 まあ、早いかな。
高 ま、そーいう意味では、早くないな。
松 うーん。そーいう意味では、あ、でもそーいう意味では、早いな。
高 なるほどな。
松 うーん。
高 早いかもしれへんな。
松 うーん。はは。・・夏休みは、どうなんですか?高須さんなんかは。
高 なんで続けへんねん。
松 ははは。
高 ものすごい合わせてるのに。
松 ねえ!
高 はいはい?
松 夏休み!
高 夏休みねー、別にとるあれはー、今んとこないんですわなー。
松 まあ、もう毎日休んでるようなもんやもんね。
高 おいおいおいおい。ちょっと待ったれよ。
松 はははは。
高 お〜〜。
松 夏休みどうですか?
高 いや、とりたいですねー。
松 とりたいですか。
高 どっか行くんですか?
松 いっつもねー、これ難しいのよねー。
高 難しいな。
松 スケジューリングが。
高 スケジューリング?
松 スケジューリングが難しいのよ。
高 あー。それ何故?
松 あのーー、あのね、どーしてえーのか分かれへんのね。いつもね。
高 うん。
松 そのー、誰が仕切んねん。
高 うん。うんうんうん。
松 あのほかの吉本の、
高 若手。
松 いるでしょ?
高 うん。
松 どーいうメンツで行くねん。だから、もうもうもう、前もって、スケジュールをこう、
  言わなあかんねんけど、合えへんやろ?
高 うん。そやねえ。
松 合わさらんねん。
高 はは。
松 ははは。ほんまやで。「合わさらんなー」ってみんな言うてんねん。
  もう、キムなんかね、マジでね、「合わさらん表」言うて、作ってるもん。
高 ははは。
松 「うーーーん。合わさらん」言うて。ははは。
高 ははは。
松 「今田さんが行けるときは、これー僕が行かれへんしー。」
高 「これ、合わさらん。」ははは。
松 「合わさらんなーー。」
高 ははは。
松 「キム、合わさらん表見して」言うて。「合わさらんなーー。」
高 「合わさらん」て面白いなあ(笑)はははは。
松 ははは。ほんまねー、
高 合わさらん表かいな。
松 難しいーところがあってね。
高 ほうほう。

高 でも自分は、女とは行かへんの?旅行とか。
松 絶っっ対行かないですね。
高 行かれへん?
松 「行かれへん」いうか〜〜、んーー。嫌いや〜〜。
高 疲れる?
松 正直さ、こんなん言うたら怒られるか知らんけどさ、女と2人で飯食うのと、男5人ぐらいで飯食うのは・・・
高 いや、そら5人の方が楽しいもん。
松 うまさがもう、ぜんぜん、うまみがちゃうもん。
高 違う。同じものでもな。
松 せやねん。八宝菜でも、十二宝菜ぐらいになるよね。
高 えーと、8やから・・
松 4、6、
高 2で、
松 2で、
高 4つ?
松 4つ。
高 十二宝菜。はははは。まあ、ちょっと面白いけど(笑)
松 ははは。うん。
高 まあ、なるわな。

