2005.12.24(土) 222回

今週の一曲 『 チキンライス 』 浜田雅功と槇原敬之

其の壱 『 高須ちゃん42歳 ・ 野球にたとえる医者 』

松 どもー。赤鼻の松ちゃんでーす。
高 ははは。
松 そのまま読んだった。
高 メリー高須マスでーす。
松 うわ。
高 そのまま読んでみました。
松 (笑)24日。
高 はい。
松 あ、そうか、24日やんかー。
高 僕の誕生日ですよ。
松 なあ?
高 うわぁーー・・・・。この日、
松 「高須光聖」のこの「聖」は、これ「ひじり」ですからね。
高 そうなんです。聖なる、
松 「聖なる夜」の、「聖」ですからね、これ。
高 「聖なる光」と、
松 うん。かかってんねや。なんでテレコにしたん?
高 違うねん。言うたやん。
松 「光り、聖なり」になってる。
高 ・・・もう、1回言うたやん。その話。
松 何が?
高 僕、元々「よしみつ」やったんですよ。
松 ・・へー。まあ、元々は、なんでもないけどね。
高 うん。元々なんでも、
松 無やけどね。
高 元々は、「無」?
松 一個の生き物やけどね。元々はね。
高 「無」って?
松 名前なんて無いからね。
高 あーそういうことね。

高 42歳ですよー。
松 42歳なりましたわ。
高 いやいや、これ、どーですか?もう42ですよ。どーですか?
―バースデーケーキ登場
松 あーーいーー、
高 あー、ありがとうございます。
松 ♪ハッピバースデーー高須ちゃ〜〜ん
高 ははは。あー、ありがとうございます。
松 もー、しんどいわ。全部歌うの。
高 あーありが、うーーわーー、ありがとうございます。これ。
松 あー、太いの4つと、
高 はい。
松 ほっそいロウソク、
松・高 2本。
松 の42歳の、
高 さしていただきますね。
松 えー、これ、4センチのケーキですかね。
高 そんなちっちゃないわ(笑)
松 (笑)
高 乗らへんやろ、そんなもん。
松 ははは。
高 じゃあ、消さしていただいて。
松 はい。はい。よっ。
高 ふー。
全 (拍手)
スタッフ おめでとうございます。
松 いいっすね。
高 ありがとうございます。
松 おめでとうございます。

松 厄をね、
高 ぬけた。
松 なんとかぬけたっていう感じ。
   これでもね、42歳の誕生日って、中々、
高 いいもんですよね。これは。
松 あのー、いいことですよ。これは。
高 そうですか。
松 はい。
高 あー良かった。
松 ね。えーー、
高 42かー、引くなー。
松 はい。まあ、ちょっと引きますけどね。
高 ちょっと引くね。
松 はい。
高 正直。
松 あとで、まあ、ちょっと切って。
高 はい。はい、分かりました。
松 まあなにぶん、2号なんで、もう、ちょっとずつですけど。
高 ははは。
松 サイズがね。ええ(笑)
高 なんや、そのサイズって。
松 ケーキのサイズやんか。
高 あ、2号っていうの?そういうのは。
松 2号とは言えへん。

松 普通は、14号とかそんなんやねん。
高 あーあー。
松 それを、松ちゃんボケとんねん。2号なんてあれへんねん。
   あれへんのに言うてんねーん。
高 あ、あーーー。ウソ―、自分、
   2号なんてめちゃめちゃやな、自分!
松 2号、
高 自分〜!
松 ユーモアや。俺の。
高 ヒューモアかいな。
松 (笑)ヒュ、ヒューモアやんか。
高 あー、そうかいな(笑)
松 そうやがな。もー頼むわ、自分。
高 ごめん。気付かへんわ、そんなん。
   もっと分かりやすー言うてや。「ボケたでー」みたいな顔して。
松 ははは。売れへんわ(笑)
高 ははは。
松 ここまで来てないわ、そんな奴。

松 僕もね、誕生日越えてからね、
   ちょっとやっぱりこー、楽しくなってきましたから。
高 あーそうですか。良くなってきます?
松 絶対、いいと思うよ。
高 ほんとですか?
松 うーん。
高 あ、
松 なんか、最近わりと楽しいのよ。仕事やってて。
高 あ、は、は、は、は〜。ええことですね。
松 いや、しんどいけど。全然休みもうてないんですけど。
高 うんうん。
松 もう、ほんー、でもね、イボ痔はね、
高 あらっ。
松 先生が、
高 聖・イボ痔様は、どう、
松 聖、先生がね、
高 うん。
松 あのー、「あなた凄い」と。
高 えっ?
松 「普通3週間かかるのを、」
高 うん。
松 「2週間足らずで、ここまで回復する人は、中々珍しい」言うて。
高 へー。どうなったん?イボ痔がちっちゃなったん?
松 いや、大分、もー、ほんとに。
高 イボが消えていったん?
松 いや、ほんとすごいですね。
高 もう痛ないの?ケツこすられても。
松 いや、全然痛くないよ。

松 もうそら、もー、根性ですよ。仕事に対する。
高 そんなん言うたらいかん。
松 アーティスティックな、
高 そんなん言うたら、また言うたら、
松 この、俺のイボを、
高 そんなん、
松 おさえこんどるんですよ。
高 そんなん言うたら、またイボ痔再発やで、そんなもん。
松 ははは。
高 こっから寒なんねんから。よりでかいイボ痔が、
松 ほんまね、聞いてくれる?
高 なんですか?

松 そこの医者がね、
高 うん。
松 有名な人らしいんですよ。
高 あーそうですか。
松 すっごい有名な人らしいのよ。
高 痔界では。
松 あのーー、イボ痔界では。
高 うん。
松 もー、3本の指に入るという〜〜、
高 うん。うんうん。
松 人なのよ。
高 痔、肛門、
松 その人にまあ、1本の指をいれられたんですけどね。僕は。
高 ほーほー、3本の指の中の1本を。
松・高 ははは。

松 なんか知らんけど、初めて行った時に、
   「松本さん、ほんとにギリギリでしたよ。」
   みたいなことを言われて。
高 あー。
松 「もうちょっと遅かったら、危なかったですよ。」
高 うん。
松 「痔ろうになってるとこですよ。」
高 うん。
松 「野球で言ったら、」
高 うん。
松 「ワンアウト満塁ですよ。」
高 ワンアウトなん?
松 って言われて。
高 うん。
松 もう、意味分かれへんやろ?
高 うん。ツーアウト、ツーアウトじゃないの?
松 その時は、俺、「あー。」
高 え?
松 って言うてもうたけど。
高 い、痛いもんやから。
松 痛いもんやから。
高 うん。
松 「あー良かった。」って思ってんけど、
高 うん。
松 後で車乗りながら、「・・・どういう意味や?これ。」
高 「ワンアウト満塁」?
松 おかしいでしょ?

松 このままやったら、俺、ピッチャーかバッターなんかも、
   よう分かれへんやんか。
高 あー、まあね(笑)
松 しかも、「ワンナウト」って、なんなん?
高 そうやねん。そこが重要。
松 しかも、俺がピッチャーやったとしてもさ、
高 うん。
松 俺、何点もってるか、し、分からんし。
高 そんなん言いすぎや。そんな、わか、わか、大体分かるやんか。
松 で、そんなんもあってん。
高 うん。
松 「けったいなこと言うなー。」
高 「言うなー。」思ってたんや。
松 で、2回目行ったんですよ。
高 うん。
松 で、2回目行ったら、
高 うん。
松 「すごい回復力や。」と。
高 さー、そこや。
松 「これは、私が治したんじゃないです。」
高 うん。
松 「松本さんの自然治癒力というか、」
高 うん。
松 「それが治したんですよ。」
高 うん。
松 「松本さんが松井で、僕が監督ですよ。」
高 え?分かれへん。
松 これもまた分かれへん。
高 分かれへん。松井でー、
松 これも〜〜、
高 監督。
松 また分かりにくいでしょ?
高 え?じゃあ、ワンナウト、え?
   満塁っていうのは、どういうことやったん?
松 もーどういうことやったん?
   まあ、「それはもう、忘れてくれ」って言うことやと思うねん。
高 えー?!
松 1回、1回・・ははは。
高 1回忘れて、監督と選手の関係でいきたい、と。
松 なんか、なんか、ちょっともー、向こう行かされてんねん。
   海外行かされてんねん。
高 ははは。
松 知らんうちに。

