2004.7.15(木)146回目

今週の一曲 『 夏の恋人 』長渕剛


其の壱 『 絶対思い出すこと ・ 桜田淳子のサイン 』

松 松ちゃんパフェでーす。
高 高須ちゃんドールでーす。ドール?
松 ・・もうパフェでなんか、「ロール」みたいな、あれやろ?なんか、カステラのお菓子を、「俺も一発」とか思たんやろ?
高 ・・。
松 それがもう、アホやから「ドール」って言うてもうてんねん。
高 違う違う。そんなんと全然違うよ。
松 ・・そうなんや。
高 (笑)

松 えー、もう上半期も終わって、もう下半期に、
高 7月の15日ですか。
松 そうですそうです。
高 はえ〜〜〜。
松 早いね。
高 はー、あかんあかんあかん。
松 あかんな。
高 あかん、まだ、
松 頑張らなあかんな。
高 こんなんじゃ、
松 こんーなことじゃ、ええパイ毛生えてけえへんよな。
高 生えてけえへん。
松 なんとなく、こー、ええ感じのパイ毛はやさなあかんね。
高 こゆーいやつ、はやさなあかん。
松 ははは。そういうことなんか?(笑)
高 俺のパイ毛はね。こゆーい、
松 左右対称のね。
高 あー。それカッコエエ。
松 左右対称の、
高 バランスよく。
松 バランスのいい、
高 うん。
松 いいパイ毛を、
高 うん。
松 先の、こう先まで太い。
高 おーおー、先細じゃなくて(笑)
松 (笑)
高 先まで太い。
松 先まで太い、
高 黒々とした、
松 黒々とした、うーーーん、ひねりのきいた、
高 ・・それええんか?
松 (笑)
高 ひねりのきいた?
松 ちぢれの多い。
高 おーおー、ちぢれの多い。
松 ちぢれの、
高 多い?
松 あのー、お風呂の、からみやすい。
高 ・・。
松 ソースのからみやすい(笑)
高 なんやその、お風呂のからみやすいって。
松 (笑)
高 どういうこと?「お風呂のからみやすい」って(笑)
松 お風呂のお湯が、
高 あー。
松 からみやすい(笑)
高 しっとりしやすい、水分含みやすい、
松 知らん。
高 違うんかいなー。
松 知らない。それは。
高 ははは。

高 あかんあかん。こんなんじゃ、もー、なんにもしてない。
松 そうか。
高 人生なんてあっちゅー間ですよ。
松 まあ、そう、そうやねんけどなあ。ほんーまにそうやねん。
高 俺たまにね、思うんですよ。
松 うん。
高 あの、まあ、最近でこそあれですけど、
松 うーん。
高 ちょっと前、30・・そうねー、3,4の頃かなあ?
松 うん。
高 まあ、ダウンタウンとこうやってたでしょ?ずっとね。
松 うんうん。
高 やってきてるわけですよ。もう、10何年。もう、もっと言うと、もうそら、小学校からずっとですよ。
松 うんうんうん。

高 「あれ?これ、どうやって、誰が一番先に死ぬんやろ?」って思ったことが、あったんですよ。
松 あー、そうね。俺もそれぐらいの頃に、思い出した。
高 ちょっと思ったやろ?
松 ちょっと思った。
高 「あれ?」
松 「俺は、」
高 うん。
松 「誰の、葬式に行くんやろ?」って。
高 そう。
松 それは思た。
高 なあ?
松 うん。
高 俺もその頃、ちょっと思ったんですよ。
松 うん。

高 「あー色んなコント、松本考えたけども、」
松 うん。
高 「こんーな姿になってもうてー。」言うて、
松 うん。
高 俺は浜田と一緒に、
松 鼻に綿詰めどーん!やからね。
高 どーん!松ちゃん見て、あららら。「浜田なんか、一言言えんちゃう、これ。」みたいな感じで、
松 うん。
高 二人待ち合わして、行きそうです。
松 そうね。俺のその鼻に詰める綿は、どこ、で、作られてんねやろ?って思ったことない?
高 まだ作られてないやろね。
松 まだ作られてないかなあ。
高 まだ作られてないじゃないの。
松 そんなん、よう思うねん。俺。ホ、ホッチキスがね、指にぷすって刺さる、俺の、いつか刺さる、あの、
高 ホッチキスは、
松 そん時のホッチキスは、今どこにあんねやろ、とか。
高 うんうんうんうん。まだ無いね。
松 思えへん?
高 まだ無いから、考えへんね。
松 ははは。
高 どーでもええ、きりない。そんなことやったら、ほんまに。
松 (笑)

松 うちのおかんも、よう言うてたんや。「あんたあのー」俺がね、小学生の時にね、
高 うん。
松 小学校のーー、5年生ぐらいの時かな?いくつぐらい?8つぐらいか。
高 もー、めんどくさいなー。
松 ははは。
高 11ですよ。11。
松 「めんどくさい」言うな(笑)
高 11。そんなぐらい考えてください。自分で。11ですよ、もー(笑)
松 ぐらいの時にな、「あんた、あんたと結婚する子は、この世の中のどっかにおるんやで。」って言われへんかった?
高 そんなん言われへん。ものっすごいロマンチストやな。自分とこのおかん。
松 言われた。うちのおかんに。「うわ、ほんまやー。どこにおんねやろー?」って、
高 うわうわうわうわうわ。
松 その頃思たけど、今考えたら、
高 うん。
松 絶対おれへんかったわ。
高 ははは。
松 その頃なんて、まだ(笑)
高 まだなあ(笑)生きてへんわ。

高 思うわけですよ。「誰が先に死んで、何を思い出すんやろ?」と思って。
松 うんうん。
高 「どの時の、どういう会話を」
松 あるある。
高 「俺は思い出すんやろか」
松 そうそうそう。あ、あれない?あのな、
高 うん。