其の弐 『 やは"山崎邦正"・“山本圭壱”のや 』

松 例年になく、これ、
高 うん。
松 例年と同じように、
高 なく?どっちやねん。
松 ははは。
高 例年になく、なのか、例年と同じようになのか。
松 例年どおり。
高 例年どおり。うん。
松 合わさらんわ〜〜。
高 合わさらんか。あーそう。
松 合わさらんわ〜。で、そのーなんとか合わさってんのが、今田と山崎と俺なのよ。
高 3人なん?
松 この3人で今年はGOするか、言うたら、
高 うん。
松 山崎が泣きを入れてきて、
高 ははははは。
松 「勘弁してください。僕ももう〜なんかこう、下の奴になんかこう、やってもらうのに、慣れてしまってて、」
高 なるほど。もうそこそこの芸人やからな。
松 「今からもっかい、下で旅行行くのは、もうー多分、絶対怒られると思うんですよ。」
高 ははは。まー、山崎は絶対ミスするな。
松 うん。
高 俺は意外と、まあ、今日「や」でちょーどええねんけど、山崎なんかは、
松 うん。
高 本当は面白いのに、世の中的には「おもろない、おもろない」言われるやん。
  まあ、「おもろない」って言われるからこそ、面白いんやけど。
松 うーん。うん。そうそう。
高 なあ。
松 だから、俺、今田と3人とかで飲んでたら、もー言うたんねんけどな。
  俺も今田も、ずばずば。
高 ははは。
松 「おまえは、ほんーーーまにアホや。」
高 そら、まあ確かになあ〜。
松 「おまえは、ほんーまにアホやねん。」言うたら、「また、またですかー。」ってなって、
高 うん。
松 「僕、ほんまにアホですか?」「だから、アホや!言うてるやん。」
高 ははは。
松 「でも、そのアホさがえーねん。」
高 せやねん。えーねん。ほんまにえーねん。
松 したらもう、山崎またもう、いっつもおんなじ会話になんねんけど、
高 うん。
松 「いやーちょっと、やっぱり、アホはいやですわ〜。やっぱり。」
高 「アホは、いやです。」
松 「アホは、いやですわ〜。」「そうやろ?アホなくせに、アホは、
   アホはいやや、思ってるおまえが、もうーーほんまにアホやねん。」
高 うん。・・で、おもろいねん。
松 で、おもろいねん。「でも、やっぱアホやねん!」て、言うたら、また、
高 また落ち込む、
松 「わかんないんですよ。でも、僕、松本さんになりたいんですよ〜。」
高 むちゃくちゃやんか。
松 「そんーな言い草が、ほんーまにお前はアホや。」と。
高 はははは。アホやなあ。
松 「アホやなあ〜。」言いながら。
高 ほいでな、またあれな、「ぴあ」の勉強したりとか、英語勉強したりするやろ?
松 そうそうそう。
高 「アホや、アホや、」言われるから、
松 「アホや、アホや」言われるから。
高 本気で、買ってきて、常々やってんねん。パソコンもすんーごい打てるやん。
松 打てんねん。
高 なあ。
松 で、クイズとかもごっつ勉強して、結構あいつ「ミリオネア」とか出たら、
   ええとこまでいくくらいの知識はあんねん。
高 あんねん。
松 でも、それがまたアホやんか。
高 アホやねん。そやねん。
松 それが、なんか、それでなんとかごまかそうとしてることがもうー、
高 アホやろ?
松 なあ。クイズなんて、別にそーいうことじゃないからな。
高 なあ。
松 記憶力の問題やからな。
高 でもそれをやっぱ山崎の中では、「アホはいやや」「アホ扱いされるのいやや」
   「知っときたい」でも、そのアホがえーのにな。あいつ。
松 アホがえーねん。でも、「あー俺、アホでえーねん。」って思ったらあかんしな。
高 まあまあな。
松 だから「アホはいやや、アホはいやや〜」思いながら、ずっとアホなあいつが、
   ・・・・やっぱアホやねん。
高 ははは。
松 ははは。
高 まあ、アホやねんけどな(笑)

松 面白い位置やと思うよ。
高 面白い位置やな〜。
松 まあ、ほんまタイトロープやけどね。
高 うん。意外とこずるいしな、あれ。
松 ははは。
高 実は、薄〜いところで。
松 ははは。こずるいな。
高 こずるいで、あれはあれで。ほんま、あさはかな。

