2008.1.5(土) 327回


松 あ、どもーー〜〜〜、仮面の忍者人志です。
高 どもー、純国産の、
松 人志影です。
高 うわ。弱いなぁ。
松 ちゃんと最後まで、
高 変身したんや、変身したんや。
松 仮面の忍者人志じゃ分からんやろ、「人志影」やんか。
   それちゃんと最後まで聞かんと。ある、あり、あると思うやろ。
高 ・・。
松 そんなもんで終わるか、「仮面の忍者人志」だけで。

高 純国産の光聖です。
松 うわー、弱いなー。
高 いや、全然ええよ。まさじんさんね。
松 俺の陰に隠れてもうとるがな。仮面の忍者の影に隠れてもうとるがな。
高 ・・。
松 マツ、人志影の。
高 「マツ」言うとるで。
松 ははは。
高 あのね、ちゃんと喋ろうやー。昨日も、もうね、
松 はい。
高 久々に『ガキ』の、遅くて。
松 はいはいはいはい。
高 あのー、収録遅くなって、
松 まい。
高 まあ、ロケ、「まい」?!
松 ははは。
高 何人やねん、その返答!
松 ははは。
高 相槌。「まい」。
松 あのねー、高須さん今日もう1月5日ですよ。
   こんなラジオ聴いてる奴いないですし、
   聴いてたとしても、酒飲んでますわ、こんな奴。
高 いいじゃないですか。
松 こっちもね、飲んでないですけど、
高 うん。
松 飲んでるぐらいの感じでいいと思いますよ。「はい」を「まい」。
   全然OKですよ。
高 「まい」?
松 はい。今のは「まい」言えや。
高 絶対「まい」言わなあかんやん。

高 「my」、“私の”ってことやからね。
松 うん。
高 ややこしいねん。ないものやったらええわ。噛んでもね。
松 ははは。それ、昨日俺がメシ食ってる時に、言うてたままやないか。

高 昨日ね、山ちゃんの口の横に、ゴマがついてて。
松 ゴマがついてたんや。
高 そうやね。
松 うーん。
高 で、えらいもー、「ツッコめへんで、そんなんしても。」って松本が言うて。
松 僕が言うたんですよね、山崎にね。
高 ほいで、浜田もなんか言うたんや。
松 なんか言うた。
高 で、こっち側から見えてるのも、俺もその横におったから。
松 うん。

高 「その口のよか」。
松 あ、「よか」って言いましたね。
高 「横」を「よか」って言うてもうたんや。
松 散々みんなに叩かれましたよ。
高 そんなにね、たいしたことじゃないんですよ。
松 うん。
高 「口」言うてるから、大体「横」やんか。「余暇」なわけあれへんやん。
松 そうですね。

高 なんであんな止まって。わざわざ俺、言われなあかんの?
松 だから、そこなんですよね。
   結局、噛む噛めへんでよく論争になりますけど、
高 うん。
松 僕が言いたいのは、
高 うん。
松 うーん「おはようござじまじ」みたいなね、
高 うん。
松 そんな言葉ないじゃないですか。
高 ないですよ。
松 「ございまじ」みたいな。
高 うんうんうん。

松 これは、もう噛んだんですよ。
高 はい。
松 間違えたんですよ。
高 うん。
松 で、これは人間にミスは誰だってありますから、
高 うん。はい。
松 ここをいちいち、ほじくり返すのはやめようっていうのは、
高 分かります、分かります。
松 ただ、「よか」っていうのは、
高 うん。
松 これはもうありますよね。“人間、余暇をそれで過ごしていこう”という、
   言葉があるじゃないですか。
高 いや、勿論ありますよ。
松 噛むことによって、本来あるべき言葉に、
高 うん。
松 と、同じ言葉になってしまうと、もう誤解が生まれるわけです。
高 いや、でもね、僕は言いましたやん。
松 「あ、口、」
高 山ちゃん、
松 「口でなんか、余暇を過ごすんかな、高須。」って、思ってしまう、
高 いや、あり得へんやん。俺、指さしてるし、
松 (笑)
高 山ちゃんの方、指さしてるし、「口のよか」言うてるやんか。
松 いや、そうなんですよ。でも、何を言い出すか分かれへんやん。世の中。
高 いやいやいや(笑)
松 こっから急に(笑)
高 なんで俺がそんな(笑)
松 引退してから、
高 なんでわざわざ、余暇の話せなあかんねん(笑)
松 ははは。

