2006.5.20(土) 242回

今週の一曲 『 北帰行 』 小林旭

其の壱 『 毛の問題 ・ バイキングと英語 』

松 あ、どーもー、松ちゃん・・・妖精です。
高 ははは。な、ちょっと待って。俺も言うけど、
松 松ちゃん妖精やんか、だから。
高 どういうこと?松ちゃん妖精って。
松 あのー、
高 ようせいって、どっち?
松 ティルルルルンみたいな。
高 あ、あの妖精のほう?
松 そう。当たり前や。
高 はー。えー、ジャポニカみっちゃん図鑑です。
松 ・・。

高 (学習)って書いてあんのよ。
松 いやちゃうで。おかしいで。「ジャポニカ学習帳」やで。
高 おかしいな。
松 だから、ジャポニカ高須ちゃん帳って言わな。
高 そうかーー。ジャポニカみっちゃん帳や。
松 みっちゃん帳やな。言うなら。
高 チッ。
松 ただまあ、学習帳は学習帳やからな。
   変えるとしたら、ジャポニカを高須ちゃんにせなあかんねんけどね。
高 え?どういうこと?
松 「高須ちゃん学習帳」って言わなあかんねんけど、
高 普通やん。
松 それ、ジャポニカを言いたかったんやから、
高 うん。
松 だからもう、ジャポニカをここに、
高 持って来ること自体が、
松 持って来ること自体が、そもそも、もう大間違いや。
高 放送族さんです、また。
松 (笑)

高 春ですよ、春。
松 ねー。
高 うん。
松 ただ、我々の春はいつ来るんですかね。
高 また今年も一人なのかな、俺。
松 せっかくオスとして生まれてきたんですからね。
高 そうですよ。あなたも息子なんか見たいですよ。
   娘でも、どっちでもいいですよ。
松 いや、僕はね、色んなあのー、人種が見たいんですよ。
高 は?
松 色んな国籍の。ハーフの、僕の。
高 あなた、日本人がええ言うてたじゃないですか。
松 いやいや、僕は色々、いろんな国籍が見たいです。
高 たとえば?
松 だ、もう全然アメリカ人とのハーフも見たいですし。
高 あなたの?
松 僕とブラジル人のハーフ。もう、僕と韓国人の、
高 なんでですか?
松 見たいですし。
高 なんでですか?
松 いややっぱり、僕のような、
高 うん。
松 才能は、もっとグローバルに、
高 うん。
松 やっていかんと、
高 やっていかんと?
松・高 ははは。
松 やっていかんとあかんでー!言うて。
高 なんや、おお、(笑)
松 みんな、おー!言うて。
高 おおづかみやなー(笑)
松 ははは。
高 最終的には、関西弁を出してきたで。
松 みんーーな言うてる。
高 あ、みんな言うてる?
松 これ、みんーーなが言うてる。
高 あ、そう(笑)

高 忙しいですから。
松 歳やねんからな。
高 もうな、こんなん無理やねん。俺の体じゃ。
松 そうやろ?
高 肉体じゃ、もう。
松 そうやろ?
高 20代やないんやから。
松 そうですよ。僕今もう、背中がこってきてるんですよね。
高 あれだけ、こり知らずの松ちゃんが。
松 そうそうそうそう。
高 分かったでしょ?
松 うん。
高 こることのうっとーしさ。
松 で、前も、風呂入ってて出よう思たら、
   ピッキーーンなった言うてたでしょ?
高 うん。
松 もうそうなってきてんねんから。
高 なってきてるんです。
松 だからもう、そのうち、もー、どーしよーもなくなんねんから。
高 そうなんですよ。
松 だから、今のうち減らしていかなあかんねんて。
高 あなたなんか、どうですか?耳毛みたいなもんは?
松 あ、耳毛は僕、
高 うん。
松 気ぃ使ってるんですけど、
高 うん。
松 昨日山崎に耳毛あるの見て、ちょっとショックやった。
高 あ、山ちゃんはもう、ものすごい野太い耳毛がはえてますよ。
松 ははは。
高 ちょうど、は、あのね、ハエの足ぐらいの濃さですよ。
松 ははは。

松 後輩とかに、そういうのが見えると、ショックやったり、
高 後輩にそういうのが見えたら、わしもそうか?と。
松 わしもそうか?と。
   お前でそうなら、わしゃどーなんねん?みたいなね。
高 うんうん。僕も聞くんです、人に。
   「どうや?」耳ん中見えへんからね。
松 うーん。
高 聞くもんやから。
松 うん。

高 耳に毛ぇはやすって。
松 クーデターやから。
高 クーデターやで、こんなもん(笑)
松 ははは。
高 いや、ほんまに。クーデターや(笑)
松 文句あんのかい、言う話やからな(笑)
高 そうやねん。聞かんとこ、言うことやもん(笑)
松 お前なんや、文句あんのかえ言う話やもんな(笑)
高 ははは。
松 お前なんやさっきから、文句あんのかえ!言う話(笑)
高 ちょ、もうええわ、それ(笑)
松 ははは。
高 言いたいだけやがな、それも(笑)

高 段々段々、体がおかしなってきてるんですよ。
松 うーん。
高 命令系統が、前も言いましたけど、
松 うん。
高 脳からの命令を、まあ伝達していくわけですよ。
松 ええ。
高 中継、中継で。
松 うん。

高 色んな人が、口伝えで言うて、
   髪の毛、さあ1センチ伸ばそう、とかね。
松 うん。
高 1ミリのばそう、とかするわけですよ。
松 うん。
高 「おいおい、髪の毛はえてるか?」
   「おいおい、耳毛はえてるか?」に、
松 うん。
高 どっか変わってもうてるんですよ。
松 変わってもうてんねん。伝達ゲームがおかしなって、
高 で、いつか耳毛ボーンとはやしてまうわけですよ。
松 そうそうそう。ほなね、もうね、アホの社員がね、
高 うん。
松 中で何人か出てくるわけですよ。
高 うん。
松 そいでね、
高 うん。

松 指差し確認をしてね、
高 うん。するするするする(笑)
松 あのー、なになに、なになに、
高 うん。
松 って、ちゃんとやっとんねんけど、
高 やっとんねんけど(笑)
松 「肩毛よーし!」
   いや肩毛なんか「よし」じゃなくてええねん!って、
高 うんうん(笑)
松 言ってるのに、
高 うん。
松 「肩毛よーし!」って、毎月言うてる奴がおる。
高 言うてる奴おる(笑)
松 こいつをクビにせなあかんねん。
高 うん。でも、こいつが、(笑)
松 ははは。
高 こいつの後輩もみんな、
   「あーいう風に言わなあかんねん」と思ってるから。
   丸暗記やから。基本的には(笑)

高 「肩毛よ―し!耳毛よーし!眉毛よーし!」
松 うん。眉毛はええねんけど、眉毛も、
高 うん。
松 なんか、
高 うんうん。
松 もう、そんなね?
高 うん。
松 ある程度までいったら、伸びひんでええのに、
高 うん。のばして、
松 のばしていっとるやろ?あれ。

松 もう気ぃついたら、村山さんですわ。
高 村山さんですよ。
松 (笑)
高 おかしなってきてるんですよ。命令系統、
松 村山さんの中の、あの社員、
高 めっちゃ、(笑)
松 クビにせなあかんで、あれ(笑)
高 もうね、みんーなね、寝とるで、半分(笑)
松 全員眉毛のこと考えとるやろ?あれ(笑)
高 だから、眉毛の部屋、
松 眉毛部署がものすごい、(笑)
高 眉毛の部屋開けたら、煙だらけで(笑)
松 ははは。
高 タバコの煙だらけで(笑)
松 ははは。
高 なんぼほどおんねん!みたいな(笑)

松 俺ももう、腹毛の社員が一人おる。
高 ええー?腹毛おんの?自分。
松 腹毛、社員、社員が一人おって。
高 こいつあかんで(笑)
松 こいつがね、「わき腹毛よーし!」
高 言いよんの?(笑)
松 いっつも言うねん。いらん!言うてんのに(笑)
高 (笑)
松 ここ一本はえよんねん。
高 あーそう。俺はね、手の甲毛を、
松 そういうとこまだええやんか。
高 そう、まだええねんけど、これが、一本だけ太いねん。
松 あーはいはいはい。

