2005.8.6(土) 202回目

今週の一曲 『 月のあかり 』 桑名正博


其の壱 『 東京で強い地震 ・ エレベーターは何故止まる? 』

松 どもぉ〜(笑)んんっ。
高 うわ、もう痰からんでるやん(小声)
松 松ちゃんアイス、アイスで、アイス松ちゃんです(笑)
高 ははは。
松 松ちゃんアイスです。あ、やっぱり、・・はい。
高 どっち?だから。
松 アイス松ちゃんです。
高 アイス松ちゃんですね、はい。
   えーー、高須クランブル交差点です。

高 もー、喋りだしで、痰からむみたいな、もうね、
松 ははは。
高 老いですよ。
松 違うんですよ。ここのコーヒー痰からむんですよ。
高 そうですかねー。
松 すっごい。ここ以外、俺、
   痰なんてからんだことないねんけどね。
高 僕ね、ラジオやってると、よーあなた痰からんでるから、
松 いや、ほんとそうなんですよね。
高 「あ、いよいよ、」
松 多分、ここのコーヒーやと思うんですよ。
高 「いよいよ来てるなー。」と思って。
松 あ、でもね、僕、ここのコーヒーの痰のからみ方は、
   好きなんやけどね。
高 どないやねん。それ。どういうこと?(笑)
松・高 (笑)
松 いや、別に理由は(笑)
高 しっかり聴いてもええねんけど(笑)
松 ははは。

高 地震がありましたね。
松 そうなんですよ。
高 あれ怖かったなー。
松 あれはねー、あのねー、
高 びっくりしたわ。
松 僕、僕やっぱりね、
高 うん。
松 あの、予兆ありますね。
高 ほんまに?
松 揺れるちょっと前に、分かるんですよね。
高 どういうこと?
松 「あ、来た!」って。
高 いや、
松 「あ、来る!」って。
高 いや、「あ、来た!」言うてもうてるやん。
松 言うてもうたな(笑)
高 1回来とるがな(笑)
松・高 ははは。
高 「あ、来た!」って(笑)
松 だから、
高 うん。
松 俺の中では、
高 怖いわ。
松 もう1秒前に、来た感じになってるわけや。
高 来とんねん。それー。
松 (笑)
高 来た感じじゃなくて(笑)

高 あれすごかったなー。
松 中々のもんですな。
高 俺、車乗ってたのよ。赤坂の辺で。
松 ほーほー。
高 したら、ぼーん!
   「ぶつかったのかな?」と思って。ちょっと。
松 うん。
高 ぐらい、うわんっって揺れたから。
松 あー、車乗ってるときの地震て、あれ、
   一瞬分かれへんよね。
高 そう。

高 あのほら、信号が物凄い揺れてて。
松 俺、あのー、浜田が昨日言うてて、は、
   詳しい話は聞いてないけど、
高 うん。
松 吉本の事務所?
高 うん。
松 えー、あっこどこやったっけ?
高 神保町?
松 神保町。
高 うん。
松 めっちゃくちゃ揺れたらしいな。あそこ。
高 そら、めちゃめちゃ揺れてるよ。赤坂揺れて、
松 いや、あそこのビルは、
   尋常じゃないぐらい揺れたらしいで。
高 大丈夫かいな。
松 「吉本さ〜ん!」言うぐらい。
高 大丈夫かいな、吉本さん。
松 「吉本さん、大丈夫かいな。」言うぐらい、
   もうその、周りの人がぶわ〜出てきて、
高 うん。
松 「吉本さんが〜〜!」言うぐらい、
高 ははは。
松 もー、ほんま、笑てまうぐらい動いてたらしいで。
高 大丈夫なの?あの会社。
松 古いねんて。
高 あ、そうなの?
松 建物が。
高 新しそうに見えるけどね。
松 ま、揺れた方が安全やっていう説もあるんですけど。
高 あーあーあーあー。
松 めーちゃくちゃ揺れてたらしいで。天下の吉本が。
高 ははは。
松 (笑)
高 あのね、その後TBS行ったんですよ。
   エレベーターが全部止まるんですよ。
松 あ、うちも止まりました。
高 でしょ?
松 うちのマンションも止まりました。
高 でしょ?
松 はい。
高 ほいで、もう会議室が14階なんですよ。
松 はい。
高 もうそら、もうできへん、と。
   そこまで上がっていくの。もー。
松 うん。
高 したらもう、「申し訳ないけど、降りてきて」って言うて、
松 うん。
高 1階でやったんですよ。
松 あれさ、俺だから、腹立ってんねんけど、
高 うん。
松 いや、地震で揺れたから、危険を察知して、
高 うん。
松 エレベーターが止まる、と。
高 うん。
松 それはええ、と。
高 うん。
松 で、もう揺れてへんわけやんか。
高 復旧せえよ。
松 なんで、ボタン一個で解除できるみたいなことには、
   なってへんわけ?
高 分からん。
松 絶対できるやろ?
高 うーん。まあね。

高 あれなんでやろね?
松 揺れてるときは、止まっていいですけど、
高 すぐ、復旧する、
松 揺れてないんやから。揺れてないんやから、
   なんかボタン一個で解除できるように、
   絶っ対できるはずや!
高 ・・そら分からん。
松 じゃあ、エレベーター会社どーすんねんな。
高 ん?
松 エレベーター会社は。
高 「どーすんねんな」って?

松 エレベーター止まったことを復旧するために、
高 うん。
松 動かなあかん人たちが、
高 うん。
松 エレベーターの上、高〜いとこおったら、
   どーすんねんな。そのエレベーター止まってまうがな。
高 さあ、それ知らんなー。
松 ははは。
高 どっか一個ぐらい動いて、
松 平屋か、あいつらは。大体。
高 そうなんちゃう?
松 ・・・。
高 多分。
松 邪魔くさなったなー。
高 ははは。
   だって、そんな、その話分かれへんねんもん。
   自分も、「ボタン一個で復旧できるんちゃうんか!」
   って言うしかないから。この後。

松 あれ知ってる?あの、ミルサー。
高 何?ミルサーって。
松 ミルサーってあるやんか。
高 ミルするやつ?びゅーーんって。
松 そうそうそうそう。
高 あ、豆とか、
松 岩谷のミルサーとかあるんですよ。
高 うん。
松 あれね、氷とか、あんま入れすぎて、
高 ガリガリーやったら、
松 押したら、ブーーーンッなるわけですよ。
高 なるなるなるなる。
松 あれがあまりにも、氷とか入れすぎて、
高 強すぎると、
松 抵抗力が大きすぎると、
   モーターがムーーン止まってもうて、
   焼き付け防止で、
高 はいはい。
松 エンジンがストップするんです。
高 はいはいはい。
松 でも、裏を返したら、
   なんかポッチみたいなんがあって、
高 あーあー。
松 それをぴゅって突いたら、
高 あー。
松 すぐまた、解除できるんですよ。
高 あー。
松 それと一緒やねん!あんなもんは。
高 ははは。
松 そーしといたらえーねん!
   シャーペンみたいなんで、突いたら、
   解除できるようにしといたらえーねん。
   あんなもんは。
高 シャーペンじゃなくてもええやん。
   別にそんなもん。ややこしーわ、そんな時、
松 いや、
高 シャーペン。
松 シャーペンや!
高 なんでシャーペン(笑)
松 シャーペンは、みんーなが持ってるもんや。
高 持ってへんわ(笑)
松 みんなが、大っ好きな文房具や。
松・高 ははは。
高 なんでやねん。なんでそんな大好きやねん。
   シャーペンが(笑)
松 ははは。
高 シャーペンの芯で押さんでも、ええがな。
松 いつでもそばにいたい、
   いつも持っときたい文房具や。
高 (笑)
松 シャーペン言うのは(笑)
高 おかしなことを(笑)
松 ははは。
高 言うとるで(笑)
松 みんなの友達や。シャーペンは(笑)
高 シャープペンシルは(笑)
松 シャープペンシルは(笑)

松 エレベーター動くようなったんがね、
   その日のね、深夜のね、
高 えーーっ?!
松 2、2時ぐらいですよ。
高 厳しいなー。
松 厳しいですよー。ね?
高 もっと言うと、じゃあ、緊急で、
松 うん。
高 誰かが倒れました、と。どーすんねんちゅー話や。
松 そん時にはね。
高 階段でどやって運ぶねんっちゅー話や。
松 うん。これ、どーなってんねん、
高 シャープペンシルで、
   ぴっとやったらえーっちゅーもんや。
松 そうやねん(笑)

松 誰かの家が、ガスも止まったって言うてたねー。
   あれもまた、そやねん。
高 はー。
松 ガス止まんの知ってる?あれも危険察知したら、
   止まるんですよ。
高 あー、揺れたらね。
松 ほいで、1回また、ポッチみたいなのが、
高 またそれかいな。
松 いや、ほんまそうなんですよ。
   これ1回閉じて、シャープペンシル的なもので、
高 おーおー、ぽちっと押したら、
松 ぽつんと押したら、復旧するんですよ。
高 っていうことは、エレベーターもいけるはずやって、
松 もー、大好き。
高 ははは。何が大好きや。
松 (笑)

