2006.1.21(土) 225回

今週の一曲 『 冬のリビエラ 』 森進一

其の壱 『 パスポート事件 ・ 駐車場事件 』

松 どもー。松ちゃんジャンクションでーす。
高 どーもー。光聖むいちゃいましたでーす。ね。
松 ね。えーーー、決まりましたね。今日も。
高 そうなんですよ。
松 自分、なんでそんな、マッキーみたいな頭してんの?
高 マッキー?
松 なんか、なんか前髪おろした。
高 前やってみたら、イメチェンやんか。
松 なんかもー、あれやな。俺、もう前から知ってたんや。なんとかしたい、
高 (笑)
松 なんとかゆすぶりをかけたい。この人生。残りの人生に、
高 うん(笑)
松 何か待ったを、
高 うんうん(笑)
松 かけたいんやろうな、とは、
高 うんうん(笑)
松 思ってた。
高 「待った」?なんの「待った」や(笑)
松 ははは。このままではいかん、と。
高 そうそうそう。

高 変えていかなあかんからね。
松 そうそうそう。
高 厄もあけるし。
松 はいはいはい。
高 なんか変えていかなあかんっつーので、
松 はい。
高 まずはヘアーチェンジからやんか。
松 なんか色々ね、やろうとしてんねやろなーっていうのは、
   前から、ちょっと感じてたんや。
高 ただ、評判はいいですよ?
松 ・・。
高 あえて、これ、毎回や、れへんねん。
松 え?ちょっと待って。
高 「あ!」
松 言えてないな。
高 あえて毎回やれへんねん。
松 ふんふん。
高 郷ひろみチックなことやんか。言うたら。
松 ははは。
高 「あれ?またヘアスタイル変えたやん。」
松 全然分かれへんわ。「郷ひろみと言えば」って、
   そういう感じもないもんね。別に。
高 うんうん。自分は、そんな感じで思ってたらいいわ。

松 年明けから変えていこう、みたいな、
高 そうそうそうそうね。
松 なんかこう、
高 あります、あります。やっぱしね。
   新年、実はこれ、1発目ですから。
松 そうなんですよね。
高 うん。

高 どうでした?
松 ハワイでしょ?
高 うーん。ワイハは。
松 ワイハ。初めてのワイハですよ。初めてじゃないですけど。
高 えー?もう、どっち?!
松 ははは。
高 知ってるし。初めてじゃないことは。
松 にじゅ〜〜〜ご(25)ぐらいの時に、
   ホノルルマラソンで1回行ってますね。
高 いやいや、もうそのあとも行ってるやん。「HEYHEY」で。
松 えっ?・・あれはグアムですー。
高 ハワイ行ってないの?
松 ハワイは行ってないですよ。
高 ・・。
松 ほんとに、20年近くぶりですよ。
高 ほんとですか?
松 はい。・・20年は言い過ぎかな。
高 もー、どっち?
松 ははは。
高 ふわふわやんか(笑)

松 僕、スタートからびっくりするんですけど、
高 うん。
松 うちの家の前、集合で、車両みたいなの出してもらって、
   んで、もうみんな今田とか、
高 うん(笑)
松 山下とか、(笑)
高 行くってね。
松 アキとか、
高 羽田に向かって。羽田、
松 アホの安住とか来てね。
高 あ、成田に向かってね。

松 8時半ぐらいですか?
高 あー、いいじゃないですか。
松 夜のですよ?
高 うん。
松 夜の便ですから。
高 おー、そうですか。
松 で、「行けー」って言うて。

松 ほいでね、お台場ぐらいまで来た時にね、
高 うん。
松 パスポート持ってきてない。
高 うーーわ、ひっど!
松 あのね、
高 自分?
松 僕、僕。
高 ひっどー。
松 「あ!」と思って。
高 そんな、自分やから文句言えへんけど、みんな、
松 うんうんうんうん。
高 腹立ってるで。
松 そっからもう1回引き返しやもんな。
高 腹立つで?
松 そうやろ?ほいでね、いや、違うんですよ。
   そんなことは別に俺、どーでもええ話なんですよ。
高 ほうほう。
松 そんなことよりも、
高 はいはい。
松 自分にびっくりしたんですよ。
高 ほうほうほう。
松 あのね、
高 うん。
松 「久しぶりやな。こんな感覚。」って思ったんですけど、
高 ほうほう。
松 「あ!パスポート忘れた!」って、まず、
高 思って。
松 ショッキングが、あったでしょ?
高 うんうん。
松 その時ね、咄嗟の判断でね、
高 うん。
松 「黙っとこ。」って思った。
高 ええーーー??(笑)
松 「怒られる!」みたいな。
高 あー、分かる分かる(笑)
松 あれでも、久しぶりやぞ?あの感覚。
高 いや、普通みんなあるよ。「怒られる!やばっ!」って。

松 「ごまかそ!」
高 ・・何をごまかそうとしてんの?
松 よう考えたら、何をごまかすねん?
高 1回帰らなあかんやん。
松 ははは。

松 で、そこはもう、
高 腹立つわ〜〜。
松 ははは。
高 どーいう顔で、言い始めたんやろ?
松・高 ははは。
高 え?どんな感じで言い始めた?
松 いやー、あれでも、よう気付いたよ。
高 そう、着いてからやったら、間に合えへんで。
松 プンー!と、こう、プンー!と降ってくる感じで気付いたんですよ。
高 いや、当たり前や、みんな、誰も持ってくんねん。すすすっと。
松 いやーーーー。あのね、やっぱりね、結局こういうことなんですよ。
   旅なれてしまったんですよね。
高 うん。
松 自分の中でね。
高 うんうんうん。
松 だから、ハワイやグアムぐらいなら、
高 緊張せえへん。
松 なんかね、海外の感じが、もうないんですよね。
高 はー。
松 「軽い感じで行こう〜。」みたいな。
高 さすがやなー。
松 で、スリッパでしょ?僕、大体。
高 セレブですね。ほいで、どうしたの?帰ったの?結局。
松 帰ったよ。そっからまたー。

高 絶対自分、後輩やったら、ぼろっかす言われてるで?
松 ははは。
高 今ちゃんあたりに、ぼろっかす言われてるで?
松 まー、そやね、7回ぐらいは、あのー、
高 ハワイや、グアムで、もう、(笑)
松 「考えられへん」を、
高 いや、キム兄やったら、「考えられへん」の連発(笑)
松 いやー、「考えられへん」の連発やろね。ほんまに。

松 お台場から、家に向かうまでの自己嫌悪ね。
高 最悪や。
松 む、ま、なんーの意味も無い時間やんか。これって。
高 それ、自分が笑いとらなしゃーないわ。なんやったら。
松 ははは。
高 提供せなしゃーないわ。「いや、こないだねー。」
松 それでさ、
高 うん。
松 旅行く前ってさ、なんか、玄関出る時に、
   「あ、なんかしばらく帰ってけえへんな。」みたいな。
高 あるあるあるある。
松 軽い、
高 あ、あるある。
松 軽い、
高 別れが。
松 軽い別れがあるやんか。

松 「チャオ!」みたいなんが、ちょっとあるやんか。
高 あるある、あるあるあるある(笑)
松 こんーーな早よ戻ってくる思えへんかった!
高 ははは。
松 ははは。
高 情けないな。
松 (笑)家もびっくりやわ。
高 いや、ほんまやな。
松 壁やら、ソファやら、
高 そやで、リラックスしてる時に、「ええーーー?!」やで。
松 ははは。

松 いやもう、びっくりしましたね。
高 老いやねー。
松 老いなんですかね?
高 自分ほら、昨日も「ガキ」の話で聞いたけど、ヒドイな。年始から。
松 あれヒドイでしょ?あの話ヒドイでしょ?
高 ちょっとやったげて。あれ、聞いた時に、
松 「やったげて」て(笑)
高 俺ねえ、あの話聞いた時に、
松 うん。
高 「あはああ〜〜、コイツ、ここで終わったな。」って。
松・高 ははは。
松 うちのマンションね、
高 (笑)
松 車で帰ってきた時に、リモコンで開けるんですよ。シャッターをね。
高 ヒドイわ、もー。

松 ほいで、中入って、
高 はいはい。
松 ほいでー、車降りて、
高 はい。
松 まあ、リモコンは当然、
   大体車の中に入れっぱなしじゃないですか。
高 うん。入れっぱなし。
松 で、車のキー閉めますよね?
高 うん。
松 ほいで、駐車場からエレベーター上がる時に、
   もう1個ドアがあるんですよ。
高 うん。
松 で、このドアが、鍵〜で開けんとだめなんですよ。
高 うん。

松 で、この鍵が、まあまあ、家の鍵と、
高 うん。一緒。
松 部屋の鍵と一緒の鍵なんですけど。
高 はい。
松 これで開けて、
高 うん。
松 エレベーターの前まで来て、
高 うん。
松 っていう、システムなんですよ。
高 うん。
松 ただ、うちのマンションおかしいのが、
高 うん。
松 普通はさ、
高 うん。
松 駐車場の中から、シャッター開けれるよね?
高 開けれる。
松 うち、開けれないんですよ。
高 スイッチが横についてある。
松 ついてんねんけど、鍵かかってんの。
高 あー。

