2006.5.13(土) 241回

今週の一曲 『 イメージの歌 』 吉田拓郎

其の壱 『 映画の進み具合 ・ 芸人の家庭 』

高 来た。
松 来たね。
高 あ。
松 どーもー、松ちゃん焼きそばでーす。
高 どーもー、高須のぼたぼた焼きでーす。
松 ほえ〜〜〜。
高 へえ〜〜。
松 「高須のぼたぼた焼き」。
高 はい。
松 ふーん。
高 「ぽたぽた焼き」。
松 「ぼたぼた焼き」言うたで、自分。
高 言うてないよ。
松 どっち?
高 放送族やね。
松 よし、決めよ。どっち?
高 ぽたぽた。
松 (笑)絶対「ぼたぼた焼き」って言うたよ。

高 あなた起きたて?まだ。
松 そらもう起きたてのほやほやですよ。
   そんなもんは。
高 これ、正面から見たら、目がおかしいですよね。
松 ははは。それはもしかしたらあのー、ヒノキ花粉の影響、
高 まだ?
松 え、あのー、わかんないですけどね。
高 うん。

高 世の中はね、
松 ええ。
高 ゴールデンウィーク。
   これ聞いてる人は終わってますけども、真っ只中ですよ。
松 そうですね。
高 ええな。自分、休みやないやろな?
松 僕はそんな休んでないですよ。
高 「そんな」?
松 まー、そんな休んでないですね。
高 「そんな」?
松 あのーやっぱり映画は、ガンガン撮ってますしね。
高 うん。
松 やっと、ハル編が終わりまして。
高 はいはいはい。
松 「ハル編が終わった」言われても、みんななんにも、(笑)
高 みんな分かれへん、分かれへん。
松 まあでもね、あのー、
高 順調で?
松 そうなんですよ。
高 うん。
松 で、もうかなりのとこまで撮れてきましてね。
高 どうですか?松ちゃんアイズチェックした感じで、
   今までば〜っと見ていって。
松 あのーー、あれなんですよね。
高 うん。
松 やっぱりこういうのってね、
高 うん。
松 「幸せやな、幸せやな」言うたら、幸せが逃げるようにね。
高 ほう。
松 あんまり「いいぞ、いいぞ」言うてるとね、あのーー、
高 あかんので。
松 あかんのでね。
高 うん。
松 まあ、あんまり言葉少なめにしときますけどね。
高 なるほど。
松 まあでもー、これだけ問題なくいけるもんかねっていうぐらい、
高 はーはー。
松 いけてますよね。
高 今んところで言うと、何割ぐらい撮れましたかね?

松 もう7割、撮れたんじゃないですかね。
高 なるほど。7割撮れて、大体、何点ぐらいですか?今のとこ。
松 いや、相当じゃないですか?
高 上げましたねー(笑)
松 いやこれ、相当なんじゃないですかね。
高 うーん、まあね。
松 なんかね、歯車がすごくうまくいってるんですよ。
高 よろしいやんか。

松 なんかね、
高 いいですね、が何度も押し寄せ。
松 いい、(笑)
高 ははは。
松 あら?いいですね、が、
高 ははは。
松 何度も押し寄せ、ですよ。ほんとに。
高 あーそうですか。良かったですね(笑)
松 ええ。これは本当に中々ね。
高 あー、良かった良かった。

松 あと僕あの、映画の連載、あ、連載してるでしょ?
高 うんうん。
松 某雑誌で。
高 うん。
松 某雑誌って、なんで今「某雑誌」って言ったかっていうと、
高 うん。
松 その雑誌が何かはっきりわかってないんですよ。
高 日経エンターテイメントやな。
松 あ、それやそれや。
高 うん。
松 それでやってるじゃないでうsか。
高 うん。
松 で、あれ、観ないといけないんですよ。
高 うん。
松 月に2本ぐらい。
高 いいじゃないですか、それぐらい。
松 これがだるいんですけど、
高 うん。
松 あのー、観ててもね、もうダメですよね。
   今自分が映画を撮ってると、
高 うん。
松 観れないんですよね。
高 え、どういうことですか?
松 そんな人の作品を、客観視できへんっていうか、
高 ほー、そうですか。
松 「おー、これどうやって撮ったんや?」とか、
高 うん。
松 「あー、これ大変やったやろな。」とかさ。
高 うん。
松 そんなんばっか思ってしまって。

松 なんかもう今、映画がちゃんと観れなくなってるんですよね。
高 へー。
松 うーん。
高 まあ、そうかもしれませんね。
松 そうです。
高 意外と作りだすと、そういうもんかもしれませんね。
松 もう、完全に俺なんか、バラエティ観られへんやろ?
高 うん。
松 ちゃんと客観視、
高 そらもう、僕らもそうですよ。
松 絶対無理やんな。
高 観れないですよ。笑ってないですよ。
松 あれはーーでもー、ちょっと勿体無い、
高 勿体無いねん。
松 人生はあるんですよねー。
高 ほんまやね。

松 「アホやなー、こいつー。」言うて。
高 そうそうそう。
松 なあ?
高 もう、全然笑われへん。
松 「こんなもん、誰でもできるがな。」言うて笑ってたよな。
   うちのオヤジでも、よー言うてた。

松 うちのおかんでも、へたしたら言うてた。
高 言うてた、言うてた、言うてた。言うてたよ。
松 むちゃむちゃやん。
高 (笑)
松 多分俺なんか、言われてんねやろなー(笑)
高 いや、言われてるよ。
   「なんやの、あんなんでええんやったら、誰でもできるわ。」
松 せやろ?
高 ほんまに。
松 ガ、「ガキ」なんか特になんか、スタッフ使うて、
   なんかスタッフにさしてるだけやん、みたいな。
高 「やらしてるだけやん!」
松・高 アホかっちゅーねん、
高 ね。
松 その下ごしらえが、どれだけ大変や思とんねん。
高 これ、意外と分かんないんですよ。
松 うーん。
高 だってね、こないだ聞いたら、「菅さん面白かったですね〜。」
松 いや、勿論、
高 いや、面白いですよ?
松 ポテンシャルは、高いよ。
高 あるんですよ?
松 ええ。
高 ただ、あれはね?
松 そうです。
高 こっちが、ちゃんとこーやってるからっていうのが、
   あるじゃないですか。

高 「そう見られてんのはありがたい。」と。
松 まあ、またそう見られとかんと、あかん仕事やからね。
高 「ただ、これはね、」
松 うん。
高 「裏で僕らがちゃんとやってるんですよ。」と。
松 いや、ほんとにそうなんですよ。
高 ね?松ちゃん。
松 どんなおいしい料理もね、
高 そうなんです。
松 そんな、葉っぱの上のせられたら、食う気しないでしょ?
高 そらそうです。
松 これがね、実は大事なんですよ。

松 後藤がさ、
高 うん。
松 「ガキ」で前ほら、おかんが、
高 おかんの乳もんだやつ。
松 おかんの乳もんでさ、(笑)
高 うん。
松 あんなんかってね、
高 うん。
松 あのー、ほら、「芸人やから、そんなんもするやろ」みたいなね、
   思われるかもしれないですけどね、
高 うん。
松 やっぱり、われ、俺も含め我々、
   ふつーの家庭のね、ふつーの子なんですよ。
高 言うたってね。
松 言うたって。
高 うん。
松 実は、
高 そう。
松 なんにも特別なことあれへんわ。
高 あれへん。
松 で、後藤があれね、
高 うん。
松 俺、笑ってもうたけど、
高 うん。
松 あれ、あの実家帰ったんやて。
高 うん。ほうほうほう。
松 あのあと、
高 あのあとね。
松 何日後かして。
高 うん。
松 おかんの乳、ガーッもんだ後に。
高 うん。
松 おやじが、(笑)
高 うん(笑)なんつった?
松 「おやじがどんな感じかな?」って、
高 あーあー。
松 後藤にしたら、
高 思うわね。
松 まあまあ、おかんからもう聞いてるやろってこともあって。
高 うんうん。