松 あのー、高須君ね、これね、今日えーと、
   第202回なるんですけど、
高 うん。
松 結構ええこと言うたな、と思ったんですよ。
高 うん、意外とね。
松 地震で揺れたからって、
高 うん。
松 なんでエレベーターが止まるの?
高 そうでしょ?
松 なんか・・・え?なんで?
高 なんで?
松 なんか、
高 なんで止まらなあかんの?
松 エレベーター止まらな危ないって、
   こっちは思いすぎてるけど、
高 なんで?
松 そんなに危ないか?
高 そう思うやろ?
松 なあ。
高 うん。「なんで止まんの?」って思うねん。
松 そうやんな。

松 なんやったら、止まった方が危ないよね。
高 うーん。分からへん。
   閉じ込められた方が危ないやろ?
松 閉じ込められた方が危ないし、
   エレベータ動けへんことの方が危ない。
高 で、もし事故、もしそれで上で、
松 それで火災とか、上で火事とかなったら、
高 そう。
松 逃げられへんやん。
高 逃げられへん。

松 ましてや、震度6とか言うたって、
高 うん。
松 ずーーっと揺れてることっていうのは、
   有り得へんわけで、
高 なあー?
松 そや。止まらんでええわ。
高 おかしいよな。あれなあ。
松 おかしい。止まらんでええわ。
高 うん。
松 ほんまや。
高 もっと言うと。
松 もっと言うと。
高 もう、ポッチなんていらんねん。
松 そう。シャーペンなんかいらんねん。
高 いらんねん。
松 気持っちの悪い。
高 ははは。
松 (笑)
高 あんなもんな。
松 あんーなもん(笑)
高 鉛筆でえーねん。何考えとんねん。
   シャープペンシルって(笑)
松 ははは。
高 どこがシャープやねん、あれ(笑)

高 ここまでデカイの初めてやわ。地震で。
松 うん。あー、デカイ、あ、そやな。
高 な?東京来て。
松 そや、俺ら、あの、阪神大震災を、
松・高 経験してないから、
松 あー、今まで生れた中で、
   一番大きかったかもしれないね。
高 一番大きかった。5強は。
松 すごかったもんな。
高 すごかった。

松 最近できたマンションは、ローラーが中で、
高 中でなってるからね。
松 横揺れには、強いですけど、
高 たてはあかんのかいな?
松 たては、そら、ローラーが、もー、
高 ぽーーん!
松 は、はずれるやろ。もー、かっしゃーーん!て。
高 うん。はずれたら?
松 もーー、あれやんか。
高 何?
松 もー・・言うて。それは。
高 そこは・・(笑)
松 ははは。
高 ははは。
松 そこだけは!言うて。もうこっから、
   それ以外のことは、全部俺言うから。
高 うん。外れたら、だん、だん、
   段地になってまうよな。
松 ん?どういうこと?
高 自分なんやの(笑)

其の弐 『 吉本新喜劇 ・ 25時間テレビ 』

高 一生懸命生きないかんわー、もー。
松 まあねー、死ぬ時は死ぬんですけどもー。
高 嫌やねー。
松 地震で死ぬのは、ちょっとやっぱ嫌かなー。
高 ねー。岡八さんが亡くなりましたね。
松 あーそうですねー。
高 奥目の八っちゃんが。
松 奥目の八っちゃんがねー。
高 観てましたけどねー。
松 うーん。
高 「どっからでもかかってこんかい」。
松 僕ね、でもね、吉本入った時はね、もーー、
高 いてはれへんかった?
松 あの、そんなにね、もう、
   しょっちゅう新喜劇に出てはるって感じでも、
   なかったのよね。
高 お逢いしたことはあった?
松 うん。でもね、数えるぐらいしかないんちゃうかなー。
高 ふーん。
松 ちゃんと会話したことは、なくて。

高 考えたら、寛平さんとギャグが、
   ちょっと似てるなーと思って。新喜劇で。
松 あー。
高 なん、「どっからでもかかってこんかい。」
松 あ、でも、寛平さんは、どっかちょっと、
   インスパイアされてるのかもしれんな。
高 「くっさああ〜〜」の、あの言い方も、
松 あー。
高 ちょっと寛平さんに、
   そのDNAはちゃんといってるなーと思って。
松 あー、僕はだからね、あんまりね、
   楽屋では会ったことなくて、
高 あー。
松 いち、あれ、観に行った側やねん。客席で。
高 あーそう。
松 はい。
高 あの人、尼崎かなんか住んでなかったっけ?
松 そうそうそうそう。
高 俺らの地域の近いとこ。

松 出屋敷のプレスリーですよ。
高 八っちゃんは?
松 八っちゃん。
高 奥目の八ちゃん。
松 はい。
高 なんでプレスリーなの?
松 あのねー、俺は、なんかそんなこと言うてる奴おったから、
   ものすごい怒ったったけどね。俺は。
高 ははは。
松 「意味が分からん」言うて。
高 ほな言わんでええやん。なんで言うの、自分も。
松 ははは。
高 出屋敷のプレスリーって(笑)

高 いやでもね、あの頃の新喜劇ってすごかったですよ。
松 うん。
高 花紀京さんがおってね、
松 そうそうそう。
高 原てつおさんがおって。
松 うん。
高 オールスターですよ。
松 ね、
高 チャーリー浜さんがおって。
松 ほんと、土曜日学校終わって帰ってくるときに、
   楽しみやった、
高 楽しみや。
松 あの、あれ新聞欄にね、
   多分載ってなかったのよね。
高 そやったっけなー。
松 誰が、今日は、誰の新喜劇かっていうのが。
高 うん。
松 で、松竹新規劇か、吉本新喜劇かも分からん、
高 はい。うん。
松 みたいな。
高 そんなんやった。

松 ほいでまず、あの、吉本新喜劇、
   小学生ぐらいの時は、吉本新喜劇やった時点で、
高 うん。
松 「あ、当たりや!」
高 「当たりや」と思った。
松 って、なんねんな。
高 そうそうそう。
松 で、次が、誰かや言う話になってくんねんけど、
高 そう。
松 これがさー、岡八さんと、
   花紀京さんのダブルやった時は、
高 時は、もー、これ、
松 はいきた!これ〜〜やろ?
高 これ、これは絶対おもろい。
松 これ絶対おもろい、言うてね。

松 あの、「あっちこっちどっち」ってあったでしょ?
高 あった。
松 あれでさ、
高 うん。
松 あの、山田すみこがさ、
高 うん。
松 叫ぶわけですよ。
高 叫びますね。
松・高 「やれ言うたんやから、
     やったええやないのーーーっ!」
松 言うやろ?
高 うん。
松 ほんなら、ドンドンドンドンドンドンって、
高 ドンドンドンドン、
松 みんな、うわーーなるわけですよ。
高 うん。
松 その、大きい声で。
高 あー、なります、なります。
松 ほんなら、あのー、木村あきらいうて、
高 はいはいはい。
松 ものっすごいデブのね、
高 はいはい。
松 人が、その、赤ふんで泳ぎだすわけですよ。
   そでから出てきて。
高 泳いでんねんな。
松 あんなことがさ、あれで、うちのおかんとかでも、
   おばちゃんが、笑てたんです。
高 笑てたよ。
松 あれって、めちゃくちゃシュールでしょ?
高 いや、シュール。意外とね。
松 あれだけは、
高 ほんまやな、シュールやな。
松 ごっついシュールやねん。
   だって、その木村あきらさんは、
   1回も出てないんですよ。
高 そうやな。
松 その芝居には。
高 そうやな。
松 なんで赤ふんなんかも、意味も分かれへんし。
高 そうやな。

松 ほいで、なんもなく去っていくんですよ。
高 去っていくねん。
松 なんか平泳ぎみたいなのですよ。
高 平泳ぎやねん。平泳ぎ。で、ある時には、
   子供バージョンが出てくんねん。
松 あ、子供したがえてた。

松 でもそれを、「なんで?」とか、
   疑う余地なく、みんなで笑てたよ。
高 笑てた、笑てたよ。ようできた、感じやったよ。
松 あれ不思議やな。
高 不思議やなー、あれ。

高 坂田師匠がね、
松 うん。
高 旦那がなんか、浮気したかなんか、
   なんか、なんかそのー、
   山田すみこさんのお金を使って、なんかを買ったんですよ。
松 うん。
高 で、見つかったらあかんからって言うて、
   で、帰ってくる。
松 うん。
高 「あー、急げ急げ!」言うて、
松 うん。
高 その押入れの中、バーッ隠れて、
松 はいはいはいはい。
高 「旦那さん、ここいま、おま、いまへんでぇ〜っ!」
   って言うのが、
松 うんうんうん。
高 俺はもう、おっかしーてしゃーなかってん。
松 まあ、かんだけどな。
高 もう、そうやねん。かんでもうたわ。
松 ははは。
高 おまへんで言うて。
松 ははは。
高 もーー。出て来い、なんか出て来い!

