2003.12.18(木) 116回目 

今週の一曲 『 河内のオッサンの唄 』 ミス花子


其の壱 『 もうすぐ武道館 ・ オヤジギャグ 』

松 どもー、まっちゃん水でーす。
高 えー、高須ちゃんスイカップでーす。
松 もう「すい」言うなや〜。
高 「スイカップ」やて。
松 「すい」言うてんねんから〜。
高 スイカップ。
松 なんや、スイカップって。
高 え?自分知らんの?スイカップ。
松 何?スイカップって。
高 アナウンサーやんか。なあ。
松 あ〜、乳のデカイ。
高 あんな言い方されたら、イヤやなー。
松 絶対イヤや、そんなん。
高 スイカて。
松 ははは。
高 ははは。娘がスイカ言われとんねんで。親怒っていかなあかんわ。あんなもん。
松 親、怒っていかなあかんわ。

松 さあ、高須さん、12月18日になりましたよ。
高 はい。もうじきですよ。
松 12月、
高 怖〜。もー、俺、イヤやわ〜。
松 え?どうこと?40になるのが?
高 違う。武道館。
松 あー。
高 誕生日なんか、どーでもええわ。俺もう。
松 あーはーはーはー。
高 すっごいイヤ。
松 マジで?そんなに憂鬱になってんの?
高 緊張するもん。
松 何を緊張することあれへんがな〜。
高 自分はええよ。毎回、人の前で喋っとるから、慣れとんねん。
松 慣れてるかて、別に武道館は慣れてないぞ。
高 大勢おるやんか。別に「HEYHEY」の特番で、
松 あー。
高 何千人おるやん。
松 あんなんは、全〜然なんとも思えへんなー。
高 偉いなー。
松 ほんーーまに、なんとも思えへんなー。
高 それが、それがね、花王名人賞?花王名人大会?
松 うん。
高 なんかあったやんか。大阪の。それ出る頃の自分やったら、ちゃうでー。
松 うん。
高 今やからやで?そんな緊張せえへんの。
松 うーん。
高 まあ、大した話やないけども。
松 ははは。
高 そないに、
松 ましてや、一人やからね。武道館は。
高 そうや・・えっ?!「そうや」あれへんがな。違う違う違う違う(笑)
松 ははは。ナチュラルなノリツッコミやな(笑)
高 違う違う違う(笑)
松 物凄い自然やったわー。うまいなー、自分〜。
高 違う違う違うよ。一人は、芸人は一人やと思ったのよ(笑)
松 うーん。え?
高 芸人一人っきりやなあ、と思って。あと素人やなーと思って。芸人ね。
松 これ、あのー先週ね、僕また1時間遅刻したでしょ?
高 はい。
松 工事がさ、どー出るか分からへん。
高 知らんがな。そんなもん。ホテルとりますよ。ホテル。
松 このまま工事が続くとね、
高 うん。
松 もー、俺がもーずっと睡眠不足がたたっていくわけでね、どんどん、どんどん、しわ寄せがくるわけ。もー、その頃、27日なんか末期ですわ。
高 (苦笑)
松 睡末期ですわ。
高 睡は、睡魔の「睡」。
松 そうそうそう。
高 睡末期。
松 睡末期。
高 睡魔の「ま」をとって、で、末期の「ま」も重なって、「睡末期」かいな。
松 そうそうそう。
高 どうします、
松 睡末期の、年まっつですよ。
高 ははは。関係あれへん、それ(笑)
松 ははは。
高 年まっつもとやもんね、それで。
松 年まっつ、そうや、俺なんて年まっつもとやもんね。
高 あーあー。おー、大変やわ。
松 そうそうそう。
高 「大変や」って、なんやその話。
松 ははは。
高 ははは。

松 こういう話をさ、もう俺ら分かった上でやってるやんか。
高 やってる。うん(笑)これでも、
松 もー、これでもね、コンパでもないけど、他のね、素人の女はさんでやったらね、
高 絶対、
松 「つまんない」みたいなことをたまに言う奴おんねん。
高 絶対あかん。
松 いやいやいや、ほんまねー、も〜、たまらんわ。ほんーまたまらん。
高 なあ?あえて、みんなスローボール投げてなあ。
松 そのーさ、ボクシングの世界チャンピオンがつねりあいしてるみたいな話やんか。
高 あーうまいこという。そっちやわ。
松 いや、ほんーまに。
高 うまいこと言うな〜。自分。
松 せやろ?
高 うん。

松 でも、こんなんばっかり言うてたら、本番でも言いそうになるよな。
高 ははは。分かる分かる。
松 ははは。あかんよ。あれ、気ぃつけんと。
高 ポロッと言ってまうやろ?
松 ポロッと言うてまう。
高 俺も会議で言うてまう時あんねん。そんな、全っ然おもんないことを。
松 うん。分かる分かる。
高 で、みんなが「えっ?!」言うねんけど、「いや、こんなん言うねんて。俺。」って、あえて言うてまうの。分かれへん奴おるから。ADさんとか、分かってへんから。
松 ほんま分からん奴おる。
高 「高須、もうあかん。」って思われるから。
松 思うからね。「ただのオヤジギャグやん。」みたいな。
高 うんうん。
松 うーん。オヤジギャグってね、実はね、
高 うん。
松 知ってますか?「知ってますか?」っていうかね、
高 うん。
松 なんかオヤジギャグって、低レベルってイメージがあるでしょ?
高 うん。
松 勿論それも、全くのウソではないんやけど、当たってないことはないけど、それよりも、
高 うん。
松 オヤジギャグっていうのは、タイミングが悪いんですよ。
高 なるほど。
松 タイミングが良ければ、オヤジギャグに、ほとんどならないんですよ。
高 なるほど。
松 どーー考えてもオヤジギャグっていうのもあるけども、基本的にはタイミングなんですよ。ここをね、世間の人は、よく分かってない。
  「またオヤジギャグ言っちゃった。」じゃないんですよ。今、言うことじゃない。
高 ええこと言うね、自分、今日。
松 バッスィィ〜〜してるでしょ?
高 バッスィ〜〜としてるよ。
松 ふたえでしょ?その、ええこと、で言うところの。
高 んん?自分、ふたえがかっこええと思ってんの?
松 ははは。
高 古いなー。

