2004.11.4(木)162回目

今週の一曲 『 ひまわり娘 』 伊藤咲子

其の壱 『 藤岡弘氏の話 』

松 月極め!松ちゃんパーキングでーす!
高 ははは。
松 ははは。
高 どうも、高スマ〜、イルです。・・ちょっと待って。今ね、ごめん、
松 あのね、その子ね、
高 うん。
松 ほんーま怒ってると思う。
高 怒ってると思う。あのね、なんでか言うたら、
   ちょ、ちょっと聞いてくれる?聞いてくれる?
松 ラヂオでね、自分が出したものを、
高 聞いて聞いて(笑)
松 採用されることなんて、ほんと、一生に一回、まずないんですよ。
高 もー、俺もね、ど頭からかむのはあかんと、(笑)
松 それをかまれたらね、俺ね、・・・ちょっと、もう俺やったらね、
高 うん。
松 もうね、ノイローゼ。
高 ははは。
松 髪の毛、ガサガサ抜けてくると思う。
高 聞いてくれる?これね、よーさん書いてくれてんねん。
   「高スマイル」「高スランプ」で、俺は、
松 自分、いつからその、かけるようにし、したん?
高 いつの間にかなってたね。
松 ははは。かけんでえーやんか。別に。
高 かけんでえーねんけど、一応まあ、ね?「高スコール」で、
   あ、赤の線ひいたんやけど、
松 うん。
高 「高スマイルの方がええな。」って、ぎりぎりでちょっと思ったのよ。
松 ほんなら、もー、過去の自分と、今の自分が、
高 自分が、ぶつかって、
松 あいまみあってー。
高 出口ひとつやのに、バーーン!!
松 ははは。ドゥーーーン!
高 ドゥーーン!当たって、
松 みたいな。
高 「どっち行くねん?」みたいな。見合いで、ガーン!行ってもうたからー。
松 ははは。「オーライ」言わんとー。
高 そうやねん。

松 アホやなー。
高 一緒に出ようとしたからー。
松 (笑)
高 ほいで、一緒に出ようとして、譲り合ってもうたから、こうやって。
松 ははは。
高 ははは。「さきどうぞ、さきどうぞ。」みたいな。
   ほんで行こうとして、またぶつかっとるから。
松 うわ、もー、最悪やん。もー。
高 最悪やねん。

松 その点俺なんて、
高 うん。
松 もー、ビッシー言うたもんね。
高 「つきぎめ!!」言うたね。
松 ははは。
高 ははは。
松 ちょっとこれに、しばらく、
高 うん、なるほど(笑)
松 あの、「松ちゃん」を、前後につけることにするから、
高 なるほど。それは確かにね。
松 あの、そこだけ楽しみにして。
高 うん、最初のとこ楽しみが。
松 それだけ聴いたらもう、他のチャンネルに変えてもらって。
高 え?もうええの?
松 (笑)
高 (笑)
松 いいんでね。えーえーえー。

高 あのね、
松 はい。
高 「DX」に、藤岡さん来たでしょ?
松 藤岡弘、。
高 面白いでしょ?あの人。
松 あの人、面白い。
高 面白かった?「DX」も、本番は。
松 面白いよ。いや、面白いよー。
高 面白いなー、あの人〜。
松 あのねー、声出てへんねん。
高 せやねん。
松 それがごっつおもろい。
高 ほいで、やさしいやろー?
松 うん。
高 やさしい〜〜ナイーブやでー。
松 ナイーブやねん。
高 うん。

松 なんや、室外機ぐらいの音やろ?
高 あー分かるわー。
松 「あれ?チッチッ、あ゛〜〜〜いまいち聞こえにくいなぁぁ〜〜。」
高 (笑)
松 みたいな感じやん。
高 怖い顔したな、あの人に(笑)
松 ははは。
高 あの人に、怖い顔せんといて。ナイーブな人やから(笑)
松 (笑)

高 「DX」のディレクーターやけど、まあ、行くやんか。取材しにな。
松 うんうんうん。
高 で、「どこでしましょうか?」言うたら、
   「うちの事務所来て下さい。」って、マネージャーみたいな人に言われて。
松 藤岡さんの?
高 うん。
松 うん。
高 そしたら、あの人の家みたいなんやて。
松 ふーん。

高 やっぱりね、藤岡さんのマネージャーとか、
   お付の人って、よーーできてんねん。
松 うん。
高 もうねえー、その、礼とか、言葉使いは、
松 そらそうでしょうね。
高 必〜要以上に、ていねいやねんな。
松 なるほど。
高 ほいで、
松 その辺のとこ、バッシーしてるもんな。
高 そう。ほいで、ピンポーンて行ったら、ぱ〜〜っと来て、
松 うん。
高 もー、男の人とか何人か出てきて。ばー、玄関に出てきて。
松 うん。
高 「どうぞ。」つって言って。
松 うん。
高 「すごいなー。」「こちらへどうぞ。どうぞ」って、
松 はー。
高 もー、そのマネージャーの藤原並に。
松 うん。
高 「どうぞどうぞ。」
松 うん。
高 で、上、あがって行って、「こちらは、藤岡ご本人が、」
松 うん。
高 「設計された、テラスでございます。」って言われて、
   「こちらにお座りください。」って言われて、まあ、座るわな。
松 うんうん。
高 ほいで、まあ、ちょっと、すっと出てくんねんな。
松 うん。
高 したら、なんかコーヒー持ってくんねん。
松 うん。
高 で、ばっと出されて、
松 うん。
高 「これは、藤原本人が、」
松 藤原?!
高 あ、ちゃう、藤原ちゃうわ(笑)
松 ははは。
高 藤原ちゃう(笑)
松 ちょ、ほんま、自分なあ、ほんま、ええ加減にしーや(笑)
高 さっき、俺が「藤原」言うたから、「藤原」言うてもうたんや。ごめんごめん。
   これは申し訳ない。カットね。もう一回いくね。
松 (笑)
高 ははは。
松 (笑)
高 あのね、(笑)
松 カットなんか、せえへんわ!

高 またぶつかったんや。入り口で(笑)「藤原」って言うたから、
   もー、よその楽屋にいた藤原が、「えー?」言うて、
   顔出してもうたから、話に入ってきてもうたんや(笑)
松 もーーー。
高 聴いて聴いて。これ、面白い話やねん。

高 「藤岡自らが、」
松 うん。
高 あの、「中南米行って、」
松 中南米。
高 「持ち帰った、コーヒー豆で、今、下で藤岡本人、」
松 ドリップ、ドリップ、
高 うん。「藤岡本人がたてたコーヒーでございます。」・・・「えー?」
松 「はよ来いよ。」言う話やね。
高 はよ来いよ。
松 ははは。
高 ほいでまたずーっと、ほいでまたコーヒー飲んで、(笑)
松 ははは。
高 そうやねん。で、「えらい藤岡押すなあ〜。」言うて、
松 ははは。
高 で、ちょっと飲んでたんやて(笑)飲んでたら、またマネージャー来て、
松 おー。
高 なんかお菓子みたいなの、ぱっと置いて、
松 おーおーおーおー。
高 「何するんかな?もう来るんかな?」と思ったら、
松 うん。
高 またビデオ。
松 え?
高 ビデオを、テレビにごそっと入れて、
松 うん。
高 スイッチつけて、「これは、藤岡本人が、」
松 うん。
高 「富士山まで行って、録ったビデオでございます。」って、また長すんやて。
松 うん(笑)
高 で、居合い斬りが15分観せられて。
松 ははは。
高 15分間やで?!
松 ははあ〜〜ん、寝過ごしとるな(笑)
高 ははは。ずーーっと15分ぐらい、居合い斬りの、
松 時間稼ぎやん、そんなん〜。
高 せやろ?で、ずーっと待ってたんやて。そしたら、
松 うーん。
高 計20分ぐらいなった時に、
松 あー。
高 藤岡さんが、ちょーど終わる頃に、
   ガチャッ「どーもどーもどーもどーも。」って来て。

