2005.3.17(木) 181回目

今週の一曲 『 ジェームス・ディーンのように 』 
Johnny

其の壱 『 天気予報に腹立つ 』

松 どもー、松ちゃん殿下でーす。
高 (笑)どーもー、高須ちゃんツィイーでーす。
松 ん?
高 チャン・ツィイー。
松 うわー。
高 ね。
松 別に、自分、チャン・ツィイー関係ないのに、
   なんでそうなってくんの?
高 混じったんや。
松 (笑)
高 混じってみてん(笑)
松 あえてこっちからよる、擦り寄る形で。
高 そう。女性とね。しかも。
松 なるほどねー。

高 もう、最近、花粉がもー、
松 うん。
高 ものすごいね。
松 なんかそういう風なことは言われてますよね。
   10倍や、30倍や、
高 30倍、何をもって30倍と言うてるの?あれ。
松 あのねー、そうなんですよ。
高 むちゃくちゃやんかー。
松 むちゃくちゃなんですよ。俺、もう腹立って、もう、
   それ、ちょっと腹立ってんねんけどー。
高 またかいな、もー。
松 (笑)
高 なんか言うたら、腹立つ(笑)
松 ちゃうちゃう、10倍を30倍とか、言うやん。
高 言う言う。
松 あれもー、なんなん?!あいつらって。
高 ・・・。分かれへんやろ?
松 なんか、方やこっちの天気予報と、こっちの天気予報が、
高 うん。
松 全然ちゃうかったりするやんか。
高 どれ信じていいか、分かれへんやろ?
松 あいつらだけは、ほんーーま、腹立つわーー。
   要するにね、ニュース性を高めたいわけですよ。
高 うん。
松 「ほう、なるほどな。」と言わしたいわけですよ。
高 うん。
松 「あー、なるほど。」
高 うん。

松 そこにね、やっぱりちょっとずつのね、
   こう過大評価というか、過大広告というか、
高 うんうん。
松 ちょっとがね、このずれがどんどん、
   たまっていってるって感じがしませんか?
高 どいうとこが、そうたまってんの?
松 えーーー、もうこないだなんか、1人でテレビ観てて、
   結構、あのーおっきい声出てしまいましたけどね、
高 ふんふんふん。
松 あのー、今年みなさん、あのー、今年の冬っていうのは、
   あのー、あ、暖冬だったと思いますか?
   どういう冬だったと思いますか?みたいなことを、
   まず問い掛けられるわけよ。
高 うんうん。
松 「ん?」
高 そう言われてみりゃあ。
松 「そう言われてみりゃあ、」みたいな、まあ色々あるやんか。
高 うん。
松 えー、それがですね、ちょっと、しっかりと、
高 うん。
松 「もう1回おさらいしてみましょう」みたいに言うわけよ。
高 うん。
松 「で、まず1月なんですけど、」
高 うん。
松 「1月は、例年よりも、」
高 うん。
松 「1.5℃。」
高 (笑)
松 1.5℃高かってんて。
高 へー。

松 「で、2月はですね、」
高 はい。
松 「もう、差がまったくなかった。もう、例年どおり。」
   もう、ゼロ。
高 うん。

松 「そして、えー、3月なんですけども、」
高 うん。
松 「3月は、えー、例年よりも0.3℃、」
高 (笑)
松 ね?0.3℃、
高 うん。
松 「高かったんです。」
高 うん。
松 「えー、そういうことから言いましてもですね、」
高 うん。
松 「今年の冬っていうのは、」
高 うん。
松 「暖冬だったという、」
高 ははは!
松 「えええええーーーっ?!」
高 そら分かるよ。そら言うの分かるわ(笑)
   でも、あなた待ってください。毎日のこと考えたら、
   どっかの何日かで、あれ平均でしてるけど、
   何日かはすごく暖かかったりしてるわけですよ。
松 まあね、でもね、
高 イメージ。
松 俺、それ本末転倒〜っていうかね、
高 うん。
松 僕もう、これっきりにしたいんでね、
高 うん。
松 もう毎年毎年というか、
   こういっつもいっつも天気のことで怒りたくないんで、
高 うん。その、自分怒るよねー。
松 怒んねん。怒るやろ?俺。めっちゃ怒るやろ?
高 全然。俺、天気でなんでそんな怒らなあかんねん?と思う。
松 いや、この時期なったら、いっつも腹立つ、
   もう、ほんーまこれっきりにしてほしいねんけど、
高 うん。
松 「寒いなー。もう3月やで。」って言うやん。
高 うん。
松 もう、あれやめろっっ!!
高 別にええやん。
松 3月は寒いから!!
高 ははは。
松 思い出せや!!
高 ええがな、(笑)
松 もー、毎年毎年、3月やのにまだ寒い、
   その3月あったかいっていう、記憶を一体、
   ど〜〜っこで学んできたんやっっ!!毎年、花見ん時寒いやんけっ!!
高 寒い寒い。(小声)
松 花見寒いわ、寒いわって言うてるやろ!

松 「異常気象やで。」
高 異常気象言うてる。(小声)
松 毎年、異常気象言うてる時点で、もう異常気象じゃないやんけっ!

松 しんーどいねん、俺、もう。
高 でも、普通の奴は、そんーなん聞いても、
   カチン!てけえへんもん。
松 もうじゃあ、あのねー、学習能力がないねん。
高 (笑)
松 もう、毎年同じこと言うのが、俺、嫌いやねん!
   もう、風邪といっしょ。
高 (笑)
松 今回の風邪は、あのーしつこいって言うのと一緒。
高 あーあー(笑)
松 もうええって。
高 そん、だからね、あなたもおかしいんですよ。
   そんだけ怒ることが、まずおかしいんですよ。

松 これ、ほんっとに、これ、みなさん。
   もう二度と俺の前で言わんといてね!
   「3月やのにまだ寒い」とか、これね、
高 うん。
松 だま、だま、もうはっきりさせましょう!!
高 ははは。
松 日本には、四季があると思ってるから、みんな、3ヶ月ごとで、
高 はいはいはいはい(笑)
松 季節が変わると思い込みすぎてんねん!!
高 前も言うてましたね。はいはいはいはい(笑)
松 そうじゃないねん!
高 うん、そうじゃない、そうじゃない。
松 基本的には、
高 うん。
松 半分さぶいねん!
高 半分さぶい、うん。
松 まあ、10月ぐらいから寒い。
高 うん。
松 10、11、12、1、2、3、
高 1、2、3。うん(呆笑)
松 ほら、この、なんやったら、もう4もですよね。
高 あー、4、4。
松 7ヶ月ぐらい?
高 あ、意外とね、梅雨時期も寒いですよ。
松 梅雨時期意外と寒い。
高 雨降ったりとか。