松 俺はそのかみかたをしたら、もう引退する。
高 ほんまやな。こんーな恥ずかしいことないな。
松 (笑)
高 ここや言うとこでかんでるから、
   チッ、落ち込むなー。

高 また1人の素晴らしいね、
松 うん。
高 喜劇人が、この世を去ってしまったからね。
松 もー。
高 やっぱ勿体無いなーと思ってね。

高 ビールとか、目で開けはるからね(笑)
松 目で開けんねん。すぽーんいうて。
高 こーん!言うてな。
松 うん。
高 これもウケんねん。どっかーんやねん(笑)
松 (笑)
高 奥目やから。そないに奥目ちゃうねんで?(笑)
松 全っ然奥目ちゃうわ。
高 全然奥目ちゃうねんで?
松 うん。
高 でも、「奥目の八っちゃん」言われて。

高 25時間テレビ、観ましたか?
松 まあ、要所要所観さしていただきましたよ。
高 さんまさんと紳助さん、観ましたか?
松 あのー、っとね、
高 うん。
松 えーっと、あれ、どれぐらいやってはったん?
高 いや、結構1時間半、2時間ぐらいやってた?
松 いや、1時間ぐらい観てたんちゃうかな。
   それと、あのー、
高 俺は、もー、ほぼ観てたね。
松 あ、そうなんや。
高 うーん。
松 うーん。
高 いやー、面白かったねー。紳助さんも頑張ってたなー。
松 あ、そうか。
高 やっぱ仲ええな、と思ったな。

松 僕は、若手がね、
高 うんうん。
松 よしも、あ、お笑いの若手がね、
   「すっごい面白かったー」って、
   その「面白かった」ていうか、
高 紳助さん、
松 す、や、「すごいぞ。
   フリートークがすごい。」みたいなことを、
高 うんうんうん。
松 言うねんけど、
高 うんうんうん。
松 いや、これ俺、誤解されてとられそうで嫌なんですけど、
高 さー、この言い方難しい。
松 あのー、
高 はい。
松 いや、フリートークではないんですよ。
高 うん。
松 我々に言わしたら。
高 うん。
松 もー、
高 あの話な、
松 2人の、いつものお決まりの、もー、
   何度か聞いたことある、あの、
   ネタ合戦なんですよね。
高 うんうんうん。
松 だから、あの、フリートークではないんですよ。
高 うんうんうん。
松 で、俺は「あ、そうか。今の若い子らは、」
高 知らんからね。
松 「知らんねや。」って、
高 うん。
松 それがちょっとびっくりやったね。

松 こう来たら、こう来るっていう、
   もうあの人たちの中の、もー、まあ、
   できてるもんなんですけど、
高 うん。
松 だから、それがあかんとか、いいんじゃなくて。
高 うん。
松 でも、若い子らは、それ知らんから。
高 まあでも、要はすべらない話じゃないけど、
松 うん。
高 鮮度を保って喋ってることは、すごいと。
松 うん。

松 まあ、だからあれ、中居君が1人おったから、
   逆にやりやすかったかもしれんね。
高 あーそうか。
松 逆に2人っきりやったら、ちょっともー、
高 そうやわ、そうやわ。
松 ね。
高 うん。
松 あのー、プロレスもさ、
高 うん。
松 やっぱレフリーおれへんかったら、やりづらいやんか。
高 いや、ええこと、あ!・・言ったな。
松 ま、「自由にリングでやってくれ。」て、
   結構やりにくいんですよ。照れるやんか。
高 ほんまやなー。
松 2人で。
高 自分ええこと言うなー。
松 うん。だから、やっぱレフリーは1人いるんですよね。
高 ほんまやなー。
松 で、あれは芸人じゃない方が、やっぱいいし。

高 ええこと言うやんか。
松 まーー、
高 自分。
松 これで最後やけどね。
高 そやろな。
松 ははは。
高 もう最後やろな。
松 ははは。
高 いやええこと言うわ。なるほどね。

松 漫才ブームとか?
高 うん。
松 「ひょうきん族」のあの頃の事とか?
高 うん。
松 知らん世代が、芸人になってきてんねんなーって、
   改めて、ちょっと思うよね。
高 まーねー。
松 うん。
高 そう、でも、考えてみ。
   50の人2人が喋ってるんやで?
松 うん。
高 もう昔、50のおっさんが、
松 うん。
高 アホなこと言えると思えへんかったからね。
松 うん。
高 言うたって、50のおっさんが、空気持って喋ってんの、
   俺、「あ、あー、えらい50やなー。」とは思ったな。
松 うん。まあ、俺、全部観てないからね。
高 うん。
松 分かれへんからね。

其の参 『 わしが武蔵か! ・ ビートたけしのいい話と藤井隆の披露宴 』

高 最近はどないですか?
松 最近、もーー、もーほんま、ちょっと聞いてくれる?
   「わしが武蔵か!」っていうタイトルで話、
高 またこれなんや、物凄い、すごい話やね。それ。
松 ははは。

松 昨日ね、
高 はい。
松 『ガキ』行く前にね、
高 はいはい。
松 5時入りやったんですよ。『ガキ』が。
高 はいはい。

松 武蔵、ラーメン屋の。
高 ラーメン屋。
松 行列の出来る、
高 はいはいはい。
松 有名なラーメン屋、武蔵。
高 ありますな。
松 にね、
高 うん。
松 あのー、「行こう」思て。急に。
高 あら、食いたくなって。
松 ちょうどあれを食うて、行ったら、
高 まあ、ちょうどええ時間や。
松 ちょうど5時、こぼれるぐらい。

松 もう1人でええし、行ったろと思って。行ったら、
高 うん。
松 あのー、えらいもんで、5時ぐらいなんで、
高 うん。
松 まだそんな、行列とかも、できてへん。
高 できてへん。ええやんか。ええやんか。
松 ほとんど人、おれへんかったんですよ。
高 うん。
松 ほんで、ドア開けっ放しやねん。あそこ。
高 あーはーはー。
松 ほいでさーー、食てたらさー、
高 うん。
松 もうあれ、ドア開けっ放しやからやろうけど、
   もうカウンターの下が、
高 うん。
松 もう、蚊だらけやねん。
高 ははは。蚊?!
松 もう、うまいねんけど、食てたら、俺もう、びっくり、
   後で、結果的に探し、あの数えたら、
   7箇所ぐらい刺されてんねん。俺。
高 なんでや?
松 もー、その、
高 蚊がおる?
松 B型で、俺、ごっつ刺され易いねん!

松 うまいけど、かいーねん。
高 はーー。
松 もう、かいーやら、うまいやらやねんけど、
高 あらららららら。うん。
松 もう、メシに集中できへんぐらい、
高 なるほど、なるほど。
松 かいーなってきて。
高 うんうん。
松 もー、蚊が「俺が」「俺が」みたいな、
   もー、俺を吸うために、もう、
高 うん。
松 列になってるかのようにね、蚊が俺を待って、
高 行列のできる、
松 そこに出た言葉が、
高 うん。
松 「わしが武蔵か!」なんですよね。
高 あー、そういうこと・・。
松 あれ?ちょっと待って(笑)
高 行列、行列がってことね。
   今だから、ふってたんや。自分で。
松 ははは。

松 なんで、そんな感じになられなあかあんの?(笑)
高 ってことは、ちょっとずつ、
   後半でぎゅっと帳尻あわしたんや。
松 (笑)
高 ははは。なるほどね。
松 あのねー、
高 あーそうですか。あんなとこいそうにないけどね。
   ビルの間で、そないにさー、
松 自分ないでしょ?めっちゃおいしいものを、
高 うん。
松 めっちゃおいしいものを、
高 ないですよ。
松 蚊に刺されながら食ったこと。
高 ないです。
松 ないやろ?正直ね、
高 うん。
松 蚊には勝てん。もうちょっとね、
   もう味覚そっちいけへんかった。

松 まあまあ、俺もちょっと異常なぐらい刺されるんですよ。
高 だってそんな、ラーメン屋行って、
   そんな刺されへんで。普通。
松 まあまあ、
高 森ん中入ってるわけじゃないからね。
松 うん。まあ、じゃあ、自分もB型やろ?
高 B型。
松 行ってみ?5時ぐらいの武蔵。
高 ええわ、そのために行くのー。
松 絶対車乗った時に、そのセリフ出るって。
高 どういうセリフやったっけ?
松 「わしが武蔵か!」
松・高 ははは。
高 それは出んわ(笑)
松 絶対出るって(笑)