高 なんや、6時ぐらいから行って、11時ぐらいになってもうて。
松 ・・えー?!
高 びっくりするやろ?で、
松 「DX」?
高 「DX」よ。「DX」の、エピソード聴きに行くのに、
松 5時間も?
高 せやねん。よー喋る人やねん。
松 うーん。
高 でもほら、あーいう人は、「面白いことは、僕には分からないけど、」
松 まあ、うーん、
高 いろんなことを、
松 スロースターターなんやろな。
高 1から話すんねん。
松 うん。

高 あのー、ディレクターが、
松 うん。
高 「ひょっとしたら、どっかで監視されてるんちゃうか?」思て、
松 何?
高 だってな、
松 うん。
高 こう、つれてかれて、
松 あ、あーはーはーはーはー。
高 こう、テラスの場所へそこへ座る場所につれてこられて、
松 こう、のぞき穴みたいなんあって、
高 うん。
松 見て、
高 「俺の悪口言うてへんか?」
松 ははは。
高 「言うてたらもー、言わへんでー。」みたいなね(笑)
松 あとまあ、
高 うん。
松 ビデオもね。
高 うん。
松 「ちゃんと観とんのかい。」
高 「観とんのかい。」
松 みたいな。
高 これ、「アホかいな。」とか言ったら、
松 うん。
高 「もー、今度から絶対出ぇへんでー。」みたいな(笑)
松 ははは。

高 「これ、普通のコーヒーやんなあ?」とか言ったらぁ(笑)
松 ただまあ、コーヒー通の僕から言わしてもらうと、
   その中南米からもって帰ってきたやつのこれ、
高 ははあh。
松 鮮度はいかがなものか?みたいなとこも、ありますけどね。
高 せやろー?
松 ええ。
高 「自らたてた」言うてるからなー。
松 うんふんふんふんふん。
高 もう、極めつけはビデオの15分やんか。
松 そうやね。
高 そこで居合い抜きしかやってないからー、
松 うん。
高 「えーい!いぇい!」ってやってるだけやからなあ。
松 ははは。
高 「なんやこれ?」とか言いがちやんか。おれへんかったら。ちっちゃい声で。
松 へ〜〜。

其の弐 『 損して得とる 』

高 なんかね、今、野球が今なんやー、ソフトバンクや〜、
松 うん。
高 ライブドアや〜、
松 うんうん。
高 ねえ?
松 うんうんうん。
高 楽天や〜言うてるけども、
松 うんうんうん。
高 吉本いったらえーのにねえ。
松 吉本〜〜、吉本、借金したくないとこでしょ?
   だからもう、なんか、あーいうとこに、打って出れないんですよね。
高 そんなこと言うてるからあかんねん。
松 そんなこと言うてるからあかんねん。
高 もうね、俺なんか、「吉本買ったらえーのに。」と思うけどな。
松 ほんまにね。
高 無理して。
松 いや、ほんまやで。
高 おもろい球団になるでー。
松 なるなる。

松 始球式もな。
高 うん、始球式も。おもろいで、これー。
松 おもろいで。
高 ずーーーっと始球式でもやって、
松 ずーーっと始球式や。
高 「長いなーー」言うツッコミくるまでぇ、(笑)
松 ははは。
高 ははは。
松 うーーん。そういうとこお金使わないのねえー。
高 そういう、あーいうのってね、俺、面白がってほしい。吉本って。
松 うーん。

松 もー、吉本もう「損して得とる」ってことをせえへんから。
高 それがあかん。
松 それがあかんねん。
高 どーん!出さなあかんわなー。
松 そうなんですよ。
高 じゃないと、おっきな収益も得られへんね。
松 もー、腹立つんですよ。そこが。もう。うちの親父と一緒や。
高 うちの親父も一緒や。
松 もう「借金せえ」言うねん。たまには。
高 いや、ほんまやで。
松 借金せえへんかったなあーー。
高 うちもせえへんかった。
松 ちょっと腹立つやろ?いや、あの、なんか話し聞いたら、
   「うちもねー、貧乏やったんですよー。」みたいな話する奴おるやん。
   「え?そうなんや。」って思って、話聞いてたら、
高 うん。
松 ちゃうねん。その、一攫千金狙いの貧乏。
高 男らしい。
松 なんか、一回ものすごいええ時があって、
高 なるほど。
松 借金してもうて、みたいな。そんなん、ちょっとかっこよかったりするやん。
高 なるほど、なるほど。
松 「あ、そっちの貧乏ね。」みたいな。
高 あー。
松 もう、うちは、もーずーーっとの貧乏やもん。その、なんていうの?
   もう博打もせえへんし、
高 うわー。
松 しゃ、なんか、ここで打って出るいうことを、ずっとこう、
高 うわーー。
松 「引いてて引いてての、貧乏」みたいなんが、もー、たまらんやん。
高 引いてて(笑)
松 冒険せえへんのに貧乏、みたいな、何?
高 ははは。それ、いややなーー(笑)
松 1回も表出てへんのに、靴底ない、みたいな。
高 うーわ、ひどい。
松 何あの感じ?
高 家でずーっと履いてただけで(笑)
松 ははは。

松 室内着やのに毛玉、みたいな(笑)
高 ひどいな(笑)
松 ははは。
高 それはそれでえーやんか。室内着やのに毛玉、は(笑)
松 ははは。いやでも、家でごろごろしてて、
高 あーー(笑)
松 できた毛玉と、
高 あー、まあな(笑)
松 外に打って出た、
高 まあ、まあ、
松 時の毛玉とは、
高 まあ、違うわな。
松 毛玉が違うがなー。
高 違うわー。恥ずかしいなあ。
松 恥ずかしいでー。
高 そないに打って出ぇへんかったんかいな?
松 打って出ぇへんよ(笑)ガードガードやがな。
高 そういう意味では、ついの親父とかは、自分とこの親よりも、
松 うん。
高 も、物を、俺んとこくだもんも、大体、
松 まあ言わばあんなもん、博打でしょ?
高 そうやねん。
松 これどれぐらい売れるか。
高 そう!
松 「よーし、グレープフルーツ!」
高 「どーんと安いから〜。」
松 こちとら!
高 うん。
松 柑橘系
松・高 じゃい〜〜っっ!!
高 いけたら、どばっと買うけども(笑)
松 ははは。
高 言うとるだけやがな、それ(笑)
松 どういう意味?「柑橘系じゃい」って(笑)
高 いや、まあ、合うてることは合うてるんちゃう?
松 ははは。
高 「今日は柑橘系じゃい!」という意識やからね。
松 ああ、あー今日出んのは。
高 うん。

高 俺が、高校か、中学ぐらいの時には、
松 うん。
高 こーー、受験シーズンなると、
松 うん。
高 りんごに、
松 うん。あ、はいはいはい。
高 「合格」って書いたりんごがあんのよ。
松 あ、言うてたな。
高 「勝ちりんご」みたいなやつ、
松 うんうんうん。

松 今でこそ、そんなに珍しないけど、一時期はもー、
高 すごい。
松 すごかったよね、あれ。
高 うん。で、それが、出だしで、
松 うん。
高 うちの親父は、ぴーんときたんや。
松 「これや!」と。
高 ニュースかなんかで、受験シーズン到来みたいなの観てて、
松 うん。
高 で、もう「これは、お母さん方は、」
松 うん。
高 「これは買って帰るなー。」
松 うん。
高 で、これ、いくらって言うたら、高いねん。
松 うん。
高 一個が、300円か400円ぐらいすんねん。
松 うん。
高 普通、りんごそんな高ないからね。
松 うん。
高 安い普通のやつとかだったら、
   3つぐらいで、350円とか、400円とかそれぐらいの、
松 あーあーあー。
高 一個が、ちょっとでかめのそのりんごが、
松 合格りんご。
高 400円すんねんで。
松 全然意味ないけどね。
高 そう。それを、2箱かなんか、買うてきたんや。
   うちのおかんは、もー、朝、ものすごい怒ったんや。
   「売れるわけあれへん!」
松 「不合格や」と。
高 あんたがね(笑)うまいこと言うなー。
松 あんたが・・あんたが落ちたわ、と。
高 そう、そう(笑)
松 あんたにおとされたわ、と。あたしは。
高 はい(笑)
松 過去に。
高 え?過去?ややこしーなあ(笑)
松 ははは。
高 どこやねん、おとされたのは、合格してる感じもあるし。
   なんかそんな感じやったらー。
松 ははは。

