2003.10.30(木) 109回目 

今週の一曲 『 洛陽 』 吉田拓郎


其の壱 『 理不尽な温泉 』

松 どもー、まっちゃん学習塾です。
高 どーもー、高須ちゃん習字です。・・習字?
松 習字教室。
高 書道教室や。え?!なになに?
松 書道教室や。
高 なに?ちょっと待って。
松 習字教室とか。
高 書道教室やんか。「習字です。」って(笑)
松 ははは。「高須しゅうじ」っていう奴おるしな。多分。
高 あー。
松 普通の名前でな。
高 おるか。
松 おるんちゃう?
高 習字教室はあかんな。でもな。書道教室じゃないと。
松 どっちにしたってあかんのちゃう?っていうか、別に普通に「高須」「松本」って言うたらええんちゃう?
高 それ、自分が言い出したんやないか(笑)自分が、
松 うん。
高 「高須、なんか言いーな、同じことばっか言わんと。」って言うたから、そんなこと言うただけで、
松 うん。
高 今もふわーっと歩いてきて、「何しよっかなー。」言うてたやな。
松 そうそうそう。まあね、何を喋ろうかなと言うことなんですよ。僕がそれを言うのはね。
高 お、今日のテーマなってんの?それは。
松 そうそうそう。
高 なんか喋るものありますか?
松 別に無いですよ。そんな、毎回毎回。
高 はは。
松 毎回無いですよ。
高 そうですか。
松 そうですね〜。
高 俺ね、
松 うん。
高 たまたま、
松 うん。
高 あのー、
松 温泉行ってきた、言うてたやん。
高 あー、温泉行ってきましたよ。
松 俺も温泉行ってたで。
高 どこ行ってました?
松 そこでちょっともめたからー、
高 うん。まあまあ、言うてたね。
松 いや、別にもめたっちゅーこともないねんけど。

松 俺は、ほんま、正直言うと、全然怒ってないねんで。
高 いや、
松 ただ、エライみんながエキサイトしてたからー、いや、あー、まあまあ、そういうこともあるんかなーと。
高 ラヂオ聞いてる人と、テレビ見てる人は分かれへんから、
松 うん。
高 一応「ガキ」でも聞いたけど、それをかいつまんで話てよ。
松 うん。あのー、だからあれやんか。ホテルやから、ホテルっていうか、
高 うん。
松 温泉ホテルやから、基本的にはもう浴衣OKなわけやんか。
高 うん。
松 「浴衣OK」っていうか、
高 ほとんど浴衣でいい、
松 「浴衣OK」どころか、浴衣の、国みたいなもんやな。言わば。
高 まあまあ、言わばね。
松 ほいで、朝飯、ふわーって食いに行ったら、
高 うん。
松 朝飯だけは、
高 うん。
松 服に、私服に着替えてくれって、
高 うんうんうんうん。
松 言うわけ。これかってさー、何?エレベーターで、結構おっきいとこやからー、
高 デカイとこやな、あれ。
松 これ、もっかい部屋戻って、着替えてな、
高 うっとーしいなー。
松 もっかい降りてくるかえ?っていう、ほいで、その、チェックインの時も、一切そんなこと言われてないしぃ、
高 うん。
松 部屋にもなんも書いてないし、パンフレットにもなんも書いてへんわけよ。
高 うん。そらキツイなー。

松 ほな、キムがぷっちーーんきて、もう、
高 うん。
松 「ごめん、それ、無理やわ。なんであかんの?」別に、客かってな、そんなおれへんねん。
高 うん。
松 ぱらぱらとおるだけやねん。「他のお客様も、おらるんで。」みたいなこと言うねん。
高 いや、分かれへん。
松 いや、他のお客様も浴衣着てたし。さっきまで。
高 それに浴衣着ときたいはずやし、ほんとは。
松 うん。

松 「え?なんなん?」っていう話やんか。
高 汚れるから?ソースこぼしたり、しょうゆこぼしたりするから?いやいやいや、そんなことねぇ、
松 いやいやいや、晩飯、浴衣やもん。だって。
高 ええ〜〜?!
松 そうや。
高 晩飯良くて、朝飯あかんのぉ?
松 いや、晩飯どころか、朝飯以外は全部浴衣なんですよ。
高 え〜〜?で、朝飯だけあかんの?
松 朝飯だけあかんの。