其の弐 『 M−1決勝出場者 ・ 君こそスターだ 』

松 えーと、えー、M−1の8組が決まったんですよ。
高 おー。お、りあるキッズ。
松 なんかこの番組、M−1、M−1情報番組になってんな。
高 ほんまやな。まあ、長谷川がやってますからね。
松 あーはいはいはい。まあ、僕も関係ないわけでもないんで。
高 あー、そうですね。
松 はい。うん。まあ、今年はなんですか、りあるキッズが出るらしい。
高 来たねー。
松 来ましたねー。
高 ポストダウンタウン。「輝く日本の星」で、俺と倉本さん出ましたよ。これ。
松 あー。
高 はー。
松 まあ、りあるキッズ、俺は久しぶりに見るけども、
高 腕上げとんのかねえ。
松 どうなんでしょ。ただねえ、やっぱあのー、子供やのにおっさんみたいな口調がおもろかったっていう部分が、
高 そうやねん。
松 非常に大きくてぇ。
高 そう、安田やろ?
松 うん。で、これが、本当に普通の年齢になってきた時にぃ、
高 そう、そこはね、ありますよ。
松 あるんですよねー。
高 うん。どういう風な成長を見せるか、これね。楽しみですよ。僕はフットボールアワーだと思ってるんですけどね。
松 フットボールアワーね。
高 ここでしょう。
松 麒麟〜〜は違うか?まだ。
高 にちょけん(2丁拳銃)っていうラインも、みんな言うてますけどね。
松 あーー。
高 僕はフットボールアワー、もしくは笑い飯ぐらいでちょっといってほしい、的な?
松 ふーん。
高 とこはありますけどね。
松 は〜。2丁拳銃って、そんなに俺知らんねんけど、
高 うん。
松 うーん。
高 俺もそんな知らんなあ。
松 去年、なんか、準決勝かなんかで落ちたんかな?
高 うーん。なるほど。
松 で、その後なんや、あのー、殴り合いしたらしいで。
高 ええ?
松 もう、うわーなって。
高 「お前のあそこがあかん」みたいな。
松 「お前のあそこが〜」どうや〜。
高 すごいねー。
松 うん。で、この1年、頑張ったらしいよ。
高 うわ、すごいねー。
松 うん。2丁拳銃が殴り合いしてどーすんねん、と思いますけどね。
高 ははは。うまいこと言う。
松 ははは。

高 最近、ちょっとまた若手というか、演芸がブームというかさ、
松 うん。
高 ちょっと、やっとこう、下がちょっとずつこう、来ましたね。
松 まあねえ、そうね。
高 一時、ずーっと無かったけど。演芸番組も多くなったじゃないですか。
松 これぐらい、もうちょい、もう、ちょい注目されるぐらいで、丁度いいね。もう、漫才ブームみたいになったらいかんね。
高 あー。それはそれで。
松 あれはあかん。あれ〜〜は、もーー、芸人が苦しむわ。
高 あー、その後の芸人が。
松 もうー、本当に、もー。
高 ブームになるとやっぱり大変やねんね。
松 俺ら、吉本入ったとき、ほんとひどかったもん。
高 そうやなー。
松 もー、焼け野原。お笑い焼け野原。
高 ほんまやなー。
松 もー劇場も全〜然人来ぇへん。もういっちばん最悪の、ブームが終わった後のね、ブーム終わった後って、「カッコ悪い」になるのね。今度。
高 あー。なるほど。なるほどね。
松 うん。
高 一番、古なるんや。
松 一番、古い。もー、いっちばん最下位にまわされんのな。あのー、こう、円、円になってるから、ブームっていうのは。
高 あー。なるほどなるほど。
松 うん。
高 そうやな。
松 ケツにまわされてまうねん。
高 でも、それが良かったんや。ダウンタウンとしては。俺はそう思うけど。

高 俺だから、浜田とそのー「笑ってる場合ですよ」出る時に、「君こそスターだ」っていう、
松 うんうん。
高 最後のコーナーが、で、一週間勝ちぬいたら、
松 うん。
高 えーっと、次の一週間はネタやれる、みたいなんあったやんか。
松 うん。
高 ほいで浜田が「出んねん。」「おー、そらすごいなー。」言うてて、自分らが行ったやんか。で、俺がテレビ観てましたよ。昼間。
松 うん。
高 「笑ってる場合ですよ」
松 おーおーおー。
高 カモシカの足のような足。
松 カモシカの足のような足。
高 鬼ごっこのネタ。
松 おーほーほーほー。
高 ありましたよね。観てましたよ。僕。「なるほど、面白いやないの。」
松 うん。
高 ほいで、勝ちぬいて、
松 うん。
高 で、チャンピオン大会出て。
松 うん。
高 吉本と太田プロ上げて、
松 うん。
高 ね?で、その後、一週間くらい、「笑ってる場合ですよ」終わったもんな。
松 終わった。
高 びっくりしたな。あれ。
松 あれはね、ちゃうねん。俺らはもう、知ってて。
高 えーそうなん?

