2005.9.14(土) 209回目

今週の一曲 『 紅三四郎 』 堀江美都子とコロムビアゆりかご会

其の壱 『 素人とのからみ方は難しい 』

松 あーーとーーー、松ちゃん、スナイパーです。
高 どーもー、高須民営化法案です。
松 あのさ、
高 はいはい。
松 やっぱり、自分で考えるようにしよ。
高 ・・なんで?
松 じゃないと、
高 ポンセさんやでもん、これ。
松 またポンセさんかいな。
高 ポンセさんやし、今日はポンセさん3連チャンや。
松 えーー、もー。
高 すごい、
松 ポンセさん大好き人間やんか。
高 ははは。

高 今日はポンセさん、3つやもん。
松 (笑)
高 は〜あ。
松 いちいち、ポンセさんに引っかかるんや。
   自分は、もう、読んでたら。
高 今後はね。
松 はー。
高 ポンセさん来たら、絶対見るっていうようにしていきますよ。
   あざーっす。
松・高 (笑)
松 腹立つ(笑)

松 自分らあんま経験ないやろうけど、
高 うん。
松 素人が、
高 うん。
松 からんでくるってことあんのよ。
   「からんでくる」っていうのは、その、
高 うん。
松 「おいおい、」言うて、ケンカ売ってくるんじゃなくて、
高 笑い話に入ってくる。
松 笑い話に入ってきたりとか、
高 うんうん。
松 あれが、あのー中々微妙なね、
高 ありますね。
松 色んな素人がね、いるんですよ。

松 まあ、それが面白い時とね、
高 うん。
松 もう、どーしようもない時があるんですけど。
   その、沖縄の時にね、
高 はいはい。
松 俺は、それは面白かってん。
高 あーそうですか。
松 みんなで鉄板焼きを食べててん。
   今田とか、みんなで、合流して。
高 あーはいはいはい。
松 ほなね、
高 6人や。
松 鉄板を、こう前で焼いてくれるやんか。
高 うん。

松 ちょっとパフォーマンス的な。
高 はいはいはいはい。
松 あれで食べてたんですよ。
   ほんなら、なんか、いよいよまあ、肉焼く言う時に、
高 うん。
松 なんかね、バターの、容器をばー持って来たら、
高 うん。
松 バターが、見せる用のバターなのかな。
高 うんうん。
松 ば〜〜って、こう、なんかね、
   物凄い山積みになってるわけですよ。
高 へーーー。
松 長〜く。
高 はいはいはい。

松 で、それをね、
高 うん。
松 山崎がね、
高 うん。
松 それをぱっと見て、
高 うん。
松 「バターの塔やー!」って言うたのよ。
高 うんうんうん。
松 ね?
高 うん。
松 別に何っちゅーこともないっすよ。
高 うんうん。
松 で、その焼いてるコックさんみたいな、
   まあ、若い兄ちゃんなんですけど。
高 うん。
松 それが、ば〜〜焼いてるんですよ。
高 うん。
松 「バターの塔やー!」言うて。
高 うん。
松 で、10秒か15秒ぐらいしてから、
高 うん。
松 今田が、「バターの塔て!」って言うたら、
高 うん。
松 その焼いてた兄ちゃんが、
高 うん。
松 「おそっ!」って言うたんですよ。
松・高 ははは。
高 あ、面白いやんか(笑)
松 俺は、(笑)
高 うん(笑)
松 俺はめっちゃおもろかってん(笑)
高 面白いやんか(笑)

高 みんながちょっと、イラッときた?
松 みんなは、あれ微妙やねんな。
高 ちょっとイラッ。
松 ちょっとイラッ。
高 「何勝手に入ってきてんねん?」
松 「何勝手に入ってきてんねん、
   おい、調子のんな。」っていうね。
高 難しいとこですよね。それを、
松 うん。
高 その間、「まさか入ってけえへん」と思ってるから面白いのに、
松 うん。
高 これ1回、向こうからいじられて、
松 うん。
高 松本かなんかにいじられて、
松 うんうん。
高 その人が喋ってもうて、「おそっ」って言うても、
   そんな笑いけえへんよね。
松 そんな笑いけえへんわ。
高 まあ、なんかこー、それは、なんか、なー。
松 中々ええ間やったんですよー。

松 俺は、ごっつおもろかってんけど、あのーーー、
   多分、今田はどうやったんやろ?
高 これね、多分、
松 他の後輩たちが、ぴりっとしてたな。
高 うん。それは、なんでかって言うと、
   6人いてるからですよ。
   だから、みんなの気遣いがそうさしたんや。

松 で、まあまあ、一番先輩の松本さんが笑てるだけに、
高 どーしてええか分かれへんなったと思うで。
松 で、「ナンバー2の今田さんに、軽口叩いたんか?
   お前は。」みたいな部分と、
高 微妙や。
松 なんか、色んなもんがあるんやろね。
高 うん。
松 ね。
高 うーん。今ちゃんでも、笑ってくれたら、
   問題ないんやけどね。
松 そうか、今田はね、そんなに笑ってなかったわ。
高 そこがちょっと、こう、ぴりぴりっとした、
松 そこかな。
高 うん。
松 で、俺はもー、もー、しばらく尾を引くぐらい面白かった。
高 で、その時、笑ってんやろ?自分は。
松 俺は笑ってた。

松 後で聞いたらね、
高 うん。
松 「いや、あれ自体は、まあまあ、
   面白かったかもしれないんですけど、」
高 うん。
松 「あれをあんまり、みんなが、はははって笑って許したら、」
高 うん。
松 「調子に乗ってきて、」
高 分かる分かる。
松 「これ、第2弾、第3弾、」
高 分かる分かる。それ分かる。
松 「あんのがつらいんでー。」
高 それ分かる、それ分かる。
松 「もうあのぐらいで、」
高 「いいんちゃうか?」と。
松 「もうええんちゃうか?っていう空気は、
   わざと出した部分はあるんですけどね。」っとは、
   言うてたよね。
高 まあ、そうかもしれへんね。
松 うん。
高 いや、そうやねん。
松 いや、色んな奴おるでー。

松 沖縄行ったときにね、
高 うん。
松 ジャスコ行ったらね、
高 うん。
松 もー、
高 ジャスコッ?!
松 ジャスコ行ったのよ。
高 なーんでまた、沖縄でジャスコ、
松 でっかいジャスコがあんのよ。
高 はーはー。
松 そこ、おっさんがわーー来てね、
高 うん。
松 もう、「わ〜〜〜。」言うて、
   ごっつい調子のりのおっさんやねん。
高 あー。
松 沖縄の人やで?
高 あー。
松 で、なんか、わざと、
高 うん。
松 大阪弁を喋ろうとすんのよ。
高 あーー。
松 「何してまんのー?」みたいな。
高 うわー。

松 で、「握手握手―。」
高 うん、えーやん。
松 で、別に、俺はそれすんねん。
高 うん。
松 わーーすんねんな。
高 うん。
松 で、ちょっとまた、買い物してたら、
   また、またそのおっさん戻ってきたのよ。
高 あー。
松 で、今度嫁へん連れてんねん。
高 うわ、うっとーしい。これはうっとーしい。
松 その嫁はん、もー、きったない嫁はんやで?
高 それは言わんでよろしいわ(笑)
松 「嫁はんにも、握手したって!」みたいなこと言うねん。
高 わーー。
松 別に、
松・高 「はいはいはいはい。」
松 わーって握手したら、
高 うん。
松 「男と女は、全然ちゃうでー!ほんまあーー!!」
高 うわー、きっついなーー(笑)
松 きつい・・。
高 それきついなー。
松 なんや、このテンション。
高 あー、そらきついなー。
松 「ほんま」もよう分からんし。
松・高 ははは。

松 そんなん、俺、どうしたらええの?
高 いや、もー、笑ってて、多分、
松 でもね、そこでへらへら笑ってたらね、
高 うん。
松 なんーぼでも来るで。
高 そうかー。そら、そら飲み込むか、
   笑ってあげるか、その人見てやな。
松 うーん。

高 おっさん楽しいかもしれんけど、こっちなんにもあれへん。
松 おっさんが楽しいやろなー。
高 テレビ出てる人間と喋れんねやから。
松 うん。
高 なあ。
松 「男と女は全然ちゃうでー。」
松・高 「ほんまあー。」
松 言われてんねん。
高 ははは。
松 ははは。
高 えらいきつい、関西弁やなー。
松 でも、あんまり意味も分かれへんやろ?
高 意味も分かれへん。おっさんが言わんとすんのは、
松 多分「俺に握手した時と、」
高 「女には違うんやなーー。」
松 ね?女に握手した時は、ちょっと優しかったみたいに、
   しようとしてんねんけど、
高 うーん。
松 絶対そんなことないねやんか。
高 なあ?
松 絶対普通やねん。
高 そんな気ないしな。
松 そんな気ないもん。だって、正直、汚いもん。
高 ブーッ!ははは。それは言うたらいかん。
   「汚い」とか言うたらいかん。女性やから。人間やし(笑)
松 ははは。いや、でもね、
高 うん。
松 「握手してください。」って言うから、
   「あ、はい。」ってしたわけですよ。
高 そうですね。