高 ほいで、りんごを置いてて、売ってたら、
松 おー。
高 これが、
松 うん。
高 昼の2時ぐらいに、と、と、
松 完売。
高 飛ぶように売れたんや。これ、連絡して、おかん、
   おかんに、「アホか!見てみぃ!」ぱーん!うちの親父言うて。
松 うん。
高 「こんなに売れるんじゃ、ボケー。」言うて。
松 うん。
高 で、即「電話する。」言うて、もう今日の分あらへん、と。
   「いつ入りまっか?」「2日後」なんか、「入ります。」言うたから、
   うちの親父が、8箱買うたのよ。
松 ほー。
高 午前中、
松 前何箱?
高 2箱。
松 前、2箱、
高 4倍ですわ。
松 一気に4倍ですわ。
高 4倍ですわ(笑)
松 おーー。大博打や(笑)

高 がーん、おさえて、
松 うん。
高 2日後か3日後持ってきて、朝から
松 8箱。
高 う〜わ〜〜売ったら、
松 うんうん。
高 全っ然売れへん!
松 ははは。
高 びっくりするぐらい売れへんねん(笑)
松 ははは。
高 冷蔵庫に、合格りんご、7箱ぐらいあって(笑)
松 冷ったい冷ったい(笑)
高 冷たい。ほいで、これ、うちのおかんも怒ってもうて(笑)
松 ははは。
高 「何考えてんねん。」と(笑)
松 ははは。おかんもでも、ええ加減やなあ。
高 ええ加減やねん。

高 で、売れへんもんやから、
松 うん。
高 昼過ぎぐらいから、
松 うん。
高 大変やがな、もー。
松 はー。
高 4つ盛りや。合格りんごの。
松 ほー。
高 いよいよ、かごで(笑)
松 そ、併願いうことやがな!
高 併願や(笑)
松 ははは。
高 1個じゃ売れんから、4つを置いて、腐らしたらあかんから(笑)
松 げん悪いわ(笑)
高 げん悪いねん。もー、しゃーない(笑)
松 一本に絞りたいわ!こっちは。
高 売れへんから。4つで500円にして売ってたわ。ほんま。
松 ははは。
高 悲しいわ、俺も。何がそんな(笑)
松 滑り止めやん(笑)
高 滑り止めや(笑)

松 でもまあ、そういうことなんやな、商売ってなー。
高 そういうことなの。「今売れる。」と思ったら買ってきて、
松 うん。
高 向こうも、安くしてくれんねん。よーさん買ってくれると。
松 面白いやんか、じゃあ。果物屋っていう、商売も中々。
高 そう。んで、先週話した、リスクがあるから、緊張感があるわけよ。
   「腐ってまう」っていう。
松 うん。そうやな。
高 でしょ?
松 だからー、それこそさあ、あれやんか、あのー、
   「午後は○○」みたいなさ、「おもいっきりテレビ」とか、
高 あーあーあー。
松 チェックしてさあ、
高 そうそうそうそうそう。
松 「あ、これ今日くる」と。
高 そうそうそうそう。そんなん早よ分かったら、
松 ねえ?「これ、夕方、おばはん、」
高 ほんまや。
松 「買いに来よるわ。」と。「ニラを買いに来よるわ」とかさー、
高 そう、それあるよね。
松 「今日はしいたけやー!」みたいなさあ。
高 あるあるあるある。
松 ね。
高 そんなん言ったろ。
松 そやで。そんなんは、絶対チェックしといた方がええで。
高 親父に言うたろ。
松 そうやで。
高 日テレに聞いたら。

松 だいすけ、
高 うん。
松 そんな話してたわー。
高 どんなの?
松 だいすけんとこのお父さん、「喫茶店やるー」言うて。
   全然客入れへんねん。
高 わー、分かるわー。つらいで、これー。

松 「お父さん打って出る。」言うて、ごっつい水槽を、
高 おー。
松 買って、
高 おー。
松 「だいすけ、これで客来る。」言うて、
高 うん。
松 「この水槽に、色んなもの、珍しい生き物を、だいすけ、飼うんや。」言うて。
高 うん。
松 もう、それ見たさに、「それ見ながらコーヒー飲める店にしたいんや。」
高 なんでそんなこと思ったんや。
松 ははは。
高 ちょっと怪しいやんか。
松 ほいでね、なんとかイソギンチャクみたいなのをね、なんやったかな?
高 動きの少ないやつやなー。
松 でもね、なんかね、バナナイソギンチャク?
   なん、なんやったかな?なんかね、5匹ぐらいね、
高 うん。
松 買うたんやて。ごっつ高いねんて。それが。もー、
高 うん。
松 ふわ〜なって、もうバナナみたいな感じやねんて。
高 うん。

松 これで、だいすけ、あのー、
高 おー。
松 あのー、「お客さん来るで、明日からー。」言うて。
高 うん。うん。
松 ほな、もー、電気消して、
高 うん。
松 「明日に備えよう。」言うて、
高 うん。
松 バーッと電気消したら、
   消したらあかんようなもんまで消したらしいねん。その水槽の。
高 (笑)
松 で、次の日、ば〜帰ってきたら、そのバナナイソギンチャクが、もうね、
高 うん。
松 スーパーボールぐらいの大きさになって、コロコロコロコロ〜って(笑)
高 (笑)
松 あの、ポンプのとこに、からみついてたらしいで。5個が。
高 うーーーわあ〜〜〜。最悪や。
松 「だいすけー!」
高 「どないしたんや、これえ〜!」
松 「イソギンチャクおれへん!」言うて(笑)
高 ははは。
松 ははは。
高 高い高いイソギンチャクが。それ面白いな(笑)
松 「悲しい話やなー」言うて。
高 なんねん。あれ。うちも、ガラにもなく、
松 うん。
高 水槽があってん。
松 うん。
高 昔、うちの家に。
松 うん。
高 自分、覚えてないかなー、あったのよ。
松 うん。

高 ちっちゃな鯉を何匹か入れてたのよ。
松 うん。み、店用?
高 店ちゃう。家用に。
松 あ、家用。
高 うん。で、それ買うたからって、水槽買って、
松 うん。
高 ぶくぶくぶくぶくやってて。
松 うん。

高 で、旅に出たのよ。
松 うん。
高 旅に出たというか、まあ夏休みに3日ぐらいどっか、
   伊勢かなんか、俺行ってんな。
松 うん。
高 で、なんか帰ってきたら、まあ、家、ガラガラっと開けたら、くさ〜〜〜いねん。
松 ははは。
高 「くさっ!」夏場やで?「くさいなーー。」
松 ははは。
高 「なんやこのくささ!物凄いくさいやんか。」言うたら、
松 (笑)
高 鯉横に、腹ぼこ〜〜なって、目ぇ白〜なって。
松 ははは。
高 全部、
松 鯉の死んだのって、なんであんなくさいの?
高 めちゃめちゃくさかってん。夏場やから。ほいだら、
松 うん。
高 あの、も、もう今でこそないけど、て、停電になってて。
松 うわ。
高 全部その、何その、水をぐるぐるまわすやつも、全部止まってもうて。
松 うん。
高 温度あがってもうて、
松 うーん。
高 鯉、全っ部酸欠で死んでもうたんや。