高 だから、暖かいときなんか、ないんですよ。
松 ないんですよ!!もう、運動会でも、
   ごっつ寒かったとき覚えてるもん。俺。
高 それは覚えてない。
松 その年によってはね。
高 うん。
松 運動会の、あの短パンがごっつ寒かったときも、年もあったんですよ。
高 「年もあった」?
松 年もあったんですよ。
高 そしたら、ちょっと待て!
松 なんや、
高 ちょっと待て!
松 あのね、
高 動くな!
松 (笑)
高 動くな!
松 っていうかね(笑)
高 動くな!
松 これ言わして!
高 ちょっと待て(笑)
松 これ言わして!(笑)
高 なんやねん、
松 もうね、
高 うん。
松 言うて、じゃあ(笑)
高 自分さあ、「3月はもう寒いねんて、覚えとけ」って言うたのに、
松 うん。
高 10月の体育祭が、
松 うん。
高 寒いときもあったりとか、
松 だから、
高 暖かいときもあったとか、どういうことや、それぇぇっっ!!
松 あるから、(笑)
高 うん(笑)
松 だから、なん、なんて言うのかな、
高 どう理解すんねん、そこのところっっ!!
松 だから、なんにしても、(笑)
高 うん。
松 もうえーねん。そんなこと(笑)
高 ははは。
松 そんなことどーでも良くて(笑)
高 言うてること、むちゃくちゃや、もー(笑)
松 これだけじゃあ、覚えて帰って。これだけ覚えてくれたら、
高 何よ、もー。
松 これだけ聴いてくれたら、
   もうラジオのスイッチ切ってくれてええから。
高 何よ、じゃあ、はい、もう言うてよ、じゃあ。
松 2月3月が、一年の中で、むしろ一っ番寒いから!!
高 うん。だから?
松 だから、
高 うん。
松 「3月やのに・・。」
高 うん。
松 これ、もうもうもう、「春やのに、なんやねん、この寒さ〜〜。」
高 うんうん。
松 っていうのを、もう、ほんーまにやめよ。
高 それはね、多分ね、クリスマスん時に雪が降るっていうイメージね?
松 はいはいはいはい。そうなんですよ。
高 で、1月で、もうなんか、ものすごい、
   一番ピーク、1=一番寒いみたいなんに、
松 アホなんですよ。要するに。
高 引っ張られてしまってるんでしょうね。
松 要するにアホなんですよ!
高 うん。そこまで言う必要もないですけど(笑)

松 2月3月が、一番寒いから。しつこいようやけど。
高 どっち?「2月3月」って、一緒にしてもうてるけど。
松 2月が、一番寒いですよ。
高 2月が一番寒い。うん。
松 2月一番寒くて、次が3月ですよ。
高 うん(笑)
松 その次が1月なんですよ。
高 うん。その次は?
松 これ、しっかり覚えて、
高 その次は?

高 その次の順位を言うと、
松 8月も寒い時あるわ、そんなもん。
高 ははは。
松 (笑)「なんや、寒ないかー?」みたいな時も、
高 そんなもん、そんなもん、(笑)
松 あるやんけー。
高 言い出したら、きりないがな!
松 言い出したらきりないねん。
   そんなことどーでもえーねん。とにかく、
高 いやいや、どーでもええことない。
松 とにかく、(笑)
高 1回教えてよ!
松 とにかく、
高 ちょちょちょちょ、ちょっと待って。
松 なんやねん(笑)
高 1回教えて。
松 何をよ。
高 寒い順番を。全部言うてって。12月から、
松 そんな、
高 それ1回、学習するから。全員が。
松 来年から、ほんまに言えへんな?
高 うん。言えへんから。
松 ははは。
高 その、松本が思う、
松 しんーどいわ(笑)12個あるの、しんどいわ。
高 2月が一番寒い。
松 これは、
高 一番。
松 もう動かざる事実。
高 はい、2月一番ね。
松 はい。
高 で、3月が、
松 3で、2が3ですよ。
高 うん。2が3です。2月・3月でしょ?
松 ややこしーな、それ、大丈夫か?
高 2月・3月でしょ?その次は?
松 で、えー、3番めに寒いんでしょ?これ、1月ですよ。
高 うん。1月。その次は?
松 い、4月ですよ。
高 はい。その次は?
松 ここまでは、もう、もうもう、
   ものすごいはっきり分かってるでしょ?
高 いいですよ。分かってるよ。
   そいでそいで、その次は?
松 4月より寒いのかいな、
高 うん。
松 ねえ?
高 順番教えてくれんと、学習できへんから。
   しっかり覚えときたいから。
松 ははは。

松 じゃあ、12番目を言いましょうよ。ややこしーから。逆にね。
高 うん。じゃ、12番目。一番暑いとこどこよ?
松 12、一番暑いのは、これ、7月ですよ。これ、実は。
高 じゃあいいわ。
松 8やと思ってたでしょ?これも実は違うんですよ。
   7月が一番暑いんですよ。
高 7月の頭の方は、まだ寒いで?プール入るとー。
松 いや、7月、
高 プール入ったことを思い出してみ?
松 7月の後半からの追い上げは、
高 「後半」
松 これは、
高 分かる分かる。「後半の追い上げ」いうことは、
   8月やがな、もう(笑)
松 熟知してますよ。もう。僕はもう。
高 そこはちょっと待って待って待って。そこは、物言いやわ。
松 ここは、チェリオしかり、
高 うりゆきが?
松 ははは。
高 売れ行きが7月かいな、やっぱし(笑)
松 ははは。チェリオしかり、
高 うん。クーラーの消費量(笑)
松 ミリンダしかり(笑)
高 うん。飲み物ばっかやん(笑)
松 ははは。
高 のど乾いてるだけや(笑)

高 絶対違うわ、8月でしょう。
松 ちゃうちゃうちゃう、7月です。
高 あーそうですか。
松 はい。
高 平均して。
松 はい。
高 じゃあ、その前は、8月やね、もちろん。
松 えー、その前が8月ですよ。
高 はい。で、その前は?
松 で、えーとーーーーー、あのー、4月の次に戻りますけど、
高 うんうん。そこ戻んねや。
松 これ実は、
高 うん。
松 9月なんですよ。
高 寒いのが?
松 はい。・・一気に来た感じがあるんですね。
高 違うよ(笑)
松 「うっ!」って、
高 「一気に来た感じがあるんですね。」っていう、
   そんな余計な情報いらんねん(笑)
松 ははは。
高 どこが一番、寒いのか聴きたいの(笑)
松 もうね、もうリスナーは、
高 うん。
松 「もうええねん。」と。
高 違う違う、自分が言うてることが分かれへんから。
松 こんなもんで、12個並べられて、何がおもろいねん!
高 いや、俺は、おもろいとか関係ないねん。
   俺は覚えときたいねん。
松 いやもうそれは(笑)
高 今後のために。
松 じゃあ、もうこれだけ覚えて帰って。これだけ。
高 はい。
松 じゃあ、さっきラジオき、消した人も、やっぱつけて。
高 うん。
松 あー(笑)
高 なんやねん、もー、なんやねん、うん(笑)
松 3月が、(笑)
高 うん。
松 かなりさぶいということだけは、ほんまに分かって。
   で、俺の前では、もう言わんといて。
   「3月やのにこんなに寒い。」っていう、言い方。
   ほんーまに腹立つから。もうイラーー!ってくんねん。俺。
高 うん。それはわかったよ。

松 だから、4月より寒いのは、い、
高 半分寒い言うたやんか。
松 11ですよ。
高 11ね。
松 11やんか。
高 えー?
松 4月より寒いのはね。
高 12月でしょ。これ、どー考えても。
松 ちゃう、全然ちゃうねん。急に来た感があんねん。
高 だから、それが分かれへんがな。なんやねん、
   「急に来た感がある」っていうのは(笑)
松 だからねー、結局ね、
高 うん。
松 そういうことなのよ。温度を数字で表そうということ自体が、
   俺に言わせれば、もう本末転倒、
高 ナンセンスかいな。うん。
松 結局、体感温度っていうものに、もっと、
高 うん。
松 あのーー、腹立つでしょ?
高 (笑)
松 5月に、えらいあったかーて、えーー、
   なんや、「7月上旬並み」って言うやんか。
高 言うね。
松 でも、7月上旬並みに、5月の下旬並みの寒い時もあるわけやんか。
高 あるよ。
松 だからね、めちゃくちゃやねん。言うてることが。
   なんか、もうそんなん、あれへんねん。
高 ん?
松 何月の例えがまず、ないねん!
高 んー?
松 あの、景色のええ窓の外見て、
   「絵画みたい。」って言ってんのと一緒やねん。
高 んん?
松 本末転倒やし、それをそれにたとえること自体が、
   もうおかしいねん。

