2007.8.11(土) 306回

今週の一曲 『 愛燦燦 』 美空ひばり

其の壱 『 どんだけ〜は誰のもの? ・ 映画の哀しさ 』

松 あ、どーもー、松ちゃんーーエキゾチックでーす。
高 どーもー、MIKKOでーす。どんだけーってね。
   「それからフライドチキンも」さんですかね。これ。
松 IKKOとかかってるわけですね。
高 MIKKOがね。
松 あー。
高 あー。

松 「どんだけー」もさ、もー、
高 (笑)
松 ほんま、あれは誰のもんなん?
高 あれ、
松 よう分からんようなってるやろ?
高 でも、でも、どっちかって言うたら、あの「リンカーン」のもんですよね。
松 「どっちかと言えば」ってどういうこと?
高 いや、そら、世の中的には、
松 うん。
高 前から実は、あの、まあまあ、二丁目の方が、
松 フジモンが、若干、い、IKKOに、一言物申す、みたいなとこあるでしょ?
高 はいはい。ありますな。
松 でも、お前のもんでもないやろ!ってのもあるんですよね。
高 ははは。ただ、IKKOさんも、
松 うん。
高 「それをどんどん言うて。」言うたら、
松 うん。
高 ちょっと気を使ってはるの。
松 うん。
高 「なんでですか?」言うたら、「いや、・・なんか自分でもないしー」みたいな感じは、
松 うーん。
高 向こうも思ってはるんですって。
松 うーん。
高 なんかね。でも、世に知らしめたのは、
松 うん。
高 多分、「リンカーン」ですよ。
松 不思議なもんですよね。なんかー。
高 でも、誰のもんかは、ふわーふわーしてるでしょ?
松 そうですよ。ふわふわしてるんですよね。
高 そうなんすよ。
松 最後の海老マヨネーズみたいなってるでしょ?
高 いや、ほんまそうなんですよ。
松 みんな手ぇ出されへん、みたいなって、
高 そうなんですよ。

高 ただこれは、ぜ、間違いなく流行語になりますよ。今年の、多分。
松 結局その時誰のもんか?って、
高 そうなんですよ。多分、IKKOさんなんちゃうか?って話なんですよ。
松 あー。
高 それにやっぱフジモンは、物申したいわけですよ。
松 ははは。
高 (笑)「ちょっと待ったりーな。」と。
松 まあ、分からんでもないわな。
高 うん。「ちょっと待ったりーな。」と。
松 元々言うと、
高 うん。
松 あの、分からない人に言うと、
高 うん。
松 「リンカーン」の企画で、
高 うん。
松 フジモンが、
高 うん。
松 二丁目の、
高 そう。
松 新宿二丁目の、
高 そう。
松 オカマのなんや、なんかロケをね、
高 そう、したんです。

松 で、えらいオカマの間で流行ってるっていうのが、
高 うん。
松 その「どんだけー」っていう言葉で、
高 「どんだけー。」
松 「これ流行ってるんですよー。」言うて、
高 うん。
松 まあ、いわば、それを世に紹介したのがフジモンなんですよ。
高 そう。だから、実際、あの頃は、
松 うん。
高 喋ってましたけど、世の中に出て、出てなかったんですよ。
松 出てなかったんです。

高 「どんだけー」が、みんなえらい使いたくなってきて、
松 そうなんですよねー。
高 したら、世の中どんだけブームになってきて、
松 どんだけブームなってる。
高 分かりませんな、何がブームになるか。
松 うん。
高 フジモン言いたくなるの分かりますよ。それ。
松 うん。
松 うーん。
高 「ちょっと待ってくれよ。俺ではないけど、あんたでもない。」
   っていう意識はありますよ。

松 「リンカーン」がね、
高 はい。
松 もー、紅白を目指してる、
高 らしいですね。なんか。
松 ほいで、
高 うん。
松 なんかそのー、メンバーで、
高 うん。
松 どんだけの歌を、
高 出したい、
松 出したいって言うねんけど、
高 うん。
松 ごめん、ちょっと俺は、
高 はは、うそぉ!
松 ちょっと乗り切られへんわ。
高 乗り切ってーな、それ(笑)
松 ええ?なんでーな、だってー、
高 リンカーンのメンバーでしょうが。だってあれは、番組から出た言葉ですよ。
松 うーん。
高 どんだけーは。
松 うーん。

松 本気で言うてんの?
高 本気ですよ。そんなもん。番組で出たことですもん。
松 「どんだけ」?
高 「どんだけ」。
松 で、歌作んの?
高 当たり前ですよ、それ。
松 Re:Japanみたいな感じ?
高 り、Re:Japanみたいな感じじゃないすかね。
松 さまぁ〜ずや、キャイ〜ンや、
高 そうそう。みなさんで。
松 みんなで。
高 「どんだけ」でやっていこうやないかーいう話ですよ。
松 これあんた、コケたら、ほんま、どんだけ格好悪いねんいう話やで。
高 ははは。
   それもこみで、ええやないかって話をしてるんですよ。
   「いや、ええやないか。」と。「やってみようやないか。」と。
松 いやいやいやいや!(笑)
高 いや、
松 それはおたくらの発想であって、
高 違う違う違う違う違う!
松 こ、コケて膝すりむくのは・・、マキロン貸してくれる?それ、ちゃんとー。
高 マキロンぐらい貸しますよ。
松 ぴりぴりするでーー。

高 ただ、フジモンがやっぱし、これはね、
松 うん。
高 フジモンでいこうって、話、まあまあ、色んな話なって。

高 ベースはフジモンですよ。ただ、皆さんも手伝ってもらわないと。
松 内山田洋がフジモンや。
高 そうそうそうそう。クールファイブが、
松 うん。
高 やっぱリンカーンのメンバーで、ちゃんと後ろいてくれないと。
松 俺、いる?
高 いりますよ、そんなもん。

高 ただ、フジモンは、もうやる気満々ですよ。
   ここで、あの、IKKOさんからひっぺがえさんと。「どんだけ」を。
松 ところがね、
高 うん。
松 あのー、ほいでまた、「リンカーン」のスタッフが、
   えらいあのー「紅白、紅白。」言うて。「レコード大賞と紅白ですー。」って、
高 ほー。
松 まあ、レコード大賞は、まあ100歩譲って、まあ、TBSやし、
高 まあ、ええけど。うん。
松 紅白言うたって、
高 うん。
松 うち多分、あのー、
高 うん。
松 多分ですけど、・・またやるじゃないですか。
高 ほんまやー(笑)
松 日テレで。
高 ほんまですね(笑)
松 年またぎを。
高 あれれ?(笑)
松 出られへん!言うてんの。
高 あれれー?(笑)
松 だから、
高 ありえへんねや。
松 ありえへんねん。
高 もう既にあり得へん。
松 「なんちゅー、なんか素人みたいなこと言うてんねや。」って思って。
高 ははは。ほんまやね。
松 そうなんですよ。

松 その前にね、そんなもん、
高 売れるか売れへんか分かれへんから。
松 「誰か紅白なんか出れるかー。」言う話なんですけど。
高 そう、話ですよ。それ、まだ分かりませんからね。
松 ええ。
高 ただまあ、色んなアーティストにお願いしてるみたいですよ。
   「お願いしに行く」みたいなこと言うてますよ。
松 もう、それはあのー、あれでやって、
高 フジモンで?
松 フジモンで、
高 うん。
松 あの、進めていって。
高 なるほど。
松 もう俺は、ちょっともー、入っていかれへん部分がありますよ。
高 なるほど。
松 (笑)
高 ははは。なーんか嗅ぎ取っとんな、この男。
松 ははは。
高 流石に長年の、嗅覚みたいなもんが、この男(笑)
松 (笑)
高 なーんか、嗅ぎ取るのすばらしいな、これ(笑)

松 まだ8月の半ば。
高 うんうん。
松 ところが、もう業界的にはですね、
高 うん。
松 もうそういう話になってくるんですよ。年末の。
高 そうなんですよね。
松 そうなんです。

松 で、もうそろそろM-1の予選も、
高 なるほど。もうそんなんも、
松 始まってますし。
高 あるから、
松 「笑ってはいけない」もね、
高 どーすんねん、
松 どーすんねん、
高 みたいな話がね、
松 っていう話、
高 いやそれこそ、「すべらない」もどーすんねん?って話ですよ。
松 「すべらない」は、だって、
高 いやいや、そんな話も、
松 別にー、
高 まあ、CXの方では、ちらほら、まあね。あったりなかったりですよ。
松 うん。
高 そらだってー、やってほしいでしょ。向こうも。
松 うーん。大変やで。
高 じゃあこれねー、もうそろそろ「すべらない」のメンツも、
   「じゃあ、どういうメンツか?」って、すごい難しいですね。
松 あ、難しなってきた?
高 そうなんですよ。
松 うーん。