松 ヤドカリ出てたなー。
高 え?何よ。
松 ヤドカリ、貝から出てた。
高 うわ。
松 兄貴と飼うてたんや。ヤドカリを。
高 おー(笑)
松 で、「可愛いなーー。」言うて。
高 ははは。おー。
松 で、朝起きたら、もー、
高 くさい?(笑)
松 貝から出とんねや。もー、
高 なぜに(笑)
松 狭いから。
高 ははは。もう貝殻が、(笑)
松 貝殻が、
高 ないねや(笑)
松 狭いねん。
高 いよいよもー、ポリシー捨てたんや。
松・高 ははは。
松 くさかったなー(笑)
高 ヤドカリで、ヤドカリって、宿があってのものよ。
松 宿捨てて、ちゃうねん、
高 うん。
松 普通は、
高 うん。
松 もう宿が狭なって、
高 うん。
松 次の宿へ、
高 入るわな。
松 移動したい、のよ。
高 けど、
松 で、あたりとつけとくわけよ。もう次の。
高 「次、あれやな。」と。

松 で、それをほんまはやりたいんやけど、宿があれへん。
高 あれへん。
松 あれへんのは、分かってんねんけど、
高 うん。
松 もー、とにかく今の宿が、
高 窮屈で、
松 たまらんわけよ。
高 なるほど、なるほど。
松 で、もー、うわー、出たら、
高 うん。
松 「まあ、まあなんとかなるやろ。」みたいな。
高 ははは。
松 なむさん的な感じで、
高 「ええーい!」と。
松 (笑)
高 「一歩出てまえ!」と。
松 「こちとら、もう大きいんじゃい〜!!」(笑)
高 言うて(笑)
松 「成長しとるんじゃい〜〜っ!」で出たんやけど、
高 うん。
松 あれへんからさーー、
高 ははは。
松 素っ裸で、
高 カラッカラなってまうやんか。
松 着の身、着のまま飛び出してさー。
高 うわーー。
松 もうねえ、くさかったなー。
高 くさいなー。
松 くさかったなー。
高 ヤドカリが、体全身出して死ぬっていうたら、もー屈辱的な死に方やな。
松 もうねえ、もうーもうもう、あれ忘れもせんわ。兄貴に匂わされた〜。
高 えー?
松 「兄ちゃん、くさいなー。」言うて。
高 ははは。
松 「くさいやろー。」言うて。
高 「ちょっと、人志ちょっと、ちょっと近くで、近くでにおうてみ?」
松 「もうえーわ、もう兄ちゃん、さっきにおうたもん。」
高 「えーから!ちょっと、軽く軽く軽く。」
松 「もー、もー、もー。」
高 「軽く軽く軽く。」
松 「ちゃう、もーもーもー。」
高 「いいから、早く、黙れ。」
松 「うわ、くさぁっっ!!」
高 ははは。
松 ははは。「もー、くさいわー、兄ちゃ〜ん。」
高 「もう1回におてみ。」
松 「いや、もうえーって。」
高 「ここ、ここにおってみ。」
松 「もうえーって。」
高 「横の方におってみ。」
松 「くさっ!!」
高 ははは。
松 ははは。「うわ、兄ちゃんくさいわーー。兄ちゃん、」
高 「なあ?くさいよなー。」
松 「うわ、手ぇくさっっ!!」
高 ははは。「人志、ちょっとここ、におてみ?ここがもっとくさいわ。」
松 「いや、もうええわ、もうええわ。」
高 「いいから、いいから、ちょっと。」
松 「くさっ!!」
高 ははは。
松 ははは。
高 何をやっとんねん(笑)
松 アホ兄弟(笑)

松 ガキってアホやなー。
高 アホやねん。
松 「一生いける。」思とるからな。
高 思てんねん(笑)
松 (笑)
高 一生なんて、いけるわけあれへんねん。
松 ははは。

松 いや、ほんと子供ってね、あのーほれ、
   銀球鉄砲でもさ、「一生持っとこ。」って思ったもんな。
高 ははは。「これ、一生いけるわ。」思たもんな(笑)
松 ははは。
高 俺なんて、あのー、
松 40なって、あの、
高 持ってる奴おれへんで。
松 (笑)

其の参 『 幼少時代の無茶な夢 』

松 俺、もー、あれやで。それこそ、
   「ヨーヨーで世界渡れる。」思たことあったもんなー。
高 ははは。「これでオッケーや。」と。
松 もー、外人が拍手してる画まで浮かんで(笑)
高 (笑)
松 「オー!」みたいな(笑)
高 「ブラボーー!!」
松 ははは。
高 ええーー?
松 犬の散歩してる人とかでも、
高 うん。
松 みんな、
高 「ブラボオ〜〜!」
松 「ブラボー!ヒトシマツモ〜ト!サムラ〜イ。」
高 言われとった?
松 ははは。
高 何になりたかったんや。でも、分かるわ。そんなんあったな。
   子供のころって、その無茶な夢みてたな。
松 無茶な夢みてたよ。
高 俺もなんか、サッカーちょっとやってたから、
松 うん。
高 サッカーで、もー物凄い、1、トップになって、まず日本のトップになって、
松 うん。
高 世界の競合をも、最終的に俺がぬいてぇ、
松 (笑)
高 で、最後の試合、俺がシューと入れて、
松 うん。
高 決まる、みたいな。
松 (笑)
高 アホみたいなストーリー描いてたわ。
松 ははは。
高 「なんやねん?それ。」と思うこと。
松 ミラクルにつぐ、
高・松 ミラクル、
高 みたいな。ほんま、思てたもん。

高 前言うたかな?「俺の親父が、沢田研二やったら」
   って思ったことあったもん。1回。
松 ははは。
高 俺の親父が沢田研二やったら、みんなが見に来てー、
松 ははは。
高 「ジュリーや、ジュリーや。」言われてぇ、
松 ははは。
高 で、俺がその子供でー、どんな感じでいくか?みたいなとこまで。
松 ジュリーの子供や、いうことで(笑)
高 ジュリーの子供っていうことで、どーやってえー感じでいくか、
   みたいなことを、リアルに考えたことあったわ。俺(笑)
松 ははは。
高 「ジュリーの子供やったらな〜。」と思ってたもん。俺(笑)
松 ははは。自分がジュリーには、なれへんかったんや。
高 なれへんねん。俺、ジュリーの子供、
   親父がジュリーであってほしかったんや。

高 で、みんなあんまり言えへんけど、
   「実はあいつジュリーの息子や。」「えー?!」
松 「もう、あんまり、あんまり・・」
高 「あんまり言わんといてな。」
松 「言わんといてな。」
高 でも、女の子も、ほぼ、ご、ごっつ俺の見る目が違うみたいな。
松 「あ、バレてるわ。」
高 「やっぱりジュリーの子は、違うな。」みたいなことで、
   ちょっとモテる、みたいな。
松 (笑)
高 ははは。アホやで。俺、そんなこと思ってたわ(笑)
松 あったなー。
高 あったなあ。
松 俺、ほんまに改造人間にされたい時あったなー。
高 ははは。
松 ははは。「連れ去られへんかなー。」って。
高 あー。
松 「こんな道迷ったら、この、」
高 (笑)
松 「こんな道に入ったら、」
高 「ひょっとして!」
松 「ひょっとしたら、ショッカーに連れ去れるんちゃうんか?!
   シャレならんわー。」思いながら歩いてたよな(笑)
高 ははは。
松 ははは。
高 アホ丸出しや(笑)
松 「これ以上は、ほん〜〜まにシャレならん。」と(笑)
高 あったあった。「こっから先は、ほんまヤバイかもしれへんで。」
松 ははは。
高 ってあったよな。そんなん思ってたよなーー。
松 ライダー少年隊に、入りたかったやろ?
高 入りたかったよー。
松 「俺が入ったら、ほんーーまにライダーの役に立つ。」と思った。
高 「右腕になる。」と思ったもんな。
松 (笑)
高 「いいことできるのに、俺〜。」と思ったわ。
松 (笑)
高 思たなあ〜。
松 思たな。

