2003.2.20 73回目

今週の一曲 『 ガラス坂 』 高田みずえ


其の壱 『 子供って 』

松 松です。
高 高です!
松 ははは。ねえ、二人でやっていくわけなんですけどもね。
   え〜、本当にね。
高 色々腹立つことがあるらしくて。
松 いや、もう〜、腹立つことは一杯あるよ。それは。
高 生きてるとね。
松 生きてると、というか、まあまあ腹立たされるわね。
   でも、俺は人を腹立たす側になることは、あんまないねんけどな。
   アホが勝手に腹立ってるだけで。
高 まあまあまあ。アホが勝手にね。
松 うーん。
高 アホは多いねえ。
松 アホはほんまに多い。
高 いや、まああんたの話聞いてると、そこまでアホは知らんけど、
松 うん。
高 「世の中こんなアホが多いかな。」思うくらい、アホが多いね。
松 ほんーーま、多いよ。
高 なんでなんやろな。もっとちゃんとしてんちゃうの?みんな。
松 昨日でもな、「ガキ」終りで、山崎とラーメン食いに行って、
高 うん。
松 そのラーメンがな、新しくできたところで、なんかね、
   なんて言うたらええかな?ベンチ、ベンチみたいな
高 はいはいはいはい。
松 うん。で、前に座ってた4人ぐみが、もうね、
   いちいち背もたれに、がっともたれるわけですよ。
高 そのたんびに、こう〜、
松 そう、そのたんびに、その背もたれは我々のテーブルでもあるわけさ。
高 で、がーん!となってるわけやな。
松 で、がーん!まで、がん!いったら、俺も、ばーん!キレるけど、微妙やんか。
   なんかスープゆれるほどでもないしみたいな。
高 あー、でもそれが一番気になんねん。
松 でも、ちょっと気になんねん。そうやねん。
   で、4人の内2人ぐらいがやったりやれへんかったりがあるから、
高 まあなあ・・。
松 で、もうギリギリやな。
高 あーいうのって、気ぃつかへんのかね。
松 俺は考えられへん。

松 山崎も俺がキレかけてんの気付いてるし、
高 うんうん。「まあええか。」と。
松 「ちょっとどうしたもんかなあ。松本さんキレんちゃうかなあ。」
   っていう気にし出してるから、それはそれでもう、山崎に気ぃ使うやんか。
高 まあ、いいか、そんなことは。
松 「もうええか。」我慢してんけど、でも気付いてないわけよ。
   後ろに俺と山崎がおることを。
高 それ、気付かれんのもうっとうしい。
松 注意するとそこで気付かれるんで、
高 「松ちゃんだよ。」
松 うん。逆にね、タレントや思たら、強気になる奴もおんねん。
高 あのー、そうやね。俺はちょっとそういうとこもわかんねんけど、
   ある意味、タレントやから暴力ふるわれへんからね。
松 そう思てるからね。
高 ふるったら、悪いし、叩かれるし、
   「言うたったらえーねん!なんやったら!」っていう意識になるからな。
松 「松本に言うたった」みたいなね。
高 うん。そうやな。
松 そうなるんで、腹立つけど、そういう意味で我慢してまう時があって。
高 なるほどねえ。

松 「裏かいて思っきりしばいたろかな。」と思うけどな。
高 まあ〜、しばかんほうがええねんけどな。
松 ははは。まあな。
高 そら、だって、そらさあ、何?ラーメンのスープちょんとゆれた奴に、
   そないにリスクおってどつかんでも、ええやんか。

松 ラーメンのスープのことじゃなくって、
高 まあな。
松 お前のモラルとか、お前のなんか、ことで怒ってるわけで。
高 まあな。
松 でも、多分言われるやろな。
高 「ラーメンスープゆれゆれの、」
松 ははは。そこはね、ほんまねえ、
   うやむやにされるっていうかね、そっちの方がおもろいから。
高 いや、それでニュースになったら、翌日のワイドショーなんかは、
   「さあ、現場に行きました。」
松 うん。
高 「ちょっとイスをやってみます。」とーん!
松 ははは。やられかねへんからね。
高 やって、「あら?そんなゆれませんよ?」みたいなこと言われて。
   「これで松本人志はキレたんや。」みたいなことで、
松 そうそうそう。
高 またこれ、おかしな男扱いされるで?
松 うーん。