高 でも、そういうのって、多いんやろなー。芸能人て。
松 そうやねん。
高 みんなされてんねやろなー。まあ、多かれ少なかれ。
松 どっかで線を引かんと。
高 あー。

高 ムカッてくる、「何この感じ?」っていうのは、
松 うん。
高 俺、なんかの会議ん時に、
松 うん。
高 まあ、初めて行った、2回目ぐらいの会議で呼ばれて行って、
松 うんうんうん。
高 で、なんとなく、プロデューサー、
   そこのプロデューサー自体は、俺を呼んだから、
   そこに行ってんねんけど、
松 うん。
高 そこに入ってきた製作会社のディレクターがおんのよね。
   で、なんか、イニシアチブとってる奴じゃない奴やねん。
松 うん。
高 で、こいつが、なんとかイニシアチブ取りたがってんねん。
松 うん(笑)
高 物凄くね。
松 うん。
高 この会議でね。
松 うん。
高 で、俺のこと知ってんねやけど、その時は、
   「高須ちゃん、高須ちゃん」やけど、
松 うん。
高 なんか会議始まった時に、
松 うん。
高 なんか、俺が、がーーっと言うて、みんなが、
   プロデューサーが納得してくれて、
   「そうですね。そうですね。」って、
   ちょっと敬語っぽく喋ってくれてんねん。
松 うん。

高 あるところで、「高須が言うようにー」
松 あ。
高 「えっ?!!」
松 来た。
高 「俺、“高須”って、あんたに呼ばれたことないし、」
松 武装戦線や。
高 「もう、ひどいなー、この言われ方。」って思って。
松 うん。
高 急に「高須」を取り込まれて。
松 うん。
高 「高須」っていう関係でもないのにやで?
松 うわーー、怖いな。それ。
高 なんかな、
松 怖いわ、それ。

高 その次の言葉を、さっと考えてんけど、
松 うん。
高 「まあ、こんなんして、
   “高須”って言われたの初めてなんですけど」って言うて、
松 うん(笑)
高 なんか言うたろかな、と思ってん。
松 うんうん。
高 でも、そんなこと言うても、いやらしいから、
松 まあな。空気はおかしなるで。
高 うん。空気はおかしなるし、
   そんなこと言うのイヤやけど、
   なんか「お前に“高須”って、そんな言われ方したことないし、」
松 うん。
高 一応、1回2回しか逢った事無かったら、
   気ぃ使って喋んのが当たり前やんか。
松 うん。
高 「何この言われ方?」って思って、
   その後も何度も「高須」って言うねん。
松 うん。
高 段々ムカついてきて、喋りたなくなってきて。
松 ははは。

松 結局そういうことやねん。
高 うん。
松 そいつが、
高 うん。
松 その人が、高須のことを好きやったら、
高 うん。
松 高須を呼び捨てに、することで、
高 うん。
松 高須が嫌な気をしてるのを分かるはずやし、
高 分かるはずやねん。
松 だから、絶対そんな言うはずない。
高 うん。
松 やっぱり、考えてない。
高 考えてないねん。
松 ほいで、そのーーー、結局その、「わーー」来て、
高 うん。
松 ねえ?
高 雰囲気的で、
松 ほんまに好きやったら、あんなノリで、
高 うん。
松 来れるわけないねん。
高 なるほど。
松 絶対俺のこと、そんな好きちゃうし、
   なんや、あんまよう分かってへんねん。
高 好きやったら、もっと考えるもんな。
松 もっと考えるし。
高 なるほど。
松 あんーな感じでね、もう1回握手してんのに、
   嫁はん連れてきてやで?
高 うん。
松 この嫁はんが、また汚い顔してんねや。
高 それはえーやんか(笑)
松 これを連れてきてやな、
高 それは、まあ、もうもうええやんか(笑)
松 それで、また握手してー言うたら、
高 うん。したら、
松 それも、それもしたってんのに、
高 うん。
松 したらしたで、(笑)
高 おー(笑)
松 「男と女は全然ちゃうでー!ほんまあー!」って(笑)
高 ははは。それはイヤや(笑)

其の弐 『 父親と娘の微妙な関係 』

松 あ、でもな、
高 うんうん。
松 あのーー、山崎なんかでもな、
高 うん。
松 ちょっとそれが恐怖らしいねんけど。

松 あのー、娘おるやろ?
高 うんうん。
松 娘が2人おるやんか。
高 うん。
松 で、今はほら、
高 うん。
松 ねえ?
高 うん。
松 「お父さん、お父さん」言うて。
高 言うてるけど。
松 「パパ、パパ」言うて、パパが好きでしょーがないやんか。
高 うん。
松 もう「大きなったら、パパと結婚すんねん」みたいな。
高 言うとるけど。
松 絶対なるやんか。娘ってね。
高 なるなる、なるな。うん。
松 これ、絶対続くわけないやろ?
高 続かへんな。
松 あれってー、あー、かわいそやな。
高 そうやなー。
松 で、今回も、すごいなんかねー、なんか沖縄行ったときもね、
   妙に多かったのよ。お父さんとお母さんと、
   中学生ぐらいの娘の、この3人、連れって、結構多くて。
高 あーー。
松 でね、見てるとね、娘は大概ね、全然楽しそうじゃない。
高 もー、なんかものすごいイヤ、一緒におんのがイヤ、
松 もうしんどいねんな。
高 うん。でも、俺らもそうやったやん。
松 うん。
高 どっかメシ行く時も。
松 まあな。

松 で、親父はね、ちょっとテンション高めやねん。
   大体、平均すると。
高 ほいで、気ぃ使ってあげるやろ?
松 気ぃ使ってんねん。親父が、なんっか気ぃ使ってんねん。
高 分かる分かる分かる。
松 で、おかんはなんか、ミディアムな感じで。
高 分かる分かる。
松 でね、娘はねー、ぶっすーーってしてんねんな。
高 分かる分かる分かる。
松 めっちゃくちゃおったで、そのグループ。

松 俺、見ててさー、その3人の中で、
   一番近いのは、俺はその親父に、
高 うんうんうん。
松 一番近いわけで。やっぱりその、
   親父目線で見てまうやんか。
高 うん。
松 娘連れてきて、
高 うん。
松 沖縄に、夏休みでね、
高 うん。一生懸命金出して、
松 そんな安い旅行ひじゃないで?
高 うん。
松 金出して連れてきてね。
高 うーん。
松 バーベキューとか食わしてですよ?
高 うん。
松 プールサイドかなんか、おらしてですよ?
高 うん。
松 こんーな、ぶっすーーとされたら、
   どついてまうんちゃうかな?思て。
高 いや、それどつけへんねんて。
   それ、やっぱ不安になってきて、
   「なんとか心を打ち明けるようにしたい」
松 あーー。
高 って思うのが、親心なんちゃう?
松 ほんまはもう、行きたないんやろな。
高 行きたないねん。

高 すねかじってる感じが、格好悪いいみたいなな。
松 で、かたやこっちではね、
高 うん。
松 もーめっちゃ、あの、5つ6つぐらいの女の子が、お父さんと、
高 あー。
松 「パパ、全然遊んでくれないー!」とか言うてるわけよ。
高 わー。
松 これ、もう、全然ね、
高 そうやね。
松 これ、
高 大変やなー。
松 あと10年もせえへんうちに、
高 もう5,6年ですよ。
松 あーなるで。
高 あーなりますよ。
松 「気持ち悪い。」
高 気持ち悪い、なりますよ。
松 「くさい。」
高 くさい、なりますよ。
松 「はよ、歩け、ボケ!」
高 いやいや、そうやで。「お前」言うてるで。
松 ははは。
高 「うざいわーー。」
松 いや、やっぱり、山崎なんかな、
高 うん。
松 こーー、山崎が言うには、まあ、
   どこまであいつの本音か分からんけど、
   「いや、もう分かってるんです。
    もう、もうそれ絶対そうなるんですよ。」
高 いや、絶対山ちゃん怒るわ。
松 「また、そうならなあかんと思ってるんです。」
高 絶対思ってへん、絶対思ってへん。
松 「じゃないと、やっぱりおかしいです。」