松 俺なんか腹立つことに、
高 うん。
松 鼻のね、
高 うん。

松 鼻の穴の、
高 うん。
松 ギリギリのとこに、
高 うん。
松 鼻毛はえるようなってきてんねん。
高 ははは。
松 これが、
高 え?え?えーー?!(笑)
松 ははは。
高 テリトリー侵してるやんか。
松 侵してんねん。
高 鼻のテリトリー侵して出てきてるやん(笑)
松 これがね、定期的に抜いとかんとね、
高 あれ?(笑)
松 もうどえ〜〜らいことになんねん。
高 あれ〜?(笑)
松 うん。

松 これが痛いねん。ほいで。
高 でも、鼻毛ちゃうもんね。そこ。
松 鼻毛ちゃうねん。もうヒゲと、
高 うん。
松 鼻毛の間みたいなやつがはえんねん。
高 うわーー。
松 これが根強くて。
高 あれ?
松 これをもー、毛抜きでガーン!ごっつ痛いねん。

松 絶対あかんやん。
高 絶対やめささなあかん。
松 絶対もう、コンパなんか行かれへんやん。
高 そんな(笑)
松 「あれ〜?」なんか言われたら、もー、ドキッ!するやんか。
高 「あれ?」も言われるかいな(笑)
松 ははは。
高 「あれ?」どころちゃうがな、そんなもん(笑)

高 こんなんじゃなかったのにね。
松 うん。そう。
高 乳毛もね、
松 うん。
高 僕、ほとんど毛ぇないんですよ。
松 うん。
高 でも、乳毛だけは、
松 伸びてきてるやろ?
高 ね。
松 だから俺、大分前から言うてるじゃないですか。
高 うん。
松 陰毛は、ほんまにもうヒドイって。
高 陰毛がヒドイ?
松 陰毛がもー、すっごいんですよ。
高 どういうこと?
松 完全に昔より、もう倍から伸びるから。
高 分からん。長なってるってこと?(笑)
松 完全に長なってるよ。だから俺はもう、切るようにしてる。
高 えっ?!陰毛カットしてんの?
松 言うてるやんか、俺、前から。
高 陰毛を何?
松 陰毛を俺は、あのー、
高 何?
松 そうですねー、まあまあでも、3ヶ月に1回ぐらいかな?
高 え?
松 3ヶ月に1回ぐらいは、
高 定期的にお手入れしてんの?
松 僕、切ってますよ。
高 それ、ちょっと待って。
松 風呂場で。
高 どうやって切んの?

松 指でさっとつまんで、
高 あ、おーおー、美容師やんか。
松 一定の長さにして、
高 美容師、
松 シャッキーンシャッキーン、切りますよ。
高 ほーほーほー。
松 じゃないともうね、もうチンコにからんできて、
   め、麺にからんできてしょうがないんですよ。
高 ・・・、
松 もうあの、うつぶせで本読んでても、
   ごっつ痛い時ない?
高 うつぶせで本なんか読みませんからね。
松 うそ。うつぶせで本読んでても、なんか、あのー、
高 からんでもうて。
松 からんでもうて。
高 わー、えげつなー。
松 焼き豚みたいになってるんですよ。

高 そんなことするから、また伸びんねやんか。
松 伸びるし、ほいでね、あのー、やっぱ毛ぇって、
   先にいくしたがって、細くなってきてるんです。
   あれって、よーできたもんでね。
高 うん。
松 あれがいいんですよ。
高 だから痛くない。
松 だからいいんですよ。
高 うん。
松 ところがあれ、真ん中から切ると、
高 うん。
松 もー、首切りですから。
高 はーはーはー。
松 ものっすごいんですよ。その、パンツへの突き抜けが。
高 え?パンツへの突き抜けがくるの?
松 パンツを平気で突き抜けてくるんですよ。
高 はー、
松 太いから。
高 なるほどー。なるほど。
松 だからもー、あのー、
高 裸足教育や。
松・高 ははは。

松 パンツからね、
高 うん。
松 もうめっちゃ、
高 うわ。
松 あのー、
高 うわうわ。竹槍やんか。
松 ははは。
高 うわうわうわう。ガーゼ状態なってるやんか。
松 なんでもたとえんでええねん、そんなもん(笑)
高 ははは。

松 俺は昔、よー剃ったからかなー。
高 そうですよ。
松 剃ると頑張ろうとするからね。
高 なんでもそうですよ。だから、そらもう、そら、
   「お前なんか、この世にいらん!」ってされるから、
松 うん。
高 もっと強くなろう!あすなろ、あすなろう教育やんか。
松 なんでも、(笑)
高 明日こそなろう、
松 なんでもたとえんでええねん(笑)
高 明日こそなろう(笑)
松 もうええねん、何回も言わんでも(笑)

高 あーた、白髪ないですね。
松 白髪はないんですよ。
高 えらいもんですねー。
松 あ、ただ、前も言うてる通り、鼻毛白髪が。
高 あー。
松 あとヒゲ白髪が、やっぱりぽつんぽつんって。
高 あー。
松 浜田もちょっと、このところ、ちょっと白いのが、
高 いや、あるよ。はま、浜田は白髪だらけやで。あれ。
松 あ、今田もヒドイね。
高 あ、今ちゃん。
松 あれ、考えられない。
高 だって、昔からそうやったやん、今ちゃん。
松 うそ。
高 あなたないですね。
松 ないです。
高 だからね、短い、短いのがいいんですよ。

高 栄養いらんのですよ、短いから。
松 白髪もどうせやったら、一気にね、なったらいいけどね。
高 まあねー。
松 とりあえず、陰毛だけが怖い。陰毛白髪出た時に、
高 陰毛はもう、
松 もうどーしようかなー。
高 しっかり見てますか?
松 どうしよう。
高 「どうしよう」ってしゃーないがな。
松 陰毛白髪出た時、俺、ラジオで言うわ。俺。
高 でも、
松 うん。
高 それはもうね、世の中の人はそうなっていくんですから、
   しょうがないですよ。
松 でもみんな言うてへんやん。
高 言いますよ。
松 忌野清志郎は言えへんやん、そんなこと。
高 あ、「陰毛が白なった。」とは?
松 ははは。
高 拓郎さんも言えへんわね。
松 拓郎さんも言えへんやんか。
高 まあな。
松 でも俺は言うていくわ。
高 あら、なんか悲しいな。

高 前も話しましたけど、思春期の時に、
松 うん。
高 毛が生えた日のことを。「あれ?」
松 あー、早かったんですよ。多分あなたより早かったですよ。
高 あ、それあなた、いつでしたっけ?
松 小4か、5くらい。
高 わー、俺より1年、2年早いやんか。
松 そうなんですよ。

松 で、うち風呂なかったですからね。
高 風呂屋での発見?
松 いや、風呂屋ではなかったんですけど、
高 どこでの発見よ?
松 オナニーですかね。
高 家、部屋での?
松 うん。
高 うわ。
松 部屋、部屋なんかないですよ。
高 いや、おらん時に。
松 そうそうそうそう。
高 えー?
松 時に、なんか産毛みたいなんが乗ってる思て、
高 (笑)
松 ふーって吹いた、吹いたんですけど、
高 ははは。
松 全然飛ばないんですよ(笑)

松 「あれれれ?」と思って、つまんだらもう、
高 うん。
松 あのー、
高 肌が、
松 肌がツイーーンって、つられたから、「あら?」
高 「あれれ?」と(笑)
松 「いいですねー。」
高 「いいですねー。」
松 よくない、よくない。
松・高 ははは。

高 俺が小6です。
松 うん。
高 小6の風呂入ってる時。うちは家風呂がありましたから。
松 それ自分ええでー。
高 まだね。
松 そうでしょ?
高 ただ驚きですよ。風呂入って、あっつーと思って、
松 うん。
高 ちょっとへりんとこに、へっと座ったんですよ。
松 うん。
高 ほんなら、なんとなく「あー、ちんこやなー。」と思って。
松 うんうんうん。