松 そういうことがありつつですよ。
高 ええ。
松 去年の暮れにですよ。クリスマスも終わり、
高 終わりー、
松 さっぶ、今年またさぶいやんかー。
高 さぶいねーん。
松 あれもー、まだ、2,3度ぐらいしか、
   なかったんちゃうやろか?夜中に、
高 うん。
松 俺、1人で家におって、
   「あ、そうや。車にちょっと忘れ物あったから、取りに行こう。」
高 何を取りに行くことがあったんや。
松 あれなんやったかな?グラサンかなんかやわ。
高 もうえーやん、そんなん。
松 ハワイ行かなあかんから、みたいな。

松 家おるから、部屋着やんか。もー、きったない、
高 ははは。
松 ジーンズメイトの、もう何っ回も、フルローテーションの、
高 ひど、(笑)ジーンズメイトのやつかいな。
松 ジーンズメイトの、もー、
高 恥ずかしー。
松 元々Mに手ぇ出してるもんやから、もー、フル稼働フル稼働で、
高 あのさあ、(笑)
松 うん。
高 一応一流タレントなんやから、(笑)
松 ははは。
高 言うたって、もっとええもん着ましょう。部屋着は(笑)

松 ほいで、うわ〜〜って、
高 行って(笑)
松 下に降りていって、エレベーターぽーん、降りていって、
高 ははは。
松 ガッチャー開けたら、ドアばーん!閉まった瞬間に、
松・高 「あーーーーーー!!!」
高 やわなぁ(笑)
松 車の鍵も、部屋の鍵も、持ってきてへんねん。
高 その時点でおかしいよ。
松 でも、その時点では、
高 うん。
松 自分のやった、
高 うん。
松 失敗が、いまいちまだ、
高 その、
松 ぴんときてない。
高 そんなおっきいことになるとは、思ってない。

松 「リモコンは車の中や・・。車開けられへん。」
高 最悪や。
松 「シャッター、じゃあ、開けられへん。」
高 最悪や。
松 「あれ?このドア、鍵ない!」
高 最悪や、腹立つわ、見とったら、もー。
松 「あ!・・俺、死ぬ!」って思ったのよ、
高 いや、死ねへんけど(笑)
松 ほんとに!
高 死ねへんけど(笑)
松 ほいでね、うちのマンションはね、
高 うん。
松 そんな別に部屋数が多いマンションじゃないんですよ。
高 まあまあ、そうね。
松 たかだか知れてるんですよね。
高 うん。
松 ほいでまた、そんなね、
高 うん。
松 12時ぐらいになったら、人の出入りなんてないねん。
高 ないよな。
松 人が帰ってくるの、待つしかないでしょ?
高 うん。
松 こんなんなったら。

松 車も、もー、メンバーそろってあるもん。
高 うわ、もう帰ってくる余地なしや。
松 もー帰ってくる余地ないねん!
高 最悪やー。
松 ほいでもう、
高 それは落ち込む。それ何時ぐらい?
松 それ12時ぐらいかなー?
高 年末の12時言うたら、家入ってもうて、出てけえへんね。
松 出てけえへんねん。
高 どうしたよ?
松 ほいでねーあのー、消火器があったんですよね。
高 (笑)

松 ほんなら、そのー、エレベーターの前のドアがですね、
高 うん。
松 鉄なんですけど、基本は勿論鉄なんですけど、
   下のほうがね、なんていうんですかね?あれ。
   ソフトビニールみたいな、プラッチックのちょっと、
高 あー。
松 やらかい版みたいな?
高 あーはいはいはいはい。
松 ガラスっちゃーガラスなんですよ。
高 あー。ガラス?
松 防弾ガラスみたいな、なんやー、
高 そんなんがあんの?
松 なんて言うの?あーいうのね。
高 でも、プラスチックなんや。
松 プラスチックの。で、もうここを割るしかないんや、と思って。
高 はいはい。

松 その消火器で、
高 持って、
松 もう「ごめんやで。知らんで。」って。
高 うん。
松 これを器物破損やって言われたって、
高 しゃーない。
松 「こっちは命かかっとんねん。」
高 うん。
松 「あとでなんぼでも、弁償したらぁ!」思て、
高 よっしゃー。
松 消火器で、バアァン!!やったら、ばい〜〜〜〜ん。
松・高 ははは。

松 倍の力で跳ね返されて。
高 「もう1回やったろ、もう1回、これ、
   もう1回やったらいける!」
松 ははは。「う〜〜〜っ!」バンッ!
松・高 ばい〜〜〜ん。
高 ははは。
松 手ぇがじゅい〜〜〜ん(笑)
高 もうな、それがもう哀れやわ。
松 (笑)
高 その画が哀れ(笑)さあ、いよいよや。

松 ほんなら、駐車場の横の、
高 ははは。
松 (笑)なんかあの、なんやあれ?
   なんかはしごみたいなんあんねん。
高 あー、ちょっとあるわな。そういうのも。
松 あんねん。
高 うん。
松 それ登って。

松 登って、外にとりあえず出るしかない、と。
高 あーなるほど。
松 でも、外出たところで俺、携帯もないし、
   お金も持ってないんですよ。
高 まだ中におるよりましや。
松 もう、なんーーにもないですから。
高 うん。
松 ただ、外にさえ出れば、命は保障は。
高 まあな。

松 その、鉄のね、
高 うん。はしご。
松 はしごみたいなんが、壁にこー、なんちゅうの?
高 冷たい。
松 ホチキスの、ホチキスみたいな、こー、
高 はいはいはいはいはい。ついてあるやつね。
松 出てるやつや。
高 はいはいはい。
松 そのホチキスのやね、
高 うん。
松 一番最後の段が、
高 ほうほう。
松 結構高いやんか。そんなもん。
高 うん。高いね。
松 あんなもん。

松 2メーターちょいぐらいあんねん。
高 わ、すごいやん。
松 それ、ガッ飛び乗ってやね、
高 ダイハードやんか。
松 ほいで、もー、そうですよ。
高 おーー。
松 ブルース松リスですよ。
高 ははは。
松 ほいで、ぐいーーーん、
高 あげて。
松 あがって、
高 うん。
松 上まであがったんですよ。
高 うん。
松 結構高いですよ?
高 やったね。
松 で、塀の上に立ちましたよ。
高 いよいよやんか。
松 そっからなんにも、やりようあれへんねん!!
高 ははは。
松 ははは。
高 登ったはええが、(笑)
松 なんーーにもやりようあれへんねん(笑)
   ぴゅーー風吹いてるだけや。
高 かっこえー(笑)

高 ほいでどーするよ?
松 もうしゃーないやん。
高 声出して呼ぶぐらい、
松 いや、声出して呼ぶなんて、誰もなんもおれへんし、
高 ははは。
松 そんなんかっこ悪いやん。
高 おー。
松 上で、風にさらされてるだけや。
高 おー、そらいかんな。
松 「なんやこれ?」言う話や。
高 うん。「わしゃ、なんじゃこりゃ?」
松 状況をもっかい、ちゃんと把握しただけの話や。
高 ほうほうほう。
松 ほいでまた、降りるんですよ。結局また。
高 うんうんうん。
松 降りるんですけど、一段目が高いでしょ?
高 高いね。
松 これあの、登るときはまだ、けんすいで登りましたけど、
高 なるほど。
松 降りる時、結構なもんなんですよ。

松 バーッ!飛び降り、もうしゃーない、「死ぬ」思たから。
高 ははは。
松 バーッ!飛び降りたんや。したら、ずるーーん!滑って、
   頭ゴーン!!打ったんやで?
高 ばい〜〜〜んかいな(笑)
松 ははは。後頭部、ばい〜〜〜ん。
   「俺は何してんねんっ!!」思て。
高 もうな、哀れや、哀れ(笑)
松 ははは。
高 哀れや(笑)いや、ほいで?ほいで?
松 今やから、笑えるけど、(笑)
高 いや、ほんまヒドイな。
松 これ、もーヒドイで。
高 さあ、じゃあもう、いよいよないやんか。
松 ないんです。

松 ほいでその、シャッターが、
高 うん。
松 あの、なんやあのー、なんて言うんですか?あーいうの。

松 金網みたいになってるでしょ?
高 うん。
松 あそこで僕、
高 うん。
松 10分ぐらい、ずーーっと鉄格子の、
   あれみたいなもんですよ。
高 牢屋みたいなもん、
松 牢屋みたいな。
高 うん。
松 それで、外ずーっと見てて。
高 誰か通らんか、
松 「誰か通れへんかなー。」思ってて。
高 あーでも、
松 ほいで、やっと10分後ぐらいに、あのーOLさん。
   女の人2人がね、
高 うん。
松 バーーって通ったんですよ。
高 ラッキーやんか。
松 「すいませーん。」
高 ははは。
松 「すいませーん。」
高 最悪やな(笑)
松 もう、向こうも、
高 「わああ〜〜。」
松 「わあ〜〜。」って、気持ち悪がるやんか。そんなもん。
高 そらなるよ。

