2004.8.19(木)151回目

今週の一曲 『 センチメンタルジャーニー 』 松本伊代

其の壱 『 食から見る日本人のスゴさ 』

松 どもー、松ちゃんとチンゲン菜のサラダでーす(笑)
高 高須ちゃんとカナッペでーす。
松 (笑)え?「高須ちゃんとカナッペ」?
高 ははは。「松ちゃんと」っていうから、一応合わして。
松 えーー、魔の、横蹴り3本シュート、
高 やっと、
松 最終、
高 はい。そうですね。
松 ねー。
高 でもね、僕はね、こういうのちょっと楽しいんですよ。
松 なんでですか?
高 この3本目ぐらいの時に、
松 うんうん。
高 あー、なんか、色んなことちょっと思うことがあるんです。ふと。
松 ほほ〜。まあね、大体あのー番組でも、2本撮り多いでしょ?
高 うん。
松 1本目より2本目の方が、良かったりするんですね。
高 うん。

松 3本目は、もー全然良くないですけどね。
高 ぐずぐずになりますね。
松 ははは。
高 ははは。コラ(笑)
松 カスだけ集めたみたいな。
高 まあね、なりますわね。
松 えー、ことに、まあなるんですが。まあ、そうはなれへんぞ!と。
高 いやいやいや、そうですよ。
松 言うね、
高 うん。
松 やからもおられるようですが。
高 ははは。
松 ははは。
高 なんでも言うとんなー。さすがやなー、言葉にしていくなあ、なんでもなんでも。
松 (笑)
高 あのですね、
松 はい。
高 ふとですね、僕は、もー、40年たち、
松 うん。
高 まあ、あなたもそうですよ。
松 うん。
高 40年たって、色々と変わってきましたなあ。
松 うーんと、精神部分ですか?
高 いや、もう全てね。あのー、僕の中の価値観も。
松 最近ね、すごく思うんですよね。
高 はーふん。
松 「はーふん」て(笑)
高 (笑)
松 あのーーほれ、ちょっとええこと、言う気はないけど、言うてまうがな。
高 うん。
松 老眼てね、よくできた話やな、って思うんですよ。
高 ほー。
松 で、歳とると、
高 ええこと言う、言う気がする。
松 そうでしょ?
高 うん。
松 歳をとると、近くのものが見えなくなるって、これ悪い風によく言いますけど、
高 うん。
松 精神的な老眼もあるんですよね。
高 うん。
松 だから、今まで近くのものが、しか見えてなかったみたいなとこあるでしょ?
高 うん。
松 それが、引いた方が見えるようになるっていうね、
高 なるほどなあ。
松 これはねえ、精神面でも同じことが言える。
高 それ、2回言うてる。
松 ははは。
高 だから、分かったよ。精神のことを、
松 2回で言われたら、もう3回は言われへんわ!
高 ははは。3回言うつもりやったんかいな(笑)
松 でも、精神面で、
高 ははは。
松 ははは。
高 もー、精神面、分かるよ(笑)
松 ほんと、引いた目で、
高 うん。
松 見れる?ははは。でも、老眼てそういうことなのよね。
高 うん、そうかもしれん。
松 だから、悪い、
高 いや、ええこと言うてるよ。
松 そうでしょ?
高 うまくはないけど、ええこと言うてるよ。

松 老眼てね、面白いもんやなーと思うんですよね。
高 うん。
松 老眼て、面白いもんやなーって、
高 ははは。
松 思うんです。
高 もうえーわ(笑)
松 (笑)
高 いやね、ふと、あなた、
松 老眼て、ハハハハーハ、ハーンって思うんですよ。
高 ・・・ど、どういうことですか?それ。
松 (笑)
高 それどういうことですか?(笑)
松 (笑)
高 「ハハハハーハハーン」っていうの、分かりませんよ。
松 ちゃうもうね、
高 えーんですよね。はい。
松 そう、3本どりでね、だから、
高 分かりますよ。
松 覚えてますか?先週言った。
高 覚えてないです。何一つ。
松 ははは。あれあるじゃないですか。「フランダースの犬」の、
高 はいはいはいはい。
松 アヒルだけの回。
高 はいはいはいはい。
松 言ったでしょ?
高 あー(笑)
松 それを、俺は今日やろうとしてるわけですよ。
高 いや、やろうとしない方がいいんじゃないですか?
松 そうですか。
高 はい。

高 あなたが、コーヒーぱっといれてるところを見た時に、
松 うん。
高 あーそうかー、俺、松本が飲み物飲むときに、
松 うん。
高 お金なんか、何十円か出して、
松 うん。
高 チェリオ飲んだりとかね、ファンタ飲んでる姿見たことありますよ。
松 うん。
高 もう今やね、
松 うん。
高 松本人志、ぱっと見たら、コーヒー飲むようなってんねんなーって、今思って、
松 うん。
高 あー、俺もそうやったなーって、今、ちょっと思って。この40年の間に、その、単純に飲み物の嗜好も変わり、ね?
松 他にもいっぱい変わってるぞー。
高 変わってるよー。これーー。
松 うん。
高 あなたは、坊主になり。誰が、40なって坊主してると思いました?
松 っていうか、子供のときに今の写真見せられたら、びっくりしてたやろね。
高 びっくり。「こんなんやない!」と思ってるはずやで。
松 うん。
高 ねえ。

松 まあ、高級すし屋。
高 うん、まあまあ、そこそこいいとこですわ。ね。
松 もー、あんなんすごいな。あんなもん、すごいな、あれ。
高 どういうことですか?2回言うて(笑)
松 ははは。いやいや、いやいやいや、
高 あんなとこ行ってる自分がすごいなって思うやろ?
松 そうそう。そうやねん。
高 そうですよ。ほんまに。
松 なんーだのあれは。
高 いやーもう、すし屋行ってねえ。
松 あんーなん子供のとき、あんなん子供のとき食ったら、どーなんねやろか。
高 おかしなる。
松 うん。

松 あのー、すきやばしじろう(?)
高 行ってないねん。今ちゃん行ったらしいな。今ちゃん行ったらしいな。
松 すきやばしじろう言うてね、
高 うん、銀座。
松 めちゃめちゃ銀座の有名なすし屋で、
高 いやー、おっさんが有名ですよ。あの、おっさん。
松 で、じいさんなんやけど、あのー、普段、手袋してんの。あの地下鉄や、電車乗る時も、なあ?
高 いやそら知らん。知りません。
松 手袋してんねん。
高 へえー。