高 「あれ?なんやこれ?」
松 うん。
高 ちんこの上の方に、筋がはいってんの、ふわ〜〜っと。
松 うん。
高 水に濡れたら、1本だけやったら細くて見えへんものが、
松 うんうん。
高 水に濡れたら、5,6本束になって、こー、
松 うわーー。
高 みつあみ状態ですよ(笑)
松 ははは。
高 だから黒さが、黒さが見えるわけですよ。
松 へー、そこまでよう気付けへんかったなー。
高 気付かんかったよ。ほんま、しっかり見てなかってん。
   俺だから、そういうオナニーもしてなかったから、
   分かれへんかったから。

松 でもこれ、みんな言えへんねんな。
高 言えへんねん。
松 うん。
高 俺、びっくりしたもん。
松 俺はもー、だからちょっといややったな。
高 うん。
松 でもー、風呂屋行ってたし、
   それこそ伊東とかと風呂行ってる頃やから、
高 伊東なんか、遅いからさー、発育が、どうせ。
松 伊東なんか遅いねん。
高 もー、つるんつるんやろ?あいつ。
松 そうやねん。もー、
高 こっちはもう、はえかかっとるからね。
松 そうやねん。
高 うわー、厳しいなー。
松 で、風呂屋でほら、親父とか兄貴にも会うわけよ。
高 あー、あかんあかんあかん。
松 それがイヤやって。

松 うちの情報は早いですから。情報社会でしたから。
高 ははは。
   なんやねん、松本家の情報社会って。すぐ言うねや(笑)
松 そうそうそうそう。いちはやく、
   「これから情報の時代や」っていうのは、
高 おーおー、察知して。
松 うちの親父が、口をすっぱくして、言うてましたから。
高 なるほど。
松 ええ。

松 まあしばらく僕、剃ってましたよ。
高 え?!だからやんか。その頃に剃ってるからやんか。
松 そうそう。人より剃る回数が多いんですよね。
高 ね。だからそれで、もー、その時期にやってるから、
松 うん。
高 その時期に、もう陰毛からしたら、
松 うん。
高 なんで剃られる、
松 なにくそ根性でしょ?
高 剃られる意味が無いからね。
松 そうそうそう。敗戦に、敗戦を何回も体験しとるわけやから。
高 敗戦(笑)
松 (笑)
高 だから、根性が違うわ。
松 根性が違うんです。

高 あなたいつ頃から解禁しました?
   チン毛生えてる宣言しました?
松 僕それ覚えてないんですけどねー。
高 ちん、チン毛言うてもうた、俺。
松・高 ははは。

高 僕はね、中1の時に、中1の夏ぐらいに解禁しました。
   こんなもんね、
松 うん。
高 「生えてへんフリばっかしてる、みんなが。」と思って、
松 それあるよね。
高 「みんなもう、生えてへんフリばっかすんの、
   俺しんどい。」と思って、言うたんですよ。
松 ほー、ここは一発。
高 ここは一発、ぐいん!って言うたったんですよ。
松 あー。
高 そしたら、みんながのってきたんです。
松 そういうことやねんな。
高 うん。
松 誰が言い出すかだけのことや。
高 そうなんですよ。

松 でもそれは、逆に1番じゃないから言えんねんて。
高 あ、
松 1番の人間は言われへん。
高 あえてね。
松 うん。これはやっぱ、4番、5番ぐらいの奴が言うてくれんと。
高 そうやねん。
松 そらそうやねんてー。
高 なるほどね。
松 うーん。
高 あなたはもう、結構1番気味ですか?
松 いや結構早かったですよー。
高 すごいですねー、発育的には。
松 なんなんすかねー。
高 そんなにええもん食ってるとも思えへんし。
松 思えへんし。
高 かと言って、そんな成長が著しくこう、
   なんか、人より早いとも、
松 そうでしょ?
高 思えへんかったけどね。
松 おかしいんですよ。

松 ほいで、毛ジラミ、
高 なってる。
松 なってるから。2,3回なってるんで、僕。
高 なんで2,3回も(笑)
松 ははは。
高 なんで2,3回なんねんな。分かれへんわ(笑)
松 そのたんびに、剃ってるから、
高 剃ってるから、もー、
松 もー、この、もう、なにくそ根性がもう、
高 すごいよね。
松 団塊の世代ですから。もう。
高 ははは。
松 陰毛だけは(笑)
高 大変やな(笑)
松 男根の団塊の世代。
高 ははは。うまいね、なるほど(笑)
松 ははは。すごいんですよ。敗戦、敗戦で(笑)
高 すごいよな。
松 闇市で、闇市で(笑)
高 闇市関係あれへんがな(笑)

高 あのね、
松 うん。
高 まあ、海外よく行くじゃないですか。

高 ちょっとあの、朝バイキング形式になるじゃないですか。
松 うん。海外での朝、
高 海外での、
松 はいはいはい。
高 なんか、ホテルとか。
松 「ディス、ディス。」でしょ?
高 うん。「ディス、ディス。」やんか。
松 俺、「ディス。」しか言えへん(笑)
高 そう、そうやねん(笑)
松 ははは。
高 あの、あのなー、ちょっとプレートに、
   あれ人、人が出るやんか。
松 出ます。
高 育ちが出るやろ?
松 あ、あー、出ます。
高 朝飯のあれって、育ちが出るやんか。もうがさつな奴は、
松 そう。
高 山ほどとってくるやろ?
松 はい。
高 もう、俺なんかは、
松 うん。
高 食いたいけど、
松 うん。
高 やっぱり少なくするわけですよ。一品一品を。

高 なんか、シェフがなんか作ってくれてんねん。
松 あー。
高 卵かなんか、
松 はいはいはい。
高 卵焼きしてんねん。で、なんか外人4,5人おって、
松 うん。
高 俺もおんねんけど、前のほうで何やら、
松 うん。
高 1人1人喋ってんねんな。
松 うん。
高 「何を喋ってんねん?」
松 せやな。
高 「あれ?なんか質問される形式になってるやん、ここ。」
松 一問一答。
高 一問一答なってるやん、と(笑)
松 ははは。
高 ガッタガタするわけですよ。もう怖くて(笑)
松 ははは。
高 何を聞かれるや、(笑)
松 フォークも、もうカタカタカタカタ(笑)
高 カタカタカタ(笑)
松 ははは。

高 耳、こーずーっと聞いてて、
松 ええ。
高 外人は何聞いてんのか、
松 予習しとかなあかんから。
高 予習よ(笑)
松 ははは。
高 もう5人ぐらい前から、必死ですよ。
松 分かるわー。
高 聞えてるのん、ずーっと(笑)
松 分かるわー。
高 そしたら、卵の種類を言うてるわけですよ。
松 はい、色々あるな。
高 どういうことか?と。
松 僕はもー、そうなると、
高 うん。
松 僕はもう趣味主張なんかないですよ。
高 うん。
松 「サニーサイドアップ」。
高 俺も。
松・高 ははは!
高 もう、
松 それが食いたい・食いたない、じゃなくて。
高 ないねん。

高 「サニーサイドアップ、プリーズ。」って言うてんねん。
松・高 ははは。
松 ほんまは、もうちょっと違うもん食べたい時もあるんですよ(笑)
高 なんか、どんなんがあんの?って聞きたいねん。
松 うん。そやね。
高 もう、あんーなガタガタせなあかんのか、と思って。
   あれ、情けないな。
松 情けないねー。
高 海外行くとね。

松 ほんまは「ディス。」なんかも言わんでえーのよ?
   「これ、これ。」でええねん。
   なんやねん「ディス」って、って話やねん。そんなもんは。
高 ほんまやがな。
松 うん。外人来たら、そんなもん、いちいち言うてへんからね。
高 うんうん。
松 日本語で。うん。
高 ほんまや。
松 だからもー、負けたらあかんねんけどなー。
高 物凄い負けてるやん。
   「サニーサイドアップ」言うてもうてるやんか。