松 だって、俺、ゆ、ゆ、言ったやろ?
高 何が?
松 自転車ほしくて、買ってもらわれへんかった時に、
   自転車乗ってたもん。自分で。
高 ははは。
松 町内。
高 怖いなー(笑)
松 ほんまに、こい、こいで、こいで、
高 怖〜、怖ぁぁっっ!!
松 そうよ。
高 もー、こうやって?
松 こう、こいで走ってたよ。
高 えーー?
松 ほいであのー、薄暗なったら、足でガシャンってやってたもん。
高 うわーー。
松 あのー、
高 怖い子や、この子〜。
松 あれをな。あれ、なんていう名称か知らんけど、
   ガシャンってやってたもん。
高 あーー。

高 でも、そんなんおかんが見たら、なんかいとおしいんやろなー。
   「人志、かわいらしいなー。」
松 切な〜くな、なったかなー。
高 なったと思うで。
松 そうかー。そうやなあー。
高 曲いっとこか。えー、「ひまわり娘」。伊藤美咲、いや、咲子。
松 うわ。伊藤美咲(笑)
高 伊藤美咲言うてもうた(笑)
松 ははは。
高 伊藤咲子(笑)

其の四 『 パンの話 ・ ひとめもりの話 』

高 あの頃だって、もー、
松 うん。
高 家でちゃんとしたもん、食ってないからね。
松 うん。そうやな。
高 ねえ?そら、給食でも文句言うてなかったよ。あの頃。
   えらく、俺の周りは、文句言う奴おったけど、
松 うん。
高 俺は給食に対して、実は、
松 うん。
高 文句はゼロやからね。

高 何が好きやった?自分。
松 まあ、サウザンアイランドは、もー衝撃的やったよね。
高 あー、それよく言うなー。
松 うん。もーあの、あの色味の、食べもんがなかったから。
高 あ、あーいうピンク色の。
松 食べもんといえば、茶色か、緑か、
高 ま、真っ赤っかか。
松 ね?黄色か、赤か、みたいな。
高 うん。
松 そこへー、やっぱ、あの色、
高 なるほど。
松 一色。
高 なるほどね。足されることで、
松 足されたことが、俺、もーびっくりやったからね。

高 あのチョコレートみたいなんあったやんか。
   マーマレードと、チョコレートと、マーガリンと。
松 あったかなー。
高 俺、チョコがちょっと好きやったのよ。
松 俺、チョコあかんかった。
高 ええー?
松 うまないやん。あれ、なんかー。
高 うまいやんかー。チョコ。
松 何につけんの?
高 パンにつけんねやんか。
松 あーあかんあかんあかん。全然あかん。
高 自分、何がよかったの?
松 僕はぁ、
高 うん。「僕」って(笑)
松 ははは。俺はぁ、
高 何?松本君。
松 あのね、
高 うん。
松 やっぱマヨネーズ派なのよ。昔っから。
高 あー。
松 で、もー、食パンにも、マヨネーズをつけたい〜んやねん。俺は。
高 自分は、あれやな。
松 うん。
高 即メシが、なんかメシの量が、増えるもので、
松 あのー、
高 遊びがないね。食に。
松 食にね、
高 チョコなんていう、邪道は、
松 そやねん。
高 デザート感覚のものは、
松 そやねん。
高 一切いらんねんね。
松 あのーそやねん。で、やっぱり、こー、なんや言うとたんぱく源やねん。
高 ははは。
松 (笑)「たんぱく源をとらないかん。」っていう、危機感覚、
高 体がもー、
松 体が。
高 体が欲しとんねん。
松 ははは。
高 「デザートみたいなもんは、いらん。」と。
松 自分では分かってへんねん。
高 ははは。
松 ははは。
高 内臓が、もー、(笑)
松 そう、DNAが、たんぱく源に引き寄せられていってるみたいな(笑)
高 ジャムパンて食う気する?
松 ない。
高 絶っっっ対あれへん。
松 全くない。
高 クリームパンは?
松 クリームパンは、めちゃくちゃ好きやな。
高 えーー?!
松 これは、譲られへん。
高 ないわーー。
松 クリームパンだけは、もうほんーーまに好きやな。
高 俺、あんぱんや。

松 もうね、学校休んで、
高 うん。
松 もー、クリームパンを、
高 うん。
松 あのーほれ、「今日、学校休むねん、俺は!」
高 (笑)
松 「しんどいねん。体がもう、しんどい。えらいねん、もー体が!」
高 ああ(笑)
松 「開き直っとんねん、俺は。」
高 うん、「休むでー!」(笑)
松 「休むねん。」
高 ははは。
松 でも、もー、おかんパート行くから、
高 うん(笑)
松 おかんパート行くから、もー、一応もー、こっちは食わなあかんから、
高 うん(笑)
松 おかんが、なんかじゃあ、
   「パン3つぐらい買うてきたるけど、あんた何がええねんな?」
高 うん。
松 言うたら、もー、メロンパンと、
高 とぉ、
松 もー、その、もー、
高 クリームパン。
松 クリームパン2つほしかったね。
高 えーー?
松 もうね、とにかくね、クリームパンさえあれば、もう、たまーに、テレビよりも、
高 うん。
松 テレビ観ながら、
高 うん。
松 クリームパンを、たまに見てたもん。
高 なんでそんなほしいねんな(笑)
松 ははは。
高 全然ないわ。

松 幼稚園の時に、
高 うん。
松 「今日は人志、パンに、お母さんちょっと、忙しかったから、」
高 うん。
松 「もー、お弁当作ってられへんかったから。」
高 うん。
松 「人志、パンにしよう。」言うて、
高 うんうん。
松 パンにするんや。で、おかんと一緒に、
高 うん。
松 あのー、ニシダの八百屋行くんや。
高 あーニシダの八百屋(笑)
松 で、ニシダの八百屋にね、
高 うん。
松 パンを、
高 あそこパンそんなに、ないやろお?
松 そんなにあれへんねん。
高 うん。
松 で、いっつもまあ、2つか3つ、
高 うん。買って、買ってくれて、
松 買う、買うのを、
高 うん。
松 あのね、俺もう、前からね、ここまで出かかって、
   のどまででかかって言われへんかったことがあってんけど、
高 うん。
松 そん時は俺、言って、言ってもうてんけど、
高 うん。
松 あのね、人型のね、
高 うん。
松 クッキーがね、
高 あった。あった。ありました。
松 うん。
高 あった、あった。

高 全身のやつやろ?
松 全身のやつ!
高 全身のやつやろ?。俺見たことある。
松 全身のやつ!
高 あった、あったような気がする。うん。
松 これがね、すーっごい高いねん。
高 うん。あんなん、俺もあれは食ったことないなあ。
   俺も、あそこに手ぇでえへんかった。
松 これはね、俺、おかんにね、もうとうとう言ったのよ。
高 おかん、
松 「おかん、これが、」
高 うん。
松 俺はもう、「食いたいんや。」と。
高 うん。
松 「でも、人志、」
高 うん。
松 「これを買うと、」
高 うん。
松 もー、正直、
高 うん。
松 「もう、これで、終わりやで。」(笑)
高 あと、3つ買えるものが、これで終わりや、
松 これで全部、これで(笑)
高 「人志、全部やで?」と。「それでもええのか?」と。
松 「それでもええのか?」て言われて、「ええんや、俺は。」と。
高 あー。
松 「おかん、おかん、俺はこれに賭けたいんや!」と(笑)
高 「人志、最後に聞くで?ほんーまにええんやな?」
松 ほんまにそんなぐらい、2、3回ね、
高 うん。そうやな。
松 「あほやでー。この子は〜。」言うてな。
   あの、ニシダのおばちゃんにも言うて。
高 おばちゃんに。