高 河本とか、ほっしゃん。とか、
松 うん。
高 あーー、やっぱジュニアっていうのは、新鮮やったんですよね。
   あんまりそういう風な感じで、出てなかったから。
松 うーん。
高 すごいこー、画にインパクトもあったつーのもありましたけど。
松 うん。
高 段々難しいですね。
松 新たな何かを探さないかんねやな。
高 そうなんです。だから、それは「笑ってはいけない」も同じなんです。

高 「笑ってはいけない」も、もうその、どこに笑いを隠しておくかっていうのは、もう、
松 (おならの音)
高 もう、「そんなくさい話はいらん」と、
松 ははは。
高 (笑)
松 違うやんか。その、もっといけっていうことやんか。
高 どういうことよ、「もっといけ」っていうことで、屁ぇこかれたの(笑)
松 はっ!!
高 ははは。あ、馬のケツ叩いたみたいな感じ?
松 そうそうそうそう。

高 それやったらええけど(笑)
松 はい。
高 いや、それでね、いや、前までは、
松 うん。
高 なんか、きょう、教科書開いてもね、
松 うん。
高 ロッカー開けてもね、
松 うん。
高 まさか何か隠してあるとは、笑いが埋めてあるとは思ってないわけ、ですよ。
松 うーん。
高 それが、
松 うん。
高 もうやっぱ、「なんかあるんやろなー。」っていてる人も、見てる人も思ってると、
松 うん。
高 やっぱね、かけるのが難しいんですよねー。トラップ段々、段々ね。
松 そうか。
高 うん。だから、まー、同じ事をやってくのは、
松・高 難しいねー。
高 で、求める人はもっと求めるでしょ?
松 うん。
高 そら「前よりもっと面白いものを!」っつーのは、
松 うん。
高 維持するだけでも大変やのに、大変ですよ、松本さん。
松 いやでも、前よりそんなに面白くなくても、いいんじゃないかですね。
高 ははは。
松 (笑)
高 もうなんか、ふっきれてますねえ(笑)
松 いや、違うんですよ。「ふっきれてる」っていうか、
高 うん。
松 あのー、文句ばっかり言いますよ。言う奴は言いますよ、それは。
高 なるほど。
松 そんな奴らの意見を聞いてたら、こっちの軸がぶれていきますからね。
高 あー、なるほど。
松 ええ。
高 うん。
松 そんなもん、ほっといたらいいんですよ。
   観た事も無い人、まだいっぱいいるんですから。
高 あーーー。そうは言ってもね。
松 そっちへ、もう気持ちもっていかないとダメですよ。

松 アホかって話ですよ。
高 アホか。どんだけ〜〜っや、それこそ。
松 いや、ほんまにほんまに(笑)
高 ほんまにですよ(笑)
松 いやいや、ほんまに(笑)
高 これ、今の何もおかしないですよ。IKKO。
松 いやー、おかしない。もー、ほんま、
高 IKKOさん、
松 全然俺は大丈夫やと思うよ(笑)
高 俺は大丈夫やと思うって(笑)
松 まあ、俺は大丈夫やと思ったけどね、
高 うん。
松 リスナーはどうか知らないね。そこでそんなん言うか?って思ったかもしれない。
   でも、僕は全然もー、全然・・(笑)
高 ・・。
松 IKKOさん。
高 IKKOさんが今出たのになー。
松 あー。
高 まあ、ええわ。

松 まあ、楽しますことができるなら、やったらいいしね。
高 まあ、そうですね。
松 もう、自分が楽しめないなら、やめたほうがいいですね。
高 なるほど。
松 それだけのことですよ。
高 なるほど。
松 うん。
高 なるほど。こっちも楽しめるぐらいで作らないかんってことやな。
松 まあ、そやねー。結局自分たちが楽しめるかどうか、
高 あらっ。
松 うん。
高 ええこと言いますね。
松 ええこと言いますよ、それは(笑)

高 あのー、「大日本人」ってもう終わってるんですか?
松 「大日本人」は、どうなんでしょうか?
高 あれ、いつまでやってるんですか?
松 分かんないんですよ。
高 うちの弟から、電話来ましてね、
松 えーえー。
高 それ言いましたっけ?
松 いや、知らない。
高 「兄ちゃん、やってへんで。大阪。」言うて。
松 あ、ほんまに?
高 「えー?!」
松 じゃあ、もう終わったんちゃう?
高 いや、たまたまやってるとこが、なかったんかもしれんけど、
   「兄ちゃんやってへんねや、これもー。」
松 うん。
高 「DVD貸してー。」言われてもうて。
松 うん。
高 「いやいや、あかんよ。お前まだ、」
松 っていうか、その前にさ、
高 うん。
松 「そんなん観に行っとけよ!」言う話やん。
高 そうや。いや、うち果物屋やし、言うても子供もまだおって、
   タイミング合えへんかったんや。

松 そんな長いことやってないですよ。なんぼなんでも。
高 そうやね。
松 ええ。
高 はよ行けや、いう話なんですけど。
松 はよ行けや、いう話。
高 うん。

松 なんか映画って、あのー、なんかあのー、
   ちょっと哀しいもんないですか?
   なんか、公開前までは、物凄い盛り上げるじゃないですか。
高 そうやねん。
松 ねえ?ほいでー、
高 いつの間にか終わってる、みたいなね。
松 こういうのって、俺らの中にあんまないから、
   「え!?」って思いますよね。

高 番組とかやったら、
松 うん。
高 終わる日に、「ありがとうございました。」と。
松 うん。なんかあるよな。
高 「お疲れ様でした。」
松 そうやねんな。確かにそうか、映画ってそうか。
高 ふわっと終わっていくな。
松 公開前の日、当日か、そこをピークに持っていって、もう公開してしまうとさ、
高 もうそらー、
松 もうなんもないもんな。
高 そらもう観に来た観客のもんで、あとはだーれも、
松 そう。
高 やりようがないのよね。
松 当たってようが、当たってまいが、
高 まいが、
松 なんか別に、
高 やりようないね。
松 普通に、調べもせんかったら、
高 そうやね。
松 もう、どう、「あれは結局どうなったんや?」みたいになってるよね。
高 不思議やね。
松 てっきり、コケた思てた映画が、
   「いや、結構入ったんですよ。」みたいのもあるし。
高 あるな。
松 逆もあるし。
高 そうですよね。
松 あれは、不思議な世界ですよね。
高 そうやね。
松 ほったらかしやね。

高 悪くても良くても。
松 公開終わったら、あ、もう、
高 そういうこと。
松 始まり出したら、もう言わない、みたいな。

高 ちゃんと「始まったら」って、
松 (笑)
高 さっきから、3回ぐらい「始まったら」言うてんのに、
   一番最後の最後が、「終わったら」。
松 いやでも、ほら、
高 そら終わったら終わるやん。
松 いやもう、冒頭に濱口が出てきてるし。
高 ははは。それ、前回の話やし。それ。
松 (笑)

松 そんな言葉の間違いとかね、いっぱい、これからもいっぱいありますよ。
高 ははは。何を、今日はえらいぶっちゃけていくなあ(笑)
松 ええ、もういいです、いいです。
高 いいんですか、これは。
松 そういうもんだと思いますよ。
高 そらそうですよ。
松 うん。
高 なるほど。
松 はい。
高 やっていきましょう。

高 ほいでもって、なんかありましたか?
松 あのね、あのー、このラジオ聴いてるね、
高 うん。
松 意外とこんなのでも、
高 うん。
松 ファンの人がいるんですよ。
高 はいはいはい。
松 何人かね。
高 うんうん。

松 ほんならね、2本目がすぐ分かるんですって。
高 ははは。
松 2本目は、もうなんか言うたら「なんかありましたっけ?」
高 もうあれへんのよね。
松 ははは。
高 もうあれへんのを、分かるらしいですね、これ。
松 そうそうそう。
高 聴いてて。
松 でもね、最近分かりにくなってるんですよ。
高 どっちが、
松 っていうのは、1本目から「なんかありましたかね?」って言ってることがあるんで、
高 ははは!
松 「あれー?」みたいな。
高 なるほど(笑)
松 「2本目が2回続いたんか?」みたいな、
高 「3本どりか?」
松 「3本どりやったんか?」みたいな。

