2004.1.8(木) 119回目 

今週の一曲 『 味噌汁の詩 』 千昌夫


其の壱 『 ヘイポー狙い? ・ 時間のサイクル 』

松 どもー、
高 ああっ!
松 松ちゃん、松ちゃん病でーす(笑)
高 ははは。
松 はは。
高 どうも、高須ちゃん・・メイル(メール)です。
松 メイル?
高 いやもう、ほんまごめん。今「あっ」て言うたことも分からへんかってん。
  自分が、「あ」って、始まる前に言ったことが「なんで"あっ"って言ったんやろ?今。」って、ぼーっとしてた。で、今、
松 もう、その説明もなんかわからへんわ。
高 あーあー。ほんまに?さっきからさ、自分おなかぐるぐる鳴ってない?
松 おなかぐるぐる鳴ってる。
高 メシ食ったのに。
松 そう。
高 おソバ呼ばれたのに。
松 メシ食ったからこそ、鳴ってるんじゃないかな。じゃあ。
高 ふーん。さあ、
松 うん。
高 頑張っていきますよー。
松 頑張っていきましょうよ。もう1月も、8日経ちましたからねえ。
高 正月気分抜けてますなあ。
松 まあまあ、こういう事言うと〜〜生放送やと、誰も言ってないんですけど、
高 うん。
松 僕は今ごろね、
高 うん。
松 多分ね、グアムにいますね。
高 ええなあ〜〜〜。
松 なんでいいんですか?
高 海外いかれるんでしょう?芸能人じゃないですか。
松 何を言うてんねんな。たかだかグアムぐらいで。
高 芸能人ですね〜。やっぱ皆さん行かれますね〜。海外へ。
松 ただねー、あのー、これほんとに、あんまりこういう事言えへん方がいいんですけど、
高 うん。
松 この日はグアム行ってるはずですけど、
高 うん。
松 本当に大丈夫なのかっていうことは、ちょっと気になってますね。
高 グアムは、まだいいんじゃないですか?怖いのは、ちょっとまあ・・・・やっぱりね、
松 うん。
高 ニューヨーク、
松 マジで?
高 ロスとか〜〜。まあ、だって日本も危ないって言われますからね。今ね。
松 うーん。
高 ディズニーランドが危ない、言われたり。
松 ディズニーランドが危ない、言われてんの?
高 うん。そうよ。
松 なんで?
高 とか、六本木ヒルズが危ないとか言われたりしてますよ。
松 ヘイポーかいな。狙いは。
高 はは。誰もヘイポー・・世界の?
松 ははは。
高 誰も世界のヘイポーを狙ってるわけじゃないですよ(笑)
松 ヘイポーが住んでるやんか。
高 いや、ヘイポーが住んでますよ。だから、それを聞いたヘイポーは、昨日、
松 うん。
高 びびってましたよ。早くも。
松 びびるやろな〜、あれ。
高 うん。も〜〜、海外も行くのいやや、「やめます。」言うて。「やめます。」言うたものの、
松 うん。
高 あのー、日本は日本であかんで、「どこ行ったらいいんですかぁ!」
松 ははは。
高 知らんがな!決めろや、そんなことぐらい(笑)
松 ははは。
高 俺に「じゃあ、どこ行ったらいいんですかあ!」言うてたけどなあ(笑)

高 テレビでよく斎藤さん映ってて、
松 うん。
高 「あれウソちゃうか〜。」言うてる人いてるけど、
松 あ、はいはい。
高 あれウソじゃないねんな。
松 それだけはハッキリ言うときたい。
高 ほんまやねんな。
松 ほんーーまやねん。逆に、ヘイポーをいじめてるように映るかも分からんけど、俺らはすっごいヘイポーをケアしてるよな。
高 してるしてる。

高 グアムは大丈夫かなあ?でも、日本で温泉とか行ってる方がいいんじゃないですか?
松 温泉ね〜。
高 僕はそこでいいかな、と思うんですけども。
松 温泉もね〜、本当に〜、あのー、世間の人と時間のサイクルが合えへん事だけやな。
高 あー。
松 8時に起こされんねんで?有り得る?
高 まあ、しょうがないけどなー。
松 寝る時間やで。俺、8時なんて。
高 まあまあ、しょうがない。
松 やっとちょっと眠たなってきたなーって頃ですよ。
高 あー、そうですか。
松 うん。だって、仕事終わんのが、仕事終わる時間でしょ?言うたって。
高 まあね。

高 誰かとメシ食うとか、遊ぶ言うたら、夜中しかないもんなあ。俺らなあ。
松 そうやろ?
高 ほんまやわ。
松 自分、一般の子と付き合うた事ある?
高 ありますよ。
松 女の子と。
高 あるあるある。
松 合う?時間。
高 いや俺はまだ、だって仕事は11時ぐらいに始まってるから。昼の11時ぐらいから。「昼の」っていうか朝の。
松 あーそう。
高 そうよ。だって、今日なんかだって、あれですよ。僕は10時半から働いてますよ?
松 なんで?
高 いや、
松 必死なんかいな。
高 必死ですよ。そらもう。
松 ははは。
高 2004年も、必死ですよ。そらもう。
松 えー、えらい早よから働いてんねんなあ。
高 そうですよ〜。
松 もう、俺「午前中」とか言われたら、腹立ってくるわ。
高 ねえ?これ、この後もねえ?実際は、このラヂオ3本撮りですからね。
松 3本撮りですよ。もう、勘弁してよ〜。
高 3時間以上喋ってますよ。これ。
松 ほんまですよ〜。
高 で、その後実は、ありますもんね。これまた、実はね。
松 うーん。
高 終わってからね。
松 ありますよ。だから、今日長谷川にね、
高 うん。
松 3本目はね、
高 うん。
松 もう、3本、ずっと男二人で、あれやから、
高 うん。
松 「3本目ぐらいは、誰かゲスト、どうですか?」言われたんやけど、
高 うん。
松 考えてみたら、おらんのよな〜。
高 うん。
松 本当は、今日1月8日ですから、
高 うん。
松 去年のね、「高須ちゃん生誕」
高 はいはいはい。
松 40周年の、武道館の話でもしたいんですけど。
高 うん。
松 これ、いかんせん、まだ終わってないのでねえ。
高 ははは。
松 なんーーにも喋りようがない。
高 ほんまやで。
松 ほんまは、ぼちぼちね。
高 「あそこでは、こうやった!」とか色んな事をね。
松 来週も、その話できないですから。
高 でき、ははは。
松 うん。
高 いつまでせえへんの?(笑)
松 来来週にはぁ、
高 やっと。
松 やっと、ですけどね。
高 ほんまですよ。
松 うん。
高 不思議なねえ。
松 その時は、俺らに、ごめんやけどぉ、その記憶がもう・・
高 ないない(笑)
松 ははは。うん。
高 もう、大分前に済んでるからなあ(笑)
松 そうなんですよ。
高 うーん。