松 ほんなら後藤のおやじが、
高 うん。
松 一切、後藤の目ぇ見んと、
高 うん。
松 「なんや、お母さんから聞いたけど、
   ・・東京はあれやな、大変やったみたいやな。」
松・高 ははは。
高 うわーー。深いなー、なんか、
松 深いやろ?(笑)
高 どう捉えていいか分かれへんなー。
松 「大変やったみたいやな。」
高 お父さん言葉選んでるで。それは、言葉選んでるで。
松 (笑)
高 「乳」とは言われへんし。
松 いやここはね、物凄い微妙な、
高 な?
松 セリフやわ。
高 な?
松 「大変やったみたいやな。」
高 それはすごいなー。
松 っていうこの中に、もの、いろんーーな、
高 色んなものが入ってる。
松 エキスが、
高 入ってる。


松 これはね、俺「重い言葉やなー!」と思ってね。
高 いや、あのね、お父さんのチョイスがすごいわ。
松 チョイスがすごい。
高 悩んで悩んで、そこにいったことが、
松 そうなんですよ。
高 素晴らしい。書かれへんで、そのセリフ。
松 書かれへん。そのセリフは、ほんとの実体験で、
   息子への思いとか、嫁への思いとか、
高 そう。
松 色んなことが、
高 でもなんか言ったりなあかん、言わなあかん、
松 そう。無視はできへん。
高 うん。
松 そのことについて、い、無視するっていうのは、
   やっぱりおかしいから。
高 おかしい。

松 息子の仕事を否定したくはないし、
高 普通に言わなあかん。普通に言わなあかん。
松 普通に言わなあかんし、
高 うん。
松 ちょっとやっぱこー、労をねぎらう、
高 いやー、どうしよう。
松 の部分も、のエキスも、
高 うん。
松・高 いれとかなあかん、
松 けども、
高 うん。
松 「お前、俺のタレやぞ?」
高 はは。とこも、
松 ははは。
高 入っとる、と(笑)
松 ははは。オヤジ、男、
高 いや、いろんなの入ってますよ。
松 ね。

松 それが集約して、出てきた言葉が、「お前、」
高 「東京、」
松 「大変やったらしいな。」
高 うわーー。
松 (笑)
高 分かるな。深いな。親、親やな。
松 俺、めっちゃおもろかってん。それが。
高 いや、分かる分かる。
松 分かるなー。
高 分かるなー。すごい選んだ言葉やな。
松 選んだ言葉やねん。

高 世の中の人は分かってないんですよ。芸人さんつったらね、
松 うん。
高 「なんでもやりよるな、あいつら。」と、
   おかしいと思われとるんですよ。
松 そうそうそう。
高 ちゃうっつーねん。なんやったら、もっとナイーブや言うもんな。
松 もっとナイーブですね。もっっっとナイーブ。
高 そこを、
松 ふつーーの家庭やったりするから。
高 ね。
松 うーん。
高 そこをまたぐ勇気がこれね、
松 うん。
高 笑いのために、
松 うん。
高 笑い声聞くんやったら、これまたいだれ!っていう、
松 そうそうそう。
高 ね?
松 そうなんですよ。

松 原西のおかんでも、
高 (笑)
松 まあまあ、あの人もすーごい核弾頭ですけど、
高 あれもすごい、
松 (笑)
高 あれもすごいねー。
松 (笑)
高 あんーな人も、中々いてないね。
松 あのー、大竹とキスしてたからね。
高 あれはー、
松・高 ははは。
高 いやだからね、
松 まあごめんなさい。あの人は、
高 うん。
松 ちょっと違うかもわからん。

高 ポテンシャルが違うわ。
松 (笑)
高 我々とは。
松 裸で猫抱いてるらしいからね。
高 ははは。
松 寒い時は。
高 こーわーー。
松 上半身裸で、猫抱いてる言うから、もーー。
高 いや、いてんねん。そういう人。
松 アニマルプリントじゃないんですよ?
高 アニマルプリントじゃない、
松・高 アニマル、
高 なんですよ。
松・高 ははは。
高 ウィズアニマルになってんねんな(笑)

高 でも、我々の母親とかは、
松 そうですよ。
高 もっと、
松 うちのおかんでも、浜田とディープキスしてましたけど、
高 うん。
松 あれも、
高 あれも、
松 うちのおやじ、ちょっと怒ってたからね。
高 ははは。
松 (笑)
高 もー、
松 なんか後で、ちょっとかるーく、
高 気持ち悪いー。
松 苦言は呈してたらしいからね。
高 なんでもやるもんちゃうぞ。
松 その、「ちょっとやりすぎちゃうんかー?」
高 あき、
松 みたいなことは(笑)
高 秋子と(笑)
松 ははは。

其の弐 『 日焼けの秘密 ・ クリエイターにとっての原風景 』

高 この前、いっつも「めちゃイケ」の会議があるんですよ。
松 うん。
高 さっき会議で聞いてたら、
松 うん。
高 清水の話になって。
松 黒清水。
高 「なんであんな黒いねん?」って話なってたんやけど。
松 はーはーはーはー。
高 で、「海行く、海行く」って言うてるわりには、
松 うん。
高 首から下が白いやんか。
松 ははは。
高 手ぇも交えて、顔だけやん、黒いの。
松 いや、ほんとに、ほんとにそうなんですよ。

高 でも、「海行って焼いてる」言うねん。
松 言うてますね。
高 「ほんまか?」と。
松 まあ、9分9厘嘘、
高 嘘やろ?
松 あのー、嘘をよくつきますね。なんにしても(笑)
高 もー、そんな大人いやや。そんーな大人いや(笑)
松 ははは。いやもう清水とね、
高 うん(笑)
松 サカモトはね、
高 うわ、もー、一緒やもん。
松 もー、あの、
高 あかんやろ?
松 考えられないです(笑)
高 考えられへんやろ?
松 サカモトこないだもなんか、
高 なんか出した?
松 いわ、言われましたね。

松 「すいません、今日ちょっと、」
高 うん。
松 「客があんまり良くなかったですね。」
高 うん。
松 『リンカーン』のね、
高 うん。
松 企画が。
高 はいはい。
松 「うーん、まあ、そやな。」
高 うん。
松 「まあでも、」
松・高 「そこまで、俺は、」
松 「思えへんなー。」
高 うん。
松 「最近、客が悪かったと言えば、」
高 うん。
松 「“HEYHEY”の、」
高 うん。
松 「聖子ちゃんの回の客が、」
高 うん。
松 「俺、ここ何年かでいっちばん悪かったなー!」って言うたら、
高 うん。
松 「あ、そうですねー。」
高 うん。
松 「そういえば、視聴率もやっぱり、
   ふるってなかったでしたもんね。」
高 ははは。
松 ははは。
松・高 ええー!?
高 それは関係ないやん。蛇足もええとこやし。

松 どんな顔してええか分からんし(笑)
高 嫌味で言うてないよな。
松 嫌味で言うてないねん。ナチュラルやからね。
高 でもそれがまた腹立つねん。こっちもキレられへんし、
松 あー、まあそうやね。
高 なんかね。
松 ええ。

松 帰国子女やねんね。
高 あ、そうなの?
松 要するに。ほんまは違うけど、
高 あー。
松 帰国子女。
高 あーあーあー、育ち方として。
松 要するにあれ、帰国子女でしょ。
高 あー。
松 だからもー、悪気は多分ないんやと思うんやけど、
高 そういうことです。多分そういうことですよ。そいでね、
松 うん。
高 聞いたのが清水ですよ。

高 噂によると、
松 うん。
高 いや、俺、最初入った時は、
   何年間か営業おったんですよ、あいつ。
松 そうですよ。外回りやったんです。
高 知ってました?
松 なんですか?
高 伝説の営業マンやったんですって、あれが。
松 絶対嘘や。
高 伝説の営業マンで、
松 うん。
高 もうダントツのトップやったんやて。
松 うん。
高 なんか要は、営業成績が。
松 ほう。
高 確かに前も言うたけど、すごいでかい人に、
   さっと距離感を縮めんのは、ものすごい、
松 まあそやな。
高 ですよ。

松 で、結局あいつの黒いのはどうなったわけ?
   解決したん?
高 いや、黒いのは、
松 うん。
高 いや、ちゃう、あいつに言うたって、
   「それは嘘や。」言うてんねんけど、
松 うん。
高 みんな顔だけの、
   なんか日焼けマシーンがあるんちゃうか?言うてんねん。家に。
松 ははは。
高 ははは。通販かなんかの。
松 まあ、あいつのことで、なんか話題、噂話する時間も無駄やけどね。
高 うん。やけども、
松 うん。
高 それぐらいしか、成立してない、と。
松 うん。