高 あれ、キレたらあかんでー山崎なんて。
松 うん。
高 そんなキャラちゃうんやから。
松 うん。芸人難しくてね、その辺のねー。
高 なあ。
松 「でも、松本さんはね、そんなことあんまないんでしょうけど、僕なんかしょっちゅうですよ〜」言うて。
高 てっちゃんなんか、いったら、いきなり飛び蹴りされるらしいで。
松 らしいなぁ。
高 「出川―!!」言うた瞬間にもう、蹴られてるらしいで。飛び蹴り。
松 ははは。
高 んなアホなことあるかいなーもー。町歩かれへんわ。
松 うーーん。そうやなあ。どーしたらえーんやろな。
高 テレビのイメージって強いんやろなあ。だからな。
松 うんうん。
高 自分なんか、そーいうの無いもん。
松 でもな、今ほらあのー、この芸人の間でも、割とみんな鍛えてなんか、変にはやってるやんか。
高 うん。うんうんうん。そうやね。ボクシングやったり、
松 ボクシングやったり、そうそうそう。もう、今田なんか体、倍ほどなって。
高 あれ、ものすごなってんなーあれ。
松 でなー、これがまた難しいとこやなーと思ってね〜。これ、芸人がね、強なるのもね。
高 どうなんかと。
松 どうなんかなー。
高 いや、でも今ちゃんは、強なって自信ついたんちゃう?「なーんかあったら、来いよ。」って思ってんちゃう?
松 でもさ、それって、・・マイナスもあるで。なんかね、おどけててもね、なんか、がーってやってても、
高 うん。
松 「こいつ、めっちゃ強いんや」って思ったら、笑われへんことってあるやろ?
高 あーまあな。
松 なんか。
高 まーなんとなくね。
松 そうでしょ?
高 うん。
松 で、俺なんかたとえば、「ガキ」なんかでも、客に「お前らーー!」って言うやんか。
高 うん。
松 でも、基本的には、別に強ないからあ、
高 そうやな。
松 俺が、がーっ怒ったって、
高 笑ってれる。
松 笑ってれるけど、これが俺、ほんまになんや、ボクシングのライセンスでも持ってたら、
   「これ、マジで怒ってんちゃうかな?」って、
高 怖い怖い怖い。
松 一瞬でも思わしてしまうと、マイナスやんか。これはね〜、難しいとこやねん。
高 なるほどね。

松 あれはねー、芸人と腕力っていうこの関係はね、すごく難しいねん。
高 なるほど。
松 うん。
高 な。
松 というて、なんかーなあ。そうそう、その道歩いてるときに、後ろからケツ蹴られるようなんも、
高 それは、いややがな。
松 まあ、いややけど、まあ、そういうキャラもあってえーっちゃまあ、えーねんけど、
  自分はそうなりたないのもまあ、あるやんか。
高 あるやろ?
松 うん。

高 あの、これまた「や」で山本。
松 はいはいはい。
高 やせてきたやろ?あいつ。
松 はいはいはい。
高 うん。鍛えてんねやろ?やせたいかんなー山本なんか。これ。
松 あかんと思うなあ。
高 太っとかなあかんやんかー。もう、ちっちゃなってるもん。
松 でもね、
高 うん。
松 あのーわれわれね、芸人でしょ?
高 うん。
松 芸人という自分があって、でもやっぱり、ふっと離れた時に、只の松本人志、
高 うん。
松 なわけですよ。それとの、ほんーまに戦いやねん。
高 なるほどな。
松 で、山本は、極楽とんぼの山本としては、絶対太っといたほうがええってことぐらい分かってんねん。
  そんなことは、分かってんねんけど、でも、やっぱりプライベートで、ちょっとモテたいやん、っていう気持ちと、
高 そこや。そこやわー。
松 そうやねん。

高 でも、そこはなーやっぱりなー、山本には、太っといてほしなー。
松 でも、それは所詮他人
高 もちろん。
松 ごととして言うてるからな。
高 そらそうやな。
松 山本の身になったら、やっぱり、やっぱり結婚はせなあかんし、
高 あー。なあ。
松 ねえ。そこそこ、やっぱりえー思いしたいがな。
高 まーそらそうやねんけどな。

松 あのーそうやんねん。俺は、山本とはそんな遊べへんけど、
高 うん。
松 まあ、淳とちょこちょこ遊んで、まあ、淳からいろいろ聞いてんねんけど。
高 あー聞くやろ?
松 ちょっとね〜、
高 ちょっとほんまね〜(笑)
松 ははは。
高 もう、ほんま、笑かしよるけどな。あいつ。