其の弐 『 天才谷選手 ・ 芸人と芸人の子供 』

高 去年は色々ありましたね。
松 うん。
高 「ヤワラちゃんと、オリックスの谷がパリで挙式」
松 はい。
高 古い話でしょうけども。
松 ええ。これもね〜〜。
高 これねぇ、ヤワラちゃんが自分でデザインした、このウェディングドレス着て、なんかやってましたなあ。
松 うーん。あのー、誰もやっぱり、こ〜〜、「可愛い」とは言われへんやんか。
高 あら。言っちゃった。
松 ははは。
高 傷つけた。また。
松 いやいやいや(笑)
高 可愛らしいですよ?
松 あのね、(笑)
高 うちのおかんなんか、「あーいう子が一番好きや。」言うで?
松 いや、だから、
高 「ええ子やんか〜。」
松 まあまあ、そうそう。
高 「可愛いよ〜。」俺がよう言うねん。
松 可愛くはないわね。
高 俺が言うねん。そんなん見てたら「うわ、ぶっさいくやな、コイツ。」言うたら、
松 うん。
高 「いやいや、お母さんは、あんな子が一番可愛いと思うわ。」
松 いやまあ、その人間として?人としてね。
高 うん。
松 可愛いかもしれないですけども、いわゆる「可愛い」ていうことではないわね。それは、それは言ってええやんか。
高 いや俺は可愛いと思いますよ。
松 (苦笑)もう、ウソばっかつくなよ。
高 いや、ウソなんかついてないですよ(笑)
松 も〜。
高 可愛いじゃないですか(笑)
松 可愛くはないやん(笑)
高 (笑)
松 いや、それがね、
高 うん。
松 この谷っていう選手がね、
高 俺、野球知らんから、どういう人かあんま知らんのよねー。
松 俺も知らんねんけど、
高 おーおー。
松 天才らしいで。
高 なんの天才?
松 あのー、
高 野球の?
松 野球の、というか、そのー、運動能力。
高 ほんまかあ?
松 スゴイらしい。イチローが言うてたって。しょーーじき、僕も、イチローがね?「正直、僕も、スゴイと思う。」と。
高 うん。
松 「ただ!僕よりも、もっっと天才のお友達を紹介しましょう。」
高 おーおー。
松 これがもう、谷さんです。
高 えええーー?
松 ほんーーまに、天才らしいよ。
高 どう天才なの?
松 あのね、ある時にね、「盗塁ってどうやったらええの?」って、
高 うんうん。
松 誰かに聞いてんて。
高 「ある時」ってそれ、
松 もうだから、
高 始めてすぐ、ぐらいの時?
松 うん。
高 うんうん。
松 あ、「始めてすぐ」っていうか、ほんの何年か前。
高 ええっ?
松 盗塁なんか、興味なかってんて。
高 ああ。
松 「盗塁ってどうやったらええの?」
高 うんうん。
松 「盗塁って、まあまあ、ピッチャーがこういうモーションとった時に、」
高 「走んねん。」
松 「わーって走んねん。」みたいな。
高 うん。
松 「えー、そうなんや。ちょっとやってみよう。」みたいな感じで。
高 うん。
松 もう、次の年、盗塁王みたいなことになってんですよ。
高 えええーー?そんな足速いの?谷って。
松 いや、足が速いっていうか、もう、そんな感じやねんて。
高 ほんまかいな、それ。
松 ほんまやで。

高 もっともっとメジャーなってもええんちゃう?
松 そうやねん。
高 なってないやん。
松 いや、でもまあ、今年、今年?年俸もめっちゃ上がったし。
高 ヤワラちゃん効果じゃなくって?
松 ヤワラちゃん効果じゃなくって。
高 ヤワラちゃんと合わせて一本、じゃなくって?
松 ははは。・・・うまいんかなあ?今の。
高 いや、
松 俺やったら言えへんわ。
高 じ、いや、別にそんなんは・・。そうやろ?
松 茶帯、茶帯にしたらよう頑張った方やわ。
高 茶帯!(笑)
松 ははは。黒帯の俺は、言えへんね。
高 言えへんね。それはそうか(笑)
松 (笑)
高 ここの子供は、じゃあ、物凄い、
松 スゴイんちゃうかな、と思うねん。確かに。
高 なあ?
松 これは。
高 エライ子供が生まれるなーー。
松 エ〜ライ子供が生まれるで。
高 大体、長嶋さんとか、
松 うん。
高 やっぱ天才の奥さんは、スチュワーデスさんやったりするもんね。あれ、デパートの?イベント〜〜の女の人かな?まあまあ、綺麗な人ですわ。なんかね。
松 知らんわ。全然。
高 なんかそんな人やもんね。
松 うん。
高 そんな人と結婚するとぉ、
松 うんふんふんふん。
高 やっぱ・・一茂みたいなんが出てくるわね。
松 ははは。
高 ははは。
松 おーおー。
高 でも、これがぁ、
松 うん。
高 天才と天才、まあ言うたらね。運動能力で言うと。
松 そうやねー。
高 そこが、こ〜ね、
松 スゴイね。
高 スゴイ子供が産まれるね。
松 すっごい子供が産まれるね。
高 ・・これ、お笑いっていうのはどうなんですか?
松 お笑いは、
高 うん。
松 無理です。
高 でも、絶対に、
松 お父さんが、
高 DNAは、
松 うん。
高 あるわけですよ。絶対に。無い事はないじゃないですか。
松 あのねえ、これを語り出すと、本当に、
高 うん。
松 本当に、4本どり。
高 いいですよ。じゃあ、4本どり。
松 はは。いや、
高 だってね、じゃあ、まあ、まあ、簡単に言うと、
松 うん。
高 よく〜、まあ誰?女の人。まあ〜面白そうな人、久本さん。
松 はいはいはい。
高 久本さんとあんたが結婚しますわなあ。
松 うんうんうん。
高 松本人志。顔はどうであれ、
松 うんうん。
高 まあ、産まれた子供は、そこそこおもろくても、おかしないですよ?
松 あのねえ、
高 うん。
松 それは違うんですよ。高須さん。
高 うん。それはどう違いますか?
松 あのねえ、
高 うん。
松 結局そのーー、楽しい子にはなると思うんですよ。
高 なるほど。明るくて。
松 明るくて。えーー、でも、それが「面白い」と捉えるかどうか。それが、面白い人もいますよ?
高 うん。
松 そういう人には「あそこの子は、お父さんもお母さんも笑いの人やから〜、楽しいなあ、あの子は面白いなー。面白い子やで〜。
  あの子も、また絶対、芸能界でコメディアンでやっていきはるわ〜。」って言われるか知らんけど、
高 知らんけど。
松 玄人目から見たら、そんーなにおもろい奴ではないと思うね。「陽気な奴やな〜。」おちょ、おちょけちょんな〜みたいなね。
高 ははは。
松 ははは。えー、なになに?(笑)
高 あの・・(笑)
松 聞くわ。ここは。ここは、あのー(笑)
高 ごめん、俺が・・(笑)
松 ここはもう。
高 変にはまってもうたわ(笑)
松 うんうん。
高 「おちょけちょんなあ〜。」(笑)
松 ははは。