高 5月やのに、
松 うん。
高 7月上旬の暖かさ、とか言われるわけでしょ?
松 言われる言われる。でも、
高 そんだけ暖かいわけでしょ?
松 でも、7月ぐらいにも、5月ぐらいの寒さの時あるわけやからぁ、
高 あるけど、ちょっと待って。動くな!
松 ははは。
高 ほら、そういうことなんですよ。
松 だから、おかしいねん。その言い方が、おかしい。
高 おかしいですよ。
松 だから、みんなの7月の記憶が、まずずれてるから、
高 そう。
松 「7月の上旬並みや。」って言われたって、
   もうそこでもう、みんーなの中で、もうもうもう、もうむちゃくちゃやねん!
高 だから、バラバラなわけでしょ?
松 バラバラやねん!!
高 だから、
松 うん。
高 あんたが言う2月が一番寒いとか、3月が2番目に寒いっていうのも、
松 うん。
高 みんなバラバラなわけですよ。感じてるのは。
松 それは違う。それは絶対に違うねん。それは、
   2月が一番寒いっていうのは、これは全員が、もう、
高 ははは。
松 偉人がみんな言うとんねん。
高 ははは。たとえば?
松 ナポレオン皇帝しかり。
高 しかり。おー。あとは?
松 それの、せん、む、息子、みゅすこ、みゅすこまで言うとんねん!
高 みゅすこ??
松 ははは。
高 その息子まで(笑)
松 ルイ14世しかり。
高 知らんがな。息子までやったら、終わっとるがな、すぐ(笑)
松 ははは。
高 大して言うてへんがな(笑)
松 親子で言うてんねんで?
高 そのあと、何年経ってんねんな(笑)
松 ははは。
高 あーそうですか。

高 まあ、僕は言いませんよ。
   「3月やのに、あ、意外とこれー、あの、寒いなあ。」とか、
   いわ、言わないですよ。
松 もう絶対言う、いや、じゃあじゃあ、まあな、
高 うん。
松 さすがに、
高 うん。
松 じゃあもう高須は、言えへんかもしれんけど、
高 うん。
松 まら、来年とかでも気ぃつけて、
高 うん。
松 あ、これ、正直これ、オンエアはともかくとして、
高 うん。
松 まだ、3月の中ごろやろ?
高 そうですね。
松 めっちゃまだ、これからまだ、めっちゃ聴くから。
高 「3月やのに寒いな。」
松 「さむーー。」言うて。

松 ほいでね、3月って一回、ちょっとぬくい時来るねん。
高 ある。
松 でも、絶対また戻るやんか。
高 戻る戻る。
松 それの記憶もまた、こいつらまたなくなってんねん。
   「やっと春来たなー。」って、また言うねん。こいつら。
   俺は分かってんねん。絶対また寒いの来るから!
高 そやねん。
松 なんやったら、3月って雪降るからね。
高 雪降る。

松 で、あのー、天気予報士も言いよるわ。
   「やっと春です。」みたいなことを。
高 うん。
松 もー、もう二度と寒なれへん、みたいな言い方しよるねん。
高 うんうん。
松 ほいでこれまた、ら、一週間ぐらいたったら、
   「また逆戻り!」みたいな。
高 だって、こないだ春一番、
松 そうでしょ?
高 あったやんか。
松 そうそうそう。
高 あんな言い方するからあかんねん。
松 あんな言い方するからあかんねん。
   「春一番」いう言い方するから、
高 もう「春一番」言うことは、
松 もうやめなあかんねん。
高 「春」と思うからね。
松 思うから。
高 だから、松本的論理でいくと、そこはもう「冬二番」?
松 ・・・・。
高 そこはなんやねん。どーしたえーねん。
   言うたものの、大して俺も悪いと思うよ?
松 うん。
高 悪いと思うけど、自分が導いていった、ほ、法則ちゃうの?これ。
松 もうね、なんか、もう、ええねん。
   そんなんにのりたないねん。そんな、
高 ブーッ!(噴出す)
松 つぎはぎだらけの、貧乏トークにはのりたないねん。
高 あーー。
松 アップリケつきみたいな、そんな(笑)
高 あーもうね(笑)
松 穴をアップリケでごまかした、みたいな、
高 ごまかして、すその短い(笑)
松 ははは。
高 トークにはのりたないのか。ご飯粒つけた(笑)
松 ご飯粒つけた(笑)
高 トークには、のりたないのか?(笑)
松 ははは。完全に、折り返してたんを、ほ、ほ、ほつらして、
   伸ばしたな、みたいな(笑)
高 使いたないのか(笑)
松 線、
高 つぎはぎだらけの、この、(笑)
松 線、思いっきりはいってるやん。前の線、みたいなんが、
   もう俺はイヤや(笑)
高 ははは。ええがな、のってきたら、たまには(笑)

松 いや、結局、それがなんで腹立つかというと、
高 うん。
松 そのーーーほら、いろんなニュースにあてがわれるわけですよ。
高 「あてがわれる」?
松 (笑)結局、
高 うん。
松 天気予報もそうやし、普通のニュースもそうやねんけど、
高 うん。
松 実際あったことよりも、なんか大きく、オーバーに言おうという、
   これ、人間の悪いとこね。
高 その話も飛躍したな、だいぶ、今からー。
松 いやいや、そうやで?
高 そのなんか、天候の、
松 「なんか言うといたれ!先取り!」みたいな。
   「こんな情報おまっせー。」
高 うん。
松 「へー!」って言わしたいから、
高 うん。
松 もうちょっと嘘やけど、
高 うん。
松 「もう、ちょっと嘘やけど、ここはもういってまおうや。」
高 あー、まあ、それはあるね。
松 っていう考え方が、これ、天気予報にも出てるんですよ。
高 こら良くないね。

松 ここ!これを言うとんねん!普段のニュースとかも、
   新聞を疑え!っていうのは、これを言うとんねん!
高 (笑)
松 っていうことを俺は、うたっとるわけや。
高 ややこしいおっさんやで、もーこれもー(笑)
松 ははは。
高 こーんな、親父とかおったら、俺、イヤやなー、俺、もう(笑)
松 ははは。
高 ずっと一緒の家おられへんわ、こんな奴―。
   ちょっと言うたら、そんなこと言われんねやろ?子供も。
松 そらそうですよ。もう、だってね、
高 ややこしー、「だってね、だってね、」
松 ははは。
高 「だってね、だってね」どーでもええわ、そんなこと。
松 ははは。
高 ははは。
松 腹立つんですよ。
高 あーそうですか。全然腹立ちませんけどねぇ。
松 腹立っていこうや、でも。
高 そんなことは、全然、腹立たないですもん。

其の弐 『 百貨店に腹立つ 』

松 結構、都会に住んでるやんか?
高 うん。そらそうやね。
松 あの、全然話変わったで?でも、腹立つ話。
高 うん。

松 あのー、脱衣かごがないねん。
高 ・・どこに?自分の家に?
松 売って。
高 え?売ってますよ!
松 脱衣かごを探そうと思ってね、
高 どんなかご?あの丸いやつ?ちょっとでかめのやつ?
   高さがあるやつ?
松 いや、そら色々やんか。色々見てみたいやんか。
   いろんな脱衣かごを。
高 うんうんうんうん。
松 もー、脱衣かごがね、
高 意外にないねん。
松 意外にないねん。いや、そらね、
高 無印行って下さい。ありますから。
松 うん。そう、そういうことよ?無印までい、行き、でもね、
高 うん。
松 そういうことじゃないねん。俺は。脱衣かごぐらいは、
   ひょいひょいひょいひょーい。スイースイースイースイー、
松・高 スイースイースイー。
松 スイスイスイーサササササッ。
高 スイスイー。
松 カサカサカサカサカサッ。
高 カサカサッ。スイー。
松 くらいで、(笑)
高 行きたいんや(笑)
松 ははは。
高 今の面白かった(笑)
松 ははは。ぐらいで、
高 なんやねん、「カサカサカサカサッ」ゴキブリか(笑)
松 ははは。