松 もうねー、山本軍団があるやろ?
高 ある。山本軍団な。
松 遠藤、淳率いるね。
高 淳率いる。うん。
松 もう、大変らしいで。やっぱ山本軍団は。
高 そらそうや。山本がモテへんからな。これ。
松 はははは。
高 はははは。
松 でも、メンクイやねん。
高 らしいな。
松 ものすごいメンクイで、
高 なんか、アナウンサーがいいらしいで。
松 ははは。
高 やっぱちょっと知的な感じを求めたいねんて。自分の暴力的なイメージと、
  知的なアナウンサーみたいな感じがちょっとこう、(笑)
松 だから、淳とかもう、お膳立てばっちりにするらしいで。セッティングして、酔わして、
高 それであかんのかい!
松 どー考えてもOKなようにして、自分はもうわからんように、すーっと帰るねんて。
高 ごっつあんゴールや。もう、ちょんとやったら入んねや。
松 もうもうもうもう、もうほんまに。
高 それが?!
松 もう、ちょっとだけでもいけるようにして、ふわっと帰って、次の日会うたら、もう、ぜんーぜん。
高 ええ〜(笑)

松 でもね、山本はね、昔めっちゃモテてたらしい。
高 らしい。やせててな。
松 うん。
高 ショーパブ時代やな。
松 あれがあかんねやな。昔モテてた人間がねー、やっぱあーなるとねー、
高 うん。
松 やっぱり、
高 自尊心傷つけられて。
松 そんな、価格破壊はできへんわけよ。
高 はははは。自分のな。
松 自分の。
高 なるほどなるほど。
松 やっぱ、ある程度、「俺は昔あれぐらいの」
高 「いってる」と。
松 「あれぐらいのレベルはいってた」
高 だから、高い女ばっかりいってまうねん。
松 そうやねんなー。

高 最近ものっすごいな、
松 うん。
高 まあ、これしゃれで、「デブ臭、デブ臭」言われて。
松 うん。
高 あのー、ちょっと匂いがする、と(笑)
松 はははは。最悪や。
高 なんか匂いがする、と(笑)それ聞いた山本がやなー、どえらい量の香水つけだして、
松 はははは。
高 はははは。もう、「ふるな、ふるなお前〜」
松 分かりやすい奴やなーあいつ。
高 分かりやすいねん。で、俺、こないだCXの駐車場で会うて、
松 うん。
高 山本が、俺の車の横おって、「お〜、うぃっす、うぃっす。」言うて、「あーおはようございます〜。」
松 うん。
高 「あれっ?やせてるやん、自分。」「やせてないっすよ。」嘘つきよんねんな、あいつ。
松 うん。
高 で、まあ、近くいって、「やせてないっす、やせてないっす。」言うて。
松 うん。
高 で、ごっっつい香水の匂いすんねん。
松 ははは。
高 それもものすごい匂いすんねん。「いや、してないっす、してないっす。」
松 ははは。
高 絶対嘘やん、そんなん、山本してるやん〜。
松 どーしたいねん。
高 わからへんねん。

松 そーやねん。だから、モテたいねん。モテたいけどぉ、笑いもとりたいねん。
高 難しいのぉー。
松 難しいねん。
高 これ、役者やったらええわな。
松 そうやでぇー。
高 アーティストとかな。
松 うん。
高 一本線やもん。
松 一本線や。

松 あのー、あれや。あの、板尾は意外と早いで。その辺は。
高 何?早いって。
松 髪の毛染めたりとかすんのも。実はあいつ、メッシュいれたりとか、
高 モテたいんや。
松 結構大分前から、やってたよ。ちらぁ〜と。わから〜んようぐらいに。
高 あのね、やっぱりね、「2丁目のアランドロン」やから。やっぱな。
松 はははは。古いな。
高 古いこと言うけど、やっぱ言うたって、あのー2丁目劇場ん時の、一番モテ顔やったからね。
松 うん。
高 なんや言うたら「板尾さんかっこいいから。」て言うと、
松 あ〜。
高 ぐのねも出ないような状態になってまうからな。
松 うんうん。
高 そーいう立ち位置できた子に関しては、「子」て(笑)
松 (笑)
高 (笑)「人」に関しては、そうなるわな。
松 うーん。