高 で、なんかありましたっけ?
松 なんかないですよ。
高 ははは。あれ?何も無いですか?
松 無いです。
高 はー。
松 まだ行ってない沖縄の話しましょか?じゃあ。

松 エアー旅行。
高 エアー旅行お願いします。
松 「エアー」っていうのが、飛行機の「エアー」と、なんかややこしいな。
高 いいですよ。どっちにとってもろても。もうこの際。エアー旅行。
松 (笑)
高 エアー・・(笑)
松 めんどくさいなー(笑)
高 めんどくさいなあー(笑)
松 ええ。

其の弐 『 老いを考える ・ 山口美江さんのいい話 』

高 30入る前、前後ぐらいから、「ちょっとだるいなー。」
松 そう、それちょっと早いね。
高 早いんですよ。まあ、あんま寝てなかったり、
松 俺ね、やっと最近、言わんとしてることが、分かってきたぐらいかな。
高 あ、あなた、それはまだ、すごい遅れてますよ。
松 うん。
高 僕はもう、30代の時に、「あ、だるー。」
松 あー、そうか。
高 朝起きて、
松 やっと最近分かる。
高 あー、そうか。
松 だるい時あるよね。脚とかだるい時あるよね。
   なんか、昨日の疲れがとれてないなーって時あるね。

高 ほんと、ここにカナブンがおっても、
松 うん。
高 潰せない、潰せてないんですよ、明らかに。力が無くて。
松 マジで?
高 ぐらい、力がもう入ってないんですよ。

松 絶対あかんやん、自分。
高 いや、あかんねん。
松 これからもあるで?カナブンを飛ぶのを、
高 ははは。
松 退治すること。
高 いや、カナブンは退治しませんけど、(笑)
松 (笑)
高 そんな、
松 8回ぐらいはあるよ。これから。
高 いや、8回もある?(笑)
松 (笑)

松 まあ、大体高須さん、「はあ・・」言いたがりですよね。
高 ・・・。
松 昔からね。
高 そうかなー。
松 うん。昔から、まあ、
高 昔は言うてなかったんですよ。
松 「はあー」、言う、
高 いや、昔は言うてなくて、最近ですよ。ほんまに。
松 ふーーん。
高 ほいで、これを言うてると、まあある人が、
松 うん。
高 同じ作家ですけども、
松 うん。
高 年上の人が、
松 うん。
高 「まだラクや。」と。

高 「だるいぐらいがどないしたんや。」と。
松 うん。
高 「50過ぎると、」
松 うん。
高 「どっかが常に痛いんや。」と。ええ?!絶対いやや、と思ったら、
松 ・・あ、でも、うん。それ、ちょっとあるわ。
高 ちょっと分かるんですよ。いや、俺既にちょっとあるんですよ。

松 ちょっと足首痛い時あるな。
高 あるやろ?「あれちょっと足首、ずっと痛い!今日ずっと痛い!」
松 でもね、俺、あー、今んとこは、
高 うん。
松 「あー、痛いぞ。」と思って、5分、10分なんか痛いなーと思いながら、
   気ぃついたら治ってるわ。これが多分、
高 これがちょっと続くんでしょ。長く続くんでよ。
松 うわー、恐ろしいなー。
高 おとろしいですよ。
松 まあ、そりゃそうですよ。
   だって、今日が一番若くて、今日が一番ふけてるんですからね。
高 あら。また出ましたねー。
松 ええ。
高 なるほどね。
松 そうなんですよ。
高 どう考えたらええの?それ。
松 だから、今迄生きてきた中で、
高 うん。
松 今が、
高 うん。
松 一番ふけてるんですよ。
高 そらそうですよ。
松 ね。
高 うんうん。
松 でも、
高 うん。
松 未来を考えた時に、一番若いんですよ。
高 どう考えたらいいの?
松 ははは。
高 ははは。分かるんですけど、(笑)
松 だからなんやねんってことでしょ?
高 うん。だからなんやねん。
松 それを言うて、
高 うん。だから、
松 お前は今、晴れ晴れとしてるか知らんけど、
高 何をポイントとしてんのか、
松 なんやねん、と。
高 うん。

松 まあ、言うたったんですよ、とにかく。言うたったんですよ。
高 スパッ言うたけど。
松 今が一番言うたったんですよ。
高 いや(笑)
松 そして、今が一番言うてないんですよ。
高 ははは。
松 これは違うな(笑)
高 全然違いますよ(笑)いやでも、ほんまにね。確かにね。
松 うん。

松 しょーもないこと言うようで、申し訳ないですけど、
高 はい。
松 そんな、そんな簡単な話じゃないんでしょうけど、
高 はい。
松 一つだけ言えるとすれば、
高 うん。
松 ミネラルですよね。
高 ええっ!?
松 はい。キーワードですね。
高 まさかの言葉が出たから。
松 ええ。
高 ミネラル?
松 ええ。
高 マジやな、これ。
松 マジですよ。
高 どういうことですか?
松 あのー、(笑)ミネラルが、
高 ははは。
松 不足してるんですよ(笑)
高 もー。
松 なんじゃその解決は!と思うでしょ?(笑)
高 なんじゃそれー。
松 ごめんなさい。
高 だからどうなんのよ?
松 ミネラルをとっていかなあかん。

松 ミネラルっていうのは、そのー、
高 うん。
松 うーん、疲れを、とるんですよ(笑)
高 うーーわーー。
松 ははは。
高 全然あかんやん。
松 でも、ほんまにそうなんですって。
高 あ、そうなの。
松 牛肉とか食べた方がいいらしいですよ。
高 あ、そうなんですか。豚肉より?
松 豚肉より。

高 自分すごいな。なんでそんなこと知ってんの?
松 まあ、ちょっと教わったんですよ。それはもう、常にアンテナ伸ばしてるから。
高 (笑)
松 ミネラル側へ。
高 ははは。
松 (笑)

松 特にミネラルの方にね、伸ばした記憶がある。
高 あ、アンテナを、
松 前に。大分。足したんは、ミネラルの方やった気がする。
高 これ、明らかに2本目や、これ。
松 ははは。
高 これ、2本目間違いないわ、これ(笑)
松 ははは。
高 こんなもん、2本目の何ものでもないわ。怖いわ、もー。
松 でも、ほんまやで。
高 いやいや、ほんまでしょ。
松 うん。
高 ほんまの話聞いてるわけじゃないからね。

高 よーのど渇くんですよ。俺なんて。
松 それはなんでですかね?
高 さー分からん。昔から、
松 それは、作家やからじゃないですかね?
高 ・・。
松 あのー、倉本さんもよー水飲んでるけど、
高 あー、飲んでる。
松 でしょ?
高 飲んでる。
松 ほいでさ、
高 うん。
松 え、それで、この先どんどん痛い、ずっと痛いとこが出てくるの?
高 出てくるんですよ。
松 怖いねー。
高 だから、50なったら、もう常に毎日どっかが痛いんですって。毎日ですよ?
   もー、そんな体あかんわーと思って。
松 まあ、こっからどんどんそうなっていくからね。
高 そうですよ。
松 紳助兄やんとかも言ってたね。周りがどんどん、
   やっぱ60、50、60ぐらいから、また色々こー、
高 出てくんねや。
松 死を見つめ出すらしいよ。やっぱり。
高 そらそうでしょう。
松 ま、50は早いかな?でも、60ぐらいなってきたら、
高 周りがそうなってくる。
松 やっぱ、そろそろ、なんやろ?Tシャツも、くるくるーって丸めて、
   カバンに詰めだすからね。その、いわゆる、その、
高 あー・・。
松 Tシャツっていうのは、気持ちのものね。
高 分かりづらいなー。
松 ははは。
高 旅立ちの前の、
松 旅立ちの前の、
高 用意ね。

松 あとまあ、見られたら困るもん?例えば。
高 ありますね。
松 なんかちょっとした、
高 あー。
松 ちょっとした、見られたくないもんとかを、
高 あー、そらそうですよ。
松 そろそろ整理しだすよ。
高 あー、そうですか。
松 ええ。