松 「スシ〜。」とか、
   「ハラキリ〜。」とか言うてること自体が、
   僕はもうおかしいんですよ。
高 うん。
松 僕らは「寿司。」でいいんですよ。
高 うん。
松 なんで外人に言う時に、
   僕らまで「スシ〜。」って言うてるのかが、
高 うん。
松 もうその時点で、おかしいんですよ。
高 なるほど、あっちに合わしてるのがね。

松 そうじゃないと、いつまでたっても外人は、
   寿司のことスシ〜って言いますからね。
高 そうやね。
松 「ノーノーノーノー、」
高 「寿司。」
松 「寿司。」って言わなあかんのですよ、あれは。
高 なるほど。
松 でしょ?
高 うん。そうかもしれませんね。
松 これをねー、みんなねー、
   外人の言い方で日本語を言うから。

松 「コンニ〜チワ〜!」言うでしょ?
高 あーあー。「こんにちは。」
松 「“こんにちは”やし、」
高 うん。
松 「今、夜やから。」って言わなあかんのですよ。
高 なるほど。ちゃんと。

松 「サイコー!」みたいなことを言いよるわけですよ。
高 うん。
松 「いや、今使う言葉じゃないから。」
高 うーわ、冷たっ。
松 っていうことをね、
高 うん。冷たー(笑)
松 ははは。うん。そらお前が日本単語、
   日本語の単語知ってるんを誇示してるだけで、
高 うん。
松 ここで使うことじゃないし、
高 お。
松 それ言われても、俺ら関係ないから。
高 お、かっこええ。
松 っていうことをね。
高 びしっと。
松 それ、びしっと言わなあかんよね。
高 そうですよ。やっぱりそら、敗戦の意識があるんですよ。
松 うん。
高 外人に対して、やっぱり俺ら、やっぱりなんかね。

其の弐 『 日本人はデカかった? ・ 味覚とおかんの料理 』

松 でも、今、日本の若い奴でも、でかなってきてるよね。
高 82、
松 確実に。
高 78、80、80はあるね。
松 そうでしょ?
高 80は、
松 ほなね、吉本の若手でもね、
   みんな結構でかなってきてんねんな。
高 あーきてるか。なるほど。
松 これはー、すごいですよ。
高 うん。
松 我々は、もうただのちっちゃいじいちゃんですよ。
   我々より、おっきい女が普通にいますからね。
高 ただ、いや、そらいますよ。
   モデルなんて、普通におっきいじゃないですか。
松 いや、モデルじゃなくても、一般の子でも、
高 うん。
松 170ぐらいの女の子って、そんなに珍しないですから。
高 はー。だって、しずちゃんが80なんぼやろ?
松 あー、そうです、そうです。
高 大林素子と同じ身長らしいね。
松 あー。まあ、あれはちょっと、
高 まあ、でかすぎるけども。
松 普通にね、170ぐらいの女の子がね、おるんですよ。
   モデルでもなく、なんでもなく。ごく普通に。
高 うーん。まあ、そういう時代になってきたんやね。
松 そういう時代になってきたな。
高 食い物ですか?
松 うーーん。
高 なんでこんなことになってくんの?
松 シスコーンでしょうね。
高 シスコーンって、我々の時代もあったけど。
松 ははは。
高 シスコーンですか?
松 リッツとか、シスコーンとかでしょうね。
高 うわ。
松 欧米の。
高 古い発想やなー。
松 サクサク感が。

高 それだけじゃないと思いますけど。
   なんで伸びんのかなー?と思って。
松 まあ、肉系、
高 おかしないですか?
松 でも一説によると、
高 うん。
松 昔の日本人は、
   実は大きかったっていう説もあるんですよね。
高 誰に聞いたん?そんなの。
松 黒澤明ですよ。
高 ・・。
松 黒澤明が色々調べたんですって。
   ほな実は、昔の日本人てほんまはデカかったんやて。
高 ほんまかいなー。
松 っていう説があんねんて。
高 ふーん。
松 180ぐらいあったらしいですよ。普通に。
高 ないわー、そんなことないやろー。
松 それが段々、このー、な、な、なんやっていうたな?
   で、1回ちっちゃなってもうたんやて。
高 いや、「なんやっていうた」で終わらせへんよ。
松 あのー、
高 何があったの?そこが一番問題や。
松 あれあれあれあれ、あのー、あれ。
高 はいはいはい、はい!
松 年貢。
高 ん?
松 年貢。
高 年貢が?
松 年貢米。
高 年貢米が?
松 お米をもう、物凄い徴収されて、
高 うん(笑)
松 殿様に。
高 もう、あっぷあっぷして(笑)
松 ははは。

松 いや、ほんまやねんて。
高 納得さしてよー。
松 あのー、すごかったんですよ。当時。
高 ・・。
松 年貢が。
松・高 ははは。
高 「年貢」しか言うてへん(笑)
松 ほんまやねんて(笑)
高 頼んますわー、もう。

松 黒沢明が色々調べたんですって。
高 うん。
松 そんならね、
高 さっきも言うたがな。
松 (笑)出てきた着物が、
高 うん。
松 みんなデカイんですって。
高 ・・・うーん。
松 ほいで、逆に時代劇をやる時に、
   ちっちゃい着物を作らしたぐらいの。
高 はー、そうですか?
松 うん。
高 でも、あのー、甲冑とかね、
松 うん。
高 あのー、兜とか見てみると、ちっちゃいですよー?
松 そうなんやね。

松 だから弁慶とね、
高 うん。
松 あのー、あれなんやったっけ?あのー、ね?
高 あー、まあ、ありますね。なんやったっけ?あれ(笑)
松 弁慶と、
高 あ、牛若丸。
松 牛若丸。弁慶と牛若丸やけど、
高 うん。
松 あの、ある時に、ちっちゃいほど、
   ちっちゃい方がよしとされたんじゃないかな。合戦において。

松 戦闘能力としての考え方として、
   そっちの方が上やみたいな考え方が、
   あったんやないやろか?
高 ははは。不安げな顔して言うたな。
松 それと、絶対に、
高 うん。
松 おろそかにしちゃいけないのが、
高 うん。
松 年貢ですよ。
高 ははは。ないわ、そんなの(笑)
松 ははは。
高 だって、
松 これだけは絶対(笑)
高 自分行ったことありますか?あのー、姫路城。
松 はい。ありますよ。
高 階段なんて、デカイ人が上がられへんぐらい。
   「頭打つで、これどう考えても。」
松 そう。
高 ってぐらいでしたよ。
松 そうです。
高 な、どういうこと?
松 あのー、そういうとこに入っていかなあかんわけですよ。
高 うん。
松 だから、体がちっちゃい方が、
高 うん。
松 小回りがきくし、
高 うん。
松 あのー、殿様のとこまで行き着く時に、
高 (笑)
松 あのー、高さも低くしたんですよね。昔は。

松 攻め込んでこられへんように。
高 うんうん。
松 で、そういう意味じゃ、ちっちゃい方がええわけやんか。
高 まあまあ、そうかもしれませんね。
松 だから、ちっちゃくなろう、ちっちゃくなろう、
   ちっちゃくなろうって、
高 意識が働いたの?
松 意識。あの、
   刀振り回せへんようにちっちゃくしたんですよね。
   廊下も低くしたりとか。
高 あー、そうなんですか。

松 今だに、おっきいヤクザの組事務所なんかも、そうですよ。
高 天井低いんですか?
松 はい。低いんです。
高 はー。なるほど。
松 うん。
高 へー。
松 でも、それでも動けるようにしようってことで、
高 うん。
松 ちっちゃい、へいひ、兵士を、
高 「へいひ」?
松 ははは。いっぱい作ったんじゃないですかね。
高 へー、そういうことですか。
松 それと同じく、年貢っていうのもあるんですよ。
高 ははは。絶対嘘や。
松 これは絶対におろそかにできない(笑)
高 そんなん、
松 この両面。言い換えれば、この両面しかないですけどね!
高 ああ、そうですか。
   僕は信用してないですけど、なんにもね(笑)