松 あのさ、こんなん俺、あんま人に言うたことないねんけど、
高 うん。
松 あのー、俺、すっごい不思議やねんけど、でも絶対みんなあると思うねん。
高 うん。
松 例えばね、僕、コーヒー好きでしょ?
高 うん。
松 で、こう、コーヒーをいれるわけですよ。
高 うん。
松 で、こう、お湯をね、ほらドリップを、
高 うんうん。
松 ぽこぽこぽこぽこ、落とすわけですよ。
高 うん。
松 そん時に、
高 うん。
松 いっつも思うことってあるのよね。
高 あー、はいはいはいはいはい。ありますね。
松 でも、それは別に、コーヒーと関係ないねん。
高 あーありますね。

松 あれなんなん?一体。
高 どっかでそういうイメージが、もう焼きついてもうたんやろね。一対として。
松 うん。
高 あーそれはあるね。
松 あれは、なんやろー。
高 ちなみにそれは、どういうことを思い出すの?
松 あのねそれはね、キムと二人で、むかーし、えー、7,8年前に、温泉に行った時の帰り道の車の中をいっつも思い出すねん。
高 はー。
松 全然関係ないねん。
高 はあー。
松 なんやろ。
高 なんやろね。
松 他にもあるよ。だから、こんなんした時いっつもあれ思い出す、とか。
高 あー。あーなるほどねー。
松 あれ何?
高 いやだから、そういう記憶が、どっかでこー、
松 なんでそれがコーヒーと、つながってんの?
高 分からん。匂いで覚えてんのか、
松 バリカンでいっつも、こー、風呂場で、
高 うん。頭、切る、
松 やる時にも、いっつも思い出すことがあんねん。
高 それなんなん?
松 それーは、今ちょっと思い出されへんねん。それやったら思い出すねん。
高 もーーー。
松 ははは。
高 したら言わんでえーやん。聞きたなるやん。そしたらー。
松 ははは。あれなんやろ、不思議やわーー。

高 俺、あのー、あれやわ。遠足んときに、
松 うん。
高 小学校、俺、小学校好きやったから。自分、嫌いやったみたいやけど。
松 何が?
高 自分が小学校ん時、
松 あー、
高 自分キライやろ?
松 うん。
高 俺、そん時に、遠足かなんかで、秋の遠足で、すっごいこう、暑くも無い寒くも無い、
松 物凄いええ気候やったんや。
高 ええ気候ん時で。
松 うん。

高 なんかもー、誰が言い出したんかわからんけど、アホが、もー、
  「後ろ向きで歩いたら、ごっつい楽やわ、高っちゃん。」言われて、ちょっと無理して後ろ向いたら、「ほんまやー。」
松 絶対危ないやん。
高 「楽やわ、これ。」
松 そう言わなあかん感じなっとんねん。
高 ほなみんな、何人も何人もなんねん。「ほんまやほんまや」いうて。
松 アホやからな。
高 もう〜、すぐ飽きんねん。
松 ははは。
高 ははは。すぐ疲れてくんねん。「あーあー、もうこんなん前向いた方がええわ。」
松 (笑)
高 それを、よー思い出すねん。「良かったなー。」思ったら、その映像も思い出すねん。
松 ははは。
高 「小学校の時良かったなー」思たら、あの気候のええ、
松 あ、それが、小学校よかったの、
高 良かった、
松 頂点なんや。
高 頂点・・何個か、
松 シンボルなんや。
高 うん、何個かの、映像のひとつやな。
松 はあ〜〜〜。

高 関が、昔話ばっかりしてあれやけど、もー、モテモテやったやんか。あいつが。
松 なんでかなあ。
高 なんでか、その当時はね。
松 うん。
高 ほいで、テンガロンハットかぶって、
松 あー、なんか言うてたな。前も一回。
高 言うてたやろ?
松 テンガロンて。
高 あれがもー、俺はもー、おしゃれでしゃーなかったんや。
松 うん。
高 ほいでここに、関が、
松 うん。
高 セキコウジ、S.Kや。あ、K,Sや。
松 めっちゃおしゃれやん。
高 めっちゃおしゃれ。だからそれは、英語の、
松 はーはーはーはー。
高 アメリカイ人みたいな、
松 作れるねや。
高 作れるねん。それを、ぺたっと横の方見えるように「K,S」。コウジセキって、もー、なんや、「なんてかっこええねん」と思って、
松 ははは。うん、まあ思うわな。
高 思たんや。
松 うん。
高 ほいで俺もここに、「K,S」っていれたんや。
松 ・・あかんやん。
高 あかんねん。名前がそういうこととは、全然知らんかったんや。
松 ははは。もー、K,Sが、
高 「K,Sがかっこいい」
松 全てのかっこよさの、
高 かっこよさの(笑)
松 源やと思てたんや(笑)
高 源やと(笑)ほいで、俺、上履きの後ろも、関が「K,S」って書いてるから、
松 えー?
高 上履きの後ろも、
松 えっ?
高 「K,S」って書いてもうてん。全部(笑)関に言われて、
松 ええ〜〜?!
高 「高っちゃん、これ、なんでK,Sなん?」言われて、
松 マジで?
高 マジで。ひどいやろ?物凄い恥ずかしかったもん。「そういうもんなん?これ〜?!」
松 うわーーー!それはあかんわ、自分。
高 うん、俺もそれはあかんかった。ほんーま、びっくりした。

高 「これあれやで、」
松 うん。
高 「コウジセキ、のあれやで。高っちゃん、これ違うで。」言われて。
松 うんうん。
高 ね。
松 うん。
高 「えっ?俺なんなん?」言うたら、「M,Kやで。」
松 うん。
高 あ、いや、「M,T」って。
松 うん。
高 「M,T」って、「うわ、ダッサーー」思て。
松 ははは。
高 「Tがバランス悪いな〜〜。」思て。
松 ははは。
高 「そういうもんやったんかいなーー」思て。英語がかっこええと思っててん。
松 うん。