松 哀しい話になってきたけどね。
高 哀しいね。
松 なんか、あつ、集めたりしてます?なんか収集グセみたいなのあります?
高 えーっとですねー、収集グセは、まあ、
   人からもらった手紙みたいなものは、ちょっと置いてますね。
松 あーあー。
高 うちのおかんなり、まあ、
松 あー。
高 そら、彼女やったりとか、
松 あー、まあまあ、そういうのはまあ、
高 知り合いからもうたやつとか。
松 そういうのはまあ、大丈夫かな。例えばその、なんかー、
   うー、なんやろなあ?切手集めとか、
高 そんなの、
松 コイン集めとかしてる人は、
高 全〜然ない。
松 段々この50、60ぐらいなってくると、
高 「もうええわ。」と思う。
松 「これ意味あんのか?」ってなってきますよね。
高 あー、なるほど。
松 ええ。
高 僕はずっと思ってましたから。
松 うん。
高 僕はね、子供のころから、前も話しましたけど、
松 うん。
高 記憶することなんか、意味無いと思ってましたから。
松 うん。
高 死ぬんやから。なくなるんやから、と思って。
松 うん。

松 僕その、「フランダースの犬」をね、
高 うん。
松 好きでね。
高 うん。
松 テレビの、アニメのやつですよ?
高 はいはい。ありましたな。
松 で、何話あったかなー?
高 かなりありますな。
松 かなりあったよな。
高 うん。
松 あれを全部、当時で言うとVHSに、
高 うん。
松 ダビングした時があったんですよ。
高 全部ですか?(笑)
松 全部。
高 あーらーー。
松 もう、借りてきたやつを全〜部。
高 おー。
松 あれ、若いから出来たんですよ。
高 うん。
松 今ね、やっぱやらないんですよ。
高 やらない。
松 なんでかって言うと、そこまでして無理にダビングして、
高 うん。
松 「死ぬまでに何回観んねやろ?」って思うんですよ。
高 そうですよ。観ないかもしれないですよ。
松 ヘタしたらもう観ないですね。
高 うん。観ないです。

高 だからもう、ほんとにね、そういう死を考え出すと、
松 うん。
高 これーー、なんか、でね、ちょっと、
松 それでも、まだ全然早いですけどね。こんな話すんのは。
高 まだね。
松 まだ40そこそこで。

松 でも、これはね、僕、すごくいい、
   いいことを言ってると思うんですよ。
   このラジオを聴いてる人は、おそらく僕らよりちょっと若いでしょ?
高 若いですね。
松 そういう人たちのためのガイドラインになってるんですよ。
   今までのね、僕らが若い時に、こんなん言うてくれる人、
   いなかったんですよ。
高 そうですよね。
松 ちゃんと。
高 ちゃんと、「あかんで、これ、痛なってくるでー。」
松 「痛なってくるでー。」とか。
高 うん。ほんまやね。
松 「足首痛いで。」とか。
高 足首痛いね。
松 「残尿感あるで。」とか、
松・高 言うてくれなかった、
高 ですよ。言わんと、それ。
松 言わんと。
高 ねえ?
松 ただそれ聞いたら、暗―――くなってくけどね。
松・高 ははは。
高 いや、ほんまね。
松 ええ。
高 いやでもね、これはね、向かっていかなあかんことなんですよ。
松 そうそうそうそう。
高 自分をね、捨てられへんからね。
松 捨てられへん。
高 自分は。

松 浜田もなんか、常にどっか痛いな、あいつ。
高 痛いよ、あいつー。・・そういう「イタイ」じゃなくて。
松・高 (笑)
松 浜田批判かいな。
高 違う違う違う違う。
松 (笑)
高 あいつよう、雨の日とかは、最近雨多いやろ?
松 うん。
高 ここにサロンパス、こめかみに貼ってるんですよ。
松 そうそう。
高 頭痛持ちやから。すーごい痛いんですって。
松 そんなこと言うたら、サロンパスの人に怒られるか知らんけど、
高 うん。
松 そんなにサロンパスって、こめかみに貼ってるだけで、
高 いや、浜田はなんか、
松 効くもんなん?
高 浜田はなんか、効くらしいよ。
松 バッチリ、サロンパスとの相性バッチリかいな。
高 相性バッチリなんや。

松 あれよう見るよね。
高 見る見る。で、まあ、背中もくるもんやから、背中も貼ったりしてますよ。
松 キムもなんか、いっつも痛いねんな、どっか。
高 そうかー。
松 どっかがずーっとしびれてる感じやねんね。
高 もー、僕終わりましたけど、しびれてましたからね。ずーっと。足が。
松 あー。そんなん絶対いやや。
高 手がしびれたりとかね。
松 うん。
高 いや、ないですか?あなた。どこかしびれたり。
松 しびれはない。
高 あー、いつか来ますよ、びっくりしますよ。
   「あ、これか!」と思いますよ。

高 おかんが「親戚の子を抱っこするのがイヤや。」って言うてたんですよ。
   「最近手がしびれるから、
    落としたらもう何言われるや分かれへんから。」って。
松 えー?
高 おかん言うてたんですよ。俺が、
松 それは病気じゃないんや。もうしょうがないもんなんや。
高 どっかがしびれてくるんですよ、やっぱね。なんや、知らんのですよ。
松 どういうこと?
高 わか、神経がもー、どっかもー、どっかやられてんねやろな。

松 医者行って治るもんじゃないの?
高 治るもんじゃないんですよ。僕は言われましたよ。「ここは、」
松 え?じゃあ、もうみんなしびれてんの?
   俺が知らんかっただけで、地球上何パーかは。
高 ずっとしびれてるよ。どっかは。
松 (笑)
高 多分。多かれ少なかれ。
松 俺の知らんとこの、どっかの国のなになにさんも、しびれてんねや。
高 しびれてんねん。
松 うわーー。
高 せやけど、そんなにしびれてるって、
   ぶるぶるぶるーってこうなってるわけじゃないからね。
   「どうも力が入れへん」というか、
松 ずいーんずいーんってなってんねや。
高 あのー、正座した後の、こー、
松 はーー。
高 押しても押しても、なんや、かゆくないねんで?
   押しても押しても、なんか痛みを感じひん、みたいな、
松 あーー。

高 押しても押しても感覚が無いみたいな感じやわ。
松 聞いても聞いても分かれへんわ。
高 分かれへんなー。
松 分かれへん(笑)
高 でも、なったら分かるわ。
松 うーん。
高 あれえ?!と思って。あれ?!あれ?!と思うから。
松 いいですねー。
高 いや、ええことあれへんがな。
松 ははは。
高 どこがええねんな、そんなもん。最悪やがな(笑)
松 ほー。

松 寿命延びすぎやねん。寿命延びすぎだって。
高 ははは。ええやんか、延びんのは。
松 だから、(笑)なんかそんな、
高 無理してんの?
松 無理してしびれてきたりしても、まだ生きてまうんや。
高 そうなんですかねー。
松 もう、40,50とかで死んでたら、
   そんなしびれとか体験せんで良かったんですよ。
高 そんなことないでしょう。

松 ・・なんかありましたかね?
高 ははは。曲、とりあえずいっときますか?
松 あーはい。
高 「愛燦燦」。美空ひが、あ、美空ひばり。
松 うわーー!!あーー!
〜 曲が流れ出す
松 待ってーー!
高 (笑)ダメやなー。
松 なんやってー?
高 「愛燦燦」美空ひばり(笑)、さんです。どうぞ!
松 息子さん怒ってくるで。
高 しっかりしよう(笑)

〜曲
高 昭和の歌姫と言われ、
松 うん。
高 女王ですよ。
松 うん。
高 いてないんですよね、今、考えたら。
松 いてないよね。
高 死ってすごいことですよね。
松 そうです、そうです。

高 「年とったら、どんな感じやろなー?」って話をしてて、
松 うん。
高 あなたが、なんか言いましたな。
松 いや、僕が思うのはね、
高 うん。
松 ほんとに、30畳ぐらいのリビングに、
高 うん。
松 一人で座ってて、
高 うん。
松 隣りの、向こうの部屋ぐらいで、
高 うん。
松 誰かに喋られてるみたいな感じやと思うんですよ、多分。
高 あーーそれはすごいね。
松 80ぐらいなったら。
高 なんかね、ちょっと俺分かりますわ、それ。
松 うん。

松 だから、あんま見られてる感じもないから、
高 うん。
松 羞恥心もあんまないんですよ。
高 うん。
松 だから、鼻くそも食べれる感じなんですよ、多分。
高 うん。
松 鼻くそ、ぐーわーほじれる感じになるんですよ。
高 うーん。
松 なんか見られてないっていうか、
   向こうの部屋に居る感じやから。みんなが。
高 うーん。
松 ほいで、喋られてるんやけど、ドア一枚隔ててるんで、
   イマイチ何言うてるか聞こえへんし、
高 でも、「人はおるんやなー。」ぐらいの感じで、
松 うん。人はおるんやなーー、
高 感じとってるんやね。
松 そうそうそう。一人暮らしではないんやでーっていうのは、
   分かってるんやけど。
高 なんとも言えへん。孤独ではないけど、孤独さと、
松 うん。俺はそんな感じなんやおろなーー、
高 いやでも、それね、ものすごい近いような気ぃしますね。
   あの、そんなことなってないから分かりませんけど。
松 うん。