松 だって、武蔵を食いに来よったんやで?
   あいつらは。言わば。
高 「武蔵を食いに来た」?
松 だからその、「ここが武蔵や。」言うことで、
高 うん。なるほどね。
松 あいつらは、
高 うん。「うまいで、うまいでー。」
松 5時に開くん待ってたっていう、
高 「うまいでー。」
松 5時に開くん、待ってたって。
高 いや、
松 自分の口で言うて。「5時に開くん待ってた」って。
高 いや、言いたくない。言いたくない。
松 「待ってた」(笑)
高 それは言いたくない。絶対言いたくない(笑)
松 (笑)

高 ひとつ、人にええ話を、どんどん聞いていこうと、
松 もーええわ。ええ話。
高 ・・なんでですか?
松 大してええ話ちゃうもん。自分の。
高 これはひとつ、言いましょう。
   あの、黒清水が言った、いい話。
松 うん。
高 もー、あれが、もー、
松 あんなもん、
高 俺がちょっと言うたら、
松 うん。
高 物凄い言いたがりやから、あれ。
松 うん。

高 「どんなんやねん?」言うたら、
松 うん。
高 「えーとね、えーとね、・・」
松 え?
高 「えーとね・・・・えーっとね・・。」
松 (笑)
高 ずーっと考えてんねん(笑)
松 (笑)
高 「どないしたんや?」
   「いや、間違えたあかんから、ちょっと待って。」
松 ははは。
高 「もー、なんやねん!お前。」
   しばらく黙って、「えーとね。」
松 ははは。

高 で、最終的に書きよったんや。
松 そんなややこしかったの?
高 いや、そんなことない。
   あの「もう少しと思ってる人は、大丈夫。
   でも、大丈夫と思ってる人は、もう少し」っていう、
   なんかこー、額に書いてあったんやって。
松 うん。
高 おかまバーかなんかんとこに。
松 うん(笑)
高 で、これが、間違えたあかん言うて、
   ずーっと反芻してんねん。簡単やん!(笑)
松 ははは。
高 簡単やん!(笑)
松 お前は「まだまだ」やわ(笑)
高 お前はまだまだ、ほんまやわ(笑)
松 (笑)
高 「もう少し」じゃないわ、「まだまだ」やわ、お前(笑)

松 それもね、そこまでーー、
高 そうやねん。
松 久しぶりに、「久しぶりに」言うか、逢う、
   逢うた放送作家に言う、
高 言うほどのことちゃうやろ?
松 ほどでもないわな。
高 そうやねん。大体、読める、読めるやんか。
松 そうやな。

松 え?ほいで、自分のええ話は何?
高 それやがな。
松 えーーー?
高 「そんなこと言うてたなー。」
松 それを挨拶に代えさせていただいて、
高 あ、じゃあ、もうひとつ。
松 うん。
高 ビートたけしシリーズになりますけど。
松 もー、自分・・
高 ははは。
松 ほんーま、ははは。
高 ビートたけしシリーズでお願いします。今週も。
   いいですか?(笑)
松 はい(笑)
高 いいですかね?
松 はい。
高 たけしさん、
松 あのね、それね、僕ごっつい、言いにくいんですけどね。
高 そうでしょ?(笑)
松 たけしさんのいい話されても、
高 「それええなー。」言うても、
松 なんかそのー、「ええなー。」て、あんまり言うのも、
高 気持ち悪いし。
松 なんか気持ち悪いし。
高 ほいで、「なんやそれ!」とも言われへんし。
松 「なんやそれ!」とも言われへんしさー。

高 なんかね、軍団の誰か、ラッシャーさんかだれかが、
松 うん。
高 こうなんか、その、引越しする言うて。
松 うん。
高 ほいで、もうその時に、
   「師匠、あのなんか、なんか、くださいよ。」つって。
松 あー、ええ話や。
高 いや、
松 よさそうな話やんか。
高 うん。まだ「ええ話」じゃないで。こんなの。
松 ははは。
高 なんやその、投げやりな感じ。
松 ちゃう、なんかよさそうな匂いがね。
高 でしょ?
松 もうオープニングからしてるやんか。
高 でしょ?
松 うん。

高 たけしさんが、「何がほしいねん?」言うたら、
   ラッシャーさんは、
松 うん。
高 「あのー、じゃあ洗濯機。最新式の、」
松 うん。
高 「すっごいいい洗濯機がほしい。」と。
松 うん。
高 あの、「なんや、しょがないなー。」言うて。
松 うん。
高 ほんで、後日送ってきたら、
松 うん。
高 あの、たらいのやつと、
松 うん。
高 こーー、何?洗濯板の、物凄い高い木のやつが、
   送ってきた。
松 ははは。
高 で、しかもその、
松 うん。
高 あのーーその、洗濯板の裏には、
   100万円の封筒が入ってたんや。これがすごいねん。
   こんなもんはね、ウケへんよ。絶対に。
   たけしさんのフォローするわけじゃないけど、
松 (笑)
高 そんなもんね、桶とそんなもんはウケへん。
松 うん。
高 でもね、これはふりなんですよ。
松 うん。

高 ぱっと裏には、
松 うん。
高 100万円やで?
松 うん。
高 できますかっつー話ですよ。
松 なるほどねー。
高 そう。
松 まあ、分かりますよ。
高 「なるほどね」?
松 いや、僕も、そういう後輩を思う気持ちっていうのはね、
   まあ、いっつも持ってますから、
   ありますよ。そういうの。
高 なんか、松本さん、そんなんないんですか?
   後輩になんか言われて、
松 僕ね、あのジュニアに、
高 うん。
松 引越ししたから、
高 はーはー。
松 何が欲しいって言われたら、
高 うん。何がほしいって。
松 「テレビがほしい。」って言ったんで、
高 うん。うん。
松 あのー、「あー、テレビか。分かった。」って言うて、
高 うん。
松 レギュラーをやろうかな、
   と思ったことがあったんですよ。
高 いやいやいや、やったことは、(笑)
松 ははは。
高 「やろうかなと思ったことがあったんですよ。」
   ってどういうことよ。
松 うん、でも、やってはないです(笑)
高 うーーわあーーー!!
松 ははは。
   これでも、やったらちょっと、
   おしゃれじゃないっすか?
高 いや、仕事をそうやってあげるのは、違いますよ。

松 ほんまにやったら、うわ、なんか違うやんか。
高 そう、違います。
松 でも、話としては、
高 うん。
松 面白いやんか。
高 うん。そのために、なんとか一回だけでも、
   渡しとこうかな(笑)
松 ははは。
高 やらしいわ(笑)
松 「あの人、テレビ欲しいって言うたら、
   レギュラーくれはったでー。」っていうのは、
   ちょっとええ話でしょ?
高 まあ、ちょとええ話ですよ。
   そのことを言わしたいがために、
   ワンクール続けるテレビがあってもええかもしれへん。
松 あってもええかもわからん。
高 まあね。でも、そういうもんじゃないからね。
松 ただまあ、そこまでの愛情は、僕ないんでね。
高 うわーー。
松 ははは。
高 でもね、まあまあ、来週からも、
   ビートたけしのええ話シリーズを。
松 もーええわ。いつまで続くの、それ、もーー。
高 ははは。

松 100万円はすごいね。でもね。
高 すごいでしょ?
松 俺、人に100万円ってあげたことないな。
高 いやでも、確かに、
松 あ、それないわ。
高 そらないですよ。でも、確かに、
松 藤井(隆)のあれ、なんぼつつむ?
高 ・・・僕はだって、つつむ額は、
   きめ、決めてますよ。
松 あんなん、もー、ほんま、藤井、
   あんな大々的にやる思えへんからさー。
高 それは自分、どかーん!あげてよ?
松 なんでやねんな。
高 どっかーん!兄さん言うたら、どっかーん!あげてよ?
松 いやー、俺は、藤井はもっと、
   地味婚みたいなのすんのかと思ってたけどね。
高 いやー、俺は藤井は意外と、
   そらもー、豪華にいくと思ってましたよ。
松 そうかー。
高 意外や意外にね。

高 なんか色んな人が、来はるって言いますからね。
松 はー。
高 なんか、ユーミンさんも来はるとかね。
松 へー。
高 そら、芸人さんもすごいし。
   伊東美咲さんも来るんやったっけ?物凄い人が、
松 困った話ですねー。
高 あなた、スピーチ頼まれてるんですか?そこで。
松 スピーチ頼まれましたよ。
高 うーわ、大変やなー。
松 いや、別になんもならないですよ。
高 おもろいんやろなー。
松・高 ははは。
高 なー、おもろいんやろなー。
松 あのね、
松・高 ははは。