松 中1ん時に、
高 うん。
松 あのー、通販の、通販あるやんか。
高 うん。

松 あのー、ハートのギザギザの切れた片方、
高 ははは。
松 の、ペンダントをしばらくしててん。
高 最悪やな、自分。
松 相手おれへんねん(笑)
高 ははは。
松 ははは。
高 ひどい(笑)
松 なんかね、
高 なんやの、自分〜。でも分かるわ。ちょっと分かるわ(笑)
松 二つ買ってん。
高 ほんとの恋人にあげなあかんねんけど、
松 そうやねん。
高 おらんし、
松 別におらんし。でね、二つ買ったのよ。
高 うん。
松 ほいでね、一個の方は、もうね多分ね、捨てたか、
高 うん。
松 どっか引き出しの奥の方にあんねん。で、一個だけしてたんや。
高 うわー。「まっつん、なんでそんなんやってんの?誰?片一方の奴は?」言われたら、どうしたん?
松 あのね、あのね、それ言われた。伊東に言われてん。
高 うん。

松 「誰がしてんの?」みたいなこと言われてん。
高 うん。
松 「いや、ちょっとあのー、あれやねん。あのー、親戚の、奴やねん。」
高 うわっ。なんやそれ(笑)
松 ははは。
高 最悪やんか、自分(笑)
松 親戚に、
高 うん。
松 おかんの、
高 うわ、うわ、
松 姉ちゃんの、
高 ややこしいで。
松 なんかややこしいことを、
高 ややこしくして、
松 ややこしくややこしく、(笑)
高 ごまかそうとして。
松 「お前に、お前には分からん、俺の顔があんねん」みたいなことを言いたかったんやね。その。
高 なるほどなるほど(笑)
松 「俺って、」
高 うん。
松 「お前が思てるより、ややこしいで」
高 うん(笑)
松 ははは。
高 あ、それは分かります。
松 うん、分かるやろ?
高 それは分かります。
松 ややこしい、システマチックやで、俺って。
高 ははは。
松 意外と(笑)
高 (笑)

高 あのな、おおちゃんおったやろ?
松 うん。
高 オオイシハルヒサ。
松 あー。
高 うちの家の裏に住んでた、話したかなー?ほいで、おおちゃんが、あのーー、えっとー家庭科。俺ら小学校、家庭科あったやんか。
松 うん。
高 お稽古具みたいなのあったやんか。
松 うん。
高 で、あれにグリーンのこういう、とってつく、
松 うん。
高 あの、布のこんなやつがあったのよ。入れるやつの。それみんな入ってんのよ。

高 俺、家に持って帰っててんな。
松 うん。
高 で、おおちゃんも持って帰ってて、
松 うん。
高 おおちゃん、なんかサインしてあんねん。
松 うん。
高 その、その布に。
松 うん。
高 お稽古箱入れるやつの布に。
松 うん。
高 「なんや?おおちゃん、これ。」「桜田淳子の、あの、サインやねん。」「ええーっ?!」
松 うん。なるわな。
高 そん時に、小学校やで?
松 うん。
高 「えーっ?なんで?」言うたら、「知り合いが、」
松 うん。
高 そこでおおちゃんの過ちの始まりやわ。知り合いが、オヤジか、
松 うん。
高 そこでおおちゃんも、「複雑やねん」みたいなことを言うたんや。
松 ははは。
高 オヤジか、知り合いが、桜田淳子のことを知ってるから、サインがもらえた的なことを言うたんや。
松 ははは。
高 「ええっ?」
松 そこはもっと、「なになになになになに?」
高 簡単に、
松 そんなことで引き下がれへんわな。
高 うん。で、「えっ?」言うて。
松 うん、はっきりしたいわ。
高 うん。で、ただ、あのまあ、要はオヤジが持ってったら、なんでも桜田淳子の、
松 うん。
高 そのサインをしてもらえるようになってるから。「俺もしてやー。おおちゃん。」
松 それはそうなるわな。うん。
高 うん。ほいで「あ、じゃあ、ええよ。高っちゃん。」言うて、
松 うん。
高 渡したのよ。
松 うん。
高 ほいで、帰ってきたあの、あのー、そのやつを見たら、
松 ・・(笑)
高 (笑)もうね、
松 大体想像つく(笑)
高 もうね、びっくりしたわ。「なんでこんなんが、サインなの?!」っていうぐらい、にじみまくって(笑)
松 ははは。
高 あのね、緊張したんやろ。おおちゃんのは、ちゃーんとやったけど、「俺のは間違えられへん」思てるから、
松 (笑)
高 あれ、自分でやってんねん、あれ(笑)
松 (笑)
高 自分で(笑)
松 死ね、も〜(笑)
高 死んだらえーねん、ほんま(笑)
松 もー、死んだらえーねん、ほんま(笑)
高 自分でサインやってんねん。もーーんのすごいゆっくりやったんか知らんけど、物凄いにじんでもうて、サインじゃないねん。もう。
松 もー、それでね、この危機をね、
高 のり、
松 この局面を乗り越えられる思てることがねえ〜。
高 そこで、「いや、自分で書いてもうたんや。」って言うたらえーねん。
松 うん。

高 みようみまねで、おおちゃんやったんですよ。
松 うん。
高 な、まあ、ええ感じにかけたから、それでOKにしてもうたけど、俺がなまじっか、ぼーんそこに引っかかったから、
松 うんうんうんうん。
高 「もらえる」言うてもうたのが、悲劇の始まりやったのよ。やられた俺は最悪や。「ええーっ?!」
松 ははは。そらそやな。
高 「物凄いにじんでて、これ、おおちゃん!」
松 ははは。
高 「これ、桜田淳子、おおちゃん、全然違うやん。」
松 ははは。
高 おおちゃんのは、かすれて、サーッ、
松 なんて言うてんの?ほんで、おおちゃんは。
高 いや、「分かれへん、分かれへん。」の一点張りやねん。
松 ははは。いや、「分かれへん」やないやん(笑)
高 オヤジがやってもうてきたから、しゃーない。
松 「分かれへん」やあれへんがな(笑)
高 おおちゃんも知らん、事なかれ主義やから(笑)
松 「あずかり知らん」と(笑)
高 あずかり知らんいうたんや。「オヤジが、オヤジが」やねん。もうこれは。
  「うちのオヤジがやってきてもうてんけど、これ、高っちゃんごめん、知らんわ。」
松 はははは。
高 「ええ〜〜っ?」これはもー、俺、ぶら下げて行かれへんわー。
松 あかんですよー、これは(笑)
高 あかんですよ(笑)