松 それが、この40そこそこで分かる俺がすごいけどね。
高 すごいかすごないかは、
松 それで俺が、ほんまに30畳のリビングの、年になった時に、
高 うん。
松 こんなこと言われへんからね。
高 そうやろね。
松 うん。
高 びっくりすること言うてるやろね。
松 でも、俺はきっとその30畳のリビングになった時に、
   「あー、俺の言うてたことって、やっぱり間違ってなかったなー。
    やっぱりこの感じやったわー。」って、思ってるやろな。
高 思ってるかもしれへんな。
松 で、おも、「この感じやわーー。」って思てる時にもう、
   何〜〜回も声かけられてんねやろな。
高 ははは。
松 ははは。
高 「おじいちゃん?おじいちゃん!」
松 ははは。
高 「おしっこ行く?」
松 うん(笑)
高 「おしっこ行く?」(笑)“おしっこ行く”言うとるからな、さっきから。
松 言う、そうやな(笑)
高 言うたこと忘れとるからな。そこの。
松 忘れとるからな。でも、そんなことなんやろうなーって。おそらく。

松 鼻詰まったり、耳に水がたまってたりとか、
   あの感じがずっと、みたいなこととかな。
高 でも、俺、
松 五感がやっぱり、全部そうなってくるよね。

高 もうちょいクリアでおりたい、と。
松 あー。
高 でももう、生きるって、そこでも生きてる人はなんぼでもおるし。
松 これやっぱりあのー、そん時の調子ってあるじゃないですか。
高 うん。
松 人の。
高 うん。
松 僕さっき「30畳のリビング」って言いましたけど、
高 うん。
松 その日によって違うんですよ。きっと。
高 なるほど。
松 今日は10畳ぐらいの時もあるんですよ。
高 「おじいちゃん今日は元気ええなー。」

松 鼻くそほじくってたら、
高 うん。
松 すぐ入ってこられるかも分からん、みたいなんで、
高 あー。
松 「今日は鼻くそやめとこ。」みたいなこともあんねん。
高 あるもんね。
松 で、ひどい時は60畳があるから。
高 あー、こん時や。
松 もー、こん時は、
高 もうおじいちゃん、
松 チンコ出てますから(笑)
高 もー、オムツからチンコ出て(笑)
松 チンコ出て(笑)
高 うん。
松 尿道ぱっくりあいてますから、もう(笑)
高 ははは。
松 (笑)
高 パリパリになってますからね(笑)
松 (笑)
高 そんなおじいちゃんイヤや。イヤです。
   まあでもしょうがない。老いるってそういうことです。
松 老いるってそういうことですよ。

高 うちのじいちゃんも、よくあったんですよ。
松 うん。
高 痴呆症。
松 あー。
高 認知症って再起に言われるけど。
松 あー。

高 それって最近すごい多いんですよ。
松 うん。
高 しょうがないんですよ。もう。脳がどうしても、血管ぱんぱんくるから、
松 うん。
高 年取ったら、しょうがない。
松 なんか予防法はないんかいな?
高 ないんです。これって。ないんですよ、そら。

松 ミネラルでもあかんのかいな?
高 ミネラル飲んでも、ダメなんですよ、それ。
   ぜ、絶対とは言わないまでも、なってしまうんですよね。
松 うん。
高 あれ俺、何言おう思ったんかなー?
松 えーーーー?!
高 ミネラルなんか言うからやん、自分〜〜。
松 痴呆症の話を途中で忘れるって。
高 いや、ほんまほんま(笑)
松 どんなことになってんねん。

松 もう、ちょ、怖い。もー。
高 あ、違う違う違う。思い出した。あのね、
松 ははは。
高 思い出した、思い出した、思い出した。聴いて聴いて聴いて。
松 あかんあかんあかん。

高 そんなん言うとまた忘れるから。
松 ミネラルとかな(笑)
高 ミネラルは、いらんねん。
松 うん。
高 いや、うちのじいちゃんもそやったんやけど、
松 うん。
高 まあ、あの、どうしても認知症なったら、
   色んなこと言うてまうんですよね。
松 うん。
高 したら、あのね、あの人。えーっと、山口美江さん。
   の、まあ、これ、本人に聞いたわけじゃないですけど、
松 はい。
高 あのー、資料を見てあったんすけど、
松 うん。

高 お父さんがすごい厳格な方やったらしいんすけども、
松 うん。
高 あのー、ちょっと認知症になられたかなんかで、
松 うんうん。
高 多分、山口美江さんやったと思うんですけど、
   違うかったらすみませんけど、あのー、
松 うん。
高 お、お父さんがそうで、それは親父やから、
   ものすごい看病するやないですか。したら、ある時お父さんが、
松 うん。
高 プロポーズしてきたんやって。
松 はー。
高 「僕と結婚してください。」って、お父さんがよ?
   で、その時の気持ちが、もうね、
   不思議〜〜な気持ちになったんですって。
松 俺はでも、今のちょっといい話やと思う、
高 いや、いい話なんですよ。
松 ね。
高 だから、ええ話やし、面白い話なんですよ。なんとも言えへんね。
松 はー。
高 「あ、人ってそうなっていくんやな。」
   で、物凄い看病されたから、惚れてもうたんや。
松 ほー(笑)
高 ははは。ほいで、「お父さん娘やでー。」って言うけど、「愛してます。」
松・高 ははは。
高 でもね、
松 ほえーー。
高 でも、すごい話でしょ?
松 すごい話です。
高 でも、俺、これ聞いて、「すごいいい話やな。」と思ったんですよ。

松 それ、なんの話やろ?
高 なんかちょっと、ピュアな感じしませんか?
松 すべらない話でもないし、
高 うん。
松 なんやろね。
高 なんかこー、気持ちがぐっとこー、こー、なんつーの?
   締め付けられるというか、きゅんとしそうな話でしょ?
松 やっぱり、人は自分を愛してくれてる人が好きなんやな。
高 うん。
松 で、そういうところに落ち着くんやと思うわ。
高 で、プロポーズしたっていうのが、すごいなと思って。
松 はー。
高 それだけお父さんも、昔に戻ってしまってんねん、さっとね。
松 ねえ。
高 なんかすごい、
松 むっちゃくちゃやけどね。
高 むっちゃくちゃやねん。娘、我が娘に言うてるからね。
松 (笑)
高 顔赤らめて(笑)
松 ははは。しかも、断られたからね。
高 断られたからね(笑)でも、
松 プロポーズ失敗やからね。
高 大失敗やからね(笑)
松 (笑)

松 ちょっとええ話やな。
高 ちょっとええ話なんですよ。ええ話、うん、ええ話なんすよ、やっぱし。
松 ほー。

松 でもまあ、こんな話も、そんなんまだ早いねんけどね。
高 まだ早いです。
松 今のうちからこんな話してまうと、もうほんまに、
高 うん。
松 あのー、60ぐらいになった時の2本目は、ほんーまになんも話ないで。
高 ははは。ほんまね、(笑)
松 (笑)
高 いや、ほんまですよ。
松 うん(笑)

松 60の時の2本どりの2本め。
高 うん。
松 もー、えらいことなってる。
高 多分、俺喋り出したら、殆ど忘れてる思うで。「なんやったっけなー?」
松 うん(笑)
高 「あれなんやったっけなー?」
松 で、俺も「邪魔したろー。」思た言葉、“ミネラル”がまず出てけえへん。
高 ははは。
松 「こいつなんか言うたら、ひっかかってきよるから、あれなんやったけ?」思て、
高 それは、(笑)
松 「何ラルやったけ?」なってくるから(笑)
高 ははは。ひどい話やな、それはあかん。そこまでなったらあかん(笑)
松 邪魔もできへん。

高 ひとつね、僕がちょっと嬉しいのは、
松 うん。
高 昔から、あなた知ってるわけですよ。
松 うん。
高 言うたって、小学校、6、6歳から知ってるわけですよ。
松 うん。
高 浜田なんか4歳から知ってるわけですよ。
松 でも、誰か一番先死ぬんですから。
高 そうなんですよ。「せーの、どん!」じゃないわけですからね。
松 「せーの、どん!」じゃないですよ。
   一位かも分からないし、二位かも分からん、三位かも分からん。
高 これ、また、
松 ね。
高 微妙ですよー。
松 しかも、ダントツ一位、いうこともありますから。
高 ありますかねー。
松 ダントツ三位ってこともありますからね。
高 ありますねー。
松 ええ。
高 だから、不思議な気持ちになるんやろなー。