松 作家の長谷川がね、
高 うん。
松 このラヂオの。
高 はーはーはーはー、そうやねん。
松 子供が出来たんですよ。
高 子供が出来たんですよ。
松 ね?
高 早いね〜。
松 うん。でも、もう俺も見たくも無いのに、デジカメに撮った生まれたての子供を
高 一応、見せよう思て、長谷川が、わざわざね。
松 そうそう。
高 持ってきて。うん。
松 わ〜っと「見てください。」「いや、ええわ。ええわ。」言うたけど、
高 うん。まあ、強引に見せられて。
松 まあ、長谷川は「見た」と思てるやろうけど、俺は目ぇつぶってたからね。
高 ははは。そないに見たないか。
松 まあまあ、その〜、ね?俺はだから、
   こういうこと言うと「松本は子供が嫌いやからや。」で、片付けられるやんか。
高 うん。
松 「子供がおれへんからや。」本当は、子供がおる人が言うてほしいねん。
高 なるほど。そういう人ほどな。

松 「子供が」「子供が」もう、子供がおったら無敵やと思とるからね。
高 それは、間違ってるよな。だって、俺らが子供の頃、
   子供中心に生活してなかったやろ?
松 もう〜〜、ほんまやで。
高 びっくりするぐらい大人中心やったやろ?
松 びっくりするで。ほんまに。
高 俺らのこと無視やったやろ?基本的に。
松 まあ、それの別にね、仕返しをしてるわけやないくてね。
高 全然、全然。それで普通に別におったやん。

高 知ってる?今の子供ってさ、クリスマスあるやろ?
松 うん。
高 サンタクロースはおるって幼稚園で教えられ、
   「家でもそう言ってください。」ってこう、通知がくるらしいで。
松 あーそう。
高 そんなこと俺らあった?
松 凄いな、それ。
高 俺らん時なんか、クリスマス、サンタクロースがおるなんて、
   そういう教育自体、いや、言うとったよ?
松 うん。
高 でも、家の方でちゃんちゃらおかしい状態やったやんか。
松 そうやなあ。

松 ただあ!俺が怒ってんのは、もう「ガキ」でも散々言いましたけども、
高 はい(苦笑)
松 道幅の狭いところをね、がらがらがらがら、なんやあれ?
   分からんけど、なんちゅうおもちゃなんかも分からんけど、
   がらがらひきずって、ゆっくりおばはんと歩いてるから、
高 うん。
松 ね?ど真ん中をやで?これ、歩道でもなければ公園でもないわけよ。
高 うんうんうん。
松 「おかしいやろ」と。
高 おかしいな。

松 子供がびっくりして何故悪い!じゃあ!びっくりさせようぜ!!
高 いや、別にさせんでもええがな。わざわざさせんでも(笑)
松 いやいやいやいやいや、クラクションが鳴るということは、車が来る、
   車が来るということは危ないよ、ということを教える事も大切やろが。
高 まあ、勿論勿論。
松 俺らがガキの時、めちゃめちゃ鳴らされたで?!
高 ボロカス言われたよ。「何しとんねんっ、ボケェッッ!!」
松 俺、バーーン!!はねられたことあるもん。
高 俺も、2回ぐらいあるわ。
松 「どこ見とんじゃっっ、ガキッッ!!」言われて、
高 うん。
松 「すいませぇぇん。」言うてたやんか。
高 いや、言うてた、言うてた(笑)
松 ははは。
高 何度もあったよ。
松 なんーーどもあったよ。そんなこと。
高 それで、「あ、飛び出したらいかんねんな。」ってことを。
松 「飛び出したらいかんねんな。」
高 「俺らが悪いんやな。」って思たわ。
松 「大人は怖い。」「大人は殴ってくる。」
高 ははは。「大人のあんな顔見たこと無い。」みたいな。
松 いや、ほんまやで。
高 そうやな。
松 と言って、別に大人を嫌いになったりとかさ、そういうことにはなれへんやん。
高 そういうもんやと思ってたからな。
松 そういうもんやと思ってたもん。