其の弐 『 芸能人に電話 』

高 おおちゃんね、そういう芸能好きやってん。なんか知らんけど。
松 ふーん。
高 あのー、うちに、
松 うん。
高 ちょっと電話したら、
松 うん。
高 「西川きよしが出るでー。」言うて。なんかどっかの電話番号を、
松 (笑)
高 「ヘレンと西川きよしが出るでー」言うて、
松 ははは。
高 おおちゃんが、こんな(笑)
松 ははは。
高 電話番号持ってきて(笑)
松 アホ丸出しやん。
高 アホやで(笑)
松 どういう、ちょ、意味が分かれへん。
高 なんでそれが、
松 なんでそんな言い方なん?その、西川きよしの家の電話番号じゃないんや。
高 ないねん。
松 そういう言い方ではないんや。
高 そういう言い方では、ないねん。
松 なん、
高 西川きよしとヘレンが出る、出てくる電話番号(笑)
松 なんやねん。
高 分かれへん(笑)

高 ピッピッピッピッ、まあ、トゥルルルル、で、トゥルルルルトゥルルルル(電話をかけている音)
松 うん。
高 かかって、「もしもし。」言うたら、バーン!きって。ちょっと怖いから、バーン!切って。
  「あかんやん、高っちゃん。喋ったらえーねん。西川きよしやから。」言うて(笑)
松 (笑)
高 もう一回電話して(笑)
松 (笑)
高 「もしもし、西川きよしですがー」西川きよしやってん。ほんまに声は。どっからその、その電話番号だけは本物やねん。
松 ん?
高 ほんものやねん。かかってんねん。それ、家に。
松 嘘やん。
高 ほんま。ヘレンも出てくる。「うわ、ヘレンや〜!」言うて。何回もうちでやったもん。何がおもろいんか分からん。
  何っ回もうちでやって、物凄い電話代になって。
松 えーー?!
高 おおちゃん、それは、
松 それだけは、ほんま。
高 それだけは、ほんまやねん。

松 うっとーしいなあ、でもそれー。
高 かけられたほうは、もううっとしーで。
松 西川さんも、うっとーしかったやろなー。
高 うっとーしいよー。ほいでもう、俺ら、ヘレンの声が聞きたいから。もうきよしの声はええねん。ヘレンの声が聞きたいねん。
松 まあ、そうなってくるわな。
高 どんどんどんどん。で、うちのおかんもえらい怒って。

松 知ってる?浜田もあれー。文珍師匠に、
高 うん。
松 お店、スーパーに来はったんや。
高 うんうんうんうん。
松 まだ、小学校の時や。
高 うん。
松 「ヤングオー」の。
高 あー。
松 あいつ文珍師匠の、着物に、
高 うん。
松 「アホ」って書いてんで?
高 え?え?!
松 ははは。
高 むちゃくちゃやな。
松 アホって書いてんねん。もー最悪やろ?
高 あいつはもー。
松 文珍さん、めっちゃハラ立ったと思うで。
高 金ない時やから、
松 うん。
高 一張羅やで、それ。
松 もうねえ、そんな、スーパーの余興行って、着物に「アホ」って書かれてみ?
高 うっとーしい〜。うっとおしいわー。
松 なんでアホって書かれんの?なんでアホって書かれなあかんの?
高 いや知らん(笑)
松 なんでアホなの?
高 知らんがな、そんなもん(笑)

高 俺あのー、カンテグランデって、な?
松 あ、なんやったっけ?それ。
高 あの、大阪にあるチャイの店。
松 あーせやせやせやせやせや。
高 あったやろ?
松 うん。
高 で、あそこに、
松 うん。
高 「anan」の、当時「anan」の、
松 うん。
高 「anan」の記事で、特集するみたいにされて、まあ、来て、
松 うん。
高 ほいでー、俺らの、
松 そうそう。だって、あれ、結構おしゃれな店やったもんね。
高 そうそうそうそう。
松 当時で言えば、
高 そう。
松 俺ら高校ぐらいのとき、もう、いん、インドの、
高 インドのチャイとかが、こー普通に、
松 のめる。
高 飲めるとこやったから、あんまなかったからね。
松 うん。

高 ほいで、そこバイトしてた時に、
松 うん。
高 その、「anana」が来たのよ。で、ケーキとかなんか、写真、パシッと撮って。
松 うん。
高 したら、そのー、ある、その頃はまだ携帯とかないから、
松 うん。
高 電話の手帳を忘れていきはったんや。
松 うわっ。
高 みんな、バーッ見て、「なんやこれ。」
松 うん。
高 色んな有名人や。ショーケンとか。
松 マジで?
高 うん。「うわー。」今思たら、
松 うん。
高 本人ちゃうねん。絶対。マネージャーかなんかやねん。
松 絶対そやろ。
高 でも、俺ら気づけへんから、
松 アホやし。
高 うん。そらもー。「萩原健一」って、「ショーケンやんけ、これ〜!」

高 「帰ってくる前にメモれ!」
松 うん。
高 って、もー、下のやつに言うて。
松 うん。
高 「03の、」うわーいうて、メモって、
松 うん。
高 で、「えーわえーわ、帰ってきたら、すっと返してまおうぜ」言うて、
松 うん。
高 案の定取りに来て、すっと渡して、
松 うん。
高 で、「もうアホや、ここになんぼでもあんのに。」思て。もー、終わってから、もーその、そのカンテから何回も電話して。
松 (笑)
高 (笑)
松 アホやなー。
高 ショーケンなんて、出るわけあれへん。