松 それをドキュメントでやってて、「それ行きたいわぁー」言うて。
高 うん。
松 で、あのー、物凄い、中々こう、難しいねんて。
高 うん。
松 行くの。予約もいっぱいやし。
高 うん、そうですね。
松 そんなんがあって、ちょっと清水が、「どっか行きます?」って言うから、「そこ行きたいわあー」言うて、
高 うん。ごねたんや。
松 うん。
高 うん。
松 フェロモンむんむんで、おねだりしたんや。
高 おー清水は?
松 そしたら、「まあそこもいいですけども、あー、じゃあ、」
高 うん。
松 「もう一個、それに勝るとも劣らんとこを、」言うて、
高 どこですか?
松 ××××。
高 あれは、意外と分かってないねん。黒清水。あれ。
松 ええっ?自分もっと?!
高 そんなん、もっとに決まってるがな。
松 ・・マジで?
高 マジで。
松 自分、なんか、すごい〜〜ことになってんねんな。俺が知らんうちに。
高 どういうことですか?
松 グルメ・・・
高 いや、
松 グルメざっかになってんねや。
高 ははは。そ、やっぱり「ざっか」なんや、俺(笑)
松 ははは。
高 にごらなあかんねや、そこは(笑)
松 すごいね。

松 うまい、いい和食を食うときに、
高 うん。
松 「やっぱり、日本人て、一番頭ええんちゃうかな?」って思えへん?
高 ・・。
松 世界で。
高 ・・うん、うんうん。
松 えええええへへへ〜〜〜?
高 うん、うん、まあ、言われてみりゃあ、そういう気もせんでもなけどなあー。てんてんてんぐらいのことやなー。
松 (笑)
高 いや、分かりますよ。言わんとしてることは分かりますよ。
松 いや、すーごいやんか。
高 ねえ。
松 フランス料理、アンチフランス料理。なんーだあれ。
高 いや、分かりますよ。

松 ちょっとしたウニでもね、ウニ、生ですよ?生やけど、なんかね、物凄い香りのええ板にね、
高 うん。
松 あれ杉かなー?なんかにのしたりするわけですよ。
高 うん。
松 ほなもうその、ウニと、ウニと杉なんて、赤の他人も、もーそれは、
高 それは、もう、
松 もうもうすごいわけじゃないですか。
高 そうですそうです。
松 それが、
高 本来めぐり合えへんもの同士が、めぐり合ったわけね。
松 そうそうそう。それがねーー、そのウニがねえ、その杉という名のドレスをまとってね、
高 ・・・(笑)
松 (笑)
高 なんか言わなあかんからって、ドレスって、
松 杉という名の、
高 名の、
松 ファンデーションを、
高 うん。おお。
松 ふりかけて。
高 ふりかけて。うん(笑)
松 螺旋階段から降りてくるわけですよ。
高 あーら、これーー。
松 どついたろかな、思て。
高・松 ははは。
高 「調子乗るな!」と(笑)
松 「アホか!どこやと思てんねん!」と思てね(笑)
高 なるほど(笑)
松 いやでもね、そんなんとかねえーーー、
高 いや、分かります分かります。
松 すごいなー。
高 まあ、確かにねー。

高 いろんなもの食べるじゃないですか。日本人て。偏見無く。
松 うんうんうん。
高 そのね、じゃあ、豆腐らした、それも食ってみよう。
松 そうそうそうそう。
高 ね?で、ナマコ、なんやこれ?ちょっと食ってみよう。
松 その、中国人のなんでも食うてみよう、とはちょっとちゃうねん。
高 ちゃうねん。
松 あれは、ちゃうやんか。
高 違う。僕らから言うと、日本人から言うと違います。
松 違うよね?
高 うん。
松 そんなことよりも、なんやろー?
高 ピーンとひらめく、何かがあんねん。
松 なんかあんねんな。

高 あと、実はすごいナチュラルに見える、なんーの演出もないように見えてても、すし屋って実はすごい演出がかってるやんか。
松 そう。すごいかかってる。
高 なあ。あれはすごいね。空気作りからね。
松 うん。
高 あの、あの、あの、なんやろ、あの、清潔感と、ぴんと張った感じと、すしを一口入れる、
松 なんもあれへんねんで?
高 なんもあれへんなぁ。なんもあれへんねん。
松 なんもあれへんけど、ちょっと最後に、あのー、ゆずみたいなのをザッザッとやったり、もー、小さい黄色いのがついてるだけやけど、
高 全然違う。
松 「何をしてくれたんや、今〜。あんた何してくれたんやぁっ!!」言うのあるよね?
高 ありますね(笑)
松 ははは。
高 「見ときや!あんたもしっかり!!すごいことしてくれてんねんで、この人、今!」
松 ははは。
高 あれは、よー見とかなあかん。
松 あんなもんが、洋風人間に分かるわけないんですよ。
高 いやー、ほんまですよねー。日本人でよかったねえ。
松 いや、すごい。
高 うん。っていう風に、日本人が日本人褒めな、誰が褒めんねん!っつうねん。最近褒めへんでしょ?俺、あかんと思うねん。
松 あかん。

松 だから、あーいうのを感じると、「やっぱり日本の笑いってすごいな。」って思うのよ。
高 繊細でね。
松 繊細で。「うわーなんか、わーー言葉には、なんかつたえ、分かりにくいけど、」
高 うん。
松 「わーでも、分かるわー。」みたいな。「わーなんか面白いなー。」って、いう部分?
高 うん。分かる分かる分かる分かる。
松 そんなもん、あんなねえ、もー何あれ?向こうのあんなんにできるわけないやんかー。
高 そんなねえ、ハンバーガー食ってる奴にね、
松 そうそうそうそう。
高 分かるわけない。
松 「テリヤーキ!」言うとるからね。
高 あーあーあーあー、荒い荒い。
松 いや、うまいよ?うまいけど、あんなもんは、日本人の、言やあ、「はーい!」って出した、
高 うん。
松 もー、前座みたいな話ですよ。
高 そーそー。違います。

高 バッテラが今、物凄いうまいねん。
松 バッテラ、俺、いまだあかん。
高 あーそう。
松 うん、よー食わん。
高 バッテラ、どんだけうまいか。え?自分、シメサバあかんの?じゃあ。
松 あかんよ。
高 うーわーーくっさ!
松 いや、シメサバがくさいねん。あれ。
高 いや、くさないよ。シメサバ。
松 ははは。
高 全然大丈夫。
松 いや、全然ダメです。
高 うわー、自分、今ので、もー、もーファン半減やで。
松 ははは。
高 ははは。
松 4人になった?
高 いや、「4人」て。8人が4人やで?
松 ははは。
高 これはー、
松 ちゃうやん。あんなん、あれはえーねんて。あんなんはどーでもえーねーん。
高 うーわーー、あかんわ。
松 あれは、
高 シメサバあかんかったら、
松 ちゃうねん、ひかりもんは、もー、
高 うーーわー。自分あかんわー、ひかりもんあかんてー、
松 ちゃうちゃう、ひかりもんは、もうほんまに。
高 うわーやっぱあかん。やっぱあかん。それ言うたらあかんわ。
松 ちゃうちゃうそれは違うねん、違うねん。
高 ♪いーやや
松 あれは、
高 ♪いやや〜〜
松 ははは。ひかりもんが好きって言う奴は、
高 うわーー。
松 おこぜや、あんなもんは。
高 ははは。
松 ははは。魚で言うたらあかんやんな(笑)
高 「おこぜや」って・・あかんわ(笑)
松 それをくさすのに、魚で言うたらあかんやん(笑)
高 (笑)