松 まず、
高 うん。
松 うーーーん、幸せな?あったかい家庭〜〜では、無理やね。
高 やっぱり、そこがあるか〜。
松 あるね。
高 大きいな。
松 屈折してるしぃ、
高 うーん。
松 そら、貧乏やったり、「貧乏」っていう意味での屈折やったり、そのなんか、家庭環境がややこしかったりの屈折とか、
高 うん。
松 まあ、色んな「屈折」がありますが、
高 うーん。
松 なーんか、やっぱり、こー、平凡なあったかい家庭からは、中々、そら、ある程度の人間はできてくるかもしれへんけどぉ、そのー、
高 うん。
松 スゴイ発想、みたいな奴は、絶対産まれてけえへんからね。
高 これね、真珠ができるのと同じように、
松 真珠?!
高 真珠ができるのと、
松 阿古屋貝かいな。
高 真珠ができるのと同じように、
松 阿古屋貝かいな!?
高 阿古屋貝(笑)
松 うちの、うちのおとんとおかんは。
高 そう(笑)
松 なあ。
高 阿古屋貝、
松 なあ!
高 なんやねん・・。それは。「そうや。」言うねん。
松 (笑)
高 阿古屋貝でええねん、別に。あんたのおとんとおかんは。
松 なに貝?
高 阿古屋貝や!
松 ははは。
高 ははは。うん。
松 うんうんうん。
高 で、
松 阿古屋?
高 がい(貝)や!
松 ははは。
高 ははは。うん。簡単に言うと「かい(貝)」(笑)
松 ははは。
高 あのね、そんなとこで、止まられても、
松 「がいや!」(笑)
高 あのー、進んでいかないですから。
松 そらそうや。
高 あのね、それと同じように、
松 うん。
高 やっぱね貧乏だけでもあかんねん。俺が思ったのは。俺も考えたんですよ。
松 うんうん。
高 やっぱね、貧乏やけど、
松 うん。
高 貧乏を、なんとか、「うちは貧乏やない。」と。「愛だけはたっぷりあるで〜。」言うぐらいの、
松 うん。
高 ちょっとね、あったかい家庭じゃないとあかんのよ。
松 うん。
高 これね、ほんーまに冷たい家庭はあかんで。
松 まあ、そうやな。
高 やっぱ、程よい愛情は必要やねん。これ、なんでや思う?自分。
松 ・・知らん。
高 うわ。簡単に「知らん。」言うたなあー。
松 ははは。何?
高 俺ね、貧乏って、一番人に恥ずかしい部分やんか。
松 うん。
高 あの、見られたない。
松 そのー、少なくとも特に子供の頃はね。
高 うん。家が汚いとか、弁当があかんとか、
松 ひ、品目が少ない。
高 品目が少ないとか、なんや、ちょっと、センスがない的なことがあったりとか、服もなんか汚い、みたいなのが、
松 うんうん。
高 やっぱりね、子供って、敏感に感じとってるのよね。
松 うんうん。

松 (弁当の)イカフライもだぶついてたな〜。
高 ははは。
松 ころもとの、だぶつきが、半端やなかったなー(笑)
高 ははは。あのねー、自分とこの弁当、あんーま覚えてないけども、
松 うん。
高 確かに、イメージでは、いいって思ったことは無かった(笑)
松 ははは。
高 前も、昔、話しましたけど、弁当はだめでしょ?恥ずかしかったでしょ?
松 俺は、だからチェックしてたって。
高 朝、いっつもな(笑)
松 朝いっつも。
高 なあ?そんなこと、普通、子供にさしたらあかんで。
松 びっくりするようなことが、巻き起こってることがあるからぁ。チェックしてたよ。そんなもん。
高 ほんま、偉いなー(笑)
松 大変やったでー。
高 だっから、おもろなんねんで?
松 ははは。
高 そんーな気持ちを味わってて、
松 うん。
高 回避さなあかんねん。自分が。親が直してくれへんから。
松 うん。

松 シーチキン、缶詰そのまま入ってたことあったからね。
高 ははは。
松 ははは。
高 うわ、思いきったねー。
松 しかも、缶切りなしやで。
高 うわうわうわうわ(笑)
松 嫌がらせですよ。こんなもん。
高 おかん、そこはしっかりしてや。
松 スゴイでしょ?
高 でも、ダイナミックな発想ですよ。
松 オフェンスなしの、ディフェンスですよ。
高 ははは。
松 ははは。
高 でも、思いきりましたねー。
松 はい。思いきりました思いきりましたよ。「あ、やったな。」と思ったもん。
高 あ、そこは「やったな。」と思ったんですか(笑)
松 「これは、お母さん、やったな。」と思いましたよ(笑)
高 はあ〜〜。
松 うーん。
高 うちは、うちのおかんは、やっぱねえ、そんなダイナミックな発想は無かったね。
松 あーそう。
高 ちゃんとケチャップであえたりとかね。
松 鬼才やったわ。うちのおかんは。
高 鬼才や。
松 奇襲攻撃やったわー(笑)
高 奇襲攻撃(笑)
松 寝耳に水、みたいなことがいっぱいあったもん。
高 はあ〜〜そうか〜(笑)
松 寝首かかれたもん。ほんーーまに(笑)

松 それと、じゃあ、「俺、お笑いやりたいねーん。」って、
高 うんうん。
松 ね?「俺、おもろいねーん。」って言うような奴でも、これあかんやろ?
高 あかんなあ。
松 あかんやろ?
高 あかんなあ。あれなんやろな。
松 「俺おもろいねん。」って、「俺ね、学校で人気者で、」みたいなことを言う奴が、ほんーまにおもろいことが絶っっ対ないやんか。
高 ないない。無い。
松 そんな奴は、言えへんもん。いちいち。
高 言えへん。それを感じてるはずやねん。
松 そんなことを言うこと事体が、もうおもろないし、もうさぶいってことを、
高 意識して。
松 空気で感じるからぁ、そうやねん。だから、まあ俺はもうこの世界でやってるから、
高 言うけど。
松 「子供の時、こうやった」って言うけど、基本的にはあんまり言いたないやんか。
高 うん。
松 小学校の時、物凄い、こ〜、
高 いや、そうやと思う。
松 一番おもろかった、とか。

