2002.10.17(木) 55回目 テーマ 「女のここはもっと気を使え!」

今週の一曲 『 大阪ラプソディー 』 海原千里万里

其の壱 『 言いたいこと ・ 井筒監督 』

松 どーもこんばんはー。松本でーす。
高 高須です。
松 いや〜〜、
高 いや〜〜、
松 あのね、
高 はいはい。
松 考えたらさ、
高 はいはい。
松 ここへ来て、なんか忙しいのよね。
高 自分忙しいで。8本やろ?
松 なんでなんやろな。ちょっと、腹立ってきて。
高 知らんやん。自分が、俺もびっくりしてて。
   俺な、ちょうどその番組やる前ぐらいに、
松 うん。
高 たまたま、ほら、自分の楽屋におることが多かったやんか。
松 うんうん。
高 特番の打ち合わせとかしてて。で、吉本のマネージャーの人が来ててやなあ、
   「松本さん、この番組こうこうこうこう、」まあ〜、て、毎年やるやんか。
松 うん。
高 で、えらいぽんぽん受けてるな〜思て。
松 ぽんぽん受けてるわけでもないんやけどなあ。
高 でもまあ、意外にぽんぽん受けてるなあ、と俺は感じたわけよ。
松 んーーー。
高 なんやその、なんや、アクティブに動く松本人志。
松 アクティブでもないねんけどなあ、
   なんか幸か不幸かうちの番組って、終われへんやろ?
高 終われへん。
松 ほんなら、やっぱそのー、
高 飽きてくる?
松 飽きてくるっていうか、「ちょっと変わったことしないな」とも思うやんか。
高 うんうん。
松 でも、終われへんし、まあ、飽きてくるっていうても、
   「もう嫌で、嫌で」ってこともないんで、
高 そうやな。
松 継続してるやんか。ほんなら、もうー、
   「ちょっと変わったこともしたいな」って思ったら、
   もう新たなメニューを加えていくしかないわけやんか。
高 ないよね。
松 気ぃついたら、俺、なんやこれーなあ。
高 なあ?
松 んーー。
高 びっくりやで。
松 うん。
高 自分、よう働いてるから。
松 そうやねん。
高 ここ何年か、働いてなかったからな。
松 あんま働いてなかったやろ?
高 うん。びっくりや(笑)
松 だからね、もうーーねえ、自分の時間があんまないしな。
高 そうなってくるやろ?
松 なあ?
高 全部有意義に、つか、使えてへん。
松 ・・・。
高 使えてへん。
松 はは。
高 使えてへん。3回言うたら、もうえーやろ?
松 はは。いや、俺はあかんと思う。
   俺は、一回かんだら、その言葉を20回2セット言わなあかん。
高 はははは。
松 俺は。
高 トレーニングしてるな〜おい(笑)
松 俺はそう思う。
高 はは。じゃあ、やててね。
松 ・・・。
高 やっててね。
松 ははは。
高 いや、別に此れは大丈夫。「やっててね。」
松 いや、やっていくよ。ほんまねー、したがってね、
   そんなに喋ることがないわ。
高 ははは!
松 結局それが言いたかっただけやねんけど。
高 そうなってくやろ?
松 うん。

高 今何本ですか?言うてきましょか?
   「ガキの使い」「DX」「HEYHEY」「松紳」、えー、「放送室」
松 はい。
高 これね。で、えー。
松 「セブン」
高 「セブン」はい。
松 えーー。
高 「働くおっさん人形」
松 あーはいはい(笑)
高 これもね(笑)で、TBS「サイボーグ魂」。
松 あーはいはい。
高 8つですよ。
松 8つですよ。で、連載あるじゃないですか。
高 あーあー。あーあー。
松 2つほど。で、意外とね、
高 「プレイ坊主」。
松 これがスッコーン入ってくんのよ。
   ほいでこれね、一個あのーー、日経のほうのは、ほら、映画の。
高 はいはいはい。見なあかん。
松 見なあかんから。
高 はっは〜。
松 2本、見なあかんからね。最低でも。で、たまには長いのもあるから。いや〜。
   観たくも無い、映画みるのって、キツイで。
高 でも、みとかんとな。なんも言われへんからな。
松 そうそう。
高 全部みとかんとな。

松 俺、あんま誉めへんからあ、中々貸してくれへんようなってんの。
高 あ・・。
松 もうーー。ははは。
高 「虎ノ門」の井筒さんと一緒や。井筒さんと。
松 ははは。
高 ははは。
松 もう、俺、井筒さんとよう〜かぶるわ〜〜。
高 やろ?俺、井筒さんのコメント見とったら、松本と言うてること、
   ほんと、ようにてるから、びっくりするわ。
松 井筒さん生やろ?
高 生や。
松 生やろ?で、俺、ほら、雑誌やから、日経って、あれ2週間やったっけ?
高 まあそうやなあ。
松 え、ちゃうわ、1ヶ月。
高 1ヶ月に一回。
松 だから、あの、
   「井筒さんの言うたんを、まねしてんのちゃうか」と思われるんちゃうかと思ってな。
高 「虎ノ門」見て。
松 そうそうそう。