高 潮江デパートに、あんた、あれ来たんやで。あのー、♪いつものよ〜うに、が来たんやで?ちあきなおみが。
松 あ。
高 知らんやろ?来とんねん。
松 来とったなー。

松 もうすごい、大事件やんか。
高 大事件や。
松 潮江にしたら。
高 そらもう、朝からうちのおかん、色紙持って走り回ってたよ。
松 (笑)
高 仕事せずに(笑)「いつわたそ、いつわたそ。」みたいな。中腰で、もーずーっと。歌もろくすっぽ聞いてへんがな(笑)
松 (笑)
高 「サイン、サイン」やがな(笑)

松 そう考えたら、俺なんか、逆にやる立場になったから、もうちょっとしたったらえーんかなって思うけど、
高 思うでしょ?一大事ですよ?
松 まあ、一大事やわなー。
高 そらもう、家に潮江デパートにちあきなおみ来た時は、ほんーますごかったからね。
松 絶対大事にせえへんもん。あんなサインしたってー。
高 でもね、そん時の気持ちは本物なんですよ。
松 そん時の気持ちだけやろ?
高 でもね、それでもえーやんか。もう。仕事ほっぽらかして来とんねんで?うちのおかんなんて。
松 うーん。

高 あのー、これね、2通りおるやん。そういう人って。
松 うん。
高 あのー、ほんまにもー松本が近いとこにあって、
松 うん。
高 悪気ほんまなくて、
松 うん。
高 「松ちゃん!」っていう気持ちで、
松 逆にね。
高 うん。そういうところと、下に見た感じの、
松 下に見た感じの奴おるね。
高 二通りおるやろ?
松 おるおるおるおるおる。
高 あのー、ほんまに距離とか壁がなくて、やる人もおるやんか。
松 うん。
高 ねえ?それは、
松 そういうのね、分かるで。
高 分かるやろ?
松 うん。意外と腹立てへんねん。
高 そやろ?すっと来られても。
松 うん。
高 でも、下に見た奴は、ポンポーンて叩かれただけでも、「あ、」って分かるやろ?
松 うん、「こいつ絶対、」
高 な?
松 そんなに好きじゃないし、
高 うん。分かる分かる。それはなんかあるわ。
松 うん。腹立つわー。
高 腹立つなあ。
松 だって、何回か言うたかもしれんけど、ほんまに好きやったら「握手してほしい」ってまず思うねん。
高 まあね。
松 それ、いきなりサインとか写真っていうのはね、俺、絶対ちょっと違うと思うもん。
高 そうそう。
松 ちょっと人に見したいだけ、なの。
高 自慢したいねんな。
松 うん。
高 まあそうかもしれん。

其の参 『 昔のおもちゃ 』

松 俺でもね、おおちゃんほとんど知らん。
高 あー、自分知らんのかー。
松 うん。
高 ギターを持ってから、物凄い強なったんや。
松 あーはいはいはいはい。
高 「ギターができるで、あの男」っていうところから、
松 アリス世代。
高 アリス世代で、グイグイいったんや。もう、その時に、
松 うん。
高 俺、俺んとこから、おおちゃんの家が丸、丸見えやねん。
松 うん。
高 で、おおちゃんは、
松 うん。
高 わりばしをね、それうまくなるんか知らんけど、
松 当然おおちゃんは、高須に見られてることは知らない。
高 全然知らん。パンツ一丁や。暑いから。
松 (笑)
高 割り箸を口にこうやってはさんで、ギターもって、
松 うん。
高 はあ〜〜って歌ってんねん。
松 ははは。え?何よ、割り箸を口にはさんでって。
高 俺もね、それ、それをね、俺も結局、
松 うん。
高 おおちゃんに聞いたのよ。
松 「見たで。」
高 いや、「見たで」言うか、「おおちゃん、なんか割り箸とか、くわえてなんかやってなかった?」「あーなんで知ってんの?」
松 うん。
高 「なんで知ってんの?」言うたら、「あれやったら、声が出るようなんねん。」言うて。

松 犬が骨くわえてるみたいな感じで。
高 みたいな感じにすると、声がよう出るようなんねん。「練習やからやってたんや。」
松 口をそんなに開かんと、
高 と、
松 出るようなる。
高 出るようなるって、なんや、言う、言うてたんや。
松 な、
高 「なんで知ってんの?高っちゃん、それー。」
松 はは。
高 「いや、なんや、一回ドアからぱってあけたら、そんな感じやったから。」
松 ・・涙ぐましい(笑)
高 俺の家から、物凄い見えてあんねん。
松 涙ぐましいな(笑)
高 ほんとになー。
松 今、ソレができたからって、なんーーにも役立ってないやろなー。
高 でな、あのー、自分は、あれ持ってた?ローラースケート。
松 もってないよ。
高 あ、自分、買ってもらわれへん組かいな。
松 そんなもん、買ってもらえるかいなー。
高 俺はね、もう誕生日に、「頼むから買うてくれ」って泣きついたのよ。

高 それ買ってもらって。わんちゃん持ってた。
松 あ、わんちゃん持ってた。
高 で、さっとんも持ってて。
松 うん。
高 で、浜田も買うたんや。俺、ものっすごい欲しい。
松 いよいよや。
高 いよいよや、次俺や。
松 浜田そんなん持ってた?
高 持ってたよー。あれはー。
松 そうなの?あれ。
高 あいつ、鉄、鉄、鉄やったかな?
松 あー。
高 俺ら全部ゴムやけど、あいつ鉄かもしれんん。
松 (笑)
高 ザーザー、言うてたわ。
松 うん。
高 それでもまあ、分かれへんわ。見たら。