松 ぐらいで買いたいわけやんか。
高 なるほどね。はい。
松 こんなもんにね、車ね、車乗ってね、
高 しゃ、しゃーないですよ。
松 無印まで行かなあかんことが、俺は、イヤやわー。
高 ないですよ、そんなの。今日びー。
松 なんで?
高 コンビニが、すべてが網羅できると思ったら、そんなことないですよ。
   やっぱり、会に行かなあかん時は、買いに行かなあかん。
松 脱衣かごないかねーと思って。
高 商店街がなくなってるから。近くに。
松 そうやねーん。
高 商店街っていうのは、ある時は、スイースイースイー。
松 スイースイー(笑)
高 カサカサカサカサッ。
松 ・・。
高 なんでのってけえへんの?自分(笑)
松 ははは。
高 もーー、すごい楽しかったのにー(笑)
松 ははは。

松 ほいで、
高 はい。
松 あのー、百貨店に行ったんですよ。
高 ほいほいほい。わざわざね。
松 わざわざ。
高 うん。
松 じゃ、いや、もっと言えば、無印も行きました。
高 うん。
松 でも、ちょっと、あ、ありました。でも、
高 うん。
松 ま、一種類しかないんですよね。無印って、
高 そうなんですよ。
松 大体ね。

松 「あー、ちょっとちゃうなー。」と思って、
高 うん。
松 で、百貨店行ったら、まあ、何個あって、選べるかーい、ってことで、
高 うんうん。
松 まあ、ある百貨店行ったんですよ。
高 行った。
松 1個も置いてへん。
高 そんなことないでしょー。
松 もうね、いや、もうびっくりしてん。もー、俺。
高 あ、もー、そうか。
松 俺、ごっつ見たけど、
高 うん。
松 全然ないねん。
高 乾燥機にすぐ入れるから。全部。
松 「うっそーん。」思て、もうおばはんに聞いてん。
高 うん。
松 「脱衣かごないですか?」って。
高 うん。
松 「ふっ・・脱衣かごはぁ、。」みたいな、
高 えー?
松 「イヤだわ。」みたいな、「なんかちょっと、おかしな、」
   ぶん、「異文化の人が来たわ。」
高 なるほど、なるほど、なるほど。
松 みたいな、
高 うわうわうわうわ。
松 感じの対応で。
高 「最下層の奴が来たわ。」
松 なんか、「最下層の奴が来たわ。」
高 あーそう。
松 2、2、「2ランク下だわ。」みたいな。
高 うわー。

松 「えー?脱衣かご置いてへん、百貨店て、
   どーいうことなん?!」と思って、
高 ほう。
松 ね?
高 ほうほう。
松 で、「もうえーわ。」思て、で、帰ろう思たら、駐車場で、
   その百貨店の駐車場で、おっさん400円やって言うわけよ。
高 そらしょうがないよ。来たんやから。
松 「いや、あのね、おっちゃん、俺払うけど、」
高 えっ?!
松 いや、言うたった。俺、それは俺、我慢できへん。
高 え!?え?!
松 もう我慢できへんねん。俺、これは。
高 うわ。
松 「おっちゃん、俺、これ払うけど、あって当然のものが置いてない状態で、
   駐車代だけは払わなあかんて、これやってること、
   君たちのやってること、実はヤクザのやってることやで?」
高 (笑)
松 「おっさん。」
高 しょうがないですよ。そんなことって有り得ますもん。
松 じゃあ、わざと百貨店のふりして、中がらんどうみたいなことで、
   おびきよせて駐車代をまきあげるっていう、ことも極端な話、
   やろうと思ったらできるわけやんか。
高 まあ、でも、一週間もすればつぶれますけどね。
   そういうとこは。
松 ましてや!これ、俺、止めたん、10分ぐらいのことでしょ?
高 はい。
松 これで400円をまきあげようという、しかも脱衣かごもない!
高 うん。まあね。
松 ね?
高 それは、あってほしいですけどね。
松 何種類かあった中で、俺の好みがなかったんなら、まだ分かる。
高 うん。
松 置いてないねんで?!脱衣かごたるもんが。
高 まあでも、そういうことあるでしょ。そら。
松 いやいやいやいや(笑)
高 いや、僕もそれは、僕もね、ちょっと、ちょっと、
   「ちょっと、なんや、おいー、せっかくここまで来たのにー。」
   って思うことは、
松 だから、昔の俺なら払ってないよ。
高 えー?!
松 昔の俺なら払ってへん。「アホか。」と。
   「こんなもん、払うか、ボケェ。」
高 俺、全然払ってるわ。
松 ただ、俺も、もうええ大人やから、払うけど、
   一石は投じさしてくれ、と。
高 えー?もうええやんか。そこは。
松 あの、上に通しといてくれ、と。

松 ただ!これが通ったら、ね?買い物もないのに、
   駐車したいだけのために、
高 そう。うん。
松 勝手に止めて、出る時に、「自分の、」
高 「なかったー。」
松 「ほしいもんがなかった。」って言うやからが出てくる、
   これも全部分かった上で、俺の目を見ろ、なんにも言うな、と。
   分かるやろ?
高 え?え?どういうこと?今。
松 俺が脱衣かごを、
高 なんか言うた?今(笑)
松 ははは。今、俺が脱衣かごを欲していることを、この、
高 うん。
松 目に、
高 嘘はないやろ、
松 嘘はないやろ、と。だから、「400円置いていくけど、」
高 うん。
松 「お前の心は痛まんか?」ということだけは、
高 はー、
松 一言俺は、
高 それはわかりませんわー。
松 添え書きとして、
高 うん。添え書きとして、書いてへんやん。別に。言うただけやん。
松 ははは。心の添え書きとして、
高 はいはい。
松 言うてきました。
高 はー。そら、分かります。言わんとしてるのは、分かります。
   ただ、しょーがないですよ。

松 ほんまにねー、あそこの百貨店はひどいよ。
   俺、今までに何回もあんねん。
高 どこですか?ちなみに、いいませんから、
松 タオルケットたるもんも、「無い。」言われたこともあんねん。
高 あーそう。
松 ×××ですよ。×××百貨店。あそこ、ほんーまなんもないな!
高 まあ、言わないですけどね。これ、名前はね。
松 つぶれるで、あれ絶対。
高 でも、行ってる人もおるわけでしょ?
松 あー、まあ、平日はかなりガラガラやけどね。

松 腹立つわー。
高 腹立つこと多いな、自分。
松 いや、
高 大変やで、イライライライラしてたら。
松 これも、せやけどな、
高 うんうん。
松 全部、これもう、人のことまでまとめて、俺が怒ったってんねんで?
   その、脱衣かごの400円は、やっぱりおかしいねん。
   それは、みんーーなが、言うていかなあかんねん。
高 あのね、待ってください。
松 うん。
高 普通の人は、車乗っていかないですよ。あんまりね。
松 ・・・。
高 そんなにですよ。
松 えーー?