高 ただ、こないだ倉本さんと話してたら、倉本さんが、
松 うん。
高 「うちはその」、倉本さんて分かれてるやんか。
   「分かれてる」ってその、
松 うん。
高 結婚してるけど、その、奥さんと子供は、
   海外行ってるやんか。
松 うん。
高 倉本さん日本やろ?
松 うん。
高 逢うのは、年間、な、1ヶ月もないわけよ。
松 うん。
高 倉本さんが行って、しかも、
松 うん。
高 行って、その奥さんと子供に、
松 うん。
高 1週間、まあ2週間か。
   10日ぐらい行ったら、また帰ってきて。
松 うん。ヒゲ見せて。
高 ヒゲ見せて。ヒゲ触らして。
松 (笑)
高 なあ?もう、うすーく触らしたら、
松 「こんなヒゲやでー。」いうことにして、
高 「せやせや、こんな感じやったわ。」思て、
   帰ってくるだけやんか。
松 うん。
高 それを、年に2回ぐらいやるだけやろ?あの人。
松 うん。
高 したら、向こう女の子やんか。
松 うん。
高 「のんちゃん」って、女の子やけど、女の子、
   その女の子は、すごいお父さんのこと好きやねんて。
松 うん。
高 要は、あの、悪いとこを見てないから、
松 ・・。
高 久々に逢うだけやから。
松 あー、まだ分からんけどな。
高 まだ分からんか。
松 まだ分からんな。
高 倉本さん、えらいそれ言うねん。
   「うちは、それでよかった。」と。

高 「あ、そういうこともあんのかー。」と思って。
松 うん。
高 思春期やけど、
   「なるほど、なるほど。
    その利点もちょっとはあるのかなー。」と思ってんけど。
松 いや、そういう理由じゃないかもしれんけど、
   東野とこも娘、2人おるやろ?
高 うんうん。うんうん。
松 上の子は、もう来ぇへん。
高 あらっ。
松 下の子と家族で、どっか行ったって言うてたな。
高 あらっ。
松 理由は知らんで?俺。
高 いや、絶対そうやろ。

高 もうイヤやねん。アホみたいなこと言うてる親父が。
松 チリ毛の。
高 うん。「いつまで言うてんねん、
   アホなこと、お前〜。」思てんねん。
松 (笑)
高 チリ毛のくせに。
松 な。チリ毛、チリ毛やしー、
   「よーー見たら、うちの親父何着ても似合えへんなー。」
高 ははは。
松 気付いて、
高 「昔の男前やなーー。」と思うし。
松・高 ははは。
松 うわー、悲しっ。
高 いや、思うよ。
松 悲しいっていうか、俺、どついたるわ、もう。
高 どつかんでえーやん。別に。
松 そんーーなことなったら、
高 いや、ほんでもう、娘なんかもう、誰か分からんで?
   ちょっと「ごっつ」好きや、みたいな、ちょっと変な、
松 うん。
高 若いのに「ごっつ」好きや、みたいなのが、
松 うん。
高 「お父さんのサインもうてきてー。」言うて、
   S極くんとN極くんの出されたら、
松 うん。
高 そら、もー、落ち込むで。
松 かもなー。
高 親父が、あんーーーなハイレグな(笑)
松 ははは。
高 「S極!」「N極!」ってやってたら、(笑)
松 ははは。
高 そらなあ、「電磁波クラブのサインもうてきてー。」言われたら、
   娘もつらいわ。
松 そうか。
高 あー。

高 こないだ、浜田のかぞ、家族見たわ。
松 うん。
高 あの、子供。
松 うん。
高 2人、とも。初めて見た。
松 うんうん。
高 ちっちゃい時しか見てないけど、
松 うん。俺もちっちゃい時しか、
高 でかなったん初めて見たわ。
松 ほう。
高 「へえ〜〜!」言うて。
松 何してたん?
高 清水が連れてきててん。たまたま、なんか、
   冒険王かなんか来てたみたいで、
松 え?
高 冒険王って、ほら、あの、あの、
松 お台場の?
高 お台場の冒険王。
松 うん。
高 見たくて、で、行ってたらしいねんな。
松 はあっ?
高 うん。

高 浜田は行かずに、
松 うん。
高 子供が行ってたらしいねん。
松 冒険王が見たかったんや。
高 冒険王が見たかったらしいねん。なあ。
松 なんで?
高 そら見たいやろ、普通にーー。
松 いくつ?
高 小学校高学年、あ、中学校1年か?小学校、
松 冒険王見たかったんや。
高 見たいやろ、そらー。
松 勉強もできへんし。
高 勉強もでき、オイッ!!
松 ははは。
高 相方の悪口言うな、そんなに。
松 相方の悪口(笑)
高 相方の悪口ちゃうわ、相方の子供の悪口言うな(笑)
松 (笑)

高 俺、初めて見たんや。で、「おーー!」言うたら、
松 うん。
高 ほんなら、清水が「知ってる?知ってる?この子―。」って、
   「この人知ってる?」言うて。
松 なんでそこに清水が入ってくんの?
高 だから、清水に、あの、
   「頼むわ。中、だしたって、
    1回、見したって。」って言うて。
松 ガイド役にされたんや。
高 ガイド役にされて。もう汗だくやで、あいつ。
松 ははは。

高 ほいで、あのー、制作んとこ来て、
松 うん。
高 「高須さん、知ってる?」
   「いや、分かれへん。」言うて。
   「浜田さんの子供。」
松 見ても言われな分かれへん。
高 分かれへん、分かれへん!
   だって、ちっちゃい時しか知らんもん、俺。
松 でも、似てるやろうに。
高 いや、そんーなに似てなかったな。
松 へー。
高 まあ、似てるっちゃ似てるけど、
   「そうかなー?」みたいな感じかな。
松 へー。
高 で、言われたら分かる。「あー!」言うて。
   で、「おーー。覚えてないわなぁ。」言うたら、
   「覚えてないですー。」言うて。「知ってる?」って、
   清水が俺の方指差して。んだら「あ、名前と顔は知ってます。」
   「あー、そう。なら知ってるってことやん。」って言いながら、
   まあ、こう喋って。
松 うん。
高 で、ち、下の子もおって。
松 うん。
高 で、写真も撮ったのよ。
松 へーー。

高 なんか、不思議な気持ちやな。
松 うん。
高 その、なんか、浜田の子と、
松 いや、俺らにもおったら、あれやねんけど、
   こっちおれへんだけに。
高 おれへんだけに、なんか不思議な感じやなー。
松 そうやね。
高 うん。ほいで、色んなもう帰ってたわ。喜んで。
松 勉強できへん、
高 勉強できへんから、あんなもん。
   「あんなもん」言うな(笑)
松 (笑)あーそう。

高 なんかね、ハイヒールさんの子供さんとか、
松 うん。
高 なんか、色んな子供で来たみたいな。
   なんかその、たくさん、
松 なんやの?その集合。
高 なんか、仲ええねやろ?
   浜田のとこと、仲ええねやろ?
   だから、子供も仲ええみたいで。
松 ほえーーー。
高 らしいで。だから、芸能一家やわ。
松 えらいことなってきてるなー。
高 やっぱ、芸能、
松 俺と浜田は全然ちゃうでーー!
松 ほんまあー!
高 ほんまにーー!あ、「ほんま」や。
松 ははは。
高 いや、(笑)
松 「に」って。・・冷めたわ。
高 俺も今、そんなん言わんで良かったのにな。
松 1回めからこんなんやったら、
   この後何回かやっていこう思たのに。
高 いや、ほんまやで。ごめん、ほんーまにごめん。
松 ・・。
高 ほんまああーーー。
松・高 (笑)

其の参 『 父親はアンデス 』

松 あ、自分知ってる?ピアノマン嘘やってんで?
高 あ、なんか聞いた聞いた。
松 ね?
高 でも、ピアノは一応弾けんねやろ?
松 うーん。まあ、言われてたもんな。「嘘ちゃうかー。」って。
高 そら嘘やろ。
松 あ、そんなことより、あんた出生率があんた、
   とうとう死亡率を下回ったんや。
高 はーー、どんどん減っていくやんか。
松 うん。
高 えらいこっちゃなーー。
松 でも、でも、それもすごいなと思てんけど、
高 うん。
松 あのー、生れてくる数と死んでいく数が、大体同じなんが、
   俺、そっちの方が結構びっくりしてもうてんけど。
高 あーー。
松 「ようできてるな」と思って。
高 ようできてるね。
松 ねえ。

松 56万人やって、死亡者が。
   で、産まれたんが53万人やって。
   まあ、3万ぐらいの差はあるけど。
高 うん。やっぱ、生き物自体がようできてんねやろな。
松 ようできてんねんなー。
高 要は、もっと世の中が、乱れてると、
松 うん。
高 その生き死にが大変やったりすると、
   その「子供を作らなあかん」っていう意識が出んねんけど、
松 もっと差が出んねやろな。
高 うん。多分、日本で、やっぱり、そんな言うても平和やし、
松 平和、平和。
高 うん。
松 へいややからや。
高 「へいや」?!!
松 ははは。頑張ったな(笑)
高 ははは。
松 最後のパワー、ライフ2個ぐらい使ったやろ。
   元々、もう、4つぐらいしかないのに(笑)
高 いや、ほんまやで。薬草いるわ、薬草(笑)