高 で、おおちゃんも買ってきたんや。
松 うん。
高 どこの、おおちゃんだけ、メーカーがちょっとおかしなメーカーやってん。
松 ははは。
高 (笑)「どこのメーカーやねん」このー、音もおかしい。ジャー、あの、止まりが早いねん。
松 ああそやね(笑)
高 ジャー・・・。ジャー・・・。
松 ははは。
高 分かる?あの、
松 今やったら、
松・高 シャーーーーーーーー。
松 結構言うよな。
高 結構言うて、車輪がするるーいうけど、
松 そうやな。
高 おおちゃんのは、シャー・・シャー・・。
松 ははは。
高 これは走らんわ。
松 あれは、すべりもんだけは、全然やったなー。
高 だから、その頃やってないから、
松 しょーもなーいのは、あのー、なんとか入手してたで。あのー、タコ糸通して、ウィーンウィーンみたいな。
高 全然いらんわ(笑)
松 (笑)

松 飛び出しナイフみたいな、
高 あった。
松 おもちゃのやつ。
高 あったあったあった。
松 ごっつ欲しかったんや。ごっつ欲しかってん。わんちゃん持っててん。ごっつほしかってん。
高 わんちゃんは、持ってんねん。そんなんなあー。
松 欲しかったなー。
高 あんなん欲しかったなー。
松 あんなん、もう、俺はあきらめてたけどな。
高 もう自分とこだけ、ごめんな、こんな話して。自分とこだけ、そこは行ってないみたいな感じやねんなあ。
松 ははは。
高 うちは、買えないとは言っても、ローラースケートは買ってもらえるんやから。

松 宇宙ゴマにあんまり思いいれない?
高 俺、宇宙ゴマにあんまりないなあ。
松 たこ糸通せる、穴、ついてんねんで。下に。知ってる?
高 知らん。
松 え?!
高 原理が分からへん。結局あれを、手にしてないもん。
松 えーーっ?!
高 全然俺、興味なし。

高 マジックハンドあんの。
松 知ってるよ。先っちょ吸盤なってるやつやろ?
高 うん。
松 そんなん俺、自分の手ぇ、切り落としても欲しかったもん。
高 (笑)あれはもー、あれだけは、もうねえ、「うーわ〜〜〜おか〜〜ん!たのむ〜〜!」
松 めちゃめちゃ思たよ。
高 マジックハンドって、あれ、子供心を、
松 あんとき俺、悪魔が、寝てる時に来て、「お前の手を切り落として、マジックハンドにしてやるがええか?」言うたら、
松・高 「うん!」
高 言うてるよな(笑)
松 (笑)
高 それほど、マジックハンドは欲しかったわ。
松 欲しかった。

松 自分で一回だけ、どえらいもんに手ぇ出したことがあるわ。
高 (笑)
松 エポック社のヘリコプター。知ってる?
高 なんや自分、
松 エポック社のヘリコプターやで。
高 またどえらいもんに手ぇ出したねえ、大丈夫かあ?
松 これは勝負に出て、2500円出したんや。
高 うわーー!
松 俺ね、これはね、ほんまにね、えーとね、あれは小学校のね、高学年、なけなしの金で、
高 勝負や。
松 お年玉をかき集め、かき集め、大勝負に出たことあるのよ。
高 さあ、これどうだったんでしょう。
松 あのー、あそこで。あそこ。ブタのお好み焼き屋の隣。
高 中島や。
松 中島で。

松 あのね、ヘリコプターがついてて、
高 うん。
松 ヘリコプターなんですよ。
高 うんうんうんうん。
松 ほいで、あのー、そこに棒がついててね、
高 うん。
松 まあいわば、こんな感じやわ。
高 うんうん。こんな感じ、
松 フォークシンガーが歌う、マイクみたいな感じや。
高 うん。
松 で、マイクんとこが、ヘリコプターなってんねん。
高 うんうんうんうんうん。
松 ほいで、一応こっちから操作できんねやんか。
高 リモコンで。
松 リモコンで。
高 うんうん。
松 ほんならね、あのプロペラが、ぐう〜回るねん。
高 うん。
松 ほんなら、これが飛ぶ、言うねや。
高 あった!
松 あの、
高 このこの、棒みたいな、ここをぐるぐる回る、あったあった!
松 あったやろ?
高 あった。

松 俺、なんかわからんけど、縦横無尽に飛ぶ気になっててん。
高 ・・そんなわけないねん。
松 今考えたら、そんなわけあれへんねん。で、あの棒の許す範囲でしか動けへんやんか。当然。
高 うん。直径、なんやこれ、1メーターぐらいしか動けへんからな。
松 そうやねん。で、しかも、なんでか分かれへんけど、
高 うん。
松 あのー、買うてみると、
高 うん。
松 あの、プロペラの、
高 うん。
松 パワーでは、浮けへんねん。
高 え?これが動いてるだけ?棒みたいなのが。
松 あれうそやねん。あれね、結局、このへ、ヘリが、
高 うん。
松 ヘリのこれが、ぐー回るでしょ?
高 うん。
松 こいつを浮かすのには、
高 うん。
松 反対側の、
高 うわ。
松 棒の反対側の方に、
高 うわ。
松 結構デカイおもりつけんねん。
高 ははは。
松 ははは。
高 もー、絶対イヤや、そんなん(笑)興ざめやもん〜。
松 (笑)