松 うまさが分からんのじゃないねん。
高 まだまだや。
松 だから、うまさが分からんのんじゃなくて、機能の問題やね。
高 機能?
松 機能。
高 どういうこと?
松 機能的かどうかって問題やね。もう、こ、これは、味覚どーこうじゃないねん。
高 どういうこと?意味が分かれへん。機能のことって言われても。
松 うーんーーー。分かれへん。
高 もー、無いならないでえーやんか(笑)
松 ははは。違うやんか。
高 どういうことよ?機能的なこと、
松 機能じゃない。機能じゃないな。
高 絶対違うよね?機能じゃないよね?(笑)
松 ははは。まあまあ、違うことってこの世にいっぱいあるけど、
高 びっくりしたわ。俺、今。
松 大概違うよ。
高 ははは。
松 今のはね。
高 どーいうこと言いたいのか、分かれへんわ。
松 機能じゃないな、機能じゃなくて、
高 うん。
松 あのー、
高 あかんわー。
松 味覚どうこうじゃないねんて。それは、
高 何があかんの?自分さっき、言うたやんか。ぴーんとひらめく、と。
松 うん。

高 何がいややの?あれ。
松 あのーーー、まずその、口に入れるものが、
高 うん。
松 ゴールドであったり、シルバーであったりすることが、
高 うん。
松 いやなの。
高 青いやんか。
松 これはセンスの問題。
高 ・・・センスの問題?
松 センス(笑)あのー、うん。シルバーを口に入れることがいや。
高 シルバーと思うから、あかんねやん。あれ、シルバーじゃないですよ。
松 完全にシルバーやがな。
高 シルバーじゃないです。紺と黒とグレーです。
松 ・・・紺と黒とグレーなん?
高 うすーい紺と、・・・黒とグレー。
松 それがシルバーってことじゃないの?
高 シルバーじゃないですよ。シルバー?
松 あれはシルバーでしょ。あんなもん、しかも、
高 それは、生きてるときに、てかてか光って、
松 変化ジッポじゃないですか。
高 ・・。
松 ジッポ変化じゃないですか。
高 ・・。
松 忍術。
高 いや、違いますよ。全然、忍術でもないし(笑)
松 (笑)
高 あのね、あなた、釣ったときのテカテカした、光具合の、
  「ひかりもの」っていう言葉に負けてんねん。言葉に負けてもうてあんねん。イメージ強すぎんねん。
松 シャコはやっと食えるようなったんや。
高 「やっと食えるようなった」言うたやん。言うてもうてあるやん。
松 ははは。
高 うわー、もう〜〜あかんなー。シャコなんか全然食えるよ。

松 自分すごいな。何自分?
高 なんでも食えるよ。
松 グロテスクやなあーー。
高 いや、違うよ。あれはおいしいねん。シャコも。自分あかんなー。
松 自分、なんでも食えるなあ。じゃあ。
高 なんでも食えるよ。

高 白子はちょっとねえ・・・ありますねえ。
松 それと一緒やん。だから。
高 ただ、食えますよ。
松 いや、俺も食うてるよ。
高 ひかりもの?
松 うん。
高 でも、うまいと思えへんねやろ?
松 いや、食うてへん。
高 どっちやねん。
松 (笑)
高 食うてるよ、食うてへん。早いわー(笑)
松 違うやん。だから、うわ、腹立つわー、ちゃんと言いたいわー。
高 自分あかんなー。
松 ひかりもの食べへんっていうのは、好き嫌いじゃないねんて。だから。趣味の問題やねん。
高 ポリシーの問題かいな。
松 ポリシーとは違う。
高 ははは。うそお、俺、ポリシーに近いと思ったけどなあ。「趣味の問題」やったら。
松 ちゃうちゃうちゃうちゃう。
高 どっちか言うたら。

松 意表をつきすぎ。
高 なんの意表をついてんの?
松 意表をつきすぎだって!
松・高 ははは。
高 なにをどう、意表ついてんの(笑)
松 って思うの。
高 どういうことよ。意表を、
松 「お前、お前、それはさあ、」って思う、
高 ははは。
松 ポーンて、あれでてこられたら、
高 うん。
松 「お前さあ、」
高 「これちょっと、順番あるだろ?」と。「考えろよ。」と(笑)
松 「お前、それ、意表をつきすぎだって。」って思うねん。
高 うそー(笑)
松 だってあんな、顔うつりそうなもん出てこられたらさあ、
高 いやいや、そこまでてかってないって。あれ、ひかりものって言葉に負けてんねん。全然顔なんてうつらへんよ。あんなとこに。

高 あれ食われへんの?
松 あかんあかん。アシカショーやん。
高 うーわ、うーわ、全然食えるよ〜。
松 あんなん食うたら、アシカショー出ないかんことになるわー。
高 ははは。なんで出なあかんねん。
松 ははは。
高 なんでアシカショー出なあかんねん(笑)
松 ははは。
高 いやちょっと分かるけど、あのーそれはアシカがたまたま、そういう、ね?いわしとか食ってるからそうやけども、
松 (笑)
高 大丈夫ですよ。
松 あかんあかんあかんあかん。
高 アシカショーなんか出んで大丈夫です。出る必要ないです。
松 (笑)
高 それは大丈夫です。

松 高須すごい。
高 うん。
松 なんか、同じところで、出身地が同じで、
高 うん。
松 同じところで生まれて、同じように歩んできたつもりが、
高 うん。
松 味覚っていうか、「食」っていうことでは、えらいなんか、ちょっと、溝、あけられた。溝?
高 うん。まあまあ、その、差があるよね。
松 うん。
高 うん。そらありますよ。僕の方が早いですよ。そういうのは。
松 なんで?なんでそんなに、グルメ、そうじゅ、早熟、グルメ、
高 グルメ、2回言うた(笑)
松 手長ざっかになったの?
高 いや、だから、それは食いたいから、どんどん手長ざっかになっていったんやけども、どんどんどんどんね。
松 グルメに関しては、手長であれ、と。
高 あれ、と思うのよ。
松 ♪手長であ〜〜れ〜〜かいな。
高 おー、長渕や(笑)
松 ははは。
高 違う違う違う。単純に、
松 うん。
高 あのーー、いやまあ、番組とかでやりますわな。
  で、「あ、おいしそうやなー」って思ったら、「一回行ってみたいな。行っとかんと話ならんな。」と思って、
松 あー。
高 で、行ったら、「うまいなー」と思うことがあるから、だから、食べ物っていうのはもっと、どんどんどんどん、
  こう、「もっとなにかないかな、ほかに?」つって、
松 今田と一緒や。
高 うん。
松 探究心があるよね。