高 俺らがさ、もー、もー、この40、
   42にあなたなったでしょ?
松 なりましたよ。
高 で、うちのおかんも、自分のおかんも、
   もう70近いでしょ?
松 70。
高 70ぐらいでしょ?
松 うん。
高 で、こないだもね、うちのおかんから、
   電話かかってきて、「元気かいなー?」言うたから、
松 うん。
高 まあ、ちょっともう歳やし、海外、
松 完っ全にばあちゃんですからね。
高 うん。「海外でも行っときーなー。」言うて。
松 うん。
高 ほいでー、「行かしてくれんのかいな?」「ええよ。」
松 うん。
高 「ほんま、そんなええで。
   そんなもん、ムリせんでええで。」言うから、
松 うん。
高 「ええよ、ええよ。じゃあ、俺、なんか、
   なんかやっとったるわ。」

高 「ハワイぐらい、どうや?」
松 うん。
高 いう話を、弟としとったんや。
松 うん。
高 したら、もー、弟に?
松 うん。
高 弟の方に、なんかちらっと言うたのは、
   聞えてきたのは、
松 うん。
高 「ハワイはイヤや。」と。
松 うん。
高 「みんなが行ってるから。」
松 うん。
高 「バリかぁ、」
松 うわっ。
高 「バリか、」えーっと、どこやったっけな?
   「カナダ。」どこで聞いてきたんや、それー。
松 どこで聞いてきたんや。
高 もー、なんや、「カナダの自然がええ。」言うのと、
松 (笑)
高 「バリは癒される。」いうことで、
   何を言うとんねん、お前、どこで聞いたんや。
松 なんか腹立つー。
高 何を見た、なんか雑誌を見とんねん。
松 「癒される」っていう言葉を使ってるのが、
高 もー、(笑)
松 腹立つ。

松 一回も癒したこと無いくせに。
高 ははは。
   いや、俺、それ聞いて、笑ってもうて。
   「もうええわ。なんでもええわ。ハワイがイヤやったら、」(笑)
松 何をぬかしとんねん。
高 何をぬかしとんねん(笑)
松 アホが。
高 ほんまに(笑)
松 漬物ババア。
高 ははは。人のおかん何言うてんねん。
松 ははは。
高 いや、ほんまやで。俺、もう、笑てもうて。
松 腹立つなーー(笑)
高 「あのおかんも、“癒し”って使うかー。」と思って。

松 大丈夫かいな。
高 もううちの親父なんか、前も言うたけど、
   行くのイヤやってん。最初どっか行ったんや。
   オランダ、オーストラリアかどっか行ったんや。
松 うん。
高 1回な。
松 うん。
高 で、それ行ったときは、親父が絶対イヤやってん。
松 うん。
高 もうほら、今まではずっと、
松 うん。
高 ほら、男尊女卑、もう言うたら、男が上や!
   親父はだって、果物屋も自分でやってるから、
松 俺がメロンや!みたいな。
高 俺がメロン!お前はみかん!みたいなことやからな。
松 ははは。
高 そんな意識をずっと持ってるから、
松 そうそうそうそう(笑)
高 それが入れ替わってまう可能性があるわけよ。
松 そうそうそう(笑)
高 不安があるわけよ。
松 パワーバランスがね。
高 パワーバランスおかしなる可能性があるわけよ(笑)
松 いちじくにされる可能性があるんや(笑)
高 ははは!そんーなとこまでいかされんの?
松 ははは。
高 メロンがいちじくかいな?(笑)

高 そんな自分を見したらあかんから、
   「俺は嫌いや」ってずっと言ってたんや。
松 うん。
高 「海外、大嫌いや!」と。
松 うん。
高 「なんにも、おもろあれへんと思う!」「思う」って(笑)
松 ははは。行った事ないから。
高 行った事ないから(笑)
松 そこまでは言えへんねんな(笑)
高 言い切られへん。
   ただ、「聞いたことある感じでは、おもろないはずや。」と。
松 うん。
高 で、ずっと言うててん。

高 「温泉がええ、温泉がええ」言うててんな。
   日本やったら、パワーバランスがずれへんから。
松 ははは。アンデスでおれるからな。
高 アンデスでおれるから。
松・高 ははは。
高 それを、それを、行ったんや。
松 おー。
高 しょうがないから。
松 うん。
高 で、行ったら、なんとなく、アンデスでおれたのよ。
松 プリンスでおれたんや。
高 プリンスまで下がったかな?まあ、プリンスでおれたんや。
松 うん。

高 親父の威厳保てたんや。何日間か。
松 うん。
高 それからや。
松 うん。
高 「あり」となったのは。
松 「海外は好きや」。
高 「海外は好きや」。ははは。
   「海外はええ」って言いだしよったんや。
松 「俺はアンデスや。」
高 ははは。
松 「海外は好きや。」
松・高 ははは。
高 お前、うちの親父なんや思てんねん(笑)
松 ははは。
高 めちゃめちゃ言い過ぎや(笑)
松 あ、そう。アホやな(笑)
高 アホやで(笑)

高 それ、おかんにバレてんねん。
松 うん。
高 おかんが、なんで行けへんねんかってことも、
   全部分かってんねん。
松 うわ。
高 「お父さんは、そういうことがイヤやねん」って、
   親父はそんなこと思ってないで?
松 恥かきたない。
高 恥かきたないから。でも、おや、
   おかんも言えへんねん。でも、俺には言いよんねん。
   なんで行けへんかっていうのを。
松 親父なんて、そんなもん、
   昔から恥かきたなーて必死やったやん。今考えたら。
高 ははは。
松 必死やで、あんなん。
高 いや、そうやな。
松 うん。

高 年取ると、どんどん悲しなってくで?
松 うん。
高 手の内ばれてくるしな。
松 だって、俺、子供の頃思えへんかった?
   「みんなでメシ食いに行こう」言うても、
   大体いつも決まったようなとこやんか。
高 (笑)
松 あれ怖かったんやで。
高 よそ行くのが。
松 よそ行くのが。入ったことないとこ入のが、
高 あーー。
松 もう、こわーてこわーて、もう、子羊のように震えてたんや。
高 なるほど。「俺はアンデスや。」と。
松 ははは。
高 「アンデスでおれるとこ探さなあかん」と。
松・高 ははは。
松 「俺は、わらのとこに、がさっと座るタイプの人間なんや。」と(笑)
高 なるほど、「砂利道歩きたない。」と。
   わらへ、わらへ、と(笑)
松 絶対怖かってんな。いっつも同じ店やったもん。
高 ほんまやわ。
松 な。

高 1回だけ、物凄いリサーチを、リサーチした挙句、
松 うん。
高 なんとか飯店系のとこ行ったわ。
松 うわー、でも、怖かったと思うで。
高 怖かったと思うよ。
松 うーん。
高 そら、親父もなんか、チップ渡してええもんか、ね。
松 うわーー。
高 出てきた人に、
   「これ、お金渡さなあかんのか?」みたいなとこを、
松 あるよな。
高 旅館と勘違いしてもうて、
松・高 ははは。
松 「俺はアンデスや。」と。
高 「俺はアンデスや。」と。
松 ははは。

高 「いくらぐらいか?」みたいなことまで、
   うちのおかんと相談してたな。
松 そうかー、そらそやな。
   そんなもん、それだけで精一杯やがな。
高 そう。
松 そんなもん、もしね、レストラン入ってね、
   その料理長みたいなんが来るとこに入ってもうてみ?
高 あかんわ。
松 にらみ合いやで。そんなもん。
松・高 ははは。
高 にらみ合いて(笑)
松 「何しに来たんや、こいつ。」(笑)
高 ははは。「誰や?何する奴や、こいつ。」(笑)
松 ははは。
高 不安やからな(笑)
松 不安やから(笑)「俺は、」
高 「アンデスや。」と思とるからな(笑)
松 「こいつの方がアンデスなんか?」みたいな(笑)
高 思うかもしれんもんな。
   だから、うちの親父をバカにすな言うねん(笑)

高 あの、うちね、毎年この夏になると、
松 うん。
高 えらいもんで、
松 うん。
高 伊勢へ、伊勢志摩へと、
松 行くの?
高 行ってたのよ。
松 うん。
高 ある時。小、俺が小学校の時とか、
松 うん。
高 中学ん時とか。

