2003.2.6(木) 71回目 

今週の一曲 『 ブルー・ライト・ヨコハマ 』 いしだあゆみ


其の壱 『 髪の毛 』

松 おうっ、松本っ!
高 おうっ、高須!
松 ははは。
高 これどんな感じのイメージなの?これ。
松 これは、もう元気良くいこうってことやね。
高 あー。
松 あのー、逆にそんな君がだらだらした感じしてるのを、
   俺がふいをついた形やね。形をあらわした一品やね、これは。
高 ははは。あー。
松 そうですね。ええ、高須君もヘアースタイルが変わり。
高 そうですよ。ぴっしーーとね。
松 まあ、どうでもええけどね。高須のヘアースタイルが変わろうが、
   変わるまいがね。
高 いや、これ、散髪屋さんのね、
松 うん。
高 作品ですよ。一品ですよ。
松 ははは。エライなと思うわ、世の中のみなさん。
   月に一回ぐらい行くやろ?男って。
高 月に一回どころちゃう。俺、月に一回よりも早いな、ペースは。
松 もう〜、俺はあのストレスがもう、はんっぱやないんで。
高 そうやな、自分よう言うてたもんな、もううっとうしいって。
松 もう、イヤで、イヤでさあ。

高 だからよう帽子かぶってたもんな、キャップを。黒いキャップを。
松 んーー、あのーー、かぶりもんが多いとねえ、
高 うん。
松 かぶりもんならかぶりもんで、ずっとかぶりもんならええねんけど、
   その次普通に
高 トークあったりとか。
松 あったりとかするから。あれがな〜。
高 今は、ええなあ。
松 今はほん、ほんーーーまに気にせえへんな。
高 なあ。
松 まあ、当たり前やけど。
高 楽やろ〜。
松 一日の内で、頭の事考えることゼロやもん。
高 あのほら、頭、行くやんか。
   決して、向こうの人終わりのために一応セット決めるやんか。
松 もう、あれがな。
高 ろくなもんやない。
松 ろくなもんじゃないよ。あれは。
高 俺、行って、さあ、切りました、うわ〜〜っと洗いました。
松 うん。
高 で、俺はもうえーねん。ちょっと半濡れでもえーねん。
   でも、乾かしはんねん。ばあ〜っと。
松 うんうん。
高 その後や。一応、向こうの思う、
松 「油ですか?なんやらですか?」
高 みたいなこと言いよる。
松 「どっちもちゃうねん(冷)」みたいな。ほんま。
高 「ディップですか?ムースですか?」とか言いはんねん。
松 うん。
高 で「なんでもいいっすよ。」って言うねん。一応な。
   プシュー−っとやんねんけど、全―然あかんセットやねん。
松 0点のことされる。
高 0点のことされる。物凄い頭でかなるねん。
松 「お前、俺来た時見たやろ。」
高 いや、ほんまそう(笑)
松 「お前、俺来てたとき、見たやん。」
   ヒドイ時、分け目逆やったりするからね。
高 そうやねん。

松 子供の時の、髪の毛切りたてのときはもう、ヒドイもんやったで。
高 親に見せる用やねん。親チェックでOKなように切ってるだけやねん。多分。
   子供のな、その子供のはどーでもええねん。
松 うん。うん。
高 ばーっとな、耳もしっかり、えりあしもしっかり、
   前もしっかり、すいて、どーーん、で。
松 やらんと、納得、「うちの子、切れてない。」店につれてこられるから。
高 うちのおかんよう言うてたもん。
   「あんたそれ、もう一度切っといで。全然切ってない。」
松 よ〜〜言うてた。
高 「全然切ってへんやないの!」
松 それでな、うちのおかんなんかな、ごっついイヤ、ごっついイヤやねんなあ。
   「あんた、おいで!」言うて、俺「もうええやん〜。」言うて、
   腰引き気味や。ば〜〜っと。
高 ははは。「人志おいで、もう一回切ってもろたらえーねん。」
松 ぐいん、ぐいん引っ張られて、おかんが結構ヒステリックに言うのよ。
高 言うねん、言うねん、言うねん。
松 「全然、これ、な、何しはったん?これ?」みたいな。
高 「もっと、もっとばーん、ばーん、と切ってあげて?これ?」
松 うん。「何しはったん?これ?こんなんやったら、お金払てられへんわあ。」
   みたいなことを言いよんねん。ほなおっさんももう、「あ〜。」言いながらも、
   「もうちょい、もうちょっとやろか?僕、なあ?」言うて。
   ほいで、おかんそのまま市場行きよんねん。
高 行きよんねん。
松 もう、おっさんとサシやん。もうごっつイヤやん。
高 いや、こっちから「そんな切らんでええ」言うとるから。
松 そうそうそう。俺が言うたんや。
高 「耳のへん、そんな切らんでええ」言うたから。
松 俺が言うたんや。
高 言うたんや。
松 俺が悪いねん。
高 おっさんもな。
松 おっさんもたじたじや。ヒステリックにがーー言われて。
高 言われてなあ。
松 で、まあ「お前が悪いんちゃうんか?」みたいな匂いもありつつ。
高 ははは。