松 確かに海も行くんですよ?行くんですけど、
   やっぱり、真冬はどうしてんねん?
   っていうのはあるよね。
高 そうやねん。真冬でも、真夏の黒さやからね。
松 いやもー、あのー、「HEYHEY」でグアム行ったときには、
   あのー、びっくりしましたよ。もうベビーオイルをね、
高 (笑)
松 「松本さん。」言うてね、「俺も焼きたい。」言うたら、
高 うん。
松 「松本さん。」言うてね、
高 うんうん。
松 「そんな市販のね、」
高 うん。
松 あんな、あれじゃないんや、と。
高 市販のじゃなくて、
松 もうベビーオイルを、どぼどぼどぼ〜〜やって、
   顔にば〜〜〜〜!
高 ははは。
松 もうさ、「松本さんもやってください。」言うから、
高 はれるわ(笑)
松 もうしゃーないから、やっててんけど、
高 うん。
松 もうその、まつげにつくからさ、
高 うん。
松 もう誰を見ても、あの、
高 うん。
松 マドンナみたい、
高 (笑)
松 憧れの人みたいに見えんねん。
高 あー、そういうことね(笑)
松 ははは。
高 きらきらして。
松 きらきらしてもうて。

松 イスを出してきて、
高 うん。
松 まわるのよね。
高 え?
松 あのー10分おきぐらいに、
高 あ、あー、太陽の角度にあわして。
松 太陽にあわして、
高 もー、
松 イスをこー、
高 なんやねん、それ。腹立つわー。
松 ははは。

松 あいつを見てたら、何時か分かるわ、
高 ぐらい(笑)
松 ぐらいの、10分おき位にイスをね、
高 はー。
松 太陽に変えていきよんねん。
高 うわー。
松 いや、すごいですよ。命かけてますよ。日焼けに。
高 でも、
松 うん。
高 体は白いでしょ?
松 あの、背中向けへんもん。
高 あ、えー?もう顔重視なんや。
松 そやねん。背中はもう一切、背中なんて関係ないですよ。
高 脱ぐこと考えてないねや。
松 そうです、そうです。ダニが、全部背中にまわっとると思うよ。
高 ははは。
松 布団やったら。ははは。

高 こないだね、
松 うん。
高 ちょっと話してたときに、
松 うん。
高 クリエイターにとって一番、ね、これちょっとし、
松 うん。
高 真剣な、ええ話です。
松 えー?
高 いや、こんなん、これ、僕が聞きたいんです。
   クリエイターにとって、何が必要やと思いますか?
松 何が必要?
高 クリエイターにとって、一番必要なのってなんやろうか?
松 あー。
高 物作る人間に。
松 うーーん。そうやなー、まあそらでも、答えはひとつじゃないで。
高 そう。勿論。
松 全然ひとつじゃないけど、
高 勿論。
松 最終的には、決断力かも分かれへんな。
   やっぱり、迷いだらけですよ。
高 そうですね。

高 じゃあ、その決断力は、
松 うん。
高 何によって決断しますか?
松 ・・・・も、
高 おのずと出てくるんですよ、それが。
松 もう、自分の直感しかないよね。
高 そう。この直感は、何で養われたかというと、
松 うん。
高 原風景なんですよ。
松 うーん。
高 だから、あーたが、子供の頃見たものが、
松 うん。
高 家にあったもの、おかんの顔、おやじの顔、
   近所におったおばはん、道路、
松 うん。
高 学校。
松 うん。
高 色んな原風景が、
松 うん。
高 多分ね、方程式として出来上がってんのよ。
   あん中に、多分笑いが全部あって、
松 うん。
高 そん中の原風景を、やっぱしね、切っては出して、
   切っては出してコントにして、切っては出して、
   なんか企画にしてるみたいなはずなんや。
松 そうなんかな。
高 「やっぱ子供の頃の原風景って、大事やな」
   って話なったのよ、こないだ。

松 テレビ観てるとさ、
高 うん。
松 子供をね、あのー、都会やなくて、
   このーもっと自然のとこで育てたいみたいな、
高 うん。
松 親が、
高 うん。
松 いるじゃないですか。
高 うん。
松 俺は実はそれ、ちょっと反対なのよね。
高 うん。
松 子供の時って、
高 うん。
松 俺、都会で育てた方が、実は良くて、
高 うん。
松 色んな人間見した方がええし、
高 うん。
松 色んな刺激は、絶対受けた方がええから、
高 うんうん。
松 もー、そんな子供のうちから、ずっと田舎みたいなとこで、
高 うん。
松 限られた人間としか接してなかったら、
高 うんうん。
松 これ、大人になったら、あの、少なくともおもろい奴には、
   なれへんような気がするのね。
高 うんうん。なるほどね。
松 うん。
高 そうかもしれんね。

高 俺が思うのは、
松 うん。
高 やっぱり引越しとか、バンバンしたらあかんねん。
松 あ、それはまあ、そうや。
高 ここっていう、
松 そう。
高 家の周りから、なんか、
松 そう。
高 こう、初めて遠くへチャリンコで行ってまわった、
松 うん。
高 その土地感みたいなのから、
松 うん。
高 やっぱな、出てくんねんて。
松 うん。まあ、それもあるね。
高 うん。
松 それもあるし、決断力なんですけど、
高 うん。
松 その決断が、例え間違ってたとしても、
高 うん。
松 絶対間違ってないという決断を下した以上、
高 うん。
松 間違ってないように導くじゃないですか。
高 うん。
松 で、そういう意味じゃ、やっぱ間違ってないねんな。
高 「間違ってない」が多すぎるから、
松 ははは。
高 なんか分っかりづらいなー。
松 だから、答えは無いねん。もともと(笑)
高 うまいこと言えてへんでー。
松 ははは。

松 本末転倒かも分かれへんけど。
高 なるほど。
松 そういうもんやね、ものづくりって。
高 ほえー。そういうことですか。
松 おそらく。
高 はあー。
松 うん。
高 あなたの思う、ものづくりイコール、
   クリエイターに必要なものっていうのは?
松 つじつまあわせですね。
高 ・・(笑)
松 要するに。
高 なんかあんまり、(笑)
松 ははは。
高 バシッとけえへんな(笑)

松 あのね、
高 松ちゃん、この言葉は、
松 結局、
高 うん。はいはい。
松 答えを、
高 はいはいはいはい。
松 まず、ポーンと出してしまって、
高 うん。
松 あとは、言い訳言い訳で、
高 ははは。
松 どれだけ繕えていくか。
高 うん。
松 そして、それが綺麗に繕えた時、
   もうそれが答えになってんねんて。
高 ・・。
松 きっと。
高 うんうんうん。
松 そういうもんやと思うで。
高 (笑)今も、
松 少なくとも、
高 つじつま合わせが(笑)
松 今も、つじつあまわせに、もうやっきになってる。
高 ははは。
松 もう自転車操業ですよ。
高 まあね(笑)
松 もう足は、バタバタバタバタ。

松 でも、そういうことなんじゃないかなー?
高 あーそうですか。
松 うーん。
高 なるほど、あなたが思うのは、そういう感じですか。
松 うーん。
高 僕はあなたを見ててそう思ったんですよ。
   「原風景って、間違いないな」と思ったんですよ。
松 うーん。
高 「あ、松本人志が作るものが、切なくなるのは、
   結局尼崎の街が、原風景にあるからや。」
   と思ったのよ。
松 うーん。
高 あの街って、やっぱり切なかったやんか。
松 切ないですねー。
高 な?あの街の臭いはするやんか。
   尼のあのー、なんや駅降りたらすぐ、
   キリンビールのホップの臭いがして、
松 うん。
高 なんの駅前の、その栄えた感じもなく。
松 あのーー、なんやろ?小学校、高学年ぐらいまで?
高 うん。
松 どこの駅も、こんな臭いやと思ってた。

松 あれ、ホップの臭いかー。
高 そうやねん。
松 俺なんか、ずーっと、芋みたいな臭いやなー、
高 「なんやこの臭い?」
松 「なんやこの臭い?」とは思ってたよなー。
高 そうやねん。