高 俺な、最近な、戦争どうのこうの言うてるやろ?
   で、まあ北朝鮮も核ミサイル持つやら、
松 うんうん。
高 ね?アメリカも「戦争したい」とか、
松 うん。
高 まあ「したい」言うてるのか、「せなしゃーない」言うてるのか。
松 うん(笑)
高 ね?イギリスのブレア首相、9%の支持率やで?国民から。
松 あーそうなんや。
高 90何%は、もう「戦争したない!」言うとんねんで?
   でも、「戦争する!」言うてんねんな。
松 うん。
高 俺、別に戦争、ややこしいことはよう分からんけど、
松 うん。
高 「こないに、一国の長がアホばっかりか。」と思て。
松 ははは。
高 もっと俺ね、小学校の時は賢い人がなるもんやと思ってた(笑)
   あのー、
松 いやいや、アホやで。
高 な?
松 ほんまに、アホやで。
高 単純な国利の為に、それは分からんで、いろんなこと思ってるんかもしれんけど、
   裏返せば、ちょっとの利益の為に、国豊かにするために、
   みえみえのことしてるわけやんか。
松 でもねえ、あのー結局ね、無理なのよ。
高 うん。
松 要するに。要するに、そのー、なんていうのかな?村長から考えていったって、
   やっぱ村の人たちに慕われるようにしなあかんわけよ。
高 せなあかん。
松 で、極端な話、その自分の村さえ守りゃあ、
高 まあ、言うたらね。
松 いいわけですよ。他の村の奴が「あいつ最低や」言われたって、
高 うん。
松 「もう、うちの村長最高」って村人に言わせたら、勝ちなわけや。
   それが、国家レベルであったり、世界レベルであるんですけど、
高 もちろんそう。
松 結局、全世界が「あいつ最高や」なんか有り得へんわけやからな。
高 まあ、実際わね。
松 だから、もう元々無理なのよ。
高 でも、それをさあ、「なんとかしよう」言うて色んなこと頑張ってるわけやんか。
松 うん。
高 言うたってね。

高 どないすんねんな、「無理やねん」「無理やねん」て。
松 まあ、そやな。これほんま、ぶっちゃけた話、
   俺が総理大臣になったら、変わるやろな。
高 ははは。
松 ぶっちゃけた話。
高 いや、「変わるやろな」言うて、どうしてくれんの、じゃあ。
松 ずばーーーん!変わるな。
高 分かってるよ。もう(笑)
松 もう、靴のサイズから変わる。
高 おおっ!
松 まず。
高 「まず」かいな。
松 まず、1.5センチ大きくなるからね。大きいの履く、
高 ように、
松 がばがばでいこうぜ、
高 なんでやの?(笑)それ、その政策はどういうふうに?
松 ゆったりとしようぜっていう。
高 あーあー。靴の中から?歩きづらいわ(笑)
松 ははは。靴の中からや。ゆったりと。
高 あ〜なるほど!生活の、
松 そんなもんは、
高 第一歩は!
松 ・・・・あ〜。そう。
高 ははは。
松 ははは。そんなものは、まだまだ。
高 あ〜、はーはーはー。なるほどね。
松 はーいはーいはーい。靴ヒモもね、
高 ゆるゆるで。
松 2個はずそう。
高 抜けそうやな〜(笑)
松 ははは。
高 靴の意味なしてへんみたいに思うけども、
松 うん。
高 政策はそっから。
松 2個、
高 ほどいていく。
松 ほどこうよっていうのを俺はかかげていきたいな。
高 じゃあ、分かりました。じゃあ、それをやったら余裕ができんねんね。
松 そう、がばがばやからな。
高 どういう余裕ができんの?
松 だって、急いだら脱げるもん。
高 あ、なるほど!急がへん。ゆったりとね。
松 ゆったりと。
高 なるほど。その、ゆったりとね、土塀の傷を見たりとか、
松 そうそうそう。
高 野に咲く花をこう、見て行ったりとかする余裕からぁ!
松 それ、それを俺は言うてんねん。それを言うてんねん!
高 そしたら、ブーーって鳴らすな!
松 ははは。
高 ははは。
松 それを俺は、もうVOL2から言うとんねん。もう、今日で73やけど。
高 ははは。あ、VOL2から言うてる?そんなこと。
松 VOL2から、そういうことをもう、ひけらかしていっとんねん。
高 ひけらかしたらあかんやん。
松 ゆっくり歩いて行く事が、いかに大事か。
高 なるほど。
松 を、俺は言うてんねん。
高 そしたら・・そしたらえーやんか。そのお母さんと子供に鳴らさんでも(笑)
松 ははは。
高 おかしなとこ、辿りつくもんやな、話っちゅーのは(笑)