松 ほいで、色々その、もめたんですよ。それで、それが、「ガキ」では、いまいちウケへんかってんけど(笑)
高 うん。
松 そのー、「ちょっとこっからは!」ってガッて止める奴の名前、値札が、
高 値札?
松 名札が、「関」になってんやんか。
高 ははは。
松 ははは。
高 せき止めてるようにね。
松 せき止めてるように(笑)ほいで、もう、キムが「もう上のもん呼べ!」言うて、で、上のもんが、わーってきたら、なんやったかなー、
高 「盾」。
松 「盾」!になって(笑)
高 ははは。どないやねん、お前ら(笑)
松 どないやねん(笑)「こら、無理やな。」思たけどね。
高 二人して(笑)
松 二人して。
高 うん。「剣」でもおらなあかんな。
松 うん。こっちに「剣」でもおったらな。でも、こっちおったのアキやったから。
高 あかんがな、これ〜。
松 相方、ケンやけど。
高 うまいねー。

松 ほいで、「決まってることやから。」みたいに言うから、
高 うん。
松 何を、「決まってるから。」って、あれ、おかしなこと言う奴おるな。
高 おかしい、おかしい。あー、でもね、何か理由があって、決まってるならえーねん。そいじゃ、その理由を教えてくれって、
松 そうなるとね、結局言われへんねん。
高 さあ、それ理由なんや。
松 それで、俺、メシ食いながら、「なんでやねん?なんでやねん?」って考えてみたら、これ、要するにね、考えたらね、スゴイ集容量があるホテルなんですよ。
高 うんうん。
松 で、風呂もね、そこそこまあ、おっきですよ。おっきいでけど、
高 うんうん。
松 その、客室の数に比べると風呂って、言うてもしれてるわ。
高 まあ、まあね。
松 あれ、みんな来られてみ?
高 いや、うっとおしいわ。

高 でも、「帰る前、一回入ってから帰ろう」ってなるから、
松 そうや。
高 そうやね。
松 だから、みんなメシ食うて、
高 うん。
松 で、「食ってから、もっかい入ってから帰ろ。」って普通なるやんか。
高 うん。
松 それをやめさすために、着替えさせとんねん。
高 うん。それは俺、間違いない。
松 絶対これ、間違いないね!
高 それはそうかもしれん。
松 間違いないやろ?
高 うん。
松 でも、「なんであかんねん、なんであかんねん。」って詰め寄られても、それ言われへんやん。
高 言われへん。もしくは、風呂だけじゃなくて、早く帰したい。
松 早く帰したいねん。
高 チェックアウト早くしてほしい。
松 とにかく、早く帰すにこしたことはないわけよ。
高 うん。分かる。

松 で、それ言われたら、なんーの疑いもなく、「なんで?」って言うこともなくね、
高 うん。
松 もう、みんーな、他の客はそうするやんか。
高 うん。
松 それに対しても、俺、また腹立つねん。
高 うん。
松 「もめろや!」と。
高 そこは、それは俺、浜田と一緒で分かれへん。
松 なんで?
高 もめんでもえーやん。言うて、「すいません、ちょっと・・」
松 でもな、
高 上の人呼んで、
松 こうなる前に、他の客が言うといたら、多分、俺らがキレんでも良かったわけですよ。
高 うん。だから、
松 他の奴らの分まで、みんなの積もり積もった分を、俺らが背負わされて、キレてるみたいなとこあるやんか。
高 でも、キレんでも、言わなあかんねん。
松 キレんでえーねん、キレんでえーねんけど、
高 言わなあかんことは、言わなあかんねん。
松 そうやねん。