高 「なんや、こいつ〜。きちゃなーー。」やんか(笑)
松 ははは。
高 (笑)
松 あん時ほど、
高 うん。
松 顔、さすというか、この仕事をやってて、
高 良かったな。
松 ほんま、
高 あれ俺らじゃヤバイで?
松 逃げられます。
高 なあ?「わーー!」言うて。
松 逃げられます。完全逃げられるでしょうね。

松 ちょっとずつこっちに近づいてきて、
   「あっ・・何してるんですか?」
高 あ、ちゃんと気付いたんや。松本さんって。
松 ちゃんと気付いて、
高 うん。
松 「あのー、はい。ちょっと、お気づきかとは思うんですけど、・・・」
高 えー?
松 「あのー、・・」
高 これこれこうで、しかじか、こうで、
松 「松本と言うものですけども、」
高 「知ってます。」
松 「あ、はい、知ってます。」
   「あのー、ちょっと、こういう・・閉じ込められまして。」
高 えー?もー。
松 ははは。
高 アホ丸出しやん(笑)
松 ははは。
高 「閉じ込められた」って、お前がやっとんねん(笑)
松 (笑)
高 「られた」って、自分が入っとんねん(笑)
松 ほいで、
高 うん。
松 とりあえず、
高 うん。
松 「警察を呼んでくれ。」と。
高 まあ、そう、
松 もう、それしかないもん。

松 もうしゃーないやん。
高 よう110番なんか、うっとーしいで?年末で、
松 「はい、分かりました。」って、まあ、いい人でね、
高 うん。
松 やってくれたんですよ。
高 うん。
松 でもその、女の人も、
高 うん。
松 その「警察に、どうしました?」って言われたときに、
松・高 なんて、
松 説明していいか、
高 そうやな。
松 あの人も、困ったと思うねん。
高 あー。
松 「男性が、」
高 うん。
松 「駐車場で、」
高 「閉じ込められ、」
松 「閉じ込められてまして。」「えー?!」みたいな。
高 いや、そら、
松 向こうにしたら、よう分からんじゃないですか。

松 「とにかく、来て下さい。」言うて。
高 うわー、うっとーしいわ。
松 ほいでまた、この警察が、ヒマやったんかなんか知らんけど、
   5人ぐらい来やがって。
高 ほー、ええやんか(笑)
松 ほいで、「何してんのっ?!」
高 うん。自分って分かってんねや。松本って分かってんねや。
松 いや、そうそう。
高 うん。
松 「ど、どっから入ったの?!」いや、どっから入った・・(笑)
高 説明や。また説明や(笑)

松 またそれを、何回も説明して。
高 して。
松 ほいで結局、警察がね、
高 うん。
松 あのー、表まで行って、表の玄関の方まで行って、
高 はいはい。
松 あの、インターホンで、
高 うん。
松 全階のほかの部屋も、押してもろて、
高 迷惑やわーー。
松 そうやねん。それが意外と出ぇへんねん。誰も。
高 いや、年末やし、「なんかこんな時間にうっとーしいわ。」
   って思うから、出たないねん。
松 そうやねん。で、やっとつかまった3階の人が、
高 うん。
松 「あ、分かりました。」言うて、
高 ええ人やな。
松 このくっそさぶいのに、降りてきてもうて、
高 えらいなー。な、なんか持ってった?
松 いや、ほんまやで。
高 いや、俺が言うとんねや、それを。あんたや(笑)
松 ほいでやっとね、その、もうほんま、
   ごっつ腹立ってんけど!
高 うん。
松 3階のおっさんが降りてきて、中からガチャッて開けたときに、
高 うん。
松 車で帰ってきた奴ガオンネン!フィーフィーフィーフィーって、
高 (笑)
松 シャッターを、オープ〜ン!や。
高 ははは。わしゃ、何しとったんや(笑)
松 もー、「なんやこのタイミング!」っていうね。
高 ひどいなー。

高 ちゃんとせないかんよ。お礼は。OLさん、名前でも聞いた?
松 そうなんですよ。
高 いや、聞いたの?
松 勿論聞きましたよ。で、あのー、「もしよろしければ、」
高 うん。
松 「僕の電話連絡先も教えておきますし、」
高 ほんま?
松 ちゃんとやりましたよ。
高 あなたの電話連絡先教えたの?
松 教えましたよ。だって、それはもー、
高 命の恩人やからね。
松 そうですよ。で、まあまあまあ、
   「なんか、なんでも言う、言うてきてくれ。」と。
高 うん。
松 とにかく。ルミネ・ザ・吉本が観たいんやったら、いつでも、
高 いや、そんなもんじゃなくて、
松 俺出てないけど。
高 タダやんか、それも。
松 (笑)
高 もう、あーたが、もっと誠意持って、
松 いやいや、でもね、そうは言っても、
   やっぱ中々ね、かけてきはれへんね。
高 いや、そらやっぱり気ぃ使うからね。
松 ね。
高 うん。まともな人やわ。
松 そうやね。

高 俺、その話、ちょっとね、
松 うん。
高 哀れや、と思って(笑)
松 ははは。
高 それで、その後の成田までのパスポート忘れ事件やろ?
松 あ、それは、でも、(笑)
高 老いとるで。
松 ははは。老いてないわ。自分な、ほんま、
   もー、こんなラジオでな、
高 うん。
松 「老いてる、老いてる」言うたらな、
高 いやでも、
松 ほんまに信じる奴おんねんからな(笑)
高 でもな、でもな、松ちゃん松ちゃん、それはあかんわ。
   あーたシャキッとしとかな、もっと。
松 (笑)
   あれはね、俺でも、あの、
   マンション側に問題があると思うよ。
高 まあでも、こういうことあったら、
   ちょっと言うといた方がいいね。
松 ただあのー、駐車場に防犯カメラみたいなのがあるから、
   俺の一部始終が撮られてたんや。
高 うわ、おもろいなーそれー。
松 ばい〜〜んのくだりからー、
高 観たいわー。
松 後頭部じてき打のくだりまで。
高 ははは。
松 ははは。
高 それ何?しめて、何分あったの?(笑)
松 け、結構(笑)
高 ははは。ええビデオやで、それ売り出そうや。

松 ちょっとしたもー、「八甲田山」やったわ。
高 ははは。そんなひどないわ。
松 都会の。
高 ははは。
松 (笑)
高 そこまでいってないやろー。
松 タロー、タローとジローやったわ。
高 タローとジローかいな。あー、
松 ちょっとした。
高 「南極物語」かいな。
松 ちょっとしたな。
高 ちゃうがな。2人おれへんし(笑)
松 (笑)

其の弐 『 2005年M−1について ・ お客さん 』

高 M-1とかの話も、せなあかんなと思って。
松 M-1の話、してなかったっけ?
高 してなかったんですよー。

高 面白かったねー、ブラックマヨネーズ。
松 そうなんですね。
高 いや、俺、ちょっと久々に笑ってもうたわ。
松 あーはいはいはい。
高 あの、決勝のネタなんて、よーできたネタやで?
松 あのー、あの、なんて言うんですかね?
   あのー、あれ、どつかないどつき漫才みたいなね。
高 あれ、面白かったー。
松 ね。
高 言葉選びもうまいねん。
松 まあ、ほんと王道なんやけどねー。
高 いや、うまい。ちゃんとしてた。
松 やっぱりあのーー、2人でケンカし出すと面白いね。
高 でも、基本ケンカネタ多かったやろ?
松 うん。多かった、多かった。
高 最近の、
松 うん。
高 ものってね。

高 5回ぐらい観たけど、毎回笑ってまうわ。
松 うーん。
高 毎回笑うって、まー珍しいで。
松 あの、漫才ってね、面白いもんでね、
高 うん。
松 のってる時期ってあんねーん。
   「もー、今、漫才が楽しーてしゃーない」
   って時期があんねん。
高 なるほどな。
松 「もう今、漫才やって、」
松・高 「すべる気せえへん。」
松 っていう、
高 あるやろな。
松 あんねん。もー、あん時ね、神がかってんねん。
高 なるほど、なるほど。
松 うん。
高 それ、あーたの時は、どれぐらいの時でした?
松 えーとね、24ぐらいかなー?
高 なんのネタぐらいの時?
松 クイズネタが、完全に完成した頃かなー。
高 あー、来た。
松 あの頃ね、もうウケへん気がせえへんねん。
高 なるほど。
松 どこ行っても。

松 自信に満ち満ちてんねんね。
高 スーパーサイヤ人やな。
松 で、もうやってて、楽しーてしゃーないねん。
高 ふーん。
松 うん。
高 なるほどね。
松 で、前の、やらしい話、前のコンビがすべってたりしたら、
高 うん。
松 もうもう、
高 はよ、
松 武者震いしてた。
高 はよ出たいねや。
松 もー、全然笑てへんねん、客が。
高 もうええお膳立てができてる、
松 もう、ええお膳立てが、ばっちりやんか。
高 なるほど。
松 で、出て行っても、
   「多分、こいつらもあんまおもんないやろ。」みたいな感じ、
高 そっから始めて、
松 その、
高 笑いとるのが、
松 そん時が、もー、ほんまー、
高 「みとけよー、みとけよー。」
松 むずむずむず〜〜っ。
高 ってとこやな。