高 だから、どんどんどんどん貸してくれへん。テープを。
   観たものを、映像として流されへんわけ。
   普通やったら、こうテレビで流すやんか。ダイジェストで、ぽんぽんぽんぽーん、と。
松 うん。
高 でも、それ、もう貸してくれへんのね。
松 でも、そこが俺、わかれへんねん。
   そこは、もう堂々と貸したらえーやんか。いろんな人間おんねんから。
高 やろ?
松 もう、そういうね、ケツの穴の小さい考え方がもう〜〜。
   だから、逆に、俺は「明日があるさ」の映画を、「日経でやろな」って言うてたのよ。
高 あ、言うてたな。
松 言うて、「俺はちゃんと見るし、で、あかんかったら、あかんて言うから。」
高 うん。
松 俺は、それ今までね、いろんな映画観てきて、言うてきたんやから。
高 自分が出てるのも言わなあかん。
松 自分がちょっと関係してる映画だけを、なんかそのーね?
高 擁護すんのもおかしい。
松 それは絶対おかしいから、
   「俺はちゃんと観るよ。で、観て、ほんま思たことも言うし、」
高 いや、その、
松 星、「星1点かもわかれへんよ。」って。
高 そらそうや。

其の弐 『 生霊? 』

松 あのね!
高 なんやの・・。
松 もう〜〜ねえ〜〜
高 急になんやの。
松 山下。
高 ははは。なんで山下思い出したん?
松 いや、もう腹立ったのよ。
高 せやろ、もう今「腹立つ」っていう感情から山下出てきたやろ?
松 もうね、芸人の悲しいとこでさ、
高 うん。
松 「山下腹立つ、山下腹立つ」って言うてるとさ、
   山下の話したら逆に「山下おもろい」みたいな感じに・・
高 ははは。
松 もうこれはね、山下のやってることは、なんーーにも面白くないし、
   なんーーーにも笑われへんし、
    あいつはほんーーまに、もうハエにもなられへん、うじ虫みたいな奴やけどぉ。
高 はは、うん。
松 ははは。うんこにも止まることが、
高 できない。
松 できへん、うじ虫やけど、あいつは。
   もうほんーーまにねえ、腹立つ・はら・・チッ。
高 なんやねんなあ(笑)
松 買いたての俺のジャガーを、
高 うん。
松 「駐車場止めてきますー」言うて、ほいでーー、
高 あ、買い換えたん?
松 そうや。
高 あーそうなんや。知らんかった。
松 俺もう、あれ3台目くらいや。
高 おお。おお。「おいてきます」言うて。
松 で、俺まあちょっと酔うててんけど、酔うてて、で、今田の家に行くことになって、
   今田の家について、もう俺もう今田の家のリビングでもう、ぐわ〜〜なっててんけど、
高 うん。
松 で、なんかもう、駐車場にまだ今田のマンション引越ししたてで、
   今田しか住んでないのよ。で、駐車場がらがらやから、
高 おお、おお。
松 「ほな俺の車も、」
高 「おいとこか。」
松 うん。「おいときますわー。」今田言うて、で「山下―。」言うて、「はい。」で、
   がーっと、俺、酔うててんけど、おかしな、不穏な感じがすんのがわかんねん。
   もう、ひそひそ、あたふた、ばたばたしてんのがわかんねん。
高 あれっ?(笑)
松 あれれ?
高 あれれれ?(笑)
松 あれれぇ?
高 これは寝てられへんちゃうか〜(笑)
松 ははは。
高 なんや、温度が違うんや。
松 温度が違うねん。聞いたらぁ、もうちょっとなんかもう、顔、ひきつりぎみで、
高 出たっ出たっ(笑)
松 もう〜〜。
高 出た出た(笑)
松 「やってしまいました。」と。
高 ・・・出た。
松 「ガリガリやってしまいました。」と。
高 へ〜〜!マジでかいな(笑)
松 「横をガリガリとやってしまいました。」って言うねん。
高 ほう。
松 「ほんま、お前なあ〜」言うてなあ。
高 うん。何も車がないんやから。
松 そう。
高 置いてないんやから。
松 違うねん。俺は、ちょっと乗っててね、乗っててこすってまうっていうのはあ、
   これはまだなんか許せんねん。
高 おっ!そう?乗っててこすれんの許せる?
松 いやだってーーそれはちょっと、こう不注意やんか。
   不注意があかんねんけど、
高 あーあーあー。
松 でも、駐車場止めるときに、あないガリガリいくっていうのは、
高 うん。
松 ちょっとガッとなった時に、「いてまえ!」
   いてまえ精神でガリガリッていってるわけやんか。
高 ははは。
松 そこはどっか、「知らんがな」的な?
   「ざまあみさらせ」的な感じがあるわけやんか。
高 そこはいきすぎやろ。
松 ははは。
高 「ざまあみさらせ」はいきすぎやろ(笑)
松 この、うん。「こなくそ」的な感じがあるわけよ。
高 言ってない言ってない(笑)
松 ははは。
高 そこまで言ってない。コツーンと行って、
松 コツーンといってるけど、
高 そこで止めりゃええ。
松 そこで、ガリガリガリガリッて行くってことは、
高 うん。
松 その、な、
高 もう途中は、
松 「毒を食らわば皿まで」的な考えかた。
高 言ってないよ(笑)
松 ははは。
高 大げさや(笑)