松 ほいでね、で、おとつい行ったんですよ。
高 おー、また行った。よう行ってるがな。病院(笑)
松 行ったんですよ。病院に。
高 うん。
松 ほんなら、「やりましたね。」と。
高 は、来た!
松 「これはもー、すごい回復力で、私びっくりしてます。」と。
高 ほう。
松 だ、「これは、第一試合を勝ったようなものですね。」
高 へー。
松 「次はリーグ優勝だ!」って言われた。
高 いや、意味分かれへん。
松・高 ははは。
高 えーー?!
松 意味分からんねん。
高 「リーグ優勝だ」?
松 「次はリーグ優勝だ」って言われた。
高 どーなったらええの?
松 もー分からんねん。
高 ははは。
松 俺は一体どこに在籍してんねん。

高 でも、絶対に野球にたとえ、たとえたいんや。
松 いや、もう絶対に野球にたとえたいんやろな。
高 はー。
松 で、もう多分、俺行かんでええねんけど、
高 うんうん。
松 ・・ちょっと、
高 もっかい、そのために、
松 おもろいから、もっかいだけ、行ったろかな、と思て。
   年明けぐらいに。
高 どーするこれまた、塁出られてたら、これ。
松 なんかまた、言われて。これ、絶対言うからね。
   これ、あ、録音したろかなー。
高 あ、録音して。
松 録音したろかなー。
高 聞きたい。

松 ごっつ怒られたらどーする?「そんなんが一番イヤなんです。」
高 「隠し球だ!」
松・高 ははは。
高 って言うわな。
松 うわ、ちょっと今の腹立つなー。チッ。
高 え、なんでよ。そんなん別に言うやんか。「隠し球だ」って。
松 なんか、決まった感をなんか、
高 でも、ちょっとだけ決まってたな。
松 突き出した感じが。

松 これね、でもね、
高 うん。
松 昨日も俺、ちらっと、ちらっと言うたけど、
高 うんうん。
松 小笠原っておるやんか。
高 うんうんうん。
松 吉本の。
高 占いする奴ね。
松 めっちゃよう当たるって言われる。

松 今年の初め?
高 うん。今年の初めね。
松 来たでしょ?
高 新年会ね。
松 あん時にね、小笠原が俺に、下半身、
高 うん。
松 「へそから下の病気に気をつけてください。」
   って俺、言われたのよ。
高 うん。
松 で、俺はってきり性病や思たのよ。
高 なるほど。その時にぴーんときたのは。
松 でも、性病なんかなれへんかったんですよ。
   イボ痔や。
高 まあ、そんな大きく言い過ぎやがなー。
   へそから下広いがなー。
松 いや、でもねーー、でもこれを当てるっていうのは、
   他にもやっぱ当てとるな。ちょっと小笠原、
高 今年もやってもらいましょうよ。小笠原の、
松 うーーん。まあまあ、まあ、そうやな。
高 どーする?「下半身また」って、
松 これ、あれやで?次長課長が、
   大ブレイクするみたいなことも言うててんで。あれ。
高 まー、でも、プチブレイクしかけてたっていう、
   今年の頭にありましたからね。
松 自分、ものすごい、こー、小笠原をー批判して、
   的な感じになってるね。
高 いや、批判はしてないよ。別に。
松 なんか、絶対認めたくないんやね。なんか。
高 そこまでのさー、
松 なんかあったんかいな。
高 なんにもないですよ。
松 タレとられたんかいな。
高 タレとられてないよ(笑)
松 ははは。
高 小笠原に、なんで俺タレとられなあかん(笑)

高 確かに当たるって言いますよね。
松 うん。当たる。まあ、はずれてるのは、
   みんな忘れてるっちゅーのは、あるんやけどね。
高 うん。
松 占いに関して言えばね。
高 そうなんですよ。そうです。
松 うん。

高 昨日、あなた覚えて、知ってます?
松 何?
高 あのー『ガキ』やったでしょ?
松 はい。
高 ほいで、出てくるときに、
   ものすごい記者〜の人おったでしょ?
松 あー、おったおったおったおった。
高 俺は、「あれ?なんかやったか?」
松 あーなるほど。
高 か、「入籍か?!」
松 あーー、
高 もしくは、
松 ははは。アホか(笑)
高 いや、もしくは、もしくはね、もしくは、
   「浜田がなんかやったか?」と思ったのよ。
松 あーなるほど、なるほど、なるほど。
高 ちょっと遅れてきたやん、あいつ。
松 あー。うん。
高 で、「あ!」
松 いや、結構すごかったのよ。

高 したら、姉歯さん?
松 姉歯。
高 姉歯さんがいはってんね。おんなしところに。
松 そうそうそうそう。
高 で、ずーっと姉歯さんが来るもんやと思って、
   ガーッ来んねんけど、全〜然出えへんからね。
松 うん。
高 俺が行っても、ざーーって。こうやって。
松 あ、そうなんや。
高 うん。
松 らしいね。なんか、とりあえず、
   誰か分からんけど撮っとけみたいな。
高 まわしとけ、まわしとけ。

其の弐 『 M−1と芸人の鮮度 ・ 観覧の客 』

松 M−1が、
高 ほうほう。
松 決まりまして。
高 へー。
松 はい。
高 笑い飯、品川庄司、
松 俺、あのーー、
高 南海キャンディーズ、麒麟、アジアン、チュートリアル、
松 ライセンスがさ、
高 ブラックマヨネーズ、タイムマシーン3、
松 はい。
高 3号か。
松 ライセンスが、残ってたのよね。
高 ほうほう。
松 まあ、いっつもあいつらそのぐらいまで、
   残ってるらしいねんけど。

松 今度決まったら、
高 うん。
松 今度受かったら、まあ、
   決勝まで行けんねやーって話で。
高 うん。
松 もう「え?じゃあ、早速、メール入れてーやー。
   どうなったか、結果。」
高 うん、うんうんうん。
松 「あ、分かりました。」
高 うん。
松 それ日曜日やったやろ?
高 はいはいはい。
松 で、日曜日メール、バ〜来たのよ。あいつから。
高 ほう。うん。
松 バ〜来たら、まあ、このメンバー書いてあって。
高 はあ。
松 「残念ながら、ライセンスは面白かったんですが、ダメでした。
   敗者復活にかけます。」って来たから、
高 藤原から。
松 うん。すぐやで?
高 うん。
松 すぐ俺、電話したってん。そない言うても。
高 うん。
松 すぐに!折り返し電話してんけど、
高 うん。
松 もう直留守やねん。
高 うわ。
松 だから、俺にメール送った後、もうふさぎこんでんねん。
高 ははは。
松 もー、電源切って。
高 ははは。話したないねや。
松 話したないねん(笑)

松 で、昨日逢うて、「お前、そういうことやろ?」って言ったら、
   「いや、もう、すいません。
    ちょっと誰とも話したなかったんです。」
高 そんな落ち込んでたの?
松 いや、まーーやっぱり、出たかったんやろなー。

高 品庄は、今年でもう終わりや言うてたな。
松 そうやなー。
高 麒麟か品庄か、とか言われてるけど、どうなんですか?
松 これね、テレビ観てる人とか、
   俺らーーでも分からんぐらいにね、
高 うん。
松 本人らはね、
高 うん。
松 やっぱ、M−1ってすごいらしいよ。
高 はー。
松 品川でも、決勝出れただけで、
   ちょっと泣いてまいそうやって言うてたもん。
高 はー。
松 優勝せんでも。あの本戦に出れただけで。
高 そら、何千人の中から一応ね。
松 うん。
高 言うてもね。
松 うん。
高 喋くりだけですからね。
松 はいはいはい。