其の弐 『 松本家の教育方針 ・ ガキ時代 』

(歌が終って)
高 いや〜、ええ歌やないの、これ、ねえ。
松 これ、浜田と俺、フェスティバルホール見に行ったもん。
高 ははは。
松 たかだみずえ、コンサート。
高 良かった?
松 良かったよ〜。そんなもん。
高 みずえちゃん良かった?可愛かった。「可愛いわ〜」言うて帰った?
松 「目ぇ合うた。目ぇ合うた。」言うて。
高 うわあ〜、アホ丸だし(笑)
松 絶対合うわけないのに。「いや、俺の方が。あれは俺を見てた。」みたいな感じで。
高 キツイ二人やな〜。
松 ははは。
高 それ何?いつごろの話?それ。
松 中2くらいやな。
高 あ、自分中2で行ったん?中2やったら、俺も同じクラスん時やんか。
松 中2か・・まあ、中2やな。
高 中2か。
松 うちの親父なんか知らんけど、フェスティバルホールのチケットとか、よう手に入ったから。
高 自分とこのおっちゃん、微妙〜なチケットようさん裏からの入手が可能な・・
松 ははは。
高 ね?新喜劇のチケット貰ったりとかな。
松 うん。
高 凄いよね。
松 うん。で、うちの姉ちゃんと兄ちゃん、そのチケットをさ、
高 うん。
松 もう20枚ぐらい持ってたのよ。
高 おお〜。
松 フェスティバルホールのたかだみずえに限らずね。
高 おお〜。
松 それ、ダフ屋まがいのことしてたもん。
高 はは。誰かに売ったりとか?
松 うん。あの、前で。
高 あ〜、そっかそっかそっかそっか。
松 で、ダフ屋のおっさんに追いかけられて逃げて。
高 ははは。
松 それでもまた違うとこでやったりとかして。
高 なんでそんな入ってくんの?
松 あれ、なんやったんやろな。
高 えらいその、自分とこのお父さんは文化的なねえ、
   その考えたら、「フェスティバルホール行って、じゃあ、歌でも聴いてきなさい?」みたいな。
松 いや、ちゃうちゃうちゃうちゃう。
   それは、うちの兄ちゃん姉ちゃんがダフ屋的なことをしてるのも、もう容認や。
高 あーあー。何?それはもう、「売ってきなさい?」ってこと?
松 ははは。
高 ははは。
松 それは、うちの親の教育放心やからな。そーいうのも。
高 自分達で金稼いで、
松 稼いで。まあ、ここにチケットがあるから、
高 うん。
松 見るも良し、
高 良し、
松 友達に配るのも良し、
高・松 売るも良し〜。
高・松 ははは。
松 そーいう教育方針や。俺は全然間違ってないと思うよ。
高 いや、間違ってないけど。

高 打ちこまれたらどーすんねん。うち。日本。
松 あー。あ〜ロケット?
高 うん。誰が守ってくれんの?これ。
松 まーまーまー。もう終りやろな。そうなったら。
高 ははは。な?こんなこと喋ったって、どかーーん!で終りやろ?
松 終りやろな。
高 ええのかね?
松 多分、アメリカはなんもしてくれへんしな。
高 してくれへんな。
松 うん。
高 「あっつ〜」言うて、ぎりぎり助かった奴も、
松 うん。だって、「韓国と日本が手ぇくんで、まず北朝鮮と戦いなさい。」って言ってんやもん。
高 うん。
松 そいで、
高 にっちもさっちもいけへんかったら、
松 「うちは、行くけど・・」みたいな感じ。
高 うん。
松 「うちが先行く事はないんでぇ。」言われてるわ。
高 ね〜。
松 じゃあ、なんのためにお前らは日本に基地置いてんねん?
   みたいな話になってきてね。
高 かなわんな〜。
松 そうなってくると、俺のアメリカ批判に火ぃついてくるわ。
高 あ、いつもの、いつものクセ?
松 うん。
高 あ〜!
松 ははは。米批判が。
高 米批判が。