松 必ずしも一位がいいわけではない順位ですからね。
   もしかしたら、三位の方がええかも分からんし、二位が一番ええかもしれんしね。
高 そうですね。
松 ええ。でも、僕はもー、一位でいいですけどね。
高 一番早く死にたい?
松 ええ。
高 そうですか。
松 あの、ダントツはちょっとーイヤやけど。
高 ある程度の年なったら。
松 ええ。そうですね。
高 はあ、僕はもー、長生きしたいですねー。
松 せやろ?
高 はい。真逆ですね。
松 ダントツ三位になりたいやろ?
高 はい。ダントツではないですよ。僕も、ダントツはやめてください。

松 長寿日本一、世界一とか、色々やってますけどね、
高 うん。
松 おめでたいみたいな感じにしてますけど、
高 うん。
松 あれもねー、ほんとに寂しいと思いますよ。
高 そうですかね。
松 語り合える人間がいないですからね。ある意味。
高 そうですね。
松 ええ。
高 何よりね、やっぱりね、娘、
松 嘘つき放題ですけどね。でも。
高 あー。「こうやった、あーやった」っていうのがね。
松 ええ、ええ。
高 誰もわかりませんからね。
松 欠席裁判やりたい放題ですよね。
高 ははは。

其の参 『 ショージ兄やん ・ 松本人志、後輩芸人あずみに激怒 』

高 僕らはまだ、家族が無いじゃないですか。
松 うん。
高 逆に言うと、家族が出来て、その家族が早く逝く悲しさもあるわけですよ。
   うちのばあちゃんがそうですからね。94で、
松 うん。
高 娘亡くなりましたからね、こないだ。70代。78、76やったかな?8か6。
松 うん。
高 考えたら、そらそうですよ。94ですから。
松 うん。そうやな。
高 びっくりしますよ。
松 まだまだ長いな。
高 まだまだ長いです。
松 ショージ兄やんが、オナニーしてるらしいからな。
高 あ、まだまだやな、ショージさんは、じゃあ。
松・高 ははは。
高 僕でもね、
松 山崎が聞いてんて。ショージ兄やんに。「オナニーしてるんですか?」
高 何を聞くねんな、ショージさんに(笑)
松 「うん。してるよー。」言うたらしい。
高 ははは。
松 「でも、想像はもう無理やわ。」って言うてたらしいけど(笑)
高 ははは。うわー、もうショージさん大好きや、俺。
松 ははは。
高 もうね、天才や思うねんな。
松 ははは。
高 ははは。天才やで、あの人。
松 (笑)
高 吉本に天才がおるなー。
松 ショージさんな。
高 うん。あんーな人おらへん。
松 うん。
高 あの人は天才やわ。もっと分かってほしい。世の中の人に。
松 そうやな。
高 うーん。あんな面白い人が、やっぱしね、吉本入ってるんやもん。
   底知れぬ会社やね。
松 底知れぬ会社ですよ。
高 すーごいわ。

高 『ガキ』でね、
松 うん。
高 ちょいちょい喋ってますけど、ショージさんのシリーズやる時に、
松 おお。
高 もう打ち合わせが、本意気なんですよ、声が。茶店で。
松 なるほどー。
高 茶店で本意気で喋るんですよ。「こらーー!」っつって。
松 わー、なるほどなー。
高 それを、周りの人、気にせず喋ってるから、もうおっかしーてしゃーないねん。
松 あー。
高 ほいでのってくんねん。
松 のってくるな。
高 周りがクスクス笑ってくると。

高 面白いですよー。
松 でも本番は、半分以上忘れてんねやろ?
高 半分以上忘れてる(笑)
松 打ち合わせしたこと。
高 なんでやろ、とんでんねん。
松 ははは。
高 「あの面白いところ、とびはった。」と思って、(笑)
松 ははは。びっくりするらしいで。
高 びっくりする。
松 すっとーーん!抜けてるらしいで。「えーー!?」って。
高 そうやねん。「あそこ、あんだけ調子良かったのに。」
松 ははは。
高 「あのくだり、がっさりないなー。」みたいな(笑)
松 (笑)
高 だから天才なんですよ、やっぱし。
松 ね(笑)
高 それでも、違うとこがドカーン!と面白いんですよ。
松 そうそうそう。
高 いやー、面白い。「でもあのくだりは、絶対あった方がええのになー。」
松・高 ははは。
松 「それでもあのくだりは!」っていうのも無かったりする、
高 くだりは、そうやねん。「あのくだりは、3連チャンであんなおもろかったのに。」
松 うわー。
高 っていうのも、
松 そうですよね。

高 まだ、新鮮なまま、喋れるんですよ。あの人。
松 うん。
高 だから、面白いんですよ。

高 子供が、なんか面白いことを思いついて喋るような感じで、
   喋りはるんですよ。
松 俺はでも、ガキのあの、ショージ兄やんの企画、
   今迄何回ぐらいあったかなー?
高 3回ぐらいですね。
松 もれなく視聴率悪いやんか。
高 はい!
松・高 ははは。
高 ただ、面白いんですよ。
松 ただ、面白いねん。
高 俺もー、声出して笑うもん。
松 俺もそうやねん。だから、ええねん。
高 ええねん。
松 知るかぁ!やな。
高 知るかぁ!ですよ。あんな素晴らしい天才をね、
松 ええ。
高 世に出さへんわけにいかないですもん。
松 そうそう。で、また視聴率悪いの込みで、おもろいもん。
高 ははは。
松 ははは。ね。
高 そうですね。

高 僕ね、こうやって打ち合わせしてるでしょ?
松 うん。
高 で、まあ、あのーー、「笑ってはいけない」の時も、
   打ち合わせさせてもらったんですよ、最初。
松 あー。
高 学校シリーズの。
松 「焼きそば焼きたい。」って言い出したんやろ?
高 あ、それはあのー、こないだの、えっと、警察の方ね。
松 あーそう。

松 あれもまあ、ぐずぐずでしたけどね。
高 ぐずぐず(笑)
松 ははは。
高 まあ、あのくだり、オールカット、
松 ほとんどカット(笑)
高 オールカットでした(笑)
松 (笑)

高 「笑ってはいけない ハイスクール」の方でね、
松 ハイスクールで。
高 うん。
松 えー、なんやったかな?
高 学校の先生で、色々と、
松 あー、はいはいはい。
高 英語の先生なんですよね。

高 で、メガネのくだりも、
松 うん。
高 メガネ、あの人、こうやってかけ直したら面白かったんですよ。
松 あー、面白かった。
高 「面白いですねー。」って、
松 あー。
高 「あー、分かりました。」って、何回もスッと、
   喋りながら変えていくってのをやってたんですけど、
松 あー。
高 1回目、後ろ向いてもうたんですよ。「あれ?」
松 (笑)
高 「ショージさん、それ、後ろ向いたら」(笑)
松 (笑)
高 それ、スッとやってくのが面白かったし、
   「そうやなー。」って言ったのに、1回目、こう後ろ向いてもうた(笑)
松 (笑)
高 あれ?ショージさん、そうでしたっけ?っていうね(笑)
   これが、これも込みで、僕は面白かったです。
   すーごい面白かったです。
松 いや、面白いね。
高 面白いですよ。やっぱり、ショージさん。天才ですね。
松 そうですね。
高 うん。ジミーちゃんも天才ですけど、
松 うん。
高 やっぱり、ショージさんみたいな、
   あーいう天才もやっぱしいてるからねー。
松 うーん。
高 これ、さんまさんと同期でしたっけ?