松 去年でも、南海キャンディーズなんか、優勝してへんけどさ、
   もうあれ、決勝出ただけでもー、
高 まあ、ブレイクしたからね。
松 すごいでしょ?
高 うん。
松 それにおける経済効果が、ハンパじゃないでしょ?
高 まあ、そらそうですね。
松 そらまあ、ライセンスなんかにしたら、出たいわなー。
高 まあ、そうねえ。
松 ちらっと本戦出るだけでもええからさ。
高 そうか。
松 優勝せんだんも。
高 んっ?!
松 優勝せんだんも。
高 優勝、
松・高 せんだん
高 かいな。
松 戦う弾やんか。
高 戦弾(せんだん)?
松 優勝戦弾って言うねん。こういうのを。
高 あ、そうかいな。
松 言うようにしようや。じゃあ。
高 ははは。
松 ははは。
高 いや、分かりました。戦う、戦弾も?
松 戦弾も、・・何?
高 ・・いや、「何?」ってあんたが言うたんや。
松 ははは。

高 あれやるんでしょ?
松 やりますよ。
高 審査員。
松 もー、むちゃくちゃつけたろ、思ってね。
高 誰や思います?
松 ウソばっかりつけたろと、
高 あかんがな。前評判誰やと思います?
   前評判というか、あなたが思うのは。

高 なんか、南海キャンディーズは、
松 うん。
高 もうね、ちょっとこー、今年出過ぎてもうて。
松 そうやねん。
高 なんか、ネタを観る空気になってないというか。
松 苦しいと思うねん。
高 ちょっともー、なんやろね?
松 苦しいと思うねん。
高 お茶の間の人になってもうたというか。
松 これね、笑いのツライとこでねー、
高 うーーん。
松 このお笑いのつらいとこあるよねー。
高 うん。まあ、それはあるかなー。
松 いや、確かにね、
高 うん。
松 「すべらない話」やってても、
高 うん。
松 あの、河本とか、
高 うん。
松 あのー、ほっしゃん。とかも、もうあの頃より売れてんねん。
高 売れてる。
松 最初やりだした頃より。
高 売れてるねー。
松 ほんなら、ちょっとやっぱりね、段々ね、
   あのー、前よりしんどいねん。
高 なんかね。
松 それは絶対にあんねん。
高 あれなんやろね?
松 もー、俺なんて、言うまでもないねんけど。
高 うん。
松 いや、これは、売れるっていうのは、そういうことやねん。
高 そうなんかね。
松 うん。ハードルが上がるとか、そういうことじゃなくて、
   なんやろなー?・・やっぱこー、
高 鮮度が落ちるってことやな。ある意味。
松 鮮度が落ちる。まあ、簡単に言うたら、
高 ある意味。
松 まあ、それしかないよね。

高 僕は思ったんです。
   今年の名言、僕、芸人って鮮度やと思うんです。
松 鮮度やろなー。
高 うん。いかに自分の鮮度を保つかっていうのが、
松 ところが、これ、レタスなら、
   鮮度が落ちるならラップしといたらええやん、
   言う話なんですけど、ラップしてたらあかんでしょ?
高 ラップしてたらあかん。
松 ラップなしで、鮮度を保っていかなあかんわけですよ。
高 そらそうですよ。
松 これ、我々24年。
高 そうや。
松 ラップなしで24年ですよ。このレタス。
高 腐らずね。
松 腐っとるわ!
高 ははは。腐っとんのかい(笑)
松 虫だらけや(笑)
高 青虫だらけかいな、自分(笑)
松 青虫だらけや、こんなもん(笑)
高 ははは。
松 24年間。
高 どないやねん!(笑)
松 出荷した時から、腐っとるわ。こんなもん(笑)
高 ははは。

松 大変なんですよ。
高 芸人さんて鮮度なんですよ。
松 だからね、こっからやでって言う話やねん。
高 うん。
松 あのー、「こっからやで」っていうのは、
高 どっから?「こっから」っていうのは。
松 (笑)だからそのー、今年もね、色々、
高 うん。
松 出てきたじゃないですか。まあ、それこそヒロシや、
   アンガールズや、ってなんかね。
高 うん。
松 まあ、南海キャンディーズもそうですよ。
高 うん。
松 で、ある程度才能があればね、ここまでは来れんねん。
高 うん。
松 こっからやねん。
高 維持や。
松 こっからやねん。維持、あ、1回落ちてもええわ。
   そっからもっかい立ち上がれるかどうかやねんなー。
高 まあね。
松 だってさ、
高 うん。
松 簡単な話、
高 うん。
松 俺の記憶がさ、ダウンタウン松本っていう記憶が、
   日本国民全部1回なくなってみ?
高 うん。
松 もー、俺が今急にテレビ出だしてみ?
高 面白い奴になる?
松 「42歳のあのおっさん、」
高 「あれめっちゃ、」
松 「あれ、なんや?!」ってなるよ。
高 あーまあね。
松 でしょ?
高 そらそうかもしれませんね。
松 めちゃめちゃなりますよ。
高 分かれへんで。「なんやあいつ?」
松 ははは。
高 「言うてることさっぱり分からへん。」
松 「空回りやなー。」(笑)

松 世間て慣れるから。
高 そうねー。でも、ちょっと最初はええやんか。
   あの、売れかけ、売れ始めはええやろ?
松 うーん。
高 食いつきが良くなるから。
松 うん。
高 これが、慣れてくると、キャー言わんようなるやろ?
松 キャー言わんようなる。僕はいっつも、前から言うてるんですよ。
高 うん。
松 キャー言われへんようなって、
   追っかけとかがいなくなってからが、
高 そっからや。
松 ほんまの勝負やって。
高 そっからや。
松 ジャニーズでもそうですよ。
高 なるほど。
松 キャーキャー追っかけされてるうちは、まだまだですよ。
高 それが追っかけおれへんようなった時に、
松 別にSMAPの追っかけなんかおれへんもんね。
高 今やね。
松 あー、まあ、数えるぐらいならおるやろうけど。
高 うん。

松 追っかけなんかされてるうちはね、
   逆に言えばね、悪く言えばね、
高 うん。
松 なめられてんねん。手ぇ届く思われてんねん。
高 なるほどー。
松 うん。
高 なるほどな。
松 所詮。
高 なるほど、ええこと言うな、今日。
松 もー、ええことを、ほんとに、もー、しとどに、
高 ・・。
松 何?
高 いや、しとどに。そら、待ってんねん。口開いて。
松 しとどに、(笑)
高 うん。あーん。入れて、早く。
松 しとどに、しとどに。
高 これは、
松 下へ下へみたいな。
高 これやっぱ、40のおっさん、これ・・(笑)
松 ははは。

松 これ8組なんですけどね、
高 はいはいはいはい。
松 僕、知らない人もいるんですよ。
高 あー、僕も知らない人いますねー。
松 でも名前は、
高 うん。
松 まあ、わりと、
高 聞いたことありますね。
松 聞くんです。
高 ブラックマヨネーズって知らんわ。
松 ダークホース的な。
高 昔のほら、笑い飯が出た頃とは、ちょっと違う感じやね。
松 うんうん。
高 「なんやこいつら!?」っていう感じしたやんか。
   笑い飯出た時。
松 うんうん。
高 笑い飯も、なんかもー、なー。
松 そうやねん。
高 あの、取るべき時に取ってない感じがするな。
松 いやこの笑い飯も、鮮度ですよ。
高 うーん。
松 もうジャーに入ってますから。ずっと。
高 黄色〜なってんねや。
松 黄色〜なってますよ。

松 こっからが、勝負なんですって。
高 くさい飯はイヤやなー。
松 そうなんですよ。
高 でもそうやねん。もうな、慣れてもうてん。
   で、一番いいイメージだけ残ってしまってんねん。
松 うん。
高 それと比べるやろ?もう。
松 そう。
高 何年か前の。
松 それと戦わなあかん。
高 あの、衝撃がある、
松 フレッシュな自分と戦わなあかんから。
高 そうやねん。
松 それとね、僕最近、すごく感じることがあるんですよ。
高 うん。
松 ちょっと話、していいですか?
高 いや、ずっとさっきからしてますから、いいですよ。
松 (笑)

松 三波春夫、
高 おー。
松 「お客様は、」
松・高 「神様です。」
松 って言うてたでしょ?
高 うん。
松 僕正直ね、
高 うん。
松 あーいう考え方、すごい嫌いなんですよ。