松 だから、噛むっていうのはね、一個間違うと、
高 まい!
松 そうでしょ?(笑)
高 はい。
松 あのー、過去にもあったじゃないですか。
   テレ朝かなんかのニュース番組かなんかでね、
   あの、テロップ間違えて、全く逆の意味になってしまった、みたいことね。
高 そうですか?
松 そういうことにならないように、僕はもー、ほんとに、
高 うん。
松 高須気ぃつけてね、っていう。
高 いや、それはそのこと、
松 ミツ、って。
高 いや、そっくり返しますよ、「ミツ」は(笑)
松 (笑)
高 だってあなた、今日「まい」言うたやんか。
松 「まい」って言いま、してるよ。
松・高 ははは。
高 なんやねん、もー。
松 なんですか。
高 新年一発め〜。

松 でも、1月の5日とは思わなかったんですよねー。
高 関係あれへんやん、そんなもん。
松 分かってたら、なんとかしてましたね、これは。
高 あのね、な、ノーアイデアで、喋りすぎやわ(笑)
松 (笑)
高 あのね、1行ぐらい先を考えて喋ってーや。もうほんまに(笑)
松 違います、違います。
高 ほんまに考えてないでしょ、なんにも(笑)
松 わざわざ1月5日のね、録音しますか?っていう話なんですよ。
高 いいじゃないですか、別に〜。
松 こんなもん。
高 「こんなもん」、「こんなもん」て(笑)自分ね、
松 うん。
高 仕事の中で、ラジオを下げすぎやわ。
松 蔑みすぎね。

高 それにしても、浜田はもう最近年取ったね。
松 ははは。
高 ははは。松ちゃん。僕思いました。
松 口癖か。
高 いや昨日、ほんまに浜田の横でずっとおったやんか。
   あーいう風におることもないから。
松 あーー。
高 前で、向かい合って話すことはあっても、
松 うーん。
高 横で、
松 あれ?ちょっと待って。『ガキ』のあのオンエアは、まだないよね?

高 12月30日オンエア?ほんなら喋ってええのか。
松 あー。
高 別にもうええけどね。

松 ちょっとあの、レストランに行きましてね。
高 うん。
松 レストランっていうか、長谷川も行ったことあると思うねんけど、
高 あるある。だって、去年一緒に行ったやんか。
松 いやーー、すごかったね。
高 うん。

松 僕の言うこと間違いないんですってー。いやそのあるね、あのー、
高 うん。
松 広尾の方にあるお店があるんですけど、
高 うん。
松 そこのまあ、中華料理屋さんなんですけど、
高 うん。
松 まあまあまあ、出る時のね、
高 うん。
松 その「ありがとう」、
高 うん。
松 「本日はドウモアリガトウゴジャイマシター」言うんですよ。
高 うん。
松 そのー、中国の方なんでしょう。
高 うんうん(笑)
松 二人ぐらいいるんですけど。
高 いますね。
松 この人の、あの、
高 うん。
松 「ありがとうございました」がね、
高 うん。
松 もうもう、か、も、過剰なんですよ。
高 いや、過剰でしたねー。
松 「お前、何回言うねん。」言うぐらい。
   「ホント今日ハアリガトウゴザイマシター」言うて、
高 (笑)
松 もう、1回終わってるんですよ。
高 (笑)
松 で、「あー、いや、どうもありがとうございました。また。」って言ったら、
   「ホントニ、エー」
高 (笑)
松 「アリガトウゴザイマシター。」って言うんですよ(笑)
高 ははは。

高 「面白い事言うなー。」
松 うん。
高 「やっぱり芸人さんって、ちょっと、
   ちょっとしたことをゴーンと面白く言うなー。」と思ってたんですよ。
松 あー、あ、あ、あげとるな、と。
高 そう。
松 ええ。
高 ちょっと盛っとるな、と。
松 シ、シークレットブーツはいとるな、と思ったんでしょ?
高 「盛っとるな」でええやんか。
松 ははは。

松 それなら、
高 うん。
松 「シークレットブーツ」もええやんか(笑)
高 でも、そこわざわざ「シークレットブーツ」を、
松 うん。
高 「あげとるな」から、分かりづらいから(笑)
松 違う。俺は、もう絶対に、
高 「シークレットブーツ」って言わないかん?
松 絶対に、「シークレットブーツ」って言えへんかったら、
   俺はもうイヤやってん。
高 (笑)
松 俺はもう、絶対に言いたかってん。