松 そう、だから、前のね、沖縄の行きの飛行機でもね、
高 うん。
松 ものっすごいうるさかったわけよ。おっさんが。
高 うんうんうん。
松 で、後ろでも「うるさいねー。」って聞こえてんねん。「寝られない・・。」みたいなこともちょこちょこ聞こえてんねん。
高 うん。
松 まあ言わば、俺が代表して、
高 したら、やっぱりみんなが言わないかん。
松 みんなが、その時「そうやそうや!」って、なんでなれへんの、あれ。
高 そら分かる、そら分かる。
松 ほなね、なんかね、
高 で、言い合いなって、帰ってきたら、帰ってきて、
松 うんうん。
高 あー、でも、言わんかっても、よう言わんかっても、
松 言わんかっても、うん。
高 「松本さん、ありがとうございます。」とか、
松 そうそうそう。
高 「あー、あれ、ほんとうるさいですよねー。困りますよね、あーいうの。」って、周りが同調してくれる、気持ちさえあったら、
松 そうそうそう。ほんまにそう。
高 そこにおれんねんけどな。
松 ほんまにそうやねん。
高 あれ戻られへんねんな。こっちも恥ずかしくなってまうねんな。
松 そう。ほんだら、結局俺も一緒みたいに、
高 分かる分かる、それはわかる。
松 「怖いとこに乗りこんでもうたなー。」みたいな。いやいや違うやんか!と。
高 分かる分かる。

松 もうね、元々うるさかった奴らよりも、むしろ、こいつらのこの、この何?
高 見て見ぬふりみたいな、
松 見て見ぬふりのこいつらが、一番「お前らがいっちばんの悪や!」と思うねん。
高 まあな。
松 俺、いっつもそうやで。昔っから。
高 あー、「まっちゃん怖いで。」ってな。
松 うんうん。そんなもん、向こうのおっさんなんて、なんぼ怖かったってさ、なんぼガーッて言うたってさ、
  名前も知らんどこの誰かも分からん奴やから、もう別に、会話には出てけえへんわな。「松本、なんかもめてた。」で終わりやんか。
高 まあな。うん。あれあかんなー。
松 もー。

高 いや、そういうとこ(家族連れメインの収容量の多い温泉ホテル)にタレントが行くこと自体無理やねんて。まず。
松 容量悪いな〜。
高 無理無理。だって、大人数をさばくってことは、一人一人にケアできへんから、大まかにルール決めんとしゃーないねんもん。

松 もー、だからもー、俺みたいなもんは、はみだしもんやから、
高 アホやからね。
松 アホやからね。
高 うん。
松 そういう、あのー、みなさんが行くようなところに顔だしたらあかんのですよ。汚れ、芸人ですから。
高 そうそう、汚れ芸人ですからね。
松 ははは。
高 くっさい汚れきった芸人がー、
松 いや、ほんま思う。
高 ははは。
松 やっぱ俺、あーいうとこ行ったらあかんね。絶対もめるわ。
高 だから、行ったらあかんねん。
松 あかんねんな。
高 そーいうことやねん。だから、もうそうなったら、誰も行かないとこ行くしかないねん。
松 ないねん。
高 うん。だから、少々高くても、臨機応変というか、
松 結局そこやねん。
高 お客さん一人一人に対して、ケアしてくれるとこ行かなあかんねん。
松 でも、そう思て、その飛行機でも、ワンランク上の席とったりするやんか。
高 うんうんうん。
松 でも、結局、そこにはそこでまた、そんな、痛いアホがおるからぁ〜。
高 まあな。
松 うーん。まあでも、可能性は低くなるよね。
高 うん。
松 確率は。
高 どんどん、絶対、そっち行ってる方がえーねん。もうイヤな思いすんねやったら、もう、そこの金はしょーがないから。それが一番やで。
松 うん。そういうことやけどなあ・・。
高 あのー、自分、言うてたけど、
松 でも、それ、俺の物凄いイヤな解決方法やけどなあ。
高 でも、アホはおるんやから。
松 アホはおる。
高 うん。ちゃんと、ちゃんとおるわけやから(笑)
松 ははは。絶対におる。
高 多いとこに行ったら、多いとこだけ、多いんやから。

其の弐 『 政治家になる? ・ 放送作家達の温泉旅行 』

高 自分、政治家なったらえーやん。いずれ。
松 イヤや〜。
高 「なろかなー。」ってさっき言っとったがな。
松 ちゃう、もう、あんーまりアホばっかりおるからな。
高 だから、大臣とかを、こう、民間から木村祐一、
松 キムで?
高 大臣にしたらえーやんか。
松 結局足引っ張る奴が出てくるだけやねんな。

松 「松本、あんなこと言うたぞー、えーんか?えーんか?」みたいな、なんかこー、「なんかで足元すくったろ」って奴が一杯おって、
高 まあな。
松 うーん。「あんな、独裁的な奴えーんか?」みたいなこと言うてみたりとかさー。
高 まあね。
松 うーん。
高 もー。
松 結局、みんな力無いから、足引っ張り合いで、人の力奪うみたいなやり方しかないやんか。あいつらって。
高 まあなー。
松 うん。
高 積み上げる形じゃないよなー。
松 積み上げる形じゃないねん。人の台ぬく形やねん。
高 あー。それはそうかもしれん。
松 本当にねーー、もうイヤ!松本国の国王になりたいわ、俺は。
高 え?
松 マントをあつらえるわ。
高 ・・。
松 明日。
高 ええよ。
松 はは。
高 それ自由やから。やりたいんやったら、やってくれて(笑)
松 はえ、入らしたってもええで。
高 俺を?
松 うん。
高 どういうスポットで?
松 ははは。スポット?
高 ポストで?(笑)
松 スポット言うてもうたやん。
高 今、自分でスポット言うてもうた(笑)
松 ははは。
高 「どういうポストで?」を。・・・俺も「何を言うたんかな」思た。自分で。なんか、「ス」みたいなことやったな、思て(笑)
松 はは。
高 どういうポストで呼んでくれるの?
松 もうイヤ!そんな、「スポット」とか言う奴。迎えられへんわ。そんなもん。
高 アホやな、自分は。
松 なんで?
高 それぐらいがね、ゆるさが、えーんちゃうんか?臨機応変ってそんなもんやん。分かるやろ!何が言いたいか。
松 分からへん。だって(笑)
高 ははは。

松 あなたは、あなたで温泉行ったんでしょ?
高 僕も行きましたよ。なんか、作家ばっかり11人か12人ぐらいで。
松 おー。
高 行きましたなー。
松 何それ?
高 いや、去年も行ったのよ。
松 そんな、なんや、集まりがあんねや。
高 集まりの、
松 フリーの作家の、
高 でもな、やっぱり、あかんな。
松 うん。
高 あの、テレビの話ばっかりしてまうな。
松 あー、そうやなー。
高 2時ぐらいからずーーーっと、「あのなあ、テレビは、こうこうこうでー、」
松 なるな。
高 なんねん。
松 ほいで、結局行きつくとこは、もう、「アホばっかりや。」
高 「アホばっかりや。」(笑)
松 ははは。
高 ほいで、
松 「アホばっかりやー。」言うて(笑)
高 悪いけど、みんーな実名な、「あのアホがおるから〜」「あんなアホがおるから〜」「あんなアホ成立してへんな〜。」言うて。
松 でも、言うてること間違ってないと思うで。
高 絶対間違ってない。
松 俺は、その会に参加してないけどぉ、
高 絶対。
松 多分、みんな言うてること間違えてないと思うねん。
高 うん。
松 その「アホ」って言われてる奴らはさー、
高 うん。
松 やっぱ、あいつらも、そうなってんの?
高 いや、あれは分かってないと思う。
松 でも、あいつらはあいつらで、結局なんや、飲んだら「アホばっかりやー。」
高 言うとんのかなあ〜。
松 言うてんのかなー。
高 うーわ、
松・高 怖〜〜〜〜〜!!
高 有り得へんで?そんなの。
松 有り得へんよ。こっちが言う分にはええけど、お前らが言うことなんて、
高 有り得へん。
松・高 お前らに言われることなんて、なんっっにもあれへん!!!
松 ははは。
高 ほんまや(笑)ほんまやで。
松 うん。

高 まあ、楽しかったですけどね。
松 そうやな、でも、まあまあ、そういうもんなんやろな。
高 うん。なんかさー、
松 坂本竜馬の時代から。
高 あ、いや、ほんまそうやと思うわ。
松 ね。その同士が集まってね、
高 集まって、酒飲んで、
松 結局、行きつくところ、その話になんねん。
高 うん。結局、そこで「あかんのちゃうんか?このままやったらー。」
松 うん。
高 「なんかせなあかんねんて!」って言うけど、「アホおるなぁぁーーー!」
松 そうそう、ほんま(笑)
高 で、「そのアホを支援するアホもおるなーー。」言うてんねんな。
松 そう。

松 「浴衣はダメです。」言われて、「あー、そうですか。」言うんじゃなくて、闘えよ!文明開化の音が聞こえんのか!お前らには。ほんとに。
高 あー、なるほど(笑)なるほどな。
松 なんで、なんの迷いもなく、浴衣があかん言われたら、そのまま着替えんねん!と。

松 結局浴衣でメシ食っててんけど、
高 うん。
松 パッて見たらね、もう、ぴっちり、めっちゃ広いねんけど、
高 うん。
松 物凄い固まって、座らされてるわけよ。もう、勿論、他人同士やで?
高 あーー。
松 もう、全然空いてるわけよ。それに対して、誰もなんにも言えへんしぃ、
高 なんかなー。
松 もうなんかねー、「気持ち悪っ!」ってなんねん。なんかね、ほんま、アリとか見てるみたい。
高 うん。

松 自分なんや、温泉側につきたい導入部分やったけど、完全に俺側になってもうてるやん。
高 ははは。
松 せやろ?
高 違うねん。だから、すぐ、言う、理由がある分にはえーねん。
松 キムも言うてた。そこの、ホテルの人と、「もめたいわけやないんや。」と。「理不尽なことを、もう、頼むから、」
高 うん。
松 「もう言わんといてくれ。」ってことなのよ。もう、こっちにしたら。
高 うん。
松 「おかしいや〜ん。」ってもう、泣きそうやわ。
高 ははは。
松 ほんまに。だから、怒ってるわけじゃないねん。
高 うん。
松 もうね、もう、
高 まあな。
松 「いじめんといて。」やねん。
高 ははは。
松 「頼むわ。」と。楽しい温泉来てね、
高 休みとって、楽しい温泉来てね、
松 朝飯でね、こんなことで、もうね、もう哀しい思いさせんといてくれってことなのよ。
高 だから、一番は俺が思うのはキレずに、「ちょっと」って話出すことやねん。
松 それはな、
高 やっぱキレたら、周りも「なんやねん」ってなるから。
松 元々こっちがキレてるわけじゃないねん。いや、「ごめんなさい。」と、「もうできへん。」と。
  聞いてないし、一回また上がって着替えるのはできへん、って最初はそういう言い方から、勿論始まってんのよ?
高 うん。でも俺やったら、
松 でも、そういう優しい言い方してたら、あいつら絶対、「規則なんで。」

松 「ガキ」なんかで喋る時はさー、
高 面白くせなね。
松 ちょっと面白くせなあかんっていう部分、
高 まあ、あるね。
松 闘いもあって、いや、ほんっとに、全員ちゃんと納得、浜田も含め、いや、まあ浜田はちゃんと分かってると思うねんけど。
高 まあね。
松 納得させようと思たらできるねん。
高 できるできる。
松 でも、そこに笑いはないぞ。
高 ないな。まあ、しゃーない。
松 だからなんか、中途半端なことになんねんな。
高 そうやねん。
松 なんか中途半端なことになんねん。
高 うーん。
松 単純に俺なんか、悪い、わがままみたいな感じの、終わり、着地の仕方になってまうねんな。
高 なってまうねん。
松 それあかんなーと思うねんけどー、
高 でも、笑いにせなあかんねんな。
松 そうやねん。
高 難しいな、これ。
松 難しいねん。で、本気で怒ってもうたら、もう喋られへんようなってまうしぃ、
高 ははは。
松 難しいとこやねん。比率が。

其の参 『 小学校時代も・・ 』

松 なんかあのー、小学校の時に、
高 うん。
松 えー、高須もあれ、同じクラスやったかなー?
高 何よ。
松 なんかね、女子と男子がエライなんかもめて、
高 うん。
松 「女は、どうたらこうたら。」「男はどうたらこうたら。」って、エライなんか、その一週間ぐらいの間かな?
高 うん。
松 エライなんか、クラスが、もう男と女、
高 ヒートアップかいな。
松 VS女みたいになってもうた時期があって。
高 うんうん。
松 で、俺は正直「どーでもえーやん。」思ってたんや。
高 うん。どーでもええ。
松 どっちの言うてることも、なんか、もうなんか、子供、子供やねん。
高 うんうん。
松 スゴイ矛盾してんねん。
高 どっちもね。
松 「なんやそれー。」と思っててん。あんま俺は、関わってなかってん。
高 うん。
松 なんか、きっつい、「キツイなー。」思っててん。
高 ははは。
松 で、それがあまりにも、うわーっなって、先生も気づき出して、
高 うん。
松 授業中もなんや、空気おかしいから。
高 うんうんうん。
松 ほいで、先生も授業中止。急遽、学級会。
高 うんうんうん。
松 「何をそんなにあんたらは、」
高 ケンケン、ケンケン言うてるの。
松 「男女でもめてるの?」みたいな、覚えてる?
高 なんかあったような気もするなー。
松 俺は、もうずっと、そんな感じだったのよ。
高 うん。
松 ほな、もうもう、「手ぇ挙げて言いたいこと言いなさい。」みたいな。で、意外と男ってあかんやん。
高 あかん。
松 先生に、そう〜、女の先生やったけど、先生は。
高 いやいや、あかんあかん。
松 ほなもう〜、「先生ハイ!」「先生ハイ!」言うて、女子はもう、バンバン、「男子はね、こういう時にね、こんなんなんです!」とか言って、ガーッなるわけよ。
高 あー。
松 男は「そんなん言うたってなー、俺らはなー。」ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ、
高 あかんなー。
松 段々、俺腹立ってきてぇ、
高 ははは。
松 別に俺、女に対して、なんーーにもなかってんけどぉ、
高 うん。
松 なんか、もう、男が、
高 あかんから。
松 言い返されへんもんやから、向こうの矛盾点も、全然つけてないし。
高 うん。
松 腹立ってきてぇ。
高 ははは。
松 「ちょっと、待て!」なって、俺が、もう、うわーーっ!なって、
高 うん。
松 気ぃついたらさ、もう女対、女というもの対俺、になってんの。
高 あーそう。
松 松本個人になってんねん。
高 はー。
松 でも、男は全然、なんも言うてくれへんねん。「ちょっと松本、言い過ぎやで。」みたいな。「俺らそこまで思ってないで。」みたいな感じになってきて、
高 うん。
松 ほんなら、もう先生も、「なんか、松本君は、エライ、なんか怖いねー。」みたいな感じになってきて、
高 ははは!
松 「何、この感じ?え!俺?」
高 そや、自分やろな、多分。
松 もうね、あの頃からそやってん。
高 女の先生ってことは、松本先生かな?
松 松本やったかな。
高 あ、じゃあ、俺クラス違うわ。
松 違うか。
高 あー。
松 通信簿にも、それで書かれたような気がするわ。
高 ケンケン、ケンケン。
松 なんか、「松本君は、ちょっと」
高 変な、
松 「激情型の人間や。」みたいな。
高 うわうわうわうわ(笑)
松 ははは。いや、ほんま。あの頃から、そういう子やったんや。
高 うーん。かなあ。俺、あんまり自分が、ぐわーーっって言うとこ、見た事無いわ。
松 あーそう。
高 イメージはないで?そういうとこ居合わせへんかった。あのー、あのー、笑ったりとか、アホみたいなことはしてたけど、
松 うん。
高 その、あんまり授業中、「ハーイ!」って言うことは・・。
松 いや、もう腹立ってきてなあ。
高 そら腹立つわな。もうちょっと喋れよ、お前ら。
松 「せやぞ、せやぞ〜!」これ、「松本、せやぞ〜。ええこと言うぞ〜。」ってせめて言うてくれたらえーねんけど、これまた、黙〜〜って。
高 だま〜〜って。
松 黙ってまうねん。

松 そんなんが、今だに続いてるって感じなんですよ。これはもう、そういう星の下やねんな。
高 そやな。
松 うん。
高 まあ、
松 ・・エライ怒ってもうたなあ・・また。
高 な。
松 ははは。

高 その、俺らの放送作家の飲み会も、
松 どう着地した?
高 いや、結局は、
松 うん。
高 いや、なんやかんや腹立つ、アホやどうのこうの、言うててんけど、
松 うん。
高 言うても、それでも自分らが、まだ好きなことやれてるし、やれてなかったら腹立つけど、まだやれてるしぃ、
松 うん。
高 分かってくれてる人もおるわけやからぁ、
松 うんうんうん。
高 「それはそれで、やっぱり幸せなんやなあーー」ってなったんや。
松 ははは。
高 ははは。やっぱり。
松 「幸せなの、かなあーー。」になったんや。
高 なって。やっぱし。結局は、「こんなんを熱く言うてるのは、幸せやな。」になっとんねんね。
松 うーん。まあそうやな。
高 うん。
松 俺なんかでも、やっぱり腹立つことがあっても、
高 うん。
松 こうやって、ラヂオを通じてでも、言える場があるし、
高 そやねん。
松 なんか、発言する場があるから、ストレスも多少なりとも、
高 そうやねん。
松 発散できて。これ、こんな仕事じゃなかったらも〜〜、
高 も〜、イライラして、たまらんで?
松 もう、おっかしなことなってるわ。
高 なってる。

松 これなかったら、も〜、吹き出物だらけや。
高 ははは。糞詰まりかいな。
松 糞詰まりで、うんこもできへんわ。
高 いや分かる(笑)
松 ストレス、ストレスで。ほんま、体中、
高 ぶつぶつやな。背中も顔も首も。
松 ははは。
高 メンチョ、メンチョや(笑)
松 ははは。今日は怒ったねー。
高 もう、怒んのやめましょ。
松 怒るのやめよう?
高 それあかんもん。俺、そんなキャラちゃうもん。

其の四 『 ウルトラマンの話 ・ 最近泣いた? 』

高 あの、ウルトラマンの話あったやろ?
松 ウルトラマン、はい、ありましたね。
高 もうびっくりするで。
松 何?
高 ウルトラマンエース。
松 どうしたん?
高 これええのかな?捨て子らしいねん。設定。
松 捨て子は別にええか知らんけど。
高 ええのか。
松 うん。
高 あれ捨て子やねん。そういえばちょっと、形おかしいねん。
松 ははは。
高 ははは。なんか、セブンでもなく、
松 なんで形おかしなんのよ。捨てられたら。
高 いや、ちょっと、
松 その幼児虐待的なことかいな。
高 頭のとこおかしいねん。妙な、
松 ははは。
高 捨て子を、捨て子を、ウルトラの父を拾ってきたんや。
松 ははは。
高 ははは。
松 どんーーな、誰や!作家!
高 分かれへんねん。誰や、作家!思うけど、あのね、確かにそう言えば、赤の、赤が多いセブンでもなく、
松 うん。
高 頭がツルンと丸い、ウルトラマン系でもなく、
松 はーはーはー。
高 タロウみたいな角があるわけでもなく、
松 よその子かいな。
高 ちょっとこう、ぽこっと、王冠かぶってるみたいな、なんか変なねー。
松 かも分からんな、なんかな。
高 ウルトラマンエースちょっとおかしいんですよ。

高 だから、まあ、ファミリーではあるけども、
松 うん。
高 実際、そうらしいわ。
松 はー。
高 エース。
松 やっぱり、ゾフィとかには、やっぱり気ぃ使うてんねや。
高 気ぃ使うてるし。ごはんも、おかわりできへんみたいな。
松 おかわりできへん(笑)
高 で、
松 スペシウム光線もいつもより、敢えて、あえて出せへん、みたいな。
高 「あんまり出したら、兄さんに悪い」みたいなとこあるんちゃう?(笑)
松 ははは。
高 なんかね。らしいですよ(笑)
松 3分以上おらな悪い、みたいな。
高 うんそう。先に帰ってもうたら、ヤバイから(笑)
松 ははは。
高 「お前は、おらなあかんやろ!一番最後まで!」みたいなな(笑)
松 ははは。
高 誰も思えへんけど、ウルトラ兄弟はね。いや、聞いたわ。
松 それがなんで、地球のためにあんな頑張んのか、おかしいしなぁ。

高 自分、泣かへんな。
松 あー。
高 自分、泣かへんなあ〜〜。
松 泣かへんけど、何?なんの話?それ。
高 いや、別に、俺、よう泣くねん。
松 それ年齢じゃなくて?
高 元から泣いてたんやけど、
松 うん。
高 もー、子供の頃から、最終回観たら泣くねん。もう、アホやから、
松 うわー。
高 「最終回やーー。」思たら、物凄い、
松 「ハッチ」とかでも。
高 「ハッチ」なんか、最終回なんか、俺、たまらんかったもん。
松 助けにくんねやろ?
高 助けにくんねん。悪かった奴らが、スズメバチにやられて、もうあかーんいう時に、
松 うん。
高 もー、「ハッチ〜!」言いながら、カブトムシは来るわね、
松 ははは。
高 玉虫は出てくるわ、
松 あー。
高 来るんやがなー。
松 はいはいはい。
高 あー、やっぱり今までの一個一個やってきたことは、ムダになってないな、ってとこで、子供心に、もう号泣や。
松 あーー。
高 「猟奇的な彼女」っていう〜〜、
松 あれ、みんな「ええ。」「ええ。」言うな。
高 観た?
松 俺、そんなみんなが言うほど、ええと思えへんけどなー。
高 観てないやろ?
松 観たよ。俺。
高 全然泣けへんかった?
松 泣けへんかったよ。
高 なんちゅー人間や。
松 どこで泣くの?あれ。
高 物凄い泣いたよ。あの、もう、木が、
松 うん。
高 木のところで、すでに泣いてるし、
松 でもね、あれ、なんでイマイチはまれへんかったかっていうと、なんか監督が、物凄い日本の映画とか、ドラマをめっちゃ観とんなっていうのが、分かるやろ?あれ観てたら。
高 うんうん。よう似てるかもしれんな。
松 それも一昔前やんか。
高 うん。

松 それ観て感動するのもなんか、逆輸入車を「ええ」「ええ」言うてるみたいでね、「元々日本のもんやんけ」みたいな。
高 でも、俺は別に、そう、そこまでは考えてなかったから。どーやねん、思って、最初、ギャグがきっついやんか。
松 キツイ。
高 「さっぶー」
松 さぶいやろ?俺、あっこでも〜、
高 うん。ほいで、あっこであかん、
松 「こんなギャグをやる奴に、何を泣かされることがあんねん。」
高 と思ってまうやろ?
松 うん。
高 で、そう思っててん。実は、その寒さの中に、色んな伏線が入ってたやん。あのさぶい段階で、
松 大した伏線でもないけどなー。
高 いや、一応。

高 さぶいと思ってた、その伏線が、ケツで出てくるから、もう、なんかなー。
松 あー、俺はあんまり、なかったね。
高 あのショーン・ペンの「アイ・アム・サム」。
松 「アイ・アム・サム」はい。
高 あれも、泣いたわー。
松 それは、俺、観てない。
高 物っ凄い泣いた。後半ちょっと長いねんけど、ショーン・ペン、こんーな演技うまかったかな、いうぐらい泣いてもうた。
松 へー。
高 号泣です。
松 ほえーー。
高 ほいで、こないだもなんや、宮迫がやってる、宮迫と久本さんがやってた、なんか「ごリッパですよ」?
松 おーおー。
高 やってたやろ。そんな7時から。
松 うん。
高 あれでなんか、400人ぐらい子供がおる、言うて。
松 うんうん。

高 どっかの人がおって、その人は子供ができへんかったから、その時から、孤児を、家に呼んで、
松 エースやん。
高 ・・エースや。エースばっかりを、こ〜、呼んで。で、育てていって、
松 うん。
高 それがデカなって、そのおば、そのお父さんお母さんは、もう年よりになってもうて、
松 うん。
高 で、その誕生日に、みんなでどわーー集まって、「天使や。」言うてるので、また号泣や、俺。
松 うん。
高 もうね、あかん。最近、ボロッボロ泣いてるわ。俺な、泣くやんか。よう。な。
松 うん。
高 自分、泣いたん見た事ないもん。
松 俺ね、泣きはせえへんかったけど、
高 うん。
松 こないだ観た、アンネ・フランク、
高 自分は、ほんーま、ほんーーま、好っきゃな〜〜。
松 うん(笑)あのね、
高 うん。
松 出、出たてぐらいやわ、またなんか新しい、新しいやつやねんけど、
高 あーそう。
松 2、3時間以上あんねんけど、
高 長いなーー。
松 落ちた。
高 え?
松 落ちた。
高 なんやねん、「落ちた」ってどういうことよ?
松 ガクーーーッ落ちた。観て。
高 ブルーなるってこと?
松 ブルーなった。あれはやっぱあかん。あれは、あかんな。
高 あかん。
松 人間の中にある差別ってね、やっぱ人間の中にあるもんやから、これ、俺はしょーがないと思うねん。一人一人の差別は、やっぱり出てまうでしょ?
高 出てまうな。
松 やっぱ「なんかこいつ嫌い。」って、
高 あるある。
松 あるもんね。
高 うん。
松 これは、もうしゃーないと思うねん。ただ、人種差別はあかん。
高 あかんなー。
松 人種差別は、
高 そこにルールは、そこだけやんか。
松 うん。
高 個人個人やないもんね。

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