松 ただね、最近やっぱ思うのはね、
高 うん。
松 いや、客が偉いとは思えへんけど、
   あの、勿論、俺よりおもろいわけないやんか。
高 うん。
松 俺のがおもろいの決まってんねん。
高 うん。
松 で、この客に分かるように、俺は、や、まあまあ、
高 喋らなあかん。
松 喋らなあかんっていうのがあるやんか。
高 あー。
松 で、別に客が神様とは思えへんねんけどもー、
高 うんうん。
松 公開番組とか、こー、いっぱい今やるでしょ?
高 うん。
松 ほなね、やっぱね、客の元気がね、
高 なるほど。
松 大切やねん。
高 なるほど。
松 もーねー、もー、ほんっとにね、
高 なるほどね。
松 そういう意味で、あーもしかしたら、そういう意味で言えばよ?
高 うん。
松 「お客様は神様」、まあ神様かもしれんなって思うねん。
高 なるほど。お客様っていうのはね、
松 うん。
高 多分、あの人の中では、お客様って思ったんじゃないんちゃうかな?
松 あー。
高 その、対喋る相手を、全体のことを、
   あの人は「お客様」と思ったわけで、
   ここにいてる人が、
   「お客様は神様です」って思ったわけじゃないやろ?
松 どういうことなんやろな。
   そんだけ、全部考えて出た言葉が、それなんかなー。
高 うん。
松 それやったとしたら、俺も、ある種「お客様は神様」と思うわ。
高 なるほど。
松 だってもー、ねー、もー、客が元気なかったらね、
高 うん。
松 もー、悪循環やろ?
高 はいはいはい。

松 これは間違いなく、真っ芯で捉えたパンチやで?
高 うん。
松 これは中々、年間、そうそう出ぇへんぐらいの、
高 うん。
松 「きれたパンチ出たで今〜!」っていうときに、
高 うん。
松 「・・ははは。」みたいなにされてみ?
高 (笑)
松 もうこれね、そらやる気なくなるて。
高 まあな。
松 「あかんあかん。まだ頑張ろ、まだ頑張ろ。」
   やっても、「ははは・・。」もー、なんか、
   目ぇ見ても、死んでてどんーよりした、これ、あんねん。
高 あーそう。
松 もー、年間通じて、何度かあんねん。
高 あーそう。

松 別に仕事じゃないかもしれんけど、
高 うん。
松 観に来た以上、別に無理して笑わんでええ。
   無理して笑わんでええけど、
高 うん。
松 あの空気感を楽しむでー!っていう、
高 うん。
松 あたし達も、番組ちょっと貢献させてもらいますよー!っていうね、
高 あー、まあね。
松 気持ちでおって。もうM−1でもそうですよ。今度の。
高 うん。
松 もうねー、「お前、何しにきてん!」みたいな奴がね、
   ほんまいるんですよ!
高 なるほど。

松 「笑ろたるか!」みたいな奴も、ほんまいるんですよ。
高 いや、そらおるやろね。中にはね。
松 特にこんなM−1みたいになってきたらね、
高 うん。
松 斜に構えてね、
高 ただね、
松 もう最初から、わら、
   「笑えへんぞ!俺はめったなことで」
   なんかね、通ぶってね、なんか、
   「笑いを全部俺は分かってる」、
   笑いの通みたいなアホがいるんですよ!
高 うんうん。
松 で、「俺は、俺を笑わしたらたいしたもんだ」みたいね。
高 うんうん。
松 いや、もうね、もうそんな奴はね、もう観に来んなって!
   一番笑いを理解できてへんわ。
高 それなんで、そいつらは来てんのかね。
   やっぱ自分のレベルを確かめたい、
松 アホなんですよ。アホなんですよ。
高 うーん。
松 なんかもー、まるで自分が上に立ってるかのようなね。
高 はー。
松 芸人でもないくせに。

松 色々抱えてることもあるかも分からんよ?
   はがき出した時は、観に行きたい思たけど、
高 (笑)
松 いざ来た当日なったら、もー、なんか、
   ちょっとバタバタバタバタしててね、とか、
高 嫌なことがあったかもしれん。来る前に。
松 なんや男とうまいこといってへんとかさ。
高 そんなんあるよ。
   そんなんで、話聞いてる奴もおるからな。
松 おるかもしれんけど、来たんやから、
   もうその場をね、ほんと思うんですよね。最近。
高 まあ、だから、そういう意味じゃ、
   「お客様は神様です」っていうのは、理解できる、と。
松 いや、客が良かったらね、
高 のる、と。
松 のるって。こっちも人間やもん。
高 なるほどー。
松 客良かったらのるよー。

松 どの番組でもそう。公開番組観に行った人は、
   あの場の空気を楽しんでね、あたしらも盛り上げよう、
   そしたらね、これ日本が盛り上がるんですよ。
高 ・・。
松 おも、面白い国になるんですよ!笑いの絶えない、
高 ほうほう。
松 列島になるんですよ。
高 ・・。
松 アイランドになるんですよ!
高 ・・。
松 なんやお前!
高 何を「アイランド」「列島」。
松 ははは。
高 ははは。
松 しょーもない!
高 何に対して「しょーもない」って。
松 それをねー、だからそういう意味ではね、
高 うん。
松 お客様は神様なんですよ。
   で、確かにあの場を作んのはね、
高 うん。
松 お客さんなんですよ。
高 そういう意味じゃね。

高 せめて、姿勢だけ前のめりになって、と。
松 そうやねん。姿勢だけは。もうね、出て行ったらね、
   拍手もまともにできへん客とか、おんねんて!
高 うーん。

松 まあ、あまりに客がひどい時はね、
高 うん。
松 「もうこれ、関係ない」と。
高 うん。
松 「もうテレビなんや」と。「結局お茶の間なんや。」
高 うん。
松 「カメラのむこうに向かってやろう。」と思って、
   客無視してやる時もあるんですよ。
高 ほうほう。
松 ある程度は、それも頑張ってやりますけど、
高 うん。
松 でもね、やっぱり人間やから。
高 目に入ってくる。
松 目の前の客が死んでたらね、
   どんーーより腐ったような目でね、
高 うん。
松 こっち観てんのかどうかも分からんような目でね、
高 ほー。
松 こんなんが100人ぐらいおったらね、
   そらねー、つらいですって。いや、客のせいにすな!
高 何を言うとんねん松本!
松 何を言うとんねん!って言うか知らんけどね、
高 うん。
松 それは、ウソ。やっぱり客がアホやったら、できへんて。

松 俺なんかもう、楽しむようにしてんねんけどね。
高 そうそう、それも楽しむように、しましょうよ。
松 うん。でもまあまあ、「DX」にせよ、「リンカーン」にせよ、
高 うん。「HEYHEY」にせよ。
松 「HEYHEY」にしたって、「ガキ」にしたって、
高 うん。
松 やっぱ年間、何回か数えるぐらい、
高 やっぱあんねんな。
松 ありますよね。
高 あんねんな。
松 びっくりするような。

松 みんな一生懸命やってんねやからなあ。
高 まあそうですね。
松 うん。

其の参 『 映画クランクイン ・ 監督のしんどさ 』

高 松本組が、やっと映画クランクイン。
松 そうなんですよ。
高 ほんまこれ、構想何年ですか?これ、松ちゃん。
松 ・・。
高 いつから始まった?
松 構想って言い方するとね、これまたあのー、
高 いや、こういうことなんですって。「構想何年」っていうのは。

松 構想4年とか、5年とかじゃないですか?
高 5年ぐらいですか。
松 なると思うな。
高 でも30代ですよ。絶対に。
松 そうやね。
高 37,8、ぐらいですよ。
松 うん。

松 まあまあ、でも、めでたくクランクアップいたしまして。
   あ、クランクインいたしまして(笑)
高 もーー、
松 あのさあ、(笑)
高 長谷川聞いて?
松 そんーなに、(笑)
高 長谷川聞いて。
松 そんなにさあ、
高 「クランクアップしまして」
松 ははは。
高 早っ!さっきインして、早っ!
松 いやいやいや、
高 もー、怖い。
松 アフリカ象とじょうろを間違うたぐらいの、
   ことなら分かるけど(笑)
高 怖い怖い怖い怖い怖い、怖いです。
松 (笑)