松 だから俺はもう、すっきりしたわ。
高 ははは。じゃあ、「シークレットブーツ」、
松 今日終わるまでに、もっかい「シークレットブーツ」って言う、
高 あーあーあーあー、
松 言うたろ。
高 お願いします。待ってますわ。
松 (笑)
高 別にいいですけども。
松 シークレットブーツ。
高 早っ(笑)
松 ははは。
高 早い出やな(笑)
松 どうこれ?(笑)
高 いや、
松 どうこれ?(笑)
高 いや、「どうこれ?」やあれへん。別に「どうこれ?」やあれへん。

松 ほいでね、30回以上言ったら浜田がおごる、と。
高 うん。
松 そのお店のね、
高 うん。
松 お金を。
高 うん。

松 そこそこ、け、高いですよ。
高 うん。
松 で、30以下やったら、もう僕の罰や、と。
高 そう、松本さんが、
松 っていうことで僕が払うってことになってたんですけど。

松 なんとこれが、
高 うん。
松 二人の従業員さんの、
高 えらいもんで。
松 総合計。「今日はドウモアリガトゴザイマシタ」の総合計。
高 はい。
松 44回ですよ。
高 ははは。
松 ははは。
高 いや、ほいでね、
松 44回ですよ?!
高 いや、ほいでね、それもスゴイねんけど、それもそう、そうやけど、
松 うん。
高 言い方が、
松 うん。俺の言うた通りやったやろ?
高 言うた通りやねん。
松 一回終わっといて、もっかい言う、みたいのがね。
高 そやねん。んで、ほいでね、言い方がまたおもろいねん。

高 まさにその言い方なんですよ。あなたが言うてる。
松 そうなんですよ。
高 「アリガトゴジャイマシター」。
松 「アリガトゴジャイマシター」。

『 M-1グランプリ2007について 』

高 近いところで『M-1』。
松 『M-1』もあれ、
高 観ましたけど、僕も。
松 いやー、はい。
高 どうですか松本さん。あそこでは言えない、まあ、
松 うん。
高 色んなことがありますからね。
松 ええ。
高 審査員の中に入ってるから、全部が全部話せないですけども。
松 そうですね。
高 どうでしたか?やっぱり一番は、
松 一番はでもー、
高 誰でしたっけ?
松 うーん、でもねー、
高 サンドウィッチマン?ですか?
松 いや、サンドウィッチマンですね。サンドウィッチマンですけど、
高 うん。
松 でも、トー、トータル、トータルテンボス。
高 うん。
松 あとキングコングも、
高 うん。
松 もうひと笑いあれば、
高 うん。
松 全然、優勝の可能性はありましたよ。

高 僕はテレビ観ながら思いましたけど、
松 うん。
高 僕はもうあん時には、どのネタが一番面白かったかな?って思うんですよ。
松 うん。
高 トータル、
松 うん。
高 どのネタが一番、
松 「トータルテンポス」が出てるんでー、
高 自分もさっき、「トータル」言うたから、
松 僕はもう、
高 それもややこしかってん。

松 あのー、ライバル心で言うた、言うたんやな?「トータル」は。
高 (笑)うん、まあ、そう。ライバル心というか、
松 うんうん。
高 「あ、俺もそれ使ってええんやな。」って思ったんや。
松 ほいで、何?
高 ほいでね、
松 うん。
高 あの、全部観た上で、
松 はいはい。
高 どのネタが一番面白かったかな?って、僕は思ってるんです。
松 ほうほうほう。
高 したら僕ね、トータルテンボスの一回目、
松 ほう。
高 が、僕は一番面白かったんですよ。
松 うん。
高 だから、「あ、今回は、」
松 うん。
高 「トータルテンボスでええやん。」って、僕は思ったんですよ。
松 いや、でもその考え方は、危険じゃない?
高 うーん。
松 それで、結局、決勝の3組になったわけやんか。
高 うん。
松 で、この3組のこの今度のネタの中で誰にしますか?ってなったら、
高 うーん。
松 サンドウィッチマンなってまうねん。
高 あれほんま難しい3組やったな。
松 難しい。
高 ものっすごい難しい。ほんとにあれは、
松 うん。
高 好みが出る。