松 おっきいもん、ちっちゃいもんっていうのをね、
高 うん。
松 繰り返してるんですよね。歴史はね、実は。
   で、今、車なんかでも、全世界的に言えることは、
   コンパクトカーの時代なってきてるわけですよ。
高 うーん。
松 一昔前は、車デカイもんやっていう考え方やったんですけどね。
高 うん。
松 それが段々コンパクトこそよし、みたいな。
   で、こうなってくると、もう日本のお家芸ですから。
高 うん。
松 これは中々あのー、電化製品しかり、
   なんでもそうなんですけども、
高 うん。
松 ちっちゃくなっていきますよね。これは、絶対に、
高 (笑)
松 年貢っていうことは、忘れてはいけない。
高 これは違う。
松・高 ははは。
松 ソニー、年貢。パナソニック、
松・高 年貢。
松 っていう、
高 関係あれへんやん、年貢は(笑)
松 ははは。
高 我々の年貢は、もうないんやから(笑)
松 年貢がなければ、ソニーは、今のソニーは無かったんですよ。
高 はー、そうですか。
松 東芝はあったかもしれないですけどね。
高 そうですか。
松 ええ(笑)
高 わかんないですね。

高 あなたの周りで、そういうのこうね、
松 うん。
高 プレートにとる時に、
   「あ、こいつあかんわ。」っていうの誰?
   芸人で、芸人ではおらへん?こう、ぐわっさーーくる人。
松 ・・あー。
高 やっぱ、ちゃんとしてる?あれね、
   やっぱり人間性が出るから、俺あれ見た時に、
   「あ、この子はあかんよ。」っていうのは、
松 育ちの悪さでしょ?
高 出ますわね。
松 育ちの悪さですよね。
高 出ます、出ます。
松 まあ、そういう意味じゃ俺かもしれんな。
松・高 ははは。
高 欲しいもんを、たくさんとってまう。
松 あのーー、やっぱりあのーー、
   これは俺が悪いんやないよ。社会が生み出した、
高 うん。親が悪い。
松 親が悪い。
高 まあ、そのもっと言うと、社会が悪い。
松 社会が悪い。で、やっぱり肉、
高 肉。はい。
松 と、チーズは、
高 はー。
松 こう、いってしまいますよね。どーしても。
高 チーズに行きますか?
松 チーズに行くね。

松 俺の中では、高級食材みたいなイメージは、
高 (笑)
松 いまだ、やっぱ、あるわけですよね。
高 はーー。
松 ええ。俺もう、あれがごっつく痛かったもん。
   小さい時。チーズビット。
高 あー。チーズビット。
松 はい。
高 なんでチーズビットが?
松 あれなんかもー、あのチーズをね、
高 うん。お菓子にからめて。
松 あんーな感じでね、
高 うん。
松 あんーな、あんな気軽な感じで、
高 うん。
松 スタイリッシュに、
高 うん。なるほど。
松 口の中にぽんぽん運べるような、
高 運べるような時代になったんか、と。
松 時代になったんかと、俺はもー、
   ほんと、もうびっくりしたわけですよ。
高 俺、チーズビットに、(笑)
松 おーー!と思ったよ。
高 えー?
松 感極まった。
高 はいはいはいはい。
松 ええ。
高 あれはないけどね。

松 元々チーズっていうのは、大変なもんやっていう、
高 ほー。
松 色んな意味で、大変なもんやっていう意識が、
高 手間かかってる、と。
松 手間がかかってるという意識が、
高 それを食べさせてもらえる、と。
松 それを、完全に取り払ったのが、チーズビットですよね。
高 はー。

高 でも俺、チーズとか肉とか食えへんなー。
   俺、あーいうとこ行ったら、大体あの、あれ食うわ。
   あのー、ちょっとしたフルーツポンチ的なもの。
松 うわー、
高 俺ね、
松 やらしい。
高 果物屋やから、食わへんねん。
松 うん。
高 果物。
松 うん。
高 絶対果物屋やから、果物食べへんねんけど、
松 うん。
高 あーいうとこ行ったら、
松 うん。

高 なんか健康になろうとすんのかね?
松 フルーツは、そんなに健康になんのか?
高 いや、分からへんけど、
   あーいうもん食っといた方がええように思うねん。
松 へー。
高 ほいでやっぱり、卵ですわ。
松 そうですね。
高 基本卵と、ベーコンですわ。カリカリベーコンですわ。
松 カリカリベーコン、
   ハワイ行って初めてカリカリベーコン見た時に、
   「あ、これは日本負けるわ。」と思いましたね。
高 なんで、なんで?(笑)
松 「これは、いまだに真珠湾のこと言われるわ。」
   って思いましたね。
高 あ、そうですか?
松 あのカリカリベーコンは、やっぱりすごいですよね。
高 僕は逆に、
松 うん。
高 「あーあー、ここ手ぇ抜いてるな。」って思いますよ。
松 ははは。
高 ベーコンここまで焼いたら、なんのあれもあれへんがな。
松 いやでも、俺は魅力的やったなー。
高 最初は?
松 うん。

松 ベーグル。
高 あんなもん。あんなもん、ここ最近ですよ、あんなん食したの。
松 ねー。ベーグルもよーできた、食い物ですね、あれはー。
高 あれ、そんなようできてますか?
松 ベーグル美味しいですよ。ちゃんとしたベーグルはね。
高 あ、そうですか。
松 ええ。
高 僕なんか、あんまちゃんとした、
松 あ、君が食べてるようなそんな、あのー、
   さんりつのベーグルみたいなのでしょ?
高 さんりつかどうか、(笑)
松 (笑)
高 俺、あれですよ、あの、あれですよ。
   スタバのベーグルみたいなもんですわ。
松 あー。
高 食ってるの。
松 もっと本当のベーグルは、もっとしっとり重いんですよね。
高 どれよ、本物って。
松 君に本物のベーグルを食べさしてやりたいわ。
高 だから、どこよ。
松 できれば。
高 自分どこの食ったんや。
松 だから本場ですよ。
高 本場ってどこよ。
松 だから本場ですよ。
高 ベーグルの本場ってどこよ?
松 それ言うたって、分かれへんやろ?
高 分かるよ。言うてくれたら。どこやって言うてくれたら。
松 じゃあ、何丁目やって言うたところで分かるのか?
高 何丁目までいらないですよ。大体国でいいですよ。
松 ほんまに、本場のどこか言うたら、分かるんやな?
高 分かります。
松 ・・。
高 お願いします。
松 ・・分かれへんよ。
高 分かるわ。
松 ははは。
高 逃げたなーー(笑)分かるわ。
松 ほんまに言うたら分かんねんな?
高 分かります。
松 ほんまにどこどこって言うたら、本場かどうか分かんねんなっ!?

松 ほんまに分かんねんな?
高 はいはい。・・はい。
松 ・・・分かれへんよ。
松・高 ははは。
松 分かれへん。
高 分かれへん。もうええわ、そんなんやったら(笑)

高 クッキーのような、かりんとうのような、
   こんーな源氏パイみたいな感じの、
   棒状の、なんや?あれ。ちょっと塩っけのあるような、
松 あの、あれちゃうの?
   ブッシュが喉に詰まらせたやつちゃうの?
高 かな?こんな棒状の、
松 お菓子?
高 お菓子みたいな、パンみ、あれなんか、
   よう売ってるやん。ニューヨーク行ったら。
松 チョリソ、チョリ、チョリソじゃないわ(笑)
高 チョリソ関係あれへん。
松 ははは。
   あれなんやったっけ?あのー、ディズニーランドに売ってるやつ。
高 ・・・知らんやん、そんなん。
   ディズニーランドに売ってんのなんて。え?チュロス?
松 チュロス。
高 うん。
松 チュロスみたいなやつやろ?
高 かな?あの、かたーいやつ。
   ちょっとパキンっと食べる、かための、
松 かたいんかいな。
高 かためのやつあるやんか。
松 あ、それイタ飯のやつやろ?
高 イタ飯やつか?あれ。