松 芸人同士集まってさ、
高 うん。
松 色々な話するやんか。
高 うん。
松 あの、まあ大体みんな、
高 うん。
松 近畿、
高 県やからね。
松 圏内の人間ばっかりやからから。

松 まあ、尼が最終的には、
   いっつもみんなに「悪いとこやな〜〜。」言われて、
高 そんなことないですよ。
松 ははは。
高 もうね、そのイメージは、なんでそう思われてんのかね?
松 分からん(笑)
高 ね?
松 「尼は行ったらあかん。」言うて。
高 言われてたな。
松 みんな言われてたって言うねん。
高 言う言う、言うよ。
松 「尼行ったらあかん」って。
高 どういうとこやねん。
松 おる俺らは、どーすんねん。
高 ははは。毎日おるわ。
松・高 ははは。
高 毎日おる(笑)
松 うちのおかんは、どーすんねん、それ言われたら。
高 いや、ほんまやでな。
松 うーん。

高 だから、あなたのコントもやっぱり、尼くさいんですよ。
松 うん。
高 あの、設定も尼くさいねん。
松 うん。
高 なんか、尼におる、人間が、
松 うん。
高 なんとなくキャラクターになってたりとか、
松 うん。
高 多いですよ。見てたら。
松 こないだ大輔と話したやろ?会うたやろ?
高 あ、会うた、会うた。「∞」出た。
松 で、「いや、僕もー、高須さんに聞きたいことが、
   いっぱいあったんですけど、
   結局ほとんど何にも聞けなかったですわ。」言うて、
高 うん。
松 「もー、尼の子供の時の話が、
   めちゃめちゃ聞きたかったんですよ。」って。
高 あーあーあー。
松 もう、昔ラジオ聴いてたりとか、
   色々情報は入ってきてるんでね、
高 うんうん。
松 それを生で、ちゃんと聴きたかったんですけど、
高 あー、大輔そやな。ね。
松 あのー、屋上であのー、げえ吐くのが流行った話とか、
高 ははは。はいはいはい。
松 もー、そんなんも、
高 全部聴きたかったのに、と。
松 もうあいつは、それをラジオかなんか聞いて、
   もー憧れてもうて。
高 ほう。
松 中学か高校ん時に、みんなであのー、
高 げえ吐く、
松 京都の橋の上でやったらしい。
高 ははは。アホやな(笑)
松 「げえ吐こう」言うて。
松・高 ははは。

松 それは、別にやらんでいい。
高 それ、それと俺らがやったのは、別に違うからね(笑)
松 うん。しかも、子供の時のことやからね。
高 そう。小学校の時やからね。
松 うん。

高 小学校の時に、給食食った後、
松 うん。
高 げえ吐こうや、窓の上からっていうことは、
松 うん。
高 もーのすごい、ファンキーなことですよ。
松 めちゃくちゃファンキーですよ。
高 それが、けらけらけらけら〜って笑って、
松 エキセントリックもええとこですよ。
高 そんなんをね、昭和40年代に、
松 うん。
高 何してんねん言う話ですよ。
松 うん。で、あのー、覚えてる?
   校長先生が、あのー、朝礼で言うてん。
高 あ、言うた言うた(笑)
松 「最近、そのー、屋上で、」
高 ははは。
松 ははは。
高 言うた、言うた(笑)
松 ね?
高 言うた、言うた(笑)
松 どういう言い方したか、俺覚えてないけどね。

高 「禁止や」って言われた。
松 「禁止や」と。
高 うん。
松 もー、それをやってはいけません、と。
高 うん。そらそうやわ。

松 ぐわーー食べて、
高 うん。
松 ほいで、行くぞー!言うて、行くねんけど、
高 うん。
松 ある時ね、あのー、
高 うん。
松 あれ、屋上のドアが、
高 うん。
松 鍵されてて、
高 うん。
松 屋上出られへんようなってもうて、げえ吐かれへんわけや。
高 うわ、あかんがな。
松 それでごっついみんな、「チッ、なんでやねん。」
高 「なんっでやねん。」
松 言うて、あの、言うてた。
高 いやでも、それ1個下の階の窓開けてやってたで。

松 あれね、ある種ね、
高 うん。
松 俺は思うんですよ。
高 うん。
松 あのー、俺らにとっての、
高 うん。
松 子供にとっての、
高 うん。
松 あれ射精やったんですよね。
高 あー。
松 あの、
高 喉からの、あの感じが気持ち良かったんかな?
松 射精やったと思うんですよね。
高 なんっかムラムラしてるものがあって、
松 なんかムラムラしてるものがあったんですよね。
高 そっか。
松 「スーハースーハースーハ―」言うて、
高 やってた、やってた。
松 やってたやろ?
高 やってたなー。
松 あれ、まあ、実は射精の時もやるでしょ?
高 ははは。
松 ははは。だからあれ、
高 なるほど(笑)
松 一緒なんですよ(笑)

松 ほんで、みんなで一緒にやんねんけど、
高 うん。
松 「ボンがいきそうや!」ってなったら、
高 うん。
松 みんな、
高 ボンを見てた。
松 今度は、ボン見る側に、
高 ボン見る側になる。
松 とりあえず、ボンの邪魔はせんとこって、
高 せんとこって、なったなった。
松 いうことで、ボンがいくのを、
高 見てた。
松 みんなで見て、
高 やってたわ。
松 いうね、これもうまさに射精なんですよ。
高 なるほど。
松 で、我々が、ほんとの射精を覚えた時、
   もうあの遊びはなくなってたんですよ。
高 なるほどね。
松 滅びてたのよね。
高 なるほど。

松 おかんが、
高 うん。
松 「あんた、あのーー、
   今、えらい話題なってんねんで。」言うて、うちのおかんが。
高 おう。
松 「みんなあの、屋上でげえ吐いてるらしいな。」
高 おーおー、「げえ」ってまた。
松 「そんーなもん、成長期に食べたもん全部出して〜、」
高 そらそうや。
松 「あんた、そんなんしてへんやろな!」言われて、
高 うん。
松 「やってるか、ボケぇ。」
高 「ボケ〜。」
松 言うて、
高 やっとるからな。
松 主犯やからね。
松・高 ははは。
高 うん。あれ、誰が言い出したか、分かれへんもん。
   なんで始まったかも分かれへんもん。
松 ははは。
高 でもな、考えてみ?めちゃめちゃやで?
松 めちゃめちゃやねん。
高 それが「おもろい」って思ってた小学生も、めちゃめちゃやで?
松 めちゃめちゃや(笑)
高 ははは。ボンは、ほんまにおもろかったんかな?あれ。
松 夜、腹減ってしゃーない(笑)

松 俺、麒麟の、あのー誰やったっけ?
高 どっち?ボケ?
松 あのー、あのー、
高 貧乏人の方?
松 貧乏人の方。
高 田村や。
松 田村。あーそうそうそうそう。

松 俺なんかでも、「貧乏や、貧乏や」言うてるけど、
高 いや、
松 もーあのー、
高 けた違いや。
松 違うね。
高 けた違い、あれは。
松 あーれは、
高 大リーガーや。
松 あれは大リーガーやな。
高 うん。
松 メジャーリーガーやな。
高 うん。俺らは、
松 しかももう、ホームラン何本も量産してる奴やな。
高 ヒットとかじゃないもん。
松 土管に住んでたらしいからね。
高 ははは。マンガやん。いなかっぺ大将やん、そんなもん。
松・高 ははは。

松 あいつちょっと1回呼んで、
高 あ、聞きたいね。
松 話を聞かなあかんなー。
高 いや、聞かなあかん。

松 土管に住んでるし、もうね、何一つ幸せなことがあれへんねん。
高 (笑)
松 話聞いてみても。
高 俺らの中の最上級は、森岡やんか。
松 あー。
高 森岡は、
松 ええ。
高 俺らは、メジャーリーガーいけんちゃうか?思たけど、
松 うんうんうんうん。
高 そんなもんやない。
松 うん。
高 森岡家あったもんね。
松 うん。少なくても、森岡は健康やったやろ?
高 健康やった。