高 確かに好みが出るなーと思って。
松 うんうんうん。
高 トータルテンボスに関しては、
松 うん。
高 一発目の方が良かってん。
松 そう。

松 トータルテンボスは、ほんっとにねー、
高 もうちょいやで。
松 ほんと、いつももうちょいやねん。
高 あのボイラー室みたいの、もう一個どっかで探してきたら良かったんや。
松 うーん。そうなんですよー。
高 ネタに一個、ボイラー室を入れてくれたら、
松 うーん。
高 もーええねん。
松 勿体無かったなー。
高 勿体無かったー。
松 でもね、キングコングもよう頑張っててん。あいつら、ほんーまにうまなった。
高 うまなってるねー。
松 うまなった。
高 テンポがあるね。
松 うん。
高 やっぱ確かに。
松 ほんーと、よう勉強してた。
高 確かにね。
松 練習も勉強もようしてたと思う。
高 うん。
松 うん。だから、あいつらかって、もうちょいで優勝の可能性あったんですけどね。
高 僕はね、キングコングはね、確かにうまいんですよ。
松 うん。
高 うまいし、テンポがあって、テレビとしては、彼らが一番いいんでしょう。
松 うんうんうん。

高 ネタの質、
松 うん。
高 かな?
松 うん。
高 で、いくと、もうちょいなんか違うもんが欲しかったな、と思うんですよ。
松 まあ、そうなんやな。
高 うまさはもう、
松 ただ、キングコングにね、そんなになんか、
   シュールなことやられても、とは思うやんか。
   だから、キングコングはあれでいいんですよ。
高 うん。
松 あれでええんやけどもー、なんやな。
高 もう、
松 もう一個、なんか、突き抜けるもんがいるんやわ。
高 ほいでねー、あのー、あなたがね、あのー、ポイズンガールバンド?
松 はいはいはい。
高 あの、いいんですよ。
松 今年はあれでも、僕は悪くなかったと思うんですよ。
高 ただ、ただなんですけど、
松 うん。
高 確かにマジックのとこなんかは、いいんですよ。
松 うん。
高 「あ、きた、なるほど!」と思ったら、
松 うん。
高 「うーん、そうかー。発想はええのになー。」
松 っていうか、みんなそう。「さっきあんなおもろいこと言うたのに、」
高 そうやねん。
松 「なんで次こんな事になってまうの?」ってことがあるやろ?
高 うん。
松 ほいで、伏線張ってんのかな?って思ったら、
高 うん。
松 意外とそうでもなかったりとか、
高 すーっと、もう使えへんかったりとかな。
松 そうやねんなー。
高 でも、ええとこやったよ。
   マジックにしたりとかね、コンタクトにしたりするとこなんか、
松 うん。
高 「あー、なるほど。」と思って。
松 4分のネタじゃないやろ?
高 まあ確かにね。
松 4分で、「ここや!」っていう勝負をせなあかん時に、
高 うん。
松 もって来るネタではないねん。
高 うん。そやな。
松 うん。

松 でも、あの子らまだ、チャンスあるよね?多分ね。
高 うん。多分あるでしょうね。
松 トータル、テンボスは、
高 なんなん?その「トータル」で1回切ってる感じ。
松 (笑)
高 トータル、
松 もう「テンボス」で行くわ、「テンボス」で。
高 うん。そうして。

松 あいつらが、もう今年で終わりなんですよ。
高 そうなんや、
松 うん。
高 勿体無かったなー。
松 だからやねん。
高 もー、ひと頑張りや。もうひとかき!

高 俺はね、ほんまにトータルテンボスでした。
松 そうか。
高 うん。僕ん中では。なんかねー、勿体無かった。
松 うーん。
高 ええとこやったのに。

高 でもなー。なんか俺はそう思ったんやけどな。
松 うーん。
高 まあまあ、色んな方いますから、勿論ね。
松 そうやなー。
高 見方は色々ですよ。
松 そうやなー。
高 僕はあのー、意外と面白かったのが、笑い飯の、
松 うん。
高 「一歩も動かへんどー!」って言うてる、西田が、
松 全然関係ないところやろ?
高 うん。あそこはおもろかったなー。
松 あー。
高 ははは。「何を言うとんねん、お前。」と思って。