高 やっぱりお金持ちなんですよ。車でこれるっつーのは。
   電車で来てるんですよ。で、もって帰るんです。ちゃんと。
松 いやいや、
高 ね?あなたは、
松 あんまりそういう問題じゃない。
高 いやでも、あなたはそれで車で来て、止めるとこあれへんから、
   ここ止めるわ、ガーン!止めました。ね?
松 「止めるわ」・・「ここ止めるわ、ガーン!」て、(笑)
高 (笑)
松 なんか、今のは、なんや、言葉のトリックというか、
   ごっついこー、「ガーン」ていうのが、なんか、
高 止めました(笑)
松 俺がめっちゃ悪い奴みたいな。
高 止めて、すっと入れるとこに行きました。
松 ははは。
高 歩かず、すっと入れるとこにいれました。
   で、すっと買い物行って、無かって、
   「おいおい無いやないか。俺、この10分間で、
    400円払われへんなー。」これはこれでね、
松 うん。
高 待ってください、と。
松 うん。
高 電車で来て、文句言わない人もいてるんです。
   あるかどうか聞いてないあなたが悪いんですよ。
松 いや、それと、俺は、
高 うん。
松 そのー、じゃあ、俺がね、その駐車場のおっさんやったらですね、
   「あ、なるほど。」と。
高 うん。
松 「じゃあ、これ、行ってください。」と。俺は言うけどね。
   だって、あのおっさんには、関係ないやんか。
高 でも、そんなん通したら、おっさんクビなってまうやんかー。
松 あのねー、俺、もう今だに忘れられへんことがあってね。
   阪神パークのデラックスプールってあったでしょ?われわれ。
高 ありましたね。

松 それを楽しみでね、子供同士でね、
高 うん。
松 行くわけですよ。
高 うん。
松 ほな、あれあのー、なに?何歳かで、線が、
   ラインが分かれるでしょ?
高 ほーほーほーほー。
松 で、いくつからかで、急に値段が上がるんですよね。
高 はいはいはいはい。
松 で、実は俺、1歳越えて、それが、
   その年齢やったんですよ。上の年齢やったんですけど、
高 うん。
松 歳1個だけごまかしたい。そうすることで、
   ものすごい変わってくるわけ。
高 うん。
松 もう、中での、プールサイドで、
高 うん。
松 胃袋に入れる食物が変わってくるから。
高 これ、でかいですよね(笑)
松 これでかいでしょ?

松 ほな、おばはん、もう忘れもせんわ。
   腹立つ顔したおばはんが、も〜〜、
高 ははは。
松 「何どし生まれや?」
高 うわっ。
松 って言うわけや。
高 もー、えーやん!
松 そこで、「あわ、あわわわ、あわわわ」ってなるやんか、
   そんなもん(笑)
高 うわあ〜〜〜(笑)
松 ははは。「エンドゥー、エンドゥー」(笑)
高 「エンドゥー」英語かい(笑)
松 ははは。俺ね、
高 あーそう、それきついなー。
松 それ腹立つやろ?

松 この子供をね、
高 うん。
松 一人入れることでね、
高 ほんまやね。
松 このおばはんに、一体何があんねん!と。
高 そうやね。
松 もうその顔がねーー、もう忘れもせんわ。ごっっつ!腹立つ顔やねん!
高 ははは。
松 もう、やらしい〜〜〜顔やねん!
高 なるほどな。なるほど(笑)
松 根性悪い、ぶっっっさいくな、きっっったない顔してんねん!
高 そこはええがな。そこはええやんか(笑)

其の参 『 花粉症かも ・ 松本人志のすごいところ 』

高 もういいですか?怒りは。
松 いやまあまあ、まだまだあるんですけどね。
高 まだあるんですか。
松 そりゃあ、まだまだありますよ。
高 じゃあ、もう1つお願いします。
松 (笑)
高 そんなに腹立つことがあんねやったら。
松 まあ、色々あるんですけど。
高 あなたもでも、あの、最近、あの話に、
   さっき冒頭にありましたけど、
松 うん。
高 あのー、「花粉がちょっときた」みたいな。
松 いや、毎年この時期になったら、
   目がむずがゆいぐらいは、あるのよね。
高 昔は、多量の、もう、
松 うん。
高 もうこれね、
松 うん。
高 もー、ラジオでも聞きたいぐらいですよ。
   昔の言ったことを。
松 うん。
高 「全体的にふりかけられても」
松 うん。
高 「ばっさーーーふりかけられても、」
松 うん。
高 「俺は花粉症にならへん。」言うてましたからね。
   あなた。今、ちょっと、
松 え?これの、このラジオが始まった頃に言うてた?
高 言うてたよね?「絶対に花粉症にならへん。」て。
松 あ、そう。
高 でも、もう「この時期になったら、目がむずがゆい」言うてる。
松 ちょっとむずがゆかったり、鼻水が出たりするよね。
高 もー、花粉症やんか。
松 えーやん。別に。
高 (笑)まあええですよ。
松 ははは。
高 僕も別に、それを大して、あのー、
   問い詰めようと思いませんし(笑)
松 ははは。
高 そういうもんやな。人は変わってくし、
   松ちゃんらしいとこではあるかな、とは思いましたよ(笑)
松 (笑)

松 もーねえ、清水な、
高 うん。また、アホなこと言いよった?あいつ。
松 まあ、別にあれやねんけど、
高 うん。
松 飲んでて。こないだ。
高 うん。
松 「僕、ほんっとにねえ、松本さん、」
   ちょっとまあ、酒も進んでたんかな?
高 うん。
松 まあ、そうでもないか。でも。
高 うん。
松 「こんなね、あのー、こんなことをね、」
高 うん。
松 「本人目の前にして言うの照れますけど、
   今日は言わしてください。」
高 うん。
松 「僕はね、ほんと松本さんに感銘を受けとるんです。」みたいな。
高 うん。
松 「僕、すごいな、と思うんですよー。」
   「いやいや、もー、えーよ。自分。」
高 なになに?
松 「なんやねん、もういまさら〜。」
高 うん。
松 「いや、僕はねー、ほんとすごいと思いますよ。」
高 うんうん。何をもってすごいと言うてんの?
松 「これだけじゃあ、言わしてもらっていいですか?」
高 うん。
松 「ここが、僕、松本さんのすっごいとこやと思うんですよ!」
高 (笑)
松 「なんやねん。」
高 何を言いよった?(笑)
松 「あのー、敬語を、敬語を使う。」って言うのよね。
高 はいはいはいはい。
松 で、たとえば、その番組で、後輩とからむ時でも、
   わりと「ですよ」みたいな、言い方を、
高 うんうんうん。
松 「これはね、僕、すごい大事なことだと思うんですよー。」
高 うん。

松 「お前なー。」みたいな言い方をすると、
高 うん。
松 聞いてる方は、意外と笑われへんかったりもする、と。
高 うん。
松 「で、これねー、後輩に敬語を使うっていうのはね、
   僕、すごいなと思って。」
高 うん。
松 「これもう、松本さんの、もう色々ありますけど、
   この松本さんのとこが、僕すごいなと思うんですよー!」
高 うん。
松 「普通のことですけどね。」って言うねん。
高 ははは。普通なんや。
松・高 ははは。
高 それもどーやねん。誉められたんか、どーなんか分かれへん(笑)
松 ははは。
高 欠陥人間や思われとったんや(笑)
松 ははは。
高 欠陥人間や思われとった(笑)
松 「ちょっと清水、待ってくれ。お前、最後に、最後の最後に、」(笑)
高 おかしいこと言うたぞ、お前(笑)
松 「“普通のことや”って、言われたら、俺はどう、」(笑)
高 いや、ほんまひどい。それはひどい(笑)
松 (笑)

松 びっくりしたわ、俺はもう。
高 はー、それはいかんねー。
松 (笑)

其の四 『 あの事件に腹立つ ・ 殴りたい奴 』

松 腹立つわー。もう、なんなんですか?あの、柏原崇事件は。
高 まあまあ、
松 腹立てへん?
高 どういうこと?
松 ちょっとあれに、知ってる?あの事件のこと。
高 どんなこと?どんなこと?
松 車でわー走ってたら、洗車してる奴がおったわけよ。
高 うんうん。
松 歩道で。「歩道で」っていうか、道のところで。
高 うんうん。
松 洗車してんねんで?もう絶対あかんやん!!