松 ふっと考えた時に、「あいつってなんなんやろ?」と。
高 ん?
松 人って、やっぱプラスマイナスで、まあ、まあ、ね?
  それだけで付き合ってるわけじゃないけど、
   やっぱりなんらかのプラスってあるやんか。
高 うん。
松 俺と高須の付き合いでも、やっぱプラス、
高 あーある。
松 お互いなんか、プラスがあって付き合ってる。
高 あーあるな。
松 それ言い出したら、やらしい話やけど、まあ、夫婦でもそうやし、
高 まあ、そういうもんやな。
松 彼女でもそうやんか。
高 必要なとこと、まあいろんなとこがね。
松 あるやんか。
高 うん。
松 なあ?
高 うん。
松 「あいつってほんま、俺になんのプラスがあんねやろ?」って、
   ほんーまに思うのよな。
高 なんであいつおんの?じゃあ。
松 で、「ラフ&ピース」みたいな、あんな特番みたいなんでな、
   俺のおもしろエピソードでも、 言うてくれたらまた、なんかで返ってくるやんか。
高 うん。さあ。
松 なんーーーにもあれへんやろ?
高 観てた。何にもあれへんかった。まあ、ごっそりカットやけどな。
松 ごっそりカットやろ、あんなもん!
高 ははは。
松 なんやったら、もうあんまりなんにもないから、
   あたふたしてるのをつっこんで笑いにせなあかんぐらいの、こっちのリスクや。逆に。
高 ストレスや。
松 ストレスよ!・・おかしいで〜ほんまに。
高 ははは。

松 もう、腹立つで〜!腹立つねん!!
高 凄い、今の顔見したいわ(笑)
松 ははは。こないだ「HEYHEY」のスタッフと、にね、
   誕生会って焼肉屋つれてってもらって。
高 はいはい。六本木の。
松 それがちょっと、いいとこで、
高 うん。知ってる知ってる。地下んとこな。
松 うん。めっちゃうまいのよな。「あ〜ここうまいな〜」思て、そいで、話をしてて、
   「行こか、ええとこ見つけたらから〜」言うて。
高 うん。
松 んで、まあ、前の日に話したときに山下がおって、
高 うん。
松 「僕もいいっすかぁ?」また。「いやいや、お前はええって。」
高 「関係あらへん。」
松 「ええって。もうほんまに。」「いや〜また〜そんなアホなぁ〜。」
高 はは。またそれ言うわ。
   そんな顔しよんねん。「ええ〜またあ〜〜」みたいな。
松 顔するやろ?で、次の日にね、まあ待ち合わせでもないねんけど、おるからね。
高 うわっ。
松 ふつーーに。
高 誰に言われてきてんの?
松 分からんねや。で、普通におるし、「あ〜。」
高 なんでお前が味わってんねん!それ。
松 ははは。
高 ははは。
松 ごっつ腹立つねん!!
高 ははは。
松 そのうまみは、一体お前の何に変わんねん!
高 ほんまやな〜。ははは!それ、味わってんの?
松 味わってんねん。

高 あ、前、あれ食いに行ったやんか。俺と、松本と、
松 何?
高 鯛めし。
松 はいはいはい。
高 あの日も山下とジュニア来て、
松 そうそうそうそう。
高 もう、山下は「うまっ!」これ、横の方で「これ、うまいわ〜」
松 それでね何が腹立つってね、
   俺が食われへん高級なもんも、食えんねん。あいつはね。
高 うん。
松 俺、ほら、白子とかあかんねやんか。
高 うんうん(笑)
松 あれ高いやん。
高 高いし、うまいと
松 高いし、「うまいんやろな〜。でも、俺、食われへん。」
高 なんで食われへんの?
松 いや、ちょっと。
高 気持ち悪い?
松 ちょっと気持ち悪いねん。でも、それをあいつは食えるわけやんか。
高 腹立つやろ?それ。
松 「うまい。」
高 「ここの白子うまい。っあ〜。」腹立つやろ?ははは。
松 口だけは達者やから、何でも食えるし、で、高いもんほど好きやし。

松 お前はな、お前はな、俺にとっての子供?!
高 いやでもさ、それはなんかあんねん。
   神がなんや知らんけど、自分につけとかなあかんってもんやねんて。
   山下みたいな人間を。
松 そいでなんか、俺の毒素が抜けてるみたいな。
高 毒素が抜けてる。もしくはそれ、笑い、
   一応「怒り」っていう言葉に変えた笑いを作ってるのかもしれない。
   彼のお陰で。
松 でもね、子供のほうがまだましやと思えへんか?なんか、見てるだけでな、
高 癒される。
松 癒されることもあるんでしょうな。俺は知らんけど。あれなんやの?
高 まあな。