高 あのね、目白に、すっごいおいしい、野菜、ちょっと、わざわざ目白まで行かないですけど、
松 目白は行かんなーー。
高 でしょ?そこにおいしいすし屋があるんですよー。
松 ふーん。
高 大将がね、あれはもうねえ、・・ホモですね。
松 ははは!
高 ほんまに。
松 なんのセールスにもなってへんやん(笑)
高 ただ、ただ、ものっすごいおいしいねー、おいしい(笑)
松 あーそう(笑)
高 はい。
松 へえーーー。
高 おいしいですよ。
松 誰に聞いたん?それは。
高 知り合いのね、電通の人間かなんかに聞いたんかな。
松 自分だから、そういうのと付き合いがあるからやんかー。
高 今度紹介したろか?
松 いや、ええわ。
高 ははは。いや、別に紹介しませんけど、それは聞いて、「あーじゃあ、一回行きましょうよ」つって、
松 うん。
高 つれってもらって、「おいしいなー」と思って。
松 へえーー。

松 にしんそばってうまない?
高 うまいよ。俺も最近、
松 なに?にしんそばって、あいつ〜〜あいつ腹立つわー。
高 あれって、関西より関東のこっちの方があってない?
松 うん、あってる。
高 ね?
松 なにあれ?あれはちょっとひかってるけど、ちょっと俺好きやねん。
高 どないやねん!
松 ははは。
高 にしん食えんのかい、なんやー。
松 ははは。
高 ええ〜〜〜?
松 違う(笑)
高 煮てるから、煮て、てかりなくなってるからやん。
松 違う、にしんそばはうまいな(笑)

高 で、ちょこちょこっとね、それもやっぱり、ゆずじゃないけど、
松 うん。
高 ちょっとこー、なんかあると、
松 ゆずじゃないの?
高 ・・いや、ゆず、ないことないけど、ゆず、ゆずの切った、あるやんか。
松 ゆずなんや。
高 だから、ゆずみたいなんあるやんか。ぴぴっと切って、
松 うん。
高 そんな香りがすると、またうまいねんな。
松 うん。

松 最近あっこ行ってんねん。
高 どこ行ってんの?
松 あのー、かもくら(?)
高 あー、自分えらいはまってるらしいな。
松 かもくら行ったらな、いっつもな、
高 うん。
松 サービス券くれんねん。
高 ・・・サービス券ってなんやの?
松 サービス券っていうか、タダ券くれんねん。
高 えええっ?!
松 がっぼーくれんねん。きりないねん。
高 自分、ただで食うてんの?
松 きりないねん。行ったら、またがっばーくれるから。
高 「ありがとうございます、松本さん。」って?
松 そうやねん。
高 物凄いひいき、
松 申し訳ないなー、申し訳ないなー
高 ひいきやなあー。
松 うん。
高 そんなんおかしない?ひいきや。
松 それでもー、がーー、「また、またタダで食べてもうたー。」思て、ばー出たら、ななめ前のたこ焼き屋の兄ちゃんが、
高 うん。
松 「これ食ていってくれー」って、またたこ焼き、がっばーもろて、またそれ食いながら、
高 ええなー。
松 したりな、
高 自分〜〜。
松 「今日も金いらんかったなー。」みたいな。
高 ははは。タダ続きやなあー。
松 タダ続き。

高 俺は今ねえ、山頭火やねえ。やっぱ。
松 山頭火に戻ったんや。
高 戻ったよ。山頭火がやっぱ一番うまいかなーと思い出してね。
松 ほーーー。
高 色んなこと言いましたよ?
松 うん。
高 色んなこと言いました。ほんとに。
松 うん。
高 確かにうまいとこ、まだうまいんですよ?
松 うん。
高 色んなとこうまいんですけど、
松 うん。
高 やっぱ山頭火ちゃうかなー思うなあ。
松 ほええーー。
高 違いまっか?
松 俺は、あんまりないねん。
高 あーそうですか。
松 うん。山頭火って塩がうまいっていうやろ?
高 塩がうまいね。えー、でも、俺はしょうゆにしてるけど。それでも。塩も食いましたけどね。勿論ね。
松 うん。

高 塩やないねん。
松 俺も、塩やないねん。
高 塩はあんまりこー、
松 損したみたいな気になんねん。
高 ははは。まあ、
松 (笑)
高 ちょっと分かるか(笑)
松 なあ。
高 うん。
松 だって、味噌にもしょうゆにも、ちょっと塩入ってるし。
高 まあね。

松 くじらけん(?)のラーメン知ってる?
高 いや。
松 おいしいでー、くじらけんのラーメンもー。
高 そうですか。
松 最近できたんですよ。

高 あんまり、すし、好きやないみたいですね。
松 うん。
高 実際のところ。
松 (笑)
高 (笑)
松 生魚、あんまり好きやないねん。
高 ははは。なんの話やったんや、これずっと。まあいいですけどね。
松 火ぃ通ってる方がええやんか。
高 ・・いや、うん、まあ僕は別に、全然すし好きですけど、
松 現代、現代人やから。
高 うん、うん。あのー、清水なんか、あれですよ。黒清水なんて、
松 うんうん。
高 あんなもんね、すし屋よう知ってるって、
松 鼻くそ食べとるからな。
高 食べとるから、あんなもん、味覚むちゃくちゃやで、あんなもん。
松 うん。
高 で、尚且つ、あいつ肉食われへんから。
松 うん。
高 だから、魚食うねん。すし屋行くねん。あれ。
松 まあね。

其の弐 『 大崎さん 』

高 あれー知ってます?吉本が、
松 何?
高 お引越しですよ。
松 そうや。
高 行きました?
松 行ってないよー。だって、なんや、神保町?
高 大変ですよー。
松 なんや、行った事も無いわ。どこよ?神保町って。