松 NSCにオーディションに来たわけよ。
高 うん。
松 あのー、今でいうひょきんディレクターズの人達が。
高 うん。で、「お前ら面白い。」言うて、自分らに決めて、
松 で、あ、まあまあ、「面白いねー。」言うて、
高 うん。
松 「来週来てくれる?」「えっ?来週?」っていう話で。
高 うんうん。急やな。
松 「いや、ネタそんな、一週間分ないんですけど。僕らまだコンビ組んで、間も無いし。」「いや、ちょっと急いでほしいねん。」
高 うん。
松 「ええ?」理由聞いたら、もう終わるのがその時に分かってて。
高 まあ、そらそうやな。
松 まあまあ、考えたらそうやけど。

松 実際は2日分くらいしかなくて、
高 其の頃は。
松 そうそう。
高 そうやな。そうかもしれん。ちゃんとしたネタなかったもん。
松 そうやねん。
高 うん。
松 2日分ぐらいしかなくて、ほいで、5日間勝ちぬかなあかんやん。
高 うん。
松 「まあ、大丈夫大丈夫。」みたいに言われてさ。そのー「作家もおるし。」みたいなこと言われてさ。
高 ははは。

松 ほいでさー、行ってんけどさー、も〜、言うたっけ?俺、この話。
高 なになに?
松 なんやろ?俺、あん時、いっちばんイヤやってん。俺。
高 なんで?
松 俺、タレと別れたとこやってん。
高 うわー。うわ、きつ〜。
松 物凄いへこんでてん。
高 ネタ考える気、せーへん。
松 ネタなんて、人を笑かす気なんてどこにもないねん。
高 ははは。
松 もう、俺が笑われへんのに。
高 あん時そうやったんや。
松 そうやねん。ほんーまにへこんでて、俺。
高 あーそう。
松 かわいそやったでー。
高 見えへんかった、あん時は。
松 いや、ほんまも〜、ごっつイヤやったも〜ん。で、忘れもせんわ。新宿のスターホテル。
高 スターホテル。

松 そこに泊まらさせられて。
高 近いからね。アルタからね。
松 そうそう。でー、浜田は、あのガキはさー、そんなこともあれでさー、
高 うん。
松 ほれ、あいつ全寮制やから、結構全国に友達がおるわけよ。
高 おー。ネットワーク広いんや。
松 ネットワークがあるわけよ。
高 うん。
松 卒業したら、みんな戻ってくから。
高 おーおーおー。
松 で、東京には東京で、それなりに友達おんねん。
高 ほー。
松 「ほんなら!」「そしたらー!」みたいな感じで、
高 えええっ?!行きよったん?
松 フツーに遊びに行って。俺、その間、ネタ考えてんで。月曜日からの。
高 えええ〜〜っ?!二人でやってなかった?そこでは。
松 そうや。
高 偉いなー、自分。
松 俺、スターホテルで、一人でガーーッ、ネタ考えてんで?
高 それ浜田に言えへんかったん?「ちょっと・・」
松 いやいや、でも、浜田におられても〜。
高 そうか、まずはこっちで考えて、
松 まずはこっちで考えなあかんから。俺、ほんーま物凄い落ちこんでさー。
高 それイヤやなー。
松 めっちゃめちゃイヤやったよー。そいでネタ考えな。「俺は、ほんっとに、恐ろしい世界に足を突っ込んだな。」ってあん時思ったもん。
  人を笑わせなあかんねや。自分が笑われへん、泣きそうな時に。
高 ははは。ほんまやな。
松 そうやでー?
高 ツライな。
松 金もあれへんやんか。
高 うん。
松 腹へってくるやんか。
高 うん。
松 もーなんやもー、しゃーないから、新宿わーっと行って、ペヤングソースヤキソバ買うてきて、
高 はは。
松 お湯入れて、一人で、ネタも、もー全〜然浮かべへんし、
高 うん。
松 もう、ごっつ電話したいし。
高 あー、誰かにな。
松 違う、そのタレにやんか。
高 え、タレに電話したいんかい。
松 ごっつ電話したいねん。でも、「あかん、したらあかん。」思て。
高 また一緒のことなってまう。
松 また一緒のことなってまう、したらあかん、と思って。

松 ペヤング食おう、うわー、箸忘れたー。箸、どーしよー、思て、
高 はは。
松 あのー、ホテルにあった横分け用のクシで食べたわ。
高 ははは。知ってる知ってる。
松 ははは。
高 物凄いブルーになるわ、それ〜(笑)
松 あのプラッチックの、あのー、
高 知ってる知ってる。
松 ペッラペラのやつを、
高 ペラペラのやつな。あれ。
松 最初うまいこといけへんねやー、あのー、間に、ペヤングの面が太過ぎて入れへんから、
高 何本か折らなあかん。
松 何本か間、はしょっていってさー、
高 ははは。
松 で、横食いやがな(笑)
高 珍しい食い方やで、これも(笑)
松 パーマネント食いやで(笑)
高 ははは。なるほど。大変な時期やなー。
松 大変。大変やったって。

高 俺、観てましたよ。ずーっと。そのネタも。
松 まあね。
高 うん。あの、カモシカの足のような足は、その時考えたん?
松 カモシカの足のような足。
高 あれは、前からなん?
松 あれは、前からあってえ、
高 それにそここそ・・、
松 そうそうそう、色々付け足していったのよ。
高 うん。なるほど。
松 うん。
高 あれは?鬼ごっこのネタは?
松 あー、あんなんは、その、
高 あれは、現地調達やな。
松 現地調達。
高 俺は、あのネタは「あ、ちょっとこれ、」
松 「粗いぞ。」
高 「粗いぞ。」とは思ったんや。
松 いや、ほんーーまにね。でもー、一応、期待はされてたからぁ、
高 うん。
松 NSCでも。

松 でもね、ほんま思ったよ「お笑いって大変やな。」
高 いや、そらそうですよ。
松 テレビ観てる人もね、勝手なこと言うけど、
高 うん。
松 まあ、お笑いに限らずですけど、プライベートで色々あるわけですよ。
高 そうです。
松 それをも乗り越えてやっていくわけですよ。それも笑いですから。
高 うーん、笑わかさなあかんからね。
松 そう。
高 そのパワーは、
松 女と別れて、ものっすごい落ちこみながらでもさあ、ミュージシャンは、バラード歌えるやんか〜。
高 泣かすこと、泣いてえーねんもん。
松 泣いてえーねんもん。むしろ、泣いたらえーねんもん。
高 芸人、泣かれへんからね。
松 芸人、泣かれへんもんな〜〜。
高 うーん。