高 またそれで、「あー良かったな、うまいもん食わしたって。」
   っていう気持ちになられへんから、また腹立つ。
松 腹立つねん。で、こっちより倍楽しんでることが、たまらんねん。
高 ははは。
松 なんーにも返ってけえへんし。息子なら、老後のこととかもあるやん。
高 そんなことあれへん。
松 多分あいつのほうが、早いわ。
高 リターンないな。あれ(笑)
松 あれ、ほんーーーまにくそ!
高 いや、そんなこと言うたりなや、また(笑)
松 言うっちゅーねん!
高 山下、俺はな、長いことそんなおれへんから、
   ちょっと飲み行った時喋るくらいやんか。だから、俺、ちょいちょい山下いじるやんか。
松 うん。
高 で、自分がよう言うやん。
   もう毎回のように「あー自分、山下何もないで。」ってよう言うねんな。自分。
松 あー言うな。「まだ山下で」
高 「遊べんねや。」
松 「遊べんねや。」
高 「こいつなんにもないでー。」「おお〜」言う顔してリアクションとるけど、
松 「なんにもないことあるか!」
高 うん。で、それ見あたら、「あ、ほんまないな」とは思うんやけど(笑)
松 ・・チッ・あれも面倒みなあかんのやろか。
高 みなあかんねん。それはやっぱし。あーいうのがおるから、意外とアキとかも、
   いい感じに、より見えていって、こうなんかね。
松 うーーーん。
高 やっぱね、人間てね、差別やないけども、区別ってあるわけですよ。
松 うん。
高 こいつがおるから、こーいうふうにおもろなる、とか。やっぱなんかこう、
   上下におるから、おもろなる瞬間てあるからね。
松 あのね、そう言われればね、その前にヒノキっておったやろ?
高 おったねー。おった。
松 あれーがまた、ひどかったのよ!
高 自分、よう言うとったなあ。
松 まあ、ヒノキのひどさはまあもう、語り出したら、もう〜、
高 もうそらもう、
松 もう、ほんとに、
高 それは、3日でも終わらんぐらい。
松 ほんとに、むちゃくちゃあるけど、ほいで、あいつをとうとうもう、
高 破門にしたんや。
松 破門というか(笑)もうええ、と。もう知らん、と。
   もう吉本おるなら勝手におったらええし、
   俺はもう預かりしらん。と。お前は勝手にやれって言うて。まあまあ、決別したんや。
高 おお。
松 その何年後かに、
高 うん。
松 まったくおんなじような、形を変えて、
高 ははは。
松 山下というものに、化けて多分、俺の前に現れたんや。
高 だから、神がちゃんと自分に、与えしものなのよ。
松 んー。
高 うん。だから、そういう人間が一人おるねん。絶対に。
松 そう言えば、めちゃくちゃ似てんねん。

松 あれがね、形を変えてね、
高 来よるなー。
松 あれ、来よったのよ。生霊みたいなもんが。ヒノキの。
高 神がなー。いや、元々ヒノキってもんじゃないかもしれん。
   そういうなんか、神が、
松 はいはいはい。あ、じゃあ、今ヒノキはしっかりしてんのかもわからへんな。
高 しっかりしてんねん。だから、そういう、そいつが、
松 あ、ふわ〜っと山下のとこに、すっと入っていって
   「お、お、おはようございますぅ」
高 言っとんねん。
松 「うまい!あ、これはうまい。うまい。」
高 そいつが言うとんねん。だからな。ははは。
松 ははは。ちょっとほんま、誰か、霊媒士みたいな人に・・
高 ははは。どーーん!出てきたら、ひげもじゃの、もうー
松 いや、ほんーーまにそんなんちゃうかな。
高 ははは。凄いの出てくんのちゃう?胸毛ボーボーの。
松 すーーごいストレスたまるわけよ。
高 ちょっとでも、祈祷師やって、出てきたら、何が出てくるか見てみたいな。
松 見てみたいわ。
高 ぼわあ〜〜んって出てくんのかな。

高 いや〜大変やね。自分まだまだ、あーいう、
   だから、たとえここで山下と、まあなんかで逢わなくなったとしても、
松 うん。
高 絶対に、またそーいうの出てくるで。
松 うん・・。
高 うん。そーいうなんか、その霊魂みたいなんがひゅっと憑依して、
   自分のそばについてくるわ。
松 そうやな。それで、まあ、俺の厄払いになってんのかもわからんな。
高 なってんねん。うん。
松 でも、そう思うねんけど、だからこーいう奴にも、こーいう奴にもちゃんと、あのー、
高 飯食わさなあかん。
松 食わさなあかんなーとも思うねんけど、「こいつ、得過ぎるやろ!」と思うねん。
高 いやな、「うまっ!」
松 ははは、腹立つ。
高 口をもごもごしながら、「うっまあ〜、うまいっすね〜。」確かに言うてたわ。
   ひつこいぐらいに、あのー鯛めし屋のとこで、ひつこいぐらいに横で、「うまっ」
松 せやろ?でも、でもまあな、「・・うーん。」って言われたら、
   これはこれでどついたろかっていう話やんか。
   だからもう、何しても腹立つねん。
高 「うまい」言うても、終わりの頃にふっと変わっとるからな。普通の顔して。
松 そうそうそう、
高 あんだけ「うまい」言うてたのに。
松 結構残すし。
高 そらいかんな〜。
松 もう、アキとか大輔は、絶対もう、腹いっぱいでも、それは食べよんねん。
高 うん。良く出来てるなー。
松 うん。あれ、平気で残すからね。