松 ほいで、昔、終わってからよ〜キャラメル貰ったよな。
高 貰ったよ。口封じや、あんなもん。
松 口封じやねんな。あれ、なあ。
高 口封じ。
松 キャラメルもろたら、なんか絶対どっか切れてんねん。
高 そう(笑)
松 「あんた、ここ切れてるやないの!」っておかんに言われたわ。
   えーねん、そんなもんな、子供やからな、切れててもえーねん。
高 キャラメルで(笑)
松 キャラメルもろとるから(笑)
高 キャラメルもろとるから(笑)
松 キャラメルもろとるから、えーねん。
   なんぼ切ってくれてもえーわ、もう。
高 「うわ、キャラメルなんていいっすか?」って言っとったからな。
   口封じやで、全部。な?
松 怖いわ。怖いわ〜、人の体傷つけて、キャラメルですまそう、
   いう根性があさましいな。今考えたら。
高 で、分かんねん。「痛っ!」
松 ははは。
高 あったやろ?「痛っ!」
松 明らかに痛い。おっさんな、おしぼりみたいので、
   血ぃ拭いてるし(笑)
高 そう!それがちょっとしみんねん。「あ、痛い痛い痛い痛い・・・」(笑)
松 あとあれやろ?あの、泡みたいなやつがぴりぴりする。
高 ぴりぴりする「あれ?」(笑)
松 「ぴりぴりする、ぴりぴりする・・」(笑)
高 「絶対切れてる、絶対切れてる、・・・」
松 でも、子供やから、あんまよう言わんねん。
高 よう言わんねん。
松 おっさんに。
高 で、おっさんがどっか行った時に、鏡を見て、
   「うわ、やっぱ切れてるやん。」
松 はははは。あるある。
高 あるよな(笑)
松 あったなー。そんなんあったわ。
高 出てから触るねん。しゃーないから。「うわ、ひりひりする。絶対切れてるわ。」
   ・・あれ大人って怖いな。
松 大人って怖い。
高 有り得へんわ。
松 あいつらめちゃくちゃやわ。
高 なあ。
松 絶対分かってるもん。
高 なあ。
松 己が切ったんやから。
高 絶対分かるよな。ははは。
松 ははは。

其の弐 『 おかん対決その後 ・ 千と千尋VSモンスターズインク 』

高 これ〜、先週のおかん対決ですよ。
   もう、うちのおかんぐずぐずやわ。叱ったったわ。
松 あー。うちのおかんも電話あったけどね。出たれへんかった。
高 ははは。
松 「頑張ってねー」言うてたわ。
高 ははは。
松 何言うとんねん。
高 うちのおかん、言うて、「言うてくれんと、あんたもう〜〜。
   アホみたいになってたやないの〜。」
松 ははは。
高 言うから、「いや、そんなもん言うたら意味ないがな。」
   「言うてくれたら、お母さんちゃんと喋れんのに。」
松 まあ、「ちゃんと喋りたい。アホかと思われたない。」ってとこが、
   あのー、彼女達の面白いところなんやけどな。
高 まあな。