高 「この夏は、伊勢とうし島や。」って、こう、
松 アンデスは。
高 アンデスは言い出して。
松 ははは。
高 で、うち、俺はほら、嬉しいから。
   「伊勢やー!島やー!水着―」って思ってるから。
松 思うわな。
高 「泳げるわー。」思てて。ほいで、行くやんか。
松 うん。
高 行って、とうし島まで、わーー、ゆら、
   船に揺られて行って、で、まあ、その日も遊んで、
松 うん。
高 で、帰ってきて、
松 うん。
高 ほいで、途中ね、なんか知らんけど、
   うちの親父がうどん食ったんや。
松 うん。
高 夕方ぐらいに、変な時間に。
松 うん(笑)
高 夕方ぐらいに、変な時間にうどん食って。調子乗って。
松 うん、なんやこれ(笑)
高 で、うどん食って、
松 うんうん(笑)
高 帰ったら、すぐメシがぼーん!来て、
松 うん。
高 「こんなはずやなかった」って顔したんや。
松 うわ、
高 ぼーん!と。
松 そんなん分かっとこうやー、アンデスー。

高 ほんなら、ばっと船盛りが来たんや。
松 うん。
高 向こうの人もやっぱり、知ってる人が来たってことで、
松 うん。
高 えらいデカめの、船盛りが来たんや。
松 うん。
高 でも、さっきうどん食ったばっかりやから、(笑)
松 ははは。
高 全員、(笑)
松 アホやで(笑)
高 全員、てんぷらうどん食っとるから(笑)
松 ははは。もー、(笑)
高 腹いっぱいやねん。
   船盛りも、そんな食われへんねん。

高 「どーしようか」って悩んだ挙句、
松 うん。
高 なんか、皿の一部を、
松 うん。
高 皿の一個を、がっと、どっかからひね、
   ほじくりだして、
松 うん。
高 その上にまた、うわーーっと、その、刺身をのして、
松 のして。
高 で、のして、
松 うん。
高 あの、なんちゅうの?あの、あれ、あーいう、
   あのわさびをぐわっと、とっといて、
松 うんうん。
高 あるちっちゃな、あの、飲み物しか入れへん、
   入れへんような冷蔵庫に、
松 うん。
高 ぐいぐいーーっと押し込んで、
松 (笑)
高 パーン!閉めたんや。
松 (笑)
高 「これで、腹減ったら夜食える。」言うて。
   俺、子供ながら、「それあかんやろ。」
松・高 ははは。

高 うちのアンデスの、(笑)
松 もー、てんぷらうどん食ったの腹立つわー。
高 ははは。
松 どつきたいわ、そん時。タイムマシンかなんかで、
高 だから、親父の指示が間違ってんねん。全部。
   一日の指示が。構成が。
松 うちもあったで。
高 (笑)
松 うちのアンデスもあったで。
高 どんなことやった?(笑)
松 ちゃう、うちのアンデス、あれね、
   小学校4年ぐらいやったと思うねんけど、
高 うん(笑)
松 なんかあの、今考えたら、
   しょーーもないほんま、貧乏旅行や。
高 おーおー。
松 やっすい旅行やで?あれ、多分、1人えね、
高 うん。
松 2,3千円のパックやわ。あんなもん。
高 そんな安いんかいな(笑)
松 なんかね、市がやってるようなとこやわ。
高 えーー?
松 市がやってるような、
高 うん。
松 なんかその、保養所みたいなとこに、
高 あーはいはいはい。
松 家族で行って、
高 うん。
松 もう、一泊や、それもな。
高 ははは。
松 ははは。
高 夏休みの一泊旅行(笑)
松 悲しいよ、うちのアンデスのやることは(笑)

松 そういえば、もう姉ちゃん来てなかったわ。
高 あ、イヤやったんや。
松 うん。
高 親と行くのがな。
松 うん。で、俺と兄ちゃんは、もう楽しかった。
高 テンション上がり倒してんねや。
松 虫かごもって、走り回ってたもん。
高 はー。
松 虫あみもって。

松 ほいでね、その日の夜にね、
高 うん。
松 もう、俺と兄ちゃんが、「もう楽しすぎる。」と。
高 ははは。うん。
松 「これは。」(笑)
高 うん(笑)
松 「どうも。」(笑)
高 おー(笑)
松 でね、明日帰らなあかんっていうのが、
高 うん。
松 もー、考えられへん。
高 あー、それは落ちこむわな。
松 うん。ほいで、親父も、おかんのパートも、
   明日休みなんは、俺、分かってたわけよ。
高 うん。

松 おかんに言うてん。
高 うん。
松 「もう一泊、」
高 うん。
松 もう1玉、
高 うん。
松 なんっとかこれ、
高 うん。アンデスに(笑)
松 「なんでもする。」と。
高 うん(笑)
松 宿題も、もー全部やるし、もう、成績もアップ。
高 うん(笑)
松 ユーピー。
松・高 ははは。
高 「ユーピーやで。おかん、ユーピーする。」
松 うん。「ユーピーでいくから!」言うて、
高 うん。
松 もー、おかんに言うたのよ。
高 うん。

松 「じゃあ、おかあちゃんが、」アンデスに、(笑)
高 ははは。
松 もう「言うたる。」と(笑)
高 ははは。アンデスは、
松 ほいで、(笑)
高 その頃、一方アンデスは(笑)
松 一方アンデスは、その頃、もー、風呂入って、
高 おー(笑)
松 「ふは〜〜〜。」
高 「ぷは〜〜。」言うて。
松 明日帰るつもりやから(笑)
高 うん(笑)
松 ほいで、アンデス戻ってきて、
   おかんとの首脳会談や(笑)
高 おあー、子供入られへんわ(笑)
松 「なんや、ユーピーみたいなこと言うてるで、あんた。」みたいな、
高 うん、言うてんねや。

松 密談のほど、
高 密談のほど、うん。
松 親父が戻ってきて、
高 うん。
松 親父が出した答えが、
高 うん。
松 「ノー」
松・高 ははは。
高 ちっちゃいな、おえ(笑)
松 (笑)
高 ちっちゃーー。
松 悲しかったー(笑)
高 もーええやんか、2,3千円のとこ、
松 せやろ?!
高 4人やろ?
松 4人やろ?
高 一万もせえへん。
松 ええやんか!
高 いや、そら、うちの方がまだ、うちのアンデス、
   アンデスの方が良かったわ。
松 もー、ほんまー、
高 はーー。
松 一泊はツライねーん。

高 あの頃のアンデスは、みんなそうやで。
松 うん。
高 どこの家のアンデスも、
松 うん。
高 そんなもんやで(笑)
松 もー、なーー。でも、ね?話戻るけど、
高 うん。
松 その沖縄のそんな家族見てたら、そんなやろ?子供らが。
高 そうか。
松 あれ、沖縄旅行4泊、5泊とか来てんねんで?
高 あかんな、
松 それであの顔やで?
高 ありえへんな。
松 ありえへんがなーー。
高 俺らの時代やったら、ありえへんがな。
松 あれこそまさに、アンデスやんかー。
高 アンデスやんか。俺らが願ってたアンデスやんか。
松 俺らが願ってた、(笑)
高 望んでたアンデスやんか。夢のアンデスやんか(笑)
松 夢のアンデスやんか(笑)
高 うわー、それをなんやねん。近頃の子供は。
松 いや、ほんまですよ。

高 俺らに、「沖縄」っていう答えはなかった。
松 そうですよ。ざくろですよ。
高 ざくろや。
松 ざくろをアンデスって、呼んでたんですよ。
高 アンデスでも、なんでもないけどな。
松 そうです。
   ・・・ざくろとアンデスは、ちゃうでー。ほんまにぃー!
高 いや、「に」にしたらあかんがな。
   「ほんま」やろ(笑)
松 ははは。マジで。
高 まあなーー。
松 悲しかったよ。
高 悲しいなーー、それーー。

松 僕は思いますけど、子供〜〜ができたら、
   一泊旅行とかさしたろ、と思いますけどね。
高 なんでやの?
松 あんまり贅沢は、
   それぐらいがやっぱりええんかなってね。
   あいつら、ちょっと分かってないわ。
高 あーそう。
松 ありがたみが。
高 己がアンデスなったときは、
松 うん。
高 やっぱりその、一泊旅行の良さを、
松 うん。
高 伝える、と。
松 そういうこと。ほんとに。
高 俺はイヤやわー。
松 (笑)
高 一泊なんて、絶対イヤ。
   そん時も、俺、3泊ぐらいしたかな。
松 うわ、ええなー、自分。
高 めっちゃ良かった。だから、ほんまに俺は、俺は、親父、
松 うん。
高 まあ確かに、ちっちゃいよ。うちの親父は。
松 うん。
高 「親父」言うてもうた、もう。アンデスは。
松 うん(笑)
高 もう、そらもう、まい、毎度毎度、
   残したものを、返せへんから。
松 (笑)