高 お花出しました?あなた、やっぱし。
松 知らんよ。そんなん。
高 そんな、一応花ぐらい出した方がええんちゃいます?そういうのって。
松 そんな、関係ないからね。俺、別に。吉本と契約してるわけでもないし。気持ちはもう、オスカーみたいなところもあるし。
高 ははは。おっ、オスカーなん?(笑)
松 オスカー軍団やね。
高 ははは。
松 ははは。一人の。
高 あらららら、一人のオスカー軍団。
松 そうです(笑)
高 いいですねー。
松 ええ。
高 いいですよー。
松 大体そんな感じでずっとやってきましたから。
高 ほーほーほー。あららら、上戸ちゃん。
松 「上戸ちゃん」て・・・(笑)
高 ほー、オスカー軍団ですか。
松 なんでこの時期に引越しなんやろなー。よー引越しするよね。
高 だから、それほどデカなってるってことですよ。どんどんどんどん。
松 吉本?
高 うん。でもねえ、
松 今、吉本社長おれへんっていうのは、どういうことさ?
高 だから、会長から。
松 そんな話、全然知らんかったでー。
高 僕も知りませんでしたね。ぱっと見て、そうやったから、「わー。」と思って。
松 誰が社長なんの?
高 いや、分かりません。そら、もー。
松 大崎さんは、社長になんの?
高 いやそら、僕は全然分かりませんんけど。なっていただきたいですけどね。
松 あ、そう。
高 うん。
松 大崎さんが社長になると、
高 うん。
松 高須はおいしいの?
高 なんーーーにもないと思いますけど。大して。
松 俺はおいしいの?
高 ・・・自分も大して何も無いと思う(笑)
松 ははは。そうか。
高 うん。だって、大崎さんが社長になっても、俺ら別に関係あれへんからね。
松 でもね、俺、大崎さんが社長になると、
高 うん。
松 これ、考え深げなことがあるね。
高 いや、僕もちょっと、僕もちょっとそれはありますよ。

松 大崎さんも、会社で居場所が無かったの。全然。
高 当時。
松 で、あの人、吉本入って、当然ヒラで、
高 うん。
松 もー、全然、仕事もなんか、任されてなくて。
高 うん。
松 なんか知らんけど、「東京行けー」って、
高 20代後半?
松 かな?
高 うん。
松 行かされたんやけど、東京でもイマイチなんや、何をしてええか分からん、
高 うんうん。
松 「もうお前ええわ、戻ってこい。」言うて、ほんで、なんかNSCって、吉本の学校ができるから、
高 うん。
松 「そこでお前、なんかやっとけー。」言われて、
高 うん。
松 連れ戻されて、
高 うん。
松 で、俺らそこのNSCの一期生ですよ。
高 うん。
松 で、俺らは、そこに入学したんやけど、
高 うん。
松 ほいで最初の頃は、「こいつらおもろいな。」って言われててんけど、全然あかんわけよ。
高 仕事もあれへんし。
松 仕事もあれへん、ハイヒールやトミーズや、
高 どんどん売れて。
松 ぎんじせいじとか、言うて、
高 どんどん売れてもうて。
松 もー、全然仕事あれへんねん。
高 うん。
松 で、大崎さんも帰ってきて、
高 うん。
松 帰ってきてんけど、「NSC見とけ」って言われてんけど、NSCはNSCで、ちゃんとした、そのートミイさんて、
高 あーおりはったね。
松 やりようも、あの人も、
高 ないね。
松 またあれへんねん。
高 うん。
松 ほんで、仕事もないやろ?俺、大崎さんといっつもなんや、もー、映画観に行ったり、サウナ行ったり、ずーっとしてたもん。
高 あー二人で?
松 そう。
高 はあー。
松 なんーにもあれへんかってん。
高 えー?へえー。
松 それがあんた、もし社長になってみ?
高 なあ。
松 なんっかもー、色々考えるわー。
高 なあ。
松 うーん。
高 この何十年で変わってくるように、人の運命も変わってくんねんな。
松 うーん。

松 サウナ行ってな、ほな、そこのサウナに、プールがあったのよ。
高 うん。
松 そこで大崎さんが、
高 うん。
松 あのー、「松本、こっから向こうまで、」
高 うん。
松 何メーターぐらいあったかな?「息継ぎせんと、潜水で、俺、行けると思うかあ?」
高 うん。
松 って言うねん。
高 うん。
松 「無理ちゃいます?」
高 うんうん。
松 「ほんまか?」「いや、無理でしょ。」
高 うん。
松 「もしできたら、」
高 うん。
松 あのー、「お前が、どんだけ売れても、」
高 うん。
松 「俺の言うこと一個だけ、絶対聞いてくれ。」って言うねん。
高 うん。
松 そんーなもんさ、
高 そら、聞きますよ。そんなん。
松 その前に、売れる見込みがなかったんや。
高 その時点ではな。
松 だってもー、全〜〜然やねんもん。
高 仕事もあれへんしな。
松 うん。まず自分が売れるという見込みもなかったし、
高 うん。
松 ほいで、このおっさんも、
高 「大丈夫かい?」
松 ははは。
高 ははは。

松 「いや〜〜、でも、まあまあ、できれば、あの、聞いてもい」「そお〜〜れえ〜〜!!」ドボーン!!
高 ははは。
松 「聞け聞け!」言う(笑)
高 ははは。水しぶきバッシャーン!(笑)
松 ほいで、ううわ〜〜やって、
高 うん。
松 ほん、ほんまに、
高 うん。
松 いき、行ききって、
高 うん。
松 ザバーーあがってきて、
高 うん。あがってきて。
松 「なっ!」って言うてん。
高 ははは。すごい話やねー。
松 すごい話。
高 はあー。ほいでもう、言うこと一個きかなあかんね。
松 きかなあかん。
高 どんーだけ売れても。どんな言うことやろね。
松 うん。まあ、断ろうとは思ってる。
高 ははは、まあ、それは、
松 でも、それを人に言うと、多分、
高 うん。
松 分からんで?多分やけど、大崎さんは何日も前から来てて、稽古してた、と。
高 あー。
松 練習をしてた、と。
高 やれること確認済みで、
松 ははは。全部あの人の中に、
高 分かった。
松 ストーリーができてて、
高 なるほど。
松 ええ。
高 それを見て、松本感動してもうてぇ、(笑)
松 ははは。
高 「一緒にやりましょね!」
松 ってなる、っていう話は、俺は聞いたことがある(笑)
高 誰から聞いたんや。悪いやつやなーー(笑)
松 ははは。そうやで。
高 あーーなあ。その人がねえ。

松 俺、しょっちゅう大崎さんの家泊まってたもん。
高 あーそう。
松 ほいで、なあ、「コンビ名どーする?」言うて、「いつまでも、松本・浜田じゃあかんしなあ。」
高 うん。
松 なんか、朝方までなんやらなんやら〜、なにがええか、なんやーって言うてて。
高 あーそう。
松 て言うてるときに、おっさんのメガネにチン毛ついててんけどな。
高 うわ、もー説得力あれへんがな、それー。
松 そう。
高 あかんなー。
松 死んだらええのにな。
高 ははは。あかんあかんあかんあかん(笑)
松 ははは。