松 いや〜〜、「千と千尋」が。
高 そう。
松 俺もちょっとこれは、びっくりしたね。
高 46.9%ですよ。テレビ観てる半分が観てることですよ。半分以上か。なあ。
松 うーん。
高 だってな、観たやん。
松 観たやん。DVDもめっちゃ売れたんやろ?
高 映画館で散々観て、ビデオで観て、
松 で、まだ観るか?ってな。
高 なんで?これを、次の日に同じでやっても、30%ぐらいとりよるで。翌日もやったら。
松 あ、あ〜〜。
高 「千と千尋」同じもんやったって。30くらいとりよるで。
松 「モンスターズインク」観た?
高 観た観た観た。
松 「モンズターズインク」の方が、100倍くらい良くない?
高 「モンスターズ・インク」良かったよ。でもあれ、ちょっと不二子不二夫パクってない?
松 あの、どこでもドアか。
高 あれ〜。
松 ちょっとな。
高 あれ、絶対発想の中にあるで。
松 あれはちょっとな。
高 ずるいで。あの発想でできあがってんねんもん。
松 うんうん。
高 「モンスターズインク」良かったけどね。あれはあれで。
松 「千と千尋」より全然ええやろ?
高 いや、俺どっちも。俺、別に「千と千尋」嫌いじゃないよ。
松 え〜。
高 自分、ず、れい点やったな。
松 ズレてる?
高 ずれ点って言うたな、確かに。
松 ははは。
高 ははは。
松 ストーリー意味わからんもん、これ〜。「千と千尋」。
高 雰囲気や!感じろ、感じろ、もう〜。
松 「感じろ」言われたって、意味分からんねんもん。
   「モンスターズインク」は良く出来てんで。
   俺、最初の10分ぐらいで「あ、これはもろいわ。」って思ったもん。
高 うん。思った。俺も。
松 これは、どう考えてもおもろなる設定。
高 せやねん。あれはおもろい。おもろい。
松 おもろい。なあ?
高 うん。あれはようできてる。ようできてるわ。

松 絶対、見比べるもんでもないけど、
高 うん。
松 俺はもう、100対0で「モンスターズインク」やな。
高 あーそう。
松 うん。
高 俺はどっちも、大丈夫。
松 大丈夫?
高 俺はね。知り合いの人が、なんかえらい泣いてるから、
松 何を観て?
高 「千と千尋」。
松 何を泣く事があんねん。
高 いや、俺も「何を泣く事があんねん。」と思ったよ。思ったら、
   聞いたら、「あの子は会われへんのよ?」って言うのよ。
   その、ハクに。「あ、そーやって観る子もいてるのか〜。」と、思てですね。これ。
松 ・・・。
高 いや、ようできてるとこもあるで?ごっつい俺、何爺?あれ?釜爺?なにあれ?
   釜爺。ごって気持ち良かったもん、あれ〜。ちょっとあれ気持ちええやろ?
   菅原文太がやってた釜爺は。
松 いや。
高 うそやん。絶対。ごっつい好きやもん。
松 ないよ。
高 いや、絶対あるある。

松 言うてたで、でも「千と千尋」って宮崎駿もそんなに気に入ってないらしいで。実は。
高 あーそう。
松 「え〜?」
高 「こないにいってもうてええんやろか?」
松 うんうん。
高 あーまあな。
松 ほんまに自身あんのは、なんや言うてたぞ。なんや忘れたけど。
高 「ラピュタ」?
松 いや、分からん。なんか分からん。違うやつ。
高 あーそう。「紅の豚」とかあったやろ?
松 うん。
高 なーんか、豚が、
松 「紅の豚」はちょっとだけ観た。
高 俺、ないねん。
松 あれ、みんな「ない」って言いよるよな。
高 うん。あれは「ある」言うんやろ?自分は。
松 違うねん。俺もないと思うねん。
高 うん。
松 その「紅の豚」の無いさは、もう「千と千尋」も同じくらい無いねん。
   だから、同じくらい無いのに、なんで「千と千尋」がこんなに絶賛で、
   「紅の豚」がやっぱり「ない」って言われるのが、俺もう、意味が分かれへん。
高 うん。
松 どっちもまずいのに、「こっちはごっつうまい!」言われてんのがもう〜。
高 味がわからん。
松 もうなんやねん、違いが分からん。
高 あれ、でもみてみ?アメリカでも、え〜〜らい大絶賛らしいで。これ。
松 アメリカは、ほら〜、アホやもん。
高 日本もこんなことになってるがな。どないやねん、これ。
   いろんな所でええ、ええ、ええ、ええ言われて。
松 もうもう、そんなもんなあ、俺を信じといたらえーねん。
   俺があかん言うのは、あかんねん。
高 いや、「千と千尋」は。
松 俺がええって言うのが、もう絶対にえーねん。おにぎりの実。
高 実。
松 何がえーねん。
高 えーと、昆布!
松 せーの、昆布!そう、昆布!「せーの」待てよ、おまえは。
高 その前に「せーの」早く言うてくれよ。ちょっとな。
松 ははは。昆布。
高 昆布よ。もちろん昆布よ。
松 せやろ?それを言うとんねん、俺はあ〜!
高 いや、俺も「昆布や」言うたやん!(笑)
松 俺が「ええ」言うもんは、絶対にええねやから。・・絶対にええねやから!
高 はははは。
松 ははは。
高 じゃあ、昆布の次。
松 えー?おにぎりのか?
高 昆布が一番やろ?もちろん昆布がダントツ一番ですよ。
松 うん。
高 そんなもんな、コンビニでも絶対昆布を取りますよ。
松 でもこれね、これは俺らが言うてるけど、
   今んとこ昆布100%になってるけど、2人しかおれへんから。
高 うん。
松 でも、世間的にはそんなに昆布の評価は高くないで。
高 結構下やで。
松 うん。