高 その、自分のメンバーの中で、誰が一番強い(モテる)の?
松 誰やろ?あー、今やったら、宮迫かもわかれへんな。
高 ああーーー!宮迫な。
松 うん。
高 あーまあちょっと、分からんでもないな。
松 あいつも中々、必死やな。
高 そうやな。
松 アクセサリーから何から、
高 帽子とかね。
松 帽子も、髪の毛も〜〜もう、立たして立たして。ふわっとさせとかなあかんから。今あいつ。
高 雨降ったら、えらいことなるよな。
松 えらいことなる(笑)
高 そらもう、なあ。
松 えっらいことやで(笑)
高 ははは。でも、宮迫は「正直だめです」言うてたからな。
松 あー。
高 いやいや、その、頭がね。
松 ははは。
高 「来る」って。俺が「そんなことない」って、「だめです、だめですわ。」
松 ははは。まあ、あいつ寝なあかんわ。
高 寝なあかん?
松 うん。寝てへんもん。
高 忙しいんや〜。
松 いや、忙しい言うたって、仕事だけしかしてなかったら、帰って寝れるはずやのに、
高 うん。
松 またなんか、遊びに行ったりとか、なんや、わ〜〜するやろ?
高 あ〜。
松 で、気ぃついたら、髪の毛いっぱい抜けてるわけよ。
高 疲れてな。
松 そらあかんよ。
高 そらあかんわ〜。

松 やっぱ役者とかミュージシャンは、「お前らえーよな。分かりやすいから。」
高 ものすごい「かっこええ」言われとるからなあ。
松 ねえ。
高 モテ役やもん。
松 あんなもんさあ、
高 うん。
松 俺かってさあ、あんなドラマしか出んとさあ、
高 うん。
松 黙〜ってさ、なんか、こう、テンション低めの演技やってたら、
高 うん。
松 そこそこ「かっこいい」言われるで。
高 言われる言われる。
松 そんなこと分かってあんねん。こっちは、ケツ出したりせなあかんがな。
高 まあな。
松 うん。
高 でも、そのケツ出すのが、格好よかったりすんねんて。
松 出し方がな。
高 うん。それな、やっぱりな、
松 そうそうそう。
高 いろんなすごいことやって、いろんなことやりながらも、ふわっとケツ出すことで、
松 そうそうそうそう。
高 この幅!
松 なんかそんなん、言われるやろ?
高 うん。
松 でも、俺らケツ出しただけじゃあかんやん。そこに、ケツコットンで、火ぃつけなあかんやろ?
高 火ぃつけなあかん。でも、そのケツコットンに火ぃつけて「うわあっ」って言うことによってぇ、
  幅が見えるわけよ。これ。
松 はははは。
高 人間て幅やから。意外性やんか。そこも。なあ。
松 はははは。腹立つなあ、ほんまに。

其の参 『 松本・高須の涙 』

高 芸人は、大変やで。
松 芸人大変や。もう、いやや。
高 でも、俺芸人さんがさあ、なんかそのー、たとえば、どっかの、まあ、それは結婚式でも、
  まあ、人が亡くなったお葬式とかで、
松 うん。
高 すっと、こう黒の喪服着てるときに、「あれ?かっこええな、この人」って思うときあるけどな。
松 あるとしても、でもそれも、葬式でマジな顔して、
高 まあ、そらそうやな。
松 それこそ、泣いていいもんなのかどうか、ってあるよね。
高 うん。
松 やろ?
高 そこはまあ、
松 見たい?それ。
高 いや、見たいというか、そこはまあ、自然でええんちゃう?別に。泣いてしまうんやったら、泣いてしまうし。
松 うーーん。
高 そら大丈夫やって。そこまでは。
松 そうかなあ。