松 俺、聞いた。山下をごっつい、山下という奴を一番分かりやすく、
   「あ、なるほどなー」って思た話があって。修学旅行があるやろ?あいつの。
高 うん。
松 あのー、中学の時と高校の時の。
高 うんうん。あいつのね。
松 あれな、あのー荷物つめるやんか。
高 うん。
松 あれ、全部おかんにさしてたんやて。
高 ええーー?なんで?
松 なんか、これが山下をね、凄く、
高 あーー。
松 こう、表してるなって感じがすんねん。
   おかんには、結構もう「やっといてくれ。」みたいな感じの奴やねん。
高 それがちょっと違うんやな。
松 違うねん。
高 それはあかんなー。
松 これは、考えなあかんで。あーいうことすると、あーいう過保護をすると、
高 あーいうもんが産まれてくる。
松 もう、ソフトビニールみたいな奴ができてくんねん。
高 ソフトビニールはええやんか(笑)
松 ははは。
高 それが何があかんのかわからんけど(笑)
松 ソフトビニール人形みたいなんが出来てくんねん。
高 あーソフトビニール人形(笑)
松 あれでもまだ、押したら「ぴゅう」鳴るだけ可愛いもんやで。
高 かわいいわなあ。
松 ほんまやわ。
高 見とったら癒されるもん。
松 せやろ?

松 あれ、ヒノキって凄かってんで。
高 あれ、俺、ヒノキってあんまり見てないのよね。
   その、ダメヒノキって。周りはみんな言うてたけど。
松 あれ、俺後半気付きだしてんけど、後半っていうか、気付き出してんけど、
高 うん。
松 「こいつ、わざとやっとるな。」って思った。
高 うそ〜〜。そら、わざとやってはないやろ。
松 違うねん。あのな、わざとはやってないけどな、
   潜在意識の中でわざとやってんねん。
高 んんん?
松 絶対そう。どっかで、わざとミスしてんじゃないねんけど、なんかミスをどっか潜在、
   どっかもう一人の自分がどっかでミスをしてて、
   そのことで怒られてる時、怒られんのは嫌やねんけど、
   その怒られてる時が凄く自分の存在がくっきり浮き出ることが、もうなんかこう、
高 生きがい?
松 嬉しくはないねんけど、生きがいにもう一人の自分がなってもうてる、という
高 ええ?そんなことになってんの?
松 こういうおかしなことが、絶対あると思うねん。
高 ほんまあ?
松 うん。絶対ある。
高 俺はな、山下見とってな、その「ガリガリ」もそうやけど、
   あのなチェック項目が少なすぎる。
松 うん。
高 人は、大体なんかやることに、
   人間生きてるとチェック項目が多くなってくるやんか。
松 うんうん。
高 「はいこれ、チェック、チェック、チェック」ね?
   町でこけたら、こういうとこは危ないね、チェック。
松 うん。
高 大体自分の中でチェック項目を100ぐらい用意してるわけですよ。生きてく中でね。
松 あるね、それは。
高 あいつ、5つぐらいしかないやろ?
松 うん。
高 「電気」とかそんなんしかないやん。
松 そういうことや、そういうことや。例えば、コーヒーをこぼすねん。
   「お前何してんねん!」て言うと、「コーヒーは、こぼしたらあかんねや。」って思うねん。
   「でも、紅茶は別や」っていう考え方やねん。
高 そういう考え方やろ?
松 広い視野では、物事を捕らえてへん。
高 捕らえてへん(笑)

松 もうめちゃくちゃやねん。もう右心房がおかしなことになってんねん。
高 はははは。
松 右心房と左心房がもう(笑)
高 左心室も(笑)
松 左心室に、右心房がずがあーーん!きてんねん。
高 ははは。
松 多分な。
高 動かへんやん。心臓(笑)
松 ははは。
高 血の流れおかしなるがな、んなもん。

松 ヒノキ、俺一回びっくりしてんけど、
高 うん。
松 駐車場でな、「車入れといてくれ」言うてな、
   有り得へんことがおこった。
高 何が起こった?
松 あのね、あのー、機械式のやつやねん。ガチャーンガチャーンて、こう、
高 うん。立体式のね。
松 立体のね。
高 うんうん。
松 ほいで、あのー俺の、駐車、あのー下に行くのな。下にも行くやつやってん。
高 うんうん。
松 両側から。
高 両側から回っていってな。
松 うん。「そこに車入れといてくれ。」「分かりました。」言うて、
   顔面蒼白みたいになって帰ってきて、 「すいません。やってしまいました。」
高 何?
松 「なんやねん。何をやることがあんねん。」
高 はは、
松 あのー、あーいうのってさ、
   あのー完全にバックしきれてへんかったら、レーザー光線みたいのが横にこう〜
高 あーあーうん。あるあるある。
松 あるんで、ブーー言うたまま、機械動けへんやんか。
   あの、ガッチャンガッチャンなれへんやんか。
高 なれへんなれへん。
松 せやのに、俺の車を駐車場で、ほんま、ぼーーぜんとしてんけど、
高 うん。
松 床にあご、がーん乗ったまま、どーん!ななめに上がって、こう、
高 ははは。
松 機械がーん下がってもうてるから、車がーん!なって
高 ははは、うわーーえびぞってんねや。
松 しゃちほこ、逆しゃちほこみたいになってんねやんか。
高 ははは。
松 「うっそーん」と。
高 マジで?えらいことなってるやんか(笑)
松 有り得へんやろ?
高 有り得へんな。
松 俺ね、もうね、
高 なんで?
松 ヒノキ怒るというよりね、もう気持ち悪かった。
高 その不運が巻き起こることが。
松 こいつが、こいつの不運というか。
高 うん。
松 なんやろ?これ?
高 磁場の悪さな。
松 だって、動けへんねんもん。ブーーっていって、車が、
高 普通やったらな。
松 ちょっとでも前に出てたら、ブーーいうたまま、
   なんぼボタン押したって、ガッチャンガッチャンなれへんもんが、
高 うーーん、なんでやろな。
松 分からん。いまだにわかれへん。
高 それは、でも、怒られへんな。
松 うーん、そうやな。そん時俺は、
高 「えええーーー?!」っていう顔するけど、「なんで車がえびぞってんねーん!」て。ははは。
   思うけど、「こんなえびぞりがあるんかえ〜!」と、思うけど、
松 ははは。車えびに、かかってた?今。
高 いや、全然かかってないよ。あんま言わんといて。そんなこと言うの。
松 うん。
高 そんな、分からんねやから、すっと流しといて。
松 ははは。
高 いや、そらびっくりするわ。
松 うん。