松 あいつそれもないから。もー、アトピーでどーしよーもない。
高 ブーーッッ!(笑)
松 ははは。
高 大変やんか。
松 いや、もうね、
高 体弱いんやから。
松 聞けば聞くほどヒドイで。
高 あ、そう。
松 うん。
高 栄養失調から来てんのかね?
松 栄養失調もあんのかもわからんなー。
   まあ、背はそこそこ伸びよったんやなあ。

松 ろくなことないみたいやで。
高 良かったな、あいつ。芸人なって。
松 うーん。
高 大阪では、そこそこ売れてんねやろ?
松 大阪では、全然売れてる。
高 良かったで、これー。
松 ほんまに普通に、落ちたもんとか、探してたらしいもんね。
高 うわー。きびしー。
松 うん。
高 きびしいな。
松 うん。

其の参 『 占いの話 ・ 山ちゃんのペロニー病 』

松 なんかね、
高 うん。
松 ちょっと飲んでたのよ。
高 うん。
松 ほんならね、あのー、おん、結構有名らしいねんけど、
高 うん。
松 ある筋ではね。
高 うん。
松 あの、えらい当たる占いのね、
高 うんうんうん。
松 子がおって。その子も一緒に飲んでて。
高 それは何?えっとー、ふつ、
松 女の子やねんけど、
高 普通の子?
松 あのー、いやちょっとなんか、タレントもかじってたらしいけど。
高 へー。
松 なんか、え〜〜らい当たる言うて。
   結局ね、出どこはね、小笠原と一緒みたい。

松 「えー?みてみて。」言うて、生年月日とまあ、
高 うん。
松 やって、
高 うんうん。
松 ほいで、いろいろみてもうて。
高 うん。
松 ほんならね、あのー、麒麟の田村の時だけはね、
高 うん。
松 「この先も、そんーーなに良くは、」
松・高 ははは!
高 うわーー。きつっ!
松 そんなには、良くないのよね。
高 うそー。
松 そのー、なんていうか、あの、
   いわゆる仕事面とか、うんぬんじゃなくて、
高 金的に?
松 あのーー、健康面とか、
高 うん。
松 色んな意味でも、
高 うん。
松 そんなには、あのー、
高 うわーー。
松 (笑)
高 きびしい。もう、嘘でも「ええ」言うてくれんと。

松 本人いたって明るいですけどね。
高 あなたどうでした?
松 僕は、もう小笠原と一緒。
高 なんやの?
松 あのー、仕事だけ。

松 むこう7年間ぐらいは、
高 うん。
松 49ぐらいまでは、あのー、もう、
   あのー仕事はなんら問題ないっていうか、
   あのー、全然順調ですけど、
   プライベートにおいては、そんなに、
高 あー、そう?
松 うん。だから、あんまり、こー、なんていうのかな?
   幸せ、プライベートでの幸せは、
   あんまり望めないかもしれないですねー。
   で、子供にもあんまり、「子宝」みたいなことも、まあ、あんまないし、
高 なんもない、と。
松 なんもない(笑)

高 あのでも、陰明師系の人は当たるって言うね。
松 うそー。
高 なんかね、俺の知り合いのね、
松 幸か不幸か。
高 弁護士の人がいてるんですよ。
松 うーん。
高 その人が、その人の知り合いに、
   まあスチュワーデスがいてるんですって。
松 うん。
高 そのスチュワーデスの人が、
松 うん。
高 「腰が痛い」と、ずーっと。

高 その人の知り合いやから、「みてもらおう」って、
松 うん。
高 みてもらったんやて。したら、もー、
   なんのこっちゃあれへん、誰かに、
松 うん。
高 ずーーっとあなたのこと大好きで、
   もうオナニーしてんねんて、この子で。
   ずーーっとよ、誰かが。
松 うん。
高 ものすごい、もう生霊みたいなもんや。
   ずーっと、この子が好きで好きでしょうがないから、
松 うん。
高 で、近くにいてる、と。
松 うん。
高 仕事関係。

高 「分かれへん。」と。
   「もうなんでもいいから、仕事関係。
    じゃあ、名前言ってって?」と。
松 うん。
高 ずーっと、わーーっと、知ってるだけの仕事関係の名前を、
   ば〜〜って、挙げてったら、
   「その人!」って止まる人がおったんやて。
松 そこまで分かんの?
高 でな、
松 うん。
高 これがすごいの。で、「その人!」って止まった人がおって、
   で、その人が何してる人かっていうと、
   こういう荷物を仕分けする人。
松 うん。
高 の、一番偉い人やってんな。
松 うん。
高 この人がちょこちょこ会うから、
   その人があなたのことを大好きで、
   毎晩そんなことをしてるわけですよ(笑)
松 (笑)
高 腰に念がたまってもうてんねんな。

高 それで、えっとー、その人が、
   その男がとんでもない奴や、と。
松 悪い男や、
高 悪い奴やねんて。もう、言わへんで。
   内容は言えへんかったけど。
松 悪いってどういうこと?
高 いや、悪いことをしとる奴やねんて。

高 で、「次の年の節分以降、あなたの腰が治るから。
   節分以降やからね。」つって。
   で、「こんな人は、ほんまね、この世におったらあかんねん。」
   って言うてたんや。したら、節分ていつ?
松 2月3日、
高 3日か4日でしょ?節分の日に、
松 うん。
高 もう、確かに節分になったら、腰痛なくなってんねん。
松 うん。
高 「あ、すごいすごい。」と思ったら、
   その男の人が亡くなったんや。
松 その、
高 節分の日に。で、そんなんでびっくり、
松 鬼は外やんか。
高 ・・・そんな笑いにしたらいかんわ。
松 ははは。いや別に笑いにはしてないけど。
高 でもそう、鬼は外、そんーなことは、
松 まあ、ある種、だから「鬼は外」やんか。
高 まあそう。福は内で。
松 腰治っとるからね。
高 治っとるからね。
   で、そんーな嘘みたいなことがあったから、
   そのスチュワーデスの子は、もーのすごい信用してもうて。
松 そら信用するわ。

松 なんでそいつでオナニーしたら、腰が痛いんやろ?
高 いや、もと、まあ、
松 ものっすごいことを考えてたんやな。
高 ものすごいことを考えてたんやろ。
松 腰に負担が、
高 こんーな感じでいったらどうや、みたいな、
松 ははは。
高 ものすごいことやってたんやろうな(笑)
松 死ね(笑)
高 想像力がありすぎや(笑)
松 死ね(笑)
高 ははは。いや、死んでしまったんや。
松 それでもー、思い出した。
高 どうした?どうした?
松 もー、山崎。
高 なんかありました?
松 「どないやねんな、それ以降。」言うて。
高 あ、あー、チンチンのね(笑)
松 海綿体、
高 海綿体、
松 硬化症の件について、
高 硬化症どうですか?と。
松 あれ、海綿体硬化症っていうんじゃないんですよ。
高 え?
松 ちゃんとした名前は、
高 うん。
松 ピロニー病って言うんです。あ、ペロニー病や。
高 ペロニー病(笑)
松 (笑)
高 言うてたね。
松 なんやその、力抜けるみたいな名前(笑)
高 うん。ペロニー病って(笑)

松 とりあえず手術を、
高 うん。
松 せえへん方向でいく、と。
高 あ、薬を?
松 薬を。
高 あー。
松 で、2,3ヶ月、
高 うん。
松 あの、薬を飲んで、
高 なるほど。
松 投与して、
高 うん。
松 それで、もしかしたら改善が見られるかも分かれへんから、
高 うん。
松 とりあえず、できるだけメスは入れたくない言うことで、
高 うん。なるほど。
松 2,3ヶ月のあれやねんけど、
高 うん。
松 ただそのーー、まあ、性行為もね、
高 うん。
松 当然のことながら、
高 うん。
松 あの、ちょっと、そういうオナニーもね、
高 自慰行為も。
松 自慰行為も、
高 うん。
松 ちょっと控えないと。
高 ほーほーほーほー。
松 「言われてるんです。」って言いながら、
高 うん。
松 「毎日オナニーしたいんです。」
高 (笑)いや、家族いてはりますよね?
松 はい。
高 お子さんもいてはりますよね?2人。
松 はい。
高 奥さんもいてはりますよね?
松 はい。
高 毎日ですか?
松 はい。毎日オナニーしたい。もう無理やねんて。
高 止めれない?(笑)
松 止めれない(笑)
高 誰も。山崎を。猿やがな(笑)
松 もうね、「ええかげんにせえ。」と。もうええやんけ。
高 あー、もうええやんけ。
松 あのね、これ、俺笑てもうてんけど、
高 うん。
松 医者にも言われたらしいで。
   「もういいじゃん!」って言われたらしい。
高 ははは。
松 ほんまに言われてんで?医者に。
高 タメ口やんか。
松 「もういいじゃん!」って言われてんて。
高 おーおー。
松 毎日オナニーするから。
高 なんでよ。
松 (笑)ご、我慢できへんねんて。
高 そんなに山ちゃん、性欲強かったっけ?
松 いや、強い。
高 あー見えて。