松 道に、横んとこ、端によせて洗車してんねんで?
高 うん。そらあかんね。
松 ほいで、通られへんわけや。
高 うんうん。
松 ほいで「ちょっとどかしてくれ。」って言うたんや。
高 うんうん。
松 ほんなら、
高 あ、殴ったやつ?
松 うん。
高 あーあーあー。
松 「通れる。」って言うねん。
高 あー。
松 厳密には、通れたんかもしれんけど、もう多分、
   それもぎりぎりみたいな感じなんやろ。
   そら「どかしてくれ。」って、どかさなあかんやん!
高 公道やからね。
松 うん。
高 みんなのもんやからね。

松 実際、どういうやりとりがあったんか、知らんで?
   で、まあ、なんか、手ぇ出したんやって。
   ほんなら、もーー、当たり前みたいに、さ、昨今のこの、なんやろ?
   「有名人が全部悪い」的な、か、か、片付けられ方で、
高 うん。
松 「手ぇ出したら負けや」「手ぇ出したらあかん」
高 うん。
松 ものすごい安易な解決方法で、
高 うん。
松 まあ、ワイドショーでもやられて、
高 うん。
松 で、本人もこれまた出てきて、なんか謝って。
高 うん。
松 いやいやいやいやいやいやー!
高 (笑)
松 なんで謝ってんのかなぁぁーー!(泣)

松 道で洗車してる奴が悪いやん!!
   「手ぇ出した奴の負けや」って、いっつもそうやって言うけど、
高 うん。
松 じゃあね、人を殴ることがそんーな悪いことやと言うのならば、
高 言うのならば。
松 手を殴らした奴の罪っていうのは、
   どんだけ悪いんやって話やねん!!
高 え?
松 手をあげさした側の責任ですよ!
   殴るとこまでいかした奴の方が、
   もっと悪いってことですよ。いわば!
高 わかんないですよ。それはわかんないですよ。
松 なんで?
高 だって、どっちが悪いか分からない。
松 絶対あいつが悪いやん!そいつが悪いんやで、っていうかね、
   もうみんながね、
高 うん。
松 もう芸能人が悪いっていう風に、決め付けすぎ。
高 いや、そら多分違いますよ。
   そら多分、ほんまに殴ってもうたから、どっちが悪いも、
   現場見てないから、言われてしまうのよ。

松 俺は、ワイドショーとかに何が腹立つかって言うとな、じゃあ、
高 うん。
松 そこで終わらずに、
   「あー、じゃあ、もう、やっぱ手ぇ出したらだめですよねー。」
高 うん。
松 言うて、
高 うん。
松 もうふわっCM行くんじゃなくて、
高 うん。
松 じゃあ、1回ね、時間をさいて、
高 うん。
松 「じゃあ、まったく同じことが今度あった時に、
   どうするべきか考えようぜ。」
高 うん。
松 じゃないとこれ、解決になれへんやん。
高 でも、
松 うん。
高 そこですぐ手ぇいくのも、ほんまに良くないと思うよ。
松 ・・良くないよ?
高 実際。
松 良くないよ?
高 うん。
松 良くないけど、まあ、実際、手ぇ出せへんとして、
高 うん。
松 今後、俺がもし、
高 うん。
松 今日、このラジオの帰り、
高 ぜ、
松 まったく同じことがあったら、
高 絶対どかさなあかんのよ。
松 俺はどーしたらええの?
高 言い、言い切るしかないねんて。
   「のけ、のかせろよ、これ。通られへんから。」
松 「いや、通れる。いやや。」って言われたら?
高 「通してくれ。」って言わなしゃーないんちゃう?
松 どうする?これ。
高 いや、警察呼ぶしかないねん。ほんーまに。
   そこまで、がんとしてどっちも言うんやったら、
   呼ぶしかないねんて。
松 これ、警察来るまで、ずーーっと待ってんの?
高 うん。

高 公道で行かせないのが悪いって、主張せないかんやろな。
松 そこまで〜〜、
高 で、もっと言うと、仕事で遅れたから、この分の賠償金うんぬんかんぬんも、
   全部そそこで言わなあかんねやろうけどな。
松 ・・。
高 通られへんねやから。

松 そういうことなんやろうな。
高 うん。で、それ、殴ってもうたら、ぜ、絶対に言われてまうやろ?
   ど、どっちにしろ。「訴える」とか言われてまうやろ?
松 まあ、絶対殴れへんけどね。俺は、そんな腹立つ奴。
高 そう。
松 俺、腹立てば、腹立つほど、絶っっ対殴れへんからね。
高 理論で、こてんぱんにしたい?
松 いや、っていうか、殴ったらこんな腹立つ奴の、
   言いなりになってまうもん。この後。
高 まあな。

松 で、こういうニュースが増えれば増えるだけね、
   もうなんか、もー、タレントの立場が、ごっつ弱いねん。
高 向こうって、やっぱり名前は出されへんねやな。
松 なんで出されへんねやろ?
高 なあ?それは、ちょっとおかしい思うな。
松 出したったらえーねん。そんなもん。
高 そこは同じやのにな。
松 うん。そこは、同じや。
高 なあ。
松 出したったらえーねん。
高 それがな、俺も分かれへんねん。

高 確かに殴りたくなる気持ちはわかるけど、
   殴ったらこれ負けやからな。
松 前もな、
高 うん。
松 前もな、山崎と『ガキ』終わりで、あれ、あん時高須おれへん?
高 うん。
松 あ、おれへんかったと思う。
高 うんうん。
松 メシ食ってたんや。
高 うん。
松 そんなら、もー、なんかもー、向こうのテーブルの方で、
   ちらっちら、ちらっちらこっち見てる奴おんねん。
高 うん。
松 ちょっと割りと酒も入っとんねん。

松 で、山崎の座ってる席の後ろんとこが、トイレになってんのね。
高 うん。
松 そこに、その、トイレにが〜行く時に、
   なんかごっつ見てんねん。
高 うんうん。

松 で、トイレ入りよってん。で、ば〜出てきた時に、
   もうもう、こ、これはもうわざとですよね?
高 うん。
松 もうなんかもー、ふらついた感じになって、
高 うん。
松 山崎の肩に、「うわあ〜〜〜。」って。
高 あーー、そらあかんな。
松 な?
高 うん。
松 なら、山崎も後ろから急にこられたもんやし、
   びっくりするやんか。「えっ?なんや?」ってなるやんか。
高 なるなるなるなる。
松 「あー、ごめんね。」これ、もう年下やで?
高 むかつくなー。
松 30そこそこぐらいの奴やわ。
高 うーん、むかつくなぁ。
松 「ごめんねー。」もー、あかんやん。
高 うん。あかん。
松 俺、もうカッチーンくるから、
高 うん。
松 「何しとんねん、オラ。」ってなるやんか。
高 うん。キレた、キレた。
松 ほんなら、「・・すいませんでしたねー。」
高 うわ。
松 もう、ごっつ顔近づけてぇ、
高 あーそれはもう、殴りたいなー。
松 もーーー、な?これでも、殴ったらほんまにあかんのか?
   って思うやん。
高 思うなー。それは腹立つなー。なるほど。うーん。難しいなー。
松 こんなことがね、年に一回二回、やっぱりあんねん。
高 まあ、むかつくな。
松 ごっっっつ腹立つよ!
高 ま、こっちが無名やったら、これもうもうもう、まあ、
   いろんな事件になるかもしれんけど、こっちが無名やったら、
   関係あれへんからね。そんなニュースにならへんから。
   そこまでの。
松 うん。

松 そいで、店の奴にも、ちょっと腹立つねん。
高 うん。それはだめ。
松 で、その感覚、その感じをわりと見てた、
   店の奴にも、腹立つ。
高 でも、それはあかんな。
松 そやねん。
高 店は、もう腹立つな、そこ。
松 腹立つし、で、そいつも別に一人で来てるわけじゃなくて、
   グループで来てるわけよ。
高 あー。
松 他にもなんや、女もちょっと、他男もおんのよ。
高 アホや、アホやねん。
松 こいつらも、一切この、「おい、やめとけよ。」とか、
高 「すいませんね。」とか、
松 「すいませんね、こいつ。」とか、みたいなこともない、
   もう全っっ部が腹立ってくんねん!