松 一回、ヒノキに「ちょっと、ビデオ借りてきてくれ。3本ぐらいでええわ。」言うて。
高 うん。
松 もう、あいつのことやから、言うてもしゃーないし、
   あのー観たやつあるかもわかれへんけど、
   まあまあまあまあ、「3本ぐらい言うといたらええやろ」思て、
   邪魔くさかったから、もう行かしたんや。
高 うん。
松 戻ってきたら、3本とも一緒の時に借りてたやつ、借りてきてるからね。
高 ・・えっ?
松 おかしいやろ?
高 おかしいな。
松 わざとやねん。絶対に。
高 ・・・わざとしてんの?なんでそんなことしてんの?
松 んーー。
高 理由がわかれへん。
松 潜在意識の中での嫌がらせ。
高 Mな自分を、
松 うん。
高 自分、Mやんか。
松 うん。
高 Mの松本を、喜ばせようという、
松 なんかあんのかも。
高 何かあるのかも。だから、本来は自分「嫌いや、嫌いや」言うけど、
松 うん。
高 実は、嫌いな人間ほど、ちょっと快感を得てんのかも、
松 いやいやいやいや、それは、今田と山下の関係やと思うで。
   俺は、もうーないもん。それは。

高 例えば、まあじゃあいいやんか。神様が自分に与えし刺客とするならば、
松 うん。
高 あいつは、なんのために自分とおんの?・・なんのためにおると思う?
   「あいつは」っていうか、その、そーいう人物は。
松 もしかしたら、
高 うん。
松 もしかしたら、その車のバーン!えびぞり事件の時に、あれがなかったら、
   俺あのまま車乗ってすぐどっか行ったら、大っきな交通事故に遭うてたとかそういうこと?
高 なるほどね。あの、ガリガリもそうやわ。
松 あーあー。なるほどなるほど。
高 この何日か車乗ってたら、危なかったで。
松 危なかったのかも。・・・めっちゃめえちゃあいつにとって、ええように考えたってるけどな。
高 物凄い(笑)
松 でも俺は、ジャガーのガリガリがなかったら、ジャガーで車乗ってて、
   大事故に巻き込まれて死んだとしても、あいつにガリガリしてほしなかった。
高 ははは。
松 ははは。
高 あ、そんなにガリガリしてほしなかったんや(笑)
松 ははは。
高 ほんま山下凄いな〜。
松 凄いやろ?
高 凄いな。

高 山下って、今結構番組あるの?その、前自分が言ってたあのー、MXテレビ・・
松 MXぐらいしかないんちゃう?あとまあ、ルミネ。ルミネ出たりするんちゃう?
高 あーそうか。
松 うん。だから、もうラジオ聞いてる人、ルミネ待ち伏せして、
高 見てみたらえーねんな。
松 いや、もう殴ったらえーがな。
高 あ、山下を。
松 普通に。うん。
高 いや、でも、なんか帰ってくるかもしれんで。自分に。殴ったら、
松 うん。
高 あかんて。あれがまた、違うことになって、パワーを得てまうから。
   人になんか、あいつがなんかやられると、
   自分にかえってくるみたいなことになったら、どうする?
松 はは。
高 楽しいに、うまいもん食わしてるから、これぐらいになってるのかもしれんで。
松 はは。