松 いや、全然おもろないですよ。
高 ははは!言うてるやん、なんやそれ(笑)
松 いやもう、スピーチとか、嫌やねん。
高 む、難しいやろ?あーいうのって。
松 いや、「難しい」言うかー、
高 面白いこと難しいなー?
松 ははは。
高 あーいうとこでの(笑)
松 あのねー、
高 うん。
松 やらしい話ね、
高 うん。
松 その、ほら、浜田の濃度が濃い後輩と、
高 うん。
松 俺の濃い後輩がいるでしょ?
高 うん。
松 藤井はどっちか言うたら、浜田なんですよね。
高 あ、そうなんですか。
松 だからー、だってそうですよ。
高 あ、そうか。
松 だって浜田は、メル友でしょ?
高 あーそうですか。
松 うん。
高 あー。
松 俺、そんな知らんもん。
高 そうか。まあね。
松 でも、ほんまは浜田がね、もっとこー、
高 いや、
松 色々こー、
高 あれはやるんじゃないですか?
松 やってくれればいいですけど。
高 どかっと。
松 俺は別に、藤井に対してのエピソードが無いんでね。
   特に別にそのー、
高 いやいや、そんなん言うても、その、
松 女好きとかね、なんかそのー、
   まあ、そういうのでもないでしょうし。
   風俗行きまくって、どんな失敗談が、とか。
高 いや、普通はそんな話しませんからね。

松 このオンエアの時、とっくに終わってますけど。
高 腕いりますよー、これー。
松 じゃかましいわ、あほ(笑)
高 これはー、ここはー!
松 やかましいわ、あほ(笑)
高 ここは!なあ!
松 全然いらないっすよ(笑)
高 大変やで、これ。
松 僕、ほとんど喋らないっすよ。
高 みんな、ええーー?(笑)
松 ほんまに。

高 「何言うねん?はい、はいはい。」
松 (笑)
高 待ってるでー。これは。
松 (笑)
高 だからね、意外と今ちゃんの方が楽かもしれへん。
   MCやっていく、
松 あー、司会の方が楽でしょうね。
高 司会の方が、うん。で、「さあ、お願いします。」って言う、
   「さあ、えー、この人にいよいよ」って、
松 いやーー、あれは中々芸人泣かせ〜〜ですよ。
高 いや、つらいですよ。
   芸能人の人が、芸能人の、
松 いやいや、他の芸人や、他のタレントなら、
   なんなと喋ることある、
高 あーそうですか。
松 藤井は、ほんまやりづらい。
   一番やりづらいんちゃうかな?
高 へー。
松 だって、なんもないもん。
高 ほんまに、実は関係性、
   遊んだとかもないもんね。そんなね。
松 ないない。何一つ、エピソードがない。
高 うわー。でも作んねやろね。
   これも、面白おかしーに。
松 それあかんやん。
松・高 ははは。
松 わしゃ、伊集院か!
高 作った作った。また作った、これ。
   今作った、今作った、この話を。

其の四 『 杉田かおるさんて ・ 今時のコント 』

高 杉田かおるさんが、
   離婚調停に入りましたね。これ。
松 ははは。
高 いよいよ。
松 まあまあ、あのーー、これはね、僕、
   僕なんかに言わすとね、
   まあゴールの高須への足固めかなー、
高 ははは!アホなこと言うな(笑)
松 と思ってるんです。
高 ないないないない、ないですよ。
松 でっかいとこでやんの?
高 やるか!おい(笑)
松 そん時は、分かった!一本!
高 ははは。
松 初めて一本いこう!
高 なるほどね。
松 (笑)
高 「高須かおる」なる時は。
松 うん。
高 ややこしーわ。
松 一本もいくし、初めて俺が、
高 うん。
松 ぐ〜ずぐずの1人司会をさしてもらうわ。
高 ははは!
松 あぶら汗だらだら。
高 ははは。
松 顎からぼとぼと。
高 それは見てみたいけどねー、
松 ははは。
高 そのために、自分の人生を犠牲にはできません。
松 ははは。

高 杉田さんと全然逢ってないんですけど、
   全然逢ってないんですからね、
松 はい。
高 あれですけど、まーー、この人も、
   ほんーま、色々あるなー。
松 この人、ほんとにあのー、
高 芸人やな。もう。
松 はい。落語家さんみたいやね。
高 落語家や。
松 昔のなんかな。
高 いや、ほんまにほんまに。
松 なんか、全部の「芸の肥やしや」言うて、片付けて、
高 ほんまやで。
松 しまう、ね?
高 うーん。この人、ほんま、芸人やな。
松 いや、まあ、本人はほんまはね、
   1人なった時は、色々、
高 あるんですか。
松 泣いたりしてるかも分かれへんでー?
高 そうなんすかね。
松 はい。
高 まあ、そうなんかもしれませんけどね。
松 まあでも、大好きな高須ちゃんの前ではね、
高 ・・(笑)
松 あ、
高 あのね、ないですって。それ。
   しつこく言うてますけど。あなた。
松 まあ1回寝てるわけやから。
高 寝てないがな、おいおい(笑)
松 もう、もー、言っていいんじゃない?高須も。
高 何を(笑)
松 もう言ってええねんな?(笑)
高 いやいや、ないない(笑)
松 ははは。
高 ないない。ほんーまに、松ちゃん。
   それは怖いです(笑)
松 あ、まだ言うたらあかんねやったっけ?(笑)
高 ははは。
松 ははは。
高 もうやめて?有り得へん(笑)
松 あ、じゃあごめん。じゃあ、ごめん(笑)
高 いや、「じゃあごめん」やなし、
   勘違いしはるがな(笑)
松 ははは。
高 何が「じゃあごめん」やねん!
   そんなんがほんまやったら、
   えらいことなるから。自分(笑)
松 ははは。

高 ありませんから。そういうの一切ね。
松 まあまあまあ、そんな、ことですわ。
高 そんなことですね。

高 ちょっとね、僕最近、コントを観てまして。
松 コント?
高 最近のコント番組を、
   ちょこちょこちょこちょこ観てまして。
松 あのー、
高 まあ、色々ありますわな。
松 やっぱり、
高 「はねトび」があったりとか、
松 はいはいはい。
高 「リチャードホール」があったりとか、
松 はいはい。
高 あーいうの観てまして、僕。
   横でくすくす笑うのが、
   前提のコントになってませんか?
松 あーーー。
高 なんかこう笑て、全体の温度をみんなで、
   こー、こー決めずにやっていくというか、
松 うーん。
高 あのー、なんて言うの?
   逃げを作ったコントというか、
松 うん。なってます。
高 なんかね、俺、あれは、
松 「ドリフ大爆笑」は、それないもんな。
高 ないでしょ?で、コントというのは、
   そういうもんじゃないですか。
松 うん。
高 もう怖いけど、決めていかんと、
松 うん。
高 ガツッガツッと決めて、
   で、笑いは絶対におす、基本おさえて、
松 うん。
高 「今、思わず吹き出してもうた」
   っていう効果音はナシですよ。やっぱし。
松 うん。要するにーーー、あれですね。
   コントと言いつつも、
高 うん。
松 そのがっつり100%、
   純度100%のコントではないコントが、
高 そう。
松 主流になってるってこと、
高 そう。なんかね、作りきってないというか、
松 うん。
高 あえて作りこまない。
松 うん。半身のした感じ。
高 そうそう。で、それは、
松 それはある種、逃げでもあるよね。
高 そうでしょ?
松 逃げれる、
高 そう、すごく逃げれるし、
松 うん。
高 現場をこう、救う空気を作ってるから。ずっと。
松 うん。

松 でも、漫才でも、そういう部分で今あるよね。
高 ありますね。
松 なんか、んーー、うん、
高 「思わず笑ってもうた」みたいな感じね。
松 うん。漫才も、まあ、そっちのゆるい感じのとこで、
高 うん。
松 昔の漫才とは違うよね。
高 そう。だから、僕なんかね、
松 うん。
高 まあこれ、『ガキ』なんかであるんですけど、
   「絶っっ対に笑えへん!」っていうぐらいに、
   戻した方がええなって言うのあるんですよ。
松 うーん。
高 やっぱ笑ったら、「もう1回」って、
松 うん。
高 やっぱり、「絶っ対に笑えへん!」って空気でやった時って、
   やっぱおもろいから。
松 うん。
高 ほんまに笑ったらあかんねん。
松 いやまあ、分かるけどなー。
高 うん。

高 まあ『ガキ』の場合はええねんけど、
   スタジオでヅラつけて、
   もう設定で入ってるコントなんか、特にね、
   ぴっしと決めんと、ほんまはあかんのちゃうやろか?と。
松 まあ、分かる分かる。
高 うん。
松 分かるよ。
高 「多いなー。」と思って。
松 分かんねん。
高 うん。
松 多分ね、それってね、今はええんかもしれんけど、
高 うん。
松 何年後かに経った時に、観た時に、
高 笑われへん、
松 多分、あんまりあかんよな。
高 笑われへんかも、
松 それは、その場の空気笑いが、
高 そう。
松 かなり大きいんでー、
高 そうや。作品性がないから。
松 作品性としては、無いよね。
   それはひとつのソフトとして、
高 うん。
松 コントというソフトが、
高 うん。
松 残っていけへんことになるわ。
高 現場の空気を中心にしてしまってるからね。
松 はい。