高 紳助さんと同期?
松 3人一緒かな?
高 天才ですよ。あの年。当たり年ですよ。ほんまに。
松 でも、ショージ兄やんは、同い年やけど、
高 あ、
松 ショージさんだけ、1個か2個後輩になるのかな。
高 あー、そう。
松 芸歴的に。
高 そういうことか。
松 多分、そういうことやったと思う。
高 あ、「さんまさん。」って言うてるもんね。
松 うん。
高 そうか。
松 うん。

高 小枝さんが、同期やねんね。
松 小枝さん同期。
高 小枝さんみたいな人も、入ってはるから面白いわ、あの年〜(笑)
松 ははは。
高 あの、あの年当たり年やな、吉本〜。

松 あの年は、でも、すごいよ。
高 すごい年やね。
松 うん。
高 しかもNSCとかじゃないですからね。
松 そうそうそう。あーいうことがあるんやな。
高 あーいう年があるんですよ。
松 あーいう、あーいうことがあるんやな。
高 決して芸人さんが多い年ではないですよ。

松 今みたいな、お笑いブームでも、
高 ないですからね。
松 なかったからね。
高 様々な天才が集まったんですね。
松 そうですよ。恐ろしいね。
高 恐ろしい年ですよ。
松 ひっどい不作の年もある、あるでしょうけどね。
高 (笑)
松 年表紐解いていったら。
高 まー、(笑)
松 「この年、」
高 いや、
松 「ずるずるやなー。」
高 いやー、何も引っかかれへん時ありますよね。
松 なんーーにもない時ありますよね。
高 でもまあ、すごい年やなー。
松 うーん。
高 考えたらー。
松 ・・。
高 まあ、こう言うて時間引っ張ってるだけですけどね。
松・高 ははは。
松 なんかあったかな。

高 もう、あなたはいいですねー。
松 なんやて?
高 そういう風に、あのー、あんまりあのー、
   ストレスもなくなってきて、そうは言っても。
松 そんなことないっすよ、もー、ストレスばっかりですよ、もう。もー。
高 いや、よう言うわ。
松 最近後輩に怒ってばっかり。アホばっかりやから。
高 あ、そうですか?
松 もー、怒ったんねん。

松 ストレス溜めたないから。こっちは。やっぱりね、僕思うんですよ。
高 うん。
松 あのー、優しすぎたってういかね、
高 うん。
松 やっぱり、たまに怒ったらなあかんなーって、逆に今になって思うんですよね。
高 いやそら別に、怒ったらなあかんことはないですけども。
松 もうねー、あのー、聞いてもらえます?
高 何よ?
松 あのー、アホのあずみでもさー、
高 はい。あずみ。
松 もー、ほんまにー、毎年毎年、夏と正月、
高 うん。
松 あんなもんなー、あんな、どーーしようもない奴をさ、
高 (笑)
松 旅行連れてったるわけやんか。
高 まあね。
松 メシつれていったっり、
高 まあ、
松 するわけやん。別にこれ、銭金じゃないけど、
高 うん。
松 あんなもんにな、投資、投資じゃないな、メシ食わしてくれたり、
   旅行連れてったりしてくれる奴なんて、おらんで?
高 まあでも、まあ、ほら、先輩やし。まあ、喋ったりしてるわけやろ?
松 でも、損得勘定ってあるやんか。生き物として。
高 まあまあまあ、まあね。

高 金じゃなくても、何かの見返り、
松 なんーーーーーーにもないやんか!
高 ははは。
松 あずみみたいなもんが、俺に対して。
高 なんかやってくれるでしょ。なんか。
松 ほいでね、こないだね、
高 うん。
松 ちょっとあのー、でっかいー、テーブルをね、
   ちょっとどーしても一人じゃ無理やったりして、
高 うん。
松 ちょっとこー、あー、
高 模様替えかいな?
松 模様替えというか、引越しというか、ちょっとあったんですよ。
高 うんうんうん。

松 みんなルミネでかりだされてたりも、ちょっとあったんですけど、
高 うん。
松 もー、ちょっと、とー、あいつにね、電話して。
高 うん。あずみに。
松 あずみに電話して。
高 うん。
松 「ちょっと金曜日あいてないか?」
高 うん。
松 いう話ですよ。
高 うんうん。
松 ほんなら、「すいません。その日バイトで。」って、いう話。
高 ほうほうほうほう。
松 もー、俺、もー、ほんまもう、めちゃくちゃ腹立って。
高 そらしゃーないやん。向こうも生活かかって、
松 いやいやいやいやいやいや。
高 急に、
松 おかしいって!
高 急に、
松 これだけ色々俺にやってもうて、いや急にちゃうねん。
   それも、3日ぐらい前やねん!
高 あーあーあーあー。
松 もうね、流石に俺もう腹立って。
高 おーおー。
松 「休め!!」
高 ははは。そしたら?
松 いや、だって、俺間違ってる?
高 いや、そらだって分かりませんよ。休んだあかんバイトもありますから。
松 いやいやいやいや!
高 その日どーしても、いや、向こうは食い扶持ですから。

高 3日前でも、あかんバイトもありますから。
松 なーー、無理無理無理無理!お、もう絶対違うよな?!!
高 いやそれは、それはこっちの考え方。
松 ちょ、長谷川、絶対ちゃうよな?!!
高 いや、それはおかしいおかしい。
   向こうは向こうでありますよ、そりゃ。

松 高須さん、これは無理です。
高 いやいや、俺もね、どんなバイトか知りません。
   ただ「休める都合がつくか、聞いてみます。」は、必要やと思うけど。
松 ほいで、
高 うん。
松 ね?
高 うん。
松 言う、言うときます。じゃあ、グアム、ね?
高 うん。
松 沖縄。
高 うんうんうん。
松 行きますよね?
高 うんうん。
松 休んでるじゃないですか。
高 それ前からやからやろ。
松 いや、そうでしょ?
高 3日前から、急じゃないからやろ。
松 でもぉっ!旅行は休めんねやん!!

松 俺のちょっとした引越しの手伝いは、3日前で無理なんや!!
   かんっっがえられへんわっっ!!
高 うっるさいなー(笑)うるさいわー。
松 絶対間違ってないよな?!俺!
高 いや、
松 俺、もうね、
高 いやいやいやいや、それは分かりません。
松 「お前、ボケかー!」言うて。
高 いや、そら分かれへん。あずみも、言うても、どんなバイトか分からへんから。
松 いいです。もう高須さんいいです。
高 ははは。
松 そんなフォローは、いらない。
   僕はこれは、一っっっ生この気持ちは変わらない。
高 いや、
松 先輩にこれだけやってもらってもうて、
高 いや、だから違うんですよ。
松 先輩がほんま、「ちょっと誰もおれへんねん、頼むわ。」って言われて、
   バイトで断るってね、
高 あ、
松 俺はやっぱ、
高 あーあー。
松 かんーーーがえられへんわ!!
高 それはちょっと言葉が少なかったです。
   僕は「誰もおれへんから頼むわ。」っていうのは、聞いてないです。
   「休んでくれへんか?手伝ってくれへんか?」で、
   「あ、すいません。バイトで。」
松 いや、それで分かるやんか。それはもう、絶対そうやん!

松 当日の朝言われても、とりあえずちょっと、バイト先電話して、
高 うん。
松 あの、言うて、頑張ってみて、
高 うん。
松 「もうどーしても、無理やったんすけど、途中抜けてでも。」とか、
高 うん。まあでも、それは、
松 それぐらいのレベルの話やん。
   っていうか、「バイトじゃあ、僕辞めます。」ぐらいのレベルの話やで?
   これっっだけやってもろて。
高 でも、バイト辞めんのは、違う。
松 じゃあ、お前はいつ?!!なにで俺に!!どんな形で!?恩返しができんねん!!
高 ははは。知らんがな、そんなもんは。
   それはそれで、やっぱあずみはあずみで、
松 バイトorダイや!!
高 いや、関係ない関係ない、それは(笑)
松 (笑)

高 それは聞かなあかんねん、だから。
   「すいません、ちょっと連絡してみます。」は、あってええねん。
   それがないのは、
松 僕は、もういいです。じゃあ、もう僕は、あ、もういいです。
高 あずみもうええの?
松 いやもう、前から言うててんけどね。いいです、って。彼は。
高 あらー、あずみ可哀想に。
松 いやー、びっっくりしますね!
高 うーん。
松 そういうーー回路になることがもう、僕はもうわかんないっすね!
高 いや、ありますよ。そんなの、多々ありますよ。
松 まあ、言うときますけど、今も切り取って言うてるんですからね。
高 うーん。

松 同じようなことが、実は過去に何度かあってのこれっていうことも、
   ちゃんとふまえてくださいね。
高 うーん。なるほど。
松 そういうことですよ。
高 そんなこと言うてないやん、自分、なんにも。
松 分かるやんか。
高 分かれへんよ、そんなもん。