其の参 『 女のこういうとこはもっと気にしろ! 』

高 まあ、色々ありまして、リスナーからテーマをもらってます。
松 え〜?
高 ラジオネーム赤外さん。
   「松本さん、高須さん、こんばんは。このまえ彼女とキスをしようとしたら、
   彼女にヒゲが生えてました。なんか哀しかったのよ〜ってことで、」何を言うとんねん(笑)
   「テーマは、女のこういうところはもっと気にしろ!で喋ってください。」
松 あ〜〜。
高 いやもう、ヒゲの生えてる女は、あかんな〜。
松 でも、でもな、もうそれこれを言うてしまうとね、身もふたもなくなってしまうんやけど、
   もうね、この歳になるとねえ、大分寛大になれへんか?
高 いや、なってるよ。あのなってるけど、
松 うん。
高 「お前、それ何日め?」みたいなんあるやんか。
   「そこを見てみぬふりして、今日ここ来るなよ」みたいなんあるやんか。
松 うーん。
高 あ、ない?(笑)俺は、そーいうのみたら、「お前は、デリカシー」さっきの、
松 あーーでも、それは俺は、ほんとにごめんなさい。
   もう点数稼ぎのアホンダラと思われるかも、
高 出た。出た。
松 しれへんけど、
高 出た出た出た出た。
松 そんなことも包める愛情を、
高 出た。
松 俺は持てるようになってきたね。
高 なんやったら、もうキスしたらあたるぐらいの。ふわっと。
   上唇ぐらいに。ぱふん、ぱふん、とかって。
松 あーー。ありちゃう?それは。むしろ好んで。
高 自分、絶対嘘や(笑)
松 ほんまやって。
高 昔は、昔はさあ!自分さあ!あの、ハエが自分の彼女の顔に止まるだけでも、
松 頭に止まっただけでも、いややったし。
高 嫌やって言うたやろ?
松 ゴキブリ、飯食っててゴキブリが壁んとこに、ば〜出て、
高 うん。
松 それはもう、いや、ゴキブリが出た時点で、嫌やった。
高 その彼女ことが?
松 うん。
高 全然思えへん。
松 「ゴキブリを寄せとるな」って感じがしてもう〜。
   いや、「寄せとるな」っていうか、ゴキブリーーが出る運命の女なんや、と思った。
高 なんとも思いません。そんなもんは、全然かまへん。そこはおかしすぎる。
松 ははは。
高 過敏過ぎる。
松 でも、もう思えへん。
高 あーそう。

松 もう、なんでもえーやん。そんなん。
高 いや、おかしい。なんでもいいのはおかしい。それは身だしなみです。
松 あなた、いくつぐらいの、最近相手してる、相手してるっていうか。
高 いや、別に普通ですよ。
松 普通っていくつぐらいよ。
高 いや、そらまあ、普通ですよ。
松 ははは。だから、いくつぐらいやって。
高 いや、そらまあそら、そのー・・普通。
松 はははは。
高 自分の年齢に合わしたような、女性ですよ。
松 え、ちょっとまってなんで言えへんの?(笑)
高 いやいや、まあ、言わんでも、別にえーやんか。そんなん、決定する必要ないやん。
松 ははは。うわ、こいつやらしい。
高 でも!でも!いくつ、
松 いや、じゃあ、僕、言いますよ。
高 いくつぐらいの女性?(笑)
松 僕はまあ、言うたって、20、20ね?前後ぐらいじゃないですか。
高 え!20前後!?
松 20前後。
高 二十歳前後ってこと?下もあるわけ?!
松 下も別に・・
高 10いくつってこと?
松 あるんじゃないっすか、それは。
高 あー自分凄いねー。
松 なんですか?
高 そんな10代ないねー。
松 あ、まあ、俺もそんなにないけど、
   まあ、10代いうたって、19ぐらいとかそんなんじゃないっすか。
高 うんうんうん。はい。
松 ぐらいでしょ?で、39ですよ。19言うたら、20下でしょ?
高 うん。
松 ならねもうね、ちょっとね、あのーもう、なん、娘の感じもちょっと入ってくるやろ?
高 んーまあそうなんかなあ。
松 喋ってても。
高 うん。
松 だからもう、ヒゲがうっすら生えてようが、
高 うん・・違う違う。
松 なんか、そんなんも、
高 違う違う。そらあ、だって、自分の彼女に対してやで?
松 いや、彼女やけどな。そーいう彼女でもね。
高 そら、なんとなく、ぱっとじゃあ、
   「俺と飯食いに行こうや〜」って自分の彼女と俺が飯を食いに行くとするわね。
松 うんうん。
高 食った場合に、ふわっとヒゲが生えてる彼女が、
松 俺の彼女が?
高 うん。
松 うん。
高 なんとなく、「まっつんの彼女って、こんな感じなんや〜。」って思うのも嫌やから。
松 うん。
高 で、それも思うと自分もそう思うわけよ。
   自分の彼女を紹介するときに、まあまあ、紹介せんでも知ってるけど、
松 うん。
高 した時に、「あ、高須の彼女ってこんな感じで、ヒゲ生えてんねや。」ってやっぱり、
   なんとなくそれは、ちょっとした身だしなみやんか。そこは。
松 ははは。