松 それを完全にやめる必要はないかもしれんけど、
高 うん。
松 それはそれであってええんかも分からんけど、
   まあ、もうちょっと、ちゃんと、
高 そうそうそう。
松 作った、
高 世界観作っとかんと。
松 それも、やっていかんと。
高 ええこと言ってるでしょ?これ。
松 あのーー、うん。まあ。
高 ははは。なんやねん、今ええ感じで、(笑)
松 (笑)
高 「そやな。」って言うてもええぐらいのことやったけど、
   「どっちになろ?」と思ったんやろな。
松 いやでも、そう!
高 ね。
松 うん。

松 いや、これはほんとに、さすがバラエティの父。
高 そうなんです、
松 と言われただけのことはあるわ。
高 もう1回、しめなおしたコントをね、
松 しめなおしたコントを、
高 ダウンタウンがやるっていうのが、
松 え?
高 僕はいいと思いますけどね。
松 (笑)
高 ね。どっかでやるのが、僕は一番ええと思いますけど。
松 あのね、
高 うん。
松 言うときますけど、
高 うん。
松 僕ね、「コントをやらない。」なんて、
   一言も言ったことないんですよ。
高 分かってますよ。
松 ただ、周りの流れが、そうなってないから、
高 うん。
松 なったら別にやりますけど、
高 うん。
松 「ちょっと俺、コントやりたいねんけど、
   みんな力貸してくれるかー?」って、
高 うん。気持ちの悪いこと言われへん。
松 そんな気持ちの悪い話はないわけでね。
高 まあ、そらそうですよ。
松 うーん。だから、まあまあ、その、周りがね、
高 土壌がね。
松 どうなっていくんかっていう話ですし。

高 ちょっとこういうことも、
   話とかなあかんなと思ってね。
松 そういうの話とかなあかんねん。
高 なんかね。
松 ほんまに。
高 意外と伝わってないから。世の中の人に。
松 そうやねん。
高 これは、「あ、あれがコントや」って思いがちやから。
松 うん。

松 いやまあ、なんか変わらなあかん時には、
   来てんねんて。
高 だからね、そう、信じきって、
   やりきらなあかんものもあるんですよ。
   絶対にね。それを最近、
   ちょっと薄くなってる気はしますね。
松 あかんな。往復ビンタやな。
高 みんなな。
松 全員。
高 全員。
松 な。
高 うん。
松 まずはじゃあ、人力舎から、往復ビンタしていこか。
高 怖いなー。
松 ははは。
高 意外と多いしなー。
松 (笑)
高 ようせんわ、そんなこと。
   人力舎、結構やっとるし。ちゃんと(笑)
松 ははは。
高 意外とちゃんとやってる芸人、
松 いや、意外とちゃんとやってるところから、
高 うん。
松 バーン!「こいつでもいかれんのか!」
高 ははは。
松 っていう恐怖心てあるやんか。
高 なんの、
松 「じゃあ俺、絶対しばかれるな!」っていう時(笑)
高 あるよ(笑)
松 ははは。
高 あるけど、なんの権利があって、殴って・・(笑)
松 ははは。

其の五 『 吉本社員に喝! 』

高 やっぱり吉本って強いなー。
松 そう。
高 多いなー。
松 そうや。
高 結果、
松 結果。
高 キャラクター商品にはならへんけど、
   地型が強い奴が残っとんなー。
松 そうやねん。それが、俺は吉本でありながら、
   吉本に対して、ちょっとムカつくねん。
高 なんでですか?
松 なんか吉本がまた、
   「チッ、こいつらまた、まったなんか、
   なんだかんだ言いながら、
   おいしいとことっとるなー。」みたいな感じがして、
   自分が吉本でありながら、吉本に対して、腹立つねん。
高 うーん。なるほど。
松 なんやろなー。
   結局、吉本が残るんか!みたいなな。
高 残ってほしないんかいな(笑)
松 いやいや、別にええねんけど、
   ちょっと腹立つやん。
高 あーー。なるほどね。

松 社員もたるんどんねん!
   それを、俺は、怒っとんねん!今、最近!
高 (笑)
松 俺、来年からな、そや思い出したぞ!
   思い出してへんわ、別に。
高 なんや(笑)
松 来年からな、スパルタでいこう思てんねん。ほんま。
高 吉本の社員を?
松 うん。
高 おー、いったれ、いったれ。
松 もーねー、もうちょっと俺もー、腹立ってんねん!
高 物凄い腹立って、
松 昨日でもね、昨日でも、
高 腹立ってきたなー、自分。
松 あのー、あのね、
高 うん。
松 いやもーねー、ライセンスの藤原でも言うてたわ。
高 はーはーはー。
松 あの『ガキ』ん時にね、
高 はいはい。

松 スタジオでなんか、
   オープニングなんか撮るじゃないですか。
高 撮りますね。
松 あれね、あのー、
高 うん。
松 大体〜〜、千代田とかあの辺で撮ってるんですけど、
高 うん。
松 わりとスタジオって乾燥してて、
高 うんうんうん。
松 あの「一旦止めます!」の時にね、
高 うんうんうん。
松 俺、いっっつもやねん!絶っ対って言うていいくらい、
   「水ちょうだい」って言うねん。
高 言うてる言うてる言うてる。
松 な?
高 言うてる。
松 そのたんびに、あのクソ社員ども!
   こ〜れ、ほんま、うちのマネージャー、浜田のマネージャー、
   ココリコのマネージャー、山崎のマネージャー、
   ぼんくらばかりそろいやがってさぁ!
   言われるたん〜びに、どっかに取りに行っとんねんな!
高 (笑)あのー、さーっとあがってきはる、
松 何回目やねんっっ!!
高 怒ったなー、今日久々に。
松 もー、ぶち殺したろかぁ!ほんま。
高 ははは。田島くーん!(笑)
松 もーね、ほいで、昨日でもそうや。
高 うん。
松 「水、おい、水ちょうだーい。」って言うて。
高 うん。言うたんや。
松 ほんだら、またそっから、また、
高 うん。
松 2,3分、また5,6人で、
   バタバタバタバタバタしてよ〜、
高 おーおーおーおー。学習してないってことね。
松 なん〜〜〜にも学習してへん!!

松 ほいでね、そういうのをね、
高 うん。
松 俺、もうね、もー、なんやろ?
   全部が全部怒ってるわけじゃないねん。
高 うんうんうん。
松 例えば、そういうのが5回あったら、
   もう4回は黙認してんねん。
高 うん。
松 現に俺、その水のことで怒った事ないねん。
高 もう、
松 今、今日初めて言いましたけどね。
高 分かれよ、ってことね。
松 これ分かりましたけど、これ黙認したらね、
   「あー、松本さん、我慢してくれはった。」と。
   「俺のミスを、我慢してくれはった。」って、
   俺、思てくれると思うねん、思ててんけど、
   そうじゃないねんな!
高 うんうんうん。
松 「あー、OKや。
   あ、こういうの意外とOKな人なんや。」
   って思われんねん。
高 なるほど。
松 だからやっぱりね、言わなあかんねん。
高 誰かが。
松 言わなあかんねん。
高 あー、難しいとこやね。
   言うたって忘れる人もおるからね。

松 ほいで、こないだもね、ほんーま、
   田島のクソガキが、もー、ほんーま、チッ、
高 ははは。
松 ほん〜ま〜〜。
高 名指しや、名指し。
松 もー、そのプレイボーイの取材がある言うてね、
高 はいはいはい。
松 ほいでまー、取材があるんですけど、
高 はいはい。
松 それをね、
高 はいはい。
松 「じゃあ、どこにしよー。」言う話やけど、
高 うん。
松 あのね、もう喫茶店みたいなところでいいんですよ。
   ちょっと喋れる、喋りやすい談話室みたいなとこ。
高 はいはいはい。
松 そんなんさあ、
高 うん。
松 都内に腐るほどあるやんか!
高 うんうん。ありますね。
松 それをね、「ここでお願いします。」って渡された地図が、
   ややこしーとこやねん。
   「もー、どこやねんこれ。」みたいな、
   なんでこんなややこしーとこにね、
   取材のために、俺ほんま言えば、その日休みやねん。
高 はいはいはい。

松 あんまよう分からんから、えー、
   じゃあ、もー、まあ折衷案でもないんですけど、
高 うん。
松 「この交番なら、俺分かるから、
   じゃあここでな。」って言うて。
高 なるほど。近くの交番でね。
松 近くの交番で。
高 うん。
松 「じゃあ、俺ここで、車で行くから。」
高 うん。
松 「ここにおってくれ。」ってことで、
高 うん。
松 もう話はすんでるわけですよ。
高 うん。
松 で、次の日に、お、起きて、
   メールが入っとるわけですよ。ほんなら、えーとー、
   「なになに通りの信号を、
   何個め曲がっていただいて・・」なんか、
   メールがわ〜〜、入っててん。
高 うん。入って。
松 「知らん。」と。「昨日言うたやん。」と。
高 うんうん。
松 「昨日、交番とこで待ち合わせしよう。」言うたやん、と。
高 うん。
松 で、この説明が、昨日の交番とこの、
   あの説明なのか、
高 はい。
松 あえてもう1回交番の説明を、一応してんのか、
高 うん。
松 全然違う、
高 なるほど。
松 発想のメールなのか、
   分かれへんねん!意味が!!
高 なるほど。