松 吉本入る、みたいな発想は、基本的に無いねん。そういう奴は。
高 うんうん。なるほどね。
松 うん。だから、そういう奴は出てけえへんよ。でも、それを誰かが、導く役割みたいな、
高 うん。
松 俺の場合は浜田やねんけど。
高 うん。
松 そういう人と、そういうのとうまく出会って、「いや、俺、そんなん・・え?そおう?」みたいな感じで、
高 うん。
松 足を、ケツを叩いてくれる、
高 「足を」?!
松 ははは。
高 「足で」ね。
松 「足引っ張る」になってまいそうやったからぁ(笑)
高 ははは。
松 あの、背中押してくれるみたいな役割を、
高 なるほど、背中かいな(笑)
松 役割を持つ(笑)
高 おお(笑)
松 阿古屋?!
高 がい(貝)やがな。だから(笑)
松 ははは。

松 あとは、まあ、入ってからは入ってからで、色々あるけどねえ。
高 まあまあまあ。
松 どんな人と出会うか、みたいなこともあるから。いや、ほんーと難しくて、で、もし俺にガキが生まれたって、
  もうそのー、芸能界っていうのが、物凄い、そ、そばにあるから、近くにあるから、そんな遠い話でもないし?
高 そうやね。
松 うんうん。
高 俺だから、そのー自分、まあ、松本人志の子供が、「いや、俺、芸人なんかなりたないわ。」て言って欲しいけどな。
松 言って欲しいね。
高 「お父さんみたいな芸人になりたい。」言うた時に、言うて、自分が、この業界に入れてしまった時の、
松 うん。
高 関係性が見たくない。
松 俺は、絶っっ対やらせへんけどね。
高 いや、「やりたいんやーーー!」って、アホみたいに泣いて、
松 うん。
高 アホみたいな顔して泣くねんで?
松 いやいや、俺、もっとアホみたいな顔して泣いて、
高 ははは。
松 「やめてくれ。」
高 「やめてくれ。」って言う?(笑)
松 言う。
高 じゃあ、しょうがないな。
松 うん。あのね、そら無理やもん。絶対無理。
高 そこを入れるやんか。
松 入れる。

松 でもね、そのーー役者さんとか歌手とかは、
高 いいんですか?
松 まだ、どうなるか、俺は分からん。
高 あー。
松 正直、分かりません。それは。全然。
高 芸人よりは。
松 お笑いに関して言うと、もう絶対無理。
高 そうかー。
松 絶っ対に無理。幸せ過ぎんねんて。子供の時から。
高 なあ?
松 うん。

高 あのーそれか、物凄い金持ちの奴が、ひょっとしたら面白いかもしれんな。
松 まあ、そうやねんけどぉ、
高 うん。
松 (プ〜という音が)
高 ははは。これ、音とれたかなあ?
松 ははは。
高 もー。
松 ずっとおなかがね、
高 物凄い、長い屁やんか。
松 そうやねん。

松 うわ、くっさ。
高 いや、もう、それ(ズボン)あけんといて。
松 小出しの、小出しの、
高 いや、まだそれでええわ。小出しで、空気中の空気と、こう・・、「空気中の空気」?
松 (笑)
高 (笑)・・あ、くっさ!!
松 臭いやろ?
高 メタンガスみたいな匂いするやん。なんや、これ!くっさ!!
松 これね、これね(笑)
高 うわ、くっさ!!これあかん。臭い!!
松 ま、出たあかん、出たあかん(笑)
高 長谷川、これあかんて!
松 履いてるズボンが、
高 くっさあ〜〜(笑)
松 履いてるズボンが、出たらあかんて!(笑)
高 長谷川、これあかんて!
松 ははは。
高 これあかんて。メタンガスみたいな匂いするて!
松 ははは。
高 くっさあ〜〜、もうイヤや、これ〜(泣)
松 ははは。履いてるズボンが、
高 くっさ〜〜。
松 ゴムやからぁ、ちょっとずつ、ちょっとずつ、
高 うーーわああ〜〜、も〜〜メタンガスやな(笑)
松 メタンガスやな、これ。
高 うわっ!
松 スゴイわ。
高 スゴイわ、これ〜。
松 このサービス長いで。多分。
高 うわ、これ、あかん!
松 これ、一気に一回出した方がええんちゃう?
高 やめてーや!やめて、も〜(笑)
松 だって、今でも小出しで、小出しの、小出しのおしゃれやもん。
高 これ、長谷川、開けたらあかんかなあ?
松 ははは。
高 ちょ、うわ、くっさ!!
松 ははは。
高 開けて!ちょっと開けて、ほんーま臭いわ!くっさ!!
松 うわ、今、おおもとが。
高 くっさ!!
松 今、おおもとが(笑)
高 勘弁して〜も〜おお〜〜自分〜〜(泣)
松 ほんま臭いな(笑)
高 びっくりするわ。
松 ははは。
高 なんやの、自分、この匂い。うーーわっくっさ!!
松 ははは。
スタッフ ははは。
高 めっちゃ臭いな。
松 うん。臭い。

高 うーわっ。
スタッフ(長谷川D?)うわあっ!!
松 ははは!
高 う〜わっ、もうくっさ!!
ス ははは。
高 うーわ、もう初めてや、こんな臭いの(笑)
松 ははは。
高 もう、自分、勘弁してよぉぉ〜〜ほんま〜〜(泣)
松 ちゃう、だって、おなかがずっと痛かったんや。

松 いや、すごかったほんまに。
高 まあまあ、そんなことはいいんですけど。
松 ねえ。

松 また出るかもしれん。今、ぷくぷくが、第2陣が。
高 いやちょっとだけ待って。ちょっとだけ待って。もう、またすぐやったら、また出ていかなイヤやから。
松 もう、絶対我慢する。
高 うん。いや、あの、桑田さんと、桑田さんの子供と、
松 ・・。
高 なんやのそのかた、
松 (プーという音が)
高 ・・。
松 ははは。ごめん、我慢できへんかってん(笑)
高 いい加減にしてや。もうちょっと待ってみるけどぉ、これで来たら、もう、怒るで。俺、もう(呆)
松 くさっ(笑)
高 もー、勘弁してよー、も〜〜!
松 ははは。くっさ!!
高 自分、ええ加減にせなあかんで!
ス ははは!
高 ええ加減にしーや。ちょっと、新聞貸して!新聞貸して!新聞!
松 くさっ!臭い臭い臭い臭い!(笑)
ス ははは。
高 (新聞であおぐ音)
松 ははは。

松 もうやれへん、もうやれへんて。
ス ははは。
松 もうやれへんって、も〜。
高 ほんまか?
松 大丈夫、大丈夫、大丈夫。
高 もーのすごい臭い。
松 いや、もう、
高 あったか〜いやんか。なんか!
松 あるて、ははは。
高 あったか〜いやんか!空気が。なんか知らんけど!
松 ははは。もう、今日、
高 なんや?卵が腐ったような匂いしてるわ。
松 何食うたっけな〜?