松 ちょっとあの時のブラックマヨネーズは、
   でも、もうちょっとそれに、
高 いやーもう、
松 近かったね。
高 全然、だって、聞いたら、ブラックマヨネーズのネタって、
松 うん。
高 あれって5月、春ぐらいに出来上がってて、
松 やれへんねや。
高 封印してたんやて。
松 やれへん。
高 やれへんかった。
松 うん。
高 鮮度保つのもそうやし。
松 うん。

松 やってて思ったのは、
高 うん。
松 まー、ほん、僕の意見としてはねー、
高 うん。
松 もう2、2回ネタやんのって、もういらんのやないかな?
   ってちょっと思うのね。
高 はー、なるほど。
松 だから、たとえば、15組なら15組くらいに絞って出て、
高 うん。
松 もう、みんーなネタを、15個やって、
高 うん。
松 どれが一番おもろかったかで、俺ええような気ぃするわ。
高 うーん。
松 あの、決勝でもっかいネタやるやろ?
高 うん。
松 ほなねー、えらい、正直な話ね、
   「え?さっきのネタより、えらい落ちたな。」
   って時あるやんか。
高 たまにね。
松 うん。
高 うーん。

高 残念な時あるね。
松 あるやんか。
高 うん。
松 それやったら、
高 あのままで、あのええ記憶でっていうのはあるな。
松 そうそうそうそう。
高 うーん。
松 だから、なんか2回やる意味ってあんのかなー?
高 まあまあ、より?より実力のある人間が残るって、
松 うーん。
高 ことではあるんやろうな。
松 うん。

高 2回とも面白いっていう、のがやっぱり真の実力ってことにしてんちゃう?
松 うん。でも、それやったら、あのー、
   チュートリアル決勝出さしたったら良かったんちゃうの?
   っていうような感じが、
高 あー。
松 あったでしょ?
高 うん。
松 正直。
高 あった。
松 ね?
高 チュートリアル、俺は好きやった。
松 うーん。
高 自分も好きやろなって思って。
松 うん。
高 得点観た時、「あー、やっぱり自分も好きなんや。」
松 うん。で、あれ、1回こっきりのネタ合戦やったら、
   俺はもしかしたらチュートリアル入れてたかも分かれへん。
高 うん。分かる分かる。
松 うーん。
高 分かる分かる。あれがかわいそうやったな。
   あのデブの奴。しん、点数間違えて(笑)
松 あー。
高 あの、品庄の点数(笑)
松 タイムマシーン、やろ?
高 あれはさすがに(笑)
松 (笑)

高 やっぱ大阪の奴らうまいねー。
松 うーん。
高 言うたって、笑い飯も、チュートリアルもそうやし、
松 うん。
高 で、麒麟もそうやし、
松 うん。
高 ね?ブラックマヨネーズも大阪やもんね。
松 大阪。
高 大阪勢すごいね。
松 大阪勢すごいんやなー。
高 やっぱやりよるなー。
松 うーん。

松 多分あのー、その、おぎゃーと産まれて、
高 うん。
松 たとえば二十歳ぐらいまでの20年間の間に、
高 うんうん。
松 でね、そのー、大阪の奴の、
   喋った言葉数がダントツやと思うねん。俺。
高 ダントツやねん。
   で、おもろいことを、話そうとする時間がやっぱり、
松 うん。
高 人より長いんやて。
松 やっぱねー、言葉を距離にしたら、
   大阪人めちゃくちゃ走ってると思うねん。
高 走ってると思うで。そら持久力つくって話やねん。
松 そうやねん。多分、そういうことやねん。

松 おっきいのはそこやねん。
高 それもあるな。
松 ある。
高 あと、やっぱりけったいな、け、あ、笑いは関係ないで?
松 うん。
高 けったいな素材が転がってるやろ?
松 うん。
高 おっさんとかでも。おばはんとかでも。ありえへんような。
松 うん。
高 やっぱあーいうのも、いい学習素材になってんねやろな。
松 うん。
高 いやー、いや、面白かった。

松 客がねー、
高 あー。
松 めっちゃ緊張してましたけどねー。
高 あーそうですか。
松 あの、M-1っていっつもそうやねんなー。
高 うーん。
松 客もちょっと緊張してんねんなー。
高 うーん。あ、あーたがね、
   言ってたあれが分かれへんかったけどね。
   あのー、「ブラックマヨネーズがマスタードになった。」
   っていうのが、よう分かれへんかったけどね。
松 あのーー、
高 あれはほら、いらんかったんちゃう?あの話。
松 違うんですよ。
高 おー、何?
松 もう時間なかったんですよ。
高 うん。
松 だから僕、つめたんですよ。ぱぱぱっとね。
高 つめんでええやん(笑)
松 ええ。
高 つめて成立せんかったら、言わんでよかったんちゃう?あれ(笑)
松 いや、もーそれはいいんですけどー。
高 ええんかい(笑)
松 あの、客がね、もうちょっとこー、
   くだけたような感じにはできへんのかなー。
高 あれ前説とかやってんの?

松 いや、やってたんちゃうかな?
高 あ、やってんの?やっぱし。あ、やってんねや。
松 うん。
高 したらでも、ええ空気なんちゃう?
松 いやでも、ちょっとねー、
高 難しい?
松 細かい話やけど、
高 うん。

松 あのー、例えば、し、司会者とかね、
高 うん。
松 まあ、今田とかでもそうやねんけど、
高 うん。
松 とかも、ちゃんとフロア、紹介したらええのにー。
高 あーー。あ、
松 審査員でも、
高 ふわ〜〜っと入って
松 「行って下さい。」って言うねや。
高 あーなるほどね。
松 ほな、みんなぞろぞろ〜〜っと出て座って。
高 いつ始まるか分かれへん、みたいな感じで始まってまう。
松 なんか、客もさ、
高 なるほど、なるほど。

松 「司会の今田さんでーす。」
高 普通は言うけどね。
松 って。
高 うん。
松 で、「審査員のなになにさんでーす。
   なになにさんでーす。」ってやったら、もうちょっとこう、客もさ、
高 うん。「さあ、今からや。頑張ろう。」
松 わーーって。
高 あーなるほど。
松 「出てください。」って言うねん。
高 うーん。
松 「え?」別に俺、キャーキャー言われたいわけじゃないけど、
高 まあね。
松 もうあそこから、演出は始まってるわけやからー。
高 それはそうやね。
松 なんかもうちょっとこー、
高 なるほど、なるほど。
松 やったええのになー、だから、始まった時も、
   なんか、温度がなんかこー、
高 うーん。
松 ヘン〜〜な空気やねん。
高 なるほど、なるほど。
松 あれは良くないわー。

松 かと思えば、これあのー、一転しまして、
   「ドリームマッチ」の客は客で、これもー、くだけすぎやしね。
高 ははは。「えーー?!」言うてたしな。
松 あれはあれで、緊張感なさすぎって言うかなー。
高 まあ、間ぐらいの、
松 これもう僕ね、去年の、
   去年の暮れのオンエアでも言ったでしょ?
高 うん。
松 「客は大事やでー。」って。
高 大事。
松 もー、ほんーとにねー、
高 神様や、とある意味。
松 そうなんですよ。ある意味じゃね。

高 そんな中でも、
松 うん。
高 やっぱり、やって笑いとってる人もいるわけですから。
   あなたもとってきたわけですから。これー。
松 いや、「ドリームマッチ」は、もうちょっとね、
   客考えてほしかったなー。
高 これって、
松 「ヤバイなー。」と思った、
高 開け、開けな分かれへんやろ?これって、でも。
松 そう。
高 客も、じゃあ、こう、毎回その客がええか?
   って言うたら、これまた、
松 そうですよ。
高 難しいやろ?
松 そうなんですけどね。でもね、もう俺はもうわか、
   分かったんですよ。途中でね。
高 うん。
松 あのーー、亮と、あのー、
高 うん。
松 宮迫のネタん時に、
高 うん。
松 手ぇ繋いだりした時に、「ひやー」とか。
高 チューした時もね。
松 「うわー!」言うてるので、「あ、これは、」
高 「そっちか。」
松 「いかんですよー。」と思ってー。
高 うーん。
松 「こーれはヤバイなー。」と思ってねー。うん。
高 まあまあまあまあまあ。
松 なんとかならんのかなー。

高 観てる人はほら、分かってるから。こっちの。
松 いや、
高 オンエアでは分かるわけですから。
松 そう言うけど、
高 そら勿論ね、相乗効果っつーのがあるからね。
松 相乗効果がなくなるんですよ。
高 うん。
松 もー、やる気なくなんねん。
   「もう一個かぶしといたれ」みたいなんが、
   「もうええわー」ってなんねんなー。
高 まあな。