松 でも、これでキレてみ?
高 まあまあ、そうやね。
松 もう言いたい放題やで。
高 そうやなー。

高 そうかー、そういうのはうっとーしいなー。
松 腹立つやろー?
高 そやなあ。俺、そういう、ほら、そういうのは、
   有名人の一番腹立つことやんか。
   まあ、言って分かってなかったら、普通の奴にはせえへんやん。
   言うたって。
松 うん。
高 そんなことは。
松 うん。
高 多分、「有名人やー」っていうことで、
   やろうとするわけやんか。向こうも。
松 うんうん。
高 ちょっと。
松 うん。
高 なんかな。
松 うん。
高 確かに、それはやっぱり腹立つなー。
松 特にね、お笑いって、なんかね、いい、いいように言ったら、
   愛着持たれてんねんけど、悪いように言ったら、
高 なるほどな。
松 ちょっと軽く見られてるっていうか。
高 そうかー。
松 あるなー。
高 特に山崎なんかええわ、と思っとんのやわ。
松 そうやな。
高 そう思われがちやから。
松 そやな。
高 うん。
松 で、もう俺は、逆に自分にやられるより、
   山崎ぐらいにやられるんのが、一番腹立つねん。
高 むかつく。分かる分かる分かる。「なめんなよ、コラ。」と。

其の五 『 評価されるべき人たち ・ 良くない番組 』

松 腹立つわー。
高 自分、ずっと腹立ってるな。
松 腹立ってきたー。
高 あのー、話は、もうどんどんどんどん変えていきますけど、
   Jポップみたいなんがあったんよ。要はね、
松 うん。
高 いろんな人が、こー、やってきた中で、
松 うん。
高 で、こないだまあ、一緒に行った奴が、音楽すごい好きな奴で、
松 うん。
高 佐野さんとかも、本来はすごいもっとこー、評価されな、
松 それはみんな言うてる。
高 そやろ?
松 みんな言うてる。
高 佐野さんは、なんでこんなに評価されへんねや?と。
松 結構俺の周りでも言うてるわー。
高 そやろ?やってきたことは、革新的やねん。すごい。いろんなこと。

高 ずっと話しててん。で、結局分かってん。パクられやすいねん。
   オリジネーターではあってん。その、要は、
   Jポップの礎になってるものをたくさん作ってんねんけど、
松 うん。
高 あの人の物って、パクられやすいねん。
   なんか、やってきたものって。で、みんな吸収されてもうて、
松 鍵ついてなかった?
高 鍵ついてないねん。
松 二桁番号鍵やったんや。
高 簡単や。だから。
松 ははは。
高 二つ、しかも一つはそのままやから(笑)
松 ははは。
高 一個ずらすだけやから、逆のほうに(笑)
松 ははは。

高 で、いろんなんパクられて、結局、あの人って、
   とられとられしてたから、すごい、残ってない感じになってんの。
松 そうなんかなー。
高 いや、そうやっていう話を、そいつも、あともう一人の奴もそうで、
松 でもさ、パクられやすいってことは、逆に言えば、
   それだけ広範囲に広がっていくわけやから、
高 広がっていく、その、その、それが、
   佐野さんが作ったものじゃないみたいになってもうてんねん。
   ぼやけてもうて。
松 ・・・ほーー。

高 だから、佐野さんかわいそうやねん。もっともっとねー、
松 いやそれはね、
高 評価されんとあかんねん。で、こないだもライブ行ってきてん。
   最後のNHKホール。
松 うんうん。
高 佐野さんの、「ちょっと見に行こう。」と思って。
松 うん。
高 行って、よーさんはいってましたけどぉ、
松 「よーさん空いてた」?
高 よーさん入ってはりましたけど。空いてへんわ(笑)
松 ははは。今、よーさん、(笑)
高 よーさん入ってはりましたけどね、つって。

松 じゃあどーしたらええの?
高 みんなで言わなあかん、佐野さんがもっと、
   もっとすごいよっていうことを。
松 うーん。
高 やっぱりなんかなー、軽んじられてんねやなー。
松 うーん。
高 なんかそれが悔しい。みんな、それ言うてる?結構。
松 うん。俺はね、言うてる。
高 言うてるやろ?
松 うん。
高 ほんーまにそやねん。
松 ジュニアも言うてたもん。
高 いや、そーやって。
松 ジュニアぐらいが言うってことは、ジュニアって、俺、ひとまわり、
高 まあそうやな。
松 近く違うからね。
高 だから、その辺の人間も、少し聴いてると、
   佐野さんがやってきたこと、「ちょっとええな。」と思ってるし、
松 うん。
高 新しくやり始めてたから。
松 うん。
高 なんでこんな風になってまうんやろなー。

高 まあ、ええねんけどね。
松 え?
高 だからって俺が、何できるわけじゃないからね、結局。
   非力やから。俺みたいなもんは。
松 ははは。
高 ははは。よー分かれへんけど。
松 そうそう、だから、「佐野さんもっと評価されなあかんねん!」て、
   あんまり言い過ぎんのも、
高 また、
松 佐野さんに、したら、
高 失礼な話。
松 「俺、そんなに評価されてないの?」
高 いやいや。
松 みたいな感じになるもんな。
高 そうやねん。あんま言い過ぎはあかんねん。
   これはこれでね。
松 (笑)

松 全ての世界においてね。
高 そう。何かを作り上げた人、パイオニアに対してね、
松 うん。
高 賞賛すべきなんですよ。いろんなものを作って。
松 これはまあ、俺、全然音楽のこと分かれへんから、
高 うん。
松 あれやねんけど、下手なこと言われへんねんけど、
   佐野さんは、ほんまにパイオニアなのかね?
高 いろんなものを、いろんなものを作ったりとか、
   いち早く何かを取り入れたりすんのは、早かったんや。
   やっぱし、あの人って。
松 うーん。
高 「ほんまの」言われたらちょっとね、佐野さんも、
   「“ほんまの”・・?」って気になるとこあるかもしれんけど、
松 (笑)
高 でも、やってきたことは、やってきましたよ。
   ちゃんとしっかりと。
松 もしかしたら、そこまで評価されへんかった、
   かった理由があるとすれば、
高 うん。あれ?
松 結局あの人も、そんなオリジナリティーじゃなかったのかも分かれへんよね。
高 ・・。
松 いや、分かれへん。
高 あのね、取り入れたものっていうのは、結構あんねん。
松 竜馬的なとこかいな。
高 竜馬的な、これねー、俺もこんなこと、あんまし、
松 「音楽をやらんといかんぜよ」かいな。
高 い、「今、これを取り入れないかんぜよ!」
松 (笑)
高 っていうところも、ちょっと、
松 着物に革靴かいな。
高 ははは。
松 ははは。
高 馬鹿にしてんのか、佐野さんを(笑)

高 それを日本語にのしたことも、すごいことではあるのよ。
松 うん。
高 うん。それ、日本語にのして、あーいう風なメロディ、
松 え、え、エゲレスを。

高 それまで、そーいう風な歌い方なかったわけやから。
松 うん。
高 そ、それはやっぱり、「おー、すげ、かっこええー。」と思ったもん。
松 うん。ま、でも、そうか。そこやな、でもな。
高 ただまあちょっと、竜馬的なとこも少しはあったかもしれんけど。
松 そこやわ。
高 (笑)
松 俺ないもん。竜馬的な部分。
高 あー。
松 俺はもー、ほぼ、もうオリジナリティでやってきたから、
高 まあ、そうか。
松 これもう、もっと評価されてもええよ、俺は俺で。
高 結局自分かい、またその話は〜〜。俺は俺はやなー、もー。
松 ははは。
高 佐野さんの話しとんのに、結局「俺は」。