高 別の船盛り、翌日は。
松 はー。
高 それも、ちょっとあまるねん。やっぱし。
松 うんうんうん。
高 俺らがあんま、魚食われへんから。

高 で、そのたんびに、あの、アンデスが、
松 うん
高 小皿に、
松 うん。
高 残った刺身を、とって、
松 絶対うまないわ。そんなん。
高 うまないねん。もー。
松 どーしたってー。
高 カリカリやねん。で、結局、
   朝やっぱ片付けられてんねん。ははは。
松 (笑)
高 やっぱり、やっぱり出て行く、(笑)
松 そらそうや。そんなもん、ゴミやもん。
高 ゴミやもん、そんなもん。

高 翌朝遊びに行くやん。わーっと、もう泳ぎに。
松 うん。
高 昼過ぎぐらい帰ったら、やっぱあれへんもん。
   片付けられてあるもん。
松 えらいもんでな。
高 うん。「なんやこの汚いもん。」って思われてるからな(笑)
松 (笑)
高 かっこわるいねん。うちの親父も、ほんまー。
松 そうやな。

松 でも、俺らは言うたら、アンデスやで。多分。
高 そうかな。一応な。
松 そうですよ。
高 連れてったいってあげるもんな。一応な。
松 うん。
高 そらそうですよ。
松 子供できたら、アンデスとして、
高 ただ、一泊はあかんで、自分。
松 (笑)
高 言うたって一泊はあかんで。
松 悲しかったなー。
高 悲しかったよ。

松 そういや、よううちの親父も、言うてた。
   「行くぞー!」言うて。
高 言ってた言ってた(笑)
松 「待ってーなー!」言うて、言うてなかった?
高 おかん言うてた(笑)
松 あれ、おかん何してたんや?あれ。
高 いや、おかんはおかんで、その頃まだ女やから、
松 (笑)
高 服どれしようか迷てんねん。それ俺、横で見てて、
   「どーでもえーやん」思てたもん。
松 あー、俺、兄貴と親父と、玄関とこで待ってたわ。
高 待ってた。
松 なあ?
高 うん。それで、服着替えてきたら、
   着替えてきたで、「ああ〜!」言うて、
松 言うてまた戻って。
高 「鍵しめてないかも!」言うて、
松 なんや、なあ。
高 「誰が入んねん、こんな家。」と思って。
松 きったない家。
高 なあ。

松 兄貴が「ええこと考えた。」言うて。
高 うん。
松 「帰ってきた時に、」
高 うん。
松 「“おんの分かってんねんぞー。”言うねん。」言うて、
   しょーーもない。
高 ははは。アホ家族やな。
松・高 ははは。
高 なんで「ええこと」やねん、それが(笑)
   アホ丸出しの家族やな。
松 アホ家族のすっかり出来上がりや。
高 なあ(笑)
松 ははは。アホ家族のお通りや。
高 ほんまや(笑)
松・高 ははは。
松 めちゃくちゃ言うなよ。人の家族(笑)

高 俺の知り合いのな、
松 うん。
高 作家のな、奴がおって、
松 うん。
高 富山やねんな。
松 うん。
高 富山で、結婚式があったんやて。弟の。
松 ほー。
高 ほら、もううちの同じような年齢や。
   俺らと同じような年齢や、アンデスが。
松 うん。
高 もう70ぐらいや。アンデスがね。
松 うん。
高 もうえらいもんで、富山やから、田舎やから、
松 うん。
高 もう15人ぐらいしかおれへんねん。
   その学年が。
松 富山でも、相当田舎の方やね。
高 それでも、あの、
   ベビーブームやった言うぐらいやから。
   15人おって。
松 えー。

高 一応、結婚式があって、弟の、結婚式が。
   で、帰ったんやて。
松 うん。
高 自分も帰って。その富山にな。
松 うん。
高 もう田舎やから、もうその、なんかもう、
   親父もそんな喋ったことないねん。
   色んな人と。
松 はいはい。
高 その、もうその、地域の人とも慣れてへんし。
松 口下手やし。
高 口下手やし。で、サラリーマンじゃないねん。

高 うちもそや、多分。
松 うん。
高 多分、た、社会出た経験ないから。
   ほいで、その、弟やから、
松 うん。
高 一応、ほら、親父が最後、結婚式の最後、
   披露宴の最後、なんか言わなあかんやん。
松 締めなあかんわ、それ。
高 ここやねん。
松 どーすんの、これ、アンデス。
高 物凄いかつぜつ悪いねんな。そのアンデスは。
松 えーー?
高 その、その作家もかつぜつ悪いねんけど、
   そのまた、アンデスを、もう輪をかけて凄いわけよ。
松 はーー。
高 言うてること、なんのこっちゃ分かれへんねんな。
   それを、あの、紙を見て、読み出したんや。
   それが、まあ安パイやと思って。
松 うん。
高 で、うちのこの、まあ、
   ほんま「息子」言いたかってんけど、
   「娘」言うてもうてん。まず。
松 うわ、もう、
高 「うちの娘と、」(笑)
松 (笑)
高 「だれだれさんとこの、娘をー、」言うて、
松 やる側になってもうて。
高 レズの結婚式になってもうて。
松・高 ははは。
高 みんーな、「これ、レズの結婚式やで、これ。」言うて。
   娘2人になってもうてるで(笑)

高 でもな、それは他人事やないで。
松 うーーん。
高 うちらのアンデスが、
松 うん。
高 もし、この結婚式が、あと、もしもくそも、
   そら結婚するであろうけども、
   あーたのとこのアンデスなんか、
松 うんうん。
高 挨拶できへんで。
松 いやもう、絶対ムリですよ。
高 多分、あなたの時なんか、
   物凄いスターが来てるでしょ?
松 うん。
高 そん、
松 絶対ムリですよ。
高 そんなとこに、アンデス出してみ?
松 だってもう、鈴探されへんかってんから。
高 ははは。
松 下に落ちた鈴。うちのアンデスは、もう(笑)
高 『ガキの使い』の時にな(笑)
松 (笑)
高 おたくのアンデスは、確かにきびしいわ(笑)

高 アンデスが大トリを、(笑)
松 ええことのひとつも、
高 そう。これーーは、きびしいでーー。
松 絶対ムリですね。
高 なあ?
松 絶っっ対ムリやな。声ちいさーーーなって。
高 ははは。
松 「何言うてんねん?」言うて(笑)

松 つらいな。
高 つらい。だから、うちなんかも、
   親父何言うてるか分かれへんから。
松 うん。
高 「てにをは」が多分、
   どっかでおかしなってもうてるはずやねん。
松 そうやなー。
高 あがるからね。うちの親父。
松 そうやな。

松 いや、もー、いよいよなったら、
   もう英語でやらした方がええかもしれんな。
高 ははは。ウケるわな(笑)
松 むしろ。
高 むしろ、その、(笑)
松 「むしろ英語でいけ。」言うて。
松・高 ははは。
高 あー、ええこと聞いた。
松 そやろ?
高 ほんまやな。
松 もー、そっちの方が、
   だってもう日本語喋られへんねんもん。
高 絶対英語の方がウケるもん。
松 絶対英語の方がウケるし。
高 なるほど。
松 うん。
高 「レディース、エン、ジェントルマン。」から始まった方が、
松 うん。
高 絶対ウケるもんな。
松 うん。「ジョーイチ、マツモト」言うてた方が、
松・高 ははは。
高 あー、それはほんまやな。
松 多分、それの方がいいですね。
高 それは、どかん!かもしれんしな。
   あーー、それはええこと聞いた。ほんまやな。
   そうしたろ、俺、ほんまに。
松 ははは。
高 もし、俺が結婚する時には、そうしよ。

高 やっぱり3本どりって、大変やね。
松 大変ですよ。
高 厳しいね。
松 厳しいですねー。やっぱりその、
   3本めのことが、3本めが1本めに来たのが、きついね。
高 ほんまですよ、これ。
松 ええ。
高 あのー時が、懐かしいわ。あのー、1本目の、
松 しかもこれが、俺、もー、鼻が通ってないし。

其の四 『 タレントの大変さ ・ 因果な名前 』

高 あのね、
松 うん。
高 あんなんどう思います?ちょっと真面目な話しますけど、
松 えーー?
高 いいですか?その話。
松 いいですよ、真面目な話して。
高 あの、ほら、こないだね、
松 プウ〜〜〜(とおならの音が)
高 なるほどー。
松 ガスコンや。
高 ガスコンかいな(笑)
松 うん。
高 あー、じゃあ、しょうがない(笑)あのね、
松 くさっ!
高 もーー、そんな、今あかんわ。
松 くっさーー。
高 今ここで動かれへんから。
松 くさいくさいくさいくさい。