松 なんかもー、
高 もー。
松 知識がまだらすぎて、
高 (笑)
松 全然(笑)
高 やっぱね、我々(笑)
松 一個の染みになれへんわ(笑)
高 我々は、ほんまにね、そんなに言葉を知らないんです。
   そういう食の。
松 (笑)
高 だって食ってきてないんやから。そんなん。
松 うん。
高 ね。
松 うん。
高 あれなんや、あれはいらんなー。
   あれうまいと思われへんな。食ったんやけど。
   1回ちょっと。その塩っけの、
松 それが何か分かれへんもん(笑)

松 ジパング上陸作戦のあいつおるやろ?チャド。
高 知らん。あー、そんな人おんの?
松 ジパング上陸作戦のチャドって、あの、
高 うん。
松 完全にあの、見た目外人やんか。
高 あ、そうなんですか?
松 うん。
高 あー、はい。
松 オーストラリアなんですけどね。
高 はいはいはい。
松 でもまあまあまあ、
高 あ、あ、「銭金」出た奴かな?
松 そうかな。
高 あーあーあー、若手の奴ね。
松 もうずっと大阪おった、
高 はいはい、知ってる知ってる。
松 基本大阪弁なんですけど。
高 あーあー。
松 「僕はもう、大阪ラリアー」言うてるんですけど(笑)
高 大阪ラリアー(笑)

松 あいつと喋ってたらね、
高 うん。
松 やっぱりね、日本に来た時はね、ひどかったって。
   自分が。味覚がね、
高 うん。
松 今考えたら、お恥ずかしかったって。
高 オーストラリアの、
松 あのあれってやっぱりね、育つもんなんやね。
高 そらそうですよ。

松 ほいでもう、今はもう、日本食が全然美味しいと思うし、
高 うん。
松 もう普通に、日本茶も全然飲むねんて。
高 あ、いつ来たの?
松 どのぐらいたつんやろ?
   でももう、ほとんど日本語べらべらやから、
高 まあ結構、
松 相当、
高 あれなんかね。
松 やん、やろうけど。
高 うん。
松 でも、たまーに帰んねんて。オーストラリアに。
高 へー。
松 ほんならな、子供の時にな、
   おかんの自慢料理が好きやった料理とかな、
高 うん。
松 正直、申し訳ないぐらい食えたもんやないんやて。
高 えー?
松 大味すぎて。
高 えらいもんやな。
松 「これを俺、子供の時食べてたんか。」って、
   それがちょっと悲しいらしいねんけど。
高 あー、そうかー。なるほどなー。
松 うーん。
高 まあ、食い物ってそうなんねんなー。
   ええもん食ったら、そっから降りられへんねんな。
松 降りられへん。

松 チャドは、ちっちゃい時から来たから、
高 うん。
松 こううまく、なんとか追いついたけど、
高 うん。
松 多分、おとんとおかんは、もう無理なんじゃないかな。
高 まあそうかもしれへん。
   逆に日本の味の方が、分かれへん。
   「なんやこれ、微妙な味やな。」みたいなね。
松 うん。うん。やって。
高 あーそうなんやー。そうやなー。
松 まあ、日本人は、そういう意味ではすごいんですよ。
高 すごい。
松 ただ、韓国人は韓国人でね、
   日本人の分からん味覚を1個持ってるらしいねん。
高 うそー?
松 ほんま。やねんて。
高 どういうことよ?
松 いや、分かりません。我々にはね。
高 あーそう。
松 まあ、味覚の種類って、何個か、
高 あるよ。

松 韓国がすごいかどうかは分からんけど、
   少なくとも日本人の持ってへん1個のなんか、
   味覚を韓国人は持ってるんですって。
   で、こればっかりは、日本人には分からないんですって。
高 何それ?
松 なんか、辛さの中にある、
   もっと奥の奥にあるうまみみたいなものなんですかね?
   それが日本人には、
高 分かれへん。
松 最終的には分かれへん。
高 だから、辛さが唐辛子の国じゃないからね、日本は。
松 うん。
高 わさびの国やからね。
松 そうそう。
高 わさび、しょうがの国やからね。
松 そうそうそう。

松 日本人の持ってる味覚で、
   韓国人が持ってないのもあるのかもしれませんし。
高 うん。
松 でも、アメリカ人や、ヨーロッパなんか行ったら、
   日本人の持ってへん味覚、持ってる味覚?
高 ・・(笑)
松 ははは。ははは。
高 もー(笑)
松 もうめちゃくちゃ劣ってますよね。向こうはね。
高 もー、ほんま(笑)
松 (笑)
高 1回どっかで見失って、
   ぐるぐる回ってたやん、その場で(笑)
松 ははは。

松 だから味覚の種類って、
   あの、国籍によって違うんですよ。
高 はー、そうなんや。やっぱでも、
   メキシコとかってうまそうなもんは、なんかありそうやな。
松 あるのは、あるんですよね。
高 あーいうのはあーいうので、なんか、あるわね。
松 うん。
高 イタリアとかもね。フランス人も、そこそこやりよるよ?
松 あー、ありますね。

高 あの、オリーブオイルなんていうのは、
   うちの母親はまだ食ったことないんちゃうやろか?
松 あ、そうかもしれんな。
高 もうごま油が、もう関の山や。
松 あー、うちのおかん、ごま油好きやったなーー。

松 なんや言うたら、ごま油やった。
高 いや、分かる分かる。
松 ほいでうちのおかんは、出前一丁が好きやねん。
高 ゴマラー油がある。
松 ゴマラー油が入ってるから。
高 なんやもー、そのごまの、
松 ははは。
高 ごまに踊らされとるなー、おい。
松 「出前一丁、出前一丁。」ってよう言うてたな。
高 うちも、ごま、出前一丁やったな。

松 「♪あ〜らよっ、出前一丁。」
   ってうちのおかん、よう言うてたもん。
高 うわ、さっぶい(笑)
松 ははは。そのまま、フルで歌ってたもん(笑)
高 ははは。あ、そう。
松 はい。
高 でも、ごま油までやね。
   うちは普通のサラダ油から、ごま油がきて、
松 うん。
高 ごま油で、大きくうちの食文化が変わり、
松 うん。
高 そっからやっぱし、オリーブオイル、
   オイルっていう表現にはいかへんかったもんね。
松 うーん。そうねー。
高 えらいもんでね。

松 うちの親なんか、今どんな感じになってんねやろな?
   どのぐらい、その食に対しての知識がね。
高 うん。あー、あるかいな、そんなもん。
松 ないかな?
高 ないよ。うちのおかんかって、なんやったら、
   自分とこで食うぐらいなら、
   にんにくみたいなん使えへんかもしれへんで。
松 うちのおかんがよう言うてたな。
   そういえば。「あのな、人志な、」
高 うん。
松 「お母ちゃんかってな、」
高 うん。
松 「お父ちゃんにな、」
高 うん。
松 「外にしょっちゅう、外食さえ、」
高 あ、
松 「つれ、つ、つれてってもうたらな、」
高 あ、
松 「もっといっぱい、」
高 あ、
松 「美味しいもん作れるわ!」ってよう言うてたわー。
高 うちのかんも言うてたなー。
松 ははは。
高 もう、そればっかり言うてた、うちのおかん。
松 な?
高 うん。
松 あのー、言うてた、言うてた。

高 でも、ほんまにそう思ってたんやて。
松 うん。
高 あの頃、うちの親父とかは、
   ちょっとメシよそに食いに行ったりとかしてたもん。
松 まあ、でもあーいうのは、学習能力やもんね。

高 俺とこほら、果物屋やってるから、
松 うん。
高 聞くわけですよ。ほなもう大体、シーチキン。
松 シーチキン。

高 シーチキンを白菜を、もう、
   「知ってるか?光聖。シーチキンと白菜をこのように、」
   クックッ、って入れて、
松 うん。
高 「煮込んだら、もうこれで美味しいんや。」言うて。
松 うん。
高 もう、それがまた、俺もうまかったから、これ。
松 まあ確かにうまいな(笑)
高 あれー?「うまー。」「な〜?」みたいな、
   ものっすごいしてやったりみたいな顔してたから。
松 うん。
高 弟も俺も、そればっかり食ってたからな。一時期。
松 あれうまいな。シーチキンと、キャベツもうまいよね。