松 エビアン飲んでて思ったのよ。
高 うん。
松 エビアンてよう考えたら、
高 ほんまやで。
松 めっちゃ、やっぱりあの『ガキ』で、ものっすごい、
高 それまで、水をペットボトルで買うって、
松 水をこんな言い方するのはおかしいけど、あれで火ぃついたよね。
高 ・・・・・うんうん。
松 だって(笑)
高 それは、「こんな言い方するとなんやけど」って、
   言うようなものでもないと思ったけど。
松 ははは。
高 まあでもそうですね。
松 だって、あの頃、エビアンて実は、
   そんーなに有名じゃなかったんやな。
高 なかったね。あれをボルビックって言ってもええぐらいやったし。
松 いや、どっちか言うたら、ボルビックやってん。
高 うん。それを、エビアンで言う、言ったことが、確かにね。
松 うん。でーー、浜田の罰ゲームで、
   「エビアンくんできて」で、あれからやで。
高 ほんまやね。

高 ま、それだけではないでしょうけども、それがになって、
   ま、それもちょっとまあ、要因ではありますわね。
松 要因ですよー。ほいで、
高 うん。
松 なーんか、今、当たり前みたいに「罰ゲーム」とか言うとるけど、
   罰ゲームっていうもの自体が、こんーだけ、なんかメジャーに、
   「お前、罰ゲームだよー。」って、
   誰にでも通じるようになったっていうのもやっぱり、これはもう、
   やっぱり、絶対にそうやもんね。
高 もう、みなまで言わんでええ。
   もう分かってるから、みなまで言わんでええ。
松 ね?で、もっと言えば『電波少年』も、
   結局あれ、「エビアンくんできて」のとこからやからね、あれ。
高 もーそれはええがな、それは土屋さんも分かってる。
   みなまで言わんでえーえー。
松 ねえ?だから、やっぱりすごいんやで。
   もっと評価されなあかんわ!
高 あー、もうなんか、いやらしくなってきた。
松 (笑)
高 ものすごく「俺が」。わがが、わがが!
松 (笑)
高 (笑)
松 いや、ほんまに。
高 いや、評価されたい。みんな評価されたいですけどねー。
松 いいもんはね。
高 ええもんは。ほんまですよ。

松 でもね、僕は人のいいとこっていうのは、
   あの実は、なんかほら、やらしー、なんか隣りの火事が、を、
   見るような、なんて言うのかな?
高 うん。僕もしないですよ。
松 そういう嫌な部分もあんねんけど、
高 うん。
松 でもね、人間のいいとこはね、うまいもん食べたら、
   ちょっと人に勧めたくなるでしょ?
高 うんうん。
松 で、自分がうまいと思うものを、
高 うん。
松 「ちょっと食べてみて。」って言うて、
高 うん。
松 「うわ、うまい!」「なあ?」って、
高 なりますよ。
松 ごっつ嬉しいじゃないですか。
高 なりますよ。
松 あの、あの気持ちっていうのは、すごい〜いいよな。
高 いいよ。
松 あれ、動物には絶対無いことやんか。
高 うん。ピュアなもんやね。
松 うん。あれがある限り、いいもんって、
   やっぱり絶対なくなれへんと思うねん。
高 へー、なるほど。
松 うん。
高 へー。
松 だから、俺が「すべらない話」を、やりたいって言い出したのは、
   そこがあって、
高 うん。
松 面白いと思った話は、
高 うん。
松 なんか、ちょっと人に聞かしたい。
高 うんうんうんうん。

高 これがね、ちゃんと残してくれたらいいですよ?誰かが変な使い方、
   一発するだけで、
松 うん。
高 そこで幹が折れてもうて、
松 うん。
高 花咲けへん時あるやんか。
松 はいはいはいはい。
高 ほっといたら、花咲くはずなのに。こういう奴がおるでしょ?こういうやからが。
松 やからがいますね。

高 何してくれてんねん、言うのありますからね。
松 ありますねー。
高 ほんーま、腹立つもんやね。考えたら。
松 ははは。
高 ほんまに(笑)
松 もー、なんか、「腹立つ腹立つ」って、あんまり、こー来たから、な?
   最後ちょっと、こう腹立てへん感じにしてんのに、
   また自分腹立つ話に、
高 俺、最後だけやんか。腹立ってんの。
松 ははは。
高 俺もうずっと「いや、そんなことあれへん」とか、
   「それも大変ですよ」とか、言うて。
松 その腹立つ話してーや。
高 それがな、
松 うん。
高 いや、深夜番組観てたら、
松 うん。
高 なんかこー、なんか女に、
松 うん。
高 子供ができるかどうかを、女に、クイズ、
   クイズやねん。一応。
松 うん。
高 だから、カップルの女の奴に「もし、彼氏に、」
松 うん。
高 えー、「“子供ができた”って言ったら、彼氏、なんて言うと思います?」
   って聞いて、
松 うん。
高 「えーー、その答えは、
   彼氏はこう言うと思います。」みたいなことを、一応ふんねん。
松 うんうんうん。
高 えー、「“産むな”って言うと思います。」とか、
松 うん。
高 「う、“産め”って言うてくれると思います。」
   とかって言うねん。
松 うん。
高 それが、その子の、えーと、一応、
   答えやねんな。持ってる。
松 うん。
高 で、それをどっきりで、男が来た時に、
   普通に喋ってんねんけど、その男に、
松 うん。
高 えー、「子供ができた。」って言うて、で、それを、あのー、
   「いや、俺、無理無理。それ無理無理無理無理。」とかって、
   男が言ってんねんな。
松 うん。
高 「おい待て、これ、生き死にの話してるぞ、これー。」と思って。

高 「そんな番組やるか?」と思って。
松 それはあかん。
高 おかしいやろ?
松 それはあかん。
高 考えられへんやろ?!
松 品が無い。
高 品が無いやろ?!
松 品が無い。
高 俺ちょっともー、腹立ってきて、「なんやこの番組!」と思って。
松 絶対だめです。
高 あかんやろ?
松 絶対だめ。
高 その、何組もやってんねん。
松 そんなんこそ、なんかその、クレームが、
高 な?おかしいやろ?
松 しょーーーもない、あのー、
高 しょーもない。
松 動物をいじめてるとか、わけのわからん、
高 「アホかー。どこ見てんねん!」と思うもん。
松 なあ?
高 「最低や!」と思って。

松 男のリアクションで、よっぽど、
高 いやそれ、
松 気持ちよかったらええけどー、
高 いや救われへん。
松 救われへんよな。

松 「やったー!」言うて、ものすごい、
高 そう。
松 喜んでるぐらいしか、
高 あー、
松 にしても、
高 にしても、それ嫌やんか。
松 それ嘘やしな。
高 嘘やし。そんなん嫌やねん。

松 なんか、「あなた笑いやってんの?俺もやってんねん。」ていう風に言われそうで、
   ごっつ嫌やろ?
高 もー、嫌や、そんなん。
松 「いや、お前はやってないで。」
高 「斬新な企画やろ?」頭の中には、そんなの、
   人、人やから、浮かぶことあるけど、
松 うん。
高 やったらあかんことやねん。これ。

松 昨日でも、『ガキ』終わりで、
   「今度何しよかー。」って会議するけどさ、
高 うん。
松 やっぱりあのー、まず、当たり前のことやねんけど、
高 うん。
松 何を見したいのか?
高 うんうん。
松 何がしたいのか?
高 そうやねん。
松 うーん、損得じゃないけど、これをすることによって、
   一体誰が得するかっていうか、
高 うん。あるよ。
松 なんかやっぱり、
高 うん、あるよ。
松 そういうこと大事なとこで、
高 大事なとこよ。
松 誰が得すんの?それ。
高 分かれへんねん。
松 何がしたいん?
高 興味だけや。下世話な興味だけ。

松 「そういうのはないな」っていう気持ちを持ってる自分が良かったな、と思って。
高 ・・。
松 「え?それあかん?」って思う俺じゃなくて良かったな。
高 それはそれで、佐野さんのたとえと一緒で、
   ちょっとバカにしすぎや、俺を。
松 ははは。
高 ははは。

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