松 いまだに、「ガキ」でもあるやろ?
高 うーん。でも、
松 は、ハガキ読まれて、なんや言うたときに、
   「えー。」言うてる時あるやんか。
高 あー。
松 「えー。」ってその、「そうなんや。」みたいな。
   「そうなわけないやん!」みたいなとこで。
高 うん。「バツ2の松本さん」って言われたときに、
松 うん。
高 「えーー?」言われてたもんな。
松 「えーー?」って昨日でも、言ってたでしょ?
高 ははは。
松 えー?もー、そんなわけないやん。
高 まあ、でも、のってるから、なんか、
   なんかリアクションとらなっていう、ヘンなヘンなあれなんやろな。
松 うーん。
高 レスポンスなんやろな。
松 だってー、南海キャンディーズでもさ、
高 うん。
松 しずちゃんを、
高 うん。
松 「かわいい」とかいう声援する客も、
高 うん。
松 出てきてる、こういうのがね、
高 うん。
松 もー、なんとしたもんかなー、
高 まあね。
松 とね。
高 あーでも、俺今回のやつなんかで、
松 うん。
高 M-1の時でも、また戻るけど、
松 うん。
高 南海も、そら全然、ぱっと観た感じの、
   もうオーラがちゃうねん。
松 うーん。
高 もうゴールデンの体してるわ。二人とも。もう。
松 なってもうたな、1年で。
高 もう、だからー、
松 な。
高 ネタをー、は、やっぱりね、ちょっと、
   さっぱり出来てない。
松 うーん。

松 でもそれは、出来てない〜〜と言いがたい部分もあるで?
   やっぱりあのー、全然知らんと今年初見やったら、
   変わってたと思うからね。
高 うん。
松 じゃあ南海のネタ、去年のネタと今年のネタ、
   どれだけ差ぁあるかと、
   まあ俺別に見比べてへんから分かれへんけど、
高 うん。
松 知名度の違いが、かなりでかくてー、
   ネタ自体は、そこまで差が無いと俺は思うぞ。
高 でも、でも、俺な、そ、
   それを言うと品庄も鮮度は無いやんか。
松 うん。
高 もう出てるから。
松 うんうんうん。
高 顔的にも売れてるし。ただ、品川庄司は、
松 うん。
高 「あ、やっぱり練習した」っていうのが分かったし、
松 うん。
高 「あーあー、なるほどな。」っていうのもあったのよ。
松 うん。
高 そこの差は、ちょっとあるやんか。
松 うん。
高 まあもちろん、ね、南海も忙しかったから。
松 うん。
高 東京、大阪でほんま大変やったから。
松 うーん。

高 まあね、
松 うん。
高 まあ、面白かったですけどね、M-1。面白かったなー。
松 まあだから、売れるってことは、
   そうやって背負い込むもんもあるってことですよ。
高 そうそうそう、まあ、
松 うん。
高 売れてる、売れてしまったからね、もう、ある意味。
松 はい。
高 南海なんかは、もう。
松 うん。
高 でも、ブラックマヨネーズ、俺はもう、
   もう一個違うネタ観てみたいなー。楽しみやもん。
松 いやでも、これでまたブラックマヨネーズも、
   また一個背負ったわけですからね。
高 「面白い」という目線になってしまうからね。
松 はい。
高 まあでも、いいじゃないですか。ね。
松 そうですよ。
高 こっから。
松 それと闘っていかなあかんねんけどね。
高 大阪でも、仕事増えてんちゃう?

松 優勝してきた奴は、増えてきたんですけどね。
高 いや、だから、「虎の門」、
松 ブラックマヨネーズはあかんのんちゃうかなー?
高 うわー。
松 ははは。
高 あんたが言うたりなや。
松 えづらが汚いから、あかんのちゃうかな(笑)
高 でもね、えづら汚いねんで?汚いねんけど、
松 うん。
高 俺最初は、
松 うん。
高 「あー、こういうえづらあかんわ。」と思ってん。
松 うん。

高 「華ないわ。」と思ってん。
松 (笑)
高 ただ、どんどんあの顔が好きになってくんのよね。
松 (笑)
高 あー面白い。ダウンタウンとよく似た顔してるで、あれー。
松 ははは。
高 どっちか言うたらなぁ?
松 あそこまでヒドないやろ(笑)
高 いやいやいやーー。
松 歳も歳やからなー。
高 うん。
松 あいつら、そんな若くもないやろうしなー。

松 まあでも、本来は30過ぎぐらいから、
   漫才って絶対良くなるはずなんやけどね。
高 あーそうですか。
松 うーん。
高 いや、面白かった。
松 へー。
高 だから、「虎の門」とかにも出てもらおうかっつってて。
松 うん。

高 あーいうの出ると、
   「あ、こんな奴がおったんや。」って思うのよね。
松 うん。
高 だから、M-1ってそういう意味でも、
   「やっぱやる意味あんねやなー」と思って。
松 来年どーすんねやろなー。
高 M-1?
松 うん。
高 いや、やるでしょ、そら。
松 いやいや、俺はもー、ほんとはもう、
   ネタ1個でええと思うねんけど、
高 あーそういう、システム、
松 変えられへんやろなー。
高 まー、でも、今までやってきたから、
   まー、それはあるんちゃう?
松 うーん。
高 でも、もっと言うと、
   「2つとも面白かったから、やっぱしそういう意味でも」
松 そうやで?
高 って思えてるかもしれんで?
松 けど、もー、なーー。
高 「間違いなくあいつらやったな。」っていう。
松 そうやねんけどもなー。

松 でもほら、ね?とりあえず決勝の3組残るために、
   ネタもう、ね?
高 うん。
松 ほんまは2個もおもろいのないのに、
高 あー。
松 おもろいやつに1個めにもってきて、
高 うん。
松 とりあえず3組の中に入ろうみたいな、
   考え方する奴も、おるやんか。
高 うん。まあまあ、そらーまあ、
松 で、「決勝そんなんかえ。もうそれやったら、
   他の奴に決勝譲ったって。」って言う時あるやんか。うーん。
   だから、俺はやっぱ、ネタ2個やるのは、
   あんま意味ないと思うな。
高 なるほど。
松 うーん。
高 まあその辺も、まあ考えてもらってね。今後。
松 まあまあ、俺は関係ないねんけどね。全然。
高 関係あるやん。
松 俺が言うことでもないねんけどね。
高 まあ紳助さんがね、一応総合、
松 うん。
高 なんかあれでしょ?
松 僕、前から言ってるけど、もっと言えば、
   審査員の意味っていうのも、そんな無いですから。
   自分たちが、勝ったか負けたか、
   一番分かってるでしょうからね。
高 ・・・。
松 ・・何?
高 いや、そらそうでしょう。
松 うん。だから、あんまりー審査員は、いらんちゃいらんよね。
高 でも、番組としたらやっぱりね。

松 なんか紳助さんも、えらいあのーー、テンション上がってて。
高 ほーほーほー。
松 「感動した、感動した」言うて。
高 「えらい感動した」言うてたね。面白かったんちゃうんかい。
松 あんまりなんか、知らんで?俺、直接聞いたことないけど、
高 うん。
松 なんか、一説によると、
高 うん。
松 「もうそろそろええんちゃうか?」
   って思てるふしもあったらしいのね。
高 何を?
松 M-1。
高 あ、M-1を。
松 うん。いや、知らんで?全然。
高 おーおーおー。イメージとして。
松 イメージとして。なんか、紳助さんも、
   「そんな前ほど、やろうと思ってはれへんのちゃうかなー?」みたいな、
高 思ってたんや。
松 感じの空気も、あ、なかったり、あったりしてたらしいんですけど。
高 うん。今回でまた、
松 今回のでまた、もー、
高 「感動した」と。
松 「感動した」言うて。
高 うん。「素敵やん。」と。
松 「来年もやろー。」言うて。
高 なるほどー。良かったやんか。

高 若い奴らはね、
松 うん。
高 出たいですから。なんとしてでもね。
松 うん。
高 特に大阪おったら、東京で?
松 うん。
高 やっぱし東京も行きたいやろうし、
松 うん。
高 全国タレントになりたいやろうしね。
松 うん。
高 そらええ機会やないですか?あーいうのがあるっつーのは。

其の参 『 高須の正月 ・ 育児って 』

松 自分、何してたのよ?正月。
高 ぼ、
松 人の話ばっかり、人の〜〜、
高 ふんどしで、
松 恥ばっかり浮き彫りにさしてやな。
高 ははは。違う違う。僕はね、
松 うん。
高 あの、毎年同じですよ。おばあちゃんち行って、
松 うん。
高 ほいで、まあ、例年どおり、
松 うん。
高 あのー同級生の、わんちゃんとか、
松 うん。
高 みんなと飲んで、騒いで。
松 うん。