高 浜田はいつ帰ってきよったん?
松 あれは、帰ってけーへんかったよ。たまーに帰ってきたら、
高 うん。
松 「まっつーん、ええこと聞いたでー。」言うて。
高 なんや、何を聞いてきよったんや。
松 100円玉に、あのセロハンテープで、糸、
高 (苦笑)
松 糸に、セロハンテープをつけて、「こうやったら、金落ちひんから、ずっとエロビデオ観れんねん。」って、何を聞いてきとんねん、お前は!
高 ははは。あいつ・・(苦笑)
松 ははは。
高 最悪やな(笑)
松 こっちはネタ考えとんねん、アホ!(笑)
高 「まっつん、ええこと聞いたでー。」(笑)
松 死ね!(笑)
高 まあ、その頃「まっつん」言うてたから、
松 しかも30分経ったら、ぽとん!落ちてたから。
高 ええーー?!
松 ははは。甘いねん(笑)
高 ははは。ちゃんと付けろや〜〜(笑)
松 せめて!ちゃんと付けろや(笑)
高 あーいうの、できへん子やねん。あーいう工作みたいなこと、なんにも〜。あの男。実は(笑)
松 いやー、ほん〜まにね〜〜。

其の参 『 綺麗な人の謎 ・ フィーリングとは? 』

松 俺ね、いまだにちょっと気になってることがあんの。中華食いに行ったら、
高 うん。
松 向こうの、何?びょうぶみたいなのがあって、その向こうで石川さゆり、
高 うん。石川さゆり。うん。
松 さんが、
高 ♪ひゅ〜るり〜や。
松 ♪ひゅ〜るり〜が、スタッフと、なんか食べてはったんや。
高 うん。
松 で、俺は、もう気づいた。
高 うん。
松 でも、向こうは俺に気づいてないねん。
高 ふんふんふんふん。
松 ね?
高 うん。
松 で、俺は普通にバーッ食ってたら、
高 うん。
松 まっちがいなく、「ダウンタウンの松本」って聞こえたのよ。
高 あらっ!
松 その、それは、「食べてるよ。」って言ってるんじゃなくって、
高 関係無い話で、
松 話の流れから、俺の名前が、
高 おー。
松 絶対出てんの。
高 うーわっ。
松 でも、何を言うてるのか全っ然分からんと、いまだに気になんねん。
高 うわー、それイヤやなー。
松 うん。でも、まだそんーなに売れてないねん。一回聞いてみたいんやけど、多分忘れてはるやろな。
高 全然忘れてるよ。
松 全っ然忘れてるよな。
高 あの人綺麗な人やな、石川さゆりさん。
松 あーあれ、ほんますごいね。
高 俺ね、あーいう女性が好き。
松 あの人すごいね。
高 なあ?あの歳で、あんだけ綺麗かったら、すごいと思う。
松 なんなんやろ?
高 なんなんやろ?あの、女優さんとか綺麗やけど、あの人綺麗やで。
松 なんで?
高 昔からずーーっと綺麗や、あの人。
松 なんで?
高 分からへん。色気あるやろ?昔からずーっと。
松 こんなん言うたら怒られるか知らんけど、なんか裏がある、なんかなんか、なんかあるやろ。そら。
高 いや、たまたまそーいう、体質なんや!
松 体質・・(笑)
高 ははは。いや、若くいれる、
松 あのなあ、ほんま、俺やからええけど(呆)
高 は?
松 俺やからええけど、
高 はいはい。
松 言いなや、そんなこと、人前で。
高 「体質」言うのを?
松 ははは。
高 なんで?そーいう体質やんか。おるやんか。歳とれへん、あのーもち肌でずーっと維持できる体質。
松 そんなんで乗り越えられるんなら、
高 うん。
松 今まで、何回でもそんな場面があったけど、「体質」で良かったんやな。
高 ははは。
松 ははは。

高 自分も「綺麗」言うたの初めてやから。
松 あーはいはい、
高 あんま言えへん。
松 ほんまあの人は綺麗よ。
高 な?
松 うん。
高 「DX」出たよな?
松 あのー、あの人も綺麗よ〜、
高 何?
松 あのーー、「DX」たまに来はるけど、
高 え〜〜っと、由紀さおりさん?
松 違う違う。
高 誰?秋吉久美子さん?
松 あのーー、も、関根、もう今は関根じゃないけど、
高 あ、高橋恵子。
松 はい。
高 あの人、綺麗ねー。
松 何あの人?!
高 何あの人?!
松 あの人キャッチないねんで?
高 うわっ。
松 「キャッチ」って、あのー、
高 明かりなし?
松 ライト。
高 うわーー。
松 ないねんで?あの人。
高 綺麗やなー。なんであれ保ててんの?
松 ・・。
高 体質やで!やっぱり。
松 ははは。あの人ないねん。あれは、俺びっくりしたもん。
高 かと思えば、わっかいのに、「ええーー?!」言うのおるやろ?
松 おるおるおるおる!
高 「ボコボコやないかっ!お前!」
松 「ボコボコやないかっ!お前は〜!」
高 おるな(笑)
松 「ほんとにお前はあ〜!」
高 っていうのおるな。
松 おるおる。

松 あ、そういうのをめとりたいわけ?
高 めとりたい。
松 めとるなら、
高 そらそうですよ。
松 長持ち、出来る感じでいきたいねや。
高 そら、あんな綺麗な人〜〜。
松 あーー、それもわかるけど、でもそういうことじゃないと思うけどな。
高 また、それや、また好感度上げるみたいな、
松 違う、全然、全然。好感度上げるっていうか、
高 いや、ちょっとやんか。
松 それでもやっぱり、若い方がえーやんか。
高 ははは、そっちかい(笑)
松 ははは。やろ?
高 あ、そっちかいな。

松 まだ自分は、そういうとこでうろうろしてんのか。
高 僕、してますよ!
松 は〜〜。
高 へい。
松 婚期遅れるわ〜。
高 いや、いいですよ。婚期遅れても、全然。
松 俺は、そんなステージには、もういないからね。
高 そう言いながら、20歳の方がええ、言うとるがな。
松 いや、そら肉体的にはやがな。
高 えっ?
松 肉体的には。
高 うんうんうんうん。いや、俺も、僕もそうですよ。見た目がそうなだけで、別に人間としてどうのこうの言うてるわけじゃないですよ。
松 どっちやねん。
高 ははは。
松 めとるんでしょ?!
高 そうですよ。
松 めとることならば、そんな20歳とか、そういうことじゃないでしょう。
高 どーいうことですか?じゃあ。めとるんやったら、どういうタイプがいいんですか?
松 フィーリングですよ。それはやっぱり。ベタな言い方で申し訳ないですけど、それに尽きますよ。
高 フィーリング?
松 フィーリングですよ。そんなもんは〜。
高 ほな、今までフィーリング合う奴がおらんかったってこと?
松 あ〜〜〜〜〜、
高 絶対おったわ。
松 帯に短したすきに長し、みたいなことですわな。
高 いや、それは、それは条件が多過ぎんねん。自分の中に。
松 いや、それは、うん、そうそう。俺も色々、あったわけよね。こまかーいことが、この細かい事が気にしすぎてたみたいなこともあるよね。
高 違う、俺が思うには、もう言いましょか?
松 なんですか?
高 やっぱりね、完、完璧を求め過ぎ。
松 求め過ぎ。これよ。
高 それだけやねん。
松 そうやねん。
高 僕らは、
松 うんうん。
高 そういういことだけやねん。
松 ほんま思う。
高 でしょ?
松 それは、異性のことに関してだけじゃなくて、
高 関してだけじゃなくて、そうでしょ?

高 なんかね、別れたりとかすると、「自分、好みがどうのこうの」とか、
松 うんうんうん。
高 「なんやねん」とか言うけど、
松 うんうんうん。
高 いやいやいや、待ってくださいよ、と。
松 ほうほうほう。
高 そら仕事も何もかも一緒ですよ。
松 うんうんうん。
高 それが、恋愛対象者になってるだけの話でね。
松 うんうんうん。
高 なんか言うんですよ「目が肥えてるからな〜。綺麗な人ばっか見てるからちゃうの〜?」みたいな。
松 あー、まあ、それはよう言うね。
高 見てへん!言うねん。そんなに〜。
松 ははは。
高 悪いけど、俺は(笑)
松 ははは。
高 俺、会議ばっかりやっちゅーねん(笑)
松 ははは。
高 そら、松本は見てますよ。
松 そや、そんなに見てないな、高須はな。
高 そら松本は、松本は一応現場行ってるから、芸能人多いですよ。
松 いや、俺の現場言うたって、そうでもないで。
高 いやいや、言うてもそらあるでしょ。

高 だから、今ちゃんもそうやねん。潔癖症でしょ?あれ。
松 そうそう、あいつもまだ、高須と同じような事言うてるわ。やっぱり。
高 そう。
松 「俺はSやから、Mの女がええ。」とか、そんなん言うてるようじゃあかんねん。
高 そんなん言うてへんよ。俺、別に。
松 同じようなこと、
高 同じような事じゃないよ。
松 同じ同じ。
高 僕もフィーリングですよ。

松 フィーリング、フィーリングってなぁ、
高 おーおー。
松 どこまで分かって、フィーリング言うとんねん。
高 おー。
松 じゃあ、具体例挙げてみぃ!
高 はあ?
松 こーいう時、こーいうのがええ、とか。
高 いや、そんな言葉にならないです。
松 うわ、出た〜。やっぱり、やっぱり雰囲気だけでフィーリング、フィーリングだけで、「フィーリング」言うてたな〜。
高 ははは。じゃあ自分が言う「フィーリング」はどんなフィーリングやねん。
松 俺の言うフィーリングか。
高 うん。
松 俺の言うフィーリングはなぁ、お前が言うてるフィーリングとは、フィーリングが違うぞぉ。
高 ええよ、教えてくれよ。そのお前のフィーリングっちゅーやつを。
松 ははは。俺のフィーリングはなあ、
高 早よ言えや(笑)
松 ははは。
高 早よ言え(笑)

高 例えばなんですか?あなたの言うフィーリングは。
松 もっと深いとこよ。
高 だから、それを具体的に教えてよ。
松 もっと深いとこ。あーーなんて言うか、
高 俺はね、俺はね、
松 うん。
高 価値観が違ってもいいんやけど、
松 あ、価値観違っててもいいよ。
高 うん。恋愛の、
松 価値観違うほうがええよ。
高 そう。
松 全然違った方がええわ。
高 ものを見て、「あ、そんなとこから」あのー、「ものを見てるのか。」って、自分に無いものの方が、俺は好きなんですよ。
松 うん。
高 自分に合わそうとは思ってないんですよ。
松 あーはーはーはー。

高 えーとね、こーいうことをやっちゃいかん、とか、
松 うんうんうん。
高 あるでしょ?絶対に人間としてやっちゃいかんこと、
松 例えば?
高 「例えば」言われても困んねんけど、まあ、御飯を粗末にしたりとか、
松 あーはーはーはー。
高 なんかこう、汚い、バーッと捨てたりすんのは、良くない、
松 それはまあ、一緒やね。ごはんを。
高 (苦笑)そういうのを見て、ササッと捨てる子は、俺なんかイヤやねんな。
松 うんうんうん(冷)
高 なんやコラァ!
松 ははは。俺に言うてんのかいな!(笑)
高 さっきからなんや、
松 てっきり「なんやコラ」はその女に・・。
高 なんや、このボケ、このボケ、ほんま〜。
松 「おー、怒ったぞ、高須〜。女、怒られろ〜。」と思ってたら、俺やったんかい(笑)
高 ほんま、頭からなめやがって、お前。俺のことを(笑)
松 ははは。
高 ほんまに〜〜。聞く気あれへんやろ〜。
松 でもなあ、二人でメシ食うてたら、ものは、食い物は残るからなー、これ。
高 違うんですよ。
松 どーしよーもないやろー。
高 食いに行って、頼み過ぎたのはいいんですよ。家で食べててね、
松 うん。
高 なんかびっくりする捨て方をする時に、
松 あー。
高 僕はちょっとねえ、引いてまうんですよ。
松 じゃあ、どういう捨て方をすればいい?
高 ・・なんか・・。
松 ははは、なんやそれ。
高 なんかこ〜、
松 全然明確やないやんか。
高 大体あるやんか。物を捨てる、
松 「大体」?!
高 「そこまで捨てるか〜。」みたいな。
松 そこまで捨てる・・(笑)
高 そんなざっくり捨てていって、俺は、
松 どんな捨て方やねん(笑)
高 そこはごめんなさい、
松 分からんわ。俺、俺が高須の女やったら分からんわ。「そこまで捨てるか〜。」
高 いや、だから、
松 どこまで捨てたらええの。
高 なんちゅーかな〜〜。例えばですよ?
松 例えを説明すんのに、例えで説明しようとするからもう、分かれへんわ〜。
高 ほんま?
松 例えが例えになっていってるから。
高 じゃあ、もう喋られへん。
松 ははは。
高 例えばね、もうメシはいいですわ。
松 えええ〜〜〜(笑)
高 メシはさて置き(笑)
松 えええ〜〜〜?!それで、今日来たんやけど(笑)
高 か、観葉植物・・・(笑)
松 それを食べに、今日来たんやけど。
高 自分、それ食べに来たん?!
松 うん(笑)
高 それやってへんねん。この時間(笑)
松 この時間やってないのっ?!(笑)
高 やってへんねん。それ今度にしてっ。それはちょっと今度にして。あのね、例えば、観葉植物、
松 なんじゃそりゃ。
高 観葉植物が、
松 観葉植物の話ですかー。
高 うちにありますわなあ。
松 いや、そら知らないですよ。

高 人の女の子の家行って、観葉植物が枯れてるのをほったらかしにしてると、
松 うん。
高 こらもう、「えっ!?」と思うわけですよ。
松 あーなるほどね。
高 うん。そーいうのはイヤなんですよ。
松 それはわかるわ。
高 でしょ?!

松 そーいうのが高須ちゃんフィーリングかいな。
高 高須ちゃんフィーリングは、そこは、なんとなく枯れたらしょーがない。そしたら、枯れたらほったらかさんと、
松 うん。
高 ちゃんとほったらかさんと、ちゃんとゴミ箱入れて、
松 ゴミ箱入れんのかいな。
高 (笑)入れて焼いてほしい(笑)
松 ははは。
高 焼いてほしい、どーでもええ。もう死んだらええわっ(笑)
松 ははは。
高 ただ、あの、外にほったらかしはイヤです。

高 松ちゃんフィーリングはどんなの?
松 えーーー、なんやろ?フィーリングはフィーリングとしか言いよう無いからなー。
高 うわ。
松 ははは。
高 例えてーや。例えば?
松 うーん、例えば〜〜、例えばやっぱり、怒るべきところは怒ってほしいね。
高 〜〜だから、なんの(笑)
松 ははは。
高 だから、それを例えて言うてんねん。その、ざっくり言われても(笑)
松 ん〜〜〜、なんやろなあ〜〜〜。
高 どんなことよ。俺は言うたで。一応、例出して。
松 難しいなー。
高 難しいやろ?これ〜。
松 うん。難しい。

松 こー、ほっこりする感じ(笑)
高 ははは。だから、それはどーいうことやー言うてんねん(笑)
松 うーん、うーん。あ〜〜、難しいな〜それ〜。
高 難しいですよ。ほんとです。

松 やっぱり、母性本能の強い女やないとあかん。
高 へー。
松 うん。
高 あーそう。
松 でも、母性本能が強過ぎると、
高 うん。
松 Sっ気っぽく感じられる、ここが微妙やねん。でも、Sではないねん。
高 うん。
松 母性本能から来るSっ気と、単純に相手を傷つけるSっ気とは、全然違うからね。
高 あのさ(笑)
松 うん?
高 「今田が言うとったわ。SとかMとか・・」って言いながら、おもっきり言うとるがな。今(笑)
松 ははは。
高 ははは。
松 違う、
高 おもっきりSとMを気にしとるがなー、これ〜。
松 いや、でもねーー、母性本能って大事やなーって思うねん。
高 うーん。まあね。確かに。
松 やっぱりー、まあどっか、まあマザコンなのかね〜〜。
高 男はマザコンですよ。全員。
松 あ、分かった。ええこと言うわ。じゃあ。俺。
高 うん。お願いします。
松 あのね、なんかね、こー、結局はね、そいつのこう、取り巻くこの辺にね、お、お、お里を感じるの。
高 ふところの中で、こ〜、
松 ふところの中でお里を感じるのよ。
高 ほーほーほー。
松 この感じ。
高 うん。
松 お里。
高 うん。
松 岬じゃないわ。お里。
高 なに「岬」って(笑)
松 ははは。

高 分かる。物凄い分かるよ。
松 ね?
高 分かる。この辺で、お里を感じる、
松 この辺で、こー、ね?
高 分かる。お里を感じる奴はいいね。
松 ね?
高 いいね。
松 でも、それはフィーリングやから〜。
高 でもね、難しいでー。お里はそうは感じられへん。
松 うん。
高 それも、やっぱし、一瞬やったりするからね。
松 あー。
高 ずっとは、そんなとこにお里はないから。やっぱし。
松 そうやなー。そうやなー。でも、どっかにあんねやろ。自分が子供の時に、おかんに抱かれてた時みたいな感じが、絶対どっかにあると思うで。
高 うーーん。これは〜、まあね。確かにね。
松 うん。

高 もう40ですからね。
松 バカボンのパパが、「41歳の春だから〜」言うてるやんか。
高 ああっ。来年やで。
松 来年やで。「41歳の春だから」とうとう、バカボンのパパとタメになりかけてんねんで?どーする?
高 あんな1日おくってんねや。
松 あんなアホと。
高 絶対イヤやわ。
松 ははは。
高 鼻毛ビンビン伸びてんのに。
松 そうやでー。
高 あいつは、もー、自由でええな。しかし。
松 あいつは自由でええな。
高 植木屋、言うても、あれ名だけやろ?
松 あの植木屋もあれ、テレビバージョンで、仕事もたさなあかんからやってるだけで、コミック、マンガの方はないからね。
高 ないもんな。ずーっと遊んどるもんな。
松 うーん。
高 「バカボンあそぼ〜。」言うてるもんな。息子に。
松 そう。「バカボンあーそぼ〜。」
高 ははは。
松 俺、ほんまバカボンのパパで忘れられへんのが、おかんに、あのー今日は外食やみたいなことで、なんや行くねやんか。
高 うんうん。
松 レストランみたいなとこ。
高 うんうん。
松 ほいでー、金がね、思たより高かったのよ。
高 うんうんうん。
松 ほいで、家に、「パパ、とりに行ってきて。」って言われんねん。
高 うんうん。

松 で、パパ、バーッ行くねやんか。「どこにあるんやー。」言うて、わーっ、タンス開けて、
高 うん。
松 しっちゃかめっちゃかになるねん。
高 なって。
松 で、なんかが原因で一回家、飛び出すのよ。
高 うんうん。
松 で、「あー、思い出したー。」言うて、また家、戻んのよ。ほんなら家が、わーっなってるやんか。
高 うん。
松 そしたら「荒らされてるぅ〜。」言うねん。
高 うわ、もうアホやわ、腹立つわ〜。
松 ははは。
高 腹立つわー。
松 もー「すごいなー。」思て(笑)
高 すごいよ(笑)
松 ははは。
高 怖いわ。何を言うとんねん。

高 警察も危ないで。マンガであんなんしてええんか?と。
松 うん。
高 ほんこん、あ、ほんこんちゃう、本官さん。
松 (苦笑)
高 ははは。
松 情けないわ、もー。金やるから、寝ろ。金やるわ。
高 本官さん。
松 うんうん(怒)
高 なあ?
松 うん。

其の四 『 子供 ・ トラウマの理由 』

松 俺ほら、ジム〜〜、
高 行ってますね。あなたは。
松 行ってるでしょ?
高 うん。
松 で、これねー、やっぱおっさんなんかなー、と思うねんけど、他のジムの生徒はさ、まあまあ、10代、20代前半、
高 うん。
松 そんなもんやろ?
高 そうかそうか。
松 ほいで、俺行ったらな、もう終わったら、もう確かにしんどいやんか。終わって、シャワー浴びてね、
高 うん。
松 ちょっとロッカーみたいなところで着替えてる時も、「あ゛〜〜っ。」言うてまうねやんか。
高 ははは。
松 「うえ〜〜いっしゃ〜。」で、また言うてもうたーって、普通、みんな言えへんもん。
高 言えへんよ。俺も言わへんもん(笑)
松 もうね、気ぃついたら言うてまうねん。

高 俺とか自分、子供いてないやろ?
松 うん。
高 いつかまあ、できる、としますわなあ。
松 うーん。
高 できるとしますわ。仮にですよ?
松 仮にねー。
高 芸人で、ええか?オヤジが。
松 うーん。一回どっかで、芸人に関わらず、芸能人の子供っていうことで、子供は、一回どっかで頭打つというか、なんか、
高 イヤな思いをする。
松 捻じ曲がりそうになると思うのよね。
高 放送作家もそやで。これ。
松 うーん。
高 ろくな〜、
松 どうやろ?
高 普通の仕事に見えるんやろか?子供からして。まっとうな。
松 うんうんうん。まあでも、あれちゃう?高須の子供は、学校で「お父さん何やってんの?」言われたら「作家。」言うんやろね。
高 あー。
松 「作家、作家をやってるの。」
高 作家って。
松 パパは作家、パパはキャ、キャス、「作家なのー。」。
高 キャって何よ。
松 「キャスター」って言いそうになった(笑)
高 ははは。も〜(笑)
松 ははは。

高 じゃあ、芸人と作家やったら、作家の方が子供はいじめられへんな。
松 うん。
高 多分な。
松 うん。でもね、いじめられたらええと思ってるの。
高 かっこええなー。
松 俺は。
高 かっこええ、
松 子供は。
高 なるほど。
松 うん。
高 一回はね。
松 一回はいじめられた方がええと思ってる。だから、どーぞ、僕の子供は、殴る蹴るを。
高 ははは。ダメでしょう(笑)
松 ははは。マジです。
高 ダメでしょう。
松 あのー、それも一つの、
高 まあね、試練というか。

高 俺、うち果物屋やったからね。
松 うーん。イヤやった?
高 イヤやったな〜〜。
松 えー、うそぉ。なんで?
高 なんか商売ってな、ザルに小金入れて、
松 そうやな。
高 なんかチャリンチャリン、チャリンチャリン、みたいな感じ?
松 うん。
高 うちの、果物の上にはザルが浮いてたからね。3つ、こうやって。
松 はいはいはい。
高 こう、パンツのゴムで。
松 その、それが、そのパンツのゴムがライフラインやからな。
高 うまいこというな、ほんまやねん。それがマジやねん(笑)
松 それが切れたら、も〜。
高 もう、エライことなんねん。
松 ははは。
高 うち食っていかれへんねん(笑)
松 いや、ほんまにね。そうですよ。
高 うん。それでなんかねぇ、「果物屋さんの子」って言われるのが、なんか、すっごいイヤやったんや。
松 俺は「いいなー」と思ってたけどなあ。
高 「サラリーマンがええ。」と思ってたもん。
松 俺、何屋さんでもええから、なんーか商売やってる人はええなー、思てたもん。うちのオヤジは、ほんま、アンバランスな、不安定な感じやったで?
高 でも、一応、「会社行ってる」って言えるやんか。
松 会社かってぇ、
高 うん。
松 あのー転々としてるし、あのー、あれやで?何回か、あったで。「あれ?」みたいな時。
高 うちのオヤジ、
松 行ってへん、みたいな時あったで。
高 ははは。ほんま。
松 「行ってへんぞ、2ヶ月・・」みたいなことあったで。
高 ええっ?!そんな・・。
松 あったあった。「またオヤジおる・・・。」みたいな。「また、オヤジおる。」みたいな。
高 リビング、居間で、
松 やっぱりこー、逆ギレや、オヤジにしたら。
高 子供がおることに、逆に。
松 その、なんて言うの?その、自分が今ちょっと仕事就いてへん、みたいなことに対して、「なんやねん。」みたいな。
高 なるほどね。
松 遅れて来といて、逆にキレてるみたいなことあるやんか。
高 あるあるあるある(笑)
松 防衛のための、
高 どないやねん、お前んとこのオヤジはぁ〜。腹立ってくるなー(笑)
松 ははは。

高 俺な、まあ、何週か前に、
松 うん。
高 「死んだ人の顔がすごい怖い」言うてたやろ?
松 うん。
高 俺、実はあれトラウマやねん。あれ。
松 うん。
高 そん時も言うたっけ?俺、ほんまに果物屋やから、葬式、人の家行くのよ。あのー、なんちゅうの?盛りカゴ?
松 あーあーあーあー。
高 葬式用の。
松 色んなの詰め合わしたやつね。
高 うん。それ「持っていけ。」言われるわけ。おかんにな。
松 おーおーおーおー。
高 で、それ持って人の家行くわけや。
松 あーなるほど。
高 葬式や。で、「兄ちゃん重いから、それ祭壇とこ持ってって。」言われたら、でろーーんて、死んだ人の顔、
松 ははは。
高 顔、開いてあんねん(笑)
松 ははは。なるほど。
高 こらなあ、
松 それは、俺ら子供の頃、普通には、
高 見られへんやろ?
松 経験せえへんわ。
高 もう一歩入ったら線香の匂いして、「うわ〜〜。」もう家の中、白黒白黒のあれがあって、で、もうちょっと、
松 死と隣り合わせやったんや。
高 そう言えばそう、いや、そんなたいそうなもんじゃないけどぉ(笑)
松 ははは。
高 小学生が、
松 近くにおったんや。意外と。
高 おった。
松 死人が。
高 ようさんおったよ。
松 なるほど。

松 そーいうのってトラウマになるか?逆に、死体見慣れてる、みたいになれへんの?
高 いやいやいやー、ない。ちょっと怖いねん。
松 あー。
高 俺、何度もおかんに言うたもん。「もう葬式はイヤや。」と。
松 葬式は(笑)
高 葬式持ってったら、でろおーんって、棺桶開いてるからね。閉めてへん。
松 うん。

高 あんなん子供の時見たら、怖いで〜〜。
松 オープ〜〜ンや。
高 いや、はい!
松・高 ハイ!オープ〜〜ン!!
高 でーん!パッパラ〜〜♪
松 ははは。
高 いや、ほんまやで?自分、笑ってるけど、めちゃめちゃ怖いんやから。子供の頃は(笑)
松 ははは。
高 いやほんまやで。
松 空の時はないからね。
高 ないよ。
松 オープン(笑)
高 怖いで?
松 そうか。
高 だから、俺は、もう死体に関してはすっごいイヤやねん。
松 あー。
高 そんなのも「果物屋はいややなー。」と思ってたな。俺。
松 じゃあ、高須の弟が、今やってるやんか。
高 うん。
松 高須の弟に、子供がおるでしょ?
高 おるなあ。
松 その子らも、
高 「持っていけ。」言われるわ。はい、オープン!
松 ははは。それ自分、言うたった方がええで。まあとに。
高 まあね。
松 その子供に、「子供にあれ持っていかすなよ。」言うて。
高 なるほど。
松 あれなるから。まあともなってんちゃうの?オープンは、一杯見せられた、
高 いっぱい見せられてるよ。行くたびに「はい、オープン!」(笑)
松 ははは。
高 そらねえ、怖いっちゅーねん。子供の頃は。
松 俺ら、死ぬまでに死体見ることなんて、数えるぐらいしかないでしょ。
高 ないでしょ?もう子供の頃から、何回も見たわ。
松 うわー。

高 そこに在りし日の写真があるわけですよ。これと、うっすら、
松 これとこれの、
高 ビフォーアフターですよ。
松 はは。間違い探しみたいな(笑)
高 間違い探し・・ははは。
松 ははは。
高 ここに、生前と、(笑)
松 間違いが七つあります。
高 えーー?
松 わたは分かる。
高 わたは分かるわ(笑)
松 ははは。
高 三角のも、まあ分かるわな(笑)
松 ははは。
高 コラコラ(笑)

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