高 あのさ、桑田さんの、
松 うん。それ言うと、おなかぷくぷくしてくるな。
高 なんでやねんなっ!
松 ははは。
高 意味が分からん(笑)
松 「なんでやねんな」やろな。今のは(笑)
高 うん(笑)
松 ははは。「なんでやねんな」を、あと死ぬまでに10回しかつこたらあかん、言われても、今のは、つか、つかうわな。
高 使うよ、そら〜(笑)
松 使うわ(笑)
高 「なんでやねんな」って言うわ(笑)
松 そうそう。
高 あの、
松 うん。
高 桑田さんと、(笑)
松 うん。何回言うねん。
高 あのー、あれ、山下達郎と竹内まりやの、
松 うん。
高 娘。
松 うーん。
高 が、一緒になんか、バンドやったんやろ?なんか、一緒にバンド組んで、
松 桑田さんの子供って、もうそんなおっきいんや。
高 デカイよ。中学生?高校生?
松 あー、まあそんなもんか。
高 うん。そらねー、優秀な、これ〜。どっちもアーティスト同士やで?
松 うん。俺ね、それはね、あのー、
高 音楽はある?
松 うん。音楽は、俺は、ある、あの、耳から入ってくるもんやろ?
高 うん。

松 まあ、こんなん言うたらあれかもしれんけど、結局、音楽って、情報量の多さみたいなとこもあるやろ?
高 うーん。確かに、ちょっと、
松 いろ〜んな音楽を聴いて、
高 うん。それもあるかもしれんね。
松 笑いはそうじゃない、
高 ないもんねー。
松 ないからなー。
高 うーん。確かにね〜。

高 あの、教授が言うてたやん。教授が、
松 うん。
高 あの矢野さんと、美雨ちゃん言うたっけ?
松 あーはいはいはい。
高 美雨ちゃんが、こんなにね、才能溢れる二人に産まれて、
松 うんうん。うん。
高 こんな曲聴くはず無い!っていう、
松 うーーん。
高 そのバンドが「いいわ〜、いいわ〜。」言うて聴いてるのが、
松 あー。
高 「なんで、こんなんがええねん。」って思った。
松 まあな。確かに俺のガキがも〜、おもんない事言うたら、腹立つやろなー。
高 いや、落ちこむと思うで。「え〜〜?(泣)」
松 ははは。
高 「こんなおもんなかったっけ?」
松 「こーんなおもんないこと言うかあ?」みたいな、なあ?
高 うん。ウケっぱなしやで。人の言うてること。おんなじ事言うてるだけやねんで?
松 うわ〜。
高 おもろない奴の。さも自分が言うたかのように(笑)
松 もう、最悪や〜ん。
高 で、ウケっぱなし。「わっはっはっは〜〜。」言うて。
松 うわ、もう絶対イヤや〜。
高 キツイで〜?
松 キツイなあ。
高 一発ギャグとかやるで。
松 うわーー。
高 ウケてるつもりやから。
松 うわ、もう最悪や。ものまねの、ものまねやったりするやろ?
高 うん。まだそれセンスええわ。
松 はは。
高 ははは。
松 うわ、最悪や〜。
高 まあ、違う職業やった方が幸せですわね。
松 絶対そう。絶対そう。

其の参 『 武道館の不安 』

高 この番組はTOKYO FMをキーステーションに!JFN37局ネットでお送りしています。
松 ほら。
高 うん、まあ。
松 今もう、完璧やろ?
高 「この番組は!」って意識をガッと入れんねんな。
松 うん。
高 したらできるね。
松 もっかい、ちゃんと言うて。
高 この番組は、JFN37局(笑)ちゃうわ。
松 ・・。
高 この番組は、TOKYO FMをキーステーションに、JFN37局ネットでお送りしています。
松 聴いてられへんかった。
高 間違いが?
松 くだり。
高 なあ?
松 うん。

松 高須さんは、正月は、今ごろは何をしてるんですか?
高 僕ね、多分ね、実家帰りますね。今年も。
松 うんうん。
高 3日の日に、3,4日でツレと飲んでますよ。
松 ツレって誰さ?
高 いやいやいや、わんちゃんとかと。
松 へーそうなんや。
高 毎年〜、みんな飲んでるんで。
松 うんうんうん。
高 そこ行きますよ。
松 そういう時ってどうしてんの?わってんの?
高 わってる。勿論、わってる。これやがな、前も言うたけども。
松 うん。
高 何年か前にも言うたけども、藤井が、
松 うん。
高 「高須に、これ出してもらおうやないか。」言うて。
松 うんうんうん。
高 変な空気使う、なんか、イヤやねん、そんなんが〜。
松 あれをね、だからね、あいつがどこまで考えて言うてるかやねん。
高 うーん。
松 ね、もしかしたら、めっちゃ考えて言うてくれてるかもしれんねん。でも、それやったら、ちょっと嬉しいとこもあるやろ?
高 絶対(小声)
松 「もー、変にわるより、」
高 うん。
松 「もう、俺出しといた方がええのに、ええんやろな〜。」って思うけど、「俺から言うのもな〜。」みたいな空気の時に、
  一人そういう風に言うてくれて、「もー、なんで俺出さなあかんねん〜。」言いながら出して、
高 うん。
松 まあまあ、ええ、良かったんちゃうの〜っていう感じにしようと思って、藤井は言うてない?
高 言うてない(即答)
松 ははは。
高 絶対言うてない。
松 まあ、そらそうや(笑)
高 「タダになるから。タダになるから。」
松 ははは。
高 「タダんなるから。」
松 ははは。そうやんな。
高 うーん。絶対。
松 そんな子じゃないよな。
高 そんな子じゃない。そんなね、
松 うん。
高 全体の事を見渡せる子やったら、
松 そらそうや。
高 今みたいな生活なってないしね。
松 電気屋のくせに、アンテナも伸びてないし、受信能力も無いやろ?
高 はは。ほんま。
松 なあ?
高 不思議な男やなー。
松 ほんま、外部入力が無いやろ?
高 外部入力がないな。内部入力もない(笑)
松 ははは。
高 外部出力がない(笑)
松 外部出力がない(笑)
高 なんにもな。
松 そうそう。
高 入力もない。
松 で、ずーーっとビデオ1になってるやろ?
高 ははは。そうやな。あれはあかんな。
松 (笑)うん。
高 そら映らんわ。なんにも。
松 そうそうそう(笑)
高 ははは。