松 あのねえ、子供はやっぱり、あのーいろんなもん見さした方がええで。
   いろんなこと体験さすことやと思うねん。これまた話戻るけど。
高 うんうん。
松 びっくりするも良し。
高 うーん。そらそうや。
松 そうでしょ?
高 いや、そらそうや。
松 ねえ?びっくりしたらあかんかったら、なまはげの立場どうなんねん!あれ。
高 ははは。泣かしとるからな。あれな。いや、そらそうや。
   いや、びっくりせなあかんねん。子供は大概。
松 びっくりせなあかんねん。ほんま。
高 勿論そうやと思うよ。
松 うん。
高 俺らなんて、あのー、最近な、でこそないけど、
   変な怪しいおっさんとかぎょうさんおったやろ?
松 おったおった。
高 で「あかんで〜。」いうの思いながら、「これは、ええ」「これはあかん。」
   子供ながらなんとなくわかっていったよな?
松 うん。あーいう、危険な。
高 「あ、このおっさん、マジや。」っていうのは、分かった。子供ながらわかっていった。
松 うん。「このおっさん大概シャレ通じるけど、ここ言うと怒るわ。」って、おっさんの逆鱗を、
高 ちゃんと分かってたよな。俺らな。
松 うろこが逆になってるとこを、
高 分かってた。
松 ははは。
高 分かってた分かってた(笑)だから、「怒らせたな!」思たら、
   おっさんの気持ちええことさせたらええねんもんな。
松 そうそう。そうそう。
高 野球やっといたらえーねん。
松 そうそう。
高 野球やって「速〜!」
松 手ぇ、パーーン!なって、
松・高「いったあ〜〜!」
松 言うてたら、おっさん機嫌ええから。
高 そうそう。機嫌ええ。
松 球、速い思とるから。
高 思とる。「ビューーン言うてますやん!」言うたらえーねん。
松 ははは。「うわ、ビューーン言うてますやん!」言うてたら(笑)
高 言うてたら、俺ら怒られへんから(笑)
松 そんなことをね、
高 覚えな。
松 覚えなあかんと俺は言うてんねん。今日はもう、ずっと!
高 だから、VOL2言うてんねやろ?
松 VOL2から言うてんねん。もう〜。
高 そうや。そらねえ、「あ、殺される!」っていう瞬間も必要やねん。
松 そうやで。
高 あったやろ?
松 あったよ、そんなもん。
高 な?
松 おっさんにもう〜。それ、うちの犬じゃないねんけど、
高 うん。
松 あのー、犬、俺、伊東とね、子犬を見つけて、えらい可愛かったんや。
高 うんうん。
松 で、うち犬ったから、
高 うん。1匹おるから。
松 うちではもう飼われへん言うて。「伊東んとこはあかんの?」言うて、
   ほんなら、伊東んとこもおかんに聞いてみたら、
高 うん。
松 「あかん。うちでは飼われへん。」言うて、俺と伊東でどっかしばらく、
高 飼ってて。
松 飼ってたのね。あ、2匹おったんや。
高 おお、子犬が。
松 全然違う種類。
高 うんうん。
松 ほんで、最終的にはあのー、一匹は伊東んとこで飼うことになったんやけど、
高 うんうん。
松 そのもう一匹、な?
高 うん。
松 つれてたらな、おっさん来てな、
高 うん。
松 「その犬、可愛いやんか。」
高 うん。
松 「くれ。」「あかんよぉ!」言うてんのに、無理矢理ひったくって、
高 うん。
松 連れていかれたんやで。
高 ははは。
松 考えられる?
高 子供の・・・「犬、可愛いやないかあ〜。くれや、おい〜。」言うて。
松 ははは。つれていかれてんで?
高 ヒドイ。
松 これ、たまたま俺らがな、拾った犬で、まだ貰い手も決まってない状態やったけど、
高 飼ってる犬やったら、
松 飼ってる犬やったら、ほんま、そんなこと、結果的にはね、飼ってなかったけどぉ、
高 うん。
松 「ようそんなことできんな〜!」思て。
高 まあ、おっさんがちゃんと飼ってくれんねやったら、それはそれでなあ。
松 そうそうそうそう。
高 いや〜。
松 もう、そんなことがまかり通る、世の中やったからな。
高 世の中やったな〜。無茶苦茶な世の中やったわ。