高 もうええわ、もー。
松 何?言うて、言うて、言うて。
高 いや、あのさあ、
松 うん。
高 あのー「感謝祭」とかね、
松 うん。
高 とかさ、あーいうデカイね、TBSの、
松 うん。
高 紳助さんがやってるようなのとか、
   他の色んな番組のデカイ番組あるやんか。
松 うん。
高 よーさんタレントが集まるやつって。
松 うん。
高 でね、あれ、どういうモチベーションか分かれへんけど、
   「大変やな。」って思うのが、
松 うん。
高 明らかに「感謝祭」の前の方の人たちは、
   まあ、まあ、「この人たち、ありがとうございます。」
   感謝感激、雨あられ的やん。前の方人は。
松 はあ。
高 後ろの方の人は、なんとなく、やっぱしどうしても、
松 うん。
高 後ろにまわされた感じがあるやんか。
松 みかんやわな。
高 そう、アンデスとみかんやったら、みかん。
松 普通、果物屋は、
   アンデスが後ろの方に控えるんですけど、
高 うん。
松 まあ、後ろに行くにしたがって、
   そのー、量産型の果物になっていくよね。
松・高 ははは。
高 そうやねん。ザルに盛ってなんぼみたいな感じの(笑)
松 ははは。
高 一盛りなぼみたいな(笑)
松 まあ、申し訳ない話。

高 みんな、そこを経ていくんやから、いいんやけど、
松 うん。
高 でもやっぱ、そこで俺、「すごいな。」と思うのは、
松 うん。
高 やっぱりみんな、テンション上げていくやんか。
松 うん。
高 で、行ったら、
   「はい、こちらお願いしまーす!」って、
   多分ADさんに、言われて、
松 うん。
高 「ここお願いしまーす。」って、一番!後ろの、
松 うん。
高 一番!端はおるわけやんか。
松 「えー?ここぉ?」みたいなとこね。うん。
高 それでも、やっぱし頑張らなあかんやんか。
松 頑張らなあかんな。
高 俺ねー、「あー芸人さんとか、タレントさんて大変やな。」と思うねん。
   なんか、「べべや、俺!」って思わ、
   思ってしまうやんか。
松 うん。
高 「負けたらあかん!
   次は、もう、一個でも前行ったろ!」と思うねんけど、
   あそこでのモチベーションっていうのは、
松 うん。
高 もうね、「すごいなーー。」って、やっぱ思てまう、
   毎回観るたびに、「頑張ってくれよ。」と思うねん。
   ほんまに。
松 うーーん。そうやな。

松 サラリーマンの、もう、会社では、
   なんーーにもできへんねん。
高 うんうん。
松 ね?
高 うん。
松 でもそのおっさんが、
   あのーそこの道歩いてたって言ったって、
高 うん。
松 そんなにうだつのあがらんおっさんやとは、思えへん。
高 思えへん。誰も分からへんから。
松 でもタレントはね、
高 もうね、
松 「うだつのあがらんタレントが来たでー。」みたいな、
高 感じで思われるもん。
松 もうなんかね、その人の人格を、
   全部否定されたようなね。
高 なるほど、なるほど。
松 「こいつ、ダメ人間なんや。」みたいな感じのレッテルを貼られて、
高 うん。
松 しかもそれを、全国民が知ってるみたいね。
高 そうか、あれ序列やからね。
松 ある種ね。

高 でも、それを経ていくやんか。まあ、自分もそやけど。
松 うん。
高 やっぱ、みんーな若手芸人とか、
   タレントさんとか、まあ、ほんま、
松 うん。
高 その、アイドルの人とかでも、
松 うん。
高 後ろから始まるやん。
松 うん。
高 一個一個前やんか。
松 うん。
高 いや、ほんま、あーいうので、
   「あ、自分は、今、どこにいてんねや。」って、
   タレントは毎回気付かされる思いをしながらやってんねやな、
   って思って。
松 うん。

高 そういうのがあるから、頑張っていくやんか。
松 だからあれちゃうの?
高 何が?
松 あのー、タレントがさ、
高 うん。
松 結構いい時に、結婚するやんか。
高 うんうん。
松 「そんなええ時に、結婚して。」みたいに思うけど、
高 うん。
松 意外とそうではなくて、
高 うん。
松 あの、親に対して、
高 そうやな。
松 親に対して、今ええ時にしとかんと、
高 うん。
松 「反対されんちゃうか?」みたいな。
高 相手方に。
松 相手方に。
高 「なんや、あのひょろひょろ。」
松 なんか、そういう恐怖心が、もしかしたらあるんかもしれん。
高 「ガリガリやないの、あの子。」みたいな。
松 「ガリガリや。あんーなガリガリの子、
   うちの娘やられへん!」
高 もー、アンデスが、「あんなもん、絶対あかんぞ!」って。
松 「あかんぞ!」ってなるやんか。
高 言うよな。
松 だから、今、いっちばんええ時に、
高 そうかー。
松 っていうのは、あるんやな、これな。
高 いや、芸能人って、大変やな。
松 大変やってー。

高 「感謝祭」、こうあって、
松 うん。
高 で、もうなんか、紳助さんが、
   「スタンドアップ!」なんか、最後、
松 うん。
高 なんかなんか、なんか言うて、最後、じゃあ、
   「チリンチリンチリーン!」ここでなんとかー!とか、
   言うやんか。
松 うん。
高 もう最後の、あのその、最後のやつやって、
松 うん。
高 それでトップの人が、
   なんかお金もらえる25万円もらえる、みたいな。
松 あー、あったっけ。
高 一番最後の人が、呼ばれんねん。
松 うん。
高 一応、一応後ろでも、「うわーー!」喜ぶけど、
松 うん。
高 「俺が一番やったら、シャレならんぞ。」
松 ははは。
高 「紳助さん怒んのちゃうか?」みたいなことで、
松 ははは。
高 喜びながら、いったあかんの分かってんねん。
   2位で止まって、おいしいとこいかなあかんの分かるけど、
   1位とってまう時あるやんか(笑)
松 ははは。いや、そん時は、
高 つらいぞー。
松 スタッフとかでも、
高 うん。「え?」
松 「え?」って、そらもう、ミキサー室で、
   むちゃくちゃ言われてんで。
高 「何やってくれてんねん。」と。
松 「何やって、これ、二度と出すな、こいつ。」とか。
高 ははは。
松 いや、そら言われてるよ。

高 でも、そういうの経て、強なって、
松 うん。
高 心臓強なって、どんどん前行くんやな。
松 うん。
高 いや、大変な仕事やわ。
松 作家には、それないもんな。
高 俺らには、それないから。表には、出ぇへんから。
松 そうそうそう。

松 俺、だって言われたで?
高 うん。
松 NSC入った時に、
高 うん。
松 「芸人で、売れへんかったら、」
高 うん。
松 「ほんーーまにクソやで。」って。
高 ほんまにそやな。
松 うん。
高 ほんまにそや。
松 もう、芸人で売れ・・(笑)
高 ほんまや。
松 最悪やで!
高 最悪や。
松 うん。
高 手に職あるわけでもないしな。
松 ないし。
高 無駄口叩かんと仕事せえ、言うことやな。
松 そりゃ、今は帰らんけど、ねえ?
   実家帰ったら、「サイン頼まれて、したって。」とか、
   色々言われるで?
高 うん。
松 「まっつん、まっつん。帰ってきたんか?」
高 ええこと言うよ。
松 言うてくれるで?
高 うん。
松 これ、全然売れてへんかってみ?
高 ははは。
松 みんな、目線合わせへんで。
高 いや、ほんまやで。その話せえへんで(笑)

高 そのリスクはあったんやからな。
松 「うわ、松本見たわ。」(小声)
高 「嘘やん。」(小声)
松 「帰ってきてた。」(小声)
高 「物凄いジーパンはいてたわ。
   なんか、あれ、見たこと無いわ、あんなジーパン。」(笑)
松 ははは。
高 「どこで買ってんねん。」
松 「今、今、東京にいてんの?あれ。」
高 「知らんねん、東京なんか、なんか、
   どっかのプールの営業おったで。」
松・高 ははは。
高 「えー?」
松 「来た来た来た、来た来た来た!」言われるで。
高 うわ、もー、あかんわ。
松 いや、ほんまに。
高 「まだあれ、浜田とやってんの?」
松 (笑)

高 「もう終わってんちゃう?」「うそ。」
松 「1回解散したって聞いたけど、でもまた、
   1回また、またやるって言うて。」
高 「いや、やってへん。
   あれなんか、若〜い女の奴とやってる。」
松・高 ははは。
高 「それと結婚したって聞いたな。」
松 絶対イヤや(笑)
高 ははは。
松 それもまた、中途半端な女やろ?
高 中途半端な女や。
松 「若い」言うても、そんな若ない。
高 若ない若ない若ない。でも、スタイルはええけど、
   ぶっさいくやからな。
松 ははは。絶対イヤや。