高 やっぱ美しくあってほしいと思うね。
松 ふーーん。
高 ええの?
松 なくなってきたかなあ・・。
高 あーそう、うちのおかんなんか、もうボーボーですよ。
松 せやろ?それを、親父なんも言えへんやろ?
高 うーん、言えへんなあ。言うとたら、怖いなあ。
松 せやろ?言うてた方が、怖いやろ?
高 もう、言うたっけ?うちのおかん、電気カミソリでヒゲ剃ってたん。朝起きたら。
松 ははは。
高 俺、もう引いたわ(笑)
   朝起きて、部屋入ったら、ウィーーン、何度も上下してこすってんねんな?
松 ははは。
高 「何してんねん!」言うたら、「ひげそってんねやないの〜。」言うて、
   おや、親父の髭剃りで、もうあんなとこみたら・・(笑)
松 もう、な。
高 女ちゃうもん(笑)
松 両性具有や(笑)
高 両性具有(笑)
   あんーな見たないわ。だから、特に俺は、ひげにはそう思ってるのかもしれん。
   うちのおかんが、電気カミソリで、ンンンン〜〜(剃ってる音)やってたから。
松 ははは。
高 親父は、仕入れ行ってるのに。
松 親父、知ってるのかなあ。
高 知らんやろ〜。俺は、親父の前でおかんやってたら、怖いわ〜。
松 すごいなあ、でもなあ。
高 で、俺が開けても別に驚けへんで。「何?」みたいな顔して。
松 そうやな。そうやんな。
高 これ、おかしな感覚やで。
松 日常の一枚みたいなことやな。
高 日常の一枚や(笑)
松 日常の切り取った一枚みたいな。
高 いや、ほんまに(笑)
松 ははは。
高 そうやで。
松 アホかあ〜。
高 アホか思う。そんな子供に引かせるような、絵見せるな、思て。
   そんな一枚ないわ〜思って(笑) 俺、笑てもうたもん。もう。
松 ははは。

松 だからもうね、ケンカとかもあんまもう、なくなってくんのよね。俺なんか。
高 あー、俺もそやで。
松 やっぱ歳が近いからやなあ、腹立つこともあんねんけど、
高 うん。
松 もう10とか、
高 そうやな。
松 離れてくると、もう、男で10歳下の子に、
  「何をそんなに真剣にキレることがあんねん。」みたいな、
   そういうことでもあるのかもしれんけどな。
高 うーーん。まあでもそうなるよ。
松 怒るときは、怒らなあかんのかもしれへんけど。
高 でも、俺、あんま怒れへんなあ。
松 あ、そう。
高 うん。
松 俺、一度もう、昔はひどかったな。
高 あーそう。
松 もう、「甘口カレーが好きや」言われて、めちゃめちゃケンカしたことあるな。
高 えーやんか。それも。
松 もうね、国語辞典までもってこさしたからね、腹立って。
高 あ、言葉的なことか。
松 うん。あ、言葉的っていうか、カレーが甘いわけないやんか。
高 うん。まあ、甘口・・
松 「甘口カレー」なんて、言葉存在せえへんわけよ。カレーという言葉の意味は、
   もう辛いということが加わってるからあ、もうカレー自体が辛いもので、
高 うん。
松 「甘口カレーっていうのは、この世にないねん!」って言うて。
高 「甘い」ってことが、有り得へん。
松 「有り得へんねん。」っていう話をしだしたら、「絶対そんなことない」とか言うから、
   「なら、国語辞典持ってこぉ〜い!」言うて、ガ〜持ってきて、
高 うん。
松 「お前、お前はそしたらあれかぁっ!」言うえ、そのー、「クーラーがききすぎやからいうて、
   急に暖房に切り替えんのか、お前は〜!」
高 うん。
松 「お前が言うてる、甘口カレーっていうのは、そういう意味やろ。」言うて、
高 言うたんや。
松 そしたら、またなんか、
高 「あほ、あほ言いな!」
松 なんかこう、口答えみたいなことしてくるから、「ほんならお前、車乗っててな、
   スピード出しすぎやっていって、バックで走り出すんか、コラァッ!
   甘口カレーちゅうのは、そういう意味じゃっ!」
   「ほんなら、私はもう2度と甘口カレーを食べたらあかん言うことやねんなっっ!!」
高 全然違うやん(笑)
松 「そおじゃあ〜〜っ!!」
高 ええぇーーーっっ!!アホカップルやな、それ〜(笑)
松 ははは。
高 「食べたらあかんねんな」っていうことじゃないもん。
松 腹立ってきてえ。
高 それは・・まあ、楽しい時期やないの。
松 楽しないよ。そんなもん。

其の四 『 パール? 』

高 こないだ、おかん来たって言うたやんか。
松 言うてた。
高 親父とおかんと来たって言うたやろ?
松 あーあー。
高 うちの家来た時に、おかんの服見たら、もうねえ〜、恐ろしい。
   パール、パールや。「パール状のもの」って言ったほうが正しいわ。
松 うん。
高 もう、でかいパールや。有り得へんパールや。ははは。
松 あ、そんなもんは、阿古屋貝は預かり知りません。みたいな。
高 そんなに、でかい阿古屋貝はありません、みたいな。
松 わたくし、そんなもん吐き出したことございません、みたいな。
高 みたいなやつを、いかにも本物ちっくに、首に巻いてるから、(笑)
松 ははは。
高 俺はな、これは明らかに嘘もんに見えるから、
   もっとちっちゃいの細いのがあったら、本物かなって思うって(笑)
松 ははは。死んだらえーねん。
高 もうなあ、あの「パール=凄いもので装飾してまといつけてこな」っていう意識がね。
   東京に出てくるときには。どう見てんねやろね。
   そういうアクセサリーとかそういう意識を。
松 まあまあ、かましたらあかんと思ってんねやろな。
高 何を、嘘もんばればれやもん。
松 「あたしぐらいになったら、これぐらいの・・」
高 ははは。もう全然、合うてへんわ。もうびっくりするわ。
松 生態系おかしなるもんなあ。そんーな。
高 そんなパール吐いてもうたら(笑)
松 ははは。

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