松 俺は、オカン死んでも泣くわけいかんなー、思ってるけどな。
高 絶対泣くで、自分。
松 泣けへんよ。
高 絶対泣く。俺分かる。
松 ははは。
高 絶対泣く。泣かへんわけないがな。
松 でも、引くやろ?オカン死んで、俺、葬式で、わんわん泣いてたら。
高 ・・・いや。
松 ほんま?
高 俺は大丈夫。
松 ほんで、笑える?今後。
高 笑えるよ。
松 まあ、笑えるか。
高 笑えるよ。「何泣いとんねん。」言うて、笑うよ。
松 まあまあ、笑えるか。それは。
高 俺は、多分ものすごい松本泣くと思うで。
松 泣けへんて、俺。
高 自分、怖いこと言うなー。
松 俺ね、あのーすごい世間的に、あのーーちょっとマザコンぽく思われてるところが、あんねんけどぉ、
高 ・・マザコンとかちゃうて。
松 うん。
高 それは別に愛情がどうのこうのじゃなくて、
松 うん。
高 その、親とか死んだ時に、自分は泣くタイプなんやて。
松 なんやねん。それ。
高 入り込むねん。そこは。家族に対して、実は愛情深い人間なんや。
松 なんやねん。その、感じ。
高 そんな感じするやんか。
松 俺よりも、・・
高 俺のこと分かってる、みたいな感じ?
松 俺のこと分かってるみたいな。この感じ。
高 でも、絶対そやで。で、兄貴が泣いたりとかすると、もうあかんねん。ほんまに。
   「あれはあかんなー」言うて、俺にしゃべるのが分かるわ。大体。
松 まあ、ほんまのこと言うと、姉ちゃんの、あのー
高 うん。
松 最初の結婚式の時、
高 うん。
松 結構、泣いたからね。
高 泣くやん〜(笑)
松 ははははは。
高 ははははは。なっ?分かるわ、俺。
松 ははは。
高 そら泣くわ。
松 あれ、なんやろなあ。
高 なんやろな。俺も弟の結婚式で、わんわん泣いたわ。
松 それはおかしいで。
高 なんでぇ?
松 弟の結婚式はおかしいよ。俺、兄貴の結婚式は泣いてないと思うで。
高 それで、またうち継いでくれてるから。
松 あーそんなことも、いろいろあって。
高 「俺は自由なことやって、こいつくだもん屋で、」
松 うん。
高 「なんかもう、ごってたまらあーーん!!」って思ったら、どぅわ〜泣けてきたんや。
松 へえ〜〜。
高 うん。

高 もんのすご、泣いてんで。号泣やで。ははは。
松 違うって、俺姉ちゃんで泣いたんは、あれちゃうねんで。あれ。姉ちゃんで、泣いてんちゃうねん。
高 親や。
松 親父で泣いてんねん。
高 俺も一緒やがな。何言うてんの。まるっきり一緒やがな。

高 せやからー、自分は絶対泣く。
松 ・・・泣く?
高 うん。で、自分はへたこいたら、結婚式で泣くな。
松 あ、自分の?
高 うん。
松 山崎みたいに?
高 うん。
松 あれ、ひどかったな、山崎。
高 うん。でも、自分は泣くで。俺も、泣きそう。
松 まあ、あのー、あれ、ホノルルマラソン。俺、実はホノルルマラソン完走してんのよ。
高 知ってるよ。V持ってるわ。なんやったら。
松 うん。あれね、やっぱちょっと、
高 なっ?
松 くんのよね。
高 なっ?
松 大泣きはしてないけどー、泣こう思たら、
高 泣けるよ。
松 泣けるな。
高 泣けるよ。
松 ただ、俺はもうカメラ回ってたし、「あーあかんあかんあかん。絶対あかん」
  って必死で頑張ったけど、でもま、ちょっとうるうるっとはしてたよ。