松 それ、おもろいか?自分。
高 ・・・。
松 あんーな空気の悪い、
高 やっぱおもろいねん。
松 えー?(笑)
高 やっぱ楽しいねんなぁ。
松 ははは。
高 みんなの顔見てると、毎年やけど、
   なんにも変われへんねん。
   言うてることは、山里をいじってるぐらいやねん。大体。
松 (笑)
高 山崎のこうが高いやら、ヒゲが濃いやら、
   小学校の頃から体が出来上がってた、
   っていう話しかしてないねんけど(笑)
松 ははは。
高 それは、やっぱおもろいねん。伊東がやな、
   伊東も、まあ、年に1回しか来ぇへんから、
松 はいはい。
高 あれも、あんまモテてへんやろ?多分。
松 どういうこと?どういうこと?
高 言うても、もう40・・
松 いや、そら誰もモテてへんよー。
   モテてる奴なんかおるかいな〜。
高 いや、その「モテる」って言うのは、ちょっとはちょっとは、
   少し〜〜なんか欲しいもんやん。言うても40なんぼでも。
松 つ、艶みたいなもんが。
高 艶みたいなんが欲しいもんや。
松 艶なんかあるかいな!
高 いや、でもちょっとは欲しいもんやんか。

高 で、あれが、やっぱり新年会となると、
松 うん。
高 何を思ったかなー。
松 うん。
高 黄色のな、
松 うん。
高 まっきっきやで?
松 うん。
高 パーカー着てくんねやで?
松・高 ははは。
高 それを、こともあろうに、わんちゃんがいじるわけよ。
   「うわ、伊東それはなんで?」って。
松 (笑)
高 だ、あんまりいじられたことないから、あいつ(笑)
松 (笑)
高 萎縮してもうて。もう、ずーっと(笑)
松 あ、そう、あんまりー、
高 あれ、
松 あんまり見たこと無い感じやね。

高 伊東のあんなん初めてやねんけど(笑)
松 (笑)
高 いや、俺、やっぱあーいう風に友達と会うてると、
松 うーん。
高 やっぱたの、藤井は来ぇへんかったのよ。
松 らしいな。
高 俺らの、
松 藤井、最近、付き合い悪い感じになってんちゃうの?
高 なんかねー、息子さんが、もーー、大阪来たか、尼に来て、
松 あ、はいはいはい。
高 一緒に暮らしてるみたいなことになってて。
松 あ、そうなんや。
高 だからもうー、
松 あいつも複雑やからな。
高 あいつが複雑にしてるだけの話やけどな。
松 まあ、そうやけどな。
高 うーん。

高 あんたも来たらいいじゃないですか。毎年、
松 もうえーって、もー、そんなん。
高 言ってるんですよ。
松 アホばっかりやろー?
高 いや、アホばっかりや。あそこ。
松 アホだくやろ?
高 アホだくや。ほんまに。
松 ははは。
高 アホひたひたやもん。
松・高 ははは。

高 さっきの話戻るけど、ずっと、あのー、
   いやおもろい話ばっかりしてんねん。
   「あいつもおもろかったなー。」いう話ばっかりしてんねん。40、
松 あー、テーマは「おもろかった」やろ?
高 「おもろかった話」になるわけよ。
松 そうやなー。あんまりあのー、よう考えたら、
   そういうことってないよね。
高 ないよ。
松 40過ぎのおっさんが、
松・高 集まって、
松 テーマが、
高 うん。
松 「おもろかった話」で、終始、
高 いくことなんて、ないもん。
松 ないよね。普通もう、ゴルフとか。
高 そう。
松 うん。まあまあまあ、
高 家の話であるとか、
松 そうやな。
高 会社がどうやとか。
松 息子娘の話。

高 俺ら、「中2の時は何組やった?」って話になって、
松 うん。
高 「いや、そらもう、考え、」俺らほら、
   歌合戦とかやってたやんか。
松 うんうん。
高 で、あんなんを観て、伊東が嫉妬してた話とかな。
松 あー、
高 で、
松 「あん時は、あいつが一番おもろかった」
高 「おもろかった」
松 「あん時クラスで一番おもろかったのは、」
高 「だれだれや」とか。
松 ははは。
高 で、「ミウラに引っ張られて失敗した」
   っていう伊東がおったりとかね。
松 はいはいはいはい。
高 「ミウラはそんなおもろない」とか言われて。
松 もう、どーでもええやんなー、
高 どーでもええねん。
松 40過ぎて、なんやったらおもろかったらあかんねん。
高 いや、(笑)
松 ちゃんとせな。
高 いや、ほんまはな(笑)
松 俺らはともかく、あいつらは。
高 そう(笑)

高 でも、終始「だれだれがおもろかった」いう話してんねん。
松 うん。「今日、お前おもろいな。」とかな。
高 いや、ほんまそんなんやねん。
松 (笑)
高 「今日、わんちゃん調子ええな。」とか言われて。
松 ははは。
高 「調子ええ」とかじゃないから。別にな。
松 うーん。
高 でも、そういう意味じゃ、
   「やっぱ楽しいな、こうやって帰ってくるの」と思って。
松 そうねー。
高 俺でも、びっくりしたのが、
松 うん。
高 まあ、実家帰るわけですよ。
松 うん。
高 ほいでー、まあ、おかんとかは、親父とかは、
   田舎帰ったままで、俺1人で実家帰ってるわけよ。
松 うん。
高 で、弟は弟の家があるから。もう。
松 うん。
高 俺が久々に、実家に1人で泊まってんねんな。
   ほいで、あ、ちょっと自分の部屋がまだ残ってて、
   まだ物置きのなか残ってるから、
松 うん。
高 アルバムがあったのよ。
松 はいはい。
高 しょ、幼稚園から、ずっと載ってる俺のアルバムが。
松 (笑)
高 で、た〜〜って見てたら、
   あるページぱっと見たらびっくりしてもうて。
松 うん。

高 あるページぱっとめくると、そこに、
   えーと載ってんのが、まあ4枚写真があんねん。
松 うん。
高 1つは、キタムラの水道屋のおっこっておったやんか。1個下の、
松 白血病で、
高 白血病で死んだ子な。その子と2人で載ってる写真が、
   1個ぼーんとあったのよ。
松 うん。
高 で、「あーあーあー。」って、その横ばっと見ると、
   えっとね、サカイ生肉店の、あの、兄貴がおったのね。
   その兄貴も、亡くなったのよ。その人と俺、
   2人で写ってる写真があんねん。3つぐらい上の人と。
松 ・・。
高 で、もう一個ぱっと見たら、
   さっとんと載ってる写真があんの。
松 さっとんも、
高 亡くなったやろ?で、4つめ、俺1人で載ってんねん。
松 ははは。
高 で、「ううわあ〜〜〜!」思って。
松 (笑)
高 「これはあかーーん。」思て、ぎゃーーひっぺがえして。
松 1人で載ってるっていうのは、どうやろ?いや、それは、
高 うん。
松 あかんことないんじゃない?
高 ええんかな?
松 俺のとりかたとしては、「もう誰も死なないよ。」っていうことに、
高 あ、とらんで良かったんちゃう?
松 俺はとったけどね。今。
高 でも、俺は、
松 もう、それが俺やったら、ほんーーまに、
   もう、やめてやって話やで。
高 それはない。それはない。それはない。
松 うん。

高 俺な、中学ぐらいにそのアルバム整理してんねん。
松 うん。
高 で、こう、よせ、まあ、添えるように書いてんねんな。
   「天国で幸せに」って書いてあんねん。
松 ・・。
高 で、それを高校の時のさっとんが見てて、
   「こんなことに入れんとってくれやー。」
   って言うてたの覚えてんねん、俺。
松 もー、なんやの?自分〜〜。
高 それ思い出したんや、俺。
松 なんやねん、もーー。
高 で、一番最後の4枚目だけ、俺、軽トラに乗ってる、
   俺のこういう写真があったから、
松 うわ、もー、絶対自分死ぬわー。
高 だからもー、
松 年内に。
高 必死やがな!震えながらとったがな。
   もう、ぺら〜〜って(笑)
松 ははは。
高 きったない、きたないけど、もー(笑)
松 いやや、いやや。
高 怖いやろー?
松 怖い怖い。
高 違うページに、ばあっ張り替えて。俺。
松 あかんあかん、それはあかん。
高 歴史を変えたった。もー。
松 (笑)

松 それもそやねんけど、あらためて、
   結構自分、死んでるな、まわり。
高 近所の人ね。
松 俺、あんまないで。
高 ・・死んでるやんか。
松 俺、そんなないってー。

高 年始そんな話したいかん(笑)
松 (笑)
高 もう、そんーーな、ごめんなさい。
   そんなん絶対ないんです、僕、もー、だから、
   僕はもうページ変えて入れさせてもらって、
松 (笑)
高 それでいいんですよ。ほんーまに。
松 へー。
高 だから、びっくりしたんですよ。
松 うん。