松 今、まあ、お笑いいっぱい出てきたけどな。
高 ほんま、そやねん。
松 どうやって、残っていくかやで。
高 これは、一個一個大変やな。なあ?これー。
松 ほんと大変ですよ。
高 いや、もうあーたは、もういいじゃないですか。
松 まあ、いいっちゃいいんですけどね。
高 うん。
松 まあでも、ね、
高 いいじゃないですか。
松 でもね、そういうわけにもいかんやんか。
高 は?
松 (笑)
高 まあね。やっぱり下からの突き上げもあるからね。
   それやっぱり頑張っていかんとね。
松 あんまりないですけどね、下からの突き上げ。
   感じたこと無いです。
高 やらしーな、自分。ほんまに。
松 ・・・。
高 は〜〜あ。
松 突き上げられたいもんやわ、ほんまに。
高 ははは!
松 (笑)
高 ほーー、なるほどね。

松 あれ知ってる?自分。
   あのー、俺なんかで言うたことあるかもしれんけど、
   あのー、
高 言うたことあるんやったら、ええわ。
松・高 (笑)
松 高層ビルをな、
高 はいはい。
松 日本で、
高 うん。
松 はじもて高層ビルを、
高 「はじもて」!(笑)
松 ははは。てがけた人が、
高 うん。
松 の名前知ってる?
高 ・・・それは、ひょっとして?
松 二階さんって言うねんな。これが。
高 ほうほうほう。高層ビルやのに。
松 高層ビルやのに。
高 うん。
松 これが意外に。

松 こういうこともあるんやな、みたいな。
高 ははは。おう。
松 こないだあのー、相撲を観てたのよ。
   小学生のちびっこ相撲を観てたのよ。
高 はいはいはいはい。
松 もー、ものすごい押しの一手の、ものっすごい子がおんねん。
高 おー。
松 その子が、
高 うん。
松 「おさない」くんて言うねん。
高 ははは。
松 ははは。
高 そんなことってあるんやなー(笑)

高 あの、ホンダタクトっておいうのがおったのよ。
松 いましたね!っていう名前の奴がね!
高 おったやろ?
松 で、まあ、今のラジオ聞いてる人は、
   あんまり知らんかもしれませんけど、
高 うん。
松 一時期、そのー、何?そのーバイク、
高 ホンダのタクトっていうのが、
松 「タクト」いうのがね。ブームなってね。
高 ブームなって。多分、その頃の、
松 うん。
高 俺らの、俺らぐらいの奴が、
   子供がそれになってんちゃうかな?
松 そうやね。
高 うん。だから、「ホンダタクト」って、
   あの「タクト」をイメージしたんかなーと思って。
松 いや、絶対そうですよ。
高 そうやな。
松 うん。

松 うわ、しんどいな。
高 それ、しんどい、ははは。
松 やっぱ、名前ってちゃんとやっぱ、考えなあかんな。
高 いや、そうやで。それ、あの、
   その時の雰囲気に任したらあかんで。
松 わら、その時おもろかったから、みたいな。
高 いや、そんなんあかん。
   子供の名前やから、ちゃんと考えな。
松 ほんまやな。
高 うん。
松 それが、
   「おさないくん、おさないくん。
    おさないくんの押しが凄いですねー。」言うて。
高 うわーー、もう。
松 「出るか、おさないくん!」みたいなこと言うて(笑)
高 ははは。まあなー、
松 うん(笑)
高 まあ、解説も難しいわな、それな。
松 解説も難しいんですよ。
高 笑たらあかんしな。

松 俺、昔、『ガキ』で言うたと思うけど、
高 うん。
松 たまたま、深夜あのー、ボクシング中継観てたらね、
高 うんうん。
松 あのー「サイボーグコウイチ」っていうのが出てきたんですよ。
高 あー言ってたな。
松 で、「サイボーグ」っていうのは、
   これ、リングネームなんですけど、
高 あー。
松 でも、「コウイチ」だけとるわけにもいかんから、
高 うん。
松 「サイボーグ、サイボーグ」言うて、その解説者と、
高 うん。
松 そのアナウンサーが、もう、「サイボーグが、」
高 うん。
松 「あれっ?サイボーグの動きが悪くなりましたよ。」
松・高 ははは。
高 もう段々おかしくなってくるな(笑)
松 「サイボーグ立てるか!」みたいなね(笑)
高 おーおーおー(笑)
松・高 ははは。
松 その、アナウンサーは、
高 うん。
松 全然面白がってないねん。それを。

高 はまってもうたんや。
松 はまってもうて。
高 あー、それ言うてたなー。
   だから、1回『ガキ』で、サイボーグ来てたやんか。
松 サイボーグ来たんですよ。
高 『ガキ』。翌日、よく、翌週か。
松 はい。もう、サイボーグやめたらしいですよ。
高 え?やめました?
松 あのーボクサーは。

高 格闘家っていうのは、旬が短いっていうかね。
松 まあね。だって俺、何年後かに逢うたんや。
高 えー。
松 「すいません、松本さん、覚えてますか?」
高 うそっ。
松 みたいな。「サイボーグです。」
高 うわっ!
松 「サイボーグです。」いうのも、どうかとは思うけど、
高 うん(笑)
松 で、「今、なんかキャッチみたいなことやってまして、」
高 うわ、つらい、
松 「あ、頑張ってます。」言いながら、
   そのカッターシャツに万年筆さしてんのに、
高 うん。
松 おもっきりインクにじんでたけどね。
高 うわ、サイボーグ、なんとかせな、そこ。
松 (笑)
高 そうかー、人生って、
松 色々あるよ。
高 だから、
松 うん。
高 何があかん、何がいいってことないんやけど、
松 うん。
高 頑張らなあかんな。
松 結局。
高 ええアンデスになるには。

松 アンデスになりたいもんな。
高 なりたいよ。俺、もう、ざくろとか、いちじくはイヤや。
松 イヤや。俺もやっぱ、箱につめられて、
   わらの布団ひかれて、
高 ほんまや。
松 そこに座っときたいもん。
高 「ん、それでええ。ん、それでええ。」って言いたい。
松 ね。
高 いちじくは、もう、ひやひっややもん。
   ハエたかってくるし。
松 (笑)

松 名前も分からん果物もあるしね。
高 ある。
松 「これ、なんやこれ?」みたいな。
高 そんなんイヤや、もー。
松 な。

高 例えば、俺らこれから結婚して、
   子供できた言うたら、もー、かなりアンデスとしては、
   遅めのアンデスやで。
松 遅めのアンデス。へた長いからね。
高 うわ、枯れてるへたやろ?
松・高 (笑)
松 まあでも、アンデスに、(笑)
高 間違いないからね。
松 越したことは無いから。
高 見栄えは、アンデスやからね。
松 見栄えは、ちゃんと、アンデス、
高 いちじくではないか。
松 はい。
高 そうか、それならまだいいか。
松 はい。あの、何、
高 なんの話や(笑)
松 (笑)
高 疲れとんな・・。
松 自分が疲れてるって、疲れてるって、
   自分が疲れてるなって思うわ。喋ってて。
高 あのね、ほんまにね、
松 俺は全然疲れてないわ。
高 自分、疲れてるやんか。
松 ははは。

松 ほんま、もう、これにこりてねえ、
   もう、これやめてな。これな。
高 3本目の最後にしよう。それはね。
松 絶対そやって、そんなん。これおかしいやん。
高 3時間半ずっと喋ってるからね。
松 うん。
高 ほんま。
松 マジで。
高 これ逆に、せめて逆にね。
松 だって、焼肉食いに行ってさー、
高 うん。
松 もう散々、焼肉食って、
高 うん。
松 ご飯もスープも、なんや食べた後に、
高 うんうん。
松 最後にもう1回キムチ出されたってさー、
高 いやー、ほんま、
松 それは(笑)
高 ・・・それは、え?どういうこと?焼肉食って?
   色んな散々食ってから?食って?
松 ・・。
高 キムチ食ったら?何?
松 ・・・ちょっとあの、あれやな。
   一番最初に言うた、手コキの方が分かりやすかった。
高 絶対分かりやすい。ヘタやなーー。
松 そうやね。だから、あの頃まだ元気、
   フレッシュやったね。
高 ははは。
松 まだ、絞りたての、
   むき卵のような時の俺やろ?あれ(笑)
高 そうやねん。
   あの頃、つるんつるんしてたけど、(笑)
松 つるんつるんしてた(笑)
高 もう今、全然、あかんもん(笑)
松 (笑)
高 黄身がもー、薄くなって、青〜なってあるもん(笑)
松 ははは。
高 ながーく置き過ぎて(笑)
松 グリーンみたいなって(笑)
高 グリーンみたいなってるもん(笑)
松 (笑)
高 よう食わんわ、怖―て。あたるわ、そんなん食ったら(笑)
松 「ほんまにニワトリか?これ。」みたいな(笑)
高 ははは。
松 感じの、感じの。
高 ほんまや。「アヒルちゃうか?これ。」みたいな(笑)
松 まあ、これも、あんまり言いすぎた感じ、
高 そうやねん。そんーなに、そうやねん。

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