松 ほいで、俺は、
高 うん。
松 そのおもりを、絶対に認めたくなかってん。
高 とってまえ、と?
松 あのね、ちゃう、ついてたのよ。
高 うん。
松 ついてたのよ、箱ぱっかー開けた時に、
高 「あれ?」と。
松 スチロールに、結構なデカめで、
高 うん。
松 その、(笑)おもりがついてるのは、目に入った。「あれ?」「あれ?」とは思ったよ。
高 (笑)
松 思たけど、それは、見て見ぬふりしたかったわけよ。これは、これを使う場合もあるよ、的な、
高 まだ作り上げていくまで、(笑)
松 サブ的な、遊びとして設けられたもんやとして、俺は思いたかったのよ。
高 すぐそこで返しゃよかってん。中島行って(笑)
松 ほいで、それなしでやってたら、もう、ウーーンヴーーーーンヴーーーーン、言うとんねんけど、
松・高 全―然浮けへんねん。
高 あーあーあーあー。いよいよや。
松 ほいで、(笑)ほいで、おかんに、おかんに言うてん。
高 うわ。
松 おかんに。
高 返してくれって?
松 「浮けへん」で、おかんが、「ほんまや。浮けへんやないか。これ。」「浮けへんねん。」言うて。
高 悪い子やなー。
松 ほいで、でも俺は、もう、おもりを反対側につけな浮けへんことは、もう、半分以上分かってたんや。
高 分かってるな。
松 分かってんねんけど、おかんは「ほんまや、あんたこれ、だまされてんねやないか。」って言い出して(笑)
高 (笑)
松 「行こう、中島さんとこ。」
高 うわー。
松 「一緒に。」
高 あかんあかんあかんあかんあかん!
松 ははは。
高 うわーーやっばー。
松 ほいで、おかん、
高 ちょっと、怒り気味に、
松 怒り気味の、上投げの感じで、
高 うわーあかん(笑)
松 「中島さん!」みたいな、「うちの子が、昨日かな、」
高 うん。
松 「これ、買うてきたんやけども、あんたんとこ、これ、飛べへんやないの。」みたいな、ことを(笑)
高 (笑)
松 「おかん、そんな強めに・・。絶対おもりやねん。絶対おもりやねん。」と(笑)
高 ははは。それはあかん。それはあかんで(笑)
松 そしたら、中島さんが、なんか説明書みたいな、
高 ほーほーほー。
松 「ふんふんふんふん。」
高 うん。
松 「あー、」
高 「あのねえ」
松 「お母さん分かりましたよ。」
高 あかん(笑)

松 「おもりみたいなやつがついてたでしょ。」
高 「は?」
松 ことを言われてんけど、俺は「は?」
高 「は?」(笑)
松 「は?」みたいな感じにしてたら、他にも在庫があるやんか。
高 あーあるある。
松 そっからガッサー持ってきて、
高 うわー。
松 「これをねえ、お母さん、これをね、」言うて、ガッシャーつけられたら、そらまあ、浮いたわいな。
高 ははは。
松 ほいで、ウィーン「ほら、このように。」みたいなんで、
高 うわ。
松 もうおかんも、「う、うう、」みたいになってもうて。
高 うわー。最悪や。
松 もうね、最〜〜悪やったのよ。
高 ほんまやったら、引き取ってほしかったんやな。
松 引き取ってほしかってん。2500円からのもんを。
高 うわー失敗やー。
松 えらい目にあうたなー。

松 「あれ?飽きてきてる、俺・・。」って気づいたときの、あの、
高 うん。
松 あの、感じって、
高 あー分かる分かる分かるよ。
松 なあ?
高 分かるよ。物凄い分かるわ。
松 もうね、「飽きたないねん、俺」って。
高 そんなん感じたなあ。感じた。
松 なあ。
高 でも飽きんねん。どんどん飽きんねん。

高 プラモデル作るときの設計図あるやんか。
松 うん。
高 最初は、わっと見てんねんけど、段々、こなれてくると、「あ、これここに、こうやって、」
松 まあそうなるわ。

高 「もうええわ」思て、ねじって、ぱこーんとやったら、
松 うん。
高 もうね、
松 うん。
高 あせってもうて、肝心な骨組みのとこボキ〜ッ
松 あるあるある。
高 やってんねん。
松 あるある。
高 「うわ、これ、大丈夫か?ひょっとしたら、物凄いとこちゃうか?」
松 その時、ドキドキや。
高 ドキドキ。
松 「これ、どうやねん。」
高 うん。
松 「ここは、どのぐらい大事なもんなんか」いうのが、この時点ではまだ(笑)
高 (笑)
松 「なくてもいけるのか〜〜?」みたいなとこやから(笑)
高 そうしたら、車のしゃしの、強度が高いところが(笑)
松 あるよ(笑)
高 ポキーー折れてもうて、「ああ〜!」と思って。
松 あるよ。

松 その時ね、うち、兄貴登場すんねん。
高 おーおー(笑)
松 「どないしたんやー。」みたいな(笑)
高 うん。
松 兄貴は、
高 うん。
松 いっつも、
高 うん。
松 これが良かった試し一回も無いねんけど、
高 (笑)
松 ボッキー折れたところを、
高 うん。
松 セメダインはったって、
高 はっても、
松 ぐらぐらや。
高 ぐらぐらや。
松 だから、もー、兄貴ね、
高 うん。
松 タコ糸出してくんねん。
高 ははは。
松 (笑)

松 タコ糸を、ぐるぐるぐるぐるぐるぐる〜。
高 うん(笑)
松 そないぐるぐるいうぐらいやって、
高 うん。
松 その上を、
高 うん。
松 セメダインでかためて、
高 おおっ!やるやんか。
松 全然あかんねん。
高 ははは。
松 なんーにも変わらんねん。でも、期待だけはさすねん。「おおーっ!」って。
高 「これは、」
松 「乗り越えられるかも!」みたいな(笑)

高 親父、タバコ吸ってるから、ライターで、全体的に、
松 うん。
高 もう、これ、突貫工事やねん。ガツっと焼いたったらどーや、言うて、
松 (笑)
高 にゅりんって焼いたら、そら、ええわいな。にゅりんって焼いた段階では、
松 (笑)
高 そらね、引っ付きますよ。物凄い尺度がもー、
松 ははは。
高 足りひんようなって、
松 そうそう、そうそう(笑)
高 タイトになって(笑)
松 そうそうそうそうそう(笑)

松 あと、レーサーの頭ぼっきーとれた時に、
高 はいはい。
松 これも兄貴登場して、それも火やわ。
高 ははは。うん、火や(笑)
松 親父のライターとってきて、にゅい〜〜ん、とろぉ〜〜なったとこを、
高 (笑)
松 ぐりぐりぐりぐり〜やるけど、顔、
高 顔やないで、もう(笑)
松 3重あごみたいになってんねん(笑)
高 ははは。
松 ははは。
高 あれもー、最悪やな(笑)
松 「いややー、こんーな運転手。」
高 うん。
松 かっこよく(笑)
高 「お前がつけろ、言うたんちゃうんかー。」
松 「肥満体やん、こんなん〜。」(笑)
高 分かる。あれはもー、何回も失敗したあれー。