松 我慢できへんねんて。だからもー、ペロニー病?
高 うん。
松 ペロニー病と、闘っていかなあかんねんけど、
   ほんまは薬だけで、3ヶ月?2,3ヶ月?
高 うん。
松 ちょっと使用せなあかんねんけど、
高 でも、それもできへんねやろ?
松 それもできへん。
高 どーするつもりなのよ。
松 頭がもうペロニー病なのでね。
高 ははは。
松 ははは。
高 どっち?ピなんか、ペなんか?
松 分からん(笑)

松 そりゃ医者にも、「もういいじゃん」って言われるわ。
高 そりゃ言われるわ。もー。
松 笑てもうたらしいで。それ言うて。2人で。
高 ははは。
松 医者に、もう医者も出てもうたんやな。
   「もういいじゃん!」って。
高 あー、そら言うわな(笑)
松 2人で笑てもうたらしい。
高 ははは。
松 診察室で(笑)
高 分かるわ。
松 ええ。
高 笑わなしゃーないもん(笑)

〜 曲
高 いやー、拓郎兄やん、すごいですね。
松 拓郎兄やねんはね、すごいんですよ、実は。
高 もー、
松 最近ずっと聴いてる、
高 ものっすごいメッセージ、メッセージ。
松 ものすごいメッセージがきついんですよ。
高 まー、メッセージ臭がすごい(笑)
松 メッセージ臭が、
高 つんつんくるやんか。
松 わきの下、わき毛をかい、もう間を隙間を縫って、
高 ぬって(笑)
松 もーのすごい出てますよ。
高 放射、放射で(笑)
松 いやー、でもやっぱ、これぐらいのメッセージをね、
高 うん。
松 もー、の、こー、
高 「のっこ」?!
松 ははは。のっこしかりね。
高 のっこ?!
松 レベッカ。
高 レベッカののっこが?
松 レベッカののっこもそやったな。
高 メッセージが?
松 わき毛が、あいつはひどかったから(笑)
高 そんなことないやろ(笑)
松 ははは。
高 見たこと無いわ、のっこのわき毛なんて、俺(笑)
松 ははは。何回も言うてんねやけどな。
高 え?まだ切ってけえへん?
松 やめとけ、言うて。
高 のっこが?
松 のっこが。

松 いや、この時代ね、
高 うん。
松 なんか、黙っといた方が得みたいな、
高 うん。
松 こんな時代が僕がいやなんですよ。
高 うん、なるほどね。
松 こういうやっぱ、メッセージ性の強い時代がええな。
高 時代がええんじゃなくて、
   それ自分で作っていくことですよ。やっぱしね。
松 そうかなー。
高 でも、言ったら叩かれる時代でしょ?
松 叩かれますねー。
高 ね。

松 まあ俺は、闘っていくけどね。少なからずはね。
高 うん。さっきもこれ、聞いてるときに喋ってましたけど、
松 ええ。
高 あのー、その昔は、
松 うん。
高 その、フランスとかでもね、
松 うん。
高 そのいやあ、芸術家がたまる場所があったりとか、
松 うん。
高 その日本にも、そういう、まあ、文豪とか、
松 あれ面白いもんで、ほんまにそうなのよね。
高 うん。そういう人集まる場所って、
   やっぱあったのよ、ちゃんと。
松 うん。
高 なんか今の時代って、そういう場所ないやろ?
松 うん。
高 減ってるやろ?
松 減ってるかな。
高 みんな、ヘンな人がここに集まるっていう、
松 うーん。
高 なんか、そういう場所すらなくなってる気がするのよね。
松 うーん。

松 あの、ゴッホと、ご、ゴーギャンとか、
高 そう。
松 なんやー、あーいう、
高 その、
松 同じ立ち位置でね。
高 そうやねん。
松 でも、それぞれ個性があって。
高 そうそう。
松 先輩後輩じゃない部分でね。
高 そうそう。そういう場所ないなー。色気のある場所が。

松 大阪で『4時ですよーだ』やってる時は、
   そういうこと言うてたよね。
高 うん。
松 「あー、この番組は、のちのち、」
高 うん。
松 「すごい奴が、
   いっぱい出てたなって番組にせなあかんな。」
   っていうのは、
高 うん。
松 ほんま言うてたよね。
高 分かる分かる。
松 うん。
高 うん。
松 やっぱ、現にそうなってるもんね。

其の四 『 つじつまあわせの大切さ ・ 何故か気を使うこと 』

高 あのね、あなたがなんかさっき言うたでしょ?
   つじつまあわせの話。
松 つじつまあわせ。
高 パクった?あれ誰かの。
松 僕は、もー、ほんっとにパクったことないっすよ。
   昔、一回だけパクったことがあるのは、
高 あ!
松 それは、
高 うん。
松 潮江デパートで、ガムをパクっただけです。
高 ・・そんな話、
松 これも伊東に言われて。
高 そんな話どーでもええねん。
松 (笑)

高 欽ちゃんがね、
松 ほうほう。
高 たまたま同じ、同じようなこと言うてるんですよ。
松 あー。
高 あのね、読みますよ?
松 うん。
高 「言ってしまったことを失敗に終わらせないためには、」
松 うん。
高 「どうすればいいのか。」
松 うん。
高 「ここをふんばる。」
松 うん。
高 「正しかったんだということに、修正していくことが、」
松 うん。
高 「思いつくよりずっと大切なことなんだ。」と。
松 うん。
高 大将も言ってるじゃないですか。
松 いや、そらそうでしょう。
高 やっぱあれ?あの、『はっけよーい』なんとかの時に、
   欽ちゃんからそれ聞いて、
松・高 ははは。
松 ずっと覚えてて(笑)
高 覚えてて。「どっかで言うたろ」的な(笑)
松 ははは。
   いやいや、そらそうですよ。ほいで、
   それを聞いたところで、「せやろ!?」とか、
   別になれへんねん。俺も。
高 うん。
松 「あ、まあそうやろ。」
高 そういうことやろ、と。

高 これ、長谷川がくれたんやけど、
松 うん。
高 別に「笑いとは」って書いてるわけじゃないのよね。

松 まあ、そういうことですよ。世の中みーんな。
高 つじつま?
松 正確に、ちゃーんと答えが、
   導いていける人なんて、そんないないですよ。
高 まあ、勿論ね、
松 ボーンとまず答え、言うてまいよるんですよ。
高 そうなんすか?
松 うーん。
高 あー。
松 そこから問題考えていくみたいな世界ですよ。絶対に。
   そういうもんなんですよ、文化って。
高 かっこええなー、文化論へと。
松 いや、ほんとにそうなんですって。
   そ、これはもう、俺はもう首相でもそうやと思うよ。

高 まあ、あなたのトークの仕方が、まずそうですよ。
松 まあ、全部そうですよ。
高 ハガキの難題をもらって、
   まず「そういうことなんですよ」「なんでですか?」から、
   全部こう、パズルをはめこんでいく、
松 そうそうそうそう。
高 まあ、確かにね、あなたが、
松 だから僕は、クイズ番組、
   観んのも、やんのも、出んのも、嫌いなんですよ。
   あんなもんに何の意味もないんですよ。
   答えのあるものに、
   僕はなんの意味もないと思ってるんですよ。
高 はー。
松 答えの無いものの答えを探すのが、
   僕は好きなんですよ。
高 いやいや、それ何回も聞きましたよ。
   それが気持ちええの分かりますよ。
松 (笑)
高 言うたら、それ気持ちええのは。
   ええ答えですよ。でも、それ何度も聞いてますよ。
松 ははは。ね?
高 いいんです、そんなこと。聞きたくないんです、僕は。