松 初めてコンサートした時に、
高 ぼろ泣きしてたがな、自分。
松 そうやねん。
高 怖っ!!そうや。
松 あれは、ほんまにそうや。
高 怖いわ。二人ともや、しかも。
松 違うねん。あれ、浜田の、あのボケが泣いてん!
高 信じられへんな、自分ら。
松 違う違う、あのボケが握手してきたんやで?
高 うわっ。浜ちゃん怖いなー。
松 そうやで。あいつが握手してきたんやで?そんなもん、一応――、
高 で、握手したんかいな。
松 そ、無視できへんやろ。それ。こう、されて無視できる?
高 いや、わからんけど。それアイドルやがな。なんかもう、そこはもう、なにわのアイドルダウンタウン。
松 ははは。ほいで、ぱっとしたら、あれ、なんやろ、どっちからともなく、ぼろぼろ〜って涙出てきたな。
高 何?「やったなー」って感じなん?「やったなー」って感じですか?
松 なんやったんやろねーー。

松 自分、これ言うた?
高 言うてへん。
松 チッ(舌打ち)
高 この番組は、東京FMをキーステーションに、全国37局ネットで、
松 40回記念や。
高 お送りしています。40回記念でお送りしています。と。

其の四 『 さっとんこと佐藤君 ・ あのころのペット 』

高 俺な、さっとんっておったやろ?
松 さっとんはなー。
高 あれな、強力なキャラやろ?
松 なんやろなー、あれはなー。
高 ははは。あれはあれで・・(笑)
松 あれ自体は、なんもおもろないで。
高 うん。でも、あれ誰かと組むことによって、ものすごい力を出すやんか。
松 あーまあ、そうやな。多分そっちのタイプやな。
高 そっちのタイプやねん。あれは、怖い男やで〜あれはあれで。
松 はは。自分、仲良かったもんな。
高 だって、俺くだもん屋で、さっとん八百屋やったからな。
松 はいはいはい。
高 向かいの。だから、なんとなく一緒やったのよ。
松 うん。
高 ほんで、喧嘩が強いとされてたやんか。
松 うん。まあ、そやな。
高 ワンちゃんとさっとん。和田くんとさっとん。
松 うん。
高 なんかこう、両巨頭みたいになってたやろ?
松 うん。
高 でもなーたまにびっくりすることあんねん。あそこんとこ、家2つあってん。
松 うん。
高 あのー、文化住宅んとこ。
松 はいはいはい。
高 あの、人、あの子、
松 そうそう。アパート二つ借りてたんや。
高 そうそう。で、こっちは親父さんとおばさんがおって、飯食うところで。
松 そうそうそうそう。
高 で、こっちは、兄貴らと一緒に暮らしてるところがあったんやな。
松 きったない犬とな。
高 あーなんやったっけ。チビやっけ?
松 きったない犬や、あれ。よーほえる。
高 よーほえんねん。
松 うん。
高 毛ぇもーのすごい抜けんねん。夏場。
松 ははは。

高 そらなー、同じ犬でも、あそこで生きた犬はつらいぞ。
松 あれはなー、あれは、最悪やと思うで。
高 そやで。夏場な、クーラーの横におんねん。クーラーのあの、横の出てくる、
松 ファン。
高 ファンのとこおんねん。「ヴオ〜ン〜」いいながら、暑っいところに(笑)
松 ははは。
高 よけられへんとこに(笑)あれはー、なんとかしたらなあかんやろ。
  俺、「これ、チビかわいそうやなー」思ったわー。「いや、意外と犬は暑くない」言うてたからな。さっとん。

高 さっとんとこで、遊んでたんや。俺ともう一人ぐらいおったかなあ?
松 うん。
高 夕方ぐらいになんか、ちょっとうわ〜っと遊んでて、さっとん向こう(もうひとつの家)行って
  「ちょっと行ってくるわ〜」言って、帰ってけえへんねん。
松 うん。
高 ずーーっとさっとんの部屋で、もう一人の友達と遊んでても帰ってけえへんから、
  「ちょお、見てくるわー。」飯食うてんねんで?
松 ・・ははは。
高 ちょっと俺、「えっ?」・・ははは。
松 ははは。
高 「え、え、え、え、え?」そんなん絶対あかんやん。はは。普通に飯食ってんねんで。
  おっちゃんとおばちゃんと兄貴と。俺の、友達と「そんな・・そんなことないわ。」思て。
  それ、言うてくれんと。もう解散やったら、解散や、て(笑)