松 で、このメールも意味が分かれへんし、知らん!
   昨日、交番やって決めたから、俺はそこへ行く!
高 うん。
松 行きました。きっちりおれへんねん!
高 (笑)
松 ほいで電話して、
   「お前、昨日ここや言うたのに、今どこやねん!!」
高 うん。
松 「すいません。」
   「いや、すいませんっていうか、今どこやねん!!」
高 うん。言うたら。
松 「俺、今その交番とこにおるがな!」
高 うん。
松 「あー、すいません。
   じゃあ、そこをぐるっとまわっていただいて、」
   「何をまわんねん!」
高 ははは。おー(笑)
松 「ぐるっとって、どこをぐるっとまわんねん!」
高 おーおーおー(笑)
松 「意味が分からん!」
高 で、結局どーなったの?それは。
松 「帰る!」言うて。
高 帰ったん?
松 帰った。「もうやめや!」言うて。
高 あっら〜〜〜。帰っちゃったかー。
松 悪い?俺。ほいでね、これでね、
高 うん。
松 これまた、プレイボーイの人には、
   「松本怒って帰った」ってことですわね。これ。
高 いや、まあ、そらもう、
   「あの人は短気やな〜〜。」
   と思ってるわ。これ。
松 なりますよ。
高 うん。
松 いや田島が、
   「いや違うんです。僕が悪いんです。」って、
   なんぼ言ったって、
高 うん。
松 プレイボーイの人は、
高 あー、まあ、「マネージャーが気ぃ使うてる。」
松 「あー、田島くん大変やなー。」
   ってなるんですよ。
高 うん。まあ、なりますわな。

松 俺のその取材の代わりを、
   田島ができんのか?できへんやんか。
高 うんうんうん。
松 だから、結局、俺怒って帰ったところで、
   別日でそこスケジュールあけなあかんわけ、
   やらなあかんの、やっぱ俺なわけやんか。
高 まあそらそうですな。そらそうですよ。
松 これを言うとるわけよ!俺は。
高 ははは。
   田島はそれは、どこの地図やったの?
   それは何?現場をもう1回、入れたんや。
   分かりやすくするために。
松 いや知らん。こいつが新たになんか、
   もっと、もっとなんか、ええとこ見つけたんちゃう?

高 まあ、これ、田島も田島で、
   意外と空回りしま、逆にそう失敗すると、
   「あ、もっとこうしとかなあかん。」っていうので、
   空回りする時あんのよ。人っていうのは。意外に。
松 ・・。
高 まあ、俺もフォローしたよ。明らかに。
松・高 ははは。
高 フォローしたけども、
   そういうこともありますから。まあ。
松 ほいであの、松井のクソガキ、おるやろ。
   あのー松井って、あのー、
高 あー、あのくりくりっとした奴ね。
松 浜田についてる、あのー、
高 松井ね。うんうん。
松 松井のクソガキ。あれはあれで、
   またでき悪いねん!あれ!
高 あれ何やったん?
松 あれがね、もー、
高 うん。
松 「DX」ん時にね、俺、着替えてるやんか。
高 うん。
松 ほぼ、パンツ一丁ぐらいの時に、コンコンて来て、
高 うん。
松 「お着替え中すいません。
   新入社員を紹介したいんですけど。」
高 うん。
松 今やないとあかんかっっ?!
高 あー、なるほど。
   着替え終わったぐらいでええんちゃうんか?と。
松 (笑)
高 まあ、そらそうや。

松 ほいで新入社員が、3人ぐらいおるわけよ。
高 うんうんうん。
松 ほいで、「もうあとにして。」って言うたわけよ。
高 うんうん。そらそうやな。

松 まあ、この言い方が、もう多分、
   他の3人の新入社員は、
高 もうあかんよ。もうあかん。
松 「怖っ。」
高 「あ、あの人怖い。」
松 「怖い怖い怖い。」
高 うん。
松 「うわー、テレビと全然ちゃうわ。」
高 「なんか聞いたことちょっとあったな。
   怖いっていうの。」
松 「あれー、松ちゃんテレビと全然ちゃうやん。」って、
   多分思われてると思うのよね。
高 いや、思われましたね。多分。
松 でしょ?
高 多分。
松 ほいで、ほいで、あの、楽屋の前の廊下で、
高 うん。
松 だから松井入れて、新入社員、
高 4人ね。
松 4人立ってますわ。ほいでその、ね?
高 うん。
松 もうネクタイも締めて、全部着て、本番前、
高 うん。
松 で、その前に廊下んとこで、
   紹介されるんやろなって思って、
高 うん。
松 出て行ったら、そのまま何にも言えへん。
   「今はちゃうんかいっっ!!」
高 ははは。
松 「今やれやっ!!」
高 それは、な、それ、それ言うたん?
松 うん。今は、「今、やれへんのかい!」
高 うん。

松 軽く笑いにしてんけど、
高 うん。
松 3人、もう顔引きつってもうて、もー、全然、
高 あーー。
松 そんなんちゃうねん。
高 だから、一発目の「あとにして。」が、
   ビビってもうてんねん。もう。
松 でも、俺悪い?
高 うん。それはあかん。それ俺ね、
   田島のやつとか、水とかは、もっと言うと、
   俺はそれはまあまあまあ、それは色々あるけど。
   あのー、初めて挨拶行く時に、トントンて、
   「パンツの姿やな」って思う時に行くのは、
   人間としての礼儀としてなってないわ。
松 結構あるでー。
高 うん。
松 「食事中すいません。あのですね、」
高 うん。
松 って言うねん。
高 うん。
松 もう「すいません」つけたら、なんでもOKか?
高 うん。
松 「セックス中すいません」
高 うんうん。
松 なんでもOKか?言う話やねん。
高 俺ね、メシを、
松 「引越し中すいません。」
高 いや、そんなんええやん。
   そこはもうええやん。それ、そんな足してくんの?
   そんなん。
松 ははは。
高 そこの話いくの?ほんなら何?(笑)
松 ははは。「カーテン開け中」
高 うん。「すいません。」と。
松 「すいません。」(笑)
高 「チャーハン作り中」(笑)
松 ははは。
高 「すいません。」と。おー(笑)
松 いう話やん。
高 そらそうですよ。

松 でも、「着替え中すいません。
   今ちょっとよろしいでしょうか?」って、
   「あ、うん。」って言う時もあるやんか。
高 まあね。
松 そのタイミングと、なんか、なんか、なんやろ?
高 うん。分かるよ。
松 その用件が、俺もはよしたい用件やったりもするやんか。
高 あーあー。

松 でも、その1回「ええよ。」をやってまうと、
   「この人、着替え中でも、
    大丈夫な人なんや。」って烙印を押されるわけや。
高 ただ、もっと言うと、今日これを言うたわな。
松 うん。
高 こうやって言うたでしょ?
松 うん。

高 その「あとにして」って言うたときにね、
松 うん。
高 着替え中と思ったか、たまたまその日が、
  そういう空気やったんかっていうのを、
松 うん。
高 ちゃんと理解してるかどうかも問題やからね。
松 問題やねん。
高 だから、ここで今、「着替え中はないで」って言うとかんと、
松 うん。
高 これまあ、まあ、その、
   吉本のマネージャーがどうのじゃなくて、
松 うん。
高 意外と分かってへん奴は、そうやって言うとかんと、
松 そうやねん。
高 これな、間違えんねん。
松 もうほんーま、
高 たまに、「その日だけ、そうかな」と思いはる人もおんねん。
松 ほんーまにねー、もーね、
   ほんっとに困りますよ。
高 いますよ。そんな言うたら、どこでもいますよ。
松 あのー、バカ安住おるでしょ?あれ。
高 安住、はい。

高 後輩の話かいな。
松 後輩もバカなんですよ。
高 うんうん(笑)
松 これ、アホのアキとね、
高 うん。
松 アホの安住とね、
高 うん。
松 これもー、旅行とか行くでしょ?
高 うん。
松 ほいで、もう、あのー僕、
   アキと同じ部屋で寝てたんですよ。
高 うん。
松 あー、い、石垣行った時にね。
高 うん。
松 ほいで安住は、
   大輔とかと一緒に寝てるんですけどね。
高 うんうん。
松 ほいで、「じゃあ、朝の8時に起こしてくれ。」って、俺、
高 うん。
松 「8時に起きようぜ。」って。ね?
高 うん。言うといて。

松 ほんなら、あのアキのクソガキも、
   なんっか知らんけど、携帯切れへんねん。
高 ほーほーほーほー。
松 なん〜〜〜か携帯切れへんねん。あいつ。
高 へーー。
松 何回かあいつの携帯で、
   俺、起こされてんねん。
高 へー。
松 ほいで、「もうお前、切れよ。」って言うてんけど。
高 うんうん。