高 じゃあ、二番なんやのん?
松 ・・。
高 待てや、待ってよ。
松 あ〜、二番はね、ちょっと難しいねんけどね。いや〜でも、俺は分かってるよ。
松 せ〜の、
高・松 タラコ!
高・松 おおおお〜〜〜!!!(笑)
高 いや、これはタラコやて(笑)
松 ほんーーまに。
高 絶対タラコやねんて。な?ははは。

其の参 『 2002年のM−1 』

松 これはね、やっぱりね、あのー、先輩方。
高 うん。
松 その、芸能、芸人としてのお笑いとしての先輩方に、
   いちゃもんつける気はさらさらございませんけども、
   去年のM−1はどう考えても違うと思うねん。
高 違う。絶対違う!
松 でしょ?
高 うん。
松 俺、間違ってないでしょ?
高 うん。あれはね、
松 フットボールアワー。
高 俺、フットボールアワーが、やっぱダントツやもん。ダントツっていうか、
   まあひょっとしたら、笑い飯も、ダークホースであーいう感じで、あーいうのもあるけど、
松 うん。
高 俺は、ネタの完成度はフットボールアワーやと絶対思たけどな。
松 せやろ?俺は、その〜ますだおかだ?悪いとは言わんけど、
高 うん。
松 う〜〜〜ん、パンチがないというかね、新しいとこ、こう〜、なんか行ってない。
高 技術は、ダントツ技術はある。技術力はやっぱり凄いねん。
   稽古もしてるし、間もいいし、そこは凄いわ。その、それはね。
松 うん。
高 ただ、ほら、ネタのよしあしって、技術、まあ、
   俺はやっぱり発想を見たかったから。「あ、こーいうネタを作ってくるか。」っていう、
松 せやろ?
高 そこを見たかったから。俺はな。
松 いや、そこを見ていかんと、やっぱりそのー、
   漫才の文化っていうのは向上していけへんからな。
高 と、俺は思うねん。
松 ますだおかだは可哀想やけど、やっぱり今まであったものを、
   「あ、ちゃんとやってるな」っていうことなのよ。
高 うん。
松 それも全然わかんねんけども、更に更にってやっぱり上を目指してほしいやんか。
高 まあな。
松 ほんなら、笑い飯なんかは、ほんとにあいつら、もうバカやし、
   どーしよーもないけど、
高 ははは。うん。
松 でもな、なんやあの、
高 なんや、あの捨て身のあのー、
松 あのー、あの面白さ。
高 面白さ。あれはあれで、やっぱ面白いわ。
松 そうやろ?
高 うん。あれは面白い。
松 だから俺は、3組になった時に、「どーしようかな〜〜。どっちかな〜〜。」
   って悩んだのよ。で、みんな悩んでるから。
   みんな「どっちかな?」みたいに悩んでるから、
   「あ、やっぱみんな同じもんで悩んでんねんな。」って思ったら、ちゃうかってん。
   俺はフットボールアワーと笑い飯で悩んでてん。
高 俺も、そやった。
松 他の人達は、ますだおかだとフットボールアワーで悩んでんねん。
   で、その上ますだおかだにしたんや。
   結局、俺と大竹さんだけがフットボールアワーで、びっくりしたもん。
高 ま、ネタの見方が違うんやろな。要するにそこを見る人と、完成度?
   漫才をその話術として捕らえたら、その技術面も必要やから、
   「ますだおかだやろ」っていうのもあったんかもしれんね。
松 うーん。
高 そら、やってきた人なんかは、上の人は、発想力よりもやっぱりその、
   間であるとか、そっちで点数入れてんちゃうかな。