高 一回俺、大崎さんが、二丁目おるときに、
松 うん。
高 「4時」終わって、
松 うん。

高 「高須、送ってったるわー。」「いいですって、そんなん〜。」
松 うん。
高 「高須、送ってやるわ、尼やろ?」言うて、「あーすいません。」つって、
松 うん。
高 乗ってって、
松 うん。
高 ほんでーー、あの、「頑張ってるみたいやな。」「いやいやいや、そんなことないっすよ。」
松 いつ頃?
高 「4時」始まって〜〜〜、まだ東京に行ってないときやね。
松 あーー。じゃあ、もう15年、
高 そうやね。
松 ぐらい前や。
高 そうやね。そん時に、その、まあ、ある程度やり出したときに、大崎さんが、
松 うん。
高 ちょっと褒めてくれたのよ。あー、褒めへん人やのに、あんまり。
松 うん。
高 「いや、頑張ってるみたいやな。頼むでー。」
松 うんうん。
高 で、「今からあいつらもどんどんどんどん、やっていかなあかんしなー。松本も浜田も、なんとかやっていかなあかんしなー。」つって、
松 うん。
高 あっつーい話を受けて、
松 意外とするで?
高 なあ?俺、いや、俺初めてで、そんだけじわ〜〜〜ってきたから、
松 ははは。
高 (笑)じわじわ〜〜って俺、こー、ね?
松 うん。
高 家まで送ってもうて。
松 うん。

高 「あー、ええ人やなー。」
松 かと思えば、そんなんでふわーって機嫌よう帰ったのに、
高 うん。
松 何時間後かに電話かかってきて、
高 うん。
松 「お前、あれはどーいう意味や?」とか言うときあるからな。
高 ははは。
松 頭おかしいから。
高 ははは。あー。それ怖いなあ。
松 うん(笑)
高 確かに、大笑いしてたのに、
松 うん。
高 その2分後ぐらいに、物凄い怒られてる人見たことあるな。俺。
松 ははは。
高 「なんであいつ、あんな怒られてんねん?」みたいな(笑)
松 ははは。あるよ(笑)

其の参 『 偉くなるスタッフ達 』

松 だって伊藤でもそうやんか。伊藤。
高 ん?
松 あのー、「ワールドダウンタウン」の。
高 ほんまや。あんなもん。
松 あれがもー、えらなっとんねん。
高 えらなっとんねん。プロデューサーやっとんねん。プロデューサー、D、演出やっとんねん。
松 え?プロデューサーやっとんの?あいつ。
高 あいつ、「ワンナイ」では、「ワンナイ」では、プロデューサーやで。
松 えええ〜〜?
高 「ワンナイ」のプロデューサーであり、「ロバートホール」と「ワールドダウンタウン」の演出や。
松 ・・・ほえーー。
高 あれ、えらなっとるよ。あれはあれで。あんなもん、なあ?
松 うん。
高 ただの俺、筋肉バカやと思ってたもん。
松 ははは。
高 で、いっつも来たときに、「ぶさいく君、ぶさいく君」言うてた、俺。
松 そうそうそうそう。
高 「自分、ぶさいくやな〜〜。」と思って。
松 ええ(笑)
高 「自分、顔さえ良かったらええのになー。」ってずっと言うてたらしいねん。
松 あー。
高 俺、忘れてんねんけど。
松 あーあーあーあーあー。
高 それがもう、ねえ?
松 あー。

高 片岡飛鳥が、27時間
松 あー、
高 全部やったのよ。あいつが。ほぼ、今回は。普通は、まあ、担当ごとに任すじゃないですか。
松 うん。
高 じゃあ、あのーこれは、まあとんねるずは、このディレクター、とか、
松 うん。
高 さんまさんは、このディレクター、とか、ここはこのチームって、任すやんか。
松 うん。
高 あいつ、今回ほとんどタクに、自分が座って、自分のとこで、こんな企画やりたいって喋りにいって、
  「こうやりたい」って全員に行ったの。
松 ほえー。
高 だから、番組通せへん。そこの、他の番組あんまり。
松 ほえーー。
高 だから、今回の27時間の、F1のときちゃうかな?F1のとき意外は、F1入ってんけど、
  それ以外はずっとタクに座りっぱなしや、あいつ。寝ずに。
松 ほえーー。
高 ずーっとやって。
松 そうなんや。
高 いや、
松 なっがいこと会うてないけどな、俺。
高 せやろ?
松 うん。
高 一回、飛鳥が、
松 うん。
高 なん、CXかなんかで、ぼう、それ、それも、なんか、27時間のことで、一人考えて、ぼーっとしてたんやて。
松 うん。
高 で、帽子深めにかぶって、なんかすれ違ったが、
  「いや、ひょっとしたら、松ちゃんじゃないかな?」って思うことが、一回あったんですよ、って俺に言うてたわ。
松 ふーん。

松 いや、でもね、俺ね、そんなに知らんねん。
高 ・・。
松 俺、そんなちゃんと喋ったこともないねん。
高 あ、そうなんや。
松 実は。
高 でも、あ、えーと「夢の中から」
松 やけど、でも、俺、そんーなに、やねん。浜田はよう、結構、
高 浜田はよーー喋ってんな、あれ。
松 よう喋ってたっぽいイメージがあるけど、俺はね、浜田が喋ると、
高 もう喋れへん。
松 あんま喋れへんようなんねん。
高 分かる分かる。
松 「あー」
高 「浜田派や。」
松 「浜田と嗜好が合うやつなんや。」って思うねん。
高 うんうん。
松 まあ、浜田ってほら、アホやんか。
高 ・・(苦笑)あのーー、もう、「うん。」て、
松 うん(笑)
高 言うけど、もう(笑)
松 うん(笑)
高 ほんまにアホやからぁ、(笑)
松 ははは。
高 怒ってきよる、あいつ。怒ってきよる。あのーーでもね、そうなんですよ。
松 うん。
高 「夢の中から」のときに、初めてDやったのよね。あいつも。
松 うん。
高 それが今や、もーねえ、エースですから。
松 みんなえらなってんねんなー。
高 みんな偉いですよ。まわり、すんーごいえらいんですよ。