松 俺、もうカマキリ取りに行って、
高 うん。ははは。
松 なんか、柵越えたとこにカマキリがおる〜言うて。
   俺は、ほんまはカマキリ嫌いやねんけどね。
高 うん。
松 まあまあ、子供は、
高 のっていかなあかんから。
松 カマキリ好きや、っていうことに、
高 はい。
松 元来子供はそういうもんや、って
高 思いこんで(笑)
松 されてたから(笑)
   で、俺も好きやないといかんのや〜と好きなふりしててんけど、
   ほんまは全然カマキリなんて興味無いんねんけど、っていうか怖いねんけど、
高 うん(笑)
松 なんか、「柵越えたところに一杯おる」言うて、それがなんかあのー、
   日立製作みたいな、なんやあれ?
高 あー、あったあった。
松 な、今考えたらな、おっさんな、
高 うん。
松 お前の家の工場でもないしな、
高 まあな。
松 な?
高 うん。
松 ひろ〜〜い空き地があってな、ちょっとその草が茂ってるところで、
   子供達、4、5人が、カマキリ探してるだけのことやねんから、
高 もうええやんか、と。
松 もうほっといたらえーやん。今考えたらね。
高 今考えたらな。
松 でも、あの頃のおっさんてなんやろ、あれ?
高 本意気で。
松 全力疾走で走ってきたで。
高 本意気や。
松 ははは。
高 で、俺のツレな(笑)
松 俺、腰抜けたんやからな!こわあて!
高 ははは。
松 俺、「うわあああ〜〜!」言うて、塀登ったら、
   塀の一番上の所で腰が〜っ抜けて。怖すぎて。
高 ははは、
松 ははは。腰抜けて、向こう側に落ちたんやからな。どーーん!落ちて、
   「痛い痛い痛い痛い!」なってたら、そのおっさん心配することなく、
   「2度と来んなよぉぉーーっ!」言われて。
高 そらそう。そうそう、そんなんやった。
松 何をあんなに怒ってたんや。あのおっさんは。

高 だから、えーやん。自分はそのままいきーや。
   世の中から、「俺は子供、どなっていく!」と。
松 でも、怖いおっさん、俺は怖いおっさんになるってことは、
   他の人は全然ついてきてないってことやろ?
   全体的に俺は怖いおっさんのレベルを上げたいねん。
高 まずは、自分が、
松 その後で俺が怖いおっさんになるのは、いいけどね。
高 まず!自分が怖いおっさんにならなあかんよ。怖いおっさん、
   「松本のおっさんは怖い」っていうふうに、子供の中で噂がたつぐらいならんと。
松 ははは。
高 ははは。いや、噂になる、なってたもん。怖いおっさんは。
松 あ〜。

松 だから、タレントは手ぇ出せへんって決め付けてる感じがちょっとしてるんで、
   俺はその裏をかきたいな、とは思てるね。
高 だから、そのリスクを負ってやんねやったらええけども、その後ややこしーがな〜。
松 うーーーん。正直、俺があの、ピン芸人じゃないとこで我慢してるとこがあるね。
高 うんうんうん。
松 うん。
高 まあ、浜田もいてるからな。
松 迷惑かかるからね。
高 二人合わせてダウンタウンやからなあ。
松 うん。迷惑かかるからあ、それは我慢してるけど、
高 うん。
松 一人やったら、ほんーまに、俺はもう、なんかになりたいわああ。
高 何になりたいねん。急に「なりたいって」(笑)

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