松 黒澤明なんて、しょっちゅうあったはずやで。こんなんも。
高 いや、あるよ(笑)黒澤明は、別にええやんか。
松 「クランクイン、クランクイン」言うてたと思うで。
高 いや、それは、黒澤明はええやん。
   撮るものさえしっかりしてれば。
松 うん。
高 あなた、喋りのプロやからね。
松 (笑)
高 喋るのが。もー、怖い怖い。

高 どうですか?監督。
松 いや、これね、
高 うん。
松 これね、これ高須ちゃん。
高 どうですか?
松 「どうですか?」って、
高 何点ですか?何点、
松 「何点ですか?」って、どういう、
高 もうほら、ファーストカット撮ったじゃないですか。
松 これはね、
高 はい。
松 高須ちゃんね、
高 はい。
松 すごいことをやってるかもしれないね。
高 来ましたか。
松 はい。
高 いよいよ。
松 これは、すごいことをやってるかもしれないね。
高 いやいや、僕もそう思いますよ。
松 ね。

高 まだまだ撮りだしですから。
松 うん。
高 分かりませんけども。
松 そうそうそうそう。
高 出だしは非常〜〜にいいですね。
松 うん。いいと思いますね。

高 客観視して、難しいのは、
松 うん。
高 やっぱしあなた、カメラ覗いたりするときは、
   監督になるわけじゃないですか。
松 うん。
高 ほいであなたが、これ言うてしまうことになるかもしれませんけど、
   演じることもあるでしょ?
松 うんうん。
高 こん時にやっぱ、プレイヤーになるじゃないですか。
松 うん。
高 そこの視点が、どこで、どこまでで、
   こー割り切れるかっていうのがありますね。
松 ただまあ、振り返ってみるに、
   俺はずーっと監督みたいなことやってきてるからね。
高 まあまあ、でも、今度は最後の最後まで、
松 まあでも、同じ延長やで。
   「ごっつ」のコントでも、結局そやもん。
   「小松どーする?」言うて、ほいで、
高 そうそうそうそう。
松 ね。
高 勿論そうなんやけど。

高 まあ、そうなんですけど、
松 うん。
高 コントは、
松 うん。
高 まだ、断片的に終わってるじゃないですか。
松 うん。
高 一応これ、まあ1から100まで、ずーっとあなたがやる、
   まあ0から100って言うた方がええ、いいかな。
   やるわけじゃないですか。
松 あのね、そらね、
高 うん。
松 しょーーーーもなーーいね、
高 うん。
松 どっちでもええねんっていう質問、
高 うん。分かるよ。
松 がね、
高 うん。
松 あの、スタッフからね、
高 うん。
松 千ほどあるわ。
高 まあ、しゃーない。それ、映画ってそういうもんですからね。
松 「監督、これあのーーー、ポケットなんですけど、横ポケットが、」
高 「いいですか?」
松 「いいですか?縦ポケットがいいですか?」
高 うん。
松 いや、もーどーでもええやんか。
高 ちょっと面白かったのは、こないだも、
   「監督、手袋6つぐらい用意したんですけど、
    どれがいいですかね?」「うーん。」自分、一応はめたけど、
松 あのね、
高 「これでいいですわ。」
松 これね、
高 ははは。
松 いや、ある時気付いたんですよ。
   「どっちでもええ。」言うてたら、進まへん。
高 進まへん。

松 でもね、ほんーまにどっちでもええねん。
高 あ、あーいうものはでしょ?
松 うん。
高 ただ、
松 でも、それ言うてても、決まれへんから、
高 言うでしょ?
松 「あ、これで。」って言うねん。
   でも、「これで。」って言うと、
   「絶対これやないとあかんねや」ってなんのよね。
高 一応「これで」って言うたからね。
松 言うたからね。
高 うん。

高 でも、コントの時でも、演出はそれやってるわけですよ。
松 ・・。
高 だから、小松に言うた、「これ、撮っとこか?」言うのも、
   小松はコントの前日には、全部やってるわけですよ。
松 そうやなー。
高 一応用意して、衣装から、
   タレントからノー言われへんためには、
   こんなんも用意しとかなあかんのちゃうか?っていうことは、
   やってるわけですよ。
松 そうやろ。
高 で、それを小松にもってくるADもおるわけですよ。
松 うーん。
高 「小松さん、どうしましょ?」っていうのを、
   だから、どんどん、みんな持ってきて、チョイスして、
   チェックして、で、あなたのとこ持ってこられるから。
松 うん。
高 それを今回は、全部やらなあかんわけですよ。
松 そうですよー。
高 大変なん分かったでしょ?でも。
松 どうしようもないことってあんのよね。
高 うん。
松 「え?何その広い質問?」みたいなね。
高 うん。

松 考えたらあのー、コントやってる時からあったわ。
   テレビジョンぐらいが、取材に来たりして、
高 うんうん。
松 「このコントのキャラクターのこの人は、」
高 うん。
松 「どこ出身なんですか?」なんか言われたりするやん。
高 うん。
松 知らんがなー。
高 そんなん決めてないからね。
松 うん。
高 大体の雰囲気しか決まってないからね。
松 でも、そんなんあったなー。
高 うん。そういうのが、どんどん来ますよ。
松 しんどいねん。もうなー。
高 それをやっていくんですよ。今後。大変ですよ。
松 それがもー、結局イボ痔へと繋がっていくねんなー。

松 直結してるんやと思うで。
高 凸と凹や。
松 凸と凹で。
高 そこは。
松 そう。答えれば、答えるほど、
高 うん。ケツにでてくんねや。ぽこっと。
松 ケツに出てくんねん。
高 はー。

松 まあ、楽しいです。
高 ねえ。
松 うん。
高 こうやって何分か作って、今日また何分、何分、ってやって、
松 うん。
高 最終的に2時間近くなってくるんですよね。
松 まあまあでも、まだまだ、先の長い話なんで。
高 いや、そうです。結構先ですよね。これね。
   多分、上映されるのは。
松 結構先ですね(笑)
高 ええ。まあ、楽しみにしてもらってね。
松 はい。

高 曲、いっときましょか。
松 自分、またこれかけんのかいな。好きやな。
高 いや、ちょうと24日やから、また、
松 あー。
高 ええかー言うてね。うん。

其の四 『 子供が被害者の事件 ・ 実は頑張ってるダウンタウン 』

松 こないだな、みんなでメシ食うててな。
高 うん。
松 あのー、ほら、子供が最近ようなんか、
高 もー、
松 犯罪に、
高 引くわ。
松 あうてるやんか。
高 うん。
松 いや、それでな、・・・なんの話、どういうテーマやねん、
   この話って、俺分からんねんけど、
高 うん。
松 みんなな、
高 うん。
松 まあ、当然山崎なんかは、もうすごい、怒り、
高 怒り。
松 怒り。
高 そら、怒るわ。娘がおるからね。
松 そう、おって。・・・俺やっぱりちょっと、
   やっぱり俺ちょっとちゃうんかなって自分で思うのよな。
高 どういうこと?
松 正直あんま、ピンとけえへんねん。
高 えー?うそん。俺、もう引いて、俺は引いてまうねん。
松 いや、・・
高 え?どういうこと?
松 ほんまに?
高 ほんまや。いや、もう考えられへんねん。
   子供の肩、背中に、血のついた手が、
   大人の手がバーンあるみたいなんかは、
松 あーじゃあ、俺やっぱおかしい。
高 「何してんねん。」と思う。
松 俺、やっぱおかしい。じゃあ。
高 あーそう。
松 俺は、正直に言うで?
高 うん。
松 逢った事ない子に、そこまで怒りが、
高 いや、そのね、怒りというかね、
   「大人がなんでそんなことすんねん」っていう怒りやな。