松 もう山崎なんか、クイズ番組が大好きなんですよ。
高 大好きですね。
松 もう、こ、ドリルやってみたりとか、
高 うん。
松 なんかクロスワードパズルやってみたりとか、
   そんなんどーでもいいんですよ。
高 うん。
松 ええ。
高 うん。
松 そんなことよりも、その過程が面白いんですよ。
高 ・・。
松 え?過程?
高 ん?
松 ははは。
高 ははは。
松 逆算していくのが面白い。

高 でも、直感がまずあるでしょ?
松 うーん。
高 そのまず、どーん!っていう、これや答え!
松 もちろん、もちろん。
高 だから、僕はそれを言うてるんです。まずそれがないと、
松 うん。
高 次は、あの、技術論です。
松 そればっかりでもあかんからね。
高 うん。
松 確かに。
高 そう。まずは、こうや!っていう突拍子も無い直感で、
松 うん。
高 ゴール、答えをボーン!導くでしょ?
松 うん。
高 その次が、つじつまあわせでしょ?あなたの中では。
松 まあ、そうですね。
高 その直感はどっからくるか?っていうたら、
   僕は原風景だっつってるんです。
松 うん。それとかさ、
高 うん。
松 映画なんか観たってさ、
高 うん。
松 「あの映画は、結局こういうことが言いたかったんや。」とか、
   あんなもん、全部つじつまあわせ、
高 うん。あんなもん、つじつまあわせやね。
松 そんなもん考えて撮ってるかー!言う話。
高 いや、分かりますよ。
松 「こんなん撮りたいねん。なんか知らんけど。」
高 「おもろそーやんか。」

松 で、できあがったら、
   「あ、これこういう風にも考えられるな。」って、
   勝手に周りが、
高 そうそうそう。
松 評論家なり、なんなりが言うて、
   「いや、分かる?」って言うてね。
高 うん。
松 で、今回は明確にこんなんやりたいねん!ってやったら、
   多分ぐずぐずになるね。
高 うん。見えた!言うたらね。

松 まあ、欽ちゃんが僕をパクってるんでしょうね。だから。
高 どういうことですか?
松 欽ちゃんは、いっつも僕をパクる、パクるかー(笑)
高 どういうことですか?大将があなたをパクってる?
松 パクらないですよ(笑)
高 メディアにのっけとこ、一応これ(笑)
松 ははは。
高 どっかで伝われ!
松 パクらないですよ。
高 伝わってしまえ!

高 あなたこれ、ゴールデンウィーク何も、
   どこも行かないんですか?
松 何もしてないですよ。
高 あー、そうですか。
松 かわいそうなもんですよ。
高 僕もかわいそうなもんです。
松 歯医者行ったぐらい。歯医者あのー、歯医者行く?自分。
高 行かないです。
松 あ、行かないかんで。
高 行かなあかんねん。
松 歯医者行かなあかんねんけど、あれあのー、
   笑ってまいそうになれへん?
高 なんですか?

松 あれあるやんか、あのー、
   ババババッ、ズゴガガアーーーいう、あの、
高 唾液吸うやつね。
松 唾液、
高 唾液吸うやつ。
松 あれがさー、あのー、舌をおもっきり、
   べえ〜〜っ!いってまう時あるでしょ?
高 あるあるあるある。
松 俺悪ないやん。
高 俺悪ない。向こうが悪い。
松 俺悪ないのに、ごっつい俺がはしたない奴みたいな。

高 ヘンな音鳴るもんな、あれな(笑)
松 こないだなんか、唇2回ぐらい、ガ〜〜ッ!
松・高 ははは。
松 ちゃんとやってくれや!って思うよね。
高 いやー、そこはもうほら、あれでも、
   ずっと出てるんちゃうやろ?
   なんかおさえたりすると?ザッと吸うねやろ?
松 知らん(笑)

松 俺が悪いんじゃないよね?
高 あれ、最近なって変わったやろ?
松 何が?
高 昔はコップがあって、
   「ゆすいで、」「ゆすいでください」言うて、ゆすいで、
松 うん。
高 ピュってやって、またやってたのよね。
松 はーはー。
高 最近ないやろ?
松 あるで。全然。
高 あれ?
松 それはあるで。ゆすぐのは、ゆすがんと。
高 ふーん。
松 何を言うてんの?
高 それはあんの?
松 あるで。

松 もうあれをちゃんとやってほしいねん。
高 はっはー、そうですか。
松 もうほんま、恥ずかしいわー。
高 あなた、何を治してんの?
松 歯石をとらなあかんねん。
高 あ、偉いねー。
松 たまにそれ行っとかなあかんねん。
高 行っとかなあかんねん。歯ぁ悪なるからね。
松 そうそうそう。

高 「俺の歯茎、ボロボロなれへんか?」って思うやろ?
松 ははは。うん。
高 「傷だらけやないか!」って思うやろ?
松 あるあるあるある。
高 あれ、あかんで。あんなことしたら。
松 ほんま、ええ加減にしてほしいですけどもー。
高 あれ、怖いわー。

松 あれなんなんやろね?
   あのー、俺も2年ぐらい前に行ったきりやってん。
高 うんうんうん。
松 「この間、どっか行きました?」みたいなことを、
   行ってへんねんで?
高 うん。
松 行ってへんねんけど、
高 うん。
松 なんかあのー、あれ何?なんかドキッと。
高 (笑)
松 散髪屋でもそうやんか。
高 うんうん(笑)
松 なんであんなこと、我々が気ぃ使わなあかんの?
高 あー。
松 なんか、
高 行ってない、「行ってないですよ」って言うてええんやろ?
松 いや、言ってええし。別に行ったって、
高 うん。
松 別にええやん。
高 ええやん。うんうんうん、まあね。

松 お前のとこやないとあかんいう筋合いは、
   どこにもあれへん。
高 ないですよ。
松 それをさ、なんか、なんか子供の時から、
   あんなん気になれへんかった?
高 なるなるなるなる。

松 あれなんなんやろ?
高 まー、だから、気づかいやろ。普通に。やっぱり。
松 関係あれへんやん。
高 関係あれへんねん。俺金出してんねやから。
   俺の金やから。
松 そうやねん。
高 ええねんけどね。
松 それを、ものっすごい気ぃ使うねんな。あれ。

松 あと、あのー、そこの服、服屋で買うた服着て買いにいける人?
高 もうそんなんできへんわ。
松 あれできへんやろー?
高 あれなんでできへんやろ?別にええねんで。でも。
   ええやんか、別に。
松 むしろ、いやむしろそっちの方がええはずやねん。
高 絶対ええやろ?
松 うん。
高 「ここで買ったんです。」と。ただ、恥ずかしいやろー?
松 でもそれはな、高須ちゃんね、
高 うん。
松 それは、大事にせなあかんとこやで。
高 なになに?
松 これは俺、大事にせなあかんとこやと思うねん。
高 ほう。
松 これができる奴って、
高 ほう。
松 俺やっぱり、
高 うん。
松 おかしいと思うねん。
高 おかしいよ、そんなの。
松 でも、へーきでできる奴おるで?
高 おるかな。
松 うん。

松 なんで思うんか、俺も分からんねん。ええやん、別に。
高 ええやん、ええやん。
松 むしろ喜ばれるやん。
高 ええやん。なんやろな、ゆだねてる感が、
   物凄い恥ずかしいのかな?
松 ・・なんで恥ずかしいの?
高 なんで恥ずかしいの?それは。ものすごい恥ずかしいよ。
松 俺もそうや。
高 俺も恥ずかしいよ。
松 たまーに俺、クロムハーツかったりすんねんけど、
高 うん。
松 クロムハーツで買うた服を、
高 うん。
松 ジャンバーみたいの着てるときは、
高 わー。あかんあかん。
松 「あ、あかんあかん。今日は行かれへん。」
高 行かれへん。
松 いや、なんで行かれへんねんって思うねんけど、(笑)
高 (笑)
   むしろ好きやから、行った方がええがな。
松 そやねん。それをなんかあの、ジャージ、
   きたなーいジャージみたいな時の方が、
高 行きやすい。
松 行きやすいねん。
高 行きやすいっていうか、それで当たり前ってなんねんな。