松 あのころ、動物なんて、めちゃくちゃしてたで。
高 してたよなー。
松 してたしてた。
高 だって、それがそうやんか。昆虫採集がさあ、
松 まあまあ、ね。
高 あんなんもそうやろ。
松 あんなんもそうやしね。それと今の動物虐待と一緒にされたら、そらあ、
高 違うもん。悪意じゃないもんな。
松 まあ、悪意―は、悪意かもしれへんけど、ん〜なんやろなあ。なあ、そーいうことじゃないもんなあ。
高 だって、殺したりは絶対せえへんもんなあ。
松 それはないね。
高 うん。
松 それとかわいがるときは、十分かわいがってたはずなんやもんなあ。

松 俺、兄貴と猫めちゃくちゃしたなー。
高 自分、あれあかんで。
松 親父がカブ乗ってるやろ?で、親父のカブの音で反応すんねん。
高 猫が?
松 「こいつが一番俺をいじめる」と猫はわかってるわけよ。
高 なるほど。
松 チョースケ。
高 チョースケな。
松 チョースケ。親父のカブの音がいややから、カブの音がしたら、飛びあがって逃げんねん。
高 うわ〜。
松 そんな親父を見てるからあ、俺も兄貴も猫をいじめるのは、そんな悪いことっていうイメージがないねん。
高 親がそうしてるからな。
松 親が悪いねん。
高 家族を楽しませるものと思ってるもんなあ。
松 だって、一回な、うちのな、チョースケがな、
高 うん。
松 どこでか知れんけど、コウモリつれてきたんよ。
高 ・・(苦笑)ものすごい地域やな。俺もあそこ住んでたけど。俺も。
松 うん。ねずみはちょいちょいあったけどぉ、
高 うん。
松 コウモリは、
高 コウモリをつかまえる猫は、珍しい(笑)
松 これは、うれしい誤算やんか。
高 あー、うれしいかどうか知らんけど(笑)
松 ぜんぜん元気やねんで。コウモリ。
高 えっ?!そんな?
松 があーっくわえてんねん。ばたばたばたばた〜〜
高 ははは。すごいなーチョースケ。
松 すごいやろ。
高 うん。
松 ほいで親父がやな、もうーうちの親父が、サディ、サディスフィクションやからぁ、
高 ははは。うん。ファクション。
松 ファクションや。サディストやから。
高 サディストや。
松 もお〜おもろがってもうて、コウモリをチョースケから、がー離して、
高 うん。
松 ほいで、あのー「人志、ろうそく持ってこい」言うて。
高 ・・もーあかんな。・・ろうそくでええわけあれへんもんな。
松 はははは。
高 ろうそくの時点でええわけあれへんもんな。
松 で、ろうそく火ぃつけて、
高 うん。
松 コウモリの腹んとこに、
高 ぽたぽたぽた。
松 ぽたぽた〜落としたら、コウモリが「ギャアッ」。
高 ははは。
松 それを、親父が、
高 ゲッラゲラ。
松 頭おかしいんちゃうか、とかいうぐらい笑ててぇ。ははは。
高 ははは。いや、分かる。もーそれ、あかんでえ、親父〜。親父は、ほんま、あの親父あかんなあ(笑)
松 びっくりするやろ?
高 何も見えてへんやん。
松 「何してんのあんたらぁっ!!」ってオカンに言われて。
高 ははは。親父、むちゃくちゃやなー。

松 猫って、ゆくえしれずで死ぬっていうやんか。死ぬ時どっか行くって。
  チョースケだけは、ちゃんと俺らにみとられて、死んでいったからね。
高 どっか行ってもやられる、思たんちゃう?
松 ははは。
高 どっか行くほうが、やられる、と思ったんちゃう?
松 ははは。

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