高 怖い。びっくりした。
松 ・・。
高 あ、でも、自分みたいにとってくれたらええわ。
   誰もおらんかったらもう、これ以上おらへんって思ってくれたら。
松 いや、俺はもう、ほんまちょっとそう思ったけどな。
高 ただもう、次が俺1人みたいな感じに、
松 そうやな。そうとも、
高 いう風に、
松 とれるな。
高 だから、もう俺は、
松 うん。
高 「あかーん!」思て。
松 結局、どうとるか本人次第やと思うねん。こんなん。答えはね。
高 そうやなー。
松 ね。
高 うん。
松 自分がそう思た、それ見てそう思たんやから、やっぱり、
高 ドキーッ!してもうたもん。
松 あー、じゃあ、そういうことや。
高 そういうことやろ?
松 うん。

松 だからもう、死ぬってことや。絶対に。
高 もー、そんなん言い、ありえへんけどね。
松 なんで?
高 長い、長生きするー言うねん。めっちゃ。
松 あ、そう。
高 うん。
松 なんで?
高 いや、「なんで」もくそもないがな。それ(笑)
松 (笑)
高 長生きしたいからやろ。
松 でもいいですね。実家帰って、アルバムとか見るのもね。
高 そうなんですよ。
松 俺そんなん、ないんちゃうかなー?あんまり。
高 なーんか楽しかったですよ。その、ちらちら見るのもね。
松 帰ってないなー。
高 帰りーさー。
松 ・・うーん。
高 実家とか、全然行ってない?
松 行ってない。
高 あーそう。
松 うん。
高 ほー。
松 好きやな、自分。

高 ツレとね、年に1回会うとやっぱいいんですよ。
松 うん。
高 「あーこんなんやったなー。」みたいな感じがね。
松 うん。
高 なんにもおもんないですよ?
松 そうね、最近あなた、海外とか行けへんもんね。全然。
高 うん。いや、夏とか行くんですよ。
   でも、正月は、ずっと行ってないです。海外。
松 あー。

高 正月行っても、多いでしょー?どこ行ってもー。
松 まあまあ、多い。
高 めんどくさい。ほんまは出たないやんか。
   で、尼帰んのは、あんま人おれへんから。
松 ふーん。
高 1日なって行くのも、全然ね?
松 うん。
高 ガラガラやし。いいですよ。
松 うーん。
高 1回来て下さいよ。同窓会。
松 えー?みんな子供とか連れてけえへんの?
高 全然けえへんよ。
松 あ、そう。
高 せやから、みんな来たら喜ぶよ。
松 みんな子供とか、いくつぐらいになってんの?
高 いやそら、中学とか、
   もう結婚してる奴もおるんちゃう?
松 うえーーえ?それはおれへんやろ。
高 おるよー。おばあちゃんなってる奴おるで?
松 なんでよー?
高 いや、ウライっておったやろ?ウライヒサコっておったやろ?
松 知らんわ。そんな奴。
高 また、
松 なんーーの友達のあれも、ないね、
高 傷つく、
松 無色透明やん。
高 いや、いやいや、ヒサコは意外と目立ってた。
   これもう、ショック受けるから言わんといたって。

高 そいつなんかは、子供が、
松 いくつで子供産んだのよ?じゃあ。
高 だから、二十歳ぐらいで、子供産んでんねん。
松 っていうことは、今20〜〜〜、
高 で、
松 あーそうか。
高 もう、
松 有り得るわ。
高 おばあちゃんなってんねん。
松 うーーわーー。
高 怖いでー?
松 うーーーーわーーー。
高 わんちゃんの子供なんか、
   わんちゃんと背ぇ同じぐらいやで。もう。
松 えーー?!
高 タカヒト。アホのタカヒト。
松 すごいなー。
高 そりゃあんた、すごいですよ。

高 なんかえらい、ギターの話とかするらしいで。2人で。
   「おもろいか?」って言うたけど。
松 うーん。
高 「いや、おもろいやんかー。」って言うてたけどね。
松・高 ははは。
高 「おもろいか?そんなに。」って言うたけどね。
松 はー。
高 いやでもなんかね、楽しそうですよ。
   わんちゃんも、なんかベースを買って、
松 うん。
高 息子がギター欲しいから、ギター買うて、
松 うん。
高 あの子ほら、音楽好きやったやんか。
松 うん。

松 俺さあ、ほらもー、あのー、
   何が悪いってわけじゃないけど、
高 うん。
松 山崎ファミリーと最近よく、こう、一緒に、
高 行くね。
松 まあ別に、ええねんで?
   それはそれで幸せそうにしてるから、ええねんけども。
   あーれを見てると、俺はどんどん「無理やな、無理やな」の連続やねん。
   やっぱ、子供っていうものを、
   育てていける自信が、まっっったくない。
高 イラッてすることが多いってこと?
松 うーーんーーー。あの、とにかく、子供って奴は、
   睡眠と食欲をものっすごい邪魔するから。
   もうこれって、二巨頭やん!
高 うん。しゃーないな、それはな。なってくるな。
松 もう腹減っててさー、やっとなんか、ごっつ食いたいときあるやん。
高 うん。あるよ。
松 そん時に、「ふわあーーー!」とかさ。

松 もー、あの、山崎でも嫁さんでも、大変やな、あれ。
高 うん。意外と主婦とかは、俺ね、家で、
松 うん。
高 「言うても子供育てるのなんか楽やろー。」と思ったけど、
松 うん。
高 あれ大変やわ。
松 メシ食われへん。
高 あれ大変。

松 ほいでな、
高 うん。
松 あれ、今田とかみんながおるやんか。
   ほいであの、結構みんな言うても、子供好きやから、
高 うん。
松 山崎の娘とかが、あ、遊ぶわけやんか。
   でも、言ったって、よその子やから。
高 うんうんうん。
松 まあ、そら子供なんで、ちょっとは悪いこともするやんか。
高 うんうんうん。

松 でも、それは怒れへんやんか。言うたってまだ2歳や、3歳や、
高 まあなー。
松 4歳ぐらいやからさ。
高 うん。
松 怒ることもあんまりないやんか。
高 うん。
松 で、もー、結局怒んのって、山崎しかおれへんのな。
高 まあそうやな。
松 まあまあ、まあ嫁さんもたまに怒るけど。
高 うん。
松 「ダメでしょ!」って、
高 言うよね。
松 だから、子供にしたら、「なんやねん。」
高 うん。
松 「全然誰も怒ってへんやんけ。」
高 うんうんうん。
松 「現に俺が今、殴ったこいつも怒ってへんのに、
   なんでお前がダメとか言うねん。」みたいな感じに、
高 うん。
松 なってきて、
高 なるほど。
松 極端な話、もう「パパ嫌い」ってなんのよね。
高 ふーん。

松 これはきついでー。
高 まあな。
松 「こっちおいで。」って山崎がやっても、
   もう「いや。」みたいな。
高 (笑)
松 (笑)もー、あんなんとか見てたらねー、
   俺は耐えられへん、と思って。
松・高 ははは。
松 まあ、山崎何回か言うてたけどな。
   「育て方間違えたかなー。」
高 ははは。
松 かぞ、
高 早いな(笑)
松 「家族会議ですねー。」
高 あーそう(笑)
松 (笑)

高 いやでも、あなたも難しいでしょうね。多分ね。
松 いやな、
高 いやーもう、今、結婚ラッシュじゃないですか。
   婚約ラッシュか。ね?木村さんにしても、
松 はいはいはいはい。
高 木本にしてもね。
松 はいはいはいはいはい。
高 まあ、あなたも、聞かれてましたけど。
松 どーすんねやろ、ほんまにねー。
高 まあ、木村さんは、もう三回目ですから、
   もういいんじゃないですか?
松 自分は、子供好きなん?
高 僕好きですよ。ただ、
松 遊べる?
高 うーん、でもねー、やっぱあの−、
   甥っ子とか、最初のうちはええねん。ちょっとぐらいは。
松 ちょっとぐらいは。
   いや、俺かって、さすがにちょっとぐらいは遊ぶで。
高 いや、遊ぶねん。
松 うん。

高 起こしにきよんねん。とりあえず。もう、朝。
   あの、実家におったら。
松 はいはいはいはい。
高 弟夫婦は、弟夫婦で、
松 子供ってそうらしいな。
   俺、子供と一緒に寝たことないから分かれへんねん。
高 びっくりすんねん。で、弟は、
松 うん。
高 「あの、東京のお兄ちゃんは、」
松 うん。
高 「お兄ちゃん」って言うてくれんねんな。
松 うん。
高 「仕事やってるから、絶対に行ったらあかんで。
   あの部屋に。」って言うてあんねん。
松 うん。
高 せやけど、あがってきよるわけよ。
   俺、ガーガー寝てるから、
松 うん。
高 仕事してへんねんな。
松 うん。
高 「してへんでー。」言うて、ちょっとずつ入ってきて、
   この辺、がばがばがばがば踏まれてんねん。
松 うわ、もうしんどい。
高 で、これもう無視しとかなあかんわって思って、
   「ごめんなあ、ねむたいからなー。」って言うてんねんけど、
松 うん。
高 もー、「へへっ。へへへへっ。」
松 ははは。
高 「へへへっ。」何がおもろいんか分からんけど、(笑)
松 ちょっともー、何がおもろいの?
高 ずっと笑ってんねん。