松 みんな、ごっつ怒ってんねん。なんか。
高 うん。まあ、怒るわな。
松 俺、ほんま、しょーーじき言うて、
   「これ、マジか?こいつ。」って、
高 えー?うそ。
松 ちょっと思ってんねん。
高 え、自分それおかしいで。
松 やっぱおかしい。
高 それはおかしい。
松 どうもね、演技でやってるとは思われへんのよね。
   周りの人のあれを聞いてると。
高 それは、確かにおかしいわ。
松 っていうことやと、俺はやっぱおかしいな。
高 おかしいねん。そのけがあるねん。
松 ははは!訴えるぞ(笑)
高 ははは。
松 訴えたろか(笑)
高 いやでも、俺、(笑)
松 まともに訴えたろか(笑)
高 俺はもー、考えられへん。
松 違うんですよ。

松 あのね、
高 うん。
松 俺に言わしたら、おじいでも一緒なのよ。
高 どういうこと?
松 あの、世間が、
高 うん。
松 子供が殺されたときに、
   妙にテンションが上がる意味が分からんねん。
高 弱い者に対する、
松 別にいやでも、お年寄りでも一緒やんか。
高 そうやねんけど、お年寄りは、何故か分からんけど、
   俺のイメージの中では、お年寄りは一応分別がある、と。
   何言われても。

高 なんとなく、色んなこと理解できるけど、
   子供は理解できへん。
   その子を、殺すなんて、まー信じられへん。
松 いや、だから、多分俺はいい意味でも、悪い意味でも、
   命はほんまに平等やと思ってるんやと思う。
高 はいはいはいはい。
松 だから、別に子供やからと言って、
   怒りがガーーッと増したりとか、
高 いやー。
松 もっと言えば、子犬でも俺、一緒なのよね。
高 うーん。
松 「何すんねん。」って思うよ?子供にでも。
高 うん。
松 「何してんねん。アホか。」って思うけど、
高 うん。
松 みんなが、なんかね、ごっつ怒ってんねん。
高 だから、怒ってること、怒ってることに、反発してるだけの話で、
松 いやーー、
高 そこになんかこう、ヘンに、
松 なんか子供に、子供が殺された時って、
   ヘンにみんなすっごいよね。
高 いや、そらそうやって。
松 それは、ハリウッド映画でもそうやんか。
   絶対子供死ねへんやんか。

高 いや、俺、それは分かりますよ。そこは、なんか、
松 自分、結婚もしてへんし、
   子供もおれへんのに、果物屋やのに、偉いなぁ。
高 果物屋関係あれへんがな(笑)
松 (笑)
高 ちょっと待って。あかん。
松 ははは。
高 なめられてる。
松 ははは!
高 あれ?・・俺、なめられてる。今。
松 ははは。
高 ははは。
松 いや、子供も、娘がおるわけでもないし、
高 うん。
松 尼崎やのに、
高 そらそう、そらそう。
松 偉いなぁ、自分。ようそんなん分かるなぁ。
高 そやねん、そやねん。それは分かんねん。俺は。
松 (笑)
高 でも考えてみーな。
松 うん。
高 ある大人が、
松 うん。
高 残虐な殺し方した時の、
松 うん。
高 その行為にムカついてんねん。
松 いや、それは腹立つよ?
高 だから、そういうことなのよ。

高 その残虐な行為をされたことが、腹立つねん。
松 ・・うーん。
高 「なんやお前!」と思うけど、
松 でも、どう?今、こーやって喋ってて。
高 うん。
松 いまいち、俺、ピンときてへんやろ?
高 きてへんな。
松 はー。
高 だから、そのけがあるってこと、
松 ははは。
高 間違いあれへんわ。おかしなこと言うとんねん、こいつ。
松 (笑)
高 ははは。おっかしーな、これ危ないぞー。近寄るなー。
松 さ、「チキンライス」聴いた?今。
高 聴いたよ。
松 あれ俺が書いとんねん。
高 ・・。
松 ものっすごい、
高 だからね、
松 夢に満ち満ちとんねん。

高 まあ、裏表?
松 ははは。
高 二面性?人って。
松 ひょ、(笑)
高 「あんな人が、」
松 表裏一体かいな(笑)
高 「こんなことするとは思えへんかった。」ってやってるわけ。大体。
松・高 ははは。
高 でも、信じられへんでしょ?そんな子供をね。
松 みんな怒ってんねん。とにかく。
高 いや、そら怒りますよ。

高 腹立つわ、その冷静な感じが。
松 ははは。
高 なんかクールな、ダウンタウン流みたいに、
松 違う違う違う違う、
高 思てんちゃーう?
松 違う違う違う違う。俺、おかしいんかなー?
高 おかしいよ。そんなん。
松 「みんな、あれ?みんなマジやん」と思って。
高 いや、違うやんか。だから、人が死ぬことっていうよりも、
松 ・・。
高 分かってないなー、これ。分かる顔してへんな。
松 (笑)
高 明らかに。
松 知ってる子供なら、
高 うん。
松 ほんまに腹立つで?
高 うん。
松 「何してくれてんねん。何したってんねん!」って思うで?
高 うんうん。
松 知らんからなー、そこまで怒りがわけへんっていうのは、
   俺、正直な意見やと思うねんけどなー。
高 だから、その子がやられたことじゃなくて、
   やったことにムカつくわけよ。

松 そいつが捕まって、
高 うん。
松 悪びれた感じもなかったら、多分腹立つやろな。
   そいつに対してはね。
高 いや、もうその、悪びれた、
   そのことをやることがムカつくの。
   だから、殺された方よりも、やったそいつがムカつくの。
松 自分・・すごいなぁ。
高 うん。
松 結婚もしてないし、
高 してへんし。うん。
松 子供もおれへんしー、
高 おれへんし。うん。
松 えーーー、
高 そこ、
松 長男やのに。
高 そこは、もー、
松 ははは。
高 はよ言うてくれな。俺、もー、待ってはるやんか(笑)
松 ボーダーシャツ着てんのに。
高 そうや。
松 すごいなぁ。
高 そうやねん。これぐらいやったら、
   怒られへんわ。なんか(笑)
松 (笑)
高 やっぱ「果物屋」ぐらいが良かった。ちょうど(笑)

松 まあでも、俺はひとつには、
高 うん。
松 あの、周りの子供の猫っかわいがりが、
高 うん。
松 逆にこー、そういう、
   反発するような分子を生んでるっていうのは、
   ひとつ言えると思うのね。
高 うーん。まあ、なるほどね。
松 「うちの子供、うちの子供」ってやるでしょ?
   ほな、「フンッ!」っていう、人間が絶対出てくるわけですよ。

松 風呂かきまわすやつで、かきまわさなあかんな。
高 ・・・うん。
松 あのー、ぬるーいとこと、熱―いとこあるやろ?子供に対する。
高 うん。
松 もう、幼児虐待のつめたーーい水の部分と、
高 なるほど。
松 ごっつ熱い、もー、猫っかわいがりの、
高 そう。
松 もー、子供が何しても、
高 それもあかん、
松 怒れへんっていう、
高 それもあかん。
松 このね、日本がね、このねー、
高 なるほどね。
松 でかーい風呂の冷たいとこと、あっついところがあんねん。
   だから、でかーい、あのかきまわすやつで、
高 なるほど。
松 かきまわさなあかんわ。
高 なるほど。
松 で、こー、ええ感じの、あのー、何度?
高 なるほど。
松 40℃ぐらいにね。
高 うん。
松 40℃ぐらいにせなあかんわ。
高 ・・。
松 な。
高 うーん。
松 そういう意味じゃ、俺はそれを言うてるわけよ。
   「あかんで」って。
高 40℃ぐらいにせなあかん。
松 「熱なってるで。」って。
高 なるほど。

松 「なんや、子供みたいなやつ」って思う奴も出てくるんですよ。
   現に俺も、ちょっとそうなりつつあるからね。
高 ・・・ほえーー。
松 うん。
高 かわいがりすぎて、
松 理不尽なかわいがり方をするもんやからー、
高 うん。
松 俺みたいなんは、ちょっと段々腹立ってくんねん。
   「一発ぐらいどついたろか」
   みたいな感じになってくんのよね。
高 うん。どつくのはええやんか。
   それはね、まあ言うたらその、しつけであったりもするし、
松 うん。
高 あの、そういうのは、
   みんな平等にせなかあんっていう意識があるから、
   そうするわけじゃない。
松 うん。
高 ねえ。
松 うん。
高 そこはいいですよ。