高 あーたんとこは、おでんとかやりました?
松 うちのおかんは、あのー、あれ、あのー、おでん、
   おでんとは言わないんですよ。
高 関東炊き。
松 関東炊きなんですよね。
高 うちのおかんも、「おでん」なんか言わないです。
   関東炊き。
松 関東炊き、関東炊きでした。
高 どんな感じの味?自分とこは。
松 あのー、ちょっと三重県が入ってるんで。
高 うん。
松 たまにあのー、味噌おでんみたいなのをやろうとしたんは、
高 あ、そんな、
松 うちの家全員に、もー、
高 (笑)
松 ものっすごい非難浴びて、
高 (笑)
松 かわいそうなほど、4対1、かわいそうなぐらい4対1なって、
高 もう、リンチやリンチ(笑)
松 見事に、もうリンチでしたね。
高 はーー。うちも同じや。
松 もう完全に、
   「お前の故郷はくそや!」みたいなことを言われましたね。
高 ははは。
松 もう(笑)今考えたら、あれはあれでうまいんでしょうね。

高 うちはまあ、しょうゆ、甘辛く、甘辛系の、
松 ちょっと濃いかったやろ?
高 濃いかった。
松 今考えたら。
高 でもうまなかった?ちょっと。
松 うーん。今でも、東京で食べてるおでんの方が、
   やっぱおいしいな。
   「あ、おでんって、こんな薄味のもんなんやー。」
   って思った。
高 あ、でも、俺おでんだけは、関東炊きは、
   うちのおかんの、あれはな、
松 濃いやろー?
高 濃いよ。すじ肉ガッバ〜〜入ってあるもん。
   こてこてやん、と思うねんけど、
   でもうまかったな、あれはあれで。
   うちのお袋が作ったものも。
松 うーん。
高 うーん。大したもん作られへんかったけども。
松 うちのおかんの酢豚、ひどかったな。
高 うん。酢豚はヒドイ。酢豚は、もう尼崎のおかん、
   どこでもヒドイと思うで。ほぼ、もう酢だけやで?
松 酢だけやねん。ピーマン色、もうどす黒〜〜なってますよ。

松 ほいでね、もう豚も素っ裸やねん。
高 (笑)
松 もう衣がもう、
高 え?!
松 もう、
高 計算してや、そこ、もう(笑)
松 上着脱いでもうてんねん、もう。
高 ははは。
松 何回も、が〜〜(笑)
高 焦げ付くから(笑)
松 素っ裸や。
高 うわ、それはあかんわ(笑)

其の参 『 林間学校の思い出 ・ 尼崎の商店街 』

高 いやー、林間学校なー。なんか戻りたいな、やっぱ。
   良かったですね。何もないんですけども。
松 何にもないねんけどな。
高 俺もー、なんか、行って、朝方行って、
   歯ぁ磨いてる時に、色んな奴が、走ってきて、
   歯ぁ磨いていくのが、物凄い好きやった。
松 あの感じな。
高 あの感じ。ほいでなんか、ちょっと好きな女が、
松 うん。
高 歯ぁ磨いてると、
松 うん。
高 ものすごい良かったわ。「なんやこれ。」
松 (笑)
高 「なんやこの、なんやこの胸のときめき。」って思ったもん。
松 ははは。
高 ほんまに思ってたもん(笑)
松 そうやな。
高 なあ?
松 まあ、あったな。
高 あったわ。楽しかったなー。

高 俺思うんですよ。
松 うん。
高 ちゃんと生きないかんな、と。
松 でもなー、その時は分かれへんのよな。
高 分からんで?分からんねん。
   こんなんが続くと思ってたから。
   あんなんが、ずっと続くと思ってたから。
松 うん。

高 尼はよろしいで。やっぱ俺も街は変わったけど、
   街の雰囲気は変わったけど、
松 なんで街変わんの?
高 分かれへんねん。だからもう、ないねん、全然。
   だからもう、さわらぎのおっさんもおれへんし、
松 死んだ?
高 死んだんちゃうかなー。
松 ふーん。

高 駅前ね、我々ずーっと、こう歩いて帰ってくると、
松 うん。
高 キリンビールの壁があるんですよね。
松 うん。
高 キリンビールの壁づたいに1個こー、掲示板があんねんな。
松 勝手に作っとんのやろ?おっさんが。
高 掲示板、勝手におっさんが作って、誰も知りたないねんけど、
   野球の試合の流れとかを、もうずっと書いてんねん。墨で。
松 さわらぎのおっさん書いてたなー。
高 さわらぎ屋いう、靴屋のおっさんやねんな。
松 うん。
高 帽子かぶってドクターシューズはいて。
松 ドクターシューズはいて。
高 もう、金歯バリバリやったやろ?
松 金歯バリバリで、墨で書くのよな。
高 墨で。
松 うわ、なつかしー。
高 そうやねん。

高 で、一応見んねん。「あ、そうか、巨人勝ってんねや。」
松 うん。
高 みたいな感じで、
松 うん。
高 ね?
松 うん。

松 阪神尼のジーパン屋なら覚えてるわ。「ドンキ」やろ?
高 自分好きやなー、それ。
松 ははは。
高 ドンキよう出てくるわ(笑)
松 それはよう覚えてるんですよ。
高 あ、そう(笑)
松 藤井がよう、「ドンキついてきて。」言うて。
高 ははは。
松 バギーをよう買うてた。

松 もー、あかんわー。
高 何?
松 もうやめとくわ。
高 何?言うてーや。
松 ははは。
高 言うて言うて。

高 泣きそうなってるよ。感傷的になってるで。
松 違う違う違う(笑)
高 な、なんや?え?どうした?(笑)
松 ちゃう、もうええって、もう。
高 分かれへん。
松 話を変えて、
高 ぐっときたで、今。松ちゃんが。
松 違う違う、今すっごい嫌なこと思い出したの。
高 あ、そうですか。
松 いやこれ言えへん方がいい。言うたら、絶対自分もおかしなるよ。
高 あー、言わんとく、言わんとく。

高 大体商店街の、なんか、言える?わーっと行ったら、左に、
松 めっちゃ言える言うねん。
高 きみや、きみやヤングがあるやん、左側に。
松 わ、めっちゃ言える言うねん。
高 俺らのとこの服で、大体、
松 きみやの斜め前が、きみややからね。
高 きみや。きみやオールドやろ?
松 そうですよ。
高 おっさん達が買うきみや、トロイとかあるきみややろ?
松 ヤングとオールドが、
高 オールドが、あれ、兄貴と弟がやってんねん。きみやはな。
松 その前に、あのー、時計屋があんねん。
高 時計屋がありましたね。ライオンのマークがある時計屋。

松 そのちょっと手前に、スポーツ用品店があったな。ちっちゃーい。
高 あ、それも、それきみや。
松 それもきみや。
高 それ、きみや。
松 それもきみやや。
高 だから、きみやが3つあんねん。
松 その前に、まあ、トンボ書店、
高 トンボ書店があってん。貸し本屋が。
松 その前の角が、タバコ屋なんですよ。
高 うん。タバコ屋と、なんか雑貨屋みたいな感じ。
松 そうそうそう。やかんとか鍋とか。
高 やかんとか。

高 果物屋兼、なんか色んなもの売ってる、
   あのー、なんか、なんかあったな。
松 あったあったあった。
高 その横の方行ったら、もう、ほうらいとかがあったやろ?
松 ほうらい。で、その前が、パチンコ屋ですよ。
高 ニューメトロ。
松 ニューメトロ。
高 ニューメトロ。ぐわーときて、
松 パチンコ屋のね、忘れもせん、
高 うん。
松 パチンコ屋の看板のね、
高 うん。
松 「パ」がね、よう壊れてたんですよ。
   ほいで、ほんまに「チンコ、チンコ」ってなってたんですよ。
高 あー、あったわー。
松 みんな「また“チンコ”なってるわー。」言うてたんですよ。
高 言うてたなー。で、こっち来たら、スリーナインやろ?
松 スリーナインです。
高 で、前が、あれなんや?あのー、キングか?
   ちゃう、あの散髪屋なんやったっけ?
松 あーー、
高 さっとんの家んとこ行く、あの、
松 えらい遠くまで行ったな。