松 でもね、でもやっぱりあのM−1が終わってから、
高 うん。
松 あの、結局、若い奴、若い子ら、お笑い目指してる若い子、
   本当にお笑いが好きな人達は、可哀想やけど、フットボールアワーが優勝した感覚でおるで。
高 まあそうやな。
松 可哀想やけど。
高 しゃーないわ。
松 うん。っていうことは、やっぱりフットボールアワーが優勝しとかなおかしいねん。
   それはな。
高 まあ、順当やないってことやな。
松 それがね、まあまあ、色々あるわけ。なんかますだおかだは、
   あれ10年目までしか出られへんから、「今年最後やから。」とか。
高 なるほどねえ。
松 あのー、去年吉本やったし、吉本ばっかりとらすのも、あれなんで・・
高 そんなんもあんの?
松 いや、それはその個々に審査員の中にちょっとずつある、その
高 ケア?
松 なんか、そんなんが、ほんまみんなちょっとずつしかないねんけど、
   それが寄せ集まってなんかそうなってまうみたいなことあるやんか。
高 まあなあ。

松 もう、これはもう、俺は「傲慢や」と言われようが、俺がええって言うもんがええ!
高 ・・まあ・・ははは(苦笑)
松 間違い無い!俺に乗っといたら。
高 ははは。「ええ!」って。子供か!
松 ははは。もう、もうぐちょぐちょ言わん。俺がええ言うのが、絶対に、
高 ええねや。
松 ええねや。もうこれがもう、結論。
高 ははは。
松 昆布がいいし、
高 それが言いたかったんや(笑)
松 ははは。

松 だからあ、え〜〜、じゃあ、まとめようか。
高 まとめよう、まとめよう(笑)
松 え〜色々あったけど、まとめるわ。
高 まとめよう。はい、お願いします。
松 色々あった。
高 そら色々ありましたよ。いろんな話。
松 色々あった。
高 もう、アニメからなにから全部ありましたよ。はい。
松 やれ散髪や、やれここ切れてるや、
高 そ、そっからいくの?そこまでかいな。総括するんかいな。
松 俺が・・・・偉い!
高 ははは!!
松 ははは。
高 コイツ、アホやで(笑)
松 間違ったこと、絶対言えへんから!ほんまに!
高 いや、そら・・。
松 たまに無い?「あそこうまいで〜。」言われていったら、
   えらい騙されたことございませんか?みなさん。
高 ありますよ。ありますよ。
松 「あそこの何々が〜やれどうのこうの。」
高 やれどうのこうの。
松 「なんやねん?これ。」
高 「裏切られた!」ようあるわ。
松 裏切られたの連続でしょ?
高 うん。
松 だから、もうそんな失敗二度と繰り返したくないでしょ?
高 うん(笑)
松 だからぁ、俺を信じろって。俺がうまいとこ絶対うまいし、
   俺が面白いって言うたのは、絶対面白いから。

高 あのー、じゃあラーメン屋を例に取りましょう。
松 はいはいはい。
高 僕ね、武蔵ができましたわ。
松 あー、麺屋武蔵ね。
高 麺屋武蔵。今はもう、殆どで一番って言われてますわ。
松 あーーー、まあそうかもしれん。
高 ここ1,2年でずっと、もうなんかあったらトップですよ。
松 うん。
高 ぼく、あのー、オーナーも知ってますよ。出来たときに、
   僕すぐ、一週間ぐらいで行きましたもん。
松 はいはい。
高 あの店ね。まだ人いません。客俺ぐらいやねん。
   「うまいっすね〜。」「ありがとうございます。」言うて。
松 全然並んでなかった。
高 全っ然並んでない。全然。いつ行っても食える。青山んとこね。
   ほいで、えーー、俺が来てるときにそんな話してはったのよ。
   あの麺屋の大将が、
松 うん。
高 「こんだけうまいんやから、このままやってたら、絶対客が来る。」
   って俺の聞こえるとこで喋ってはったんや。
松 うん。
高 ほいで、「えらいことを、俺の前で喋ってんな〜。」思ってたら(笑)
松 ははは。
高 なんかん時に、「高須さんですよね?」って俺のこと知ってはったのよ。
   あの人「よくテレビ見てます。」とか言うて、「ああ、そうですか〜。」
松 高須知ってるって凄いね。
高 凄いのよ。で、「いつも来ててすいません。」言うて、
   一週間に1回行ってたから。「いやいやいや。」テレ朝行くのに、通ってたから。
   いっつもいっつも。
松 へー。