松 そんなん言うたら、自分かってそうやがな!
高 俺、えらなってないよ。俺、なんーーにも変わってないもん。
松 なに〜〜を、
高 なんにも変わってないっすよ。番組が何本か増えただけです。ほんっとに。
松 いやいやいやいやいやいやいや!今、高須が、ちょっと今、「一行なんぼ」みたいな世界、
高 ははは、あるかいな、そんなん。
松 ははは。
高 そんなん、
松 「高須様の一行は!」
高 あるかい、そんなもん(笑)
松 「一行、いただいてこい!」みたいな。
高 ははは。
松 「お前、な、二行もいただいたのかぁっ!」
高 いや、そんなんやったら嬉しい、
松 「やるう〜〜!」みたいな(笑)
高 ならへんならへんならへんならへん。
松 (笑)
高 あるかいな、そんなもん。全然あれへん(笑)
松 怖い怖い。
高 いや、そんなん言うたら、清水かてそうですよ。黒清水。
松 ええ。
高 営業でしたよ?あれ。
松 あーあーあー。
高 あの、俺、初めて会うた時に、「LOVELOVEあいしてる」っていう番組に、
松 うん。
高 30過ぎで入ってきたんですよ。
松 うん。
高 もうあの、テレビの経験ゼロですよ。ほと、ほとんど知らないですよ。
松 まあ、今もゼロみたいなもんやけどね。
高 でしょ?
松 うん。
高 で、来て、あのー赤いセーター。
松 うん。
高 サマーニット。
松 うん。
高 赤。素肌に赤のサマーニット。
松 ははは。
高 胸毛、ボーン!の真っ黒け。
松 ははは。
高 そらね、それでねえ、「おはようございます!」って言われて、
松 (笑)
高 「えー、今度、LOVELOVEに来た、清水君です。」って言われたときに、
松 (笑)
高 「あー、これはあかんなーー。」と僕は思ったです(笑)
松 (笑)
高 「うさんくさいなあ〜〜〜。」と思ったです。ねえー。
松 そうやんなー(笑)
高 その、清水が今やもう、「HEYHEY」のプロデューサーですよ。「HEYHEY」だけじゃないですよ。
松 うーん。
高 「ロバートホール」のプロデューサー、
松 ん。
高 「ワールドダウンタウン」のプロデューサーですよ。
松 うーん。
高 信じられへん。俺、もう。
松 なあ。
高 ねえ。
松 おかしな、おかしな世界やな。でもな。
高 どういうことですか?
松 だって、芸人より出世が早いから。やっぱり。
高 そうですかね?
松 思うでー。
高 芸人さんが、一番早いですよ。売れたら一番早い。
松 早い・・
高 だって、一気にえらなるもん。ゴーンと。

松 自分だって、あれやもんな。また、それもあれやけど、×××××。
高 俺、もー、忘れられへんな。
松 ははは。
高 「こんな屈辱ないなあ。」と思ったのが、
松 うんうん。

高 まあ、その彼のとこに台本持ってって、
松 うん。
高 で、俺が、なんか知らんけど、俺がプレゼンせなあかんかったのよ。
松 うん。
高 あの頃な。ほいで、まあ、向こうは一応アイドルで、ちょっと売れて、
松 うん。
高 ちょっと、まあ、落ち目ぐらいになった時やねんけど、
松 うん。
高 楽屋行って、俺が一人で打ち合わせする時に、
松 うん。
高 もう台本を読みながらやけど、全っ然台本には、一切目ぇやらんと、ずーっと髪の毛鏡でこうやられて、
松 うん。
高 で、「あ、次いってますけど・・」って、俺がめくって、俺がまためくって、「こうこうこうこう・・」って説明して。
松 それは、それはひどい。
高 ひどい。俺、もー、キレそうなった。まあ、確かに、
松 それはひどい。
高 俺、みた、「あ、コイツ一生使わへん。」と思ったもん。
松 それは腹立つ。
高 腹立つやろ?
松 それは腹立つ。
高 なめられてるやろ?
松 なめられてる。
高 大阪なめられてんねん。半分。
松 まあ、そういう部分もあるんやろな。
高 うん。

高 もう大丈夫やけど、
松 ふーん。
高 その当時は、もーー顔も見たなかったなあ。
松 まあだって、年齢もそんな変われへんからな。そら腹立つよ。ちょーど腹立つぐらいの歳の差やわ。
高 うん。
松 あ、ちょっと年下ぐらいか。
高 そうよ、ちょっと年下。
松 あ〜〜絶対腹立つ。
高 腹立つ。
松 どついたったら良かったのに。
高 どつきたいよ。そんなん。でも、一応、大阪に彼が来るのはデカイことやったからね。
松 うん。
高 あの当時。

其の四 『 ちょっといい話 』

高 さーー、もういよいよ話するネタもなくなってきましたねー。
松 うん。ちょっと田中のええ話聞いたで。
高 あ、なんですか?田中っていうのは、ココリコの田中?
松 ココリコの田中の。
高 あー聞かしてください。それー。なんですか?
松 えーとね、
高 うん。
松 ココリ、の、田中がね、
高 うん、誰っ?!もっかい言って?
松 ココリコの田中が(笑)
高 うん、はい。
松 めっちゃ優しい子やねんて。
高 へー。それはなんでですか?
松 知らん(笑)
高 もー喋りになれへんやん〜(笑)
松 ちゃう、あるある(笑)
高 もーなんやねん、もー、ほんと(笑)
松 もうね、さすがに疲れる(笑)
高 分かる分かる(笑)俺、今、言うても、それ言うても、全然分かるもん。気持ちはすごい分かる(笑)
松 (笑)

松 まあ、あるスタッフが言うててんけど、
高 うん。
松 なんかあのー、ロケに行った時に、
高 はいはいはい。
松 あのー、ここ、田中だけのロケやってんて。
高 うん。ほうほうほう。
松 遠藤なしの。
高 なしの。
松 うん。で、まあ、そのロケ終わって、結構まあ、朝から大変なロケやったらしいねんけど、
高 うん。
松 で、終わって「お疲れ様でしたー。」って、ぱっと見たら、
高 うん。
松 あのー、ひざんとこが、めっちゃ泥ついててんて。
高 田中?
松 田中。
高 うん。うん。
松 で、「なんでかなー?」って思ったら、そのロケって、
高 うん。
松 あのー、年寄りとか、
高 うん。
松 めっちゃインタビューする、ロケやってんて。
高 へえー。
松 そん時に、あの、年寄り、
高 目線。
松 目線で、ずっと膝ついて、
高 うん。
松 ずっと、こうやって話を聞いてたから、膝が、
高 うん。
松 片方の膝が、泥だらけやってん。で、それが当然のことながら、まあ言うまでもないが、あー、私服、やってんて。
高 はあーーそれええ話やな。
松 ええ話やろ?
高 ええ話やな。
松 これちょっとええ話じゃない?
高 なるほどねー。
松 それ、俺、やったみたいなことでも、いけるぐらいの風に言うてくれへん?
高・松 ははは。
高 そうやな、松本が言いづらいもんな。俺が言わんと。
松 ははは。
高 (笑)
松 いや、俺、ちょっと「ええ話やなー。」と思って。
高 なるほどるほどー。へーー。

高 でもね、それ、多分「黄金伝説」ですよ。多分。
松 うそ?
高 じゃないかなー。
松 そんなロケあった?
高 〜〜おばあちゃんとか、インタビューかどうか分からへんけど、なんか、
松 あーーー。
高 あったような気ぃしたなあー。
松 あー。