松 しゃく谷の家に入っていく、
高 あ、しゃく谷の路地があったな(笑)
松 (笑)
高 しゃく谷の家の路地がありーの、
松 その横が、喫茶店みたいなのあった。
高 サントスか?
松 なんかあのー、あんまりみんな入れへん、喫茶店。
高 なんかあったな。
松 うん。ほいでまた路地があって。
高 路地があって。
松 その路地越えたら、あ、散髪屋ありますね。

松 で、その散髪屋の前が、あのー、くまがいですよ。
高 くまがいや。
松 くまがいの、
高 歯医者のくまがいや。
松 歯医者のくまがい。
高 くまがい。
松 その歯医者の前が、サリポロですよ。
高 サリポロ。
松・高 ははは。
高 くまがいの、ちょっと手前にルミナがあったやろ?
松 ルミナがありますよ。
高 で、ちょっと入ると、浜田の家やったやろ?ははは。
松 ははは。もうええんちゃう?
高 もうええよな。でも、ごっつこんなん好きやった。
   これなんか、わんちゃんと、ずっとこれ言うてんねん。
   わんちゃんと、ずーっと、正月帰るやろ?
松 うん。
高 こればっかり言うてんねん。
松・高 ははは。

高 化粧品屋があって、豆腐屋があって、
松 うん。
高 あの豆腐屋の女の子、
   1こ下の女の子ものすごいかわいかってん。
松 あ、そうなんや。
高 うん。
松 あ!有名やったんやな。
高 あの子かわいかってん。
松 で、俺あの豆腐屋でこんにゃく買うて、
   おっさんに笑われたんや。
高 ははは。なんやこいつ、
松 バレてへん思て。
高 何やってんねや(笑)
松 ばれてへん、(笑)
高 そらそうや、ば、バレるわ、そんなもん(笑)
松 俺、バレてへん思て(笑)
高 おっさん、大笑いや(笑)
松 バレてへん思て(笑)
高 もうえーっちゅーねん。
松 ははは。
高 何人も来とんねん。多分それ、こんにゃく買いに(笑)

高 あんなとこ、もう一日中走り回ってたな。どこ行くでもなく。
松 もうそんな話し出したら、もうほんーまに自分、あかんで?
高 ごめん。
松 うーん。
高 あのね、俺これ、年に1回は解放してんの。自分を。
松 あ、そう。
高 あの、わんちゃんらと喋る、
松 うん。
高 田舎帰って、
松 うん。
高 田舎というか、尼帰って、
松 うん。
高 こんな話をして、
松 うん。
高 「こんな奴おったなー。あんなんしたなー。」って、
   結構なんかね、リセットすんねんな。

松 まあ、リセットもええことやけどな。
高 そうそうそうそう。まあ、あんまりこれ言い過ぎるのもね。
松 そうやで。
高 良くない。
松 良くないで。
高 いやでも、
松 おっさんがこんなもん、誰がおもろいねん、こんな話聞いて。
高 意外におもろい、名前が。
   六甲食堂があったからね、六甲、「六甲」やで?
松・高 ははは。

高 エーデルワイスや、エーデルワイス。
松・高 ははは。
松 これもね、我々関西地方でね、
高 うん。
松 関西地方というか、我々の地域ではね、
高 うん。
松 もう、エーデルワイスなんですよ。
高 もう、
松 ケーキと言えば、
松・高 エーデルワイス。
松 エーデルワイスが全国やと思ってたからね。
高 うん。全国区やと思ってたから。
松 ほいで俺ね、高校行ったでしょ?尼校。
高 うん。
松 尼校の同級生、クラスの、
高 うん。
松 あのー、奴が、
高 うん。
松 エーデルワイスの息子やってん。
高 あらっ!
松 それが分かって。
高 王手やん。
松 「お前、めっちゃボンボンやんけー。」
   って言うてたんですけど、今考えたら、
高 そんな言うほど、
松 うん。
高 ボンボンではないよね。
松 で、宝船も、もう全国チェーン店やと、
高 思ってたね。宝船。
松 宝船ってあのー、
高 お菓子屋。お菓子というか、
松 不二家みたいなもんかな?
高 そうやね。うん。あれも関西だけかな?
松 関西だけなんですよ。

高 その辺の地域だけかもしれへんで。
松 うん。ヘタしたらね。
高 うん。
松 そうそうそうそう。

高 でも、エーデルワイスよりもおかめ堂や。
松 そうそう。
高 おかめ堂の方がやっぱ、
   やっぱあそこで作ってるだけあって、味わい深いって、
松 そうそうそう。
高 うちの親父が言うてた。
松 俺もおかめ堂のあれにしとけばいいって、よう言われた。
高 よう言われた(笑)
   なんや言うたら、おかめ堂の方が量も多いし、
松 うん。
高 プリンからして違う、と。
松 うん。

松 おかめ堂の横に路地あるの知ってる?
高 カッカの家行くとこや。
松 カッカの家行くとこじゃないねん。
   あ、それおかめ堂じゃないねん。もう1個あるやんか。

高 たつみの家の方。
松 たつみの家の方で、
高 うん。
松 うちの兄貴が犬に追いかけられて、ケツ噛まれた。
松・高 ははは。

松 「腹立つ、腹立つ。」言うて。
高 うん。
松 ほいで、(笑)
高 うん(笑)
松 なんで犬に追いかけられて、
   ケツ噛まれるようなことがあんねやろなー(笑)
高 信じられへんかった。
松 うん。
高 俺あの、あの、カッカんとこ入るとこのどぶ川あったやんか。
   くっさい、くっさい。
松 そうそう。
高 あんなもん、あの家でよく、よう暮らせたな。
松 そう。
高 あのどぶ川、すごかったよな?
松 みんなおかしかったんやな。
高 おかしかった。
松 こないだかて、「リンカーン」の帰り、
高 うん。
松 ちょっとそんな懐かしい話になって。
高 うんうんうん。
松 「いっつも赤帽かぶってる奴おったな。」言うたらスタッフが、
高 うん。
松 「え?それはちょっといないっすね。」
高 え?!カッカやんか。
松 「時代じゃないっすか?」「マジで?」
高 あー。
松 「俺、赤帽普通に、野球帽みたいな感じで、」
高 おったおったおった。
松 「かぶってる奴おったで。」
高 うん。

松 イワノさんも、いっつも赤帽、
高 イワノさん、赤帽に、
松 赤帽にコーヒーガム入れて。
松・高 ははは。
松 いっっっつもコーヒーガム持ってんねん。
高 いっつもイワノさん、持ってたな。イワノさんそれで、
   学校のトレパンはいてたやろ?
松 トレパンはいてた(笑)
高 トレパンか普通のズボンやったもんな。
松 そうそうそう。おばあちゃんですもん。
高 おばあちゃん(笑)
松 おとんとおかん、どーなったか、だーれも知らん。
高 だーれも聞かんし。ほっそい家やねん。
松 (笑)
高 ずーーーっと水っけがある感じの家やねん。
松 ははは。
高 家の前が。なんか知らんけど、い、いっつも(笑)
松 ど、ど、土間しかないみたいな家やね。
高 土間しかない、出たとこいっつも砂利で、水たまってんねん。
松 (笑)
高 あそこ水はけ悪いねん。
松・高 ははは。
松 ほいで、いっつもコーヒーガムや。
高 いっつも、
松 なんでコーヒーガム!
高 ははは。そうやねんな、あれな。
松 無い時半分ずつや。
高 ははは。
松 無い時半分ずつやねんもん。
高 あーーー、いたなー。イワノさんおったなー。
   赤帽かぶってたなー。

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