高 で、松本人志、「最近うまいもんない?」と、聞かれたときに、
   「あ、あるよあるよ。ラーメン屋。」
松 うんうんうん。
高 「あの、麺屋武蔵っていうとこですわ。」って言うたよな?俺。覚えてる?自分。
松 覚えてる、覚えてる。え〜〜もう4,5年前ですわ。
高 「一回、行ってみーな。」で、早めの内に行きました。
松 ええ。
高 で、行って食いましたわな。
松 うんうん。
高 「うまない。」と。
松 うん。
高 「自分よう言うわ〜。」言われて、俺。「全然うまないやん。」
松 うん。
高 「煙草も吸われへんし、なんやあ?麺がもうなくなったら、
   終わりとかなんや高飛車なこと言われて、どうのこうの」とかね、
   えらい言うてはりましたわ。
松 うんうんうん。
高 せやけども、こないだ「HEYHEY」に来た時は、
松 うん。
高 「うまい」と。「どえらいうまい」と。「やっぱ違うわ。」価値観変わっとるがな、これ。
松 ・・・あのーーーーそれに関して言わしてもらいますと、
高 うん。
松 あのーーー、「HEYHEY」の時きたのは、新宿店。
高 うん。はい。
松 で、君に紹介されたのは青山。
高 はいはい。
松 味が違うね。
高 ごめんなさい、言わしてもらうけど、自分が来た時、そのオーナーいました。
   元祖がいました。そこに。味を作った元祖が。
松 ・・・あのそれを言わしてもらうと、
高 うん。
松 味が変わったんやな。
高 ははは!
松 がらっと。
高 ははは。がらっと変わってへんわ!
松 ははは。塩からカレーになった。
高 ははは。
松 ははは。

松 もう「100点万点」みたいなこと言うたから、
   「高須ちゃん、ごめんやけど、んーー85ぐらいやろ。」いうぐらいのことで、
   俺は言うてた。
高 ははは。よう言うわ!
松 「ちょっと、ちょっと上げ底サンダルやな」って。
高 違う違う!自分、あん時に、「高須、高須な、あれは無いって。煮干系?」
松 うん。「100点はないって。」って言ったのよ。俺は。あの、うまい。
高 ははは。おかしいこと言うてるで。全然行けへんかったやん。
松 ははは。