高 自分とか、やっぱ会いたいとか思いませんか?
松 あー、でも、会うやんか。武道館で。
高 そうですよ。会いますよ。
松 もう、頼むわー。もうしんどいわー、俺。
高 お願いしますね。
松 ははは。考えたらな、
高 うん。
松 さっき 長谷川とも言うててんけど、
高 うん。
松 プロって呼べるもんは、俺しかおれへんねやからなー。
高 そうよ。そうや。
松 素人が、その思いつくまま、勝手なことばっか言われたらこれ、
高 うんうん。
松 束ねんのも、
高 いや、そうです。
松 別に俺、束ねる役でもないしな。どっちか言うたら。
高 いや、束ねてもらわんと。
松 破壊ダーの方やからね。俺は。
高 本来はね。
松 本来は。
高 うん。
松 頼むで。
高 束ねてもらわんと。あなたが。ど素人ばっかりですよ。
松 いや、もうヒドイわー。

高 あがり倒してるからね。まずは。
松 うーん。そうやなー。うわ、そうやな。だって、ここに来るんでも、まあ、多少あがると思うねんけど、
高 ここに横にきて、この俺と自分しかおれへんやろ?
松 うん。
高 そこにボンと来るだけでも、あの、見た事ない顔になってると思うで。
松 まあ、なってるやろね。
高 で、それ見たらあがるやん。こっちが。
松 こっちもちょっと、
高 あれ何?
松 やりにくーい感じに、
高 そんなんあるやろ?
松 あるあるある。
高 「あ、こいつあがってる。」と思ったら、
松 それ絶対、派生するから。
高 なあ?
松 うん。ましてや、
高 うん。ましてや、
松 武道館で。
高 いやーー。
松 ・・これ、ヤバイどぇ。
高 何?
松 ははは。
高 「ヤバイどぇ」?「どぇ」?
松 これちょっとラヂオ聴いてる人にね、
高 うん。
松 一回、聴いてみたいんですけど、
高 うん。
松 こんーな細かいね、重箱の隅をつつくような、
高 自分が俺に言うたんびにぃ、いや、俺はよう噛みますよ。
松 これはどうなの?ラヂオ聴いてる人はどうなの?こういう重箱の隅をこう、
高 いや、聴きたくないです。そんなこと。
松 もう、話の本筋からズレるやんか。
高 ズレますよ。だから、もう無視しましょうよ。
松 ・・ははは。
高 僕は無視したいんですよ。自分が、まあ、俺は噛みますよ。だからね(笑)
松 うん。

其の四 『 コント・漫才・企画の作り方 』

高 ちょっと真剣な話しましょか?
松 何よ。真剣な話って。
高 あのー、こないださー、
松 うん。
高 あのー、 龍谷大学って、うちの大学、一応あるんですよね。京都にね。
松 はいはいはいはい。
高 そこで、「講演みたいなんやってくれ。」言われて。
松 うんうんうん。
高 喋ってきたわけですよ。行って。京都まで行って。
松 うん。
高 大学に。そん時とかも聞かれたんですけどね、
松 うん。
高 「コントとかを、どうやって、作ってるんですか?どういう風にしたら、考えつくんですか?」って。
松 うんうん。
高 それ、スコーンと言われたら、ちょっとねー、あ〜〜、「それを具体的に、どうやって考えていくようにしてるんですか?」って言われたのよ。
松 うんうん。
高 だから、思考回路。どういう風な手順で、そのコントが生まれてくるんですか?っていう時に。
松 うん。
高 あの、答えられへんねん。ちゃんと。
松 うんうん。うんうん。
高・松 「お、え、え、え、う゛え゛〜〜。」
高 って、まあ、なってもうて(笑)
松 うん。
高 で、「あー、これは、い〜一言では言いづらいなー」思て。
松 うん。
高 「これ松ちゃんに、これラヂオで聞こう。」思て。
松 うん。
高 どういう手順で、出てくるもんなんやろね。あれって。
松 あのー、結論から言うと、
高 うん。
松 手順なんて無いねん。
高 うーん。
松 そん時そん時によって、あのネタはあの時にできた、このネタは・・・、だからね、こうやってネタを作るっていうのはね、無いねん。
  で、ほんま、ガイドがないねんて。難しいねん。
高 いや、難しいねん。だからな、
松 アキでもな、
高 うん。
松 あのー、今だに言うてんねん。
高 うん。
松 あいつ言うとるわ。「ネタの作り方が分かれへん。」
高 えー?
松 「どーやって作ったらええか、分かれへん。」
高 アキが?
松 でもね、それってすーごい正直やと思うねん。
高 うん。
松 「無い」としか言われへんねん。で、それがあったとしたら、
高 うん。
松 おもろないって。そんなん。

高 カッパ。まあ、「ごっつ」で昔やった、「カッパの親子」っていうのあったやんか。
松 うんうんうん。「ごっつ」のコントに関して言えば、
高 うん。
松 あれは、なんて言うたらええかなー。元々あんな本じゃ全然なかったから、
高 なかったやろ?
松 うん。
高 カッパというものはあったかもしれんけど、なんであーいう風になっていったか、現場?あれ。
松 あれ現場、現場。
高 あれ現場か〜。
松 現場、現場。
高 へ〜。
松 えーと、一番最初、忘れもせんわ。
高 うん。
松 カッパの登場の回は、あのー、
高 電車。
松 電車の中で、
高 うん。
松 あのー浜田がオヤジ、息子が今田かな?
高 うん。今ちゃん。
松 今田じゃなかったかも分からん。
高 いや、今ちゃん、今ちゃん。
松 かなあ?空き缶を、窓から、走ってる電車の
高 放るねん。
松 窓から、空き缶をぱーんと捨てる、
高 うん。
松 したら、カッパが出て来て、あのー
高 「何しとんねん。」
松 「当たってもうた。痛いやないかい。」言うて、まあまあ、走ってる電車に?
高 うん。
松 急にカッパが出てくることが、もう出オチみたいなもんやねん。
高 あ、そういう、ことが。
松 それでもう、ね?わー、みたいな。
高 それキツイな。
松 うん。そうそうそう。
高 それキツイわ。
松 ぐらいのコントですよ。
高 あー。
松 それが、ねえ?カッパは間違ったこと言うてないから、
高 うん。
松 で、それで、オヤジに逆アップかまされる、っていうのを
高 足したんや。
松 足したわけやね。うん。
高 でも、あれは、明らかに、カッパのキャラクターがあるやんか。
松 うん。
高 ヘタレっていう、
松 うん。
高 で、
松 ある?そんなの。
高 いや、ちゃうちゃうちゃうちゃう、あ、あのコントに関しては、
松 あー。
高 ヘタレっていうキャラ付けたやんか。
松 うん。
高 で、子供が出て来て、子供には、
松 去勢を張りたいっていうかね。
高 ・・あれ?そおで今ちゃんおったら、おかしいな。
松 そこで、今田は、
高 だって、子供が今ちゃんやったからなあ。
松 そうやろ?だから、
高 一発目は、そうか、そうか、そうか。
松 よう分からん。うん。
高 でも、あって、
松 うん。
高 あ、板尾さんかなー。
松 もう、ええやん。そこは。
高 いや、物凄いちゃんとしたいねん。
松 でも、そこで今田でも、カッパの子供になることはあるからね。
高 まあまあまあ。で、子供の前では、ちゃんと親と
松 ヒロちゃうかな(遮って)
高 ははは。もうええ、と、ほんまに、今、俺切り離してん。
松 はは。
高 今やっと切り離した時に(笑)
松 な?うまいやろ?(笑)
高 ええ〜タイミングで言うたなあ。
松 うまいやろ?
高 うまいなー。