高 俺ぐらいになりますと、「買えや」って弟にもすすめんの。
松 うん。
高 弟にも「買えや」って、すすめんの。
松 ほーほーほーほー。
高 で、ちょっとふわーっと作って、
松 うん。
高 弟が、俺の、俺の車をしっかり見てないから、そんーなにあらが、俺、「あらがわかってないやろなー」思って
松 うん。
高 弟に、「買えや、新しく。」言うて、
松 うん。同じやつを買わすんや。
高 同じやつを買わすねん。
松 うん。
高 弟が、俺の「ええ、ええ」言うてるから。
松 あー。
高 で、弟が同じの買うて、
松 うん。
高 で、弟のを「作ったるわー」て、そこでは、ものすごいええ感じに、作り上げて、
松 うん。
高 ささーっと俺のんと、変えんねんけど、
松 (笑)
高 やっぱえらいもんで、弟気づきよんねん(笑)
松 ははは。最悪や(笑)
高 「兄ちゃーん?兄ちゃん、これなん、ちょっと、これ、兄ちゃん?これ、兄ちゃんのちゃうの?」
松 ははは。
高 「違うよ、それお前のやで。」
松 ははは。最低やな(笑)
高 気づきよんねん。泣きよんねん。「絶対これ、兄ちゃんのやーー!」
松 ははは。
高 ははは。「バレた、バレた。」思て。
松 いやーーー、悲しい。
高 悲しいなー。

松 ゴムのカブトムシやねん。
高 うん。
松 ゴムの。
高 うんうんうんうん。
松 もう、胴体ゴムや。ゴムの塊や。
高 うわ。
松 めっちゃ気持ちえーねん。
高 うわうわうわうわ。ぺこぺこちゃうんや。
松 ぺこぺこちゃうねやん。もうゴムの塊。
高 肉厚な、
松 それがね、えーとね、200円か300円したわ。
高 うん。
松 そこそこの出費やがな。
高 うん、自分いくなーー。
松 カブトムシやがなー。
高 おー(笑)
松 ほいで、角がういーんなってんねんけど、この角の、
高 うん。
松 これが、この角がピーン立っとかなあかんやんか。
高 うん。
松 この間に、買うてみて分かってんけど、針金が入ってんねん。
高 うわっ。
松 で、この針金を、角をそり上げたり、ちょっと
高 遊んでたんやけども、
松 遊んでたら、もう、まあ当たり前やわな。中でボッキー折れて(笑)
高 悲しい、もうあかん。
松 情けない(笑)
高 もー、愛情がどんどん消えてくやろ?
松 愛情が・・(笑)あーいうのって、しっかり作ってほしいよな。
高 子供心をな、傷つけるなあ。
松 そう。
高 ほんまやでー。
松 ほんまやで。

松 プラモデルの、戦車のゴムのキャタピラが切れてもうたこともあったなあ。
高 あったわー。
松 作ってる過程で。
高 あったわー。
松 なあ。
高 あったわー。
松 どーしよーもないやん。
高 どーしよーもない。

高 悲しいなー。何度もそんな失敗繰り返したな。
松 あのヘリコプター、返して欲しいわ。ほんま。
高 俺は、
松 でも、あれやろ?俺が悪いの分かってるのに、おかん強気の時あるやろ?
高 あるあるあるある。あれなんで?
松 なんであれ?「ちょ、おかんやめて。」
高 でも、ちょっと「この子、かわいそう」ってやっぱおも、思いよるねん。
松 思いよる。
高 で、まともな判断、なんかこー、つかへんようなってまうねん。一瞬。
松 でも、一番分かってるやん。「このままいったら、うち負ける。」いう、
高 なんでやろ、あ、中島のおっさんなら、いけるかなって思うとこあんのかな。「あそこのおっさん、おじいの方なら大丈夫かな」
松 (笑)「おじいの方なら」(笑)
高 「あ、若い方は、しっかりしてるけど、おじいの方は、あれ、」
松 「まあ、」(笑)
高 「言ったら、言ったら逆に、一個おまけつけて帰れるぐらいかもしれんな。なんか。」
松 (笑)よー中島とはもめたなあ、俺も。
高 うーん、そう?
松 うん、もめた。
高 あれ出てけえへんねん。日曜とか行ったら、中島のおっさん。
松 あー。
高 「すいませーん」言うても、全然、「とったろかー!」思うで。
松 ほんま、「忙しい。」言われたりして。「お前、これが仕事ちゃうんか。」
高 でも、あの中島ってえらいもんやね、子供の気持ちはちゃんと、
松 だって、当時あそこしかなかったもん。

松 あの、田舎シリーズみたいなん知ってる?
高 あ、あーあーなんかあった!
松 たう、たう、た、
高 なんかあったわ。
松 田舎の小屋みたいなんと、
高 あった。
松 前になんか付属でね、土みたいなんひいたらね、ほいでなんか、植えたらね、ほんまにちゃんと水やったら、あのー
高 あったあった。
松 生えてくる、いうて。
高 あったあった。
松 買うたわ、俺。
高 え?自分、なんでも手ぇ出すなあ(笑)
松 買うたよ〜。全然はえてけえへん。あんなもん。
高 え?なんにも?(笑)
松 なんーにもはえてけえへん。
高 最悪。
松 だって、何日間かほっといたら、はえてくるいうて、でも、ずーっとはえてけえへんから、
高 うん。
松 ほいで、「なんやこれ?」思て、何日後かにもって、
高 うん。
松 「もしかしたら」思て、傾けたら、
高 うん。
松 バラバラバラバラバラ。
高 ははは。
松 (笑)水気がなんーーにも、
高 そらあかんわ。絶対はえへん。
松 ははは。

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