高 俺はもう、1杯目から分かってたよ。「これは、天下取る。」と。
松 じゃあじゃあじゃあ、分かった分かった。分かったよ。もううるさいな。
高 どーいうことや。
松 だから、ラーメン部門だけは、君にあげるわ。「松本の言うことは、間違い無い。
   ただ、ラーメン部門だけは高須に聞いてくれ」って言うわ。
高 じゃあ、もう一つ言いましょう。
松 うん。
高 もう一つ言っときましょう。え〜、当時、大阪時代ね、「4時ですよ〜だ」やってました。
松 はいはいはい。
高 その頃ね、え〜っと、松本といえば、大体あのー着る服はスーツでした。
松 うんうん。
高 当時ね。そらいつ来てもスーツですよ。あの、山登る〜言うても、
   スーツで行ってましたね。あなたはね。
松 はは。
高 そんなんでも、スーツで山あがってく人ですよ。でしたね?
松 おお。
高 で、えーー、ある時からなんか今ちゃんとかが、あの、ジーンズを履き出して、
   ある時松本人志がジーンズを履き出したと。
   「おや?珍しいで、こんなことあんのかい!」と。今では、もう普通に履いてますけど。
松 うん。
高 当時、ジーンズ。で、俺ジーンズ大好きやったから。ヴィンテージもんも好きでした。
   いろんなもん、好きでした。そん時に、
松 うん。
高 えー「ジーンズはやっぱり、501やな。」って自分に言うたんや。
松 はは。
高 「は?」「いや、ジーンズは、やっぱり言うたって501。
   やっぱようできてるで〜。ええ味だしよるで〜。」言うたら、
松 うん。
高 「関っ係あれへん。全っ然俺にはかんっけーあれへん。」
松 ははは。
高 で、そん時自分のジーンズはどこやったかな、もうどこかよう知らんわ。
松 ははは。
高 聞いたことないようなジーンズで、穴勝手に作ったような、
   本物めかして、穴だらけのジーンズを履いてました。
   俺、もう見てて「うわあ〜これ、人工的や〜ん。」
松 ははは。
高 と思って、「いや、まっちゃん、これやっぱ501やで。言うても、ジーンズ、
   最終的にはリーバイスの501が勝つようなってんねやで〜。」って言うたら、
松 うん。
高 「絶っ対に俺は、関っっ係ない!」って言うたよな。
松 ははは。あのな、人の気持ちなんて、ころころ変わるねん。
高 ははは。
松 せやにと、人間進歩なんてせえへんって話やん。そんなもん。
高 ってことは、「俺の言うこと聞いといたらええ。」言うのは、
   また価値観変わるかもしれへん言うことやん。
松 違う違う違う。それは、あの20代の話やな?
高 そやな。20代やな。
松 20代なんて、人間として、
高 うん。
松 ひよっこやん。
高 ははは。
松 ひよっこを、
高 うん。ひよっこの言うことなんて。
松 20代が、ひよっこがね、コケコッコと鳴きますか?
高 鳴きませんね。ピーピーピーピーですね。
松 ピーピーピーピーですね。それを言うとるんですよ。
高 ほいほいほい。
松 30代になって初めて、コケコッコと鳴けるんですよ。
   このコケコッコを聞けと俺は言うてるんですよ。
   20代のピーピーは、聞き捨てろ!聞くな!そんなものは!

松 もう、この39歳。しっかりとした声で、コケコッコと言うから。
   この松本のコケコッコは絶対信じるべき。
高 ずる〜〜〜(笑)
松 いや、本当に。
高 まあね。それ確かに、人間、
松 間違った事は絶対言ってないって。
高 うん。だから、その時、その時、価値観は変わるもんなんですよ。
松 もう変われへんよ。

松 だからぁ、俺が言いたいのは、結局色々あったけども、
高 ははは。あったけれども、うん。
松 ははは。
高 うん。
松 まとめる?もっかい。
高 もう、えーって。もう。
松 ははは。
高 ははは。

其の四 『 リットンさんの話 』

高 あのー、なんでも聞いてみると、なんでもリットンさんが、
松 うん。
高 なんや今年で結成20周年らしい。
松 えーー。そうかそうか。
高 これ見てみるとね、エライこと言うてますよ。これ、水野さんが、
   あの藤原さんを芸能界に誘う時に、
松 うんうん。
高 「俺は黒澤になる。」と。
松 うん。
高 「だから、俺の三船になってくれ。」言うて口説いたらしいね、これ。
松 ずれてるなあーーーー。
高 ずれてんねん。
松 そういうことじゃないもんね。
高 映画やないし。
松 映画やないんやし。なんでお前が黒澤になるのか分からん。
高 ははは。
松 黒澤はおったしね。当時。
高 いや、でも(笑)
松 三船もまだおるしね。
高 いや、おるし。おかしなこと言うてるわ。
松 おるのに言うのって、腹立つやろ?「ポストなになに」とか言うやんか。
高 あ〜、そうね。
松 「ポスト、ダウンタウン」いやいや、おるし!
高 おんねん。まあね。あーほんまやな。
松 うん。
高 そこ言われても、かなわんなあって感じやな。
松 せめて死んでからにしてくれへんかっちゅう。うん。
高 なるほど。それでね、なんかイベントやるらしいですよ。
松 へえー。
高 なーんか、新宿のどっかでやるらしいですよ。どっかのねえ、
   なんか、あのー、聞くとこによると居酒屋さんでやる言うて。
松 ほうほう。
高 で、かと言ってチケットがあるとか、前売りがあるとかやないんや、と。
   ふらっと入ってくれてええんやっていうのが。
松 飲み食いしてるとこでやんの?
高 うん。これは、
松 あんま良くないんちゃう?
高 芸人にとっては、一番やりづらいとこで(笑)
松 なんやろ、それ。
高 でもそこでやるって言うからね。