松 それだけもろてさー。
高 えー?それメシー?
松 それ、(笑)
高 うわー、あれそんなうまないでー。
松 うまないし、ちゃう、うまないというかぁ、(笑)
高 腹たまれへん。
松 なーんにもなれへんやんか(笑)
高 ならへん、ならへん。あれ、ならへんなー。
松 あれで、もー、なんやろ、悲しいなー。
高 あーそんなんあったなー。
松 あれだけで終わらされたなー。
   おかんも、もうちょっと、足してくれたらええやんか!
   そん時は、特別に。
高 まあでも、まー苦しかったんやろな。
   だって、俺んとこですら、それ言うたっけ?浜田がー、
松 「俺んとこですら」って、なんかイヤな感じやな。
高 いや、自分とこより、俺んとこの方が、絶対金持ちやから。
松 ははは。
高 あのな、
松 そやけどな(笑)
高 俺、昼な、
松 うん。
高 帰ったらな、日清やきそば、一個ボン!やねん。昼飯やで?
松 うん。
高 土曜日帰ってきたら、もうインスタントの、
松 (笑)
高 鍋で、水入れて、わー作らなあかん、
松 あーあー。
高 ボーン!置いてあって、
松 あーあー。
高 それが、小学校2年かなんかやってんな。
松 俺、まあ、その話多分したな。
高 した、ここでしたっけ?
松 俺はもー、自分が小学校2年で、
   るーちゃん餃子焼いてたのには、俺はもーびっくり、
高 (笑)
松 「なんて大人やろ。」
高 いや、俺は、もー全部、火とかは早かったんや。
松 ははは。
高 で、それのやきそば作ったら、浜田が来て、
松 うん。
高 浜田が、
松 うん。
高 もー、浜田なんて、まあ〜、俺からしたら、
松 うん。
高 俺、松本家、浜田家やったんや。貧乏の度合いが。
松 うん。かもしれんな。
高 ひょっとすると、浜田が一番、
松 うん。
高 貧相やってんな。
松 うんうん。
高 したら、浜田なんていうと、
松 うん。
高 まあ、昼飯がないわけですよ。
松 ははは!
高 土曜日帰ってきて、給食なかったら、昼飯ないわけですよ。
松 斬新やな!
高 斬新やねん、もうおかんが、(笑)
松 なるほど!
高 「土曜日はない!」って決めてるわけですよ。
松 一食ぬいたったらええんや。
高 「ぬいたったらえーんや」発想やねん。欧米的な感覚や。
松 ははは。

高 ほいで、浜田はもう昼飯食ってへんわけよ。
   それで、うちに即、遊びに来るわけよ。
松 うんうんうん。
高 大体、昼飯食って、「遊ぼうやー。」みたいになんねんけど、
松 うん。遊びで、ごまかしてまわなあかんから。
高 そうやねん。
松 夜までつながなあかん。
高 そうそうそう。

高 うちにダイレクトに来るわけよ。
松 騒ぐことがおかず、みたいな。
高 そうやねん。で、ははは!
松 (笑)
高 ほいで、俺が、その日清やきそば作り出したら、
松 うん。
高 もー、「ひとめもりくれ〜ひとめもりくれ〜」言うて。
松 ん?ちょと待って。それどういう意味?「ひとめもり」って、
高 あいつは「めもり」て言いよんねん。
松 どういうこと、その、
高 あの、あの、ぴろぴろっとこの、一本のことあるやんか。
松 うん。
高 あれが、
松 うん。
高 物凄い、「一本くれ」ってあいつは言えへんかってん。何か知らんけど、
松 (笑)
高 「ひとめもりくれ〜ひとめもりくれ〜」って言いよんねん。
松 (笑)この話やめてええかな?なんか・・(笑)
高 悲しいやろ?(笑)
松 悲しい(笑)
高 ほいで俺が浜田に、「ひとめもりだけやで〜。」言うてやってて、
松 (笑)
高 で、もー、ちょっと悪いから、ちょっとー3分の1ぐらいあげて、
   俺が3分の2、浜田3分の1で、ほいで遊びに行ったんやから。
   昼、昼(笑)
松 (笑)
高 浜田それ、よー覚えてるで。いまだに言うもん。「ひとめもりの話」。
松 ははは。
高 ははは。「俺、よー、“ひとめもり”って、
   自分とこ、ゆ、言いにいったなー。」言うて。今でも覚えてるわ。

高 えらい時代や。
松 えらい時代やなー。
高 うん。「ひとめもり〜ひとめもり〜」って、そ
   れがおっかしーてしゃーなかくてなんか知らんけど。
松 (笑)
高 「もー終わりやで。もー終わり、浜ちょん。」言うて、
   「うわ、もーごっつうまいやん。もーひとめもり欲しいわー。」
松 俺だって、まるしんハンバーグで、メシ3杯とか、食べてたもんね。
高 全然食ってた。

松 兄貴がみたらし団子を、
高 うん。
松 学校で作ったんやって。
高 うん。
松 知ってる?
高 知らん。
松 なんかね、みたらし団子を作ったんやて。
   学校で。家庭科でさー、
高 あーなんかやるな、そんなんな。
松 なんかあのー、
高 和菓子みたいなん作ったり。
松 そうそうそうそう、なんかー、作ったのよ。
高 うんうん。
松 で、「人志〜。」言うて。
高 うん。
松 「ええ、えらいことを俺は学んできた。」と。
高 うん。
松 「みたらし団子を作れる技術を、」
高 (笑)
松 「学んできたんやぞ、人志。」と。
高 おーー(笑)

松 で、兄貴のお金と足して、
高 うん。
松 「人志、みたらし団子を作るのや。」言うて。
高 えーー?!
松 あのね、作ったことがあんの。家で。
高 松本家の鉄砲伝来みたいなもんや。
松 鉄砲伝来みたいなもん。ほいで、おかんも誰も帰ってけえへん時に、
   兄貴と2人で、みたらし団子を、2人でお金を出し合って、
高 うん。
松 絶対、兄貴も覚えてると思うねん。
高 うん。
松 作ったんやけど、
高 うん。
松 もうなけなしの金で、2人合わせて作ったんやけど、
高 うん。
松 大失敗してぇ、
高 うわっ、最悪や。
松 2人で泣いたことがあんのよ。その、
高 ははは。
松 ははは。
高 ひっどいなー、ひどいなーー。
松 兄貴と2人で、
高 それはえらいショックやな。
松 「これはもう、殺生や。」と。
高 「神も仏もあったもんやない。」(笑)
松 神も仏も(笑)
高 落ち込むわーそれ。

松 ほんまもー、まず〜てまず〜て、
   兄貴と2人で、泣いてもうたことがあんねん(笑)
高 兄貴何か間違っとんねん。どこ間違ったんや、ほんまー(笑)
松 ははは。うーん。
高 うちで、
松 うん。
高 俺が、中学ぐらいの時、弟が小学校やろ?
松 うん。
高 なのに、うちの弟、まあとが、
松 うん。
高 あのね、えっと、ホワイトソースなるものを、ど、
   誰に聞いたか、なんかで学んできよったんや。
松 なんかどっかで学んできよるな。
高 な。
松 そうやねん。なんか、どっかで学んできて、
   ほいで、大急ぎで家帰ってきよんねんな。
高 ほいで、それで作ってみようって、なって、思ったんや。
松 うん。
高 ほいで、俺は、「んなもん、できるかい。作ってみーやー。」
   って、弟が作った、
松 ホワイトソースが成功したら、これはもー、すごいことやで。
高 もー、バリエーションが、
松 ダイナマイト作れるようなったようなもんやで。
高 ほんまやで。

高 「できるか〜。」言うて、見てたら、
   うちの弟がゴソゴソやりだしたんや。ほいで、で、
松 え?
高 チーン言うて、オーブンで、「グラタンができた!」言い出しよったんや。
松 ははは。
高 「あほか。」と、我が家にグラタンなんか作れる技術はないし、
松 すごいやん、それー。
高 ものもない、と。ほいで、ぱっと見たら、
   もう茶碗に作っとんねんな。茶碗に。
松 うーん。
高 で、
松 でも、自分、まあええけど、すごいな、自分とこ。もーチン!の時代かい。
高 時代や。いや、「チン」て、オーブンの「チン」やで?
松 ・・。
高 あの、電子レンジのチンちゃうで?オーブントースターのチンやで?
松 あ、あーあーあーあーあー。
高 うん。オーブンのチンやで。
松 あーーーはいはい。