松 あ、漫才はね、俺は敢えて言えば、
高 うん。
松 過去にあるような、オーソドックスな、
高 うん。
松 例えば誘拐犯と、その誘拐された親の会話みたいなのを、
高 うん。
松 普通ならどうするやろ?っていうのを、まず考えて、
高 考えて。
松 もう、ベタベタな、
高 一本作って。
松 ある程度ふわーっと考えて、それをどう配置をこう、ずらしていくっていうか、こう、
高 裏切っていくか。
松 裏切っていくかっていうのを、
高 それをも、もう一個ずらしていくってことやな。
松 そうね。だから、基盤事体が一応、誘拐コン、漫才なんで、
高 うん。
松 あのーずらしていってんねんけど、そこをもう一回ずらすっていう、
高 うんうんうん。
松 やり方を、結構してたな。

松 あのー結局、客は「漫才イコールボケよる」わけやから、医者と患者って来たら、「まあ医者がボケなんやろ。」
高 うん。
松 「どういう風にボケるんや?」ある程度予想しよるから、
高 うん。
松 敢えて予想さしといて、
高 て、それをも裏切る。
松 裏切って行くっていう〜〜、やり方を、
高 結構多かった。
松 好んでやってたね。
高 うん。
松 だから、例えば、うちのクイズネタっていうのは、
高 うん。
松 もう、あれはもう、究極やと思う。
高 究極やな。クイズネタっていうのは。
松 やっぱ、今だにそう思うねん。あれを崩すっていうのは、
高 もうできへん。
松 できへんから。あれを崩すということは、
高 クイズになってまう。
松 ある意味、ちょっと整ってまうからね。
高 そうね。
松 今度。
高 あと、あそれかクイズっていうのを成さな、成さないようになってまうもんな。
松 うん(笑)
高 そこは、もう流してーや(笑)
松 はは。だから、もう砕いて砕いて、もう粉末状態になってもうてるから、
高 うん。もうもうもうもう・・もうあかん。
松 あれを、あれ以上崩すっていうのは、もう不可能やから、今度組み立てなあかんことになるから。
高 うん。
松 組み立てるっていうことは、笑いの公式から言うたら、
高 ちょっと、戻ってる。
松 ちょっと、こっちに、客の方に戻ってまうから。
高 うん。
松 不可能なのよな。
高 そうね。
松 うん。

松 「ガキ」で、一回お蔵入りになった企画があって、
高 なんやったっけ?
松 それは、風潮的に、時期的にちょっとタイミングがまた悪くて、
高 うん。
松 こういう風に説明すると、なんーにも面白くないから、あんまりこういう企画ものを口で説明するのは、
高 うん。
松 好きじゃないねんけど。
高 うん。
松 俺があのー山崎が例えば楽屋に、浜田とかおるところに来て、「松本さんが来てくれ。」と。
高 うん。
松 で、「実は松本さんは、あのーパイロットやったんや。」
高 あーーー、あったね。あった。
松 結局やめてんけど、
高 うん。
松 ちょうど、そのー、あれがあったのかな?貿易センター。
高 そうそうそうそう。
松 「松本さん、パイロットや。」言うて、「そんなわけないがなー。」みたいな事を言いながらも来たら、俺がまあ、パイロットの格好して、アタッシュケース持って、
高 うんうん。
松 外人のパイロットと談笑しながら、
高 うん(笑)
松 な、なんて言うのかな?空き地みたいな、とこで、
高 あー。
松 おって。で、まあまあそれで、色々あって、
高 うん。
松 「じゃあ、行くわ。」「え?ほんまに?」言うて、
高 うん。
松 で、俺がバーってはけた頃に、ちょうどまあまあ、いつか飛行機飛ぶやろ、言うことで、
高 うん。
松 上空の高〜いとこに、うわーーって飛んだのを、「あ、松本さんや〜。」みたいなことで、
高 うん。
松 やったらええんちゃう?言って(笑)
高 ははは。
松 で、その内また、違う方向からも来るから、
高 うん。
松 で、「忘れもんした。」みたいなことで、また向こうの路地から出てくる、みたいなんをやろか〜、
高 そうそう。言うてたね。
松 って言うたわけですよ。
高 うん。

松 そんなんで言うと、俺は単純に、「ちょっと、ロケをしようかなー。最近、ロケしてないなー。」と思って、
高 「ロケしたいなー。」と思って。
松 「ロケしたいなー。」と思って、ほいで、なんとなく、ふわーっと記憶をはぐら、めぐらしますと、
高 うん。
松 あのー、大阪の伊丹の方に、ものっすごい飛行機がよう飛ぶ、
高 あった。
松 ね?
高 ありました。
松 結構、
高 頻繁に、何度も何度も、のぼったり、まあ、
松 名所やってんな。それな。わりと近くで見れる、
高 見れる見れる。
松 もう、何mぐらいや?
高 いや、それ、もうほんま俺のツレは「そんなことない。」って言うたけど、パイロットが見えるぐらいの勢いやわ。
松 勢いやねん。
高 気持ちをしたらね。
松 うん。で、そいつを、その光景をちょっと思い出して、したんかな?
高 うーん。なるほど。
松 で、あれ、「あんなん、なんかできんちゃうんか?」
高 って思ってやった。
松 そっから、肉付けしていって。で、まあまあ、アタッシュケースの中に、まあまあ、ね?あとはほら、
高 小ネタが一応、たくさんちりばめたってことやな。
松 まあ、ごはんいっぱい詰まってるとか、そんな、
高 はは。
松 そんなことあったりとか。
高 それってさ、コントに近いやんか。ロケコントっぽいやんか。
松 うん。
高 例えばさ、まあまあ、古い話で、まあこないだDVD観たからあれやけど、
松 うん。
高 「ごっつの車窓から」みたいな感じで、
松 あー。
高 ねえ?そのー、じゃあ今田、東野、板尾、蔵野が、
松 うんうん。
高 ボケます、と。
松 はいはいはい。
高 あのー電車の通る途中で。で、それがをまあ、浜田松本は、見ていきます、と。
松 うんうんうん。
高 で、それが面白い、なんで電車の中で、「あ、それがええ。」と思った?
松 あれはあのーーーーー、えーーっと、結局、「ノンストップじゃないとあかんな。」と
高 あかんな。
松 思ったのね。で、こっちがからめるような状態じゃ、有無を言わさずもう、俺らはもう、次の場所に、
高 うん。
松 行かされる状況が、必要やし、
高 うん。
松 あと、ボケる側に普通、カメラは行く、行きたがんねんけど、
高 けど、うん。
松 こっちへ持ってこよう。
高 そうそうそう。