松 まあなあ、リットンもなあ、ほんーーまに好きなんやろな。
高 まあ、俺はずっとやってほしい。これもう、申し訳無いけど、
   無責任なことかもしれへんよ。
松 無責任やな。
高 うん。でも、やっぱりやっててほしいと思ってまうのよな。
松 ほんーーまに笑いが好きなんやろな。
高 好きなんやなあ。
松 でも、好きやから言うて、お前らが好きやから言うて、
   やってええんかいって言う話やけどな。
高 はは。
松 でも、まあまあ、ただで、何?悪い事してるわけやないから。
高 そうよ。他の仕事しながらでも、やってたいっていうのは、
   俺は凄い芸人さんやなあ、と思うけどね。
松 うーん。

高 ふけたで〜、水野さんも。
松 ふけたな〜。
高 今、43(歳)とか。
松 ははは。
高 え?今、店長?なんか店長や言うてね、もう。店長なのか、社長なのか。
松 もう、店長しときーな、もう〜。
高 はは。いや、でもええやんか。俺は〜、もう、
松 まあまあ、害はないよ。何も。
高 でしょ?
松 害は無いよ。

高 もう、藤原さん別れはったしね。
松 そうそう、嫁さんに逃げられたからな。
高 これはあかんわ。
松 ウィンナー事件な。
高 え?
松 これ多分言うたことあると思うよ。
高 ここで言うたっけ?
松 あれ?ここでは言うてないかな。
高 なになに?
松 ウィンナー事件、これ言うてないか。ウィンナー事件ってあってな、
   もう嫁さんも大分すりきれてた頃やわ。もう、もう生活苦に。
高 「あんたもう、働いてよ。何かで。」っていう時やな。「芸人はもうええから。」って。
松 うん。ほいであのー、晩のご飯のおかずが、もうほんまにきつくて、そん時、
   ある晩、えーとウィンナーが4本。
高 うん。
松 しかなかって、ご飯と、
高 白飯とウィンナー4本。
松 で、まあ、2人やから2,2やなって誰しも思ってたら、
高 うんうん。
松 あのー、あいつが、3本食ったんやって。
高 うん。
松 で、嫁がえらい怒って、「2本ずつやないのか。」と。
高 ははは。
松 言うことで、「いやいや、それはもう、そんなん、
   食べてもうたからしゃーないやんけ。」みたいな感じで、
   うわあーーーケンカなった時に、嫁が、
高 うん。
松 泣き出して、
高 うん(苦笑)
松 「こんなことでね、」
高 (苦笑)
松 「こんなことで・・」(笑)
高 切な〜い。
松 ははは。
高 凄いな、それ(笑)
松 壮絶なもんやったらしいで(笑)
高 それは、なんか(笑)いや、でも分かるわ、なんか。
   そこまできてたんや。俺、ほら奥さんも知ってるから。
松 2丁目で働いてたんやな。
高 2丁目で働いてたし。
松 俺も知ってるよ。
高 2丁目、作家もやってたしね。
松 あーあー。
高 うん。リサーチもやったりとか、気のきく子やったから。
松 あ〜。

高 だから、しっかりした奥さんやのに、もう〜〜もう、いっぱいいっぱいやったんやろな。
松 いっぱいいっぱいやったんやろな。でも、別れて正解ちゃうかな。
高 ははは。
松 今はウィンナー一杯食べれてると思うよ。逆に。
高 あ〜〜なんかあかん。なんか切ない。あかんあかん(泣)
松 ははは。
高 なんか、ごっつい切ないな。
松 ははは。
高 でもだからね、ほら、よう「芸人になりたい」言うやんか。
松 はーはーはー。
高 その、毎年、入ってきはりますわ。
   じゃあ、M−1も何人出場したんか分かれへんけども、
松 うん。
高 そん中で、生き残っていけるっていうのはやっぱり、ほんま、何人ってことやんか。
松 うん。
高 だから、すごい〜〜芸人てその〜〜、なあ?
松 うん。

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