高 「うまいわ〜いけるわ〜。」言うから、
松 うん。
高 「うそつけ、お前。」ふっと食ったら、
松 うん。
高 グラタンやねん。
松 すごいな。
高 うちのおかんが、うちの弟から、学んだからな。
   ホワイトソースなるものを。
松 すごいな。

高 それはそれは、そっからすごかったよ。
松 へーー、すごいな。うちはもう、そこらへん、
   もー、めちゃめちゃ遅かったから。
高 姉ちゃんおったのに。
松 だって、電子レンジの伝来がもー、はんぱに遅かったもん。
高 電子レンジでまた、
松 それ言うたらまた、怒られんねんけど、
高 ははは。
松 うちの姉ちゃん離婚して、電子レンジ、慰謝料もないから、
   電子レンジだけもうて帰ってきたんや。
高 電子レンジ(笑)
松 で、うちは、姉ちゃんの離婚はどーでもええ、
   電子レンジが来たことに、もー、
高 うん、ハッピー。
松 初めてのチンは、うるさーて聞こえへんかったもん。
高 ははは。もー、みんなが、
松 うん。
高 やんや言うて(笑)
松 ははは。
高 「鳴ったんちゃうか?!鳴ったんちゃうか?!」みたいな(笑)
松 ははは。
高 チーン「やいやい言うな、お前!お前が言うから、
   聞こえへんかったやないか!」(笑)
松 「もう鳴ってたんや!」みたいな。
高 「もう1回聞こうや、もう1回。」(笑)
松 ははは。

其の五 『 今年の忘年会 ・ デリカシーのない奴 ・ 言い訳 』

高 あーそうかー、今年もいよいよあと2ヶ月かー。
松 そうやで、自分。
高 早いなー。
松 自分、もうすぐ誕生日ちゃうの?
高 うん。12月24日やからね。
松 なあ?
高 うん。
松 41やで。
高 うん。早いなーー。
松 どーする?
高 どうもしないですよ。別に、なんにも、
松 尾道ラーメン奢ったろか?
高 あー、え?そ、もっとええもん奢ってほしいわ。
松 何よ?
高 あ、そや、ここの忘年会どーすんの?もう早めに言うとくけど。
松 尾道ラーメンでやる、言うてるやんか。
高 あそこでやんの?忘年会。
松 そうや。丸見えやで。
高 カ、カウンターしかないで(笑)
松 ははは。
高 ははは。カウンターしかなくて、和気藹々もできへんし、
松 (笑)
高 まあでも、サラリーマンが餃子と、
松 「今年も一年、ありがとうございました。お疲れ様でしたー!」
高 「お疲れっしたー!」
松 外、丸聞こえやで。
高 うわーー、順番の挨拶もつらいなー、これ。
松 ははは。
高 ははは。
松 いや、まあ、それでいいんじゃないですか。
高 まあまあ、いいですか。

高 こないだね、うちにね、
松 ええ。
高 まあ、弟子とは言わないですよ。
   その、僕の弟子では全然ないんですけど、まあ、
松 まあ「放送作家の勉強さしてください」みたいな、
高 うん、そう、まあ、そいつはそいつでやってんねんけど、
松 うん。
高 よくなんか、あのー、俺の仕事手伝ってくれたりする奴がおって、
松 うん。
高 で、そいつが、えらい地方に住んどんのよ。
松 あー。
高 地方というか、遠いとこに住んでるから、
   もう、すぐ帰られへんようなってまうねん。
松 ああ。

高 で、(東京で家を)借りよったんや。
松 うん。
高 でも、風呂ないとこ借りよって、
松 うん。
高 「風呂あるとこ借りとけよ。」
松 (笑)
高 「なんで、そんなとこ住むねん。」って腹たってきて、
松 うん。
高 「お前、なんやねん。」って言ってたら、
松 うん。
高 まあ、ある会議で一緒やねんけど、また遅なってきたら、
   もうえらいもう遅いねん。もう帰られへんの分かっとんねん。
   もー、じりじり寄ってきよんのは分かるねん。俺の方に、もう。
松 あーー。

高 「高須さん、ちょっといいですかね?家。」みたいなこと。
松 ははは。
高 もー、来たで、これー。
   「もー、うっとーしなー、お前〜。じゃあ、もうええわ。」言うて。
松 うん。
高 「ほんま、もー、お前は〜。」言うて、
松 うん。
高 ほいで、じゃあ、「仕事でもやんのかな?」俺は仕事やるから、
松 うん。

高 「風呂借りてよろしいですか?」みたいなことを、言い出しよんねん。
松 うんうん。
高 「なんやねん、それ。まあじゃあええわ。」
松 うん。
高 俺、もうバスタオル出して、
松 うっとーしいな。
高 うん。で、そしたら、「あ、いいです!僕分かりますから。」って、
   「もうじゃあ、高須さん仕事やっといてください。
   僕もうバスタオルの場所、分かりますからー。」言うて、
   そいつが、風呂入ったのよ。
松 うん(笑)
高 ほいでー、まあ、1時間半ぐらいして、なんや俺の仕事場、ぱっと開けて、
松 うん。
高 「じゃあ、ちょ、ちょ、ちょっと寝さしてもらっていいですかね?」
   みたいなこと言うから、
松 (笑)
高 「まあ、ええけど、俺も、もう風呂はいるわー。」言うて、
松 うん。

高 で、俺、シャワーのとこぱっと行こうとしたら、
   マットがびっちゃびっちゃやねん。
松 ははは。
高 もんの、びっくりするぐらい。「お前は、ボケエ〜〜。」腹たってきてぇ、
松 (笑)
高 「お前、なんやねん、これ〜。」
松 おるよ。おるよ、そんな奴。
高 ほいで、
松 うん。
高 ガチャっと開けたら、シャワーの首つたって、
   水がたらたらたらたらたら・・(笑)
松 (笑)ちゃんと、あの、ね?
高 「もおおお〜〜〜!」と思って、そんなん嫌いやねん、俺!!
松 ははは。
高 ほいで、ほいで、あのー、
松 シャワーが冷や汗かいてるみたいな、
高 冷や汗かいてる、ずーっとたらたら、たらたら、(笑)
松 ははは。
高 首つと、つとうて、
松 言い訳してるみたいな。
高 言い訳してるみたいな、水がちょろちょろちょろちょろ出とんねん。
松 (笑)

高 ざーっとシャワー浴びて、最後きれいにまたやって、
松 うん。
高 ぱーっと、そのシャンプーの泡もきれいに落として。その、壁もね。
松 うん。
高 で、がっと、水もちゃんときって、ほいで、
   「バスタオルとろかなー。」と思ったら、バスタオルがぬれてんねん。
松 うん(笑)
高 濡れ手で取ってるから、一個とるんじゃなくて、その下のやつとか、
   もー手のぬれたやつで、
松 あー腹立つ!あー腹立つ腹立つ!
高 もうねえ、
松 うん。
高 ちょっと濡れてんねん!!
松 デリカシーないわ〜〜。
高 腹立つやろ?
松 ない。
高 そこで俺はもうムカツいて、
   「ちょっと待て!オイッ!!寝るな!」言うて。
松 うん。

高 「なんですか?どうしたんですか?」言うたら、「お前な、」
松 うんうん。
高 「別にええ。」と。で、「作家いうたら、別になん、
   別にそんな気ぃ使わんでもええんかもしれへんけど、」
松 うん。
高 「でも、繊細な気持ちないとあかんで。」
松 うーん。
高 で、「こういうとこが、面白かったりすんねん。こういうとこ気づくから、」
松 うん。
高 「笑いになったりとかするから、」
松 うん。
高 「それを分からなあかんねんで、お前。」って言うて、
松 うん。
高 説教あんまり、ばーっとするよりも、
松 うん。
高 違う形で言うたんや。
松 うん。
高 「なるほどー、すいません。」

高 でも、なんか言ってるうちに段々、俺の言葉で、自分が俺、腹たってきて、
松 あるある。
高 最初は、なんかこー、教訓めいたこと言うててんけど、
松 うん。
高 もー、ムカついて、
松 ははは。
高 泣かしたったんや、もう(笑)
松 ははは。
高 「だからお前は、あかんねんっ!!」言うて、
松 ははは。
高 腹立ってきて(笑)
松 ははは。
高 だって、もー、全然身に入ってない顔してんねんもん。
松 分かるわー。なんかね、入り口そんなに怒ってなかったのになぁ。
高 そうやねん。
松 段々もっと腹立ってくんねんなー。

高 散々泣いて、「もうええ。」
松 うん。
高 「もう泣くな泣くな。」言うて、
松 あー。
高 「じゃあ、酒飲もう。」言うて、ビール、かちっと飲んで。
松 うん。
高 で、ビール飲みました。
松 うん。
高 で、「どーすんのかな?」思たら、
   「まあまあ、ええがな。まあ、頑張っていこうぜ。」みたいな、
松 うん。
高 それも、な、涙もう、
松 うん。
高 泣きやんでよ?「寝よかー。」言うて、
松 うん。
高 ほいだらもー、ほったらかしや。
   さっき言うたその、ビールもう、ほったらかし。
松 ははは。
高 「オイッッ!」(笑)
   「これ、言うとんねん、俺。」これを、ばばばばっと中身を、
松 めちゃめちゃおるよ、そんな奴。

高 「すいませーん。」また、泣きそうになったから、
松 うん。
高 「もうええわ、そんな、今日、そんな話してもしゃーないから。」
松 (笑)
高 で、もう、「反省してる。」「絶対か?もう忘れへんか?」って、
松 うん。
高 どんーだけ、「僕はもう、ショックで寝られへん。」言うて、
松 うん。
高 ほいで、俺のベッドの横で寝とったらもー、「カーーーーッ。」
松 ははは。
高 「カーー」(笑)
   「もーあかん、こいつあかん。」と思ったもん(笑)
松 (笑)
高 高いびきやで?「カーーー」(笑)
松 「ショックで寝られへん」ってなあ。

松 あのー山崎がさあ、あのー、
   あの人の言い訳がましいのおもろいなあ。
   山崎があのー、髪をちょっと染めよったのよ。
高 うん。

松 全然えーやんか。別に。
高 うん、ええな。
松 いまさら、
高 うん、えーやん。
松 そんなもん、
高 よ、ようやっとるやん、みんな。
松 ようやっとるやんか。別にお、俺はまったく、
高 やれへん。
松 考えられへんけど、あのー別にそれに対してさ、
高 もう言わへんよ、なんにも。
松 今更、そんなん、なんにもあれへん。
高 なんにもあれへん。
松 っていうか、別に怒ったこともないよ。誰が何しようが。
高 怒ったこともない、うん。
松 でも、山崎に、「あれ?髪の色変えたんや。」って、
   『ガキ』ん時に言うたら、
高 うん。
松 「いや、あのね、違うんですよ。あのね、今ねえ、
   すっごい、あのーあれなんですよ。あのー昔と違ってね、」
高 (笑)
松 「あのー、美容院とかね、行かんでもね、
   コンビニーとかでね、売ってるんですよ。ほいでね、それがね、」
高 (笑)
松 「そんな高くもないんですよ。」
高 ははは。
松 「もうねえ、500円せえへんぐらいの感じで、
   ほいでね、なんかね、」
高 あー(笑)
松 「たまたま僕ね、いや、ほんまたまたまなんですよ?
   なんかコンビニ行ったらね、」
高 (笑)
松 「全然ちゃうもん買おうと思ったらね、たまたまね、その棚にね、」
高 (笑)
松 「一個だけあまってんのをね、たまったま見つけ」「もうえーで!」
高 長いわ(笑)
松 ははは。「何を、何を言い訳してんねん!」
高 なんか言われる思たんちゃう?
松 ははは。
高 「松本さん、こんなん嫌いやろなー。」思て。
松 ははは。

松 「俺、全然別にかめへん。」
   「そうですよえねえ・・僕、
   なんでこんなに・・なんでこんな言い訳がましく、なんか・・。」
高 でも、山崎の気持ちの中でも、なんかあるんちゃう?
松 あるんかな?
高 本来そんな、自分がやれへんタイプやのに、
松 うん。
高 なんかやってもうてる、
松 なんかーやってもうて、みたいなんが、
高 それはある。
松 あんのかもな。後ろめたさ、みたいな。
高 なんかあるんちゃう?
松 後ろ髪ひかれる、みたいな、あんのかな?
高 ・・・・今日は、かけてくるねー、最後に、
松 それがねえ、無駄なかけやねん。
高 しかも、「後ろ髪ひかれるみたいな」って、
松 そうやねん。
高 髪はかかってるけど、
松 髪はかかってるけど、もーなんか、無駄やねん。
高 無駄やなあー。
松 かけ、かけんでええねん。そんなとこで。
高 ははは。知らんがな、そんな、自分で反省されても(笑)
   でも、うまいのもあったで。
松 チッ!!
高 うわーー怒ってるわー、自分に〜。うう〜。
松 かけんでええで〜。もう2度とかけんでええとこで、かけんなー。
高 ははは。おーー厳しいなーー(笑)

松 でもあのーあれやな。言い訳がましい人間には、なりたくないな。
   そんな風にな。
高 そうやね。でも、言い訳がましくなってまうねんなー。
松 言い訳がましくなるよなー。
高 なー。
松 タレとかにも、言い訳がましいこと言うてまうやろ?
高 そうやねん。
松 「そんなこと、なんにも言うてへんやん。」みたいなことで、
高 なってまうねん。
松 なんか、なってまうよな。
高 どんどんおかしなんねん。
松 どんどんおかしなったり、言い訳がましいーー
高 なんであんな、
松 伏線、伏線、みたいな、
高 なんであんなことなんの?
松 ははは。
高 だから、色んなことバレんねん。

松 自分あれ、いまだにマナーモードとかにしてんの?
高 そうよ。
松 電話は。
高 うん。
松 し忘れ、マナーモードにし忘れたりしてる時ない?
高 ないないない。もう、ずっとマナーモード。
松 あ、そう。
高 うん。
松 すごい空気流れるよね。あれ、メール音みたいな鳴った時。
高 あーあーあーあー、どうすんの?自分。
松 いや、別になんもそこでいちいち、なんもないけど、
高 うん。何もないけど、
松 すっごい空気、なん、すご〜い空気流れるよな、あれ。
高 流れる。あれ、向こうも感じてるよ、それ多分。
松 「なんですぐ見ぃひんの?」みたいな、これすぐ見、ねえ?
高 すぐ見るのもおかしいなー。
松 「すぐ見んのもおかしいか。」みたいなあるよな。
高 なんなんあれ?
松 なんなんあれ?で、見たら見たで、
高 なんか、
松 見終わった時の、
高 なんかね。
松 うん。

松 ほいでー、そのメール見る時間も、長いとえらい長文、
   「そんーな、そんな長文送ってくるか?」みたいな。
高 まあねー。
松 あるやんか。だから、はや、見なあかん。
高 ははは。
松 「はよ見ろ!俺の目ぇ〜!」とか思うやん。
高 (笑)
松 「頑張れ、俺の目〜!」って思うやん。
高 分かる分かる分かる。ちょっと把握したら、
   大体見たら、パチンと置いて。
松 ははは。短い「ショートメールやな〜。」みたいな風に、すんねんけど、
   長文やから、「はよ見ろ!」
高 ははは。
松 「はよ見るんやっ!」みたいな(笑)
高 ははは。

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