高 あのね、笑い飯はなんであっちの、あのー、なんちゅうの?委ねる方というか、
松 うん。
高 優しくなる引き取り方をしたんやろね。
松 結局戻ってもうてんねん。
高 あれー、
松 普通の漫才に、
高 そうやねん。あれをしたいかんのになーと思って。
松 うん。
高 あの、怒る、やっぱりね、怒りって、あなたがむかーしね、
松 うん。
高 『ガキ』のトークで、
松 うん。
高 「結局、怒りが笑いになるんですよ。」って言ったでしょ?
松 うん。
高 あるときから、漫才の、
松 うん。
高 パターンが、
松 うん。
高 どんだけ自分のテンション上げて怒って、、
松 うん。
高 お互い喋るかっていうのに、着眼点置きだしたんですよ、みんな。
松 うん。
高 だから、あのー、誰?ザブングルでしたっけ?
松 うん。
高 彼らも、どっかでスイッチ入れたんですよ。
松 うん。
高 バーン!スイッチ入れるとこ作るんですよ。
   だから、結構漫才の、えー、主流なってきるんですよね、
松 うん。
高 大分ね。
松 うん。
高 だからあのー、笑い飯なんか、もっとわー!っと言えるところやのに、
   あの引き取り方をしてると、
松 うーん。
高 「わー、勿体無いな、昔のなんかこー、言うて、
   テンション上がってく方が面白かったのにー。」と思って。
松 ちょっとね、考えすぎてん、笑い飯は。
高 「そっちはパターン一緒やから。」って思ったんかね?それやと。
松 あと、スロースターターやっていうことがあるから、
   それを、もう、わりと最初から、スローじゃなく、
高 うーん。
松 いこうと思ったら、あーいうスタイルになってしまったんやなー。
高 そうかな。
松 うーん。
高 自分達のやってきたものを、逆に変えたいと思ったら、
   あーなってもうたんやろね。
松 うんうんうん。
高 僕は絶対、昔の方が良かったと思いますね。
松 あのね、いい状況で、あのーやりすぎてんねん。

松 めっちゃウケんねんて。やっぱ予選の時とか。
高 うーん。なるほどね。
松 「あ、これでいけるわ。」って思ってまうねん。
  自分らでは、ちょっと納得してないかも分からんけど、めっちゃウケてるし、
  「あ、ちょっと俺らが、納得してないぐらいの方が、
   やっぱり一番世間的にはええんかなー?ちょうど合うとこなんかなー?」
  って思ってまうねん。
  で、本選なって、本番なってやったら、
  「うわ、もー、だからちゃうかったやーん。」ってなってると思うねんなー。
高 そうですか。
松 うーん。
高 なるほどー。

松 で、前の日『ドリームマッチ』でしょ?次の日『M-1』でしょ?
高 はい。
松 自分もやって、次自分がね?
高 はい。
松 審査員やったりとか、
高 はい。
松 もー、この2日間て、毎年そやねんけど、すっごい笑い、と、
高 うん。
松 なんか、
高 向き合うわけですね。
松 向き合ってるやろ?
高 うん。
松 まー、色んなこと考えてまうんやけど、
高 うん。
松 まあ、難しいね!
高 難しい。
松 難しい!
高 笑いって難しいね。
松 ほんっと難しい。
高 うん。
松 で、ハリセンボンなんか、無名やったら優勝してても、
   おかしなかったと思うよ。
高 はいはいはい。
松 もっとウケてたし。
高 そやねん。テレビに出て、
松 うん。
高 彼女達のキャラが出てしまったから。
松 出てしまってる。
高 あれが、全然知らん、
松 うん。
高 素人みたいな2人やったら、「なんやこいつ?!」と思ってんねんけど、
松 そうなんですよ。
高 哀しいかな、2人のキャラも喋り方も、全部知ってんねん。
松 で、ああ見えても、多少あれでも小奇麗なってもうてるから。

松 言うても、もうこの一年ぐらいで、
高 なるほど。
松 テレビようさん出てるから、
高 そやな。
松 垢抜けしてもうてんねん。
高 なるほどね。
松 普通のきたなーい素人とはちゃうねん。
高 なるほど。
松 歯ぁも、もっと一本色おかしかったやろ。
高 あ、戻してきたん?
松 最近、そうでもなくなってんねん。
高 え?そうなん?
松 うん。
高 死んでないの?あれ。
松 死んでないねん。そんなに。
高 うわー。「そんなに」?
松 うん。

高 どうしたもんですか?
松 どうしたもんですかね。
高 うーん。でも僕は、去年、もっと言うとその前の方が面白かったですね。
松 そうなんですよね。
高 うん。
松 いや、それは絶対そうやねん。

松 だから、世間てアホでしょ?
高 うーん。
松 特に東京の視聴率なんて、今年めっちゃ良かったんですよ。
高 いくつでしたっけ?じゅう・・、
松 8。(18%)
高 うん。