松 あれかも分かれへん。
高 ヒント一個ある?
松 うん。「北の国から」の、
高 うん。
松 蛍がいしだあゆみを追いかけるシーン。
高 うん。あるあるある。あったあった。中からの画?
松 そうそうそう。あれかも分かれへん。
高 あれを観た時に、「あー、こんなんええなー。」と思ったんや。
松 あ、そうや!多分そう、それ。
高 あーそう。
松 それはそうやわ。
高 いしだあゆみがおって、
松 うん。
高 あの、電車の中乗ってて、
松 うん。
高 蛍としょうた兄ちゃんが、草太兄ちゃんが、
松 うん。あ、そうそうそうそう。
高 川べりかなんかにおって、
松 うわー走ってくるやろ?うんうんうん。
高 こっちから見たら、向こうの方〜に見える、
松 そうそうそうそう。
高 あの画を思い出した?
松 あの画を思い出した。
高 あれでボケたら面白いなー、と思ったんや。
松 あれでボケたら、
高 なーるほど。
松 で、あのー、普通は、
高 うん。
松 蛍目線やねんけど、
高 そうやな。
松 いしだあゆみ目線もあったろやろ?
高 うん。あった。
松 あれは、いしだあゆみ目線〜でやった方が、絶対面白いな。
高 うん。面白い面白い。
松 あの逆もあんねんけどね。こっちが蛍側になって、
高 うん。
松 電車に、なんかおもろい格好して、
高 うん、まあね。
松 オープンカーでもええわ。おもろい格好して、なんかバーッと通り過ぎるのも、ええねんけど、
高 あんねんけど。
松 それは割りと、今まででも普通にあったから、
高 そうね。
松 逆にこっちが電車乗り込んで、向こうが待つ形。
高 そう。

松 でもね、企画力ってやっぱ大事で、
高 うん。
松 中々その〜〜、企画力のある奴はいないわ。
高 うん。
松 な。
高 そうね。
松 いてないね。
高 うん。
松 「うわーー、これ、中々斬新な企画やなー。」
高 「やられたなー。」
松 「やられたなー。」っていうのは、ま〜思ったことないね。
高 うんうんうん。

松 俺は、そういう意味じゃ、「ガキ」のスタッフは、物凄い優秀やと思うのよ。
高 いや、毎っ回違うことやってるから。
松 うん。
高 普通の番組って、大体同じ事をフォーマット化してくから、
松 うん。
高 どんどん良くなんねん。そらそうや。同じ構成で、
松 うん。
高 人だけ変えてやってるから。
松 うん。俺はーー、あのーー、24時間鬼ごっことか、
高 うんうん。
松 あとーーーー、俺の廃旅館とか、
高 うんうん。
松 あのーーそのーー、笑ったらあかんとか、
高 あー、旅館のやつとか。
松 旅館のやつとかでも、あー、あれはやっぱり優秀やな。
高 うん。優秀やろ?
松 優秀。
高 うん。細かいネタとか、
松 いや、ネタうんぬんよりも、撮り方とか、全部ちゃんと、
高 うん。
松 俺が思ってる通り、
高 うん。イメージができてるってことね。
松 うん。
高 そこ任せれる。
松 もう任せれる。
高 うん。あれも、金ないんやで?
松 うん。
高 金ないとこ、かめ、金あったらもっと、
松 「かめ」?
高 ・・。
松 亀もないんかいな。
高 亀って?何?
松 金がないのと、
高 うん。
松 あと、えー、「亀が無い」。
高 ははは。
松 あとは、じゃあ亀も入れんねやったら、他にもいっぱい・・。
高 いや、ちゃうちゃうちゃうちゃうちゃうちゃう・・(笑)
松 (笑)
高 亀を入れたら面白いとこがあったのよ。結局なくしたけど。
松 はは。
高 でも、亀が最終的に、もう、用意できへんかったから、
松 あ、「亀の裏」。
高 そういうことよ。
松 ははは。
高 いや、もうどーでもええ、そんなこと。いや、それで、
松 あれやっぱ、ヒロやわ。
高 ははは!
松 はは。
高 もう勘弁して〜。そこうまいな〜。

松 まあまあ、勉強ですよ。君なんて。
高 うん。もうそらそうですよ。僕なんて、勉強ですよ。
松 本当に。二足三文なんやから。
高 二足三文?
松 二足三文?
高 はあー。
松 ところでさ、そのこ、講師料なんぼもろてんの?金の話で申し訳無いけど。それが物凄い気になったわっ。
高 そんなんええやん。
松 気になったわっ。それ。
高 いやいや、そら安いですよ。だって母校ですから。で、その、たまたま、俺の世話んなったゼミの先生が、学部長なりはったの。
松 ・・セミの先生が?
高 ゼミの先生や(笑)
松 ははは。
高 なんで俺の、セミの先生、一週間で死んでまうわ(笑)
松 ははは。
高 ゼミの先生。何を学ぶねん、セミの先生に(笑)
松 (笑)
高 で、学部長になったからね・・(笑)
松 しょーもないけど(笑)
高 面白いなあ(笑)「セミの先生かいな!」
松 なんぼもろたんか、言うてよ。
高 いや、そんなん言えません。いやらしくて言えません。だから、ほんと、ほ、ほんーまね、高くないです。高くないです。それは。
松 うーん。
高 ほんま、高ないです。で「泣いてもらいました」ってやっぱり「ごめんね。申し訳ないけど」って、お金のこと聞かずにOKしたから。
松 セミの先生が鳴いてたんかいな。
高 「泣いてくれ」って(笑)
松 ははは。

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