高 「腹立つわー(笑)」と思って。
   これをずっとやっとかなあかんわけやろ?
松 それずっとやっとかなあかん。
高 これ、無理や。

松 こないだでも、ハワイで、
高 うん。
松 ね?
高 うん。
松 中華行ったんですよ。でかーい、円、円、
高 円、
松 円卓やんか。
高 うんうんうん。
松 そこにもう、10何人おったかな。
高 うん。

松 腹減って、
高 うん。
松 ごっつうまそうやんか。
高 うん。
松 こっちは、もー気持ちがもう、
高 いっとるから。
松 全部中華にいっとるから。
高 いっとるから。
松 ほんならね、
高 うん。
松 あの、あの、山崎の一番上の子がね、3つかな?
高 うん。
松 その子がテーブルの下で、
高 うん。
松 遊んでんねん。

松 でもね、俺にしたら、テーブルの下に入り込んでることも知らんわけや。
高 うんうん。
松 もー、それは後でわかったことで。
高 うんうん。
松 そん時、俺は何?
   「このカニうまいな、ボケ〜。」とか思てる時にな。
高 思てるよ。
松 ひざ、ガブーッ!噛まれたんや。
   「ああーーー!?」なるやんか(笑)
   びっくりするで!カニ食べてる時に、
高 ひざ噛まれたら(笑)
松 まずその、ひざが噛まれたという状況すらわかってへんわけよ。
高 分かってへんから。なんかおるっていう、
松 「なんやーーっ?!」ってなって、
高 うん。
松 「俺、終わりや。」って思ったのよ。
高 なんでやねん(笑)
松 なんか、(笑)
高 おおげさやねん(笑)
松 いやいやいやいや、全く意識いってへん時に、
高 おお。
松 ひざに違和感いってみ?
高 それはないわー(笑)
松 (笑)「あ、俺終わった!」と思うで?
高 それは、思えへん。そこまで思えへんよ(笑)
松 (笑)

松 子供のやることやから、
高 うん。
松 怒るとか腹立つとかじゃないけど、
高 いや、腹立つよ。
松 大変やなー、
高 腹立つよ。
松 って。
高 俺、毎年回転寿司をね、
松 うん。
高 一応、うちの弟が、
松 うん。
高 「何が食いたい?」って言うたら、
   「別になんでもええけど、子供が喜ぶのは回転寿司やから、
    回転寿司でええわ。」って、

高 俺がおごることになったわけよ。
松 うーん。
高 弟夫婦、そんなのたいして、しれてるわけよ。
   で、俺、行って、
松 うん。
高 あんまりやり方分かれへんかってん。
   さ、最初の年はな。で、もう何年か、3,4年続いて、
   毎年行ってるから、分かるわけよ。したらもー、嬉しいんやろな。
松 もうテンション上がるもん。
高 まわってくるもん、まわってくるもん、
松 いくつよ?
高 えっとね、小学校2年、1年生と幼稚園。
松 うわ、
高 もー、わんぱくやねん。

高 「東京の兄ちゃん、何がほしいの?」って、
   全部さわってくんねん。
松 「東京の兄ちゃん」
高 「東京の兄ちゃん」言うてんねん。
松 ははは。
高 あの、なんや、この、
松 デカイなー(笑)
高 (笑)いや、弟の兄ちゃんやから。
松 「東京の兄ちゃん」(笑)
高 「東京の兄ちゃん」言われて(笑)
松 デカイなー(笑)

高 ほいで、流れてくるやつを、
松 (笑)
高 流れてくるやつを触んねん。
松 そう、食べもせんのにな。
高 もー、なんでそれ、女の子なんかは、
松 そら嬉しい。
高 横の毛が、
松 だって、子供の時に、あのー、
高 うん。
松 あのー、なんかあったでしょ?
高 何?
松 汽車で運ばれてくるレストランみたいな。
高 ・・。
松 知ってる?
高 汽車で運ばれてくる、
松 つれていってもうたことないで?
高 ないし、知らん。
松 ないけど、
高 うん。
松 なんかテレビか、CMかで観たことあんねん。
高 うんうん。

高 あれはテンション上がる。
松 ごっつい行きたかったわ。
高 分かる分かる分かる。だから、嬉しーてしゃーないねん。
松 もう、あれと一緒やもん。あんなん。
高 そうやな。
松 回転寿司なんて。
高 そうやねん。ほいでもー、女の子のこの横の、おさげ髪が、
松 うん。
高 もう「とってあげよかー?」いらんねんで?そんなもん。
松 うん。
高 もう一本、一本づけみたいなのあるのよ。穴子の。
松 はいはいはいはい。
高 それにぺたぺた〜〜っついて。
松 ははは。
高 ぺた〜〜っついて、
   で、もう俺「あーー!」と思ってんねんけど、(笑)
松 (笑)
高 もう弟も分からんふりして、すっと「あかんでっ!」
松 うわ。
高 すーっと押し戻して。
松 流れていってるやん。
高 流れていってんねん。それが、もうね、
松 (笑)
高 穴子4匹ぐらいに、髪の毛ぺった〜〜〜(笑)
松 ははは。
高 ついてもうて(笑)
松 えー?もう最悪やん。
高 いやもう、最悪、申し訳ない。
松 知らんと食てる人おるやん。
高 いや、もう知らぬが仏やんか。

高 子供は楽しいんやて。でも、小学校2年生やったら、
   もうなー、もうそろそろ、
   そんなキャッキャ言わんでも、ええはずやけどなー。
松 うーんうんうん。
高 なんか、最近ちょっともう、異性を意識するようなってきて、
松 うん。
高 その妹の方が、
松 うん。
高 それ幼稚園やねんな。
松 うん。
高 で、上が「元気」っていうて、
   その2年生の奴が「元気」って言うて、
   まあ、その男の子やけど、
松 うん。
高 その、「兄ちゃん、元気兄ちゃんは、
   だれだれさんが好きやねんで。」って言うて、
   最初はもう「や、そんなことないわ。」って笑ってんねんけど、
   これもう何回も言うたら、カッチーンくんねやろな。
松 (笑)
高 別に俺、そんな奴知らんやんか。女、誰が好きなんかも(笑)
松 ははは。
高 ものっすごい、すねだすねん。
   「嫌いや!好いてないわ、俺はもう。」(笑)
松 (笑)
高 いや、かわいいんやけど。それはそれでな(笑)

高 2年生ぐらいは、まあ、確かにかわいいんやけど、
   もうちょっとな、でかなったらええねんけどな。
松 うーん。
高 あばれ、暴れてもらうのは、ちょっとうっとーしいわ。
松 電車内で、ぐわーーー泣かれたら、まあ、確かになー。
高 泣きよるで。
松 なあ。
高 泣きよる。よう寝よるし。すぐ。
松 そう。
高 すぐ寝よるやろ?
松 うん。
高 ぱこーーん。
松 でも3人目作る言うてたで。山崎。昨日「ガキ」終わり。
高 えー?
松 言うたやろ?
高 うん。

高 2人でええやんか。
松 あいつアホやで。
   昨日、「こんなこと、こんな話したら、もう、気持ち悪い、」
高 うん。
松 「してくれんなって、松本さん言わはるかもしれないですけど、
   あやとの3人目の作ろうということで、」
高 うん。
松 「あのー、」
高 家族会議開かれて。
松 「あのー、まあ、ハワイで、
   2回ぐらい頑張ったんですけど。」
松・高 ははは。
松 「あのなあ、山崎、」(笑)
高 そんなん言うてくれるなよー(笑)
松 聞きたないわ。
高 もうそんなん、顔見られへんやんか。
松 ははは。
高 (笑)あ、そう。何を言い出すねんな、あの男はー。
松 (笑)

松 いやー、でも俺もう無理やなー。
高 あのねえ、難しいんですよ。僕らみたいな年になってまうと。
   勢いがないんですよ。で、色んなこと分かってまうから。
松 あのね、僕思うのはね、
高 コーヒー飲みませんか?
松 はい。子供はね、
高 はい。
松 抱くじゃないですか。
   子供ってそんな軽いもんじゃないよね。決して。
高 重いよー。
松 あの子供を抱いてられるのは、やっぱ愛なんやな。
高 ほんまや。そうそう、それ感じた。
松 あれ、ボーリングの球やったら、
   あんなん抱いてられへんやん。あんなもん。
高 抱いてられへん、抱いてられへん。ほんまや。
松 すぐ降ろすで。もう。
高 すぐ降ろす。足でごろごろ、ごろごろやってるわ。
松 なあ?
高 ほんま、そうそう。俺も感じた。

松 重さをあんま感じひんねやろな。まあ、そら重いやろうけども。
高 うん。「やっぱ親やな。」と思った。
松 親なんやな。
高 でも、俺らもそうされてたからな。
松 もうもう、ほんまにラストスパートや、
高 な。ほんまやで。
松 (笑)
高 ヘアスタイルもう1個変えようかな(笑)
松 (笑)

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