松 でも、むかーしのね、『M-1』のすっごい面白かった時とか、
高 9とか、
松 11、
高 11ぐらいか。
松 うん。
高 まあまあ、そんなもんや。

高 でも、俺、本来それでええと思うんですよ。
松 うん。
高 別にいいやんか。
松 うん。
高 それはだって、面白いすごい漫才やってんねやから、
松 うん。
高 そんなに受け入れられても困るんですよね。
松 やっと世間が、でも、今頃になって、でもその頃には、ちょっとね、ちょっとね、
高 うん。
松 今年とか、もー、一歩ね、
高 うん。
松 はじけたかったね。
高 なんか、「おー!こんなん出たかー!」っていう風な、
松 うーん。
高 驚きが、もっと欲しかったというか。
松 うーーん。
高 まあね、やらんのにね、
   「やらん人間が何言うとんねん」っていうことですけども。
松 うーん。
高 でもやっぱし、なんか求めてまうんですよね。
松 うーん。

高 勿論ね、だから、あのーサンドウィッチマンかって、
松 うん。
高 よう復活、ようね、あんなとこから来てね、
松 うん。
高 優勝したで。
松 うん。
高 なあ?
松 いや、朝起きた時は、全く思ってなかったやろね。
高 なあ?
松 今日、何、夕方ぐらいには帰ってる思ってたやろね。
高 いや、思ってたやろな。
松 うん。
高 大井競馬場でやってるときも、思ってなかったやろな。
松 ラップかけんと家出てるわ。コロッケ。
高 ははは。まあね。そのぐらいに食える思っとるからね(笑)
松 (笑)
高 酸化しきらんうちに帰れるわ、思っとるからね(笑)
松 帰れるわ、思ってるから(笑)
高 分かるわー。
松・高 ははは。
高 ソースもかけといてもええかー(笑)
松 ソースもかけといても、(笑)
松・高 ははは。
高 いや、分かるよ。

松 いや、ドラマチックではあったしね、
高 うん。
松 でもこれからの『M-1』がどうなってくのかっていうのは、
   まあある意味、だからこそ楽しみっていうのもあるんですけど。
高 だからやっぱ、あーいうことなんですよ。
   結局知らない、あの、サンドウィッチマン、僕知らなかったんです。
松 うん。
高 彼らのネタとかね。
松 うん。
高 やっぱ知らんキャラが出てくると、
松 そうやろ?
高 あ、こんーなていでくるんか、ってびっくりするんです。
松 そうやなー。
高 だから、本来『M-1』で勝とうと思うと、
   その前にテレビとか出てきたらダメなんですよ。
松 うん。

松 ちょろっと『M-1』に出て、ぎりぎりであかんぐらいのとこで、
   次の年とるしかないな。それでもう、引っ張ってまうと、
高 もー、難しい。
松 もー、あかんやろ?
高 難しい。
松 もーあかんねんなー。
高 よっぽど違う新しい、斬新なもの考えんと、
松 いやだからねー、笑い飯は、ほんとね、
   ちょっと可哀想なとこまできてんねんけどなー。もう、まあ、充分有名なったし?
高 そう、
松 ええねんけど。
高 でも、ほんーまは、もう、前も言いましたけど、
松 うーん。
高 初登場ですよ。
松 うーん。
高 あん時、とらしてあげなあかんのですよ。
松 あかんのですよ。
高 あんなおもろいことやったんやから。
松 そうなんですよ(笑)
高 あんなおもろい、俺、腹かかえて笑たんやから。
松 ただ、あん時、腹かかえて笑う奴が、他にも結構いたんですねー。
高 あの回は。
松 はい。
高 でも、笑い飯ですよ。
松 うーん。
高 絶対一番は、あん時笑い飯ですよ。
松 そうやねんなー。
高 あの年は、笑い飯。なんかなー。
松 なんかなー。
高 難しいなー。

松 テレビ観てる人とか、特に東京の人は、
   「なんでみんなこんなに緊張してんねやろ?」って思ってる人も、
   おるかもしれないけど、もう、大阪なんかはんぱやないみたいやな。
高 うーん。
松 もう、紅白歌合戦なんか、もー、
   比べもんにならないぐらい、変わんねんて。やっぱり。道歩いてて。
高 あーそう。
松 もー、ガラット変わんねん。

松 とにかく、『M-1』出ただけですごいわけよ。
高 はー。
松 それでもう、優勝なんかしたら、もー、
高 あー。
松 お金いらんらしいで。ほんまに。
高 どこでも。
松 タクシー乗っても。

松 だからもう、あいつらにとっては、一晩で生まれ変わる瞬間が(笑)
高 うーん。ほんまやね。
松 だから、あんだけ緊張してまうねん。
高 人生が変わるんやね、そっからね。
 

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