松 ほいで、ね、寝てて。なんかね、
   朝の8時に起きなあかんねんけど、
   俺、もう7時55分ぐらいに目ぇさめてん。
高 うん。
松 ぱっと時計見たら、あと5分や。
高 うん。
松 「あ、あー、
   ちょうどいいタイミングで起きたわー。」と思って。
高 うん。
松 まあまあ、目ぇつぶってるぐらいの感じで、
高 (笑)
松 完全に意識はあるんですけど。

松 「あれ?全〜然連絡けえへん。」
高 きてへん。
松 「なんで鳴れへんねん。」
高 うん。
松 「なんで鳴れへんねん。」と思ったら、
高 うん。
松 ブーンブーンブーン。
高 (笑)
松 「なんでアキ、マナーモードにしてんねん。」
高 ははは。ここはしとけよ、ちゃんと(笑)
松 腹立つ。
高 ははは。
松 ちゃうねん。「ここはしとけよ」っていうか、
高 うん。
松 あの、まずアキが電話切ってないことに、
   まず腹立ったわけよ。
高 あ、それにまず腹立ったんや。
松 マナーモードにしてもあかんねん。
高 なるほど。
松 俺は、バイブでも起きるから。
高 なるほど。

松 ほいで、
高 うん。
松 安住のボケが、部屋に電話してけえへんことにも、
   俺、腹立ってるわけ。
高 なるほど。
松 で、結局後で分かったことやけど、
   安住のクソガキは、アキの携帯に電話してんねん。
高 え?松本にせなあかんところを、
松 うん。
高 なるほど。
松 これはね、どういうことかと言うと、
高 うん。
松 「松本さんを、の部屋に電話して、」
高 うん。
松 「松本さんが寝てはったら、」
高 うん。
松 「申し訳ないから、」
高 うん。
松 「起こしてもあれなんで、」
高 うん。
松 「1回アキの、」へ、
   あの「携帯に電話した。」って言うねん。
高 でも、8時に起こしてって言うてんでしょ?
松 「8時に起こして」って言うてるやん。
高 そこはもー、ええんちゃうの?
松 その、それで、
高 その気遣いは、おかしいな、
松 それで・・それで・・・
高 はは。もー泣くなや(笑)
松 ははは。
高 松本、泣くなや!もー(笑)
松 それで俺怒る?(泣)
高 ははは。
松 なあ?それでもし、言った。
高 それ、
松 安住にも言ったわ。
   「それでもし、怒るような先輩やったら、」
高 うん。
松 「安住、俺を殴ってくれ。」と。
高 うん。これ、殴ったら殴ったで、また怒るからな。
松・高 ははは。

松 普通に考えたら分かるやん!
高 うん。うん。
松 俺、普通の人間やからさ、普通に考えて。
高 そうなんやね。
   あなたが普通に思ってることかもしれませんが、
   やっぱ気ぃ使ってる奴もおる、
   それ空回りする奴もおるんですよ。ほんまに。

松 ほいで、こないだエレベーター止まったでしょ?
高 止まりましたな。
松 地震でね。
高 うん。
松 で、あん時も、俺、管理人室まで、
   階段で降りて行ったんですよ。ずーっと下まで。
高 うんうんうん。
松 ほんなら、管理人室、管理人室おれへんねん。
高 うんうんうん。
松 エレベーター止まってんのに、
   マンションの住人もだ〜れも出てきてないし、
高 うん。
松 困ってるっていうか、誰も気付いてない感じなの。
高 うんうんうん。

松 俺、伝えなかあんとは思ったわけ。
高 おー、偉いね。
松 ね?
高 うん。
松 別にそれは、エレベーター止まったことは、
   怒ってるわけでもなんでもなく、
   現実をまず伝えなあかんと、
高 で、早めに復旧せなあかん。
松 どうしたらええか、うん、そうやねん。
   できることなら、早く復旧せなあかん。
高 うん。
松 で、どうしたらええか分からんかってんけど、
   まあ、とりあえず、不動産屋に電話するにしても、
   俺分かれへんから、
高 うんうんうん。
松 田島に電話したの。
高 なるほど。
松 で、俺は「こうこうこういう状況やで。」っていうことを、
   俺は田島に伝えて、
   「じゃあ、田島、エレベーターが止まってることを、
   伝えといてな。」っていう電話をしてるだけなんやけども、
高 うん。
松 もう田島にしたら、
   「エレベーターが止まって、
   松本さんが怒ってはる〜!」みたいになってるわけよ。
高 なる、
松 ね。
高 なるでしょ。
松 もう、なんーーーにも怒ってないし、
高 いや、それを、そう思ってしまうわけですよ。
松 もう、じゃあねー、
   地震がきてエレベーターが止まったことで、
   なんで俺、田島に怒んの?
高 ははは。
松 俺、アホやん。

松 そんなことで、俺怒れへんやん。
高 違う違う。それは、それは、
   田島が、パニックにときもあるわけですよ。
   違うことで。水ん時に、
   「はああ〜そうか〜!」と思うわけですよ。
松 なってへんけどな。水のことは、今言われて、
   初めて気付いとるけどな。
高 ・・。
松 そこでパニックになれへんねんな。

松 ならなあかん時に、パニックなってへんねん。
高 (笑)なん、
松 ほいでもー、何回もメールしたり、電話したり、
   「今、マンションのなにか、
   エレベーター会社と連絡をとっております。
   申し訳ございません。もう間もなく、
   すぐに折り返し電話、」なんか、何回もくんねんけど、
   俺、もーそんなことで、別に怒ってるんやないやんかー。
高 ははは。

高 夜中帰ってきて、
   「お前、なんでこんな直ってへんねん!
   ボケー」って、なる可能性もあるから、
松 なったとしても、
高 だから田島は、要所要所、いれとこ、
   「メールいれとこ」と。
松 なったとしても、
高 これいれときゃ大丈夫、
松 田島には絶対なれへん。
   その矛先は、田島にはいけへん。

松 まあまあ、もっと言えば、
   エレベーターが復旧した連絡も、
   結局田島なかったけどね。
   次の日にあったぐらいですけどね。
高 どないやねん。田島のフォローしてんのか、
   文句言うてんのか、どっちやねん、これー(笑)
松 (笑)
   腹立つわー。ほんと、もう嫌なんですよ。
高 大変やね。芸人のマネージャーも、これ。
松 米屋でしょ?あいつ、実家。
高 米屋、米屋。うん。
松 米をいっつもくれるわけですよ。
高 いいじゃないですかー。
松 別に、ええねん。それはもう、
   「ありがとう」いう話やねん。
高 そらそう、「別にええねん」じゃない、
   「ありがとう」言わなあかん。
松 それもー、1回、もう泣きそうな顔で、
高 うん。
松 「もー、今年、いつもは何キロなんですけど、
   その半分なんで、なにぶん今年は、
   不作なもんでぇ〜。」
高 ははは。
松 わしゃ悪代官か、と。
松・高 ははは。
高 そこは怒らんはな。そこ、年貢おさめな、(笑)
松 「お前、去年の半分やないか!米〜!」
   って、俺、言うんか?
高 ははは。それは面白いなー(笑)
松 (笑)
高 それは面白いけど、でも、言いそうなんやろ。

高 いきなり半分って、
   なんかちょっと気ぃ悪いやん?
松 (笑)
   だから俺、安住にも言うたのよ。
高 うん。
松 「8時に電話してこい。」言うて、
高 うん。
松 8時に、ね?電話してきたからって、
   「8時言うたからって、寝とるやろーっ!!」って、
   怒るような理不尽な怒り方をする俺って、
   お前は思ってるってことは、
   俺が今まで怒ってきたことも、
   理不尽なこともあるとお前は思ってんねんな、
高 思ってんねん。
松 って思うねん。俺は。
高 思ってんねん。
松 だから腹立つねん!
高 でも、思ってるから、やってんねん。
松 そうやろ?
高 うん。

高 その時その時の、気持ちで怒ってることもある、
松 「ある」って思ってんねんな、あのボケ〜。
高 うん(笑)
松 あのボケェェ〜〜ッ!!
高 ははは。ほら、怒っとるがな、今も(笑)
松 安住ボケ、コラァ〜ッ!
高 ははは。
松 あーボケ、ずーボケ、みーボケ〜!
高 ははは。
松 全部「ボケ」で、はさんだった。
高 みんな、みんな、思とるから言うとんねん(笑)
松 ははは。
   あーボケ、みーボケ、ずーボケ〜ッッ!
高 安住でええがな。
   そこに一個一個「ボケ」入れんでも(笑)
松 ははは。
高 分かりづらいわ、そんなん言うたら(笑)
松 ははは。たーボケ、じーボケ・・、
高 もうええよ、そんなん。
松 まーボケ〜ッ!
高 考えたから、もーいらんわ。

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