松 かきまわして、40℃にしてまおうや。
高 いつからこんななってきたんやろなー。
   昔、あんなことなかったけどなー。
松 まあそら、子供が貴重になってきたから。
高 もっと、俺らどつかれてたな。
松 俺らの頃、
高 基本、
松 貴重じゃなかったもん。
高 どつかれて、
松 全然。
高 そうか。
松 極端な話、1人ぐらい死んでもあと2人おるわ、
   みたいな感じやったもん。俺の親なんて。
高 うわー。そうか。
松 うん。

松 結構、俺、悩んだ口らしいで。
   俺、おかんに言われたことあるもん。
高 うわー。
松 「あんたどうしようか、
   ちょっと悩んだとこあったけどな。」みたいなこと、
高 良かったなぁ、
松 ははは。
高 おかんは生かしといて、これ(笑)
松 いやでも、でも、それ正直なとこやと思うよ。
   だって、3人いらんやろー。
高 まあ、いらんことはないですよ。

松 だって、そんな1人しかおれへんかったらさ、
   親、親も怖いんやわ。
   「この子、面倒見てくれんねやろか。」っていうね。
高 そんなことやろか?
松 老後。
高 そんなんじゃ、俺ないと思うで。そういう、
松 だから、「この子に嫌われんとこう」としてると、
   俺はすんのよね。
高 そうかなー?教育やな。家庭の教育や。普通に。
松 だから、もう毎回言うてます。体罰の復活です。
高 うーん。
松 愛情のある体罰です。
高 愛情のある体罰はいいですね。
松 愛情のある体罰の復活させるべきなんですよ。
高 そうなんですよ。子供なんてね、
   ビビらさな調子のるだけやからね。
松 はい。あん時、ビビってるだけで、言うこと聞いてたけど、
   今考えたら良かったなって思うこと、絶対あるから。
高 そうやねん。思うねん、思うねん。
松 もー、愛情のあるね、
高 うん。
松 体罰はね、復活させなあかん。
高 で、今思たら、「そらどつかれるわ。」って分かるやろ?
松 うん。

松 まあ、悪いことしてへんのに、
   「なんでどつかれたのかな?」っていうのもあるけどね。
高 そういう人生もあるわけですから。
松 うん。ははは。
高 それも、
松 世の中っていうのは、そういうとこやな。
高 そういうとこなんですよ。そういうもんなんやから。

松 「俺なんもしてへん。」
松・高 「ごって損やん。」
松 もありましたから。
高 あんねん。
松 何回でもあったよ。
高 何回でもあんねん。
松 週に2回ぐらいあったよ。ね。
高 あったあった。でもこれは、こういうことやねん。
松 「俺、全然悪ないやん。」

松 昨日セーフやったのに、今日あかん、とかあるやろ?
高 あるよー。
松 担任でもさ。
高 あるよー。もー。
松 もうなんか、別人みたいなってる時あるやんか。
高 もー、どつかれたなー。
松 そやねん。それをね、復活させなあかんねん。
高 まあ、そやね(笑)

高 来週のこの番組1回休むんですよ。
松 うん。
高 だからもー「放送室」は、1回休みで、再来週になりますんで。
松 うんうんうん。
高 それをちょっと、報告しとかなあかんので。
松 あ、大晦日や。
高 そう。だから、もう無いんで。
松 うん。
高 来年年明けてからの、
松 うん。
高 「放送室」になりますんで。
松 へー。
高 それをちょっと伝えとかないとね。はい。
松 あー、なんや、ちょっと生でやりたかったのに。
高 絶対やれへん。おれへんやろうし。
松 ・・おるよ。
高 あ、おるんすか。

高 何してるんですか?
松 いや、何っちゅーこともないですよ。
高 うんうんうんうん。うん?
松 なんや、うろうろして、
高 うーん。
松 うろうろしてるんじゃないですか?街を。
高 うーん。
松 闊歩してるんじゃないですかね。
高 えーへーへーへー。
松 がに股で。
高 がに股で。うん。ほいで?
松 基本ほら、
高 うん。
松 がに股やんか。俺、普段。
高 そうかな?
松 は、(笑)
高 はあ。
松 猫背で。
高 猫背で。うん。うん。

高 うろうろしてて。
松 はい。
高 なるほど。へー。
松 あの、
高 どこの?
松 中野ブロードウェイを、
高 中野、ブロードウェイを(笑)
松 (笑)がに股で。
高 がに股でうろうろしてる。何すんねん、中野の、
松 あっちの店の看板に当たり、
高 当たり、
松 こっちのソフトクリームの看板に当たりーみたいな。
松・高 ははは。
高 うん。「ソフトクリーム」を足してくるとこなんか、
   やっぱりまだしっかりしとんな。
松 しっかりしとるでしょ?
高 しっかりしとる。
松 これ、42年間ね、
高 うん。
松 芸暦24年。
高 24年。もう24年かいな!
松 そうですよ。
高 倍。倍以上やんか。
松 バイセクシャルや。
高 バイセクシャル(笑)
松 誰がバイセクシャルや(笑)
松・高 ははは。

高 師匠やんか。もう。
松 そうですよ。だって18からやってますからね。
高 だからね、おかしいんですよ。もう42やったら、
   「松本師匠」って呼ばれても、おかしないんですよ。
松 うん。
高 だって、俺ら、30代ん時に、
松 うん。
高 あのね、多分、さんまさんが30、30の時に、
   「さんま師匠」って呼ばれてたよ。菅さんに。
松 言われてたかなー?
高 言われてた。で、鶴瓶師匠は完璧に言われてたからね。
松 うん。
高 きよし師匠も。
松 うんうんうん。
高 だって、漫才ブームで、
松 うん。
高 「15年目でベテランの味や」言われてんねんで?
松 そっか。

松 24年やで。
高 大師匠やんか。もう。
松 そうですよ。
高 ねえ。
松 うん。
高 なんて言われてんの?自分。
松 松ちゃんや。
高 うわーーーははは。
松 (笑)あのねー、
高 ほんま「師匠」でええのにね。
松 高須さん、聞いてくれる?
高 ん?
松 じゃあ、その話。
高 なんですか?
松 もうさー、
高 うん。
松 俺、ふっと思ったわけ。
高 はいはい。
松 頑張ってるよなー。
高 またや。ちょいちょい出てくるで。頑張ってるな、
   「頑張ってる」言うてほしい病やろ、それ。
松 (笑)
高 いや、思てまんがな。

松 こないだでも、結局、浜田と2人でさ、
高 (笑)
松 熱海の海、つかったんやで?
高 いいやないですかー。
松 ・・・いや「いいやないですか」(笑)
高 いいやないですか。だって、ゴールデンでね、
   露出多く出れるんですよ。少しでも。
   出たかったでしょ?昔は。
松 あなた、も、あの、お、俺の話を、
   うわっつらだけで聞かんといて。
   1回自分も入ってみて。その熱海に。
   あの、字を思い出したら、「あたたかい海」か知らんけど、
高 あ、おー、そうや。あたたかい海。
松 あの、それにごまかされてる。
高 うん。
松 1回じゃあ、シュミレーションしてみて。
高 うん。
松 入ってみて。
高 あー。
松 あのね、
高 うん。
松 もう、ほんまにね、
高 うん。
松 カッターでね、
高 うん。
松 ビビビビビビッ!切られてるみたいな痛さやで。
高 そうですか。
松 いや、この時期海入ったら、そらシャレならんて。
高 これ、水の方が暖かいとか、ないんですか?
松 アホ言えーー!
高 ははは。
松 訛るわ。
高 ははは。
松 ははは。田舎から出てきた芸人になるわ。
高 なるほど(笑)

松 まあ、浜田もねえ、
高 うん。
松 あいつも、なんだかんだ言いながらね、
高 うん。
松 あれまあ、ドSやんか。
高 ドSや。
松 本来はね、
高 うん。
松 あのーやる方でね、あんなんやらされんのは、
   俺、あんまり好きじゃないと思うねん。
高 うん。
松 ねえ?
高 本来はね。
松 本来は。
高 うんうん。
松 あーー、まあまあまあ、でも、ようやってると思うわ。
高 ダウンタウン2人。
松 おおー。
高 あーそうですかね。
松 で、考えたらさ、俺らぐらいの芸歴でさ、
高 うん。
松 こんなんやってる人、おれへんで?
高 だから、いいんじゃないですか。
松 いや、だからええねんけどー、
高 それをやるから、ダウンタウンじゃないすか。
松 もっとなんか、こー、袖の下的なものを、ないのか?その、
高 金か。
松 ははは。
高 また金か。
松 いや、金じゃなくて、
高 袖の下の、何がほしいねん。
松 いまいちねーー、
高 いや、何を言うてんねんな。
松 分かってくれてないのよね。このすごさがね。

高 鮮度を保ってるわけですよ。
   こうやって、ダウンタウンの鮮度を。
松 なるほど。
高 分かりますか?
松 うーん。
高 ずーっとこれね、
松 うん。
高 水につからず、舞台の上であったかいとこだけで、
松 うん。
高 2本撮りやって、
松 うん。
高 ね?
松 うん。

松 それで金稼いでたらええがな。
高 稼いで、ははは。ええんかい。
松 まんまとやんか。
高 違うやんか。そんなことやったってね、
松 うん。
高 まあ、浅いことしかやって、そらそれでいいんですよ?
   それはそれで面白かったらいいんですよ?
松 うん。
高 ただ、やっぱしね、同じ事をずっとやってるんじゃなくて、
   あ、時には、体張って、そんなことをするのがダウンタウンで、
   いいんじゃないですか。
   だから、みんなが、こー、慕うわけじゃないですか。
松 そのくせさー、なんか世間的にはさー、
高 うん。
松 なんか若い奴に、色んなこと、
   なんかきついことさせて、
   笑てるだけやみたいなイメージもあるやろ?
高 うん。だから、それはそれでええ、
松 たまったもんやないよね。
高 それはそれでいいんですよ。そう思わしときゃ。
   ただよう観たら、
松 えーーーー?
高 よう観たら、「あ、」
松 思わしときゃええの?

高 色んな角度があるわけですよ。ダウンタウンには。
松 ・・。
高 いいやないですか。別に。何を、
松 うわー、なんか簡単な感じで、
   しょいしょいしょいしょーいと、片付けてるな。
高 はい。そうなんです。
松 なんか、
高 ちょいちょいちょいちょーいと、片付けて、
松 なんか、なんやろこれ(笑)
高 なんやろね、これ。俺もね、あの全然、俺も親身に(笑)
松 うわべだけを、ささっと、ぬぐっただけの(笑)
高 そうやねん。親身になってないし、(笑)
松 (笑)
高 それは分かるし(笑)

松 もっと、こー、じーーーんと。
高 うん。そうやね。染み込んでいかなあかんね(笑)
松 筋肉をほぐすようなさ、
高 そうやねん。全く染み込んでる感じせえへんねん。自分でも。
松・高 ははは。
高 すりこまなあかんのに、すりこんでいってへんねん。
松 (笑)
高 ごめんなさい。それもー。
松 いや、僕、ほんまふっと思いましたよ。
   「よーやってるなーー。」って。
高 まあでも、まあ、まだまだやりましょうよ。
   ね?水ん中入るのもよし。
松 今田・東野ですら、別にもうやってへんからな。そんなこと。
高 だから、もっと言うとね、
松 うん。
高 もっと言うと、あなた方がやるから、面白いんですよ。
   そのいつも偉そうにしてそうな人やからこそ、
   面白いから、そういうのがいいんですよ。
松 ・・・いや、浜田は偉そうにしてるか知らんけど、
   俺、実は全然してないのにな。
高 してるよ。
松 なんで、こんなイメージ、
高 してるよ。
松 全然してない。
高 ダウンタウン。
   2人合わせてダウンタウン、どうぞよろしくやんか。
松 いや、全然してないで。俺、ほんまに。

松 昨日も、なんかこの、また大喜利のあれ考えてたでしょ?
高 うん、まあ、うん。うん。
松 なんか、
高 考えてたよ。『ガキ』のね。
松 痛い思いするわけやんか。絶対に。
高 ええやないの。そんな痛さぐらい。
   笑いがおっきいの1個来るんやから。それでー。
松 でもさ、
高 うん。
松 そんなんせんでも、
高 うん。
松 ここで、そこそこ笑いとれるタイプやんか。
高 口でね。
松 口で。
高 うん。
松 な、なんでそれもやらな、
高 いや、それもやれるー、これもやれるー、
   あれもやれるでええやんか。
松 全然〜親身になってない。
高 そうやねん。
松 (笑)
高 また、また全然聞いてへんな。
   「やれたからどないやねん」って感じやな(笑)
松 (笑)
高 違うねん。でも、ほんまそうやんか。
松 エイトフォーやんか。筋肉痛やのに。なんかもー。
高 (笑)

高 そういうことやるから、美しいと思いますけどね。
松 違うんですよ。だからそれを、
   イヤやって言うてんちゃうねんけど、
高 うん。もっと?
松 もうちょっと、こー、ろ、
   労をねぎらってくれてええんちゃうかなーって思うんすよねー。
高 ちょっと待ってください。松本さん。それをねぎらってるから、
松 うん。
高 去年、あ、今年か。あのー、
   ダウンタウンのDVD売れてるわけじゃないですか。
   大変な額、儲かってるわけですよ。
松 そうかもしれんけどさ、
高 うん。
松 で、その金がまだ一銭も入ってきてない。
高 その話は、もうよろしいやん。金の話。
松 それで腹立って、俺、岡本にブチギレしたら、
   次の日に、その日の夜や。
高 うん。
松 イボ痔が出たんや。
高 ははは。バチ当たったんや。バチ(笑)
松 バチちゃうっちゅーねん!
高 イボ、イボバチや、イボバチ。

松 だからストレスや。なんでこんな当たり前のことを、
   俺に言わすねんっていうストレスや。
高 あーそういうこと?
松 そうや。イボ、イボが主張し出したんや。
   俺が我慢してるやんか。
高 うんうんうんうん。
松 ね?
高 うん。
松 ご本尊の俺が我慢してるやんか。
高 (笑)
松 したら、イボが、「松ちゃん。」
高 うん。
松 「松ちゃんかわいそう。」ってなってきたわけ。
高 それがイボやね?今の言うてる奴が。
松 これはイボじゃない。
高 それはイボじゃない。
松 これはキンタマやね。
高 キンタマかいな。
松・高 (笑)
高 ややこしい(笑)
松 で、キンタマから伝わって、
高 うん。うん。ほんで?
松 キンタマのそばにある、
高 うんうん。その辺のやつが、
松 やつが、「松ちゃんがかわいそうや、このままやったら。」
高 うん。それがイボ痔なんやな。
松 これは、あの、陰毛や。
高 それ陰毛かい(笑)
松 ははは。
松 さささささ。
高 ささささ。おー。

松 風がなびいていくように。伝言ゲームのように(笑)
高 伝言ゲームのように(笑)
松 あ、アナルの方に、(笑)
高 で、ずーっと行って、はい。
松 「松ちゃんかわいそうなるで。」
高 うん。
松 「松ちゃんかわいそうなるで。」(笑)

高 「松ちゃん我慢してはるで。」(笑)
松 (笑)
高 これが伝わっていって、
松 うん(笑)
高 うん。
松 「松ちゃん、カマンベール食べてはるで。」になっていって(笑)
高 ははは。
松 ははは。
高 面白いなー。ほいで、イボ痔のとこに来た時には、
   「松ちゃんカマンベール食べてはるで。」になって(笑)

松 で、「どういう意味やー!」と思って、ぽこーん出て。
高 なるほどー。不条理すぎるな。
松 不条理すぎるよー。この世の中。
高 なるほどー。
松 チッ、つらいわ、ほんまに。
高 (笑)あの、陰毛が伝えていくのが面白いなー。ささささー。

松 そんなことで、
高 はい。
松 えとー、今年一年間。
高 はい。ありがとうございました。ほんとに。
松 ありがとうございました。2度と、
高 はい。
松 顔をあわすことはないでしょうけど、
高 はい。来年もどうぞよろしくお願いします。
松 お願いします。

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO