2003.4.17(木) 81回目

今週の一曲 『 涙の操 』 殿様キングス


其の壱 『 お化け? 』

松 どもー、
高 どもー
松 まっちゃん提督でーす。
高 高須ちゃん・・・プラーザでーす。
松 ね、あのー、俺が「どうも」言うた時点で、
   「どうも」返してる時点で、おかしいね。
高 遅かったもん、ちょっと。ちょっと遅かったもん。
松 アホか、笑いのためやないか。
   笑いの「為」、笑いの「溜め」。どっちもかかってる。
   「為」と「溜め」。溜めることは笑いの為。
高 (苦笑)何言うたん?「まっちゃん」?
松 ははは。
高 まっちゃんなんやっけ?
松 提督や。
高 提督。「まっちゃん提督でーす。」が、笑いの為。
松 そう。
高 と、笑いの溜め。

高 さ〜、寝起きらしいですね。
松 今日はね、今日は物凄い寝起きですよ。
高 失礼やで?
松 どうして?
高 みんなね、
松 うん。
高 そりゃ一応ね、公共の電波ですよ。これ。
松 うんうんうん。
高 「寝起きですわ。ほんまあかんで。」言いながら話てたら、
   あかんのちゃうの?
松 あのーだからー、まあ寝起きって、
   いちいち言わんかったらええのよね、君が。
高 ははは。
松 ははは。
高 そんなことを。誰も分からんのに。
松 誰も分からんことやし、ええ、まあ、
   寝起きやからって寝ぼけてるって思うのは、
   世間一般の考え方で、
高 はいはいはい。
松 寝起きのほうが、こう〜、
   頭が活動してるってこともあるからね。ははは。
高 口、カクカク言うてる(笑)
松 ははは。
高 だって、目ぇ思いっきり腫れてるもん。
松 まあ、大丈夫大丈夫。これは大丈夫。うん(笑)
高 昨日、何時に寝たんよ?
松 え〜〜っと〜〜9時ですか。
高 あ、朝の?
松 朝の。
高 お願いしますよ。
松 あのー、びっくりするよ。
   寝ぼけてると、びっくりするようなことあるね。
高 あ、これは面白そうや、これ〜。
松 はは。お化けを見たと思ったのよね、俺。
   車運転してて。昼間から。
   はっきりお化けを見たと思って、
   「うわっ!」ってほんまになってもうたんやけど。
高 どこ見てんねん。
松 「お化けをこんーなにはっきり見るかね。」と思うぐらい、
   はっきりお化けを見てもうたのよ。
   で、「うわ〜!」いや、半透明やで?
   半透明やけど、はっきりお化けやと思ったんや。
高 は〜(笑)
松 ビニール傘やってん。
高 ははは。
松 ははは。風で飛んできて。
高 「うわああ〜〜!」
松 「うわあ〜〜!」って。
   「うわっ、お化けや!」って思ったんや。
高 自分、ひどいな〜。
松 びっくりするわ。
高 それ、今日?
松 今日。
高 自分、そういうの起きんな。
松 起きんな。まあ〜、ゼロではないと思うけどな。
高 でも、あれないやろ?あのー、金縛り?
松 ないないない。
高 ないやろ?
松 いや、ないというか、もうね、もう、なる前に、
高 え?
松 暴れんねん。
高 分かんの?そんなん。
松 いや、「このままずっと上向き、
   上向いて寝てたら、ヤバそやな。」って思う時ない?
   「あ〜、もうあかんあかんあかん。」と思って、
高 うんうん。
松 もう、うつぶせとか、横になったりとか。
高 あー。
松 まあ、別に横になっても、
   金縛りになんねやろけど。イヤやん。
高 俺な、そんなんあかんねん。
   浜田とかあるって言うやろ?
松 うん。言う言う。
高 あーいうタイプってあるよな。
松 「あーいうタイプ」って?
高 あーいう、なんかちょっとこう〜、体の弱そ〜な。
松 巻きずしの端みたいな奴かいな。
高 巻きずしの端みたいな奴なの?相方は(笑)
松 うん。
高 あんたの相方は。
松 うん。
高 なるタイプやんか。なるやつは、大体分かるやんか。
   俺は、全然なれへんねんな。
   でも、あのー、寝てる間にミシッ・・。
松 うん。言うな。
高 あれは「あ、あ〜、
   なんかちょっと気持ち悪いな。」
   って思う日があんねん。
松 あ〜、あるわ。寝てて、
   一回ぱって目ぇさめたときに、「うわ・・。」
高 分かる分かる。
松 「ちょっと誰かおるわ〜。」って思う時ない?!
高 あるよ。あるある(笑)俺、結構あるよ。
松 あるな?
高 あるある。
松 「あ〜、今、もう絶対なんか、
   枕元になんか、もう歩いたっぽい感じの・・」
高 え?そんなんあんの?
松 って思う時ない?
高 俺、寝てて起きたら、「あれ?どっか見てる・・。」
松 うわ、もう怖いなあ、自分〜。
高 「どっか見てる。」分からへんで?
   勝手に思ってまうねん。
   もう、大体おかしい空気分かるから。「あ、空気おかしい。」
松 うーん、あるな。
高 で、あんまりもう、
松 考えへんようにな。
高 考えへん。で、布団中に顔入れてまうねん。
   がばって。そしたら、どこ見ても分かれへんから。
松 ・・・しょーもない解決法やな。そんなんイヤや。
高 自分どーやって解決すんの?
   どないすんの?そんな怖い空気。
松 え?
高 どーすんの?
松 それはもう、あれやんか、もう〜、
高 ぜったいしょぼい。
松 意地やんか。
高 ははは。意地?
松 意地や。
高 もうちょっと聞いてみよ。「意地」って?どーいうこと?
松 「意地を張る」の「意地」と、
高 うん。
松 今の状態の「キープ」の「維持」と。
高 お〜。
松 ダブルの効果。
高 今日はどんどん、
松 ダブル効果で。
高 やっていってるね、今日は。
松 やっていってるよ。俺は。
高 だからどーしてってんの?
   「維持」は分かったけど。
松 ははは。あんまなんもしてない。

高 あの、俺一回さ、パソコンでな、
   ものっすごい怖いことなったんや。
   あの、そういうドッキリメールみたいなの来んねん。
   で、俺、ば〜見たら、
松 うん。
高 黒〜いままや。「おかしいな?なんやろな?」思たら、
   赤〜い韓国の文字がば〜出てくんねん。赤文字で。
松 うん。
高 黒いとこに、カチャカチャカチャカチャって出てくんねん。
   「なんかな?」思って、
   しばらくなんもずーっと起こらへんねんな?
松 うん。
高 そしたら、急に顔みたいなんが、ぼーん!出てきて、
松 え〜?何それ。
高 「ギャアアア〜〜!」こんなんやで?
   「ギャアア〜〜!」ごっつ怖いねん。
松 ははは。
高 で、どこおしてええか分かれへんねん。
   クリックするとこあれへん。消されへん。
松 おー。
高 ずっと「ヒャア〜〜〜!」
   ずっとなんか言うてんねん。大声で。
松 ははは。
高 せやから、パソコンもとから、ガバッと消して、
松 も〜。
高 怖―て。「何してくれてんねん。」思って。
松 うん。
高 で、俺、これを瀧に送ったたんや。ピエール瀧に。
   あいつもびっくりしてもうて、「何してくれるんですか!」言うて(笑)
   めちゃめちゃ怖いで。
松 ははは。切りようがないの?それ?
高 切りようがないねん。
   だって、クリックする場所があれへんねん。
松 絶対無理なん?
高 絶対無理。
松 それ、なんやの、ちょっとしたウィルスやんか。
高 まあ、ウィルス、悪いメールやな。
   パソコンとか自分、開かへんの?
松 あんまり、あんーまりやれへんな。
   あのー、テレビ番組雑誌とかを買うのが邪魔くさーて、
高 うん。
松 新聞とってないし、もう、
   ほんま新聞の番組欄みたいな、Yahooみたいなとこで、
高 あー。
松 新聞の番組欄見たりとか。そんなんやね。
高 そんなんしてんねや。
松 うん。しょーもないやろ?
高 しょーもないな。
松 あんなもん、おもろいか?
高 いや、楽やん。なんか検索するときとか。
松 あ、
高 「あー、あれなんやったっけな〜?」と思って、
松 そうそうそうそうそう。
高 え?
松 それはある。それはある。
高 のってきてるやん。自分。
松 それは大いにある。
高 使とるやん。

松 そういうのは便利やな。
   だから、自分みたいな、しょーもない仕事は便利やな。
高 ははは。
   今、放送作家全員怒ってるかもしれんけどな。
松 ははは。
高 一生懸命やってんのに。
松 板尾のやつ(「III"板尾創路インテリジェンス"」)観に行った?
高 観に行かれへん。
松 めっちゃ乾燥してんな、ここ〜。
高 この前、言うてたな、・・あーそや、
   マイクがあるから入れられへんって。
   マイクがアウトなってまうって。
松 ウソやん。
高 ほんまほんま。
松 物凄い乾燥してんな。
高 そうやな?マイクがあるからなんやな?壊れてまうんや。
松 うん。
高 「わがまま言うな!」言う話や。
   「みんなこれでやっとんねん。
    ラヂオ出てる人は!」ってことやね。
松 はは。
高 (スタッフの)2人ともぺこ〜頭下げたで(笑)
松 ははは。
高 ははは。なんやったっけ?
松 知らん。
高 あれ?なんの話やったっけ?今。
松 なんもしてなかったんちゃう?
高 いや、板尾・・板尾さん。
松 あ〜!板尾のやつ観に行った?
高 いや、行かれへんよ。火、水、木、と全然あかんもん。
松 あーそう。

其の弐 『 驚愕巨大アナゴ 』

松 昨日びっくりしたな。
高 びっくりした。
松 びっくりしたで。
高 エライもんが釣れたな。
松 うん。あのー、あれあれ。
高 巨大アナゴ。
松 巨大アナゴ。なんか新聞に出てた言うて、
   浜田がエライ感心持つから、
高 うん。
松 「何をこのアホが、感心持っとんねん。
   巻きずしの端が!」思て、
高 ははは。
松 で「行きたい!行きたい!」言うから、
   まあ、「行きたい」とは言うてへんけど、
高 「じゃあ、一回、ほんまにいるか見に行こか。」
松 「じゃあ、釣りに行こか。」言うて、
   ほんーまにおったな。
高 デカイよな。
松 いちいちでかかったで。
高 でかかった。
松 気持ち悪いわ〜。
高 あの、生で見たらもっと分かるわ。
   ほんま、ちっちゃいサメやな。
松 うん。
高 あのー、8.3キロあってんな。
松 8.3キロ。
高 気持ち悪い。
松 ほいでな、あのー、
   結構長いこと乗らされて。船に。
高 あ、結構行くの?あれ?
松 もう、なんのことあれへん。その東京湾のあのー、
   なんや?あれ。シーパラダイス。
高 うんうん。
松 あの近所のなんや、港みたいなとこから、
   船でうわ〜行って、
   結構30分40分ぐらい船でわ〜っと行って、
高 あーそう。
松 ほんで、向こうの堤防のへんまで行くねん。
   ・・向こうからでえーやん。
高 ははは。
   向こうって、そっちに近いとこがあんねんな?
松 うん。
高 そっからでたらえーやん。
松 そこ出たら、っていうか、
   その堤防やったら、別に船いらんやん。
高 いや、そらあかんよ。
   そらポイントがあんねやろ。漁師さんの。
松 いやいやいや、物凄い近かったぞ。
   その向こうの。
高 あ、そう?あーそう(笑)
松 向こうの堤防から。
高 行ってないから分からんけど。
松 「分からんことするなー。」思て、ずっとゆれてるし。
   ごっつさぶいし。だからもう、
   ほんまはもうちょい長いことやってたら、もっと凄いの釣れた。
高 マジで?
松 もう耐えられへんようなってきて。
高 あーそう。

高 自分何匹釣ったん?
松 俺は2匹や。
高 うわ〜、貧相やな。
松 それも多分、2キロぐらいのやわ。
高 うわ〜、貧相やな〜(笑)遠藤やな。
松 遠藤凄い。
高 でっかいのばっか釣って。
松 でっかいのばっかり釣ってた。
高 あいつアホやで。
松 あれ、せやけどさあ、あれ、あのナマコちゃうわ、あれ、あのー、
高 思い出すまで頑張れ。
松 あのー、あのー、あれな?
高 思い出すまで。
松 アナゴ。
高 お〜、出てきた。うん。アナゴ(笑)
松 何食っとんのやろな。あれ。
高 あれなんやろな。
松 あれやばいぞ、せやけど。
高 なんで?
松 あれ普通のもん食ってたら、あんな大きくなれへんで。

松 抱き枕ぐらいあるよな。
高 抱き枕ぐらいあったあった(笑)
松 ははは。
高 ほんまあった。
松 マジでな。
高 怖いねん。ほいで、ほいで、一応蒲焼したやん。
   蒲焼というかあのー、アナゴ焼いてな、タレつけて。
松 うんうん。
高 匂いはええねんな。
松 匂いはええねんけど、
高 食えたもんやないな。
松 食えたもんやないな。大味やわ〜。まっずいわ〜。

高 まあでも居たいうことですわ。
   あんたの相方の、巻きずしの端?
松 巻きずしの端。
高 の言うことも、まんざらウソではなかった。
松 いや、凄かったねえ。
   あれまた、いろんな番組行くんちゃうかな。
高 でも、新聞は載ってたんやろ?
松 うん。
高 スポーツ新聞とかにはな。
松 でもなんか、その船長とかに聞いたら、
   まだそういうテレビには、
高 メディアには出てない。
松 出てないって言うてたわ。
高 あーそうなんや。あー、じゃあええやんか。
松 うん。
高 そらそれで、やってみましたわ。
   あれが、よう引っかかったもんやで。
   巻きずしの端が。
松 うーん。
高 あんなもんでも、引っかかんねんなー。あれ(笑)
松 んー、アホやからこそひっかかる。
高 あーあー、なるほどな。
松 うん。
高 そういうことやろな。
   アホやからこそ、引っかかるけど、
   あれぐらいなら引っかかれへんもんな、普通。
松 普通はどうでもええ話やからな、そんなもん。
高 これ、俺、言えるけど、良かったわ。
   「あんなもん、あんなもん」言うて。
   普通、芸能界おって、
   浜田の事「あんなもん、あんなアホやから」って言う、
   言える人間あんまおらんな。
松 うーん。
高 あんなもんが、・・あれなんや?
   あんなアホみたいな顔した。
松 ははは。
高 ははは。
   ちんちくりんの、あれ。なんやの?あれ。
   っていうのは、意外に言えんで?
   あの男。威圧感あるから。
松 あーそう?
高 いや、言えんよ〜。
松 まあな。逆には、
   「もうちょっと俺にも気ぃ使えよ。」言う話やけどな。
高 誰が?
松 周りの人達が。
高 気ぃ使ってるよ。
松 全然、気ぃ使うてへんよ。
高 自分何を・・どうされたいの?
松 あの、ほれあのー、中居君とやった日テレの特番みたいなん、
高 ありましたねえ。
松 あれ、今日び新人でもやれへんようなことを、
高 ははは。それ、でもさ、それでも・・しゃーないやん(笑)
松 あれは地獄やった。
高 あれ、ほんま地獄やな。あれ地獄や思うわ。
   俺、ずーっと俺も、言うてもおったやんか。
松 うん。
高 俺らもつらかったもん。
松 せやろ?
高 つらかったな。
松 つらかったやろ?
高 つらかった。
松 そうやねん。

其の参 『 地獄の神経衰弱 』

松 いや、神経衰弱をやろう言うて。
高 言うて。
松 二人で。
高 200枚の。
松 違うねん。あれな、もうな、むちゃくちゃやってん。
高 うん。
松 ほんまはもともとは、韓国行こう言うててん。
高 そうやな。それ、あんま言いなや。
松 なんでや。
高 それまたやろうや。もったいない。
松 あー、まあいいですよ。
   で、韓国行って面白いことやろう、
   いう企画が決まってたのが、
高 決まってたのが、
松 あの、バカのブッシュがやな、
   戦争するとかぬかしやがってな、
   で、海外へちょっと行かれへんようなってきてな。
高 急遽やな。
松 急遽やがな。んでもう〜、
   ほんで次出した案が、
   これまた違う理由でまた無理になって、
高 無理なって。
松 もうほんま、「どーすんねん!」言うて。
   で、1週間前ぐらいに会議で決めて、
   なんか神経衰弱をやろう言う話になって、
   で、いまさらゲストのブッキングはできへんし、
高 できへんし。
松 言うことで、
高 「じゃあ、二人っきりで。」みたいな。
松 二人っきりで、神経衰弱や。そろったら、そろわんと、
   ションベンも行かれへんし、メシも食われへんし。
高 タバコも吸われへん。
松 タバコも吸われへんし、水も飲まれへんみたいな。

松 いや、もう、あれきつかったで。
高 なあ。
松 もうね、あのー、想定してたん、
   これ誰が悪いわけでもないねんけど、もう春やったやんか。
   言うても大分あったかなったな、
   っていうところで想定して考えてるやんか。
高 うんうん。そうやな。
松 ところが、あの日だけ真冬に逆戻りやったんや。
高 おかしな日やったな。
松 ずーーっと雨降ってたし。ほいでまたこれ、
   またそのー、アナゴやないけど、
   どっかのボート乗さされてやな、二人で。
高 はいはいはい。
松 ほいで、横浜の倉庫までびゃ〜〜、
   ボートで行くねん。
高 あれキツイ。
松 これが、ずっと雨降ってんの。
高 いやそれ映ってたよ。
   モニター映って「あ〜、つらそうやな〜。」
松 めちゃめちゃつらかったよ。
   1回、物凄い、5メーターほど上がったから。
高 はは(苦笑)
   自分、そん時も言うたけど、
松 高波来て、でっかい船が通ってきて。
高 その時も言うたやん。「5メーターはウソやろ?」って俺。
松 そうや。5メーターはウソやで。
高 ははは。
松 2メーターぐらいやけど、
高 ほんなら「5メーター」って言わんでもええやん。
松 俺が5メーターに感じたんやから、
   俺、答えは俺の中にあんねん。
高 え?どーいうこと?
松 俺が5メーターに感じたんやから、
   5メーターやねん。それは。
   だって、5メーター分怖かったんやから、
   それは5メーターや。
高 そう言うてよ。ほんまに5メーターの波がきたと思うから。
   ラヂオを聞いてる人が。中居君もそう言うてたやんか。
   「いや、そんな5メーターでもなかったですよ。」
松 あのな、
高 多分2メーターもないわ。
松 うん。2メーターもないやろな。
高 1メーターちょいぐらい(笑)
松 1メーター20やな。
高 20も、さあどうか?言うとこや。
松 どうか言うところやな。80かもしれん。
高 それを、それを、「5メーター」言われたら、
   そらね、スタッフもね「5メーター?!」って言うよ。
   そんな危ないことさせられへんもん。
松 でも、違うねん。
   「5メーターと感じさしてしまって、
   すいません。」っていうことや。
高 そんな気ぃ使わなあかんの?
   そんな気ぃ使うの?
松 ははは。
   「80センチを、5メーターまで松本さんに思わしてしまった我々に、
   非がございます。」っていう話や。
高 「どうもすいません。」
松 「どうもすいません。」
高 なんでその精神がないんや。
松 「これをお納めください。」
高 何をや。だから(笑)
松 ははは。「これとこれを、お納めください。」
高 ははは。二つ欲しいんや。

松 で、いきなりめくったら、
   なんか「バレーボールマッスィ〜ン」みたいなんで、
高 すぐやったな。
松 ふわーんふわーん!言うて、
   バレーボールがおもっきり飛んできてさあ、
   耳に、キイイーーーン!言うてんねん。もう。
高 ははは。
松 さぶ〜いとこに、バレーボールが、
   ピタ〜〜ン!キイーーン!
高 ははは。
松 「これが多分、あと10何時間続くんや・・。」
高 もうイヤんなるよな。
松 いやんなるよ。
高 あのー、ずっと自分が「地獄やで、中居くん。」
松 ははは。
高 ずっと中居君は分かってんのに、
   しつこいぐらい「中居くん、だからこれ、地獄や。」(笑)
松 山崎がよう言うててん。あのー、
   24時間鬼ごっこは、「あれは地獄やった!」と。
高 あいつよう言うてたな(笑)
松 「あれほどのものは、
   今までになかった」って言うけど、
高 うん。
松 あれを俺は越えたと思う。
高 ははは。
松 まだあれ、体育館の中で、
高 俺は、そのどっちの現場もおった。
松 おったやろ?
高 うん。あのー、自分の方がキツイ。
松 キツイやろ?
高 キツイ(笑)
   いや、そらな、あのー、
   24時間鬼ごっこの、あの体育館でやったらな、
   浜田とか入って、やるあれもツライねん。
松 うんうん。
高 っていうのは、罰ゲーム知らんから。
   何が来るやわからんし、ほんまに蹴られるし、
   痛いからな。全部。そらみんな怖い。
松 うん。
高 その怖さもあるから。ち
   ょっとマジ痛いことが多すぎるから。
松 うんうん。
高 こっちって、あんまり痛いことはそうないやんか。
松 うんうん。
高 ベースは、飲み水のまれへん、
   トイレ行かれへん、タバコ吸われへんみたいなことやんか。
松 そうそうそう。
高 生活が普通にできへんっていうことやろ?
松 うん。
高 ちょっと種類は違うねんけども、
   まあ、どっちがツライか言うたら、
   俺はやっぱ自分のほうがキツイわ。
松 絶対そうやって。
   ずーーーーっと寒いんやもん。
   少なくともあいつら体育館の中で寒くは無かったやろ?
高 そうやな。

松 しかも4人おるから、
   何をされんのも4分の1の確立やん。
   まあまあまあ。
高 2分の1やな。
松 2分の1どころか、なんや言うたら、
   結局俺やもん。
高 まあ、中居君もうまいことな、あれな。
松 そうそうそう。ほんまにキツイのって、
   やっぱ俺にさそうと、
   エライもんでスタッフもしよるわ、あれ。
高 え?そうなん?
松 そのやっぱり、お笑い、
   コメディアンにさそうとしよるわ。あれな。
高 違うやろ。
松 気ぃついたら、結構俺やったで。あれ。
高 違うよ。自分が、
松 7:3で俺やで。
高 違うねん。だって今やから言うけど、ピータン。
   ピータン自分が行くから、
   「アホやな、そっちで始まったら、
   ずっとそっちやで。」って思って、
松 アホなことあれへんがな。
   面白くせなあかんと思てんねんから。
高 せやろ?だから、それ言ってたら、
   「しゃーあないな、ピータン、ピータン。」
   ピータンばっかり開けるんやもん。
松 ピータンばっかり出てくんねん。とりあえず。
   水も飲まれへんのに。
高 ははは。
   まあ、でも減らしていかんと、当てられへん。
   終われへんからな。
松 まあ、でも俺は、あれは二度とやれへんからな。
高 ははは。
松 ほんーーまにイヤやからな。
高 封印やな。
松 封印や、封印。
高 あの企画は、封印せなあかんな。
松 うん。
高 でも、めくり方も自分らあかんねん。
松 なんでよ。
高 もうよう分かれへん、
   真ん中の辺ぽんぽん開けていくけど、
松 うん。
高 やっぱ端から、
   覚えていくようにせなあかんねん。
松 あのなそれは、自分な、
   もうほんま素人みたいなこと言わんといて。
高 なんですか?
松 やっぱこっちも、そんな、それは端から開けていったら、
   効率良く開けられることぐらい分かってるよ。
   そんなもん。
高 ほう。
松 県立出とんねん。
高 ははは。
   知らんかった。これは失礼しました。これは、県立ですか?!
松 ははは。
   県立の高校出てんねん。
高 はは〜〜!はあ、それは失礼しました。
   県立の高校とは。
松 そない言うたって。
高 そらすんません。
松 機械科やけど。
高 そらすんません。すんません。
松 出とんねん。そら分かっとるよ。
   でもな、それではなんかもー、
   ちょっとなんかアホなふりをしてる部分があるやんか。
高 なるほど〜。
松 これ分からん視聴者が、
   もっとアホやから、視聴者は。
高 うん。
松 これ、アホなふりしてんのも分からん奴が、
   おんのよね。
高 なるほど。これちょっと、俺が、ゲサしたね。
松 ゲサした。
高 ゲサした。かなりげさしてた。二人のことを(笑)
松 ははは。
高 「こいつら、ほんま、端からいけへんな〜。
   端にいろんなの仕掛けとんねん。」
   って思ってたけど、
松 いや、それと、それとちゃうで。
   一応、最初の頃は、
   「真ん中のとこから行って頂けると、
    ありがたいですね。」とは言われてたよ。
高 あーそうなんや。でも端にもちゃんと、
   言うてもすぐ、もどってきていい感じん時、
松 うん。
高 ファファファア〜っとこうね。
松 うん。
高 できとんねん。
松 いや〜きついなあ。
   40、40に手ぇ届こうか言うてる時に、
   なんかもう〜、肉体労働やなあ〜。

松 まあ、こないだのはみんな、
   あんまり観いひんと思うけどね。
高 ははは。
松 ははは。
高 あかんがな、それじゃ。
松 あれはだって、
   俺かあいつのよっぽどのファンやないと、
   俺、あんま観ぃひんと思う(笑)
高 二人っきりで、ずーーっと同じとこおってなあ。
松 これはもう、しゃーないねん。
高 しゃーないな。
松 全部ブッシュが悪いねん。
高 ほんまやなあ。

松 で、あれに関して会議をどれだけやってきたか。
高 どれだけやったか。
松 「あれも無理です。」「それも無理です。」
   なんや〜言うて、1週間ぐらい前に、
   「え?ちょっと、これどうすんの?」
高 「ほんまにこれ、
   特番やらなあかんの?」ぐらいまできたよな?
松 そうそう。
高 確かにね。
松 なんもやってへんのに、
   いきなり赤字からのスタートやったからね。
高 そうやねん。金がもうあれへんねん(笑)
松 韓国行かれへんようなって。
高 ロケハンとか、
   向こう向こうでいろんなのスタンバってんねんな。
松 うん。
高 それの補償給を出さなあかん。
   これがエライ金かかって、で、おさえてるから。
   向こうのスケジュール全部な。
松 うん。
高 なのにアウトになったやろ?
   「これどっから金出んねん?」言うたら、
   出ぇへんからね。
松 出ぇへんからな。
高 これ、特番のお金をそこに払わなあかん。
松 そう。
高 残ったお金は、
   やっぱり神経衰弱分しかあらへんねん(笑)
松 ははは。
高 それはな、
松 そうやろ?
   もう「大いに体力を使っていただきましょ〜!」言う話や。
高 「張り切ってどーぞー!」やで。それ。
   二人きりで。
松 耳、キイーーン!したもん。
   おばはん出てきて、ビンタかって、
高 あれな。
松 普通なあら、耐えられるかもわからんけど、
   ごっっっっつ寒いから、
高 うん。
松 裸にされて、おばはんにバーーン!やられて、
   ごっつ痛いねん。
高 痛そやな、あれ。
松 「うわ、いったあっ〜〜!」思て、4発5発。
   前のフロアの、ADがもう、
   「もう一発!もう一発!もう一発!(小声)」みたいなことを、
   指示出してんねん。
高 うんうん。
松 「うわ、エライ指示出してるわ〜。」
高 見えてるしな。それ。
松 見えてるもん。「まだ?まだあんの?」
高 ははは。それキツイな。よけられへんしな。
松 よけられへんし。
高 くんの分かってて、よけられへんのはつらいなあ。
松 ははは。
高 「もう一発、もう一発くんねや。」って思って。
松 もれなく痛いし。素人のビンタ怖いねん。
   「指が目に入んちゃうか。」とか、
   「鼓膜破んちゃうか。」みたいな。
高 うんうん。あるあるある。そらそやな。
松 うん。
高 言うとくけど、俺が言うたんちゃうで。
松 はは。
高 自分、収録終わってから、
   「自分が言ってたやろ?」言うかいな!
   俺、そんな悪いこと!
松 あー、「もう一発!もう一発!」って?(笑)
高 「あれ、自分、高須が言うたんやろ?
   あれ、後ろから高須が言うたんやろ?」
   言うかいな!そんなこと(笑)
松 まあでも、俺は偉いやろ?
高 偉い偉い。まあ、二人とも偉かったよ。
松 あーいうことで、絶対俺は怒れへんからな。
高 いやでも、それは仕事やん。
松 でも、あれで怒る人もおるで。
高 怒る人は怒るかな。あー、一人、
   怒って帰った人もおったしな。ははは。
松 そうそう。
高 言われへんけど(笑)
松 ははは。
高 ある歌手が来てはったんやね。
松 まあ、ONAIR観たら分かるけどね。
   歌手一人しかおれへんから。
高 もんの凄い怒ってたな(笑)
松 物凄い怒ってたな。
高 いや、一応、ざっくりやけど、
   「6時、朝の6時ごろまでには出るでしょう。」言うて、
   もう夜中1時すぎて入ってもうてはんねん。
松 うんうん。
高 スタンバッてはんねん。
   声の調子も「♪あああ〜あ〜」って、
   後ろでずっとやりながら。もう早いうちからね。
松 うん。

高 ずーっと後ろでモニター見てはんねんけど、
   段々怒ってくんねん。
   「まだかな?」もう誰もその人の周り行かへんのな。
   分かれへんもん!自分らが、いつ出すかも。
松 うん。
高 これ、な?これ、ダマやから。分からへんねんな?
松 うん。
高 ずーっと寒いとこでスタンバイしてて。
松 結局出たの何時ごろ?
高 えーっと、4時か5時。
松 え?!ほんなら、予定よりちょっと早いやん。
高 ちょっと早いぐらい。5時半か・・。
松 なんで怒ってんの?・・チッ。
高 ほいで、一曲は歌って帰らなあかんから、
   歌って、まあ〜〜物凄い顔して帰ってたな。
松 うん。
高 面白かったけどな。ある意味。俺は(笑)
松 ははは。
高 「あ〜、ごっつ怒ってるや〜ん。」思って。ははは。
松 花子べろんべろんなって、来たやんか。
高 うん。
松 あのあとあいつ、次の日、目ぇさめたら、
   前歯かけてたらしい。
高 聞いた聞いた聞いた。どこでこけたんや?
松 多分、あのあとどっかでこけたんやな。
高 あいつ面白かった〜。
松 あれおもろかったな。
高 面白い。あいつやっぱおもろいな。
松 おもろいな。
高 あいつおもろいな。
松 凄いよな。
高 同じ話を5,6回繰り返すだけやけどな。
松 あれは凄かったね。あれは面白かった。
高 あれは面白かった〜。
松 見事にため口やしな。
高 あれは面白い。
松 見事に。
高 あれは、次回「ガキ」でへべれけやる時に、
   絶対いるな。
松 あー。
高 「かぐや姫」かなんかで。
松 ちょっと笑ってもうたな。
高 もう一回「かぐや姫」かなんかで、やろか。
   あいつ呼んで(笑)
松 ははは。

高 5本の指に入る?ツライ仕事の。
松 入るんちゃう?
高 今までのつらかった仕事、ちょっと教えて。
松 え〜、なんやろ〜。
高 一つは、まああるやんか。
   まあ古い話やけど、24時間トーク。「ガキ」の。
松 あれもつらかった。
高 あれもつらかったな。
松 あれもつらかった。大雨やんか。
   始まりは、また。あれも。
高 はは。
   そう。あーいうことやると、大体大雨やな(笑)
松 大雨から始まって、で、寒いねん。
高 それで晴れんねん。
松 ほいでごっつ晴れてくんねん。あの日もそうやった。
高 ごっつ晴れてんねん。
松 今度は暑いねん。
高 暑いね。
松 もうなんか、一日で四季があるみたいな。
   あれもつらいな〜。うーん。
高 あれもひどかったな。
松 あれもひどかったな。

松 えっとー、あのー、「廃旅館」も結構イヤやった。
高 あれ?
松 あれイヤやって。自分、何言うてんの?
高 あんなもん、おるだけやがな。ずーっと。
   「わあーー!」言うて。
松 はは(苦笑)
高 なんやの、あれ。全然大丈夫。
   あれ何が怖いの?ははは。
松 もうな〜、もう前の日とかごっつイヤやねんで。
高 言うてたな、自分(笑)
松 そんな何されるかも分かれへんのに、のこのことアホが、
   カモがネギしょって行かなあかんねんで?
高 いやいや、
松 だって、「おどろかされまっせ、おどろかしまっせ、何回も。」
高 そうや(笑)
松 で、「来てください」って言われてんねんもん。
高 そうや(笑)
松 分かってて、普通行くか?
高 いや、でもそーいうもんやんか。別に殺しはせんがな。

其の四 『 ADの苦労 』

高 あのー、俺の知ってる日テレのディレクターで、
   今何やってんのかな?
   なんか、古館さんのクイズの番組かなんかやってるディレクターやけど、
松 うん。
高 昔「ガキ」におったの。ADとして。
   みうらって奴。
松 うん。
高 まあ、ちゃんとした一流の大学出て、
   日テレ入って、ちゃんとしてんねやけど、
   今だにワースト1の仕事が、飛びぬけてよ?ワースト1よ?
松 うん。
高 「ガキ」の、一回あるオープニングが、
   「もうこんーな屈辱は無い!」っていう、
   イヤな仕事があったんやて。
松 えーなんやろ?
高 俺も「なんやろ?」思て、
   いまだに言うらしい。いろんな奴に。
松 うん。
高 「みんーな経験したらええわ。
   あんな凄い思いを。俺はいまだに思うけど、
   あれがあるから、どんなことがあっても、
   あれよりはマシやと思って、やってこれてる。」っていう、
松 えーなに?
高 もう今、ディレクターなってんねんで?
松 うん。
高 ちゃんとディレクターなって、
   自分で全部やってんねんけど、
   もうチーフなって、そいつがいまだにダントツに1位は、
松 うん。
高 AD時代に、覚えてるかな、自分。
   あのー、オープニングで、
   ションベンを長く出そう言うて、
松 あー、あったな。
高 金が無いから、ションベンを長く出そう。
   長く出した奴に、
   菅さんが10万円くれるみたいな(笑)
松 ははは。
   みんな水分いっぱいとってな。
高 とって、で、あのーあの、水のなんちゅうのあれ?
松 水車みたいな。
高 水車みたいなとこに、ションベンかけたら、
   ずっと音楽流れんねんな。  
   ♪タララリラタララ〜(エリーゼのために)
松 うん。その長さを競うねん。
高 で、一番長くだした奴が、
   10万円っていうのがあって、
   全員でやったやんか。
   あれ終わってから片付けたん、そいつ一人やってんて。
   みんーなのションベンを、
松 おう。
高 バケツに入れて、「なんでこんな・・」
   くっさいねんて(笑)
松 ははは。
高 「はい、OK!」いろんなことあって、
   「はいOK!」って喋って、どうのこうのして、
   「はい、撤収撤収!はよせえ!はよせえ!」
   だーれもあんま来けへんねんて。
松 うん。
高 やっぱり、そいつが一番下やったから、
   入って間も無いけど、ションベンをもうほんま、
   手でファッ、もうかかっても、全然、
   「もうええねやっ!」みたいな感じで、
松 ははは。
高 バケツに入れながら、
   くっさいみんなのションベンを全部やってたんやて。
松 あーそれは、ちょっと、ショックやな。
高 もうな、もうな、
   「テレビってこんなことまでせなあかんの?」って思って、
   何がつらかった言うて、
   あの一回のオープニングは忘れられへん、言うてたな。
松 うーん。

松 俺、もっときついことあると思うけどな。
高 いや、でもな、入ってすぐで、
   まだ上のADの子までションベンして、
   そいつぐらいやションベンしてないの。
   せめて自分のションベンまじってたら、片付ける気になるけど、
松 うん。
高 ほとんどの人のションベンが入ってる、
   物凄い量のたらいみたいなやつを、
   ドドドドッ入れては、トイレに行って流して、
   ・・そりゃなあ、つらいわ。
松 ははは。
高 臭いらしいで〜、うん(笑)
松 あ、あれはいな。
高 何?
松 あの、山崎の屁芸あったやんか。屁こき芸。
高 屁こき(笑)
松 あれのシュミレーションしたADの奴、
高 あー、渡辺な。あいつも今や、一人立ちして、
   いっちょ前のディレクターなってるわ。
松 あー、みんなそうやって、巣立っていくねんな。
高 巣だっていってんねん(笑)
松 ケツにポンプ入れて、空気送り込んで、
   ぷう〜って屁ぇこくの、できるかどうか。
   山崎がやる前にシュミレーションやらされて(笑)
高 ははは。そうそう。

高 山崎が全部、屁芸で、屁で全部やりとおすっていう、
松 で、やったんやな。
高 うん。
松 で、そのオープニング終わりで、
   俺がなんかでスタッフの不手際があって、
   一回めっちゃキレたんやな。
高 めっちゃキレたんや。それだから、
   結局オープニングやれへん、と。
   なんかでスタッフができてなくて、
   「これあかんやん。できへんやん。」言うて、
   それで、松本キレて、珍しく、あんーな始めてぐらいやな。
   あんなキレたん。で、わーっキレた時に、
松 うん。
高 まあ、みんなどうしようかと。
   まあ、とりあえずオープニング無しやで。
松 うん。
高 まあ美術さんにも帰ってもらおうか、
   まあみんなで話しよう、言うて、
松 うん。
高 全員が集まって話しよう、言うて、
   ほいでまあ、ADはそのシュミレーション何回もしてるわけや。
   パンパンの状態で来てるわけやね。
松 うん。
高 松本んとこ行って、まあ、浜田もおって、
   まあ「ちゃんと気を引きしめんと。確かにキツイ。」と。
松 うん。
高 「毎週毎週キツイけど、
   ぴしっとやらないとあかんで。」って松本が、か〜〜言うとったら、
松 うん。
高 ぷうう〜〜〜。
松 ははは!
高 ははは。
   「えええ〜〜〜?!」 思たんやな。
   一番怒ってるとき、一番自分中でも、
   「ここはな、ぴしっと、お互いの!」
   エライ強く言うてる時に、屁が出てもうたんや。
松 ははは。
高 あの、あれはなんやろ。あれ何?
   緊張と緩和。全員笑ったよな。
   あんーなエライ状態やったけど。
   ははは。初めてやわ。
松 あれは凄かったな。
高 あれは凄かった。あんな、渡辺は、
   まあ自分ら帰って、聞いたら、
松 うんうん。
高 もうずっとやばかったんやて。
   もうそのたんびに、「あ〜やばいです(小声)」って(笑)
松 ははは。
高 物凄い何度も。何度も。何度も。言うて(笑)
松 物凄い戦いがあったんやろな(笑)
高 そいで、「でも、ここは松本さん喋ってるから、絶対出されへん!」と。
松 うん。
高 「そんなことは絶対したらあかん!」とためて、
   ためてるから、肛門もぐわ〜っと力が入ってもうて、
   より一層デカイ音で(笑)
松 ははは。
高 いや〜、あれはきつかったよな。
   あれは笑たわ。自分も笑ってたよな。
松 最悪や(笑)
高 最悪や。
松 アホやわ〜。

其の五 『 松本、高須の夢 』

高 あのさ、俺、この前雑誌かなんかの取材受けてて、
   「高須さんの夢はなんですか?」って言われて、
松 おお。
高 「あ、俺、映画撮りたいっすね。
   自分で書いて、撮ってみたいですね。」って話してて、
   「あー、それはいいですねえ。」って話してて、
松 うん。
高 そん時に、「あれ?松本の夢ってなんやねん?」って思ったん。
松 うん。
高 俺は、まだそんなんあるで。
   自分、なんなん?もうある?
松 いや、まあないことはないよ。
高 あーそう。
松 ただ、やっぱ、コメディアンが、
   芸人が夢を語るっていうのは、あんま良くないと思うねん。
高 お、これはなんでですか?
松 それを言うてしまうと、
   言うてることと同じになってしまうから、
高 ははは。
松 いや、なんかそのー、
高 そんなことはな、そんなな、
   やっぱ、そんなやらかーい部分を話てもね。
松 そうそうそうそう。
高 かもしれんね。一応あんねや。
松 無いことは無いよ。そら。
高 昔はあったやんか。頂点。
   天下取るみたいなことあったやろ?
松 うーん。
高 20代の頭ぐらい、そんなこと言うてたやん。よう。
   「天下取らなあかんで〜。」天下、天下。
松 天下みたいなこと、まわりもよう言うてたな。
高 自分もよう言うてたよ。
松 言うてへんよ。
高 言うてたよ。自分〜。
松 「天下ってなんやねん。」って思ってたからね。
高 言うてたわ。「天下、天下」。
   その頃まだ東京にだーれも友達おれへん時や。
   俺と自分ぐらいしかおれへんねん、まだ。
松 ははは。
高 芸人もまだおれへんし。
松 でもな、あのー、その、たまに聞くわけですよ。
高 ほう。
松 俺に助けられたっていうような話をね。
   こういうのを聞いたときに、
   俺は「ああ、やってきて良かったな。」って言うかね。
   ・・俺の知らんとこでね、
   やっぱ世間の人達も色々あるじゃないですか。
高 うん。
松 イヤなこととか。
高 ありますね。
松 落ち込んでるときとか。
高 うん。ありますね。
松 そんな時に、たまたま俺の番組を見て、
   なんか、こう、笑えた事が凄く良かった。
   それで助けられたっていう話を、たまにやっぱり聞くんで、
高 うん。
松 これはまあ、ほんまに嬉しいことやね。
高 うん。だから、それは分かりますよ。
   それと夢とはまた違うやんか。
松 そんなんの連続なんじゃっ!だから!
高 はは(苦笑)
松 ははは。
高 分かれへんねん。
   ちょこっとずれてんねん。なんか。
松 ははは。いや、そんなんを
高 繰り返せることが幸せや。
松 繰り返せることが幸せやって言うとんねやないか!
   何回も。もう冒頭から言うてる、言うてもええぐらいや!
   アホか、お前は。
高 ははは。でもまあ、そうかもしれんよな。
松 そうや。

松 だから、まあやっぱり面白いことを提供していってやね、
高 もっともっとこう、
   自分もわからんような笑いをもっと見せていく、
松 逆ミサイルや。
高 ・・・はああ?もう〜。
松 どういうことやねん。
高 何を提供してんねん、今。
松 ははは!違うがな。
高 はいはい?
松 その〜、
高 ミサイルは傷つけるけども、破壊するけども、うん。
松 破壊するけども、決して傷つけない、むしろ、
高 うん。むしろ?
松 人を
高 おお!
松 ほっこりさせる、
高 ほっこりでええの?(笑)
松 ほっこり。ほっこりさせる、ミサイルを撃っていかないかんな、と。
高 ははは。

松 だから、ある種ブッシュと逆のことをね、
高 なるほどね。
松 やっていかなあかんわけですよ。
高 大体、そういう人は出てくるらしいで。
   そういう、なんか破壊する人がおったら、
   やっぱり形成する人が出てくんねやて。
   歴史上。ちゃんと。
松 うん。
高 あの、あのなんやヒトラーと、
   まあ自分嫌いやけど、チャップリンは同い年に生まれて、
   同じチョビヒゲを持ってる男やからね。あれ。
松 なるほど。
高 片や喜劇。
松 天子と悪魔みたいな。
高 片や悲劇。
松 あー、でもこれねえ、
   意外とヒトラーが天使やったりするとこもあってね。うん。
高 それ言うたら、ややこしい。
松 チャップリンもまた、
高 そんな言うたら、ややこしい、ややこしい。
松 ええかげんな奴やったりすんねんけどね。
高 ええ感じで言うたのに、ややこしい。
松 ははは。
高 どういうことよ?
松 表裏一体っていうことやね。
   要するに。その、この笑いも、
高 ほっこりも、
松 ほっこりミサイルを撃ったつもりが、
   単純に相手を傷つけてしまうだけの時もあるやんか。でしょ?
高 それあかんのちゃう?
松 それはあかんね。
高 じゃあ、あのブッシュもいいこともあるってこと?
松 いいこともあるよ、勿論。
   だから、表裏一体やいうことを、
   俺はもう冒頭から言うとんねん。
   ボケか!お前は。
高 はは。
   さっきから、コイツ、
   言うてることわっかれへんねんも〜ん。
松 だから、俺は最初に、
   「まっちゃん提督や」って言うたの。
高 あああ〜〜〜!
松 ははは。
高 ははあ〜〜!

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