高 ええやん。
松 でもそうやって、クロムハーツばっかりやけど、
   クロムハーツば〜〜行くでしょ?
高 うん。
松 全身クロムハーツみたいなんで、
高 人おるよ。
松 従業員とフツーに、
高 喋ってる人おるよ。
松 なあなあの感じで、
高 おるおる。
松 喋ってるへーーきで喋ってる人おるやんか。
高 おるおる。
松 あんなんなられへんやんか。
高 なられへん。あんなん無理やわ。
   あれなんやろ?なんやろ?なんで恥ずかしい。
   なんか服って主張するものやんか。ある程度。自分を。
松 うんうんうん。
高 なんかそれを、なんかこの店にゆだねてる感が、
松 負けた感が、はんぱやないんかな。
高 負けた感があんねん。

高 「おかんとしてるやん。」
松 ははは。
高 「あなたをおかんとしてもうてるやん。」みたいな(笑)
松 ははは。
   でも、もう金払うた時点で、
   それは勝ち負けじゃないけど、もうええやんか。
高 でも、でも、子供の頃おかんに、
   「これ着てき。」って言われて、
松 うん。
高 着さされた感の、あのおかん的な、
松 うーん。でもね、
高 うん。
松 僕は俺を色んな話をする、そんな話になったときに、
高 うん。
松 「あ、分かる分かる。それでけへん。」っていう人が、
高 うん。
松 好きやわ。
高 あー。
松 それがやっぱり、
高 そうですか。
松 うん。それが、「え?別に。」っていう、
高 そんな人おる?
松 いやでも、
高 俺らの周りとかにおった?
松 いやそら、やっぱりおるんじゃないの?
高 あ、そう。
松 それこそ、やっぱり、あのー、
高 清水とか、サカモト。
松・高 ははは。
高 ほんまやね。
松 清水とかサカモトは、できるんじゃないの?
高 平気でね。

松 俺あの、ブランド物のカバン、
   あの、紙袋持って歩くんもできへんからね。
高 あー、分かる分かる分かる分かるねー。
   ありますね。
松 ね?
高 うん。
松 あのー、「GUCCI」とか。
高 あー、恥ずかしいーー。
松 あんなんを、
高 なんや、それは。
松 うーん。
高 やっぱりゆだねてる感かな。
松 なんやろね。
高 恥ずかしいわ。
松 できひんよね。

高 俺、最近ね、
松 うん。
高 そのー、携帯があってすごい良かったなーって事があって。
松 うん。
高 あなた一人でご飯食べること、あるんですか?
松 たまーにあるよ。
高 あ。
松 何軒かは、まだ一人で行けるかな。
高 あら。
松 たまーにね。
高 すごい。
松 なんで?
高 俺はもう、全然、勿論一人で行けんねんけど。
松 うん。
高 それでもいやな時あるんですよ。
   みんーな何人かグループで来てて、
松 うん。
高 物凄い強いんですよ。強いエネルギーを発してるんですよ。

高 まあ一人で、ばっと入って、
松 うん。
高 なんか頼んで、
松 うん。
高 したらもう、
   「すいません、相席いいですか?」みたいに言われてまうと、
   わっ!、でももういっぱいなったら、
松 うわ、もう最悪や。
高 でも、頼んでもうてるからね。
松 うん。
高 ほいで、くるわ、来るわけですよ。
松 うん。
高 女2人が来たんですよ。
松 うん。
高 俺の横に。
松 うん。
高 ものっすごいメニュー喋りながら、
   もー、色んなこと話してるわ。
松 (笑)
高 で、みんなは、カップルとか、男4人とか。
   ものっすごい俺弱いねん。
松 うん。弱いな。なんであの時あんな弱いんやろ。
高 ほいでね、俺だけ先にくるわけですよ。

高 俺一人で、黙々と食わなあかんでしょ?
松 うん。
高 もうこれもね、
   チラッチラチラ見られてんの分かってんねん。なんか。
松 うんうんうん。
高 「よわっ!」と。
松 弱いよ。でも、もー、味覚がもー、全然、(笑)
高 全然、もー全然(笑)
松 もう、租借してるだけやろ?そうなってきたらな(笑)
高 もうね、(笑)
松 もう、(笑)
高 噛んでるだけ(笑)

松 段々自分で腹立ってくんねん。
高 腹立ってくんねん。
松 段々自分で腹立ってくんねん。
高 「ええやんか!ええやんか!」って思ってくんねん。
松 うん。
高 でもやっぱり、俺わけわからんと、
   何回も携帯開いてんねん。
松 ははは。
高 携帯見て、「なんや来てないか?」みたいな。
   「携帯!おい!俺の携帯!」
松 分かるなー。
高 「なんか来てないか?
   メール打つ、用事ないか?今。俺に。」って。
松 分かるわー。

高 弱いわ、俺。
松 そういう自分がね、
   ものすごい好きで、ものすごい嫌いやね。
高 うん。分かる。
松 ほいでね、前もね、
高 うん。
松 その行った時にね、
高 うん。
松 なんか、洋食屋さんがあったの。
高 うんうん。
松 ほいで、何度か行っててんけど、
   「ありがとうございます、いつもー。」
高 うん。
松 「ただね、うちはね、
   ビーフシチューがすごいおすすめなんですよ。」って、
高 おーおーおー。
松 食べ終わった時に言われて。
高 うん。
松 「あ、そうですか。」言うて。
高 うん。
松 で、その日帰って、
高 うん。
松 で、今度一人行ってん、俺。
高 うん。

松 一人で行ったら、もー、あかんねん。
高 ん?
松 ビーフシチューしか頼まれへんねん、もう。
高 ははは。
松 そんなこと言われたから。
松・高 ははは。
松 ほんまは、ナポリタンが食べたいねん。
高 食べたいのに、ビーフシチューが、(笑)
松 そんな自分が、
   好きで好きで、嫌いで嫌いでしょーがないねん(笑)
高 分かる分かるわー(笑)
松 ははは。
高 あれ何?
松 なんやろー?
高 なんでこんなことならなあかんの?俺。
松 それで、「ビーフシチュー。」言うてんねん。
高 うわー、食べたないのに、そんなにー。
松 完全に負けてんねん。
高 ははは。
松 ほいで、食べてんけど、俺実はそ〜こまで、
高 分かる。
松 あのー、けえへんかってん。
高 ははは。
松 「おおっ!」とは思えへんかってん。「あ、まあ、」
高 うん。
松 「ビーフシチューやなー。」って感じが、
高 でも、「どうでした?」
松 「どうでした?」「おいしかったですー。」
松・高 ははは。
松 マチャミばりに、なんかこー、
高 ははは!
松 マチャミの言い方みたいなんで、「おいしかったですー。」
高 「おいしかったですー。」
松・高 ははは。
高 いやー。
松 言うてる自分が、
松・高 好きで好きで、嫌いで嫌いで、
松 しょーがないねん。
高 分かりますわー。それ、すっごい分かります。
   悲しいです。だから。
松 悲しいなー。

松 そっから俺、行ってないねんけど、
高 うん。
松 そろそろ行きたいねんけど、
高 うん。
松 ねえ?
高 また、「うまい」言うてもうたから、ビーフシチュー、
松 ははは。
高 頼まんとしゃーない。
松 今度、今度難しいやろ?
高 難しい。
松 今度難しいねん。
高 難しい。

松 もっかいビーフシチューいってもうたら、
   これもうビーフシチュー好きの、
高 うん。
松 俺になってまうから、
高 松ちゃんになってまうから、
松 ずっと、
高 これになってまうと、これきついからね。
松 そうなんです。そうなんです。
高 きびしー。
松 きびしいねん。なんでそんなこと、気ぃ使い、
   だから、全然気ぃ使うてへんような奴見たら、腹立つねん。
高 清水です。サカモトですよ。
松 そうそうそう。「ちょっとは気ぃ使え!」
高 思います。
松 思うよね。ええ。
高 こっちが気ぃ使ってんねん。あいつらの分。
松 いや、ほんまやでー。
高 おかしいことや。
松 おかしなことですよ。

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