松 あずみの肩もつの、それ、ないって。もー、絶対俺、なあ?長谷川!!
高 もうええわ、長い(笑)
松 絶対俺、間違うてない!!
高 間違うてないかもしれへんけど、
   そんなことわざわざキレててもしゃーないがな、ずっと。
   おるよ、なんぼでも。
松 バイトってなんなん?
高 いやいや、金、仕事ないねやろ、そら。
   食っていかれへんねやろ、それは。
松 で、それは、あのー大先輩、お世話になってる大先輩の、
   頼みごとも断らなあかんほど大事なもんなんかね?
高 ・・。
松 バイトって何かね?
高 なんやこの、「誠意って何かね?」みたいなこの言い方は。じゃあ、
松 マジで。じゃあ、銭金の話したないけど、
高 うん。
松 俺、お前のその、バイトの時間給のなんぼお前にそそいできた?!
高 まあ、それはええやんか。そこは。
松 金のことであえて言うならやで?!
高 うん。でもそれはまあね、本人が気付くことで、
   それは別にこー、返してもらうためにやってるわけやないやんか。
松 そう。それを俺に言わすなよってことですよ。
高 いや、そらそうですよ。
松 とうとう俺に言わしたやん。時間給の事を。
高 ははは。
松 これを言わすことが、俺は悲しいねん。俺に時間給の事は言わすなよーって。
高 いやいや、まあまあ、そらそうですけどね。
松 まあ、若干ね、
高 うん。
松 2本め喋ることないから、無理に、
高 どういうことやねん、それ(笑)
松 伸ばしてる部分もあるよ。
高 うん。
松 あるけど、腹立つは腹立つねんて。
高 いや、分かりますよ。

松 絶対同じ立場やったら、怒るはずや。
高 いや、・・そらそうや(笑)
松 そやろ?!
高 俺が同じ立場になったら、(笑)
松 絶っ対怒るやろ?
高 でも俺はなってないから。そんなこと。
   なってないし、「あ、もうしょうがないか。」と思うけどね。
   何度もあったら、俺もそら思いますよ。

高 多いよ、そんなん。平気で、平気で遅れてくるしね。時間も。
松 うーん。
高 「俺この日に、どーのこーの、時間あけて、
   これ2時間ぐらいの、時間しかないからな。」って言うてても、
松 うん。
高 物凄い勢いで携帯に入ってきて、
松 うーん。
高 「あ、すいません、ちょっと、今日ー、」
松 うわーー。
高 「いや、俺言うたやんか。俺、大分前から言うたやん、この日。」
松 そうやろ?
高 いや、おー、ありますよ。

松 俺やったら、多分それ怒れへんわ。
高 ・・いや、違うやん。なんでやねんそれ。怒るやろ。
   仕事やのに、これ。仕事ですよ?こっちは。
松 僕のそのー、引越しなんて仕事ですよ。
高 いや、プライベートやん、それって。
松 いや、でも、ちゃんとした仕事なんですよ。
   もうちょっと、ラジオなんで、あんま言いにくいですけど、
高 うん。
松 これもまあ、仕事なんですよ、ほんとに。
高 あーそう。
松 ある種、こー、事務所のこともあったりとかね。
高 それあなたの、あなたの事務所(笑)
松 これでも、仕事じゃないですか。
高 関係あれへん、あなたの事務所でしょ?
松 いやでも、これが運営されてるからお前も、
   グアム行ったり沖縄行ったりできるっていうこともあるわけですよ。
   ハワイも行ける、
高 あー、まあまあまあね。
松 ね?
高 まあー、
松 まあ、いわば。
高 まあ、言わんとするのは分かりますよ、実は。ムカつくのも。

松 ルミネですら、ギリギリほんまは、
   アウトやと思ってるんですよ。理由として。
高 まあ、それはええやんか。

松 あれはほら、スケジュールが出てますから。
高 うん。
松 もう何ヶ月前から。
高 で、また芸人で一生懸命やってるわけですから。
松 はい。
高 そこの仕事を奪うことはやっぱし、
松 ほんとですよ。
高 うん。まあね。

松 でもあれ、このままほっといたら、
   3日後かなんかの沖縄旅行、平気で来ますからね。
高 それは多分、絶対平気で行くやろね。
松 もー、僕はね、
高 「おはようございまーす!」って来るよ、そら。
松 それは考えられない。もうだから、今日僕終わってから電話して、
高 うん。
松 もうあのー、それも「金曜日も来んでええから、」
高 もー、そんなもん、
松 「沖縄も来んでええから。」言おうと思って。
高 ええやんか、別にもー、そこは。そこは、別に、
松 いや、僕はもうダメなんです。ほんーま腹立って(笑)
高 ははは。
松 なあ?長谷川。俺間違うてないよな?
高 もうええやんか、でも、それ、もう。

松 ほんーまアホなんですよ。
高 ほうほうほう。
松 言うたっけ?うちの家で、俺の知らんうちに、
   キッチンでタバコ吸うてた話。
高 いや、知らん知らん知らん。
松 タバコ吸うてるんですか?人の家で。
高 あー、それはいかんね。それはいかんね。
   タバコ吸ってないからね、こっちはね。
松 びっくりしますよね。
高 なんで気付いたん?それ。
松 いやいやいや、パッて見たら、換気扇の下やけど吸うてたんや。
   俺、「ええっ!!?」と思ったんや。
高 なるほどね。
松 でも、他にもなんやいっぱいおったんですよ、その時。

松 キムの嫁も、いっぱいおるとこで、
高 うーん。
松 そんな怒鳴られないじゃないですか。
高 うんうんうんうん。まあね。
   しかも、後輩で、「お前どういうことやねん。」
松 しかもね、新築祝いなんですよ。
高 それはあきませんね。それはあきませんよ。
   それできへんよね、普通はね。

高 まあ、そういうのもあって、ってことね?
松 そういうのもあって、ですよ。
高 じゃあしょうがないな。
松 で、キムもえらい、前も一回怒ったんですよ、あいつに。
   それも同じような理由ですわ。
高 うんうん。
松 あの、倉本さんちで、みんなで鍋しようって、
高 うんうん。
松 キム鍋やー言うて、
高 うん。
松 キムが朝からなんか、鶏をね、
高 あー、なんかね、コトコトコトコトやりますからね。
松 誰かサポートというか、誰かおってほしいんですよ。

松 で、あずみあいてたんですよ。
高 うん。
松 ほんなら、断られて。今度その理由が、
   あのー、美容院の予約が入ってて。
高 それは絶対あかんな。
松 絶対あかんやん。
高 絶対あかんなー。それはあかんなー、あずみ。
   もうそろそろ、俺、かばい、
松 無理やろ?
高 もうそろそろかばわれへんかもしれんなー。
松 もー、考えられへんて!
高 あーそうか。美容院まで来たか。

松 「はあ?!」みたいな話になって、
   「いや、でも、カリスマ美容師のなんかんで、滅多に予約とられへん。」
高 あー、そこ関係ないなー。
松 いやいやいや、関係ないし、
高 関係ないなー。
松 いや、もうさー、もうそんなこと言い出したら、
   カリスマ美容師ってなんやねんって話になってくるから。
高 あー、そこ長なるからな。

高 あー、そらキレられるわ。それキレられるな(笑)
松 こんなこともあってやで?あー、あかん、ちょっと腹立ってきた、
高 あかんあかん!そんな、
松 本番中に電話したろかな。
高 それはええがな(笑)
松 ははは。
高 それはほっといたらええがな(笑)
松 腹立ってきた、ほんまに。
高 そうかー。そうやったかー、あずみー。大変やな。
松 いやでもね、そういうことを考えると、ずっとー、
   どっちかというと、文科系で来たでしょ?僕なんかは。
   で、あんまり先輩ぶんの嫌いやし、
高 いんじゃないですか?別に、それで。
松 いや、でも、あえてここでね、怒るとこは怒らなあかんねんなーって、
高 怒るとこは怒らんと、
松 思うように、ちょっとなってきて、
高 うん。
松 じゃないと、ストレス溜まっていく一方やから、
   なんで後輩のためにこっちがストレスためなあかんねんって話で。
高 まあね。
松 ええ。

松 おっきく膨らむ前に、
高 あーあー。
松 もう、
高 細かくね。
松 ぷくっ、ぷくっと。イボがぷくっと出た時点で、
高 イボはええやろ(笑)
松 ははは。
高 なんで俺のアゴの辺に手ぇもってくんのよ(笑)
松 (笑)イボと言えばアゴ。
高 アゴと言えば俺(笑)
松 (笑)
高 いやいや、違うんですよ。それはまあね、
   ボッカーーンなる前に言った方がいいのは、確かですよ。
松 そうそうそう。また、それはプライベートで聞いてもらいます。
高 ははは。
松 葉巻バーで聞いてもらいます。
高 あ、分かりました。葉巻バーでじっくりと。長なりそうやなーー。
松 ははは。

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO