2005.10.22(土) 213回

今週の一曲 『 ダンシングヒーロー 』 荻野目洋子

其の壱 『 アグレッシブに ・ 今まで愛した人の数は 』

松 どもー、週刊テレビ松ちゃんでーす(笑)
高 (笑)どーもー、たかすま忠夫です。
松 ・・たかす、
高 たかすまね。
松 高嶋忠夫ね。
高 高嶋忠夫ね。
松 あー、
高 ちょっとなまった感じで、もう、
松 へーー。
高 今日はもう、この子が、もー、
   ちょっと今日はポンセさんが調子悪いんですよ。
松 うそやん。
高 いっつもポンセさんなんですけどね。
   ちょっと、頼むよ、ポンセさん。
松 あ、そうですか。言っていいですか?
高 うん。
松 ポンセさん、ずっと調子悪い。
高 ははは。
松 ははは。
高 こらこらこらこら(笑)

高 俺はもう、ポンセさん、ポンセさんに頼っていくから。
   どんどんどんどん。
松 (笑)
高 よろしく、ポンセさん。
松 ポンセさん、調子悪いんや。

高 今日のポンセさんはね、えー、
松 これ、よん、まあ、よん、
高 「高須サムライでーす。」とか、
松 うわーー。
高 ポンセさん、ちょっと、こんなことありえへんからね。
松 すごいなー。カレーもやしみたいな手の抜き方やんか。
高 ははは。
松 カレー粉ふっといて、
   もやし炒めといたらおかずになるやろ、みたいな。
高 そうやねん。
松 ははは。
高 「花の高須組でーす。」とかね、
松 うわ、ひどいな。
高 「高須急行です。」とか、
松 うわうわうわうわ。
高 ポンセさんちょっとね、ちょっとヒドイんですよ。
松 うわ、ひどいな、それ。
高 「高須ジーニ」は、ちょっといいんですけどね。
松 ええんかい。
高 ちょっと、これはいい、まあ、それ言うても、ちょっとね。
松 そうですか。

高 ポンセ頑張れ。
松 はは。
高 (笑)

松 最近は、やっぱり怖いですね。
高 どういうことですか?
松 色んなことがね。
高 あー、まあそうですね。
   42になると、色んなことが怖いですか。
松 犯罪めいたこととかね、
高 ほーほーほーほー。
松 色々、嫌な事件が多いですし。
高 なるほど。そうですか。
松 ねー。
高 42になって、どうですか?
松 少しマシになってきたような気もしてきましたね。
高 そうですか。
松 えらいもんで。
高 あー、厄終わった。

松 前よりは、楽しい感じが、
高 ほんとですか?
松 してきたかなーー。
高 ええわー。
松 まあ、自分でそうしてる部分もあるんですけどね。
高 え?
松 もうアグレッシブに。もー、アグレッシブに、
   手ぇ挙げてタクシー止めて、どこでも行って、
   みたいなとこありますから。
高 かっこいーなーー。
松 最近、ほんまそうなんですよね。
高 あー、えらいもんやね。
松 はい。
高 昔はそんなことなかったんや。
松 絶対そんなことなかった。

松 こー、わきあいあいと、
高 例えばどんな話するんですか?
松 運転手さんと話してみたりね。
高 だから、たとえば、たとえばどんな話ですか?
松 いやいや、それは、あの、架空の話ですよ。
高 ははは。
   いや、じゃあ、架空でいいですよ。
   どんなことを話してるのか、
松 「どうですかー、運転手さん。」みたいなね。
高 「あー、別に、明るいことないですねー。どうですか?」
松 「うーん。」
高 「あ、松本さんじゃないですか?」
松 「いや、・・そうですよー。」
高 うわ、おもろない話や。
松 ははは。
高 どこがアグレッシブやねん(笑)

松 ラーメン博物館行って来たわ。久しぶりに。
高 ラーメン好っきゃなーー。自分(笑)
松 ラーメン博物館。
高 あ、そうですか。
松 ミニラーメン4杯食べたったわ。
高 ははは。
松 ははは。
高 ラーメン好っきゃなー(笑)

高 幸せでしたか?
松 幸せでしたねー。
高 なんかね、俺、聞いたところによると、郷さん、
   郷ひろみさんなんか、
   ラーメン25年食ってない言うてましたよ。
松 あれ?なんで?
高 やっぱ、そういうの体に、
松 炭水化物?
高 体にいい感じがせえへんから。イメージわかへん言うてた。
松 えー?
高 25年ラーメン食ってないって。
松 あの人、でも、カップ麺かなんかのCMやってなかった?
高 いや、でも、25、そのラーメンじゃないやんか。
   あーいう、普通に食べに行くラーメンやんか。
松 へー。

松 それってなんか、勿体無い、
高 でもね、もうね、
松 けどなー。
高 意識がね、そうやねんて。
   なんか、体にわ、悪い感じがして、
   口に入れたくないねんて。
松 いや、体に悪かったら、なんであかんの?
高 いや、知らん。あの人の価値観やから。
   ほいで、焼肉なんかも4年にいっぺんぐらいしか食えへん言うてた。
   オリンピックの年に食うって言ってたな。
松 体に悪かったってえーやん。
高 いや、俺もええと思うねんけどね。
   変わってんねん、あの人やっぱし。それが郷ひろみやねん。
   言わんといてー。もー、いらんことを。
松 (笑)
高 それが、郷さんやねん。ジャパンやねん(笑)
松 それまた、話変わってくるがな(笑)
高 ええなー、あの人、「ジャパン、ジャパン」で、もー、ウケて。
松・高 ははは。
高 そんな、(笑)
松 別に、本人そんなこと思ってないやろ(笑)

松 「ジャパーン!」言うたら、
高 どかーん!やで。
松 まあ、そら、どかん!やけど、
   そら嬉しかないやろ。郷さんにしたら。
高 いや、「にほーん!」やで?
松 (笑)
高 ええ人生や、
松 まー、
高 俺、郷さんみたいな人生がええな。
松 嘘?
高 俺、意外と郷ひろみと変わってみたいなー。
   楽しいと思うわー。
松 ほんま?
高 うん。

高 「郷さんが、今まで愛した人は、何人や?」って言った時に、
松 うん。
高 5人言うてましたからね。
松 あの人ってさ、
高 うん。
松 え?愛した人ってどういう意味?
高 なんか、
松 肉体関係?
高 いやそら、
松 なことないやろ。
高 あの人の中で、「愛した」
松 言えるのは?
高 って、言うのは。
松 あ、そんなん、俺かってそんなもんやわ。
高 ・・あれ?!
松 なんで?
高 5人ですか?
松 そんなもんでしょ。
高 ・・顔、あっかーーー!
松 ははは!赤ないよ!赤ないよ!
高 あれ、松ちゃん?
松 赤ないって、(笑)
高 顔、
松 自分、そんなん言うから、
高 赤なって(笑)
松 ははは!
高 ははは。
松 腹立つわー。後追いやん、そんなん(笑)
高 ははは。

松 え?自分、何人おる?
高 ・・・いや、そらだって、初恋の時から考えますから、
   やっぱり、やっぱり僕ん中では、
   ・・1・・、自分5人だけですか?
松 5人ぐらい。
高 山ほどおるがな。俺知ってるだけでもー。
松 いやいやいや、俺が心を許したのは、5人ぐらいやね。
高 ほんとに心を許したのは。
松 ほんとに心を許したのは、5人ぐらいじゃないか?

松 例えばね、
高 うん。
松 5人やったとしてね、
高 うん。
松 なんかこー、じゃあ、彼女が変わっていくにしたがってね、
高 はいはいはい。
松 段々そのー、自分に合った彼女に、なんか、まるで、
   こー上がっていってる気になるけど、
高 うん。
松 決してそういうことではないよね。
高 そうなのかね。
松 いや、そうやと思うで。結局、俺、
   これってじゃんけんの法則やと思うねん。
高 はー、ええこと言う。
松 な?前の女がグーやったから、今の女がパーで、
高 ええこと言う。(小声)
松 勝ったけど、
高 ほんまやー。(小声)
松 なあ?でも、今度チョキ現れた時、す、
   あっさり負けるで、今の女。
高 ほんまやなー。(小声)これ、なんやろ?
松 まあ、こんなこと言うと、絶対結婚できへんけどね。
高 いやでもね、結局、
松 うん。
高 埋まれへん穴は、ずっとあんねん。
松 そうやねん。
高 それを、埋めていったら、次また穴があくねん。
松 まあ、女をね、あんまり「穴」とか言うのは、
高 ちょっと待って(笑)
松 俺は、下品やから、
高 ちょっと待ち、そういう意味じゃないやんか。
   別に女を言ってんちゃう、
   自分の心の中を言うてんねん(笑)
松 今、もう、なんか女を物質化したよね。
高 違う、違う違う(笑)

高 怖いわ、はめられたわ(笑)
松 そう見てんねんね。
高 違う(笑)
松 造形的に、そう見てんねや(笑)
高 違う、自分怖いこと言うなー(笑)
松 そこに入れたらえーねん、みたいな。
高 はめられたなーー。
松 「はめられた」もそやな。
高 違うわ。
松 ははは。
高 違うねん(笑)
   俺は、自分の心の中のことを言うてんねん。
松 (笑)
高 自分の心の中に、一個穴があくと、
   そこをなんか埋めようとするけど、
松 うん。
高 そこを埋めたら、また違うとこの穴がぽこっと、
松 あー。
高 こー、結局埋まれへんもんなんやなー、
   女性にそんなん求めたらあかんのかもな、
   っていうのはあんねんけど。
松 うーーん。
高 やっぱり結局ね、そうなんですよ。
松 そうなんですよ。
高 我ら、
松 我ら、
高 独身貴族。
松 そうなんですよ。ほんとに。

高 「昔の人が、良かったのかも。」とは、思うのかな。
松 そんな風にも思う。
高 思うね。
松 そんな風にも思う。
高 でも、「いや、違う。」とも思うでしょ?
松 だから、今の彼女がパーやったとした時に、
高 うん。
松 「パー」って、誰がアホやねん。
松・高 ははは。
高 自分から言っといて、何を言ってんねん、もー。うん。

松 前の子が、
高 うん。
松 グーやったから、
高 うん。
松 今の子が、パーやけど、次チョキ、
   多分来るんちゃうかな?みたいのもおるし、
高 あ、まあね。
松 そんな事言い出したら、
高 うん。
松 何個か前、パーおったよな、
   じゃあ、あのパーで良かったんちゃうんか?なるやんか。
高 なるね。
松 だから別に、決してそのー、ねえ?
高 そうなんですよ。
松 今の子を否定するわけじゃないですけど、
高 もー、そうなんですよ。
松 別に、こう、ステップアップしてきたわけではないんやわ。
高 はーー。チッ、分からん、もー、俺〜。
松 うん。
高 分からんねー、恋愛って。
松 分からんねん。ほんとに、そうなんですよ。
高 なんなんですか?我ら。
松 だから、オールマイティの、
   チョキにもグーにもパーにも勝つ奴を、
高 うん。
松 我々探そうとして、
高 うん。
松 もう42歳になって、
高 42歳。そうですよ。
松 しまったんですよね。
高 そんなんおらへん。
松 そんなんおるわけないんですよ。そんな奴。

高 じゃあ、どーしたらいいんですか?
松 どーしたらいいんですかね?
高 恋愛マスター!どーしたらいいんですか?
松 だから、
高 うん。
松 恋愛マスターとしては、もう、
高 うん。
松 じゃんけんの次のステップ、
高 お。
松 あっち向いてホイまで、いかないかんなと、
高 ははは。なんじゃそりゃ(笑)
松 ははは。
高 ゲームの差だけやん、これ。恋愛マスター。
   なんやねん、それ(笑)
松 こっち向いてホイにしたろかな、
   と思ってるんですよね(笑)
高 あ、あえて(笑)
松 恋愛というものに関して。
高 なるほど。「ホイ」?
松 (笑)こっち向いて恋、にしたろと思ってる。
高 あ。
松 あっち向いて愛、やしね。
高 ・・うまいんかヘタなんか、
   もう、俺ん中で、認識できへんわ、もー(笑)
松 ははは。

高 郷さんの話で、こんな、ばっかりしてもしゃーないけど、
松 はい。
高 今度まあ、「HEYHEY」に来はりますけど、
松 へーへーへーへー。
高 あのー、独身でしょ?今、あの人ね。
松 あ、ほんまや。
高 実家に行ってるんですって。もう。
   お母ちゃんのとこ行ってるんですって。
松 お母ちゃんぽん、かいな。
高 うん。おかあちゃんぽんのところにいんねん、今(笑)
松 はえーー。
高 ほいでね、やっぱり、
松 「おかーーん!」かいな。
高 うん。「おかーーん!」やな。
   「ジャパン」じゃなくてね(笑)
松 ははは。
高 いやでも、大変なあれみたいですよ。
   洗濯も初めて自分でね、
松 うん。
高 柔軟材、今まで知らんかったんやて。

松 だってもう、あの人、もう9時ぐらいに寝んねやろ?
高 そうやねん。すごいねー。
松 長生きはするやろうけどね。
高 長生きはするよー。
松 でもさ、
高 うん。
松 あの、まあそない〜、あのー、あれやけど、
   結婚したり離婚したりを何度か繰り返した人って、
   今結婚してんのか、独身なのかよう分からん、
高 よう分からん。2回やろ?あの人。
   2回じゃないか。2回や。リーん時と、
松 あんな感じに、し〜〜たら?
高 どんな感じ?
松 「したら?」って、俺もやねんけど、
高 うん。
松 もー、結婚したり離婚したり、もう軽い感じでね。
高 いや、もうそんなんいや。
松 今独身なんか、なんか、
   自分でもよう分からんみたいな感じ、
高 もー、そんな、
松 になったら、それはそれで、楽しいんちゃうん?
高 いや、俺、別れるときのことを考えたら、
   僕はもうしんどいです。
松 あ、そう。
高 うん。しんどいです。
   そしたらもう、しない方がいいです。中途半端に。
松 うそー。
高 もうね、そ、それ、なんのためにすんのか、
   分かんないですもん。

高 今、俺の知り合いの作家の奴が、離婚しかかってんねんけど、
松 うん。
高 「苦しい」言うてたで。
松 なんで?
高 もうなんかな、
松 うん。
高 家おられへんねんて。もう。
松 くらーーいんや。
高 くらーい。で、で、そいつは、
   籍入れる一週間前に、家を買ったんですよ。

高 で、別れるときは、その家はこいつのもんなんですよ。
松 うん。
高 ただこれ、もし、「もし、僕が一週間、
   遅らしてたら、もう家ごと、半分になるんですよ。」
松 うーん。
高 「もう今、もー、お金のことばっかりで、
   もうぐちゃぐちゃなんですよ。」って。
松 うわー。
高 もー、そんなんいややん。
松 はえーー。
高 誰やったかなー、何百億かね、あ、宮迫から聞いたんかな。
松 なんか言うてたな。
高 うん。
松 俺もそんな話あったな、
高 何百億稼ぐ人と、
松 と思って。めっちゃ、金持ちの人やんな。
高 結婚して。
松 もう、もうハンパないぐらい。

高 結婚して、別れるときに、
松 うん。うん。
高 「じゃあ、慰謝料。」って渡そうとしたら、「一銭もいらん。」
松 「一銭もいらん。」って嫁さんが言うたんですって。
高 それは、俺、
松 俺ねーー、それはねー、
高 すごいなーー。
松 すごいな、と思った。
高 うん。
松 それを言えたらね、全部やるわ、俺は。
高 な、絶対嘘や。
松 (笑)
高 自分が全部やる姿、俺、見えへんも。
松 ははは。
高 イマジネーションがわかへんもん。
松 全部やる姿は、見えへんよ。それは(笑)

高 でも、そんな女性はね、
松 いやでも、すごいなーって。
高 やっぱり、別れたらあかんね。
松 あー、そやね、その時点で、「やっぱり俺、こいつやな。」
高 うん。
松 って思うかも分からんね。
高 「何をおいてでも、こいつやな。」って、
   もう1回思い直さなあかんよね。
松 うん。でも、多分、向こうはイヤやって言うやろうけどね。
高 遅いねんな。
松 もう遅いねんな。

松 またこれ、子供がはいりこんできて、
   どーたらこーたらあるもんなー。
高 そう。そいつも、まだ子供がおれへんけど、もうね、
松 うん。
高 家おれないんですって。朝も、はよーに出て行って、
松 うん。
高 夜もマージャンして帰って、寝た頃に帰んねんけど、
松 うん。
高 もう、それでも、なんかあったら、
   その話になるから、もうイヤやねんて。
松 うーん。
高 殺伐としてんねんて。

松 俺でも、思うけど、もう無茶な話やで?
   無茶な話やけど、もー、そう、そうなったら、
   俺は一個、試みたいことがあるわ。
高 なんやのん?
松 もう家、1回帰って、
高 うん。
松 1回、
高 うん。
松 セックスしてみるわ。
高 ・・・(笑)
松 それでね、なんか、ゆさゆさゆさって、
   なる気がすんねん。色んなことが。
高 (笑)
松 ・・なに?(笑)
高 あのねぇ、結婚もしたことない人間がね、(笑)
松 うん(笑)
高 何、1回セックスしたら変わる、
   ゆさ、ちょっとは変わるかもしれませんよ?(笑)
松 (笑)
高 そんなんで、もうね、
松 うん。
高 人生変わろういう奴が、変わりませんよ。
松 あのね、でもね、人生って意外と、
   そんな単純なことなんですよ。
高 1回のセックスですか?
松 1回のセックスで、大分変わ、あ、
   もう絶対してないでしょ?その夫婦。もう。
高 いや、
松 何年も。
高 いやいや、松ちゃん、これがまた別物でね、
松 うん。
高 別腹でね、
松 うん。
高 もうその夫婦は、アツアツなんですよ。
   アツアツやったんですよ。
松 うーん。
高 急に冷めたんです。

松 なんかあったんや。
高 なんかあったんですよ。もうそれは、
   もう修復できない何かがあったんでしょう。
   だって、アツアツやったんですから。
   もうどこ行くにも、手ぇつないでたんですもん。
松 ほえーーーー。
高 それがですよ。
松 うん。
高 もう今、「顔も見たくない」って。
松 あ、そう。
高 恋ってそんなもんなんやね。
松 うーーん。なんか、うん、そうか、でもぉ!
高 1回、
松 1回、
高 そこで、
松 そこで、もー、セックスしてみんねん。
高 うん。
松 もーのすごい荒い。
高 (笑)
松 激しいやつを。
高 どんなんですか?あらい、激しいやつって。
松 もー、ほんまにもー、なんやろ?
   もー、常軌を逸したような。
高 ほー、そんな、
松 キッチンのやつを、だだだだー!
高 なるほど。シャンパン、ワインを、
   体に、あ、こう、浴びながら。
松 ははは。
高 ははは。
松 多分、終わった頃には、
   何か変わってるような気がすんねんなー。
高 あー、確かにね。
松 まあ、それができたら、苦労せんかー。

其の弐 『 恋愛に必要な三つのING ・ コンパで嫌な体験 』

高 ある人に話を聞いてたら、
松 うん。
高 その、「恋愛には、三つのINGがある」って言われたのよ。
松 ING?
高 「なんですか?それー。」つって。
松 は。
高 ひとつは、
松 うん。
高 フィーリングですよ。
松 うんうん。
高 ぱっと逢った時のフィーリング。「あ、こいつええなー。」
松 フィール、イングやな。
高 うん。フィーリングね。
松 うん。
高 で、その次に、何が必要かって言うと、タイミングなんですよ。
松 うん。
高 まあ、「いいな。」と思っても、
   向こうにちょうど彼氏がおったりとか、
松 タイム、イングかいな。
高 タイム、イングやな。
松 はーー。
高 で、これ必要じゃないですか。タイミング。

高 でも、これで終わりやと思うやんか。
松 うん。
高 「恋愛って、こんなもんやん。
   これだけやん。」って思うやろ?
松 うんうんうん。
高 もう一個あるんですよ。
   これが、本当は一番大切かもしれない。
松 あーはーはーはー。
高 ハプニング、って言うのよ。ハプン、イングや。
松・高 ははは。
松 ほーほーほー。
高 なんか事件があったら、2人は、よりぐっといく、と。
   だから、何か事件がないとあかん、と。何か、
松・高 はあ〜〜。
高 なるほど、
松 うまいこと言いよるなー。
高 恋愛には、三つのINGは、確かになーと思って。
   ハプニングって必要やなー、
松 三つのINGねー。
高 うん。
松 なるほどね。

高 「ハプニングがないせいで、
   終わるものってあったな。」って思うのよね。
松 まあ、ハプニングで終わることもあるんやけどもー。
高 まあ、悪いハプニングでね。
松 悪いハプニングで。あー、まあ、そうかー。
高 そう、ちょっとした、何か事件が起きて、ギュッと、
   こー、近くなる何かがあるんですよ。
松 そういう意味じゃ、あのー、旅行とかはいいのかもしれんね。
高 うん。
松 ハプニング起こりやすいからね。
高 起こりやすい。

松 なんじゃそいつ。
高 よー、うまいこと言いよったな。
松 ただの二枚舌やないな。
高 二枚舌やないですよ。その人は別に(笑)
松 ははは。

高 うまいこと言うな。
松 ちっちゃいわりには。
高 ちっちゃいわりには、誰、誰がちっちゃいねん。
松 ははは。
高 ははは。見てへんがな。
松 150そこそこのくせに、
高 そんなもんちゃうがな、もっとデカイがな。
松 あ、そうですか。
高 うん。60ちょいあるがな。
松 ふーん(笑)

高 恋愛って難しいってことですよ。
   42になったとしても、分からないでしょ?僕ら。
松 分からないです。
高 まだまだね。
松 ほんとに分からない。
高 ね?これ、なんですか?
   いつが、一番モテました?あなた。
松 うーん。
高 正直。
松 うーん。
高 松ちゃんモテモテイヤー。
松 僕でも、僕でも、20代の時って、
   あんまり、そんなモテなかったですよ。
高 出た。
松 うん。
高 モテてない、なんか、何その、安定感のある言い方。
松・高 ははは。
高 微妙〜な安定感、
松 台形みたいな(笑)
高 なんやその、そう台形みたいな、
   安定感のある言い方(笑)
松 ははは。

松 いや、ないですって。ほんまに。
高 出た出た。
松 あのー、その向こうから寄って来るってことが、
   そんな無いんですよ、やっぱりね。
高 出ました!松ちゃん。
松 所詮、
高 モテモテ語録。え、なんですか?
松 所詮。
高 所詮?
松 向こうから寄って来る事なんて、
高 向こうから寄って来ることなんて?
松 無いんですよ。
高 無いんですよ。

松 モテるって、じゃあ、どういうことですか?ほんまに。
高 いやだって、ほっとかないってことですよ。周りが。
松 ・・・あのー、例えばね、
高 うん。
松 1回抱いた女がですね、
高 はい。
松 しょっちゅう電話してくるみたいな、
   「モテんのかな?」って思うんですよね。
高 そんなんモテるって言うんですか?
松 違うんですかねー。
高 なんですか?それ。
松 なんかもー、1回、ヤッて、ヤッたんやけども、
高 うん。
松 「これ、へ、下手したらつきまとわれんちゃうか?」とか、
高 うん。
松 「しょっちゅう電話かかってくんのちゃうかな?」思たら、
高 うん。
松 全然、けえへんみたいな時あるでしょ?
高 はいはいはい。
松 「あら?あら?あら?」みたいな。
高 はいはい。
松 その、ええねんけど、
高 うん。
松 あの、別に付き合う気なかったから、ええねんけど、
高 うんうん。
松 「・・俺、」
高 なんやの?
松 「ヘタやったんかな?」みたいな時って、
高 ははは。
松 あるじゃないですか(笑)
高 セックスどうでもいいじゃないですか。
   僕、セックスの話してるんちゃうんですよ(笑)
松 ははは。
高 松本さん。モテる・モテないの話ですよ(笑)

松 じゃあ、モテるって、モテるの定義を教えてくれや。
高 モテるは、
松 うん。
高 女性がほっとかないんですよ。
   「この人を1人にしたくない。」とか、
   「私のものにしたい。」というか、なんかこう、
   ほっとけない気持ちにさせるのが、
   モテるってことちゃう?
松 そんな奴おれへんってー。男なんて、所詮、
   自分から動かんと、向こうからなんか、
   まーーーめったにないってーー。
高 あ、これ松ちゃん、これええこと言うね。
   いや、僕もそう思いますよ。
松 絶対ないよー。
高 でも、あーたは、一時期「モテてた」言うてたで。
   なんか、俺に。
松 いや、モテ、
高 ちょこっと、
松 モテてたって、
高 ちょっこり。
松 いうかあ、
高 飲んだ勢いで、俺に言うてたで。
松 でも、それはでも、こっちから、
   やっぱモーションかけないと、そらーーやっぱムリっしょー。
高 あ、ほっといても来ることはない?
松 ほっといても、来ること、そんな奴おんの?
高 そらおるでしょー、向こうから、
松 いやいや、そらもうブッサイクな女が、
   電話番号渡してきたりとか、
高 うん。
松 そういうーーのは、
高 あーあーあーあー、
松 あるかもしれんけど、
高 まあね。
松 「あ!いいですねー。」っていうのが、
高 ほっといても、
松 ほっといても、来ることなんか、
高 来ることなんかないわなーー。
松 無いよーー。
高 ねえ。
松 ないない。

松 ちょっと前にね、コンパじゃないけど、
   なんかまあ、女の子5,6人、男5,6人で飲む会があって、
高 (笑)
松 ほいでね、あのー(笑)
高 笑うで、これ、もー(笑)
松 ははは。

松 正直、誰も、全然気に入らなかった、
高 うん。
松 のよ。
高 うん。
松 ちょっとまあ、気に入らなかったっていうと、
   あまりにも、なんかあれですけど。
高 まあね。
松 そこまで、僕はのらなかった、
高 その会はね。
松 でも、
高 うん。
松 俺主催じゃないねんけど、ちょっとこー、
   俺が集めたみたいなとこもあったから、
高 そうね。
松 なんかこの会が、なんかこー、
   しらけた感じなんもイヤなんで。

松 俺も、なんか、電話して呼んだりとかもした分、
高 うん。
松 なんか、俺が、
高 ちょっと
松 気ぃ使うみたいになって。
高 ね。
松 で、1人の女の子が、
高 うん。
松 なんかあのー、結構酔うてたんでしょうけど、
高 うん。
松 「素敵〜。素敵〜。」言いよんねや。
高 松ちゃんのことを。
松 俺の横でな。
高 おーおーおー。
松 で、まあ、ちょっと俺も、
高 凄いやないの。
松 ここは、こー、みんなの、こー、引っ張っていく役目に、
高 ムードを作らなあかん。
松 ムードを作っていかなあかんわ、思たから、
高 うんうん。
松 もう、イタリア人ばりにね、
高 おー、きた。
松 なんか、んー、こう、色々やってたわけよ。
高 耳もと触ったり。
松 耳、耳にこー、
高 息吹きかけたり。
松 息吹きかけたりとかして。
高 ははは。うん。
松 ほんなら、
高 うん。
松 これ、えらいもんで、他の女が、
   「もー、ちょっと、さっきから何してんのー。」みたいなって、
高 うん。
松 「だんだん私も、やらしい気持ちになってきちゃったー。」
高 あ、周りが。

松 周りからね、
高 うん。
松 なんか、ちっちゃいながらも、
高 うん。
松 ハートがぷつぷつ、ぷつぷつ。
高 ああ、ええやんか。
松 こう、出だしたわけですよ。
高 おー、ええやないの。
松 「あ、これは、」
高 「いいですね。」と。
松 「いいですね。」と。

松 ほいで僕、トイレ行って、
高 うん。
松 戻ってきたら、
高 うん。
松 その、俺が空気を作ってたその女が、
高 うん。
松 帰ってるんですよ。
高 ははは。おお(笑)
松 ね?(笑)
高 おお(笑)
松 なんか、用事があったんか、なんか知りませんよ?(笑)
高 ははは。
松 なんか、知らんうちに帰ってたんですよ(笑)
高 ほう。
松 「なになにちゃん、帰っちゃった。」みたいな話になって。
高 うん。
松 その女から、全員が、
高 うん。
松 ま、「松ちゃんかわいそう。」って言われて。
高 ははは。
松 いやいやいや、(笑)
高 (笑)
松 ごめん、それはほんーまにやめてくれ、と。
高 うーわ、それはかわいそうやわー。
   それ、言われてる松本がかわいそやわ。
松 俺は、ほんーまにやめてくれ、と。
高 「帰られちゃったねー。」
松 「帰られちゃったねー。フラれちゃったんだねー。」
松・高 「かわいそう。」
松 みたいになって、
高 うーーわーー。
松 あのねえ、(笑)
高 かっこわるーーー(笑)
松 (笑)

松 つらかった。
高 それはつらい。それはね、もう、ちょっと、
   「いや、そんなんじゃないねん!」って言うと、言うほど、
松 言うと言うほど、
高 「かわいそー。もう、しょうがない。」
松 「好きやったんやー。あんな、」
高 「あんなにモーションかけてたのにー。」
松 「あんな」(笑)
高 最悪や、それ(笑)

松 でも、他のメンバーは、電話番号交換して、
高 うん。
松 あの、それ以降ちょこちょこ、
   遊んだりメシ食うたりしてるんですよ。まあだから、
高 いい会ではあった。
松 いい会ではあったよ。で、俺のあれは、あの、
高 ハプニング。
松 無駄ではなかったんですよ。
高 それこそハプニングが起きたんや。
松 ハプニングやけど(笑)
高 (笑)
松 でも、俺は、学習しました。もう、あーいうね、
高 うん。
松 気持ちもないのにね、あんな、ミニコントやったあかん、と。

高 最近僕、ほんま思うんですよ。
松 はあ。
高 いやなこともね、ちょっといいこと言いますよ?
松 おーおー。
高 これ、嫌なこともね、
松 うん。
高 結果、
松 今日はええこと流出やんか。
高 放出やねん。今日は。
松 ねえ。
高 だから、もう、
松 INGに続き。
高 そう。
松 うん。
高 いや、そんなにぴしっとけえへんねん。これ。
松 チッ。
高 これはもう、最初から言うときますわ。
松 うん(怒)
高 そんな怒られんねやったら、もう言わんとくわ。

松 ナイーブな子やな、この子は(笑)
高 もう、あかんわ。もう窓閉めるわ、もう。
松 早く言うて、早く言うて(笑)
高 いや、結局嫌なことも、いいこともね、
松 うん。
高 最終的には、笑いに僕らはできるじゃないですか。
松 あー、出来ます。
高 そういう場があるだけでも、
   いいじゃないですかってことですよ。
松 ・・いや、ほんとそうなんですよ。
高 ブーッッ(笑)
   いや、大したことないんやけど、そういう、人間やから、
松 うん。
高 良かったな、と思えるんですよ。
松 ほんとそうですよ。
高 嫌なこともね、
松 「松ちゃんかわいそう」もね、
高 うん。つらいですよ。本来は。
松 うん。
高 受け止めたら。
松 ごめん、「つらい」って言わんといて。ほんまに(笑)
高 ははは。恥ずかしいことですよ。
松 そ、あ、そういう意味ね(笑)

松 ただやっぱり、怒る時、本気でその時怒ってないと、
高 もちろん。
松 笑いにはならないんですよ。
高 もちろん。
松 「あ、これも、」「腹立つな〜、でも、これネタになるわ。」って、
   すぐ思てるようでは、多分、あんまり面白い話に、
高 それは、もちろん。
松 なれへんから、
高 そん時は、
松 そん時は、ほんまに怒ってんねんけどね。
高 ヘコみたおさんとあかんからね。

高 そんな場がなかったらね、
松 うん。
高 単純に、かわいそーな、イターイおやじですよ。
松 いや、ほんまに。いっつも怒ってるだけでね。
高 ははは。
松 ほんまに。
高 いや、ほんまですよ。いっつも怒ってるだけで。
松 うん。

松 コンパとかしてるんですか?
高 僕、してないんですよ。
松 コンパって、実は、ハードル上がるよね。
高 まあ、そうですね。
松 ね。
高 うん。
松 「なんや、大したこと無いなー」ぐらい思ったって、
   「これもし、仕事場におったら、
    まだかわいく見えんちゃうか?」って思いません?
高 うんふんふんふん。
松 普通に道で歩いてておったら、もうちょっと、
   ええように思えるんちゃうかったんか?って、
高 あー、まあ、そうかもしれませんね。
松 コンパって、やっぱハードル上がるのよね。
高 うーん。まあでもね、
松 うん。
高 昔ほど、そういうコンパもなんか、
   のら、のってこないでしょ。もう。
松 それはなんか、淳がこないだなんか、
   そんなこと言ってたなー。

高 これは失礼かもしれませんけど、
松 うん。
高 コンパ来るような女性じゃだめなんですよ。
松 いや、それも淳が言うてましたよ。
高 うん。
松 淳が言うてたんですよ。
   もー、「アホな女が減った。」言うて。
高 へー。
松 「前はもっとアホやった。」言うて。
高 あいつがダメになって、
松 「かわいーて、アホな奴が、いっぱい来てた。」言うて。
高 あーそう。
松 うん。
高 いや多分、それは若い芸人の方にいってるんですよ。
松 うん。
高 もう、淳も結構なおっさんやから、
松 まあ、そうやね。
高 もうそんなにね、淳のところに来ない、
松 うん。
高 そら、もっと下の、キンコンの西野とかの方が、
   そらモテるでしょう。
松 うん。
高 もう淳の時代では、もうなくなってきたんちゃいますか?
松 ははは。
高 ちょっとずつ、ちょっとずつ、実はこれは(笑)
松 ははは。
高 これはしょうがないです。時代の流れ。
松 そうやねんなー。
高 うーん。

高 そろそろ自分も、もうちょっと違うことに、
   興味を持つんじゃないですか?淳も。
松 あれ持つかね。
高 持つでしょ。
松 持つかなー。
高 いや、持つと思いますよ。言うたところでね。
松 うーん。
高 自分もほら、もうはよ、結婚、俺もそやけど、
   子供とか作らなあきませんよ。
   はよせんと、42いうたら、もうえらいもんですよ?
松 そうですね。
高 子供、成人式、62ですよ?63ですよ。1年経ったら。
松 そうなんですよね。ほんとに。
高 えらいことですよ。
松 えらいことですよ。ええ加減にしないと。
高 もうね、精子がもうね、出ないですよ。
松 自分、ほんま、急にふぁって、顔ふったりとかしてみ?
   たまに、オヤジ臭みたいのする時あんねん。俺。
高 それはないです。
松 多分あの、つい、ついていってへんねん。
   臭いが。臭いが、1回置き去りにされたんか、
高 顔、
松 におう時があんねん。
高 顔、まわしたら?
松 オヤジ臭みたいな。

其の参 『 ナイーブな問題 ・ 自分中心 』

高 年取ってくると、
松 うん。
高 その、精子の量も少なくなってくるし、
松 あー、もう、絶対そうでしょうね。
高 そうでしょ?で、薄くなってくるでしょ?
松 うん。
高 もうそら、子供できないらしいですよ。そう簡単に。
松 ××××、もー、大変やでー。
高 ははは。
松 もー、全然あかんねん。
高 奥さんと?
松 奥さんは、もー、子供が欲しいから。
高 でもね、子供がほしくてセックスするんじゃないんですよ。
松 そう言われたら、男もつらいねん。
高 つらいんですよね。
松 で、もう、全然あかんから、
高 うん。
松 もうーー、頑張ったですって。もう、石垣行こ〜言うて。
高 あー、そうですか。

松 ほんなら、台風が直撃して、
高 来た。
松 これまたハプニング。
高 大ハプニング。
松 でも、そこから、外に一歩も
松・高 出られへん。
松 外、ほら、まさに、
高 うん。
松 絶好のタイミングじゃないですか。
高 うん。
松 もー、全然やる気起こらない。
高 ははは。
松 嘘の電話で、ベランダ出たりとか。
高 ははは。

松 ほいで、結局石垣では、一切そんなこともなく、
高 あーあ(笑)
松 帰ってきて、でも、
   「しゃれならん、しゃれならん。
   やらなあかん、やらなあかん。」思て、
   こないだ頑張ったんですって。
高 どうやったん?
松 いや、一生懸命、あの、まあまあ、もうあれですけど、
高 うん。
松 頑張ってたてて、
高 うん。
松 いれた瞬間、ねてーーってなってもうたんですよ。
高 (笑)
松 で、「もうごめん、ムリやわ。」
高 ひどい。ひっどいわ、それは。それはひどいわ。
松 あの、(笑)
高 ねて〜〜はヒドイわ(笑)
松 もうねー、色々話してたら、夫婦大変やな。
高 大変。
松 もう、××××もね、
高 うん(笑)
松 もう、結婚して長いんですけど、
   もう正直、もう普通にでは、できないんですって。
高 ははは。
松 で、もうバックからしかムリなんですって(笑)
高 うんうん(笑)
松 調子ええ時だけ、
高 うん、もう(笑)
松 バックで、急に、前戯なしで、
高 襲い、襲う、
松 襲う感じで。もー、
高 うん。
松 ごまかしてまうんですって。
高 うん。
松 で、がーっ、こないだもね、
高 うん。
松 久しぶりに、
高 うん。
松 バックから、がーっ!いって、
高 うん。
松 腰、うーーーーん、やったんですけど、
高 うん。
松 もう、どう考えても、イケそうもないんですって(笑)
高 ははは。
松 「絶対ムリや。」って、
高 うん。
松 あるやんか。男。
高 あるある。

松 ×××どうしたと思う?
高 どうしたの?
松 うわーー腰振って、「もうあかん。」
高 うん。
松 「もう、絶対イケへん。」思たら、「頭痛いっ!」
高 ははは。
松 ばーん!突き放してんて。「頭痛いっ!頭痛い。」(笑)
高 かわいそ、(笑)
松 「あかん!頭痛い!体調おかしい。」って。そのまま(笑)
高 ひっどーー(笑)でもちょっと、分かるなー。ね?
松 (笑)
高 ひどい。
松 まあ、分かるよ。

松 我々、結婚してへんかったって、それ分かるもんな。
   あの、せなあかん時ってあるからね(笑)
高 あのね、
松 うん。
高 そいつは結局ね、じゃあどうするかっていったら、
松 うん。
高 もう、ちょっと、あのー、その、病院へ行って、
松 うん。
高 「調べてもらわなあかん。」言うて。
松 そうそうそうそう。
高 ほいだらね、どん、どんなんか知ってる?自分。

高 4日間ためたまま、
松 うん。
高 自分が一番、こう、興奮するテープ、
   ビデオを一本もって行き、
松 うん。
高 ほいで、
松 持参なんや。
高 そうやんでー。向こうで用意されんのちゃうんやで。
   持参やで?
松 ほー。
高 「4日間やめてくださいね。」って言われて。

高 テープ持って、ほいで病院行って、それ観て、
   「はい、こちらでやってくださーい。」って言うて。
   で、びゃって出して。
松 「持ってきましたか?テープ。」みたいな。
高 うん。「持ってきましたか?」
   それ自分の、オリジナルテープやからな。
松 うー(笑)
高 ははは。
   そんなに、もう、無様なこと無い言うてたで。
   朝、朝出て行くのに、袋に入れてるのに、
   「なんでこんな、紙袋につつまなあかんねん。」みたいな。
松 無様なことないわ。それはヒドイわ。
高 で、その袋は、分かってんねん。ナースも、
松 手弁当やんか。
高 手弁当やねん。
松 蓋なし手弁当やんか。
高 そう(笑)
松 おかず丸見えやんか。
高 おかず丸見え(笑)
松 ははは。
高 おかず。うまいこと言うたな。おかず丸見えやねん(笑)

高 それやって、出して、そいで調べんねんて。
   なんかもー、旦那、威厳なしやなー言うて。
松 その間、1人にされんねや。
高 そう。「出ましたか?」
松 コップかなんかに出すんかな?
高 そうちゃうかなー?
   「無様や」言うて、「情けない」言うてたで。
松 でもこれはね、愛情とこれは、
   別問題っていうことも分かって欲しいんですよ。
高 デリケートなもんやから。
松 デリケートなものやから。
   で、むしろ、嫌いな女の方が、興奮する時もあるから。
高 はーー。
松 だから、
高 なるほど。
松 ね?好きすぎたら、もうそんなんじゃなくなってくるから。
高 そうなんですよ。これ、松ちゃんええこと言うた。
松 そこをね、もうちょっと女の人は、
   理解しないといけない。
高 はい。これはもう、みんなにええこと言うた。
松 うん。

高 できなくなっちゃうんです。それほど好きなんです。
松 それほど好きなんです。
   それを、そんなことを乗り越えた、
   アガペーになってしまうんです。
高 ええこと言うた。
松 そうでしょ?
高 これはええこと言うた。
松 そうでしょ?
高 なるほど。
松 それを、女の人分かってくれないんですよ。
   そんでなんか、やきもちやいたりね、なんかするでしょ?
   「いや、セックスもせんと一緒におるってことは、
    いかにお前が好きかってことやないかー!」
   っていうことなんですよ。
高 その通りです。
松 ね。
高 素晴らしいです。
松 でも、それじゃあ、子供はできへんからね。
高 できへん。

〜曲を聴いて
高 いや、ね、荻野目ちゃんも、どこ行っちゃったんでしょうね。
松 失礼なこと言いないなー。
   めちゃめちゃ頑張ってるやろー。
高 何をやってる、「やろー」ってどういうことよ?
松 知らんよ、そんなん。
   違う、俺らと同じ世界ではないかもしれんけど、
   頑張ってるやろ、それは。
高 いや、頑張ってる、
松 いや、俺らと同じ世界やろうし。
高 頑張ってる、頑張ってないって、
   そんなこと言ってんじゃない。
   「どこ行ったんでしょうね」ってことですよ。
松 それは、どこにも行ってない。そんなもん。
   あのね、自分を中心に物を考えたらあかんで。
高 どこですか。
松 よう言うんですよ。引越しでもね、
高 うん。
松 「どこどこ、うわ、ちょっと遠いなー。」とかよう言うでしょ?
高 うん。
松 人って。
高 うん。
松 「どっから遠いねん?」って思いません?
高 なんとなく、仕事場からとかいうイメージありますけどな。
松 あ、そうか。そやな。
高 ははは。なんやそれ(笑)
松 (笑)

其の四 『 ひとんちで夕ご飯 ・ アスベスト 』

高 ふと思ったことが、ちょっとあって、
松 うん。
高 ガキの頃をちょっと思い出してたのよね。
松 うん。
高 で、俺、小学校の時に、
松 うん。
高 カッカっておったやんか。ヤナオカカツヒロ。
松 カッカって、あのー、オヤジが、
高 警察官で、
松 警察官の。
高 1メーター90近くあるオヤジがおって。

高 ほいで、俺んとこの家から近かってん。
松 うん。
高 カッカの家が。
松 うん。
高 あのー、果物屋、
松 近かったな。
高 近かったやろ?
松 うん。
高 ほいで、よーうちは、もう、果物屋やから、メシ遅いねん。
松 うん。
高 夕飯がもーのすごい遅いねん。
   8時ぐらいになんねんな。
松 うーん。
高 で、カッカんとこはなんかね、オヤジが帰ってきたりとか、
   帰ってけえへんかったりとかすんねんけど、
   もう、6時台におばあちゃんがおるから、6時台に、
松 さささーっと食べてまうんや。
高 食べてまうねん。
松 うん。
高 で、そこでカッカんちで遊んでたら、
松 うん。
高 大概、ええにおいしてくんねん。
松 うん。
高 ぷーんと。
松 はい。
高 もう、子供やから、めっちゃ腹減ってるやん。
松 そやな。
高 ほいで、すきやきやねん。明らかに。
松 うん(笑)

高 もう、帰らなあかんの分かっとんねん。俺はもう。
松 うん。
高 おかんにも言われてんねん。
松 まあ、そらそうですよ。
高 「人んちのご飯時間には、もう帰りや。」言われとるんです。
松 そらそうです、そらそうです。
   カッカのおばあちゃんも、「なんやこいつ?」
高 「もう帰るでしょ。」
松 「こいつは、できへん奴やなー。」と。
高 「奴やなー。」うん。

高 「かーくん、ご飯やでー。」みたいなこと、ちょっと言われてんねん。
松 はいはいはいはい。
高 そしたらもう、大体の子供は、
松 うん。
高 「あ、じゃあ俺帰るわ。」言うねんけど、
松 うん。
高 なんや、俺、聞えへんふりしてしまうねん。その辺は、ずっと。
松 ははは。
高 (笑)もうそこは、もー、
松 なんちゅう、(笑)
高 そこは俺、イタかってん。もー腹減って、
松 イタさ爆発かいな(笑)
高 絶っっ対にすきやき食いたかってん。
松・高 (笑)

高 1人分また、足さなあかんやんか。
松 うん。
高 小学生言うても、意外と食うから。
松 うん。
高 肉も、その分買うとかなあかんのに。
松 いや、そら、馬鹿にはならん。
高 ならんねん。
松 うん。

高 「食べていく?みっちゃんも。」って言われて。
松 お、きたやんか。
高 「あ、すいませーん。」言うて。
松 うん。
高 もう、俺、すっと座ってもうて。
松 うん。
高 たまご、びたーといでもらって。
松 うん。
高 かっぱー食うてたんや。もう、わーー倉ってて。
松 うん(笑)
高 で、もう、もうさすがに、
松 うん。
高 もう結構食ったから、もうええわーって、
松 うん。
高 か、帰ったんですよ。
松 うん。
高 で、うちのおかんに、
   「あんた今日ごはん、あんま食べへんね。」
   って言われたのよ。
松 あーそらそや。

高 「いや、カッカんちでよばれた。」
松 うん。
高 「アホか!あかんで、あんなん、よばれたらー。」で、
   「すいませんね。」って、果物持ってったのよ。
松 うん。
高 そら持って行くよな。
松 うん。
高 それでも!また、翌日、翌々日の、(笑)
松 (笑)
高 夕食は、帰られへんねん(笑)
松 ははは!
高 もうそこ悩むねん。もー、そこは悩むねん。
   「もう帰ろか、帰ろか」悩むけど、
   ぷーーんて、「カレーやー。」思たら、(笑)
松 ははは。しょーもない(笑)
高 やっぱり帰られへん。
松 しょーもない(笑)
高 (笑)なっさけな、
松 なんやろ?その話(笑)
高 そのな、でもね、俺これ、
松 おもろない、オチもない話やけど、
高 ははは。
松 おもろいな。
高 いや、もうでもね、自分で、情けなかったな。

高 自分、なかった?人んちでご飯。
松 あのー、ご飯より、ご飯より、
   俺は、伊藤の家で、あのー、夏な、
高 うん。
松 伊藤の家な、あれがあんねん。
   あのー、カキ氷マシ―ンがあんねん。
高 あーー。
松 これがもー、夢のようなマシーンや、子供にしたら。
高 未来の(笑)
松 (笑)
高 未来の(笑)
松 未来からの贈り物や、あんなもん。
高 贈り物やなー(笑)

松 で、もう真夏とか、もう、ごっつい食いたいわけですよ。
高 分かるわー。
松 ほいであの、伊藤、や、勝手にやったら怒られんねん。
高 あ、おばちゃんに?
松 おばちゃんに。
高 なるほど。

松 生命保険のおばちゃんみたいなことをしてたから、
高 やってたからね。
松 色んなとこ、こう、足で稼ぐみたいな。
高 そうやね。

松 あのおばちゃんが帰ってくるのが、
高 うん。
松 5時半とか6時ぐらいやねんけど、
高 うんうん。
松 ほな、もー、ごっつい食いたいねん。カキ氷が。
高 食いたいな、カキ氷食いたいな。

松 俺も、もう帰らなあかんねんけど、
高 うん。
松 あの、「伊藤んとこのおかん、はよ帰ってこいや。」みたいな、
高 ははは。
松 「いつまでうろうろしとんねん。」
高 ははは。
松 (笑)
高 おかんさえ帰ってきたら(笑)

松 で、「伊藤、もうええんちゃうん?」言うて。
高 うん。
松 「あかんねーん。勝手にやったら、怒られんねん。」言うて、
高 いや、怒られへんねん。伊藤も。
松 うん(笑)
高 あれおかん、おかんのせいにしとるけども、
松 うんうん。
高 あれ、自分に少しでも多く食いたいからやねん。
松 ははは。
   でも、俺は、その、帰らなあかんのと、
   伊藤のおかんが帰ってくんのが、どっちが早いか?
   それで、もー、たまーにしか食われへんかってん。

高 うちなんか、その点、果物屋やから、
松 うん。
高 シロップがよーさんあったんですよ。
松 あー。
高 明治のシロップが。
松 あ、あれって、果物屋に売ってんの?
高 置いてあった。うちには。コンデンスミルクと、
   シロップは、どっかーあったから、
松 めっちゃええやん。
高 うちに来たわんちゃんとか、
   多分、何度か食ってるはずやで。
松 黄色、赤、
高 あの、レモン、メロン、イチゴ。
松 うわー。
高 色んな色があって、
松 うん。
高 うちには、大体メロンがあったわ。
   メロンかイチゴ、どっちかがあったわ。

高 「高っちゃんち行こうぜー。」言うの、そらもう、
   憧れの的やったがな。
松 えー?俺、そんなん食わしてもうてないで。
高 たまたま、自分来る時に、そんな夏場じゃなかったんちゃう?
   うち、夏場は、さっとんも何度も食ってたわ。
   うちでは、もう、カキ氷はもう、大盤振る舞いやもん。
松 (笑)
高 「誰でも食って帰って。」の。
松・高 ははは。
高 「みなさん食って帰ってください。」の(笑)

松 たまーにやけど、おかんか姉ちゃんがな、
高 うん。
松 あの、ハウスのプリンを買うてきたのよ。
高 あら。
松 それもあのー、
高 出ましたねー。
松 あれやで?
高 何?
松 プッチンプリンみたいな、
高 あー、
松 そんなええもんじゃない、
高 粉、粉といでやるやつや。
松 1からやるやつやで?
高 あーはいはい。
松 で、もう、あれ、ほんまは牛乳入れたほうがうまいねんけど、
高 うまい。うん。
松 もう、うち、そんなことも、あれ、あれへんから、
高 あれ?
松 基本的には、お湯やんか。
高 うわっ!
松 ははは。
高 うっすーー。
松 それでも、(笑)
高 白やんか。黄色やなくて。
松 ははは。

松 それでも、
高 うん。
松 冷蔵庫入れて、あれ、なん、なん、結構待たなあかんやろ?
高 うん。
松 待たれへんねん。
高 ははは。
松 もー、しゃばしゃばでも食ってたわ。なんかもー。
高 ひっどー。
松 あれ、待たれへんねん。
高 豆乳やんか、そんなもん。
松・高 ははは。
高 ようそんなん食うわ。
松 あのシャービックも待たれへんねん。
高 いや、分かるわ。シャービックは、待たれへん。

松 我慢できへんねん。もーちょい我慢したら、
   絶対うまなんの分かっとんねんけど、
高 分かっとんねん。
松 もー、あかん。もー、でき、もー、何回も開けとんねん。
高 「できたんちゃう?」
松 「できたんちゃう?」
高 「できたんちゃう?」(笑)
松 ははは。
高 「まだできてへーん!」言うて、怒られんねんけどな。
松 できるわけない、そんな簡単に。
高 ほいでまた、昔の冷蔵庫って、中々冷えへんねんな。
松 冷えへんねん。

松 今でこそ、水出し麦茶みたいなもんあるけど、
高 あー。
松 昔、そんなんなかったやろ?
高 なかった、なかった、なかった。
松 だから、もうあれ、やかんで、ちんちんに沸かしたやつを、
高 もう、そうやった。
松 はよごっつい〜冷たい麦茶飲みたいのにさ、
高 飲みたい、思ってた、思ってた。
松 外で遊んで、おかんのタイミングの悪さに、
高 あー。
松 よーキレへんかった?
高 あー。キレた、キレた。あっつー言う時(笑)
松 「なんで、前の晩に作っとけへんねん!」言うのでね。
高 ほんま、大体、大体が、前の晩に作ってんねん。
松 作ってんねん。
高 その日に限って、
松 なんかのタイミングやねんな。
高 うん、そう。

松 人肌みたいな麦茶やった時のむかつき、
高 (笑)
松 もー、腹立つから、水道の水入れたんねんけど、
   薄なるだけで、なんーにもうまないし(笑)
高 あるわー。あったなー(笑)
松 あった。
高 うわー。
松 まあまあ、懐かしい、いい思い出ですけどね。

高 俺、今から思たら、なんっていじきたないね。
松 いじきたないな。
高 もー、食って帰らな帰られへん、みたいなな。
松 うん。
高 でも、それだけよそのメシがうまかったんやなー。
松 (笑)
高 もー、うちのメシ食われへんかったもん。
松 (笑)
高 ほんーまに(笑)カッカんち、うまいねん。ほいで。
松 あ、そうなんや。
高 うまいねん。
松 あ、そういうレベルの差はあったんや。
高 ちょっとボンとこチックやねん。
松 あーー。

高 よそいきのすきやきやから、
   もう、うちとは全然違うかったから。
松 俺でも、多分あかんわ。遠慮してまうわ。
高 いや、最初、俺もよそでは遠慮するで。
松 うん。
高 もうね、腹減ってしゃーないねん。
松 (笑)
高 もうな、やってられへんねん。もー、帰っても、帰っても、
   もう忘れられへん。「この悔いは絶対残る!」って思うから、
   もう、もう全然気付き、
松 でもね、確かにね、
高 うん。
松 小学校の時の給食って、あのー、12時でしょ?
高 うん。
松 まあ、12時過ぎには、
高 そうやんか。
松 食い終わってるやんか。
高 そうやって。
松 そっからね、
高 いや、もー、
松 8時は、そらきついわ。
高 こど、子供にはね、
松 そらきつい、
高 餓死、餓死寸前やで(笑)
松 成長期の真っ只中やから、
高 いや、そらね、(笑)
松 そらきついな。

松 俺とこがー、そうか、6時半とか、7時ぐらいかな?晩飯は。
高 そやろ?
松 うん。
高 そっから、うちは、もー、もう1時間あるからね。
松 うーん。

高 「おもろいな、カッカ。」言うて、ずっと遊んでたわ(笑)
松 ほんまは、おもろないのに。
高 なんにもおもろないのに。
松 ほんまは、メシまで、繋いで、
高 メシまで繋いでるだけやのに(笑)
松 ははは。
高 繋いで、ずーっと(笑)
松 ははは。
高 ゲームやったり(笑)
松 絶対、鼻、お前臭覚あるはずやから、
   なんかのにおいは感じとるはずや(笑)
高 もう、におい、もかう感じとんのに(笑)
松 そんなもんは、一切感じてない、
高 感じてないふりして、(笑)
松 「遊ぶのが好きなんや!」
高 「俺はもう、遊びに没頭してんねや!ワイは!」(笑)
松 ははは。
高 ずーっとそんなポーズやってたわ、俺(笑)
松 アホやなー(笑)

松 あれ?
高 ん?なんですか?
松 年内に、牛肉輸入が再開されんの?
高 あらー、そうですかー。
松 牛丼、食えるようなんねや。
高 はー。
松 これも、ちゃんと、ほんま、
   アメリカの言いなりになってんちゃうやろなー?

松 アスベストのやつ、もー、最悪やったでー。
高 なんかもー、だって、幼稚園とか、保育園とか、
   90何箇所まだあってんやろ?
   また、西日本が多いねんな。アスベストって。
松 もう、アメリカ人は、とっくに分かっててんて。
   もう、日本には、わ、分からせへんようにしててんて。
高 アメリカが?
松 アメリカは。だって、あのー、あれ誰やったっけ?
   「大脱走」のあれやんか。ほら!
高 スティーブ・マックイーン(笑)
松 スティーブ・マックイーンやないの!
高 ははは。
松 あんた、もー。アホか!
高 違う、いや、違う。もー、お母ちゃん怖いわー(笑)
松 脱走してきたんやないのっ!
高 スティーブ・マックイーンね(笑)
松 スティーブ・マックイーン死んだやろ?
高 はいはい。
松 あ、アスベストで、すんでんて。
高 えー?!「すんだ」?
松 ははは。
高 ははは。
松 ずんだ豆が好きやってんて(笑)
高 ははは。
松 あればっかり食べててん(笑)
高 だから、すんだんや(笑)

高 アスベストで?
松 アスベストで死んだ。

松 そいで、アメリカは、
高 うん。
松 あれを機に、大分前やんか。だから。
高 ものすご前やんかー。
松 あのぐらいの時に、あのー、アメリカでは、
   アスベストってものは危険なんちゃうんか?ってなって、
   市民運動とかいっぱい起こって、
高 素晴らしいやんか、そこは。
松 なったのよ。
高 日本は、もー、黙ってるやろ?
松 ほいであのー、アメリカ国内での、
   アスベスト使用禁止みたいになったわけよ。
高 うん。
松 ほいでなんか、空母?
高 うん。
松 アメリカの。

松 そんなんにも、いっぱい使われてたわけよ。
高 うん。
松 アスベスト。
高 そらそうや。
松 それを取り除かなあかんねんけど、
   アメリカ国内でやんのもあれやろ?
高 うん。
松 なんか。
高 うん。
松 市民もうるさいし。
高 うんうん。
松 日本まで持ってきて、日本人にやらしててんで?
高 ・・えー?
松 そういうことやねんで。あれ。
高 ヒドイなー。
松 日本人なーんも知らんからさ、
高 あ、そう。
松 おかしい思ててんて。
   アスベスト、わーーっておっちゃん、やってたら、
高 うん。
松 アメリカ人、口と鼻おさえて、逃げていくねんて。
   「何してんねやー?」思ててんて。
高 うわ、なんか、そんなんいややなー。
松 もう、最悪やろ?
高 そんなんめちゃめちゃいややなー。
松 テレビでやってたで。こないだ。
高 ひどいなー。
松 めちゃめちゃやん。

松 我々、もう、アスベストだらけやったんですよ。
高 もー、めちゃめちゃやん。
松 はい。アスアウトですよ。もう。
高 ・・(笑)
松 (笑)
高 でもちょっと、俺は面白かった。
   物凄い顔して、俺に言うたから(笑)
松 ははは。いや、ほんとに。
高 アスアウトやんか。
松 アスアウトですよ。
高 はーー。いや、そいでね、
松 うん。
高 尼崎は、また多いんですよ。
松 多い。
高 今年はね、
松 うん。
高 もー、ほんま、悪いことばっかり尼崎なんですよ。
松 悪いことばっかり尼崎、ほんまそうやね。
   俺も思っててん。なんか嫌なニュース、結構尼崎やねん。
高 あの、
松 イメージ悪いなー。
高 アスベストもそうでしょ?
松 うん。
高 ほいで、あの、列車の、事件、あ、事故もそうでしょ?
松 うん。

高 サッカー部か、野球部が、なんかが、
松 なんかありましたね。
高 物凄い、物とったりとかするのも、あれー、
松 はい。
高 尼崎でしょ?
松 殺人も、なんかね、なんかなんか、そんなん、あったわ。
高 なんかねー、尼崎のイメージ悪いんですよ。
松 そう。
高 いや、いいとこですよ。実は。
松 うん。
高 あの、僕らボロカス言うてますけど。実はね。
松 うーん。
高 いや、そう、あのね松ちゃん、言っときますけどね、
松 うん。
高 あそこがあったから、我々、我々は、あるんですよ。
松 そうですよ。
高 あんなとこなかったら、我々はないですよ。
松 はい。
高 あの環境が、
松 うん。
高 我々を作ったわけですから。

松 前も言ったかもしれないですけど、
   やっぱ、俺と浜田って、ハンパやなく屁こくでしょ?
高 うん。
松 あれも、アスベストやと思うんです。
高 僕もそうですよ。屁こき、
松 そうでしょ?
高 だから、ガスコンを飲まんとあかんぐらい、屁が、
松 ガスコンを飲まんとあかんぐらい、
高 はい。
松 だからねー、やっぱ色んなもんをねー、
   ふんだんに、吸収してきたんですよ。
高 それに、前も言うたけど、うちの横は、
松 うん。

高 焼却炉っていうのがあったのよ。
松 おお。
高 だから、プラスチックとか、そういうの、そこで一緒に、
松 えー?
高 ずーっと燃やしててん。で、もう燃やして煙が、
   もくもく、俺、すぐ家横やから、
松 うん。
高 もーのすごい、
松 ふんだんに吸うてたんや。それを。
高 めちゃめちゃ吸うてるがな。
松 まかないやん。
高 まかないですよ。俺。
松 ははは。
高 ほいでもう、服なんかにも、物凄いすすがついて。
松 あーそやろな。
高 もうね、
松 うん。
高 いかに尼ってね、
松 うん。
高 そら、光化学スモッグもすごかったけど、
松 うん。
高 そんなもんやなかったんやな。
松 うん。いや、だから、まだ分かれへんで。
   俺らもどうなるかね。
高 なあ。

高 でもな、俺らのツレがな、
松 うん。
高 もー、高校のサッカー部やった奴が、
   解体工事してるわけよ。
松 あーはーはー。
高 昔の家とか、ガンガン。
   もうそんなもん、吸いたおしてるって、
松 吸いたおしてるやろなー。
高 うん。「俺らは、もうそんなん聞かされても、
   もう吸いたおしてるから、しゃーないわー。」って、
   「それしゃーない。」仕様が無い。
   「これで金儲けしかなかったんやから。」
   って言うとんねんけど、
松 うーん。
高 なんか、そんなこと聞くと、なんか、
   国のさー、そのなんか、中途半端な、その、
松 政策で、
高 うん。そんななー、
松 うん。
高 こう、なんかちょっと、は、
   やり場が無いわけよ。怒りの。
松 腹立つやろ?
高 腹立つねん。

松 ほんで、もー、苦しいらしいでー。
高 いや、もー、いややー。もうね、
松 肺とかやっぱ、苦しいからな。
高 苦しいなー。
松 だから俺、タバコやめたのもあんねんけどな。
高 あれ?アスベスト用かいな?
松 いや、肺を患うと、やっぱりねー、
   溺れてるみたいな苦しんで、
高 うわ。
松 死ぬらしいからね。
高 うわ、きっつ。きついわー。
松 いや、ほんまに。

高 結局、なんだってきついよ。
松 苦しんで死ぬのはいややなー。
高 そうやねーん。ピカソなんて、90いくつで、
   ぽこっと死んだらしいで。
松 うそやん。めっちゃええやん。
高 チャップリンもそうやで。
松 めっちゃええな。
高 90ぐらいで、80いくつか、90ぐらいで、
   もうぽこっと死んでんねん。
   もうね、寝てるように死んでんねん。
松 うーん。
高 そんな感じがええなー。
松 そんな感じがええわ。もう、ほんまもう、
   苦しんで死ぬのは、もう絶対いややわー。
高 なあ。もう、ネガティブになるやんかー(笑)
   物凄いいやな、
松 段々いやなってきた。
高 いやいや、まだまだ人生長いですから。
   生きていきましょうよ。
松 俺、苦しんで、し、死ぬのは、ヒドイで。
高 みんな、
松 そこそこ楽しませてるはずやで。
高 そんなん、もうええねん。そこは、そこは、言わんでええねん。
   みんなそう思ってるから、そんなこと言わんで、
   口に出して、口に出すなっ!もー、そんなもん。
   あほみたいに。なんでもかんでもー。
松 (笑)
高 アスアウトやで、それ。
松 ははは。
高 (笑)
松 しょーもない(笑)

高 頑張っていきましょう。
松 頑張っていくしかないわ。
高 ええもん作っときましょ。その代わりね。
松 おおっ。
高 せめて。
松 ええこと言うわ。
高 うん。
松 それしかないな。
高 いや、ほんま、それしかない。恥じひんようなね。
松 そうやな。
高 生きた証が、残るような。
松 アスがベストになるように。
高 ああっ。
松 ね?
高 ・・。
松 ・・え?
高 素晴らしいんちゃう?
松 そう?
高 ほんとに、明日がベスト、また明日がベスト、
   また明日がベストってこう、1日1日生きていきたいね。
   そういうことでしょ?
松 ・・・うーん。まあ、そうとんねやったら、とって。
高 ははは。ちょっとどうとんねん。
松 そうとられんねやったら、しゃーないわ。
高 ははは。どうとってほしかったの?じゃあ(笑)
松 ははは。

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