松 俺の、
高 うん。
松 そーいうええ話を、
高 うん。
松 あの、作っていこうや。そういうコーナー作ろうか?
高 あーー、ははは。いや、作らんでええよ。そんな作らんでも。
松 (笑)
高 なんで、俺のそういうええコーナーを作ろうとすんのよ。
松 なんかあるんちゃう?
高 松ちゃんの逸話?
松 うん。俺の、
高 伝説?
松 伝説(笑)
高 (笑)「こういうええとこがある」っていうね、
松 そうそうそうそう(笑)
高 そんなん欲しいねー。
松 そんなん欲しいわー。

松 雑誌とかでも、そのーーー、色んな、その雑誌で、
高 うん。
松 俺の話で、なんか、「なんか話ないですか?」って、俺の周りの人たちに聞く、
  インタビューみたいなんしてるーのを、できあがった雑誌を俺が読むことってあるやんか。
高 うん。あるね。
松 「あれ言えや!」とかあるで。
高 ははは。
松 「な、またその話か、お前は〜。」
高 「もっとええ話が、あの話があったやないか!」と(笑)
松 「そんな言い方ちゃうねん!」
高 なるほどね。
松 「もっとこんな感じで言うたやろ〜。」
高 「こら〜!」っていうのが、
松 ありますね。
高 あんねんねー。
松 それはありますね。
高 あー分かる分かる分かる。
松 でも、それは俺が言うわけにも、
高 いかんから。
松 いかんから。あの、
高 俺が言うていけ、と。直していけ、と。そこを。
松 そうそうそうそうそう(笑)
高 ははは。俺がチェックしていけ、と。
松 チェックしていけ、と。
高 なるほど、なるほど。
松 で、色も、いっぱいつけて、
高 うん、つけて、なるほどな。
松 3色、4色は当たり前。
高 うん、それは当たり前。
松・高 ははは。
高 下駄はかしすぎてるなーーおえ〜。
松 言うてほしいなーー、そんなんなあ〜〜。
高 いやあ、うれしいなあ。言うてくれるとな。
松 そうやねん。

松 千原兄弟と、渡辺が、ライブしたやろ?
高 うんうんうんうんうん。やってましたね。
松 やってたやろ?
高 あのー、鐘(あつむ)が、一応サポートかなんか、ゲストで入った、
松 そうそう。
高 やつね。
松 で、それ、楽屋行ったのよ。ふわーっと。で、行って、なんか、そう、ちょうどその時山下が、
高 うん。
松 もうなんか「辞める」的なことを言うてたのよ。吉本を。
高 うんうんうん。
松 「なんや、山下、なんや、とうとう辞めるみたいなことを言うてたでー。」って言うて、
高 うん。
松 渡辺、に、直接言うというか、うーん、ジュニアに言う感じで言うてたのよ。
高 うん。
松 ほな、それ、鐘、ね?しばらくたったら、ジャリズムが再結成するって。
高 聞いたよ。あんた、それ前に。聞いたけど、
松 うん。
高 その話も、
松 うん。
高 「そんーなにしっかり再結成ではないんですよ。」ってすぐ鐘から連絡あったで。
松 (笑)
高 「ラヂオ聞きました。」言うて、「松本さん言うてるほど、しっかりじゃないんですよねー。僕、作家もやりつつなんですよ。」
松 ははは。
高 「だから、あれちょっと、松本さんがいいように言うてくれてるんですけど、すいません高須さん、あれちょっと、」
松 違うねん、違うねん。
高 「訂正しといてもらえます?」
松 (笑)
高 って、鐘からきてたわ。

松 違うねん、だからぁ、
高 うん。
松 俺はジュニアに、
高 うん。
松 「なんや、山下とうとう辞めるらしいで。」って、言った。
高 うん。
松 ね?
高 うん。
松 言ったけども、渡辺はそれを聞いて、
高 うん。
松 「これは、ジュニアに言ってるとみせかけて、僕に、」
高 うん。
松 「山下、吉本辞めるって言うてんねんけど、」
高 うん。
松 「ええんか?って、俺に今、訴えかけてんねや。」って、渡辺は思って、
高 うん。
松 「これはもっかいだけ、やってみよう。」って思ったっていう、
高 うん。
松 逸話にして、広げていこうや。
高 ははは。
松 ガンーガン。
高 そやんなあ。じゃないと渡辺、俺にそんなこと一切言うてなかったから。
松 あかん。それは、言わなあかん。
高 ははは。
松 それはもう、ドドドド、ドドドド、出していこう。もう。
高 なるほど(笑)
松 ガバガバ。
高 なるほど。かかとつけて。ガツガツ音鳴らしながら。
松 ははは。
高 ははは。
松 ガンガン壁叩きながら。
高 ははは。なるほどな。なるほど。いやー逸話欲しいなー。
松 で、「だから結成したんですよ。」って、俺に言うたら、俺が「・・覚えてへんな。」
高 あーーー腹立つ〜〜。
松 ははは。
高 「そんなことあったかなあ・・。」
松 って言う。
高 そんなんがええな。俺も、「そんなん言うたっけ?」っていうの。
松 うん。

松 俺、あんねんけどなー、話。俺が言うのもおかしいからなー。
高 あるんかあ?
松 あるある。ほんーまあんねんけど、
高 絶対無いわ。
松 忘れとんねんな。人って。
高 だから、無いねん。結局だから。
松 あんねん。
高 忘れとるってことは、なかったんや。そいつにとっちゃ。
松 もー、あのくだり、
高 だから、あのくだりは、「あのくだり」って、
松 あのくだりは、もー、なんやったら2個にできるやろ。
高 ははは。
松 ははは。
高 うん、2話にできるわ。違う話題にして、もう一回出せるの、あるよ(笑)
松 そうそう、人変えて、
高 うん。
松 うん。
高 使える使える。
松 同じやつやけど、あれは違うやつにして、2個に、
高 あるあるあるある(笑)
松 そうそう。
高 あるけど、あなたが思ってるんやけど、やっぱし、そのー、
松 うん。
高 当の本人は、思ってなかった。
松 なんで思えへんねやろ。
高 悲しいかな。
松 アホやなー。
高 いや、そらしょうがないですよ。そら無理ですよ。あなた。そら無理です。逸話ほしいな、俺も。ないなー。
松 でも、嘘の逸話もあるで。「そんなんほんまにない。」っていうのを、
高 ええ?
松 あんねん。
高 誰が言うてんの?そんなこと。
松 誰かが、
高 ええように言うてくれんの?
松 ええように言うてくれてて、「うわ、それ俺ちゃうんちゃう?どー考えても、俺、そんなん場所にすらおれへんし、
  俺、そいつと喋ったこともないぞ〜。」みたいなこともあるからね。
高 さい、最悪やなー。
松 うん。
高 最悪やなくて、ええねやんか。それ。
松 ・・そうや。でも、それ言われた時は、「そんなこと、いやー、覚えてへんなー。」
高 うわーー否定しよれへん。
松 ははは。
高 最悪や(笑)

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